就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕が就活生の時、同級生で「俺は10社しか受けないよ!」と言ってる人がいました。
結果、6月を過ぎてその10社すべて不採用となり、焦って追加でエントリーを始めたんですよね。
就活において重要なことの1つは心の余裕です。
そのために僕はエントリー数をしっかりと確保することをおすすめしています。
ですが、エントリー数を増やしたくない人もいるかもしれません。
そんな人のために、今回は「10社しか受けないのはありなのか?」詳しく解説していこうと思います!
10社しか受けないリスクや、自分に合った企業の探し方まで解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!
10社しか受けないなら、選考も少なくて楽ですよね。でもそんなに少ないエントリー数はありなのでしょうか?
結論から言うと、その10社の人気度や既に内定が出そうかどうか、状況によって10社だけでも良いかは異なる。詳しく解説していくよ!
- 就活で10社しか受けないのは基本的には避けるべき
- 一般的な就活生は平均何社受ける?
- 10社しか受けたくない就活生向けのエントリー数の増やし方
- 就活で10社しか受けないことのデメリット【3選】
- 就活で10社しか受けないことのメリット【3選】
- 【基礎知識】就活では何社受けて1社からの内定が獲得できる?
- 就活で10社しか受けないことに関してよくある質問
- 本記事の要点まとめ
就活で10社しか受けないのは基本的には避けるべき
結論から話していきますね。
キャリタス就活の調査を参考にすると、24卒の5月時点でのエントリー数の平均は23.2社でした。
(この調査データは1252人を対象としているので、かなり信憑性が高いです)
また直近3年間で見ると、1人あたりの平均エントリー数は25社でした。
株式会社ディスコによる調査データ | |
---|---|
年度 | 平均エントリー数 |
24卒 | 23.2社 |
23卒 | 24.7社 |
22卒 | 27.1社 |
直近3年の平均 | 25社 |
このデータと比較すると、就活で10社しか受けないのは平均よりも大幅に少ない。
よって一般的な就活生なら、10社しか受けないのは避けるべきだと言えます。
既に内々定が出ている企業があれば10社でも良い
しかしエントリー数は状況によってベストな数が異なります。
まず既に内々定が出ている企業があるのなら、10社でも問題ありません。
例えば、長期インターンに参加していて、そのインターン先からの内定が出ている。
他にも、早期選考のイベントで「ここなら入社したい」と納得できる内々定が出ている場合には、10社しか受けなくても全く問題ありません。
10社しか受けないリスクは、要するに全落ちにあるので、内定が確保できているなら少ないエントリー数でも問題ないですね。
受ける10社がすべて倍率の低い企業なら10社でも良い
次に、受ける10社がすべて倍率が低い企業なら問題ないです。
同じ「1社へのエントリー」でも、その内定獲得の期待値は大きく異なります。
倍率が100倍の企業を受けるよりも、倍率が2倍の企業を受ける方が内定が出る可能性が高いですよね。
よってエントリーする10社がすべて倍率3倍以下のような場合には、10社でも内定が出る可能性が高いので全落ちの可能性を避けることができます。
【結論】基本的には30社以上は受けるべき
これらは例外として、一般的な就活生は平均以上は受けるべきです。
ちなみに僕がおすすめするのは、50社以上のエントリーです。
50社エントリーできれば、書類通過率が5割だとして25社の選考に参加することができます。
25社選考に参加することができれば、面接の場数も踏めて、本命企業までに十分な選考慣れができます。
エントリー数の増やし方は、後の章でも詳しく解説しますが、エントリー数を増やすのにおすすめの就活サイトを100サイト以上から厳選しました。
マイナビだけしか使っていない!など、就活サイトの活用が甘い人はぜひ参考にしてくださいね!
» 【結局どれ?】僕が今就活生なら絶対利用するのはこの5つ!
僕は初対面の人と話すのが苦手なので、特にエントリー数を確保して、面接の場数を踏んで慣れることが大事ですね。
そうだね。10社しか受けない場合、選考に慣れるための場数が少ない。本命企業が大手で倍率が高いなら、それは避けるべきだよ。
一般的な就活生は平均何社受ける?
ここで一般的な就活生のエントリー数についてもう少し深掘りします。
先の章で、キャリタス就活の調査を引用しました。
22卒〜24卒の直近3年間の平均エントリー数は25社でしたよね。
僕は16卒ですが、このエントリー数を見た時に「少ない!」と思いました。
実は平均エントリー数は、ここ最近どんどん少なくなっているんですよね。
まさに就活生が有利な売り手市場です。
実際、マイナビが公開しているデータを見ると、いかに最近の平均エントリー数が少なくなっているかが分かります。
▼マイナビが公開している平均エントリー数のデータ
株式会社マイナビによる調査データ | |
---|---|
年度 | 平均エントリー数 |
19卒 | 29.3社 |
18卒 | 40.0社 |
17卒 | 45.7社 |
16卒 | 57.2社 |
15卒 | 92.5社 |
14卒 | 74.2社 |
13卒 | 69.0社 |
12卒 | 83.3社 |
11卒 | 80.1社 |
10卒 | 77.1社 |
09卒 | 66.3社 |
08卒 | 81.5社 |
07卒 | 76.2社 |
06卒 | 90.3社 |
05卒 | 91.1社 |
04卒 | 90.4社 |
平均 | 71.5社 |
引用:マイナビ新卒採用サポネット「データ集」
04卒〜19卒までの平均エントリー数は71.5社。
直近のエントリー数と比較すると、46.5社も違いがあります。
あくまで直近の 1人あたりの平均エントリー数は25社ですが、長い年度で見るとそれは非常に少ないエントリー数であることを押さえておくべきです。
そうすれば「25社受けてすべて不採用になってしまった!平均のエントリー数受けたのにすべて不採用なんて自分はダメ人間だ...」と落ち込むことがなくなります。
» 就活でのエントリー数の平均とベストは?【複数内定者が解説】
なるほど!直近だと1人あたりの平均エントリー数は25社と少ないですが、長い目で見るとそれは今だけで、エントリー数の平均が90社を超える時代もあったんですね。
そうだよ。だからエントリー数の平均はあくまで「平均」として考えて、1社落ちたら1社エントリー数を増やすといった感じで、エントリー数に縛られず、エントリー数を増やすことが重要だと僕は考えているよ!
10社しか受けたくない就活生向けのエントリー数の増やし方
ここまでの結論として、就活で10社しか受けないのは非常に少ないこと。
更には、22卒〜24卒の3年間の平均エントリー数は25社と把握できました。
よって、まだ10社しか受けていない人はエントリー数を増やすべきです。
そうすることで、全落ちするリスクを減らすことができますからね。
もちろん闇雲にエントリー数を増やすのはNGで、"自分に合った企業の"エントリー数を増やす必要があります。
では具体的にどういう手段でエントリー数を増やせば良いのか?
僕がおすすめの方法をここでは3つ紹介していきます。
【おすすめのエントリー企業の増やし方】
- 就活エージェントから企業を紹介してもらう
- 逆求人サイトを利用してスカウト経由で受ける
- ホワイト企業に特化した求人サイトを利用する
①就活エージェントから企業を紹介してもらう
まず最初におすすめなのが、就活エージェントの利用です。
就活で10社しか受けないという方は、そもそも「就活のやり方がよくわからない」とか「どうやって企業を選べば良いのかわからない」という人が多い。
そこで、自己分析から企業紹介、更には面接対策までを無料で一緒におこなってくれる就活エージェントの存在が有効なんですよね。
就活エージェントはオンラインで利用でき、かつ無料なので非常に良いサービスですが、注意点としては質の高い担当者だけ継続利用するようにしてください。
初回面談を受けて「この人の言うことは納得できる、有益だ」「この人が紹介してくれた企業は興味が持てる」という場合のみ、継続的に頼るという使い方がおすすめです!
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
②逆求人サイトを利用してスカウト経由で受ける
次に「効率的にエントリー企業数を増やしたい」という就活生におすすめなのが、逆求人サイトです。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくことで、企業側からスカウトが届くタイプの就活サイト。
自分で企業を探す手間が省けるのと、企業側がプロフィールを読んだ上でスカウトしてくれているので、実質「書類選考を通過した企業」だけにエントリーできるのが魅力なんですよね。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
③ホワイト企業に特化した求人サイトを利用する
そして最後に、手前味噌ではありますが、僕の会社で運営している「ホワイト企業ナビ」をぜひ利用してみてください。
ホワイト企業ナビは、僕が就活生の時に感じていた「残業時間・年間休日・離職率がすべて平均よりも良い企業だけが知りたい」という思いを形にした求人サイトです。
ホワイト企業ナビに掲載できる求人は、以下の3条件をすべて満たす企業のみ。
よって「ホワイト企業だけをピンポイントで知りたい」という方は、ぜひ見てみてください!
(求人も1つ1つめちゃくちゃ詳しく記載することを徹底しています!)
ここで紹介した就活サイトを含め、すべてをおすすめランキングとして紹介した記事も書いているので、「どんな就活サイトが存在するのか広く知りたい!」という就活生はこちらも合わせて読んでみてくださいね!
» 就活サイトおすすめランキング【1位-50位】就活のプロが厳選!
マイナビやリクナビで自分で求人を探すだけでなく、就活エージェントから紹介してもらったり、逆求人サイトでスカウトを得ることでエントリー数を増やすことができるんですね!
そうだよ!これらを合わせて活用すれば、効率的に自分に合った企業のエントリー数を増やせるから、エントリー数が少ない就活生は情報として頭に入れておくと良いよ。
就活で10社しか受けないことのデメリット【3選】
ここまで就活で10社しか受けないことはありなのか解説してきました。
この章から、エントリー数が少ないことのデメリットとメリットを解説します。
デメリット、メリットの両方を把握した上で、どのぐらいのエントリー数を確保していくのか自分なりに戦略立てするようにしてみてください。
就活には正解がないので、こうして自分が考える最適解、戦略を立てることが重要なので!
【就活で10社しか受けないことのデメリット】
- 全落ちする可能性が高まる
- 各選考に慣れる機会が減る
- 落ちた時の精神的なダメージが大きい
デメリット① 全落ちする可能性が高まる
まず10社しか受けないことの最大のリスクが、全落ちすることです。
就活は大学受験と違って、倍率が3倍、4倍は当たり前の世界。
人気の東証プライム上場企業になると、数十倍、数百倍がザラになってきます。
また、人気企業は上位大学の超優秀層もエントリーするため競争が激しい。
こうした中、10社しか受けないことは、すべて不採用になる可能性を高めますよね。
もちろん全落ちが確定したら、そこからエントリーをすることもできます。
ですが、その時はかなり余裕がなくなっている。
余裕がない状況だと「どの企業でも良いから内定が欲しい」という思考になってしまって、ミスマッチを起こしやすいので注意しましょう。
仮に全落ちしてしまった時の対処法は、別記事でまとめています。
「全落ちが怖い」という方は、こちらの記事も次に読んでみてください。
» 【就活で全落ちしたらどうする?】これからすべきことを5ステップで解説!
デメリット② 各選考に慣れる機会が減る
次に、就活で10社しか受けないことのデメリットは、選考に慣れる機会が減ること。
例えば、僕は面接が得意です。
それはもともと得意だったわけじゃなくて、90社以上エントリーして、50社ほどの選考に進んだ結果、慣れていったんですよね。
最初は「何を聞かれるのかな!?回答に詰まったらどうしよう」と、面接にビビり散らかしていた。
しかし、慣れてくると「回答に詰まったら素直に謝れば良いや、面接後に回答できなかった内容を今一度まとめました、とお礼メールすれば評価されるだろう」と自分なりにうまく立ち回れるようになったんですよね。
人間の最強の能力の1つが「慣れ」です。
そのためには場数が必要で、10社しか受けないとなると、面接やグループディスカッションなどの選考に慣れることが難しい。
そうすると本命企業の選考で、最大のパフォーマンスが出せない可能性もありますよね。
この「慣れ」の重要性を理解し、最低でも平均である25社は受けるようにすると良いと僕は思います。
デメリット③ 落ちた時の精神的なダメージが大きい
そして最後に、10社しか受けないと、1社落ちた時の精神的なダメージが大きい。
「うわ、もうあと9社しかない...」というように追い詰められたり、焦ります。
もちろん既に内定を獲得していれば話は別ですが、1社からも内定が出ていない状態で、選考企業数が減っていくと本当に焦ります。
僕がとっていた「1社落ちたら1社エントリーする」という戦略を、ぜひ活用して、自分のメンタルケアをすることも重要ですよ!
たしかにエントリー数が少ないと、これらのデメリットが生じますよね。
そう。こうしたデメリットがあることを理解した上で、エントリー数について考えるようにすると良いよ。
就活で10社しか受けないことのメリット【3選】
一方で、就活で10社しか受けないことはメリットもあります。
さすがに10社は少ないかなと僕は思いますが、エントリー数が少ないことのメリットは以下のとおりです。
【就活で10社しか受けないことのメリット】
- 1社あたりの選考対策や企業分析にかける時間が多くなる
- エントリー企業への本気度をアピールできる
- スケジュール管理が簡単
メリット① 1社あたりの選考対策や企業分析にかける時間を多く取れる
まずエントリー数が少ないと、1社あたりにかける選考対策や企業分析の時間を多く取ることができますよね。
特に企業分析に関しては、僕は90社以上受けていたので、かなり大変でした。
(志望度の高さによって、企業分析にかける時間を調整するなどして対策してましたね)
その点、10社しか受けないなら1社1社、めちゃくちゃ丁寧に企業分析することができます。
もちろん選考対策や企業分析は時間をかければかけるほど効果が出るものではなく、選考対策に時間をかけすぎると、「対策しなかった質問に柔軟に対応できない」という事態にもなりかねない。
ですが、エントリー数があまりに多すぎて企業分析が甘くなると、そもそも自分に合った企業なのか、今後成長性のある企業なのかを判断することも難しくなりますよね。
エントリー数が少ないと丁寧に企業分析ができる点は、大きなメリットだと言えます。
メリット② エントリー企業への本気度をアピールできる
次にエントリー数が少ないと、エントリーした企業に本気度をアピールできます。
他社の選考状況を企業から聞かれた時に、「私は心から入社したいと思える企業しか受けておらず、そもそも10社しか受けていないのですが...」という志望度の高さを示す前置きが言えますよね。
エントリー数が少ないことは、企業側にとっては評価対象になります。
なぜなら内定を出した時に、入社してくれる可能性が高いと判断できるから。
極端な話、「私はこの就活で、御社しか受けていません」と伝えれば、めちゃくちゃ志望度の高さを示せるわけです。
(一方で、大量にエントリーしている人は、その分多く内定が出る可能性があるので、企業側としては内定を出した時に内定辞退される可能性が高いと判断できます)
就活において、志望度の高さを伝えることは超重要です。
その点、エントリー数が少ないことは志望度の高さを示すことに繋がるので、メリットと言えますね。
メリット③ スケジュール管理が簡単
そして最後に、10社しか受けていない場合はスケジュール管理が簡単ですね。
僕が90社以上エントリーして、50社以上の選考に参加している時は、面接日程がかぶることもあってバタバタでした。
僕はバタバタしている方が好きなのでそれで良いですが、バタバタすると焦りすぎる人や、すべてが嫌になってしまうタイプの人はエントリー数は少なく抑える必要があります。
メールの管理が苦手、スケジュール調整が苦手、バタバタすると焦るというタイプの人にとって、スケジュール管理が楽なのは大きなメリットになります。
なるほど!エントリー数が少ないことはメリットもあるんですね。
そうだよ。でも10社はさすがに少ないから、平均の25社を目安にエントリー数を少なく抑えるのも1つの戦略だと言えるよね。
【基礎知識】就活では何社受けて1社からの内定が獲得できる?
この章では、今回の話と関連してよく聞かれる「就活では何社受けて1社からの内定が獲得できるのか?」について回答していきます。
たしかに何社受ければ内定が出るのか気になりますよね。
もちろん受ける企業の倍率や、受ける本人の選考対策状況によって大きく異なります。
ですが、平均的な話をすると、まずエントリーシートの通過率は約7割*です。
(*就職四季報に公開されている大手企業38社の平均をとると68%でした)
そして1次面接〜最終面接までの通過率が5割と仮説立てると、以下のようになりますね。
エントリー者数:100人
エントリーシート通過者:70人(通過率70%)
1次面接通過者:35人(通過率50%)
2次面接通過者:17人(通過率50%)
最終面接通過者:8人
=内定率:8%
これはあくまで各面接の通過率を5割と仮定した場合です。
ですが、あながち乖離した数字でもないと言えるので、内定率は8%。
そうなると、13社うけて1社内定を獲得できるという計算になります。
倍率が低く、知名度の低い中小企業・中堅企業になれば、これよりも通過率が大幅に増えると思いますが、それでも10社に1社受かるぐらいの見積もりを持っておく方が良いと思います。
▼関連記事
» 【エントリーシートの平均通過率は68%】通過率を上げる戦略も解説!
これはあくまで1つの目安であって、選考対策がしっかりできていて、エントリーシートや面接で自分の魅力をしっかり伝えられる人は10社受けて10社受かる人もいる。
一方で、100社受けても1社も受からない人もいます。
就活は「適性」と「選考対策」で決まるので、自分と適性の高い企業をしっかりと選び、自分のことを面接官にしっかりと伝えられるよう選考対策をすることで、内定を獲得できる可能性を底上げすることができますよ!
就活で10社しか受けないことに関してよくある質問
この章では、ここまでで解説しきれなかった質問に答えていきます。
就活で10社しか受けないことに関連して、よくある質問なので目を通してくださいね。
質問① 就活は意外とすぐに受かるものですか?
就活で意外とすぐに受かるためには、以下の要素が必要です。
これらの要素が揃っていれば、意外とすぐに受かりますね。
【すぐに受かるための要素】
- 面接官に自分のことを伝えられるほど自己分析ができている
- 自分と適性の高い企業を選んでいる
- 倍率が低い企業を選んでいる
- 志望度の高さを伝えられている
反対に、どれだけ学歴が高くても上記の要素がないと全然受かりません。
何度も言うように、就活は「適性」と「選考対策」で決まってきます。
よって、いかに自分に合う企業を選べるか(自分の強みを理解してそれを活かせる企業がどんな企業かを考える)、自己分析を含めて、面接官に自身の性格や魅力を伝えられるほどに選考対策を深められるかがポイントになってきますね。
質問② 就活では何月までに内定がないとやばいですか?
就活は最後の最後、大学4年生の3月まで内定は獲得できます。
よって何月までに内定がないとやばいということはありません。
ですが、あまりに後半になると焦りが出て、企業選びの精度が落ちる。
よって、大学4年生の10月までには内定を獲得しておきたいですね。
具体的に10月に内定がない場合の動き方を解説した記事も書きました。
合わせてチェックしてください!
» 【10月に内定がない時の対処法】最短で内定を獲得する施策を共有!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活で10社しか受けないことのメリットとデメリット、結論としてそれはありなのかどうか僕の意見が1つに参考になれば嬉しいです。
就活には正解はありません。
自身の状況や性格によって、最適な戦略は異なってきます。
だからこそ、その戦略を立てるために、その選択ごとのメリットとデメリットを把握することが重要なんですよね。
皆さん1人1人に合った戦略を立てられるような情報を、今後もこの就活攻略論では発信し続けていきます!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 就活で10社しか受けないのは平均エントリー数に比べて大幅に少ない(22卒〜24卒の5月時点での平均エントリー数は25社)
- 就活で10社しか受けないのは基本的には避けるべきだが、既に内定を獲得している場合や、10社すべて倍率が低い企業であれば10社で十分とも言える。
- 僕の考えとしては最低でも平均の25社以上は受けるのがおすすめ。
- 就活で10社しか受けないことのデメリットは、「全落ちする可能性が高まる」「各選考に慣れる機会が減る」「落ちた時の精神的なダメージが大きい」が挙げられる。
- 一方で、就活で10社しか受けないことのメリットとして「1社あたりの選考対策や企業分析にかける時間が多くなる」「エントリー企業への本気度をアピールできる」「スケジュール管理が簡単」が挙げられる。