就活生の皆さん、こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです!
僕は就活生の時、約90社にエントリーしました!
しかしそれは平均よりもかなり多く、実際に面接まで進んだ企業はそれよりもかなり少ないです。
では一体、何社ぐらいにエントリーするのがベストなのか?
また就活生は平均で何社ぐらいエントリーするのかも気になるところ。
そこで本記事では「就活でのエントリー数のベスト数と平均数」を共有します。
加えて「効果的なエントリー数の増やし方」まで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください!
エントリー数が少ないと1社落ちるごとの精神的なダメージが大きすぎる。
この記事を通してエントリー数に関する知識を蓄えておきましょう。
就活では何社ぐらい受ければ良いのか気になっていました!
今回は平均のエントリー数を元に、何社受けるべきか解説していくよ!
- そもそも就活における「エントリー」とは?
- 就活生1人あたりの平均エントリー数は25社
- 就活での適切なエントリー数は?【就活マンが考えるベストなエントリー数】
- 50社以上エントリーするための「エントリー数の増やし方」
- エントリー数の今後の推移に関する考察
- エントリー数が“多い場合の”メリットデメリット
- エントリー数が“少ない場合の”メリットデメリット
- 自分に合ったエントリー数で就活を進めるポイント
- 今回のまとめ
そもそも就活における「エントリー」とは?
就活におけるエントリーとは、選考を受けるため手続きのことを指します。
エントリーは大きく2種類に分けられ、正式にエントリーを進めるための「プレエントリー」と、エントリーシートや適性検査を通して正式にエントリーをする「本エントリー」があります。
【エントリーの種類は2種類】
- プレエントリー|本エントリーするために基本情報を送る手続き
- 本エントリー|ESや適性検査を受けることで正式に選考参加する手続き
プレエントリーの時点では、まだ正式に選考に参加したことにはなりません。
プレエントリーをしてメールアドレスや基本的な個人情報を送ることで、本エントリーのお知らせが届き、本エントリーをもって正式な選考参加となります。
なるほど!マイナビやリクナビで最初に送るエントリーはプレエントリーで、その後に企業側から「ESを送ってください、適性検査を受けてください」という指示をもって本エントリーとなるんですね。
そのとおり!プレエントリーは選考情報をもらうための手続きと考えておくと良いよ。
就活生1人あたりの平均エントリー数は25社
では本題に入っていきましょうか。
キャリタス就活が調査したデータを参考にしていきます。
5月時点のエントリー数の平均は24卒で23.2社でした。
また23卒は24.7社。
22卒は27.1社と徐々にエントリー数が減っていることが分かります。
これら直近3年のエントリー数の平均は25社でした。
株式会社ディスコによる調査データ | |
---|---|
年度 | 平均エントリー数 |
24卒 | 23.2社 |
23卒 | 24.7社 |
22卒 | 27.1社 |
直近3年の平均 | 25社 |
就活生の平均エントリー数の推移
株式会社ディスコによるアンケートだけでなく、マイナビのデータも見てみましょう。
2004卒〜2019卒までのデータが見つかりました。
株式会社マイナビによる調査データ | |
---|---|
年度 | 平均エントリー数 |
19卒 | 29.3社 |
18卒 | 40.0社 |
17卒 | 45.7社 |
16卒 | 57.2社 |
15卒 | 92.5社 |
14卒 | 74.2社 |
13卒 | 69.0社 |
12卒 | 83.3社 |
11卒 | 80.1社 |
10卒 | 77.1社 |
09卒 | 66.3社 |
08卒 | 81.5社 |
07卒 | 76.2社 |
06卒 | 90.3社 |
05卒 | 91.1社 |
04卒 | 90.4社 |
平均 | 71.5社 |
引用:マイナビ新卒採用サポネット「データ集」
04卒〜19卒までの16年で平均エントリー数を見ると、71.5社ですね。
このデータで平均エントリー数の推移を見ると分かりますが、19〜20卒のエントリー数が極端に少ないだけで、長く見るとかなりのエントリー数であることが分かります。
以上のデータから、就活における平均エントリー数をまとめてみましょう。
【就活における平均エントリー数】
- 24卒の平均エントリー数は23.2社
- 直近3年間の平均エントリー数は25社
- 04卒〜19卒の16年間で見ると平均エントリー数は71.5社
よって、最低でも平均である25社は受けたいところですよね。
もちろん大事なのは「エントリー数」ではなく、いかに自分に合った企業からの内定を獲得できるかです。
エントリー数を効率的に増やす5サイトを厳選
しかし、就活では心の余裕が大切であり、そのためにはエントリー数を確保することが重要。
エントリー数を増やすために利用する就活サイトに関して、僕が100サイト以上から厳選した記事を書きました。
あまり就活サイトを活用しきれていない方は、ぜひ参考にしてくださいね!
» 【結局どれ?】僕が今就活生なら絶対利用するのはこの5つ!
なるほど!直近では1人あたりのエントリー数の平均は20社ちょっとと少ないですが、長く見るとそれは最近の話で、15卒だと平均で90社以上もエントリーしているんですね。
そうなんだよ。エントリー数は受ける企業の倍率など、状況によってベストな数は異なるけど、最低でも平均以上は受けたいところだね。
就活での適切なエントリー数は?【就活マンが考えるベストなエントリー数】
エントリー数の平均が25社だからと言って、それに合わせる必要はありません。
更に言えば、16年間の平均は71.5社であって、直近の平均だけを参考にするのは良くないですね。
「じゃあ結局のところ何社エントリーすれば良いのか?」
僕が考えるベストなエントリー数、適切なエントリー数は以下ですね。
就活生の状況 | エントリー社数の目安 |
---|---|
専門知識や技術がいらない職種や企業を中心に受ける | 50社以上 |
専門知識や技術を要する職種や企業を中心に受ける | 25〜30社 |
学校推薦 | 5〜10社 |
パターン① 専門技術等は必要のない企業を志望している場合
大企業でも中小企業でも、事務職や商品やサービスを販売する営業職など、“専門的な資格やスキルは入社時に必要のない企業”を志望している場合。
エントリー数の目安としては50社は受けたいところです。
書類通過率が5割だとして、50社受ければ25社は選考に参加することができます。
実際に僕は営業職をメインで就活していましたが、90社以上エントリーしました。
就活生の中には、「エントリー数が少ない方がかっこいい」と考えている人がいますが、それは既に内々定を獲得しているような場合に限ります。
また同じ事務職と言っても、企業によって仕事内容は異なります。
営業職においては何を売るのかによって働き方も異なるんですよね。
そのため自分に合った企業が見つかるまで、様々な業種の企業を視野に入れて、多くの企業を受けるのがベストです
(内定を獲得した後に、本当にその企業で良いのか詰めている時に、意外と不満点が多く見つかったりすることも多いから、3社以上は内定を獲得できるようにしておきたい!)
パターン② 資格や専門技術を必要とする企業を志望している場合
理系大学や専門学校を卒業する場合や、専門的な資格を取得できる一部の文系大学を卒業して資格を活かして働くことができる企業を志望している場合。
要するに、資格や専門技術を必要とする場合のエントリー数の目安は25〜30社。
専門的な資格を所有していて働く企業を探している場合、基本的には売り手市場となっている場合が多く、企業も資格を保有している人材を求めています。
そのため比較的内定は取りやすいのが特徴です。
志望している職種に絞って、企業研究を入念にして就活を進めていくのが良いでしょう。
(特に需要が多く供給が少ないプログラミング職なんかだと、数社受けるだけで決まることも多いのでその分エントリー数は少なくても済む可能性が高い)
パターン③ 学校推薦を利用する場合
学校推薦枠が用意されている理系大学や、学校推薦で就職することも多い保育・教育系等の場合、エントリー数の目安は5〜10社です。
学校推薦の場合は、インターンシップの時点で内々定が決まっていることもあり、第一志望にしている企業から内々定をもらっておき、その企業以外に就職する可能性を考慮して数社エントリーしておく場合が多いでしょう。
また就活生からよくある質問として「10社しか受けないのはありですか?」と聞かれることがあります。
これに対する回答としては、ここで解説したように「あまりに少ない」と言えますね。
詳しくは別記事で回答していているので、10社しか受けないつもりだという方はこちらも参考にしてみてください。
» 【就活で10社しか受けないのはあり?】就活のプロが徹底解説!
ほとんどの就活生は50社以上エントリーするのがベストってことですね!
そうだよ。持ち駒が多い方が結局のところ余裕を持って就活を進めることができるからね!
50社以上エントリーするための「エントリー数の増やし方」
ここまで解説したように、エントリーは50社以上して欲しいところです。
しかし問題になるのが「50社もエントリーできないよ」ってこと。
またエントリー数よりも重要なのは、エントリーする1社1社が自分に合っていることです。
「エントリー数を増やすこと」を目的にするんじゃなくて、「自分に合った企業のエントリー数を増やすこと」を目的にする必要があります。
そこでこの章では、僕が就活生の時に実践していたエントリー数の増やし方を共有。
効率的に、自分に合った企業のエントリー数を増やす方法を紹介しますね。
【自分に合った企業のエントリー数の増やし方】
- 優良企業に特化した求人サイトを利用する
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 逆求人サイトを利用する
- 口コミサイトを回遊する
エントリー数の増やし方① 優良企業に特化した求人サイトを利用する
ぜひ利用して欲しいのが、優良企業に特化した求人サイトです。
「ホワイト企業ナビ」は残業時間・年間休日・離職率の3条件が、すべて日本企業の平均よりも優れた優良企業だけを掲載するサイトなので、働きやすい企業に就職したいという人に非常に向いています。
まだ掲載求人数は少ないですが、求人情報の詳しさや「こんな企業があったんだ!」という発見に繋がるので、ぜひマイナビやリクナビなどの大手求人サイトと併用してみてくださいね!
エントリー数の増やし方② 就活エージェントから紹介してもらう
次に特に関東への就職を希望している就活生におすすめが就活エージェントです。
面談を元に、自分に合った求人を紹介してくれる無料サービス。
「転職エージェント」を利用するのが転職では当たり前なのですが、この就活生向けである就活エージェントを利用する人が最近は本当に増えてきました。
僕が就活生の時にも利用していたのですが、とにかく便利ですよ。
まず他己分析してくれますし、ESの添削もしてくれました。
極めつけは「僕にはどんな企業が合っているのか」ということを、しっかりと理由付きで解説してくれましたね。
この就活エージェントは担当者の質によって、利用価値が大きく左右されます。
よって複数利用してみて、最も自分が信頼できると判断した担当者のみを使うのがおすすめですね。
ちなみに僕はこれまで50以上のエージェントを見てきましたが、今就活生なら「キャリアチケット」と「
ミーツカンパニー就活サポート」の2つを同時に使いますね。
どちらも大手かつ、全国に対応している。またオンライン面談ができるのも便利です!
▼キャリアチケットは特に利用者の評判が良いのでおすすめ!
また参考として、僕が考える「おすすめの就活エージェントランキング1〜16位」という記事も用意しているので、どれを使えば良いのか分からない人はぜひ読んでください。
エントリー数の増やし方③ 逆求人サイトを利用する
僕が最もおすすめしているエントリー数の増やし方は、逆求人サイトの利用です。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておけば、それを見た企業側からスカウトが届くサイトのこと。
マッチングした企業とは、サイト上でチャットすることができるのが最高です。
僕が就活生の時は、マッチングした企業に自分のプロフィールの添削をお願いしてましたw
このように逆求人サイトは、マイナビやリクナビなどの求人サイトと併用することで、エントリー数を増やしつつ、サイト上で企業の採用担当者と会話できます。
逆求人サイトは完全無料で利用できます。
「逆求人サイトおすすめランキング」にて1位〜3位で紹介しているオファーボックス・キミスカ・dodaキャンパスは絶対に活用することをおすすめします!
【絶対に併用利用すべき逆求人サイト3選 ※すべて完全無料】
ー利用企業数が7300社を超える最強の逆求人サイト
ー経済産業省や資生堂、マイクロソフトも利用するほどの信頼性
ースマホアプリで簡単に利用することができて、評価も非常に高い
・キミスカ
ー大手企業のグループ会社など穴場企業が多い逆求人サイト
ー サイトの使いやすさや提供する適性検査の質はピカイチ
逆求人サイトは企業側からアプローチしてくれるから、自分は手間なく、自分と相性が良い企業との接点を持つことができるんだよね。
なるほど!逆求人サイトは複数登録しておくことで、その分多くのスカウトをもらえて効率的ですね。
エントリー数の増やし方④ 口コミサイトを回遊する
そしてエントリー数を増やす3つ目の方法は、口コミサイトを回遊することです。
回遊するとは、要するに口コミサイト内を色々見てみるってこと。
求人サイトを回遊する人って多いですよね。
マイナビやリクナビなどで、企業を1社ずつ見てみる。
実はこれには大きな落とし穴があります。
マイナビやリクナビの求人情報のほとんどは、その企業が書いているんですよ。
企業は「新卒を採用するため」に求人サイトに掲載料を払って掲載してる。
よって求人サイトに書く情報は盛りがちです。
(婚活サイトに掲載する自分の写真を盛る人がほとんどのように...。)
このように求人サイトの情報は企業側による印象操作があるので、これらを参考にするのはマジでおすすめしません。
これは合同説明会でも同じことが言えますね。
口コミサイトの情報は社員による実情
一方で口コミサイトの情報は、実際に今働いている社員さんからの情報や、もともと働いていたOBによる情報です。
求人サイトの情報に比べれば、僕の体感で100倍は参考になりますよ。
よって、求人サイトを回遊するなら口コミサイトを回遊すべし。
ここのところ知らない就活生が多いので、注意してください。
「就活生におすすめの口コミサイト8選」という記事にて、口コミサイトの比較をしています。
おすすめ上位サイトをぜひ使ってみましょう。
より詳しく動画で理解を深める!
Youtubeだと声で語れるので、記事よりも更に深い情報やマニアックなことまで話してます!ぜひ合わせてチェックしてくださいね!
エントリー数の今後の推移に関する考察
ここまでのデータを見て分かるように、近年売り手市場が続いており、少ないエントリー数でも内定を獲得することができていました。
しかし、今回の新型コロナウイルスの影響を受けて、新卒採用は厳しくなることが予想されます。
16年間の平均エントリー数をみると71.5社。
よって22卒以降は、ぐっと平均エントリー数が上昇することが予想されます。
直近だけ見ると平均エントリー数は少ないですが、16年間で見ると少ないのは最近だけなんですね。
そうなんだよ。近年売り手市場だったから、それだけ少ないエントリー数で良かったんだけど、今後はそうはいかなくなるよ...。
エントリー数と内定数の相関関係について
就活生が一番気になるのが、何社エントリーしたら何社から内定がもらえるのかではないでしょうか。
2021年の同調査によると5月1日時点でもらった内定数の平均は1.7社と報告されています。
本エントリー社数と照らし合わせると、およそ12〜13社につき1社の内定がもらえている計算に。
もちろん自身の能力や対策の質によって、個人個人で得られる内定数は異なります。
また、受ける企業の倍率によっても大きく異なりますよね。
よって「何社受ければいくつの内定が獲得できる」という目安は参考になりません。
よってエントリー数と内定数の相関関係は無視するのがベストですよ。
これはあくまで1つの目安であり、個人の状況によって大きくことなるから参考にするのはおすすめしません!
エントリー数が“多い場合の”メリットデメリット
この章からは「エントリー数が多いことのメリットとデメリットは?」一方で「エントリー数が少ないことのメリットとデメリットは?」という疑問に答えていきます。
エントリー数が多い場合と少ない場合、それぞれにメリットもあればデメリットもあるので把握しましょう。
就活においてエントリー数が多いと、主に以下の3つのメリットと2つのデメリットが生じます。
【エントリー数が多いことのメリットデメリット】
メリット① 視野が広がる
メリット② 選択肢が広がり自分に合った企業を見つけられる可能性がある
メリット③ 数をこなすことで自分の経験になる
デメリット① 1つの企業に当てられる時間が少なくなる
デメリット② スケジュール管理が難しくなる
メリット① 視野が広がる
多くの企業にエントリーすることによるメリットとして、まずは視野が広がることが挙げられます。
たくさんに企業にエントリーするということは、自分が就職を考えている企業や業種に限らず、近い業種や全く関係のない業種にもエントリーすることがあるでしょう。
自分は興味がないと思っていた業種でも、会社説明会に出席したり資料をみてみると興味が湧いてくることもあるかもしれません。
また、想定していた業種以外でも自分の能力が求められている業種があることに気付けるかもしれません。
たくさんの企業にエントリーすることで視野が広がり、自分が第一志望としていた企業は他の企業から見たらどの立場にあるのか、他の企業と比較してどのようなメリットデメリットがあるのかなど、より広い視点で企業研究を進めることができますよ。
メリット② 選択肢が広がり自分に合った企業を見つけられる可能性がある
1項で解説した視野が広がることにもつながりますが、多くの企業にエントリーすることでより自分に合った企業を見つけられる可能性が高くなります。
就活を本格的に始めるまでは、誰しもが名前を聞いたことがある大企業や、先輩が就職した会社など身近に感じる企業ばかりが目についてしまうと思います。
しかし、人材を募集している企業はそのような企業だけではありません。
企業研究を進めながら、就職を希望していた職種以外の職について知ったり、さまざまな企業について知ったりすることで、選択肢が広がります。
選択肢が広がれば、自分はどの企業に就職したら活躍できるのか、より自分の条件に合う企業はどこなのか、自分に合った企業を見つけられる可能性が広がります。
メリット③ 数をこなすことで自分の経験になる
就活を始めると、企業説明会への出席やエントリーシートの記入など、今まで経験したことがなかったことをすることになります。
はじめは、うまく採用担当者に挨拶ができなかったり、エントリーシートの書き方に悩んでしまったりするでしょう。
たくさんの企業にエントリーすることで就活の各ステップの経験を積むことができます。
採用担当者とのやりとりや面接など、直接人と話す場面は特に経験が重要です。
エントリーシートでは、自分が学生生活の中で何を学んできたのか、なぜその企業を志望したのかを記入しますが、数をこなすことで内容をより深めることができるでしょう。
教授との面接練習やエントリーシートの書き方講座が開かれている大学もあるように、数をこなして練習することはとても大切です。
デメリット① 1つの企業に当てられる時間が短くなる
たくさんの企業にエントリーすることで考えられるデメリットとしては、1つの企業に当てられる時間が短くなってしまうという点です。
毎年3・4月ごろに企業エントリーが開始され、エントリーシートの書類選考、面接試験などを通過して内定が決まり、内定式が開かれるのは同年の10月頃です。
半年という短い期間の中で企業研究をして志望先を決め、試験に望まなければなりません。
たくさんの企業にエントリーしている場合でも、就活できる期間は変わらないため、1つの企業に当てられる時間が短くなってしまうのがデメリットです。
デメリット② スケジュール管理が難しくなる
たくさんの企業にエントリーすることでスケジュール管理が難しくなってしまうのもデメリットです。
就活のステップとしては企業説明会などのプレエントリーをしてから、エントリーシートを提出して本エントリー、筆記試験や複数段階の面接を通過してやっと内定が決まります。
たくさんの企業にエントリーすると面接試験の日程が重なってしまったり、提出しなければいけない書類が増えて1つのエントリーシートの記入にかけられる時間が短くなってしまうなど、スケジュール管理が難しくなります。
各企業の就活日程を把握し、無理のないようにスケジュールを組むようにしましょう。
なるほど!エントリー数が多いデメリットとしては、1社ごとの対策にかける時間がすくなることや、スケジュール管理の難しさが挙げられるんですね。
そうだね。でも実際問題として、100社エントリーした僕でもそこまでスケジュールが一杯になることはなかった。効率的に作業すればこのデメリットは潰せるよ。
エントリー数が“少ない場合の”メリットデメリット
就活においてエントリー数が少ない場合にもメリットとデメリットがあります。
僕が考えるに、エントリー数が少ないことによるデメリットの方が大きい。
よって50社以上受けようと言っているわけです。
その理由を見ていきましょう。
【エントリー数が少ないことのメリットデメリット】
メリット① 1つの企業に当てられる時間が増える
メリット② 目標を絞ることができる
メリット③ 余裕を持ってスケジュールを組める
デメリット① 就職が決まらなかった時のリスクが大きい
デメリット② 視野が狭まってしまう
デメリット③ 自分に合わない業種だと判断した時の軌道修正が難しい
メリット① 1つの企業に当てられる時間が増える
企業エントリー数が少ないことのメリットとして、1つの企業に多くの時間をかけられることが挙げられます。
就活ができる期間は決まっているため、エントリー数が少なければ1つの企業に当てられる時間は長くなります。
多くの企業の本エントリーとして採用されているエントリーシートの提出ですが、エントリーシートには志望動機の記入が求められます。
適切な志望動機を書くためには、自分は何ができるのかを把握することはもちろんのこと、志望している企業はどのような企業なのか、どのような人材を必要としているのかなどを研究することも大切です。
企業研究を入念にすることで、企業の採用担当者の目に止まりやすく、ぜひ自社で働いて欲しいと思ってもらえるようなエントリーシートを書くことができるでしょう。
メリット② 目標を絞ることができる
エントリー数を少なくすることで、就職したいと考えている業種や職業に目標を絞ることができます。
幼い頃からどんな職業につきたいか夢を持っていた方はもちろん、大学の研究を通してどのような形で社会に貢献したいか明確な目標が定まっている方は特に、志望する企業を絞るのも良いでしょう。
目標を絞ることで、目標としている職業に関する知識を深めることができ、志望動機もより的確で信頼性の高いものになります。
メリット③ 余裕を持ってスケジュールを組める
エントリー数が少ないと、各企業のエントリーシートの締め切りや面接日程をきちんと把握することができ、余裕を持ってスケジュールを組むことができます。
企業へプレエントリーをしてから企業の内定がもらえるまで、どのような提出物が要求されるのか、何回面接が行われるのか等企業によってさまざまです。
また企業によっては、内定決定後に、就職予定者に向けた説明会が開かれる会社もあります。
はじめに予定していたスケジュールよりも、想定外に時間がかかってしまうことも考えて、余裕を持ってスケジュールを設定しておくことは大切です。
デメリット① 就職が決まらなかった時のリスクが大きい
エントリー数が少ないことのデメリットとして一番に考えられるのが、エントリーした企業から内定がもらえなかった場合のリスクが大きくなってしまうという点です。
就職を希望している企業数社に絞って就活を進め、最終面接など遅いタイミングで内定を逃してしまった場合、他の企業ではエントリー期間が過ぎてしまっていたり、他の業種への就活へ切り替えたりするのが難しくなってしまう場合があります。
エントリー数を極端に減らしてしまうと、就職が決まらなかったときのリスクが大きくなってしまうので注意が必要です。
このデメリットが本当に大きく、エントリー数が少ない状態での不採用通知はメンタルやられます。
そこで僕は1社落ちたら1社追加で受けるという手法を使ってました。
デメリット② 視野が狭まってしまう
エントリー数が少ないことのデメリットとして、視野が狭まってしまうことも挙げられます。
エントリーする企業が少ないと、業種や職種を絞ることになります。
そうすると、就職できる可能性がある企業を見逃してしまったり、自分の条件に合った企業を見逃してしまう可能性も出てきます。
学生時代に専攻していた内容が必ずしも自分に最も合った職業とは限りませんし、特別な資格やスキルが必要でなくても、自分に合った職業があるかもしれません。
エントリー数が少ないと視野が狭くなってしまい、可能性を見逃してしまうデメリットが考えられます。
デメリット③ 自分に合わない業種だと判断した時の軌道修正が難しい
エントリー数が少ないことのデメリットとして、自分に合うと思って就活を進めていた業種が、進めていく内に自分には合わない業種だと判断したときに、業種を変更したりエントリーする企業を変更したりする軌道修正が難しくなってしまう点が挙げられます。
エントリー数が少ないと、志望する業種を絞らなければいけなくなります。
自分が就職したいと思って企業研究を進めていた業種でも、研究していく内に自分には合わないのではないかと思うことも出てくるでしょう。
エントリーしている企業が少なく、業種を絞ってしまっていると、自分に合わないと判断したときに、違う業種の研究に路線変更したり、プレエントリーから進め直すのは難しいことがあります。
エントリー数が少ないことによる1社の選考へのプレッシャーは想像以上。「ここに落ちたらもう手持ちがない」という状況は、本当に余裕を無くしてしまうからね。
自分に合ったエントリー数で就活を進めるポイント
自分が文系理系どちらの大学を卒業するのか、専門学校を含めどのような資格を取得して卒業するのかを踏まえ、自分に合ったエントリー数で就活を進めるのがポイントです。
この章では、エントリーする企業を決める上でのポイントを3つ紹介します。
①自分のやりたいことを優先して企業を探す
エントリーする企業を決める上で一番大切なのが、自分が何をしたいのか、どのような形で社会に貢献したいのか、やりたいことは何かを考えて企業を探すことです。
学校で学びを得て、夢や目標が変わった方もいるでしょう。
自分が何をしたいのかを考え、目標を明確にすることで、志望する企業の条件も定まってきます。
就活スケジュールを決めていくときにも、自分のやりたいことができる企業を優先して決めていくのが良いでしょう!
②大企業だけでなく専門的な技術に特化した中小企業も視野に入れる
大企業に就職することばかりが良いとは限りません。
大企業では、さまざまな分野の事業が展開されている分、専門的な知識や技術を十分に発揮できない場合もあります。
自分が保有している資格やスキルを活かすために、専門的な技術に特化した中小企業も視野に入れて就活を進めることも、エントリーする企業を決めるポイントです。
企業名や給料だけを見るのではなく、仕事内容や環境などさまざまな条件を考慮してエントリーする企業を決めていきましょう。
③スケジュールを考慮し自分の希望に合った企業に絞る
エントリーする企業を増やすことで、視野が広がり、自分の可能性を広げることにもつながります。
しかし、就活ができる期間は長くはありません。そのため、就活期間のスケジュールを考慮して、自分の希望に合った企業にある程度絞ってエントリーすることが大切です。
今回のまとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
エントリー数の平均だけでなく、どれだけエントリーすれば良いのか。
また自分に合った企業のエントリー数を増やす方法についても理解できたのなら嬉しいです。
ちなみにエントリー数が多くても大企業ばかり受けすぎると落ちまくります。
よって中小企業にもしっかりと目を通して、「ここなら入社しても良いな」と思える中小企業といかに出会うのかも重要です。
では最後に本記事のポイントをまとめておきましょう。
【本記事の重要ポイント】
- 21卒の平均エントリー数は26.9社
- 直近4年間の平均エントリー数は29.6社
- 04卒〜19卒の16年間で見ると平均エントリー数は71.5社
- 普通の就活生がエントリーすべき目安は50社以上。(新型コロナウイルスの影響によって更に多くのエントリーが必要になることも予想される)
- マイナビやリクナビで探すだけでなく、多様な手段で「自分に合った企業のエントリー数」を増やすことが重要である。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/