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既卒がハローワークを使って就活する方法!【5ステップで解説】

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

大学を卒業したけど、正社員にならなかった場合は既卒になります。

「ストレートで正社員になった同級生と比べて不利になるのでは!?」という不安を持っている人も多いでしょう。

ですが、既卒でも就活をする方法はいくらでもあります。

 

その方法の1つとして挙げられるのが、ハローワークですね。

ハローワークとは、正式名称を「公共職業安定所」と言って、国が運営する施設です。

 

企業側も無料で求人を出すことができるので、多くの求人を紹介してもらうことができます。

そんなハローワークを使った既卒向けの就活方法を解説していきますね。

ハローワークの注意点もちゃんと説明していきますので、利用前に必ずこの記事を読み込むようにしてください。

 

既卒でもハローワークを使って就職できるのか気になります。

ハローワークは既卒が就職するための手段のひとつだよ!ただ、そのほかにもおすすめがあるからこの記事を参考にしてみて。

\就活攻略論から求人サイトが生まれました!/
(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)

ホワイト企業ナビをチェック »

既卒がハローワークを使って就活をする方法|利用の流れ

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さっそく、ハローワークを利用する場合の流れを解説していきますね。

既卒がハローワークを利用して求人を探す方法は以下の5ステップ。

 

【ハローワークの利用の流れ】

  1. 最寄りのハローワークがどこか検索する
  2. ハローワークの窓口で求職申し込み手続きをする
  3. ハローワークカードを受け取る
  4. 求人を検索して応募する
  5. 内定を獲得して入社手続きを進める

 

ステップ① 最寄りのハローワークがどこか検索する

 

まずは最寄りのハローワークがどこか検索しましょう。

厚生労働省のサイト内にある「全国ハローワークの所在案内」から、最寄りのハローワークの所在地がどこなのか検索できます。

 

▼厚生労働省のホームページから調べられる

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他にもグーグルマップで「ハローワーク」と検索すると、現在地から最寄りのハローワークが出てきます。

(こっちの方が早く調べられる!)

 

まずは、どのハローワークに行けば良いのか確認するところから始めてください。

求人の検索はどのハローワークでも可能ですが、最初の登録や失業保険の給付だけは最寄りのハローワーク(管轄内のハローワーク)でしか対応できません。

 

ステップ② ハローワークの窓口で求職申し込み手続きをする

 

ハローワークの場所を把握することができたら、窓口に行きましょう。

ハローワークの営業時間は「平日(月曜〜金曜)の8:30~17:15」です。

 

ハローワークの窓口で、「求人の紹介を受けるための初めての登録をお願いしたいです」と声をかければ、受付の人が説明してくれます。

窓口で最初にするのは、求職者申し込みという手続きで必要情報を記入していきます。

 

ハローワークに行く際の服装や持ち物

ちなみに、ハローワークに行く際の服装は私服で構いません。

しかし、サンダルや過度なアクセサリーなどあまりにラフな格好は避けましょう。

 

また必要な持ち物も特にありません。

筆記用具もハローワーク側で用意されています。

 

ステップ③ ハローワークカードを受け取る

 

求職者申し込み手続きが完了したら、ハローワークカードを受け取ります。

ハローワークカードとは、氏名や担当窓口、求職者番号が書かれたカードです。

 

この求職者番号を使って求人の紹介など管理されます。

自宅でハローワークの求人にアクセスする場合、この求職者番号の入力が必要になるのでなくさないようにしましょう!)

 

▼ハローワークカードのイメージ図

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2度目以降、ハローワークに行く際はこのハローワークカードを持参するようにしましょう。

 

ステップ④ 求人を検索して応募する

 

ハローワークカードを受け取れたら、あとはハローワークに設置されているパソコンを使って、その日に求人を検索することができます。

他にもハローワークで求人を紹介してもらう方法は複数あるので押さえておきましょう。

 

【ハローワークで求人を紹介してもらう方法】

  • 設置されているパソコンにて求人を自分で検索する
  • 窓口にて求人を紹介してもらう
  • ハローワーク内に掲示されている求人票からエントリーする
  • ハローワークインターネットサービス内の「求人情報検索・一覧」から検索する

 

個人的に最もおすすめは、ハローワークインターネットサービスの利用です。

自宅のパソコンやスマホから求人を検索することができるので。

 

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引用:ハローワークインターネットサービス「求人情報検索

 

気になる求人があれば、その求人票を印刷してください。

印刷した求人表を、ハローワークの窓口に提出することで選考に進むことができます。

(その後の流れは担当者さんから教えてもらえるので任せて大丈夫です!)

 

ステップ⑤ 内定を獲得して入社手続きを進める

  

エントリーが完了したら、選考に進んでいきましょう。

ハローワーク側からも履歴書の書き方や面接対策などの支援を受けられます。

 

しかし、それに甘んじずに自分でも内定を獲得するための対策は行なってくださいね。

 

ハローワーク経由だろうが内定辞退は可能

ハローワーク経由で獲得した内定でも辞退は可能です。

これは他のどんな手段でも言えることですが、入社の2週間前までなら内定辞退することができるので覚えておきましょう。

 

しかし、内定辞退は丁寧に行ってください。

適当に内定辞退をしてしまうと、次にハローワークを利用するときに担当者からの信頼を失っている状態で利用することになってしまいます。

 

内定辞退の方法は「【簡単】内定辞退を電話で伝える方法について」にてまとめておきました。

いざ内定辞退が必要になった時に参考にしてくださいね。

 

以上が既卒がハローワークを利用する流れです。

窓口に行って登録して、求人を探してエントリーするというシンプルな流れです。

 

どんな求人がハローワークにあるのか確認するためにも、求職者手続きだけは先に終えておくと良いでしょう。

(継続利用するしないは別としても)

 

基本的には窓口に行ってしまえば、あとの対応は窓口で登録して求人を探すだけなんですね。

そうだよ。自宅でハローワークの求人を検索するためにも求職者番号が必要だから、まずは求職者手続きをしに最寄りのハローワークに行ってみよう。 

【重要】ハローワークは国が運営しているから良いとは言いきれない

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画像引用:ヤング・ジョブ・あいち「愛知新卒応援ハローワーク

 

ハローワークについて、注意すべきなのが「国が運営しているから良いわけじゃないこと」ですね。

国が運営していると聞くと、めちゃくちゃ良い施設なのではないかと思いがちですが、そうではありません。

すべての理由はハローワークに対して、企業側が無料で求人を出せるからです。

 

【ハローワークが必ずしも良いと言えない理由】

 

無料で求人を出せるから...

儲かっていないブラック企業も求人を出せてしまう

 

無料で求人を出せるから...

人気のない求人がいつまでも残っている

 

無料で求人を出せるから...

企業に対して取材ができず求人情報は企業側が作ったものである

 

国が運営しているがゆえに利益を求めていない。

ハローワークは企業の雇用促進も目的としているため、こうしたデメリットが出てしまうんですよね。

 

また、ハローワークは企業が「ハローワークに求人を出したい」と言えば、違法な会社以外は断ることができません。

これもブラック企業が集まる原因になっています。

 

個人的にはハローワークよりも就活エージェント+求人サイトがおすすめ

 

僕はハローワークの利用をおすすめしていません。

まだ正社員経験のない既卒者が、そんなブラック求人が紛れこんだ中から自分に合う求人を探すのは至難の業だと考えているからです。 

 

ではハローワークを利用しないならどうすれば良いのか?

僕のおすすめとしては、就活エージェントと求人サイトの利用をおすすめします。

 

既卒におすすめの就活エージェント 

就活エージェントとは、面談を元にして求人を紹介してくれる無料サービスです。

しっかり企業から利益を取っているので、そもそも採用費をかけられるような企業の求人しか保有していない点が魅力です。

(ここがハローワークとは大きく異なる!)

 

既卒におすすめの就活エージェントは、以下の2つ。

 

【既卒の就活に強い就活エージェント】

 

ウズキャリ|書類通過率が驚異の87%超えと支援が手厚い
(対応エリア:東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄、オンライン面談可能)

 

DYM就職|多数の求人を保有
(対応エリア:全国32拠点)

 

どちらも既卒の就活支援に特化しているがメリット。

既卒向けの求人を紹介してもらえるのはもちろんのこと、担当者が既卒の就活に詳しいため、有益なアドバイスをもらえますよ。

 

既卒におすすめの求人サイト

就活エージェントを利用しつつ、自分でも求人は探していくべきです。

就活で重要なことは、他者に頼りきりにならないこと。

 

「入社してから合わなかった場合に、他人のせいにしないよう自ら動くこと」が大事だと僕は考えています。

既卒者が求人を探すとなった時に、利用できるのは求人サイトですね。

 

既卒に特化した求人サイトで効率よく探すことをおすすめします。

既卒に特化した求人サイトとして、最もおすすめなのは「Re就活」です。

既卒や第二新卒などの20代に完全特化しており、運営会社も東証一部の学情なので、安心して利用できます。

 

使い方から利用者の評判まで「【Re就活の評判は?】利用者の評判からメリット・デメリットを解説する」にて詳しくまとめています。

求人サイトの使い方が分からないという方は合わせて参考にしてください。

 

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なるほど!ハローワークは企業の雇用促進も目的とされているから、無料で求人を出すことができる。よって質の低い求人が集まりやすいということですね。

まさにそのとおり。もちろん全ての求人が悪いわけじゃないから利用価値はあるんだけど、求人の質を見分けるのは至難の技だよね...。

ハローワークの担当者の求人1つ1つへの理解度も、就活エージェントと比べて圧倒的に低いから余計に...。

既卒がハローワークを利用する際の注意点

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この章では、ハローワークを利用する際の注意点を伝えていきます。

これからハローワークの利用を考えている方は、必ず押さえておいてください!

 

【既卒がハローワークを利用する際の注意点】

  • 担当者によって対応レベルに違いがあることを把握する
  • ブラック企業の求人はできるだけ避ける
  • ハローワークだけに頼り過ぎない

 

注意点① 担当者によって対応レベルに違いがあることを把握する

 

まず既卒がハローワークを利用する上で注意すべきは、担当者(相談員)によって対応レベルにばらつきがあると理解しておくことです。

窓口で対応してもらうとなると、担当者に対して「就活に関して知識が深いすごい人だ!」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。

 

ハローワークの相談員で一流の大企業への内定を決めたような人は、ほとんどいないんですよね。

就活に関しての知識がないのに、ハローワークで就活講義をおこなっている人はザラにいます。

 

よって担当者のことを信頼しきるのはやめましょう。

求人を紹介してもらう場合は「本当に自分に合う企業なのか?」と自分でもしっかり調べてみることが大事ですよ。

 

注意点② ブラック企業の求人はできるだけ避ける 

 

ハローワークはブラック企業の求人も普通に混ざってます。

むしろ他の就活エージェントや求人サイトに比べて、ハローワークの方がブラック求人が混ざりやすいんですよね。

その理由は無料で求人を掲載できるから。

 

人気のない求人だろうが企業側は取り下げる必要がないので、残りつづけてしまいます。

よって、ハローワークで求人を探すときは慎重になるべきなんですよね。

 

また地方の中小企業の場合、口コミサイトにも評判が掲載されていないことが多いです。

そうなると、社員さんと直接話す機会を作ってもらうしかありません。

内定を獲得したら、必ず入社前に現場の社員さんと話す機会を作ってもらいましょう。

 

ブラック企業の特徴

求人内容や事業内容からも、ブラック企業かどうかある程度判断できます。

ブラック企業を見分けるのには、以下の指標に注目してみてください。

 

以下のような要素を持っているとブラック企業の可能性が高いので、押さえておいてくださいね。

 

【ブラック企業の特徴】

  • 残業時間が極端に長い
  • 3年後離職率が極端に高い
  • 年間k乳実数が極端に少ない
  • 有休消化率が極端に低い
  • 達成が厳しいノルマが設定されている
  • 福利厚生が不十分
  • 女性に働きやすさに配慮されていない
  • 参入障壁が低く競争が激しい業界
  • 利益率が低い
  • 労働集約型のビジネスモデル
  • 衰退傾向にある業界
  • 対応する顧客が「個人」
  • ブラック業界だと知れ渡っていて常に人員不足

 

これらの指標に当てはまるような企業は、待遇が悪い可能性が高いです。

これから長く働くことになる企業を精査する作業は、徹底的におこないましょう。 

 

以下の記事で、ブラック企業の見分けかたについて詳しく解説しているので、必ず読んでおいてくださいね!

 

 

注意点③ ハローワークだけに頼り過ぎない

 

ハローワークだけに頼りきらないことも重要です。

人間はどうしても、の選択肢1つしかないと焦ってしまいます。

 

「ハローワークしか利用してないから、ハローワークの求人票の中から探さないと!」と焦ってしまうと、企業をよく調べず適当に応募してしまうことも。

そうすると、ブラック企業に当たってしまう可能性もあるんですよね。

 

そんな事態を避けるためにも、積極的に就活エージェントや求人サイトを併用してください。

「ハローワークで見つからなくても、他の手段がある」と余裕をもった状態でいるのが望ましいですよ。

 

あくまでハローワークに全て頼り切りにならずに、他の手段も併用しつつ、1つ1つの求人を見極めることが重要なんですね。

そうだよ。特にブラック企業の特徴について、紹介した記事を参考に少しでも見極められるようになっておこう。知識は自己防衛に繋がるからね。

既卒がハローワークを最大限活用するためのポイント

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既卒がハローワークを、最大限に活用するためのポイントを共有します。

利用する前に必ずチェックしておいてくださいね。

 

【ハローワークを利用する際のポイント】

  • 企業選びの軸を明確化しておく
  • 志望職種を明確化しておく
  • 口コミサイトと現場の社員へのOB訪問を活用する

 

ポイント① 企業選びの軸を明確化しておく

 

まずハローワークを利用する前に、企業選びの軸について考えておきましょう。

企業選びの軸とは「自分が企業を選択する上で大事にしている方針のこと」です。

 

たとえば、プライベートの時間がないとストレスに感じる場合は、「残業時間が短いこと」が企業選びの軸になりますよね。

また僕のような体育会系が嫌いな人にとっては、「体育会系のノリや上下関係があまりに厳しい企業じゃないこと」が企業選びの軸として挙げられます。

 

ちょっと恋愛で例えてみましょう。

自分の好きなタイプやどんな人が自分に合うのか把握しておかないと、付き合ってからうまくいくかどうかの運任せになりますよね。

 

これと全く同じで、事前に自己分析を深めておいて、企業選びの軸を設定しておく。

その上でハローワークにて求人を探すという流れが重要になります。

 

企業選びの軸を作成するには、やはり自己分析が大事です。

自己分析のやり方について、「マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】」で解説しました。

マンガを使ってわかりやすく解説しているので、ぜひ参考に企業選びの軸を作成してください。

 

ポイント② 志望職種を明確化しておく

 

次に、志望職種も明確化しておきましょう。

職種とは、営業職や事務職、技術職などの仕事内容のことを指します。

 

職種選びは、とても大切です。

たとえば社員さんと性格が合わなかったり労働条件が悪くても、仕事内容が合っていれば楽に実績を残すことができます。

そうすれば転職にも繋げることができますからね。

 

逆に自分に合わない職種を選択してしまうと、仕事は辛いし、努力しても全然実績を残すことができないので転職にも不利になる。

そんな悪循環に陥ってしまうんですよね...。

 

自分に合う職種を見つける方法

自分に合う職種の見つけ方について、まずは自分の長所・強み・特技を考えてください。

僕の場合は、初対面の人と話すことが得意で好きなので営業職一択でした。

長所や強みがない場合は、どんな作業をしている時はストレスを感じないかを考えましょう。

 

たとえば僕はパソコンを使って作業する時間が好きです。

また文章を書くことに対して、他人よりも明らかにストレスを感じないので、こうしてブロガーとして活動しています。

自分の長所や強み・どんな作業なら比較的ストレスを感じずにできるのか考えて、職種選択をしましょう。

 

ちなみに、そもそもどんな職種があるのかよく分からない人向けに。

【職種一覧】就活生が押さえるべき「56の職種」を詳しく解説」にて、職種を解説しているので参考にしてください。

 

ポイント③ 口コミサイトと現場の社員へのOB訪問を活用する

 

ハローワークをうまく活用するためには、口コミサイトと現場の社員さんへのOB訪問を活用することが重要です。

入社前に自分に合う企業かどうかの判断をすることはできます。

 

求人情報だけでは自分の企業選びの軸を満たす企業かどうか判断することはできません。

ハローワークの求人は、企業側が作成しているので、きれいな部分だけを書いていることが多いんですよね。

よって、応募前にかならず口コミサイトで企業の内情をチェックしておきましょう。

 

ただ、地方の企業だと口コミサイトに掲載されていないことも多いです。

その場合は、OB訪問で社員さんと話す機会を作り、企業のリアルな情報を仕入れてくださいね。

 

たしかにハローワークを利用する前に、企業選びの軸や職種の選択をしておくことは重要ですね。

そうなんだよ。そういった方針を持っておかないことには企業選びが適当になるし、担当者からの「これとかいいんじゃない」という言葉だけを鵜呑みにしてしまいがちだから。 

既卒がハローワークを利用するメリット

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この章では、既卒がハローワークを利用するメリットを整理しておきます。

これらのメリットを見て、有益だと判断した場合にのみ利用しましょう。

 

【ハローワークを利用するメリット】

  • ハローワークしか保有していない求人と出会える
  • 地方の求人も豊富に扱っている
  • 選考支援を受けることができる
  • 内定獲得後の強引な入社の強要がない

 

メリット① ハローワークしか保有していない求人と出会える

 

まず、ハローワークにしか掲載されていない求人と出会えるのがメリットです。

「うちの会社はハローワークにしか求人を出していない」という企業はけっこう多いんですよね。

 

とくに老舗の中小企業はハローワークにしか求人を出していない企業が多い印象にあります。

求人サイトや就活エージェントを利用しても出会えないお宝求人と出会える可能性があるのは、ハローワークを利用するメリットの1つだと言えるでしょう。

 

メリット② 地方の求人も豊富に扱っている

 

ハローワークを利用するメリットとして、地方の求人の豊富さがあります。

関東や関西などの都市部では、そもそも企業数が多いので就活エージェントや求人サイトを利用すれば、大量の求人を見つけられますよね。

 

一方で地方だと企業数が少ないため、就活エージェントや求人サイトに掲載されている求人が少ないんですよね。

地方での就職を考えている人には、ハローワークは有用だと僕は思います。

 

メリット③ 選考支援を受けることができる

 

ハローワークを利用することで、選考支援社会人基礎講座などを受けることができます。

ちなみに、就活エージェントでも同じようなサポートを受けられます。

 

ただ、就活エージェントが対応していない地域で就活をする場合は有効です。

履歴書の書き方や面接対策など、さまざまな講座が実施されるので参加する価値はあるでしょう。

(しかし、ネット情報で十分な内容もある)

 

メリット④ 内定獲得後の強引な入社の強要がない

 

ハローワークは、内定獲得後に入社を強要されることはありません。

なぜなら求職者が入社しようがしないが、ハローワーク側の利益には関係ないからです。

 

一方で就活エージェントの場合は、求職者が入社して初めて利益が入ります。

よって、ブラックな就活エージェントによっては、内定獲得後の入社を強要されることもあるので、その点ハローワークは安心できますよ。

(ちなみに就活エージェントから強要された場合、すぐに利用をやめれば問題ありません!)

 

ハローワークの利用メリットとしては、ハローワークだけに掲載された求人に出会えること、地方でも利用しやすいことが最も大きいよ。 

既卒がハローワークを利用するデメリット

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次に既卒がハローワークを利用するデメリットも整理しておきましょう。

やはりデメリットとしては「求人の質」に関することが大きいですね。

 

【ハローワークを利用するデメリット】

  • ブラック企業をおすすめされることがある
  • 求人の質にバラつきがある中から探す必要がある
  • 求人情報が薄くわかりにくい

 

デメリット① ブラック企業をおすすめされることがある

 

ハローワークは、紹介の精度が低いのが正直なところです。

僕の友人でハローワークを利用した人が何人かいますが、聞いてみると明らかなブラック企業を紹介されていました。

(週6日出勤で残業が多い企業など!)

 

就活エージェントは民間企業なので、いかに紹介精度を高めて利益を上げるか、日々追求しています。

それゆえに担当者の知識・経験が多い傾向にある。

 

一方で、ハローワークは国が運営しているので担当者もゆるめです...。

どうしても紹介精度が低く、そもそも保有求人の理解ができていないことが多いので、紹介を受ける際には注意が必要ですね。

 

デメリット② 求人の質にバラつきがある中から探す必要がある

 

求人の質にバラつきがあるのも、ハローワークのデメリットです。

労働条件の悪い求人も多く掲載されてしまっているので、優良求人をみつけることがむずかしい。

 

正社員経験のない既卒者にとって、求人の質を精査するのは至難の技。

入社してからブラックだった、という事態になりやすいのが最大の懸念点です。

 

デメリット③ 求人情報が薄くわかりにくい

 

ハローワークに掲載されている求人票は、情報が薄いのもデメリットです。

ハローワーク側が取材した上で掲載されているものではなく、企業側が作成した求人票なんですね。

なので内容も薄く、良い部分しか書かれていないことも多いです。

 

「求人票には残業時間が少ないって書かれていたのに、入社したら残業ばかりじゃん!」という事態がザラにあるのが、ハローワークの求人の怖さと言えますね。

 

企業側が求人を書いているのは怖いですね。

(一応ハローワーク側で求人票の審査はしているようですが、その審査が相当に甘いようです)

 

国が運営しており、掲載料が無料かつ審査が甘いがゆえに、ブラック企業の求人が集まりやすいのが最大の懸念点だと言えます!

既卒がハローワークを利用するにあたってよくある質問

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それではこの章では補足として、ハローワークに関してよくある質問に回答します。

何か疑問点があれば参考にしてくださいね。

 

【よくある質問】

  • ハローワークの営業時間は?
  • ハロートレーニング(職業訓練)とはなんですか?
  • 既卒が新卒として採用されるのは何歳までですか?

 

質問① ハローワークの営業時間は?

 

ハローワークの営業時間についての質問。

ハローワークの各種窓口のご利用時間は「8:30~17:15(平日)」です。

土日や祝日は営業していないので、平日に窓口に行くようにしてください。

 

質問② ハロートレーニング(職業訓練)とは何ですか?

 

ハローワークとは、失業保険を受給している求職者を主な対象者とした職業訓練のことを指します。(しかし誰でも利用することが可能です)

 

公式サイトから詳しい実施内容を引用しましょう。

 

事務系をはじめとして、IT、建設・製造、サービス、介護、デザイン、理美容に
至るまで多種多様な訓練分野を網羅しており、住宅リフォーム、OAシステム開発、
Web設計、3DCAD等の昨今の時代のニーズに即したコースや女性向けコース等も設
定しています。また、第一種電気工事士、宅地建物取引主任者、介護職員初任者研修
等の資格取得をめざすコースもあります。

厚生労働省:ハロートレーニングQ&A

 

自分が就きたい職種に就くためのスキルを学ぶことができるんですね。

資格の取得を目指すようなコースもあり、これらが完全無料で受講できるのは非常に良いですよ。

 

具体的な訓練の検索は「訓練検索・一覧」で見ることができるので、気になる方はこちらのサイトにアクセスして確認してみてください。

 

質問③ 既卒が新卒として採用されるのは何歳までですか?

 

既卒が新卒として採用されるのは、卒業してから3年以内とされることがほとんどです。

よって、大学卒業であれば25歳、院卒であれば27〜30歳が新卒として採用される年齢の目安ですね。

 

ただ、留年や浪人をしていると卒業する年齢が変わるので、新卒採用される年齢も変わります。

新卒でなければ、既卒は中途で就職することも可能です。

その場合は、そもそも「何歳まで」という年齢の上限はハッキリとは決まっていません。

 

卒業して3年以内は新卒として採用されることが多いんですね!

厚生労働省が「卒業後3年以内は新卒として扱うこと」と指針を定めているんだ。だから、その通達に沿って3年以内の既卒は「新卒」として採用する企業が多いんだよ。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

既卒がハローワークを利用するにあたって「求人を紹介してくれるんだ!利用しよう」と考えるのは要注意!

裏事情・運営の仕組みまで理解した上で利用することが重要です。

 

正社員として就職したら、辞めるときに相当な労力と時間、そして経歴に傷をおうことになります。

ゆえに、企業選びは慎重に行うことが重要。

そのために、就活エージェントの活用・口コミサイトの併用・入社前に現場の社員さんと話すということを徹底してください。

 

ちなみに、この記事と合わせて「【既卒向け求人の探し方5選】ブラック企業を回避して就活を成功に導く秘訣!」も読んでみてください。

既卒向けの求人の探し方から、既卒が就活を成功させるコツまでまとめています。

これから就活しようと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 既卒もハローワークを利用することができる。
  • ハローワークでは主に求人の紹介と検索、各種講座を受けることができる。
  • 既卒がハローワークを利用するためには、まずハローワークの窓口に行って、求職者手続きをおこない、ハローワークカードを受領する必要がある。