就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕は新卒にて、大手食品メーカーに入社しました。
その会社はホワイト企業として有名で、今でも「ホワイト企業だったな」と思います。
ですが、僕は1年で大企業を退職してしまいました。
食品系の大企業は安定性は抜群だし、ホワイト企業なのにも関わらず、なぜ僕は退職することになったのか?
それは単純に僕の性格や価値観が大企業に向いていなかったからです。
この世に"良い会社"はありません。
あるのは"自分にとって良い会社"であり、自分の性格や価値観に合う企業に入社することが重要です。
本記事は、僕の実体験を元に「大企業に向いていない人の特徴」を解説します。
わかりやすいようにチェックシートも用意したので、ぜひチェックシートを元に「自分は大企業に向いているかな?」と考えてみてくださいね。
就活では「大企業の方がとにかく良い」みたいな固定概念がありますが、人によっては大企業が合わないこともありますよね。
実際に僕がそうだったからね。自分が大企業に向いているかどうか把握することが重要だよ。
- 大企業が向いていない人を確認するチェックシート
- 大企業が向いていない人の特徴【12選】
- 大企業が向いている・向いていないを判断する自己分析ツール
- 大企業が向いている人の特徴まとめ
- 大企業が向いていない人におすすめのキャリア
- 本記事の要点まとめ
大企業が向いていない人を確認するチェックシート
まず最初に以下のチェックシートに答えてみてください。
当てはまる場合はチェックを入れて頂き、何個チェックが入ったか確認しましょう。
チェック | 質問 | ポイント |
---|---|---|
□ | 将来的に独立・起業を考えている | 10 |
□ | 飽き性である | 8 |
□ | 過程よりも結果が大事だと思う | 8 |
□ | リスクを取ることに抵抗がない | 8 |
□ | 協調性がない | 7 |
□ | 仕事に対する向上心が高い | 5 |
□ | すぐに結婚したいと考えていない | 5 |
□ | 人生において仕事の優先順位が最も高い (=趣味などプライベートの時間よりも仕事が大事) |
5 |
□ | 自分の頭で考えることが好き | 3 |
□ | 親や親戚からの評価を気にしない | 3 |
□ | 残業に対する抵抗が少ない | 3 |
チェックを入れた項目のポイントを合計してください。
皆さんは何点になったでしょうか?
ちなみに僕はすべてにチェックが入ったので「65点」でした。
この合計点数が30点を越えるような人は、正直、大企業が向いていません。
逆に点数が低ければ低いほど、大企業に向いていると言えます。
ポイントは僕の体感・考えを元に設定したものですが、当てはまる項目が多ければ多いほどに大企業は向いていないと考えた方が良いですよ。
1つ1つの項目について、次の章で確認していきましょう。
ちなみに大企業に向いていない人は、ベンチャー企業や中小企業を視野に入れるべきです。
就活におけるベンチャーや中小企業の探し方として、マイナビやリクナビだけでなく、より効率的に探す方法があります。
それらおすすめの探し方を別記事でまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
僕は「自分の頭で考えることが好き」と「親からの評価を気にしない」の2つだけチェックが入りました。6点ですね。
それだと大企業が向いていると言えるね。反対にベンチャーや中小企業は向いていない可能性が高いよ。
大企業が向いていない人の特徴【12選】
では大企業を1年で辞めた僕が考える「こんな人は大企業に向いていないよね」という特徴を1つずつ解説していきます。
「なぜその特徴を持っていると大企業が向いていないと言えるのか?」という点に着目してもらいつつ、読んでもらえると理解度が上がって良いと思います。
【大企業が向いていない人の特徴】
- 将来的に独立・起業を考えている
- 飽き性である
- 過程よりも結果が大事だと思う
- リスクを取ることに抵抗がない
- 協調性がない
- 仕事に対する向上心が高い
- すぐに結婚したいと考えていない
- 人生において仕事の優先順位が最も高い
- 自分の頭で考えることが好き
- 親や親戚からの評価を気にしない
- 残業に対する抵抗が少ない
- 周りよりも特別でないと気が済まない
①将来的に独立・起業を考えている
大企業が向いていない人の特徴として、将来的に独立や起業を考えている人ですね。
理由としては大企業のビジネスモデルを起業に直接活かすことが難しいからです。
例えば、僕が就職した食品メーカーを起業するのって超難しいんですよね。
工場を建設して、全国の小売店と連携して、従業員を数百人単位で雇って...
同じ規模の食品メーカーを起業するのはまぁ無理です。
一方で、従業員数が数人〜数十人のIT系ベンチャー企業に入社した場合、その会社のビジネスモデルをそのままパクって独立することができます。
例えば、僕はこうして就活メディアを運営していますが、僕の会社に入社してメディアの運営方法を学べば、ライターとして独立したり、メディアを大きくして企業に売却することも可能です。
もちろん大企業に入社することで、将来取引することになる大企業の仕組みや裏事情などを把握することはできます。
ですが、それは「入社してまで把握しないといけないことかな?」と思いますね。
(実際に大企業に入社した経験なく起業して成功している人はたくさんいるので)
残業の少ないホワイト企業に入社して副業スタートはおすすめ
ちなみに将来的に起業や独立を考えている人が、残業の少ないゆるいホワイト企業に入社することはおすすめできます。
理由は簡単で、安定した収入と心の余裕を持った上で、副業から事業をスタートすることができるからです。
副業禁止の会社が多いですが、会社にバレずに副業をする方法なんていくらでもあります。
実際に僕の友人は、副業禁止のホワイト企業で働きながら、インスタのフォロワーを増やして物販をしています。
このあたりの判断は「ベンチャー企業に入社してその会社のビジネスモデルやそこで得られるスキルを元に起業したい」または「既に起業アイデアがあるから副業スタートで始めたい」など自分の状況に合わせて決定することをおすすめします。
なるほど!たしかに大企業のビジネスモデルって、起業や独立に活かすことは難しいですよね。
難しいっていうよりも無理だよね。起業や独立は、最初自分1人か多くて数人からスタートできるような事業じゃないといけない。
その点、従業員数の多い大企業だからこそできる事業は真似することができないからね。
②飽き性である
続いて、大企業に向いていない人の特徴は「飽き性であること」ですね。
僕はめちゃくちゃ飽き性なのですが、飽き性だと大企業の単純作業に飽きてしまう可能性が高い。
もちろん大企業と言えども、仕事内容の幅が広いところもあります。
ですが、それは少数派であって、大企業は1人の作業の幅を狭くすることで(専門性を高めることで)効率化しています。
よって多くの大企業は仕事内容が単純かつ、変化がありません。
僕は営業職として入社しましたが、40代の上司のやっていることは新卒の僕と一緒でした。
正直「え!40代になっても同じ仕事を繰り返しやってるのかよ...」と思いましたね。
反対に同じ作業をずっとしてても飽きない、単純作業の方が何も考えずにできて好きだという人は大企業が向いている可能性が高いと言えます。
(大企業の方が良い、ベンチャーの方が良いという"どちらかが正解"ではなく、このように自分の性格や価値観に合わせた選択が重要です!働きやすさが全然違うし、残せる実績も変わってきますよ)
③過程よりも結果が大事だと思う
続いて、大企業に向いていない人の特徴としては「結果を重視する人」です。
大企業は結果以上に、過程や勤務態度を評価することが多いんですよね。
これは僕が大企業で働いてみて、本当に合わないなと思った点でした。
僕は1年目で200人の営業の中で、前年比の営業利益率で8位を取ったのですが、それにも関わらず、部長からの「勤務態度が前向きではない」という評価によって、そこまで高い評価を得ることができなかったんですよね。
僕は残業をせずにサクッと帰るようにしていました。
おそらく部長はそれが気に入らなかったのでしょう。
僕からすれば「結果を出してるんだから、残業なんかしない方がむしろ会社のためだろ」と思いましたが、そういう不満を出しても無意味なのが大企業の特徴です。
一方で、ベンチャー企業は結果主義の会社が多いです。
なぜなら「結果を出さないと潰れる」という状況で運営しているからで、経営者は何よりも結果を重視しているんですよね。
よって入社してから日が浅くても、ベンチャー企業の場合は結果を出せば、役職をもらえたりと評価してくれる可能性が高い。
このように過程や勤務態度まで重視するのが大企業。
とにかく結果を重視するのがベンチャー企業だと分けることができます。
僕のように「結果が大事だろ」という強い意志を持っている人にとって、大企業は「なんで結果を出してない上司の方が給料が2倍なの?」「なんで結果を出しているのに評価が悪いの?」といった不満を持つことになりやすいですよ。
④リスクを取ることに抵抗がない
続いて、大企業に向いていない人の特徴としては「リスクを取ることに抵抗がないこと」ですね。
大企業に勤務するメリットの1つとして、やはり安定性があります。
今の時代、1社に勤め続けることは難しいと言われますよね。
ですが、特に食品などの参入障壁が高く、永続的に需要のある業界の大企業の安定性は圧倒的に高いです。
よって安定していることに喜びを感じる人は、やっぱり大企業が向いています。
一方でリスクを取ることに抵抗がない挑戦心の高い人は、将来的に独立や起業したくなる可能性も高く、年功序列が嫌になる可能性が高い。
このあたりの性格は、遺伝子や環境によって決まるので「リスクを取る性格が良い」や「安定を大事にすることはダメだ」という話ではありません。
ここも自分の性格に合わせた選択をすることが重要ですね。
僕の場合は、リスクを取ることに対する抵抗がないので、大企業の安定性に対して「もっと若いうちからリスクを取って挑戦したい」と思うようになりました。
一方で、安定志向の同期は今でも楽しく働いています。
どちらの選択が正解とはではなく、自分の性格に合った選択が大事だと感じますね!
たしかにリスクを積極的に取りたい性格だと、大企業の年功序列が嫌になって、起業などに挑戦したくなりそうですね!
リスクへの抵抗感は個人によって大きく異なる。リスクに対して過度に抵抗を感じる人はやっぱり安定性の高い大企業の方が向いているよ。
⑤協調性がない
続いて、大企業が向いていない人の特徴は「協調性がないこと」です。
大企業は様々な部署があり、多くの人と関わることが必要とされます。
加えて異動が頻繁にあるので、様々な人と新しく関わる場面が多いんですよね。
大企業に入社した時、「藤井はもっと他の部署の◯◯さんや◯◯さんとも飲みに行くようにしろよ〜」みたいなことを言われることが多く、本当に鬱陶しかったですね...w
そもそも協調性とは、立場や考えが異なる周りの人とうまくやっていくこと。
この"立場や考えが異なる人と"というのがポイントで、僕は態度のデカい上司や自分と意見が合わない人とコミュニケーションを取り続けることが苦手です。
ちなみにコミュニケーション力が高いことと、協調性があることは別問題。
初対面の人ともうまく話せることがコミュニケーション力だとすると、協調性はどんな人とでも長い時間ずっとうまくやっていける能力と言えるでしょう。
僕はコミュニケーション力には自信がありますが、協調性はありません。
(だから毎日スタバやコメダで1人でもくもくと記事を書いているんですよね...w)
一方、中小企業やベンチャー企業の場合は、その支店で働いている人の数が少ないので、その人たちとだけ仲良くできれば問題ありません。
常に多くの人と関わりを持ち続ける必要性のある大企業とは、大きく異なりますね。
⑥仕事に対する向上心が高い
続いて、大企業が向いていない人の特徴は「仕事に対する向上心が高いこと」ですね。
僕が入社した年は、営業職の同期が12名いたのですが、そのうちの6名が辞めました。(3年後離職率が3%とかの会社なので、僕の年の離職率は異常でしたw)
そして辞めた6名には共通する特徴がありました。
それが向上心の高さです。
3年以内に辞めた同期は全員が向上心がめちゃくちゃ高いタイプ。
それゆえに安定性が高くて毎日の業務に変化のない大企業の環境が合わず、転職や起業をすることになりました。
反対に残った6名は、どちらかというと仕事への向上心は低め。
趣味やプライベートの時間を大事にしているタイプでした。
この僕の実体験からも「向上心が高いタイプは安定した大企業には合わないな(特に食品メーカーのような変化が少なく安定性が抜群に高い業界は)」と確信しています。
仕事に対する向上心が高いメンバーがことごとく辞めていったよ...w
⑦すぐに結婚したいと考えていない
次に大企業が向いていない人の特徴は「すぐに結婚を考えていないこと」です。
これは反対にすぐに結婚を考えている人にとってベンチャー企業は向いていないと言うことができます。
やはり大手企業は、ベンチャー企業に比べて残業時間は短く、給料が高めかつ、住宅手当などの重要な福利厚生が充実している傾向にあります。
要するに大企業に勤務した方が結婚して家庭を作るのに向いているんですよね。
ベンチャー企業に入社してしまうと、仕事が忙しく、結果も求められるので、結婚との両立はかなり厳しい状況を生むことになりかねない。
反対に「すぐに結婚する気はないから若いうちにどんどん挑戦したい!」という人は、大企業では物足りなくなる可能性が高いですね。
(僕もまだ会社を設立したばかりでバリバリやっていきたいと考えているので、結婚願望は全然ありません...!)
⑧人生において仕事の優先順位が最も高い
次に大企業が向いていない人の特徴は「人生において仕事の優先順位が最も高い人」です。
一見「仕事の優先順位が高いなら大企業で大きな仕事を任された方が良いのでは?」と思うところですが、仕事がゆるく年功序列がはっきりした大企業に入社してしまうと、物足りなさを生むことになります。
もちろん大企業と言っても、総合商社やコンサル業界、IT業界など、仕事が忙しく、やりがいが大きい会社も多いです。
しかし、ほとんどの大企業は歯車のように同じ作業を繰り返し、「この会社で得るスキルって他の会社で活かすことができないよな?」と疑問を抱く結果になりやすい。
その際に、人生において仕事の優先順位が最も高いような人は不満に耐えきれなくなる可能性があります。
逆に仕事よりも趣味やプライベートを充実させたいという人は大企業が向いてます。
このあたりは自分が何を優先するかで決めるのが良いですね。
⑨自分の頭で考えることが好き
次に大企業が向いていない人の特徴は「自分の頭で考えることが好き」ということ。
これは向上心や独立心の高さに繋がってきますが、自分の頭で考えて行動できるタイプの人にとっては大企業の単純作業には飽きるでしょう。
「大企業でも自分の頭で考えて、どんどん結果を残せば良いのでは?」と思うところですが、先にも解説したように大企業は結果だけで判断してくれません。
僕が入社した会社にも、何も考えずにダラダラと残業している先輩社員がいましたが、彼の方が勤務態度の評価が良かったときは、空いた口がふさがりませんでしたね...w
自分の頭で考えることが好きで、発想することが好きな人は、ベンチャー企業に挑戦したり、独立するのもおすすめです!
⑩親や親戚からの評価を気にしない
次に親や親戚からの評価を過度に気にする人は大企業が向いていますよね。
反対に、親や親戚からの評価なんてどうでも良いと考えられる人は、ベンチャー企業に挑戦することができるでしょう。
僕らの親世代は大企業に入社することが正解でした。
大企業だろうが毎年すさまじい成長をとげ、ボーナスは何百万支払われる。
銀行にお金を預けているだけで5%の利子が付いている時代には、大企業に入社することでお金持ちですよw
それが今では大企業に入社しても、成長率が低いので、そこまで高い給料やボーナスはもらえません。
銀行にお金を預けても通常貯金は利子が「0.001%」ですwww
これらの理由からそもそも親の時代の価値観での評価は無意味ですが、それでも親や親戚からの評価を気にする人には大企業の方がおすすめだと言えます。
(補足しますが、ベンチャーが絶対に良いってことではないですよ!)
⑪残業に対する抵抗が少ない
次に、大企業が向いていない人の特徴は「残業に対する抵抗が少ないこと」です。
要するに「残業も全然して成長したい」という人にとっては、大企業が物足りなく感じる可能性があります。
今は働き方改革によって、どんどん大企業の残業時間が短くなっています。
空いた時間を独学や副業につかうという選択肢もありますが、残業もバリバリできるという人はベンチャー企業も選択肢に入るでしょう。
⑫周りよりも特別でないと気が済まない
そして最後に、周りよりも特別でいたいという人は大企業は合わないですね。
僕が大学生の時、誰もが知るような大企業に入社すれば「特別」になれると考えていました。
ですが、実際に入社してみると、その会社には何百人、何千人もの社員さんがいて、しかも自分はその中でも一番下っ端です。
たしかに大学生の時は、「大企業に勤めている人」は特別でした。
しかし、その大企業に入社してしまえば、他の社員さんも全員が同じ状況で、何にも特別感はないんですよね。
僕のように特別になりたい、周りと違う人でありたいという人には、大企業は合わないと言えるでしょう。
起業したり、芸術家になったり、最終的には「オンリーワン」なことができる環境に身を置くことをおすすめします。
ここで紹介した特徴に多数当てはまる人は、大企業だけでなくベンチャー企業もしっかりと視野に入れて就活することをおすすめします!
反対にこれらの特徴に当てはまらない人は大企業がおすすめですね。ベンチャーに入ると病むと思いますw
大企業が向いている・向いていないを判断する自己分析ツール
ここまで大企業が向いていない人の特徴を紹介してきました。
これらに加えて、より深く自分がどんな企業に向いているのか気になりますよね。
そこで僕が利用したのが自己分析ツールです。
特に逆求人サイトの「キミスカ」が提供する無料の診断は、自分がどんな企業や仕事内容に向いているのかを文章化してくれるのでおすすめですよ。
無料の会員登録後に、マイページ内の「適性診断」から受験できます。
10分ほどで診断を受けることができるので、自己分析を深める手段としておすすめ度が非常に高いです。
(「自己分析ツールおすすめランキング【1位〜20位】|無料・有料の診断一覧」にて自己分析ツールのおすすめランキングをまとめていますが、このキミスカを1位に設定しています)
キミスカの適性検査で大企業が向いているか診断する:
設問に答えるだけで自己分析を深めることができる診断ツールは、気軽に利用できるのが嬉しいですね。
そうだね。ちなみにこうした診断はSPIの性格検査にて、企業側が自分のどんな性格データを得ているのか知るきっかけにもなる。事前に受けて、客観的に自分を分析しておこう。
大企業が向いている人の特徴まとめ
この記事では「大企業が向いていない人の特徴」を解説してきました。
よってこの特徴を裏返すことによって、簡単に「大企業が向いている人の特徴」を把握することができます。
一覧化したので、「自分は大企業に向いているかな?」という確認に利用ください。
大企業が向いていない人の特徴 | 大企業が向いている人の特徴 |
---|---|
将来的に独立・起業を考えている | 将来的に独立や起業を考えていない |
飽き性である | 飽きずに長期間繰り返し作業ができる |
過程よりも結果が大事だと思う | 結果よりも過程が大事だと思う |
リスクを取ることに抵抗がない | リスクを取ることに強い抵抗感を感じる |
協調性がない | 協調性がある |
向上心が高い | 向上心はそこまで高くない(のんびりしてる) |
すぐに結婚したいと考えていない | すぐに結婚したいと考えている |
人生において仕事の優先順位が最も高い | 人生において趣味やプライベートの優先順位が高い |
自分の頭で考えることが好き | 自分の頭で考えることが苦手(仕事は与えられたい) |
親や親戚からの評価を気にしない | 親や親戚からの評価が気になる |
残業に対する抵抗が少ない | 残業に対する抵抗感が強い |
どちらか一方の理屈を理解しておけば、向いている人と向いていない人の特徴のどちらも把握することができますね。
そうだね。大事なことは「自分は大企業が向いているのかどうか」であって、大企業とベンチャー企業のどちらが優秀かという話ではないよ。
大企業が向いていない人におすすめのキャリア
この章では、大企業が向いていない人におすすめのキャリアを紹介します。
ある程度、最初から自分が歩みたいキャリアをイメージして就活をすることは有効なので、ぜひ自分のキャリアを考えるきっかけを作ってもらえればと思います。
まず、大企業が向いていない人が最初に取るべき選択肢は以下の2つです。
【大企業が向いていない人におすすめの最初の選択肢】
- 中小企業やベンチャー企業に入社して汎用性の高いスキルや知識を付ける
(汎用性が高い=他の企業からも必要とされるような) - 残業が少ないゆるい大企業に入社して副業や独学をおこなう
個人的にはこの2つの選択肢を取ることをおすすめします。
大企業が向いていない人が最も取るべきでない選択肢は「残業時間が長く仕事がキツイのに、そこで得られるスキルや知識が他の企業で活かせないような大企業に入社すること」ですね。
この選択肢を取ってしまうと、大企業に合わずに日々疲弊してしまい、かつ副業や転職活動をする心の余裕がどんどん削がれていってしまいます。
ではおすすめとして紹介したそれぞれのキャリアを詳しく確認していきましょう。
キャリア① 中小企業やベンチャー企業に入社して汎用性の高いスキルや知識を付ける
大企業ではなく、最初に中小企業やベンチャー企業に入社する場合、以下のようなキャリアを歩むことができます。
▼中小やベンチャーからキャリアをスタートする場合
このキャリアで大切なことは「その会社で得られるスキルに汎用性があるかどうか」です。
要するにその企業で得たスキルが、そのまま副業で使えたり、他の企業でも求められるスキルかどうかをチェックする必要があります。
例えば、法人営業・ライティング・WEBコンサル・プログラミング・WEBデザインなどの職種であれば、他の企業でも活かすことができますよね。
僕はこうした汎用性があり、かつ企業からの需要の高いスキルのことを"資産性の高いスキル"と呼んでいますが、こうした資産性の高いスキルが得られる企業や職種を選択するのがおすすめです。
資産性の高いスキルがあれば、実績を元によりよい条件の企業への転職ができます。
また起業して会社を設立しても良いですし、フリーランスとして活動することもできまよ。
キャリア② 残業が少ないゆるい大企業に入社して副業や独学をおこなう
次に、大企業が向いていない場合でも最初に大企業に入社するのはアリです。
その時におすすめのキャリアは以下のとおりですね。
▼ゆるふわ大企業からキャリアスタートする場合
このキャリアを取る場合、重要なことは「残業が少なく仕事がゆるい大企業に入社すること」です。
残業が多く、仕事がきつい大企業に入社してしまうと、転職活動も副業をする余裕も持つことができません。
一方で、残業が少なく仕事がゆるければ、働きながら副業をしたり、独学でスキルを学ぶことができますよね。
僕が好きなひろゆきさんも独学が最強という旨の本を書かれていますが、この本にも書かれているように「余裕」さえあれば、どんなことでも学べる時代です。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
僕自身が大企業が向いていないにも関わらず、大企業に入社してすぐに退職してしまった人なので、かなりリアルな情報をお伝えすることができたと思います。
冒頭にも話したとおり、世の中には「良い会社」はありません。
僕が入社した食品メーカーは世間的には良い会社でしょうが、僕にとっては仕事が退屈かつ社員の性格が合わなかったので良い会社ではありませんでした。
あくまで探すべきは「自分にとっての良い会社」です。
どんな会社が自分に合うのかを考えることで自己分析が深まり、志望動機や自己PRにも繋がってきます。
就活は自分という名の商品を売り込む営業活動なので、この記事を含め、しっかりと自己分析を深めていきましょう。
その役に立てるような情報を、今後も書き続けていきます。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 大企業が向いていない人の特徴は「将来的に独立・起業を考えている」「飽き性である」「過程よりも結果が大事だと思う」「リスクを取ることに抵抗がない」「協調性がない」「仕事に対する向上心が高い」「すぐに結婚したいと考えていない」「人生において仕事の優先順位が最も高い」「自分の頭で考えることが好き」「親や親戚からの評価を気にしない」「残業に対する抵抗が少ない」だと、実際に大企業を辞めた僕は考えている。
- 反対にこれらの逆の特徴に当てはまる人は大企業が向いている人だと言える。
- 大企業が向いていない人におすすめのキャリアとしては、汎用性の高いスキルや知識が積める中小やベンチャーへの就職。または残業時間が短く、仕事がゆるい大企業への就職である。