就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活で内定を獲得するのは難しい...と思っていたのに、あっさり内定を獲得!
そんな状況が可能なのか?またあっさり獲得した内定で終わっていいのか気になりますよね?
そこで今回は、あっさり内定を獲得する方法をお伝えしていきます!
加えて、あっさり内定を獲得した場合に、その内定先に入社すべきかどうか注意点も詳しく解説しますね。
就活は内定数が重要ではなく、いかに自分に合った1社からの内定を獲得できるか。
それはまさに結婚のようなもので、最初に出会った人と結婚する人もいる。
あっさり内定を獲得することよりも、その内定先が自分に合っているかどうかが重要なので、ぜひこの記事を読んで「自分に合った企業からの内定」を追求しましょう!
あっさり内定を獲得できるなんて羨ましいです...!
でもその内定先が自分に合っていないと意味がない。早く就活を終えることが良いこととも限らないから、この記事を読んでいかに満足して就活を終えれるかを追い求めよう!
- 就活で1社目にあっさり内定を獲得することはできるのか?
- 就活で1社目からあっさり内定を獲得する方法
- 1社目であっさり内定を獲得した時に就活生が注意すべきこと
- 1社目であっさり内定を獲得した場合に多い要因
- 反対にあっさり内定を獲得できない場合の要因
- 本記事の要点まとめ
就活で1社目にあっさり内定を獲得することはできるのか?
就活というと、「内定を獲得するのは難しい」「何十社も受けなければならない」というイメージがありますよね。
実際、リクルート就職みらい研究所の「就職白書2022」によると、2022年卒の内定獲得率は約14%となっています。
(平均内定獲得数2.46社÷平均応募社数17.33社)
この数字を見る限り、やはり就活ではある程度数をこなすことも必要だと言えますね。
その一方、「案外あっさり内定が出ることもあるのでは?」と期待している人もいるでしょう。
もし1社目であっさり内定が出たらかなり気が楽になりますよね。
では、実際に1社目であっさり内定を獲得することは可能なのでしょうか?
まずはその可能性について説明していきます。
自身との適性が高く倍率が低い企業を早めに受けていれば十分にありえる
結論から言うと、1社目であっさり内定を獲得することは可能です。
しっかりと自己分析をして自身との適性が高い企業を選び、さらにそれが倍率の低い企業だった場合は、1社目だろうと内定が出る可能性は十分あるんですよね。
なぜそう言えるのかというと、新卒就活はポテンシャルや人柄など適性が大きな評価ポイントになるからです。
転職の場合、前職の経験やスキルの高さから即戦力として活躍できるか?というポイントで採用が行われることが多いです。
一方就活生は仕事に直結するスキルを持っていないため、「性格や価値観が自社と合っているか?」「入社後に成長が期待できるか?」という点が重視されるんですよね。
その証拠に、新卒採用で企業が掲げる「求める人物像」はチャレンジ精神やリーダーシップ、業界・職種への興味など適性に関することが多いです。
よって適性の合う企業を選ぶことで内定獲得の可能性を高められるんですよね。
それが倍率の低い企業であれば可能性はさらに高まります。
なので、自分との適性が高く倍率が低い企業を早めに受ければあっさり内定が出るかもしれません。
就活というと面接やSPIなどの選考対策をイメージする人も多いですが、それ以上に企業選びも重要ということですね。
一番早くていつ内定がもらえる?
就活で一番早く内定がもらえる時期は、「大学3年の9月」です。
就活は大学3年生の3月から本格解禁となりますが、それより早く内定が出ることもあるんですね。
とくに外資系企業に多いですが、夏休みのサマーインターンからそのまま選考に進み内定が出るケースがあります。
ただ、ここまで早くなくても本格的に内定が出始める大学4年の6月よりも前に内定を出す企業はいくつもあります。
早い時期の内定獲得(早期内定)については、以下の記事で詳しくまとめています。
できるだけ早い時期にあっさり内定を獲得したい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
就活は早く終了することが正しいわけではない点に注意
あっさり内定を獲得できたら嬉しいのは確かですが、就活生のみなさんにはひとつ注意してほしいことがあります。
それは、早く就活を終了することが正しいとは限らないということです。
就活中は「とにかく内定がほしい」「早くプレッシャーから解放されたい」という気持ちになってしまいますよね。早く終わらせて大学の研究やアルバイトに専念したい人もいるでしょう。
確かに就活を早く終わらせることには、精神的にも時間的にもメリットがあります。
ですが、早く終わらせることに意識が向きすぎると本当に入社したい企業を選べないというリスクもあるんですよね。
たとえば1社目のA社からあっさり内定が出たことが嬉しくて、深く考えずに就活を終了したとしましょう。この場合は後から「他の業界も見ておけばよかった」「今になって違うことに興味が出てきた」という気持ちになる可能性があります。
これは就活のどの時期でもあり得ることですが、早く就活を終了するとその分自分の目で企業を見る機会が少なくなるためよりリスクが大きいんですよね。
チャンスがあるにもかかわらず自らの意思で逃してしまうほどもったいないことはありません。
なので、あっさり内定=すぐに就活終了と安易に考えないようにしてくださいね。
どの時期にいくつ内定を獲得しようと最終的に入社するのは1社だけ。就活はその1社を選ぶための旅だから、あっさり内定が出ても残された期間を有効活用しよう。
はい、早く就活を終わらせることばかり考えないように気を付けます!
就活で1社目からあっさり内定を獲得する方法
早く就活を終了することが正しいとは限らないと説明しましたが、そうはいっても内定は早めに欲しいもの。
内定を1つ持っておけばそれより志望度の低い企業を受ける必要がなくなるし、精神的にもかなり楽になりますからね。
そこで次に、1社目であっさり内定を獲得するためにすべきことを紹介します。
就活はやみくもに進めてもうまくいかないので、ぜひ以下の方法を実践してください!
- 倍率が低い企業を受ける
- 逆求人サイトを使って自分に興味のある企業を受ける
① 倍率が低い企業を受ける
あっさり内定を獲得する1つ目の方法は、倍率の低い企業を受けることです。
当たり前のことなんですが、倍率が高い企業から内定を獲得するのは非常に難しいんですよね。
たとえば東洋経済オンラインの「内定の競争倍率が高い会社ランキング」によると、大手出版社の講談社は総合職の倍率が約300倍です。
その他にも、有名な大手企業には倍率100倍超えなんてザラにあります。
努力によって確率を上げられるとしても、ここまで倍率が高いともはや運。
もちろん挑戦はしても良いのですが、あっさり内定という目標には適していません。
なので、内定獲得に重きを置くならまず倍率が低い企業を狙ってみましょう。
倍率を調べるには、就職四季報やリクナビの「プレエントリー候補リスト登録人数
」を見るか、企業説明会の参加人数から予測するという方法があります。
② 逆求人サイトを使って自分に興味のある企業を受ける
続いての方法は、逆求人サイトを使って自分に興味のある企業を受けることです。
逆求人サイトとは、サイトに登録してプロフィールを入力するとそれを見た企業から「うちの会社を受けてみませんか?」とスカウトが来るサービスです。
従来の就活では就活生が企業を探しますが、その逆ということですね。
なぜ逆求人サイトがおすすめなのかというと、最小限の労力で自分に興味のある企業とつながれるからです。
スカウトを送ってきてくれるのは自分のプロフィールに興味を持ってくれた企業なので、その時点で自分との適性が高い証拠なんですよね。
よって内定獲得の可能性も高くなる。
冒頭でも説明した通り、就活において重要なのはいかに自分との適性が高い企業を探せるかという点です。
逆求人サイトを利用すればそれが効率的にできるので、ぜひ早めに登録しておきましょう。
僕がおすすめする逆求人サイトの賢い運用方法
僕が考える逆求人サイトの最も賢い運用方法を紹介します。
逆求人サイトは1つだけを利用するよりも、複数利用した方が自分のプロフィールを企業に読んでもらえる機会が増えます。
まずは1サイトでプロフィールを作り込み、他のサイトにコピぺすれば労力もそこまでかかりません。
これまで200以上のサイトを見てきた僕がおすすする逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
僕が今就活生なら利用するサイトを6つ厳選
ここで紹介した逆求人サイトを含めて、100以上ある就活サイト・就活サービスの中から、今僕が就活生なら絶対に利用するサイトを6つだけ厳選した記事を書きました。
「とりあえず最低これは絶対に使うべきだというサイトを教えて欲しい」という方は、こちらの記事を合わせて読んでもらえればと思います!
» 【結局どれ?】僕が今就活生なら絶対利用するのはこの6つ!
③ 就活エージェントを使ってピンポイントで適性が高い企業を受ける
3つ目の方法は、就活エージェントを利用することです。
就活エージェントとは、就活生ひとりひとりに担当アドバイザーがつき企業選びから内定獲得までを継続的にサポートしてくれる無料のサービス。
なぜ就活エージェントを利用すべきなのかというと、1から自分で探さなくても希望に合う求人に出会えるからです。
たとえば初回面談で「○○業界で倍率の低い優良企業を紹介してください」とお願いすれば、それに該当する求人をピンポイントで担当者が探してきてくれるんですよね。
エージェント独自の非公開求人を紹介してくれることもあります(非公開求人なら倍率も低い!)。
しかも就活エージェントは応募先企業とも関係を築いているため、選考突破のコツも教えてくれる。
つまり、就活エージェントを利用すれば最短ルートで内定獲得を狙えるんですよ。
なので逆求人サイトに登録するとともに、ぜひ就活エージェントも利用してください。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
④ 合同説明会で人事とのコネを作る
続いて紹介するのは、合同企業説明会で企業の人事とコネを作る方法。
ここで言う合同企業説明会とは、数十人の就活生と数社の企業で行われる中小規模の説明会のことです。
合同企業説明会というとリクナビやマイナビなどが開催する大規模なものをイメージする人が多いですよね。
ですが大規模な合同説明会は、本当にただの説明会という意味合いが強く採用につながることはほとんどありません。
参加する就活生の数も多いため、企業の人事に顔を覚えてもらうことも難しいです。
一方中小規模の合同説明会は企業も就活生も少ないため、それだけ密に関わることができるんですよね。
そこでコネを作っておけば、選考時にも有利になる可能性が高い。
場合によってはその場でエントリーしたり特別選考ルートを受けたりすることも可能です。
なので、ぜひ中小規模の合同説明会にも積極的に参加しましょう!
ちなみに、中小規模の合同説明会の中で圧倒的におすすめなのは「ミーツカンパニー」です。
僕自身、ミーツカンパニーの合同企業説明会を通して内定を獲得できました。
オンラインで参加できるイベントもあるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
⑤ リクルーター経由で内定を獲得する
あっさり内定を獲得する5つ目の方法は、リクルーター経由でエントリーすることです。
リクルーターとは、企業の社員が直接就活生にアプローチして内定獲得までつなげてくれる採用システムのこと。
通常企業が採用活動を行うときは求人サイトや就活エージェントなどを使うことが多いです。しかしそれだと莫大なコストがかかるし、目標人数を確保できないことも多いんですよね。
そこで自社の社員に「良い人材を集めてきて!」と指示を出すんです。それがリクルーターというわけですね。
リクルーター経由でエントリーした場合、リクルーターが面接のサポートなどをしてくれるため選考も比較的スムーズに進みます。
一般ルートよりも内定を獲得しやすくなるため、あっさり1社目で内定の可能性も高くなるんですよ。
リクルーターとつながるための方法
ここまでの説明を読んで「じゃあ自分もリクルーター経由で受けたい!」と思った人もいますよね。
ですが、残念ながらリクルーター制度は誰でも利用できるわけではありません。
ほとんどが大学経由の紹介であるため、その企業への採用実績がある大学や研究室に在籍していることが前提となります。一般的には旧帝大など有名大学の学生に紹介が来ることが多いですね。
もし大学経由での紹介が難しい場合は、自分で行動してつながりを作りましょう。
具体的には、以下3つの方法がおすすめです。
- 逆求人サイトでスカウトを受ける
- 中小規模の合同企業説明会に参加する
- OB・OG訪問サービスで社員とつながる
本来のリクルーターとは少し意味合いが違うかもしれませんが、これらの方法なら直接社員とつながることで内定獲得率アップを狙えますよ。
⑥長期インターン先からの内定を獲得する
最後に紹介するのは、長期インターンに参加してそのまま内定を獲得する方法です。
長期インターンとは、数カ月に渡りその企業の一員として仕事に取り組む就業体験のこと。
1日や1週間で終わる短期インターンの場合、内定に直結することはほぼありません。
ですが長期インターンは採用活動の一部として実施する企業が多いため、インターン中の頑張りや適性が評価されればそのまま内定が出ることがあります。
その場合改めて就活という形で選考を受ける必要がないため、就活生としてはかなり嬉しいですよね。
しかも実際に仕事を経験してみての内定なので、企業側も就活生側もミスマッチを回避できる。
給料が出ることが多いので、アルバイト代わりに参加すれば一石二鳥ですよ。
長期インターンの探し方については、こちらの記事で紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
1社目であっさり内定を獲得するには、こんなに色々な方法があるんですね。
もちろんこれらの方法を行ったからといって必ず内定を獲得できるわけじゃない。でも可能性を高められるのは確かだから、自分に合う方法を複数組み合わせてみよう!
1社目であっさり内定を獲得した時に就活生が注意すべきこと
ここまで1社目であっさり内定を獲得する方法を紹介してきましたが、就活生のみなさんにひとつ言っておきたいことがあります。
それは、あっさり内定獲得=就活の成功ではないということ!
それを理解しておかないと、せっかく内定を獲得できても不幸な末路になってしまうかもしれません。
そこでこの章では、1社目であっさり内定を獲得した就活生が注意すべきことを4つ共有していきます。
- 内定先がブラック企業じゃないか確認する
- 内定先と自身の適性を再度確認する
- 可能であれば現場の社員さんと直接話す機会を作る
- 1社目であっさり内定獲得したことを自慢しない
注意点① 内定先がブラック企業じゃないか確認する
まず注意してほしいのは、内定先がブラック企業じゃないかを確認することです。
内定を獲得することに夢中になって、入社後のことまで意識が向かない就活生がよくいます。
しかしいくらあっさり内定を獲得できても、それがブラック企業だったら就活は成功とは言えません。
入社後に辛い状況となってしまい、早期退職につながることも…。
そんな事態を防ぐためには、必ず内定先がブラック企業でないことを確かめてください。
具体的には、「エンライトハウス」や「Openwork」などの口コミサイト、就職四季報で労働環境や社員からの評判を確認しましょう。
もし同業他社と比較して明らかに労働環境が悪かったり悪い口コミが複数見られた場合は、ブラック企業である可能性が高いです。
その場合は可能であれば内定承諾を延長してもらい、就活を継続した方が良いですね。
ブラック企業を回避するためのポイントはこちらの記事で紹介しています。
注意点② 内定先と自身の適性を再度確認する
続いて、内定先企業と自身の適性を再度確認してください。
就活生のみなさんは、社会人経験がないゆえに自分に合う仕事・企業と言われても正直あまりピンと来ないかもしれません。
就活中にさまざまな企業の選考を受けたり社員と話したりすることで、「今まで興味なかったけどこの仕事も面白そうだな」「こっちの企業の方が自分に合っていそう」と新しい発見が生まれるものです。
しかし1社目であっさり内定を獲得するとそのように自分の目で企業を見る機会が少なくなってしまうんですよね。
本当に自分に合う企業なのかを確認せず入社を決めてしまうのはかなりリスキーです。
なのであっさり内定を獲得できたときこそ、内定先と自身の適性をよく確認するようにしてください。
自己理解のために他社の選考を受けてみたり、現場の社員さんから直接話を聞いてみたりすると良いでしょう。
注意点③ 可能であれば現場の社員さんと直接話す機会を作る
先程説明したように、1社目であっさり内定を獲得すると自分の目で見て他社と比較する機会が少なくなってしまいます。
よってその穴を埋めるために、可能であれば現場の社員さんと直接話をする機会を作ってください。
現場の社員さんと話すことで、具体的な業務内容や社内の雰囲気、人事や役員が教えてくれない本音などを知ることができます。
その社員が何をやりがいに仕事をしているのか、将来的に何を目指しているのかを聞いて見るのもおすすめ。
プライベートの過ごし方を知ることで、入社後の生活のイメージも膨らみます。
あっさり内定を獲得できたからこそ時間に余裕もあると思うので、ミスマッチを防ぐためにぜひ社員さんから話を聞いておきましょう!
注意点④ 1社目であっさり内定獲得したことを自慢しない
4つ目の注意点は、1社目であっさり内定獲得したことを周りの就活生や後輩に自慢しないことです。
思いのほか就活が上手くいくと、嬉しくてつい誰かに話したくなりますよね。
ですが就活中は精神的にセンシティブになる人が多いため、自慢をすると他人を傷つける可能性があります。
場合によっては敵意を向けられ人間関係が崩れることも。
わざわざ敵を作る必要はないため、報告するにしても自慢に聞こえないよう配慮してください。
もしどうしても自慢したい場合は、自分の親くらいに留めておいてくださいね。
冷静さを失わないことが大切なんですね。
その通り!あっさり内定を獲得できてもその後の行動次第では就活が失敗に終わる可能性もあるんだ。だから冷静に企業を見極め、周囲の就活生にも謙虚に接しよう。
1社目であっさり内定を獲得した場合に多い要因
ここまでの内容を読んで、自分もあっさり内定が欲しい!と意気込んでいる就活生も多いかと思います。
そこで次に、1社目であっさり内定を獲得した場合に多い要因を紹介します。
1社目であっさり内定を実現するために、ぜひこれらの要因を実践しましょう!
- 倍率が低い企業を受けた
- 自分と適性が高い企業を選べた
- 選考対策の精度が高かった
- コミュニケーション能力が元々高かった
- どの企業からも評価される実績やスキルがあった
要因① 倍率が低い企業を受けた
まず多いのが、倍率が低い企業を受けたことです。
実は、就活って受験とは違い努力だけでなく運や相性もかなり重要なんですよね。なぜなら、合否の判断をするのは人間の感覚だからです。
結婚や恋愛でも同じことが言えるんですが、いくらスペックが高くて条件に合う人でも「なんかピンと来ない人」は選ばれないんですよね。
もちろん就活においては公平な評価が行われますが、少なからず相性も関係してきます。
よってシンプルに倍率が高いと難しいし、低ければ内定獲得のチャンスが高くなるんですよ。
また、人気企業=自分にとって働きやすい企業とは限りません。
ニッチな分野で活躍している企業や大企業の子会社など、倍率が低くても魅力的な企業はたくさんあります。
なので内定を獲得したいなら、倍率の低い穴場企業を積極的に狙ってみましょう。
要因② 自分と適性が高い企業を選べた
続いて、自分との適性が高い企業を選べたことも要因のひとつです。
冒頭でも説明した通り、就活ではポテンシャルや人柄などの適性が高いと判断された人から優先的に選ばれるんですよね。
そして企業によって適性が高いと判断する基準は異なります。
たとえば、とにかく負けず嫌いで結果にこだわる就活生を求める企業もあれば、調和を重視するおだやかな性格の就活生を求める企業もある。
もし自分が負けず嫌いで闘争心のある性格なら、後者よりも前者の企業で評価されやすいでしょう。
逆に平和主義な性格なら、後者の方が向いています。
つまり、さまざまな企業がある中で自分の性格ややりたいことが合っている企業を選べば必然的に内定獲得の可能性は高まるということ。
なので、自分と適性が高い企業はどこなのかを把握し早めに受けることであっさり内定獲得につながりますよ。
要因③ 選考対策の精度が高かった
ここまで企業との適性や倍率について説明してきましたが、もちろん選考対策をしっかりやることも内定獲得には重要です。
たとえば、「御社の企業理念に共感して…」など浅い志望動機しか伝えられなければいくら倍率が低くても採用には至りません。
面接での話し方やマナーなどが悪目立ちしてしまう場合も、良い評価は得られないでしょう。
つまり、受かりやすい企業を選ぶとともに選ばれるための対策もしなければならないんですよね。
よってESや面接、SPI、グループディスカッションなどの選考対策は、満遍なく行うようにしてください。
特に就活前半は面接やグループディスカッションに慣れていない就活生も多いため、早い段階から取り組んでおくことであっさり内定獲得につながりますよ。
要因④ コミュニケーション能力が元々高かった
ここからは就活生自身の能力による要因となってしまうんですが、コミュニケーション能力が元々高い人は内定もあっさり獲得しやすい傾向にあります。
たまにいますよね、どんな相手ともうまく話せるコミュ力おばけのような就活生。
ではなぜコミュニケーション能力が高い人はあっさり内定を獲得できるのでしょうか。
少し古いデータなんですが、厚生労働省の「若年者の就職能力に関する実態調査結果」を見てください。
引用:厚生労働省「若年者の就職能力に関する実態調査結果」
採用時に重視する能力として企業が最も多く回答したのは、コミュニケーション能力(85.5%)でした。
なんと基礎学力(学歴)よりも重視する企業が多いんですよ!
多くの仕事は人とのコミュニケーションが基本なので、当然と言えば当然かもしれませんね。
なので、コミュニケーションが得意な人ほど1社目であっさり内定獲得の可能性も高くなります。
要因⑤ どの企業からも評価される実績やスキルがあった
5つ目の要因は、どの企業からも評価される実績やスキルがあったことです。
「えっ、新卒採用はスキルよりもポテンシャル重視じゃないの!?」と思うかもしれません。
確かに傾向としてはそうなんですが、飛びぬけた実績やスキルがあると企業の目に留まりやすくなるのも事実なんですよね。
たとえば、帰国子女で英語がペラペラとか、学生時代にビジネスを立ち上げたとか、研究論文を書き上げたとか。
特に外資系企業は実力を重視する傾向があるため、こうした実績・スキルを持っていると評価につながりやすいですね。
そうでない企業においても、やはり目を惹く実績・スキルがあれば興味は持たれやすい。
なので、そもそもハイスペックだからあっさり内定が取れたというパターンも考えられます。
就活生自身の能力に加え、企業の選び方や選考対策も重要ということですね。
すぐに能力を磨くのは難しいけど、倍率や適性を考慮した企業選びや選考対策なら今からでもできる。だから努力次第であっさり内定獲得の可能性は上げられるんだよ。
反対にあっさり内定を獲得できない場合の要因
次に、反対にあっさり内定を獲得できない要因を説明します。
この中にもし自分と重なる部分があった場合は、そこを改善してあっさり内定獲得を目指しましょう!
- 倍率が高い企業ばかりを受けている
- 自分との適性が低い企業を受けている
- 人に伝えることが苦手である(選考対策が甘い)
要因① 倍率が高い企業ばかりを受けている
倍率が高い企業ばかりを受けている就活生は内定獲得も手こずってしまう傾向にあります。
「人気企業は受けるな」と言っているわけではありません。むしろ挑戦する姿勢は素晴らしいと思います。
ただ、そもそも就活って落ちることの方が多いんですよね。冒頭でも説明した通り、内定獲得率の平均は約14%なので。
その状況でさらに倍率の高い企業に挑むとなれば、よほどハイスペックな就活生でない限り簡単には内定を獲得できないんですよ。
よってあっさり内定を獲得するという目標があるのならば、やはり「倍率の低い企業を狙う」という視点も必要かと。
倍率の低い企業を狙って内定を獲得し、その上で人気企業を受けた方が自信を持って臨めますよ。
要因② 自分との適性が低い企業を受けている
2つ目の要因は、自分との適性が低い企業を受けていることです。
何度も言うように、内定獲得で大切なのは企業が求める人材に合っているかなんですよね。
たとえば、もしあなたが「若いうちから責任ある仕事をガンガンやって、早く出世したい!」と考えているとしましょう。
それなのに年功序列の大企業を受けても、「優秀だけどうちには合わないかな」「出世できなくて辞めてしまいそう」と思われて落とされる可能性が高いです。
将来やりたい仕事や価値観が企業の方針と合わない場合も然り。
この場合、決してあなたが優秀でないから落ちるのではありません。受けるべき企業が間違っているだけです。
なのであっさり内定を獲得したいなら、そもそも自分に合う企業なのか?はよく検討してください。
要因③ 人に伝えることが苦手である(選考対策が甘い)
続いての要因は、人に伝えることが苦手であることです。これはコミュニケーションが下手という意味ではなく、単に選考対策が甘かったということですね。
就活では限られた文字数・時間で自分の強みや入社への熱意を伝えなければなりません。
いくら優秀でも、ESや面接などの選考でそれが伝わらなければ意味がないんですよね。
一方でESや面接で聞かれることはある程度決まっています。
たとえば、ほとんどの企業で自己PRや志望動機は聞かれますし、長所がガクチカも王道の質問ですよね。
こうした質問への回答を準備しておくことで、企業に自分の考えがしっかり伝わるため好印象につながります。
逆に定番の質問にもうまく答えられなかったら、企業はコミュニケーション能力以前にやる気を疑ってしまう。
選考対策は努力で改善できる部分も大きいので、あっさり内定を獲得しないなら手を抜かずやってくださいね。
あっさり内定を獲得するには、コツがあるということですね。
就活はやみくもに頑張ってもうまくいかないからね。あっさり内定獲得を目指すなら、ここで紹介した要因は徹底的に避けよう。
この要素を含めた内定が出ない原因についてはこちらの記事で詳しくまとめています。ぜひ参考にしてくださいね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
就活はやり方次第で1社目であっさり内定を獲得することも可能です。
そのためには、自分との適性が高く倍率の企業を選び基本的な対策をしっかり行った上で選考に臨みましょう。
ただし、あっさり内定を獲得して早く就活を終了することが正解とは限りません。
どの時期にいくつ内定を獲得しようが最終的に入社するのは1社だけ。
その内定先が自分にとって最良の1社なのか、もう一度よく考えてみてください。
もし不安であればすぐに就活を終了せず、自己理解のために他の企業を見たり内定先の社員と話す機会を設けてくださいね。
この記事を読んだみなさんが、あっさり内定を獲得して納得のいく就職ができますように。
ちなみに、この記事を読み終わったら「【内定をもらいやすい人の特徴10選】人事に評価される人とは? 」も読んでみてください。
どんな人が内定をもらいやすいのか、その特徴をまとめています。
内定をもらいやすい人になる方法も解説しているので、あっさり内定を獲得したい人ほどぜひ読んでくださいね!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう!
【本記事の要点】
- 自分との適性が高く倍率の企業を早くに受ければ1社目であっさり内定を獲得することは可能。
- あっさり内定を獲得するための方法は、逆求人サイトや就活エージェントを利用する、中小規模の合同企業説明会に参加する、リクルーター経由で受ける、長期インターンに参加するなど。
- 1社目であっさり内定を獲得したときは、内定先がブラックでないか、自分との適性が高い企業であるかを確認する。可能であれば現場の社員から直接話を聞く。
- 倍率が高い企業や適性の低い企業を受けている人、選考対策を怠っている人はあっさり内定を獲得できない傾向にあるため避けるべき。