就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕が就活生の時、友達がよく「就活から逃げたい!やめたい!」と話してました。
実際になかなか内定が出なかったり、そもそも初対面の人と話すのが苦手だったりすると、とにかく就活から逃げたいと感じますよね。
そこで今回は、就活から逃げたいと考えるようになった時の対処法を解説します!
加えて、就活から逃げた場合の末路まで解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
就活がしんどくて逃げたいと毎日思っています...。
そう思うほどにしんどくなる時はあるよね。就活から逃げたいと思った時の対処法を詳しく解説していくね!
- 就活から逃げたいと思うのは悪いことなのか?
- 就活から逃げたいときの対処法【5選】
- 就活から逃げず再度向き合うと決めた人におすすめの行動
- 就活から逃げたいときにも避けるべきNG行動
- 多くの人が就活から逃げたいと感じる時期
- 【参考】大学卒業後に就職しない人はどのくらいいるのか?
- 就活から逃げたいと思う理由【5選】
- 本記事の要点まとめ
就活から逃げたいと思うのは悪いことなのか?
まずは「就活から逃げたいと思うのは悪いことなのか?」という話からしますね。
というのも「就活から逃げる=悪」という大前提を持っている人が多いと感じるから。
一般論的な考えはあるものの、自分のなかで明確な考えやビジョンがあった上での判断であれば本来何も問題ないはずなんですよね。
僕の結論は「逃げたいと思うこと自体は決して悪いことではない」です。
選考対策は労力がかかりますし、社会人として働くことに不安は感じるし、なかなか内定をもらえない状況が続くと逃げたいと思うのも無理ありません。
ただし、仮に逃げるという選択をする場合にも、未来への見通しや計画がない状態で逃げる決断をすることにはリスクがあると考えています。
新卒で就活しないことで、選択肢が狭まる部分が一定あることも事実ですからね。
よって就活から逃げた場合の選択肢を把握しておき、その上で逃げる決断をするのであれば、より後悔のない人生を歩める可能性が高いといえるかと。
目の前の状況がつらいから自分の身を守るために逃げるという選択肢もありますが、多少なりとも余裕があるなら本気で向き合う価値はあると思います。
一般論ではなく、自分はどう考えどう選択するか?とぜひ向き合ってみてください!
仮に就活から逃げるとして、その場合に想定される選択肢のほうが自分のなかで納得感があるのであれば、たしかにあまり問題にはならないかもしれないですね。
僕はそのように考えているよ。もちろん新卒で就活しないことのリスクも考慮に入れるべきだけど、自分なりの考えを持って行動することが後悔防止につながるはずだよ!
就活から逃げたいときの対処法【5選】
理由はどうであれ、就活から逃げたいと思ったときの最善の動きは、無理に真正面から就活と向き合うことではないと僕は考えています。
ここでは僕がおすすめしたい対処法をまとめたので、まさに就活がつらくて逃げたいと悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
【就活から逃げたいときの対処法】
- 企業選びを効率化させる
- 逃げた場合の選択肢を知る
- 一度就活から離れて休んでみる
- 友人や家族に相談する
- 逃げないほうがよいと判断したら気持ちを切り替える
対処法① 企業選びを効率化させる
まず、僕が就活生で就活から逃げたいと考えたら「いかに楽に就活を進められるか」を考えます。
要するに効率化ですね。
就活から逃げたいと考えている人の多くは、企業選びに苦労しています。
大手の求人サイトで探すけど、人気の企業ばかり選んでしまって不採用が続出してしまう...。
そうなると「逃げたい」となりますよね。
まず企業探しを効率化するなら、「キミスカ」を活用してみてください。
逆求人サイトなので、プロフィールを登録しておけば、あとは企業からのスカウトが届くのを待つだけです。
就活から逃げたいときでも、それほど労力をかけずにできるので登録だけでもまずは試してみてくださいね。
(キミスカはスカウトの種類で企業の本気度が見極められるのがおすすめのポイント)
また、もしこれまで1人でがんばってきた人は「ミーツカンパニー就活サポート」などの就活エージェントも利用してみてください。
プロのエージェントがサポートしてくれますし、就活の悩みも相談できるので1人で進めるより心強いです。
これらの就活サイトをこれまで使ってこなかった人がいたら、質の高いサービスをうまく活用するだけでも状況が好転していく可能性は高い。
「僕が今現役の就活生だったら利用する」という観点で選んだサービスは別記事で共有しているので、興味のある人はぜひチェックしてみてください!
対処法② 逃げた場合の選択肢を知る
次に、逃げた場合の選択肢を知ると視野が広がります。
極端な例に感じる人もいるかもしれませんが、起業やフリーランスのほうが自分に合っていると感じたら就活から逃げても問題ないはずですからね。
僕が考える内定がないまま卒業した場合の主な選択肢は、以下のとおりです。
【内定がないまま卒業した場合の選択肢】
- フリーランス
- 起業
- 大学院進学
- 留学
- フリーター
- 既卒就活
独立系の選択肢のほかにも、今の段階でやりたいことがわからない人は大学院進学や留学によって視野を広げる方法もあります。
既卒としてじっくり就活と向き合うのも人によっては最善となるかもしれません。
各選択肢のメリット・デメリットは以下の記事で詳しくまとめたので、より詳細にイメージを膨らませたい人はぜひ一読してみてくださいね。
対処法③ 一度就活から離れて休んでみる
よりハードルの低い対処法として、就活から離れて休んでみるのもおすすめです。
就活中は内定をもらえるか、面接に合格できるかなどで頭がいっぱいになりがちなので、1日でもリフレッシュする時間を設けることが大事なんですよね。
就活が終わっていない段階だと、あれもこれもしなければと思いがちです。
でも、心身に余裕がない状況だとヤケクソで企業を選んでしまったり、選考時にも本来の力を発揮できなかったりするものなんですよね。
だからこそ、就活によってメンタルを病んでいたり過度にストレスを感じていたりしたら、気分転換の時間をぜひ意識的に設けてみましょう。
具体的には、次のような方法が考えられますね。
【就活時のリフレッシュ方法】
- 温泉に行ってリラックスする
- 公園やジムに行って体を動かす
- カラオケに行って発散する
- 海辺を散歩してみる
- 旅行に出かける
- 好きな人とデートする
- おいしい食事をしにいく
心身に余裕が生まれたら、自然と気持ちも前向きになるものです。
心に余裕がないときほど、ぜひリフレッシュの時間を設けてみてくださいね!
対処法④ 友人や家族に相談する
友人や家族に相談してみるのも意外と効果的です。
ただただ自慢ばかりしてくる人はしんどいですが、同じように悩んでいる人や他人に配慮できる友人なら悩みを共感してくれるんですよね。
家族と話すことがプレッシャーにならなさそうな場合は、今の悩みを率直に聞いてもらうだけでも心が少しは軽くなるものです。
自分の思いを外に吐き出すだけでも、多少は気持ちに余裕が生まれますよ。
とくに悩みが生じたときにいつも自分一人で抱えがちな人は、ぜひ友人や家族の誰かしらを頼って話を聞いてもらってみてくださいね。
対処法⑤ 逃げないほうがよいと判断したら気持ちを切り替える
最後に紹介するのは、前述の対処法を実践した上での動きですね。
就活から逃げた場合の選択肢を知り、就活から離れたり他人に相談したりして心に余裕も持った状態で、それでも就活と向き合おうという考えに至った人もいると思います。
この結論に至った人は、改めて就活と向き合うことをぜひ決意しましょう。
ただただ逃げたいと思いながら惰性的に就活していたときよりも、ほかの選択肢も検討した上で出した結論だと納得感は高まったかと思います。
本気で就活と向き合えば、少しずつでも状況は好転していくものです。
具体的に実践してみてほしい行動は次章で共有するので、就活と向き合うことを再度決意した人はぜひ続けてチェックしてみてください!
逃げた場合の選択肢を知ること、リフレッシュや友人に相談するなどして心に余裕を生むことが大事なんですね。
冷静に自分に合った選択肢を選ぶためにも、これらの動きは重要だと考えているよ!
就活から逃げず再度向き合うと決めた人におすすめの行動
ではこの章では、再度就活と向き合うことを決めた人におすすめの行動を共有します。
簡単なことばかりではないですが、実践すれば確実に状況は好転していくかと。
何から動くべきか迷っている人も、ぜひ僕のアイデアを参考にしてみてください!
【就活と再度向き合うと決めた人におすすめの行動】
- 就活する目的を明確化する
- 緊急性の高さを自覚する
- 就活のやり方を変えてみる
- やるべきことを明確化・細分化する
- ご褒美を用意する
行動① 就活する目的を明確化する
まず実践してほしいのは、就活する目的を明確化することです。
大学4年のタイミングで就活するのが当たり前になっていますが、その慣習にただ従っているだけだと納得感のある人生にしにくいんですよね。
そもそも人生の目的は、幸せに生きることだと思います。
もちろん人によっては違う可能性もありますが、就活や起業などは本来この目的に対しての手段でしかないんですよね。
つまり上記の例でいえば、自分の人生の幸せとは何か?そこから逆算するとどんな仕事をするのがよいか?などを考えるのがよいといえるかと。
この部分を言語化できると、就活する目的が明確になるんですよね。
そして就活の目的が明確になると、選考対策などにも前向きに取り組めるはずです。
就活はあくまで人生の一部分の手段でしかないので、自分の人生における位置づけを捉え直してぜひ幸せにつなげてみてください!
行動② 緊急性の高さを自覚する
現実的な話として、緊急性の高さを自覚することも大切です。
別のいい方をすると、ほかの就活生と比べて時間的余裕があまりないという話ですね。
就活から逃げたいと悩んでいる人は、これまでの就活があまりうまくいっていないケースが多いと考えられます。
よってこの先の状況を変えるには、より就活に向き合う必要があるかと。
そして選考対策などと向き合うには、そもそも時間の確保が重要になるんですよね。
ただ、就活解禁からすでに時間が経過していて、現時点でも時間的な余裕が多くあるとはいえないケースの人が大半かと思います。
だからこそ、これまで以上に本気で就活と向き合う必要があることを自覚しましょう。
危機感が薄いと惰性的に対策を進めてしまうこともあるので、限られた時間を有意義に使うためにも現状を適切に認識するようにしてくださいね。
行動③ 就活のやり方を変えてみる
とくにこれまで就活に苦戦してきた人は、今までのやり方を変えるのも有効です。
ある意味で今までのやり方に問題があったからこそ、これまで内定獲得に苦戦してきたとも考えられるからですね。
ただし、内定をもらえるかどうかはタイミングや運の要素も大いにあるので、今までの自分のやり方をすべて否定する必要はありません。
あくまでゼロベースでもっとよいやり方はないか?と考える意識が大切ですね。
新たな取り組みをすることで気分転換になることもありますよ。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
求人サイトはマイナビやリクナビなどの大手を利用しつつ、同時に就活エージェントと逆求人サイトを利用して企業選びを効率化してみてください。
それだけで就活にかかる工数が下がって、「就活がしんどい、逃げたい」と思う気持ちを和らげることができます。
ちなみに就活エージェントと逆求人サイトのおすすめは以下のとおりです。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしましょう。
行動④ やるべきことを明確化・細分化する
具体的に選考対策を進める際は、まずはやるべきことを明確化しましょう。
これまである程度の選考に臨んできた人なら、今後の選考で状況を好転させるために取り組むべき対策が一定見えているかもしれません。
もし就活初期のタイミングの人がいたら、対策の全体像を把握すべきですね。
いずれにしても今後やるべきことを明確に整理できていなかったら、抜け漏れが生じたり時間が不足して対策できなかったりします。
参考までに、就活をこれから始める人に向けて僕がやるべきことリストをまとめた内容を共有しておきますね。
(詳細は「【25卒の就活解禁はいつ?】“解禁前後にやること一覧”を共有!」の記事で解説しています。)
【就活の解禁前にやるべきこと】
- 企業接点の自動化
- 徹底的な自己分析
- 就活効率化ツールの登録
- 3大質問の回答作成
- 適性検査(SPIなど)の勉強
- 業界研究
- 企業研究のやり方把握
- エントリー企業の一覧化
- 長期インターンシップへの参加
- OB訪問
【就活の解禁後にやるべきこと】
- 志望企業へのエントリー
- OpenESの作成
- グループディスカッションの対策
- エントリー企業向けのES事前作成
そしてリストを明確化するだけでなく、細分化することも超重要です。
たとえば「業界研究」のようなやるべきことがあったときに、具体的に何に取り組むかまで考えていないと行動に移すハードルが高いんですよね。
だからこそすぐに行動できるように、要素の細分化までしておくべきなんです。
就活の成功は間違いなくこういった小さな行動の積み重ねの結果なので、ぜひ面倒だと思わないで愚直に実践してみてくださいね!
行動⑤ ご褒美を用意する
ポジティブな行動として、就活を終えたときのご褒美を用意するのもおすすめです。
「自分が納得できる企業の内定を得られたら」という条件でご褒美を設定すると、苦しいときにモチベーションになりやすいんですよね。
個人的には、日々の小さな行動ではなく大きな目標達成に紐付けるのがおすすめです。
ポイントとしては、完全にゼロベースでご褒美を設けることですね。
卒業旅行のように予めある程度決めているものではなく、完全に新しくご褒美を用意すると気持ちが上がりやすいですよ!
僕自身も就活生のときにはご褒美を用意していて、「土屋鞄製作所」という革ブランドの名刺入れを買うことをモチベーションに取り組んでいましたね。
迷ったら、卒業旅行のグレードをあげてリッチな旅をしてみるのもおすすめです!
たしかに自分にとって人生の目的は幸せに生きることなので、そこから逆算すると就活の目的も以前より具体的に考えやすくなりそうですね。
就活の目的が明確になると行動も起こしやすくなるし、とくに惰性的に就活していた人がいたら改めて目的を明確化しておくといいよ。
就活から逃げたいときにも避けるべきNG行動
次にこの章では、就活から逃げたいときにも避けるべきNG行動を共有します。
NG行動をすると、今のつらい状況をなかなか好転させられない可能性があるので、ぜひ注意点として押さえておいてください。
【就活から逃げたいときにも避けるべきNG行動】
- 納得感のない状態でいやいや取り組む
- ただただ先延ばしにして動かない
- 自己否定して心の余裕をなくす
NG行動① 納得感のない状態でいやいや取り組む
第一に、再度就活と向き合う決意をしないまま惰性的に取り組むのはNGです。
選考対策は楽なものではないので一定のストレスなどはありますし、就活に取り組むことに対して納得感がないと前向きな思考ができないんですよね。
そもそも就活するかどうかは本人の自由です。
起業や独立、留学、フリーターなどの選択肢もあるなかで就活を選んでいるわけなので、本心から嫌なら別の選択肢を選んだらよいかと。
その上で、総合的に考えて就活すると決めたのならできる限り前向きに捉えましょう。
いやいや取り組むよりも、やはり主体的に前向きに捉えていたほうが、対策の量が増え質も自然と高まるものですからね。
就活はあくまで手段ですが、だからこそ選択によっては自分の幸せにもつながります。
就活=嫌なものという前提だと思考もネガティブになりやすいので、ぜひ少しでも納得感を持った上で動きを始めてみてくださいね。
NG行動② ただただ先延ばしにして動かない
就活がつらい状況でも、対策などの行動を先延ばしにするのは避けましょう。
当たり前ですが行動を起こさないと状況は何も好転しませんし、先延ばしにしていると時間だけが経過してしまいます。
しかも、悶々と悩んでいるときのほうがネガティブな気持ちになりやすいんですよね。
逆に行動を起こしたり手を動かしたりしていたほうが、その間は後ろ向きな考えをする余裕もなくなるので、意外とスッキリするものです。
考えることや戦略立ても大事ですが、結果や変化は行動の先にしかありません。
悩む時間が多くなりがちな人は、より意識的に早めに行動を起こすようにしましょう。
NG行動③ 自己否定して心の余裕をなくす
就活がうまくいかないと、誰しも不安や焦りを感じるものです。
なかには、周囲と比べたり不採用の結果だけで自分の価値を捉えたりして、自己否定してしまう人も少なくありません。
でも、自己否定すると心の余裕がなくなっていき、その先には前向きな思考ができなくなり選考でも力を発揮できなくなってしまいます。
そもそも人生の幸せは就活だけでは決まりませんし、他人と比較して優れているかどうかなどでももちろん決まりません。
よってマイナス思考になりがちな人は、心のケアにも意識を向けることが大切です。
参考までに、就活で鬱にならないための対処法は以下の記事で共有しています。
鬱にならないまでも、日頃気持ちが落ち込みやすいという自覚がある人は、何かしらのヒントを得るためにもぜひ目を通してみてくださいね。
メンタルの状態は就活を進める上で基盤となるよ。物事がうまく進んでいないときこそマイナス思考になりがちだから、ぜひ心のケアも意識して過ごしてみてね。
多くの人が就活から逃げたいと感じる時期
続いてこの章では、多くの人が就活から逃げたいと感じる時期をまとめました。
自分以外の人も逃げたいと感じていることを想像すると少しは気が楽になることもあるので、ぜひ参考までにさらっと確認してみてください。
【多くの人が就活から逃げたいと感じる時期】
- 就活が始まったばかりの頃
- 選考が本格的に動き始めて忙しい頃
- なかなか内定が出ない頃
時期① 就活が始まったばかりの頃
まずストレスを感じやすいのは、就活が始まったばかりの時期です。
この時期は新しくやるべきことがたくさんあるので、慣れないことに取り組むストレスが負担になりやすいんですよね。
エントリーシートの作成や会社説明会への参加など、ある程度経験すると多少は慣れますが、最初はやはり一番負担が大きいかと。
先の見通しも見えないなかでの動きなので、漠然とした不安も感じやすいですね。
時期② 選考が本格的に動き始めて忙しい頃
次に就活から逃げたくなるのが、選考が本格的に動き始めて忙しい時期です。
多くの会社で選考情報が解禁されてエントリーシートの受付が開始されると、応募書類の作成と提出に追われるようになります。
同時進行で、筆記試験や適性検査、面接などもどんどん活発化していきます。
とくに面接が多くなってくる時期には、緊張感から気疲れもしますし、物理的に身体的な疲れも溜まりやすいものです。
よほどタフな人でない限り、ストレスが大きくなるのも無理はないですよね。
時期③ なかなか内定が出ない頃
そして最後3つ目が、就活がある程度進んだものの内定獲得に苦戦している時期です。
すべての企業で順調に内定を得られることは稀ですが、どの企業でもなかなか内定をもらえないと不安や焦りが大きくなります。
周囲に内定が出始めたり、多くの人が内定を得ていたりするととくに「自分だけダメだったらどうしよう…」などと考えがちなんですよね。
ただし、繰り返し伝えているように就活の成功は自分に合う企業の内定獲得です。
いかに早く内定を獲得するか、いかに多くの企業から内定を獲得するかはどうでもよい話なので、本質を忘れないようにして冷静に対処しましょう。
視野が狭くなると自分だけがつらい状況だと思いがちですが、ほかの就活生も同じように不安を抱えていることを想像すると少し気持ちが楽になりますね。
【参考】大学卒業後に就職しない人はどのくらいいるのか?
次に本章では、大学卒業後に就職しない人の参考データを共有しますね。
「大学生は就活するのが当たり前で、卒業後はみんなが就職するものだ」という考えやイメージを持つ人が大半だと思います。
でも、実際のところどうか?までを確認している人は少ないかと。
以下は、文部科学省が発表した大学卒業後の状況に関するデータ(直近5年分)をまとめたものです。
卒業年 | 就職 | 進学 | フリーター | 就職・進学以外 (不明も含む) |
---|---|---|---|---|
2022年 | 74.5% | 12.4% | 1.9% | 9.6% |
2021年 | 74.2% | 11.8% | 2.0% | 10.4% |
2020年 | 77.7% | 11.3% | 1.5% | 7.8% |
2019年 | 78.0% | 11.4% | 1.4% | 7.4% |
2018年 | 77.1% | 11.8% | 1.5% | 7.8% |
引用:文部科学省「令和4年度学校基本調査(確定値)について公表します 」
全体を見ると、就職している人が7〜8割であるとわかります。
一方で、進学やフリーターなどの選択肢を選ぶ人も毎年一定いるようですね。
このデータをどのように捉えるかは個々人の感覚や価値観によると思います。
ただ、必ずしも全員が全員就職しなければいけないわけではないので、参考までに実情を知っておいて損はないでしょう。
就職者の割合はもっと高いものだと思っていたので意外でした。
進学などの就職以外の選択をしている人も意外と多くいることがわかるよね。
就活から逃げたいと思う理由【5選】
ここで就活から逃げたいと思う理由も解説していきます。
そもそも、自分がどうして就活から逃げたいと感じるのか整理できていますか?
これまで多くの就活生を見てきた僕が考える主な理由は、以下の5つでした。
【就活から逃げたいと思う5つの理由】
- なかなか内定が出ないから
- 選考でうまく立ち振る舞う自信がないから
- 選考に対する緊張感がストレスだから
- とくにやりたいことがないから
- 就職することに不安や怖さを感じるから
理由① なかなか内定が出ないから
もっとも多い理由は、なかなか内定が出ないことです。
内定が1つも出ない状況が続くと、「このままどこからも内定をもらえなかったどうしよう…」と誰しも不安になりやすいんですよね。
不採用が続くと自己否定されたような気になったり、単純に自分に自信を感じられなくなったりするものです。
周囲の人が順調に内定をもらっていると、さらに不安や焦りが出てきますよね。
このような場合は、本質的な就活の成功とは何か?を改めて考えるのがおすすめです。
就活のゴールは自分に合う会社の内定を得ることなので、内定獲得時期の早さや内定数の多さは本来の成功とは関係がないんですよね。
ただ、自信がないと余裕が生まれにくく、選考で力を発揮しにくいことも事実です。
よって、自分が納得した企業の内定を得るというゴールを忘れないようにしつつ、状況によってはハードルの低めな企業を受けておくのも1つの戦略ですね。
理由② 選考でうまく立ち振る舞う自信がないから
選考での振る舞いに自信がなくて、就活から逃げたいと感じる人も多くいます。
とくに初めて就活の選考に臨むときや、一度不採用の結果をもらった後に他社の選考に臨むときなどは、自信をなくしがちですよね。
就活に関わらず、自分のなかで苦手意識のある物事に取り組まないといけないときは、多くの人が逃げ出したくなるものかと思います。
単純に不安や怖さがありますし、嫌な気持ちになりたくないですからね。
このケースでは、まずは就活と向き合う必要があるかどうかを検討して、独立などの選択肢がないと感じたのなら選考対策に本気で向き合うのがベストかと。
苦手意識のある物事でも、対策や練習を繰り返したら誰しも上達するものですよ。
選考に落ちた経験も、その反省を次に活かすことができれば自分の糧にできます。
最初から完璧な立ち振る舞いができることはまずないので、改善を繰り返してよりよいパフォーマンスを発揮できるようにぜひ意識してみてください!
理由③ 選考に対する緊張感がストレスだから
2つ目と似ていますが、選考に対する緊張感がストレスとなっている人も多くいます。
なかなか内定が出なかったり、選考での振る舞いに自信がなかったりすると、選考の予定が入るだけで過度に緊張することがあるんですよね。
そしてこの緊張感が大きなストレスとなり、就活から逃げたくなるわけです。
この場合は、面接本番を想定して緊張を抑える方法を用意しておくのがよいかと。
面接本番に少しでも余裕を持って振る舞えるように対策しておくと、選考前のメンタル状態も多少は安定しやすいんですよね。
【面接での緊張を抑える方法】
- すぐに答えられない質問をされたときには「少し考えをまとめるお時間をいただけますでしょうか」と伝えることを事前に決めておく
- 頻出質問への対策を徹底的にしておく
本番を想像して不安を感じるのは、うまく振る舞えるかどうか?に尽きると思います。
よってうまく振る舞うためにはどうしたらよいか、イレギュラーな事態にはどう対処すべきかを想定しておくと安心感が増すんですよね。
とくに、頻出質問への対策は単純に選考通過率を高める上でもかなり有効です。
面接でよく聞かれる質問は以下の記事で徹底解説しているので、大まかに質問リストを把握するためだけにでもぜひチェックしてみてください!
理由④ とくにやりたいことがないから
就活はしないといけないと理解しているものの、やりたいと思える仕事がなくて逃げ出したくなる人も少なくありません。
目指したい方向性が曖昧な状況だと、前向きなモチベーションが湧かないですよね。
このしんどさを感じている人は、就活生に限らず転職希望者にも多い印象です。
これはつまり、就活時点で自分のやりたいこと探しに本気で取り組めた人が少ないことを表しているともいえるかもしれません。
この悩みを抱えている場合の対策は、やはり自己分析が鍵になります。
将来的に自分はどんな状態でありたいのか、そのためにはどんな仕事をするとよいのか、どんな仕事が自分に合うのかなどと徹底的に向き合ってみてください。
自己分析ってやり方や終わりが曖昧ですし、目に見える明確な成果がわかりにくいので、何となくの取り組みになっている人が大半です。
ただ、自分に合う企業に入る上で間違いなく有効なので、ぜひ妥協せずに取り組むといいですよ!
理由⑤ 就職することに不安や怖さを感じるから
就職することに対する不安や怖さがハードルとなっている人も多くいます。
長期インターンなどに参加している人や起業経験がある人などを除いて、大半の人にとっては就職が社会人として本格的に働く初めての経験のはずです。
ゆえに未知数の要素が大きく、漠然とした不安を感じやすいんですよね。
これは就職に限った話ではなく、高校や大学入学時、新しい人付き合いが生まれる環境に飛び込むときなどでは、多くの人にとって同様の心情が働くものだと思います。
別の観点で、ネットニュースなどで見かけたハラスメントや長時間残業などのネガティブな印象が頭にある人もいるかもしれません。
このケースは、正直なところ環境に入って慣れることでしか解決できないかと。
必要以上に心配事を膨らませているケースも多いですし、就活時点ではできる限り自分と相性のよいホワイト企業を目指すことに集中するのが賢いと僕は考えていますね。
まさに内定獲得に苦戦していたり、だからこそ選考が控えていることに過度にストレスを感じていたりしていました…!
物事が順調に進まないと、どうしても前向きに考えるのが難しくなるものだよね…!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活から逃げたいと思う主な理由とそれぞれの対策、逃げたいときの具体的な対処法やおすすめの行動などを網羅的に共有しました。
内定獲得に苦戦したり選考に不安を感じたりすると、就活から逃げたくなります。
ただ、単に目の前の困難から離れたいからという理由で逃げると、未来への見通しや計画といった観点でリスクがあることも事実です。
よって、逃げた場合の選択肢をまずは知ることが重要だと僕は考えていますね。
その上で就活以外の選択をするのもありですし、本気で再度向き合うと決めたならやり方を変えるなどして自分が納得できる企業の内定を目指してみてください!
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【就活がしんどい】僕が実践した7つの対処法を一挙公開!」も読んでみてください。
似たテーマですが、就活がしんどいときの乗り越え方を解説しています。
これまで多くの学生を見てきた経験を踏まえて原因と打開する方法をまとめているので、しんどさを感じている人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- なかなか内定が出なかったり、選考に過度にストレスを感じたりすると就活から逃げたくなる。
- 就活から逃げる=悪と決めつけずに、ほかの選択肢も想定した上で総合的に判断すべきである。
- 一度就活から離れたり、友人に相談したりと気持ちのリフレッシュも重要である。
- これまで就活に苦戦してきた人は、やり方を変えることも含めて今後の動きを検討するとよい。
- 就活に苦戦しても、自己否定して心の余裕をなくすことは絶対に避けるべきである。