就活生の皆さん、こんにちは!
就活を研究し続けて8年目、書いた記事は2000記事以上の就活マンです!
就活をしていると、よく話題になるのが「エントリー数」。
周りが20社、30社とエントリーしている中で、「自分は5社しか出してないけど大丈夫?」と不安になる人も多いはずです。
一方で、「少数精鋭で5社だけに集中したい」と考える人もいますよね。
そこで本記事では、下記について詳しく解説していきます!
- 就活エントリーを5社に絞ることのメリット・デメリット
- 5社だけで内定を勝ち取るための戦略
- この戦い方が向いている人・向いていない人
「エントリー数が少なくても勝てる就活」を実現したい人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
また今回の記事と内容が近い記事に「10社しか受けない場合」があります。
仮に5社ではなく、10社ぐらい受けようと考えている方はこちらの記事の方を参考にしてみてくださいね!
» 【就活で10社しか受けないのはやばい?】就活のプロが徹底解説!
周りが20社とかエントリーしてる中で、自分は5社しか出してないんですけど…やばいですか?
やばくはないよ!でも、「なぜ5社なのか」を自分で説明できる状態じゃないと、少し危ないかもしれないね。
逆に言えば、ちゃんと戦略があれば5社でも十分に内定は取れるよ!
エントリー数を5社に絞るメリット【3点】
就活といえば「数を出してナンボ」というイメージがありますが、エントリー数を絞ることにも大きなメリットがあります。
特に5社に絞って行動する場合、以下のような効果が得られます。
- 1社あたりにかける対策時間を増やせる
- 企業研究・志望動機の質が上がる
- 自己管理がしやすく、精神的に楽になる
エントリー数が多すぎると、どうしても“浅く広く”になりがち。
一方で、5社に絞れば「この会社のためにここまで調べた」という熱意が伝わりやすくなります。
結果として、面接官に響く志望動機が書けたり、面接での回答にも説得力が増すんです。
また、エントリー数が少ない分、スケジュールも詰まりにくく、焦りやストレスを感じにくくなるのも大きなポイントです。
でも5社だけって、ちょっと勇気いりますよね…リスク高くないですか?
たしかに不安もあるよね。でも、量に頼らず“質で勝負”したい人にはすごく合う戦い方だと思うよ!
5社だけで戦うなら前提条件がある
「5社だけで就活する」──一見スマートで効率的なやり方に思えるかもしれません。
ですがこれは、ある条件をしっかり整えている人だけが成立させられる、いわば“戦略型の就活スタイル”です。
逆に準備不足のまま数だけ絞ってしまうと、全滅してしまい振り出しに戻るリスクも。
そのため、少数精鋭で戦うには、事前に満たしておくべき条件がいくつかあります。
以下の4つが、その代表的な前提条件です。
【5社就活の前提条件】
- 企業選びを「ホワイト企業 × 内定確率」で戦略的に絞っている
- エントリーシートや面接対策がかなり仕上がっている
- OB訪問やイベントで、事前に企業との接点を作っている
- 早期選考や推薦など、特別ルートを押さえている
① 企業選びを「ホワイト企業 × 内定確率」で戦略的に絞っている
「なんとなく有名だから」「聞いたことがあるから」──そんな理由で企業を選ぶのは危険です。
5社に絞るなら、「働きやすさ(ホワイト性)」と「受かりやすさ(選考通過率)」の両方を見て判断する必要があります。
就活は情報戦!
評判やイメージではなく、客観的なデータや社員の声をもとに戦略的に選ぶことが重要です。
② エントリーシートや面接対策がかなり仕上がっている
エントリー数が少ないぶん、1社ごとの選考通過が重みを持ちます。
だからこそ、ESや面接は“型がある状態”にしておくことが大切!
たとえば、結論ファースト・なぜで深掘る・具体エピソードで伝える。
この3つを押さえるだけでも伝わり方が変わります。
事前準備の精度が、内定への距離を縮めてくれるはずです。
③ OB訪問やイベントで、事前に企業との接点を作っている
企業は「自分から情報を取りに来る学生」に好感を持ちやすい傾向があります。
OB訪問や企業イベントに参加することで、志望度の高さを示せるだけでなく、自分との相性も確認できます。
さらに、採用担当者の印象に残ることで、選考で有利に働くこともあるんですよね。
こうした事前の関係構築は、5社勝負の精度を高めるうえで欠かせません。
④ 早期選考や推薦など、特別ルートを押さえている
一般的なナビサイトからの応募に加えて、早期インターン、逆求人、学校推薦などの“特別ルート”を活用している人は有利です。
企業側から声がかかる形で選考が始まれば、他の学生よりも一歩リードできます。
5社就活で成功を狙うなら、こうした「企業から接点を持ってもらう導線」も大事にしたいところですね!
前提ってめちゃくちゃ大事ですね…。5社就活って、実はちゃんと準備してる人じゃないと危ないんだ。
その通りだよ!準備ができていれば、5社でも十分に勝負できる。でも、なんとなくで数だけ減らすのはリスクが高いから、慎重にいこうね。
5社就活を成功させるコツ
ここまでで、「5社だけで戦うための前提条件」は理解できたかと思います。
ではそのうえで、実際に5社就活を成功に導くためには、どんな工夫をすればいいのでしょうか?
ここでは、少数精鋭で内定を勝ち取るために欠かせないポイントを4つにまとめて解説します!
【5社就活を成功させるコツ】
- 企業側から声がかかる仕組みも使う
- 早期選考を活用してリスクを分散する
- 本命とすべり止めをバランスよく選ぶ
- 内定直結ルートを狙って活動する
①企業側から声がかかる仕組みも使う
キミスカなどの逆求人型サービスは、エントリーせずとも企業側からオファーが届く仕組みです。(キミスカに関してはサイトも使いやすくて本当におすすめ!)
プロフィールの完成度が高ければ、ホワイト企業や優良企業から声がかかる可能性もあります。
企業からのアプローチを受け取れる状態にしておけば、エントリー数が少なくても自然とチャンスを増やすことができます。
“待つだけ”でチャンスが届く設計も、5社就活では強力な武器になります。
②早期選考を活用してリスクを分散する
5社だけに絞るということは、それぞれの選考に落ちたときのリスクが大きくなります。
そのリスクを下げる方法のひとつが、早期選考の活用です。
インターン経由の早期ルートや、ベンチャー企業の先行開催などを活用すれば、内定の「滑り止め」を確保しやすくなります。
早い時期に1社内定があるだけで、精神的にも大きな余裕が生まれます。
早期内定を出す企業をまとめた記事も書いているので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね!
» 【早期選考がある企業105社】内定を狙える企業一覧&特徴を解説!
③本命とすべり止めをバランスよく選ぶ
5社だけで戦うなら、すべてを第一志望にするのはリスクが高すぎます。
たとえば、本命3社+すべり止め2社のように構成しておくと、戦略的に動きやすくなります。
すべり止めだからといって気を抜かず、「ここでも働きたい」と思える企業を選ぶのがポイントです。
納得感のある就活には、選択肢の質が欠かせません!
④内定直結ルートを狙って活動する
最後に、インターンシップや座談会、職業体験イベントなど、企業が設ける“内定直結型のプログラム”は積極的に狙うべきです。
選考フローが短縮されたり、限定ルートでの選考が案内されたりする可能性があるため、効率よく進められるのがメリットです。
少数エントリーなら、こうしたルートの有無が内定獲得率に直結します。
ちなみに大学2年生、3年生で都市部に住んでいる人なら長期インターンも参加できるので、ぜひ余裕があれば検討してみてください!
長期インターン先からの内定が出るなら、内定0のリスクを最小限に押さえることができますから!
» 【長期インターンシップの探し方9選】就活のプロが厳選しました!
「5社だけ」ってやっぱ不安でしたけど、こうやって工夫すれば全然ありなんですね…!
そうだよ!ちゃんと戦略を立てれば、エントリー数が少なくても内定は取れる。
むしろ、ひとつひとつに集中できる分、質が高くなる人も多いんだよ!
「エントリー5社だけ」はどんな人におすすめ?
エントリー数を絞る就活は、全員におすすめできる戦略ではありません。
ですが、特定の条件に当てはまる人にとっては、むしろこのやり方がベストな選択になるケースもあります。
では、どういったタイプの人が「5社就活」に向いているのでしょうか?
以下に、代表的なタイプをまとめました。
【5社就活が向いている人の特徴】
- 業界・職種が明確に決まっている
- 自己分析と企業研究をしっかり行っている
- 学業や資格勉強など、就活にかけられる時間が限られている
- 数よりも質にこだわって就活をしたいタイプ
① 業界・職種が明確に決まっている人
「この業界で働きたい」「この職種に絞って受けたい」といった意思がはっきりしている人は、5社就活との相性が良いです。
志望軸が定まっていれば、そのぶん企業研究や面接対策にも集中できます。
結果として、伝わる志望動機になりやすく、内定率も高まりやすくなります。
② 自己分析と企業研究をしっかり行っている人
「自分はどんな価値観を持っていて、どういう環境で力を発揮できるか」
このような自己理解が深まっている人ほど、企業との相性を見極める精度が高くなります。
限られた社数で勝負する場合、この“的中精度”がとても重要になってきます。
③ 学業や資格勉強など、就活にかけられる時間が限られている人
卒業論文・教育実習・国家試験の勉強など、スケジュールに制約がある人は、就活の進め方にも工夫が必要です。
多くの企業に手を広げるよりも、最初から「ここに集中する」と割り切ったほうがうまくいくこともあります。
就活は体力戦。限られた時間とエネルギーを、どこに配分するかがカギになります。
④ 数よりも質にこだわって就活をしたいタイプ
「手当たり次第に出す就活は自分に合わない」と感じている人もいるかもしれません。
そういった人は、企業ごとの対策を丁寧に行える少数就活のほうが、精神的にも合う傾向があります。
じっくり考えながら、自分らしい就活を進めたい人には、ぴったりの戦略です。(もちろんリスクは考慮する必要がありますが!)
これ読んでたら、自分にも少数エントリーの方が合ってる気がしてきました…!
そう思えたなら、向いてる可能性は高いよ。
無理に「数で勝負」する必要はないから、自分のやりやすいスタイルを大事にしよう!
逆に就活で5社だけのエントリーが向いていない人の特徴
エントリー数を絞る就活は、メリットが多い反面、すべての人にフィットするわけではありません。
むしろ、条件が合わないままこの戦い方を選んでしまうと、失敗のリスクが高まります。
ここでは、「5社だけのエントリーを避けた方がいい人」の特徴を整理してみました。
【5社だけのエントリーが向いていない人の特徴】
- まだ志望業界や職種が決まっていない
- 就活に自信がなく、まずは経験を積みたいと考えている
- 企業との相性を見極めたいタイプ
- 行動量を増やすことで感覚を掴むタイプ
① まだ志望業界や職種が決まっていない人
志望先が曖昧なまま数を絞ってしまうと、ミスマッチや後悔につながる可能性があります。
いろいろな企業に触れてみて、自分の軸を固めていきたい人には、まず広めにエントリーするスタイルがおすすめです。
「まずは動いてみる」という姿勢も、就活においては大切な選択肢です。
② 就活に自信がなく、まずは経験を積みたいと考えている人
面接慣れしていない、ESの書き方もまだ不安…そんな状態なら、場数を踏むこと自体が練習になります。
本番でいきなり絞って勝負するよりも、数を打ちながら感覚を掴む方が向いている場合もあります。
少しずつ自信をつけていけるようなスタイルを選ぶのも、立派な戦略です。
③ 企業との相性を見極めたいタイプ
「人の雰囲気」や「会社の空気感」などを重視するタイプの人は、実際に多くの企業を見てみることが重要です。
数をこなしていくなかで、「あ、この会社は合いそう」と感覚で気づくこともあります。
5社だけでは、その発見チャンスが狭まりがちです。
④ 行動量を増やすことで感覚を掴むタイプ
スポーツやバイトでも「とにかく動きながら慣れていく」タイプの人は、就活でも量をこなすほうが実力を発揮しやすい傾向があります。
少数に集中するよりも、たくさん挑戦しながら徐々に慣れていく──そんな戦い方が合っているかもしれません。
たしかに、自分はまだ業界とか決まってないから、5社に絞るのは早いかもです…!
それなら、最初は広くエントリーしていくのがいいね。経験を積んでから、あとで絞っていくのも十分アリだよ!
本記事の要点まとめ
エントリー数が少ないからといって、不利になるとは限りません。
むしろ、ひとつひとつの企業に丁寧に向き合える分、内容の濃い就活になるケースも多いです。
ただし、5社就活は「準備が整っている人」向けの戦略です。
自己分析や企業研究ができていない状態で数を絞ってしまうと、リスクの高い就活になってしまいます。
「なぜ5社なのか?」を自分の中で明確にし、その5社に全力を注げる状態を作る。
それさえできれば、周りの就活生よりも少ないエントリー数でも、十分に内定を勝ち取ることは可能です。
数に振り回されず、自分に合ったスタイルで、自分らしい就活を進めていきましょう。
【本記事の要点まとめ】
- 5社就活は「戦略的に準備できる人」なら十分に成功できる
- 数を絞ることで、1社あたりの対策の質が格段に上がる
- 成功には「企業選び・ES面接対策・関係構築・特別ルート」の4つの土台が重要
- 業界が決まっていて、丁寧に就活を進めたい人に特におすすめ
- 一方で、業界未定・経験不足の人はまず広めに受ける方が安全
エントリー数が少なくても、自分の就活はちゃんと成立するんだって思えてきました!
もちろんだよ!大事なのは「何社出すか」じゃなくて、「どう戦うか」。
自分のスタイルに合った就活で、納得の内定をつかもう!