就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活生のなかには、ベンチャー企業で働きたいと思っている人も少なくないと思います。
しかし、ベンチャー企業の新卒の求人って意外と見つけるのが難しいですよね。
急成長の中にいるベンチャー企業は、大企業ほど採用にコストも時間も割けないので、求人がなかなか見つからないことも多い。
そこで今回は、ベンチャー企業の探し方をご紹介していきますね!
合わせて、ベンチャー企業に入社するメリット・デメリットや、就活での必須対策も共有するので、ぜひ参考にしてくださいね!
ベンチャー企業って大手のサイトだと求人をなかなか見つけられません。
探すのが難しいよね。今回は10つの探し方を紹介するから、ぜひ試してみてほしい!
- ベンチャー企業の探し方10選【新卒向け】
- ベンチャー企業に入社するメリット【3選】
- ベンチャー企業に入社するデメリット【3選】
- ベンチャー企業が向いている人の特徴
- ベンチャー企業に入社するための必須対策
- ブラックなベンチャー企業の見分け方
- 本記事の要点まとめ
ベンチャー企業の探し方10選【新卒向け】
ではさっそく、ベンチャー企業の探し方をご紹介していきますね!
僕がおすすめするベンチャー企業の探し方は以下の10つです。
上からおすすめ度が高い順に並べておきました。
【ベンチャー企業の探し方】
- ベンチャー企業に特化した求人サイトを利用する
- 就活エージェントに紹介してもらう
- 逆求人サイトを利用する
- 大手求人サイトで絞り込み検索する
- 中小規模の合同説明会に参加する
- ベンチャー界隈の情報を発信するメディアを読む
- ベンチャー企業向けの賞の受賞企業を調べる
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 企業の公式サイトから直接問い合わせる
- SNSをチェックする
ちなみに、ベンチャー企業を探すなら逆求人サイトは利用必須です!
プロフィールを登録しておくことで、自動的に企業との接点を増やせますからね。
これまで200以上の就活サイトを見てきましたが、逆求人サイトなら「キミスカ」がダントツでおすすめです。
スカウトが3種類にわかれているので、「ゴールド」と「シルバー」に絞って対応するのが賢い立ち回り方ですよ!
探し方① ベンチャー企業に特化した求人サイトを利用する
ベンチャー企業を探す方法として、僕が最もおすすめするのは「ベンチャー企業に特化した求人サイトを利用すること」です。
ベンチャー企業を探す上で、本当にお金のないやばい企業は避けたいところ。
その点、求人サイトに掲載するためには掲載料が必要なので、掲載料が払えないような「一切お金がないベンチャー企業」を排除して探せるのも良い。
ベンチャー企業に特化した求人サイトは、以下の3サイトが王道ですね。
【ベンチャー企業に特化した求人サイト】
- CheerCareer(チアキャリア)
- Goodfind(グッドファインド)
- wantedly(ウォンテッドリー)
中でも、僕がサイトを見たり評判を調べて1番良かったのが「チアキャリア 」です。
年間10万人が利用する大手サイトで、かつ掲載企業数も充実している。
更に僕が「これは利用価値が高いな」と思ったのが、スカウトに強いところ。
求人を探すだけでなく、登録しておけばベンチャー企業からのスカウトも届くので、自分が全く知らなかった企業との接点を自動で作れるのはポイントが高いと思います!
▼スカウトに強いという利用者の評判
ベンチャー志望の人はチアキャリアっていうスカウトアプリがマジでおすすめ。1ヶ月くらい使ってるけど、今のところ30件もスカウト来てる!
— 野球人@25卒 (@yuusho_shitema) December 11, 2023
ベンチャー企業を少しでも志望している人は、チアキャリアでプロフィール登録しておいてスカウトを得るのは非常におすすめです!
Goodfind(グッドファインド)
グッドファインドは厳選したベンチャー企業を掲載する就活サイトです。
普通の求人サイトとは異なり、企業が開催するセミナーが軸になっています。
セミナーを開催している企業は新卒の採用に積極的。
よってセミナーからベンチャー企業と接点を持つことができますよ。
セミナー自体の質も高いようで、スキルアップにも繋がるのでおすすめです!
wantedly(ウォンテッドリー)
最後に、ウォンテッドリーは主に中小企業やベンチャー企業が求人掲載しているサイトになります。
一応、位置づけは「ビジネスSNS」ということになっています。
非常に多くのベンチャー企業が登録しているので目を通すと良いですよ!
探し方② 就活エージェントに紹介してもらう
次におすすめなのは、就活エージェントにベンチャー企業を紹介してもらうこと。
就活エージェントは、面談を元にして自分に合った求人を紹介してくれます。
よって「こんなベンチャー企業に入社したいな」という漠然としたイメージでも、それを担当者さんが汲み取って求人を紹介してくれる。
また、ベンチャー企業を選ぶときには「本当にこれから急成長する企業かどうか」という判断も重要です。
つまり企業理解を深めることが、めちゃくちゃ大事なんですよね。
就活エージェントは紹介する企業について深く理解しているので、気になる点や自分で調べてもわからなかった点についてもしっかり説明してもらえます。
ベンチャー志望者におすすめの就活エージェント
就活エージェントは、各社が様々なサービスが出ています。
それゆえに「結局、どの就活エージェントを利用すれば良いの?」と迷うところ。
僕が今、就活生でベンチャー企業を志望しているなら、まずはベンチャー紹介に特化した「バリ活」を利用します。
(バリ活は26卒にも対応しているので、26卒ももう利用できるのも良い!)
加えて、全国対応かつ実績のある大手サービスの「ミーツカンパニー就活サポート」を利用しますね。
上記の2サービスを利用して、自分に合った担当者がいれば継続的に利用するという流れで使うのがおすすめです!
(仮に担当者の企業紹介の精度が微妙だったり、話が合わない場合は利用を停止するようにします)
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
探し方③ 逆求人サイトを利用する
逆求人サイトも、ベンチャー企業を探すのにおすすめです。
逆求人サイトとは、就活生はプロフィールを登録しておくだけで、企業側からスカウトが届く求人サイトのこと。
最初に充実したプロフィールを登録しておくと、企業の採用担当者が「この子は自社に合いそうだな」と考えてスカウトを送ってくる仕組みです。
自分では見つけきれない企業も、逆求人サイトを利用することで出会うきっかけが作れます。
とくにベンチャー企業は、新卒を採用するにもピンポイントで自社に合うような就活生を採用したいと考えます。
よって逆求人型サイトを利用する企業は、大手企業よりも中小企業やベンチャー企業が多いんですよね。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「キミスカ」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
探し方④ 大手求人サイトで絞り込み検索する
次にベンチャー企業の探し方として、王道ですが大手求人サイトで探せます。
やはり利用しやすいのはマイナビですね。
マイナビは求人の「詳細検索」をすることができるので、下記のように従業員規模で絞り込みをかけることでベンチャー企業を探すことができます。
この他にも、年間休日数やリモートワークの有無などで絞り込みをかけることもできるので、マイナビやリクナビなどの大手求人サイトを利用する時は、この「詳細検索」の存在を押さえておくと便利ですよ!
探し方⑤ 中小規模の合同説明会に参加する
中小規模の合同説明会に参加するのもおすすめです。
大規模なイベントに比べて、企業の人事とも距離が近いのがメリット。
とくにおすすめなのは、「ミーツカンパニー」です。
ミーツカンパニーの良いところは、参加企業が「出展料を払えるぐらいお金のあるベンチャー企業」が中心になってくるところ。
大学の合同説明会だと、参加企業は無料で出展できるところも多いので、お金がない企業も出展できてしまう。
(お金がない企業は従業員への待遇が悪い傾向にあるのでおすすめしません)
一方で、ミーツカンパニーなど人材会社が運営する合同説明会には、企業は出展料がかかります。
これを払える資金力があり、かつ新卒の採用に積極的な企業と出会えるので、ミーツカンパニーのおすすめ度は非常に高いですよ。
ちなみにミーツカンパニーは僕が就活生時代に2度参加しています。
全国で開催されているので、愛知県でも参加することができました。
2度の参加で出会った企業2社からの内定獲得に繋がったので、ベンチャー企業との出会いの場としてめちゃくちゃおすすめですよ。
現在はオンライン開催もしているので、全国の誰もが参加可能。
自宅にいながらベンチャー企業と出会えるチャンスなので、積極的に参加しましょう!
ミーツカンパニー公式サイト:
探し方⑥ ベンチャー界隈の情報を発信するメディアを読む
次におすすめのベンチャー企業の探し方は、ベンチャー界隈の情報を発信するメディアを読むことですね。
メディアを読んでいるなかで、気になるベンチャー企業を見つけられる可能性があります。
ベンチャー界隈の情報を発信しているメディアをまとめました。
実際に僕もよく読んでいるメディアですね。
【ベンチャー界隈の情報を発信しているメディア】
- BRIDGE(ブリッジ)
-
Techable(テッカブル)
BRIDGE(ブリッジ)
ブリッジは日本と・アジアを中心としたベンチャー情報を発信するメディアです。
毎日10本ぐらいの記事を更新しているので、読み応えがありますね。
とにかく「これから来そうなベンチャー」が掲載されまくっているので、普通に読み物としても毎日チェックすることをおすすめします!
Techable(テッカブル)
テッカブルはネット系ベンチャー企業に特化した情報を発信するメディアです。
ネット系のベンチャー企業に入社したいと考えている就活生は、絶対に目を通しておくべきメディアです。
探し方⑦ ベンチャー企業向けの賞の受賞企業を調べる
「ベンチャー企業向けの賞の受賞企業を調べる」のもベンチャー企業を探すのに便利です。
世の中には「このベンチャー企業は素晴らしい!」として、表彰したり紹介する制度があります。
それらのベンチャー企業が、必ずしも新卒採用を実施しているとは限りません。
しかし、新たなベンチャー企業を見つけるきっかけにはなりますよね。
僕が就活生の時に注目していたベンチャー企業向けの賞は以下です。
【ベンチャー企業向けの賞】
- ベストベンチャー100
- Japan Venture Awards(JVA)
- 日本ベンチャー大賞
ベストベンチャー100
ベストベンチャー100は、これから成長が期待される100社を紹介するサイトです。
紹介企業が100社あるので「今はどんな業界や事業のベンチャー企業が期待されているのか?」という勉強にもなります。
その中で自分が興味を持つ企業や業界、事業内容を見つけるきっかけになると良いですよね。
Japan Venture Awards(JVA)
JVAは、ベンチャー企業の経営者に向けた表彰制度です。
革新的な事業に取り組んでいたり、成長が期待できる事業を行っている経営者を表彰しています。
ベンチャー企業を志望する人にとって気になるのは、「注目されたベンチャー企業がそのあと成長を遂げたのか?」ということですよね。
過去に表彰された企業一覧も見ることができるので、過去に受賞した企業が、いま成功しているのかを調べるのも面白いですよ!
日本ベンチャー大賞
日本ベンチャー大賞は、経済産業省が有望なベンチャー企業を政府として称えるものです。
国が称えるということで、非常に信憑性が高い賞なんですよね。
受賞企業を見ると、「もはやベンチャー企業として大きな成功を収めている企業」がほとんどなので、新卒でそういった企業に入社することは難しいかもしれません。
しかし、ベンチャー企業として大きく成長する事業内容を押さえる上で、参考にする価値は高いですよ。
探し方⑧ 大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターを利用して、ベンチャー企業を探すのもひとつの手段です。
新卒を募集する企業は、大学に直接求人を持ってくるところも多いんですよね。
ベンチャー企業というよりも、中小企業の求人がメインになるので、若干おすすめ度は下がります。
しかし、ベンチャー企業の求人がある可能性も高いので、一度キャリアセンターで求人があるか聞いてみると良いですよ。
キャリアセンターでの紹介に関しては、大学によって保有求人が大きく異なります。
よって、あくまでも手段のひとつとして考えておきましょう。
探し方⑨ 企業の公式サイトから直接問い合わせる
8つ目のベンチャー企業の探し方は、企業の公式サイトから直接問い合わせるという方法です。
しかしこの方法は非効率的ではあります。
そもそもベンチャー企業は新卒を採用しないところが多い。
なぜなら、ベンチャー企業は新卒を教育する時間よりも、欲しいスキルを持つ中途を採用して即戦力を求めるからです。
ですので、新卒に対して求人を出している企業をピンポイントでエントリーする方が圧倒的に効率的。
ただ「この企業がめちゃくちゃ気になる!どうしても入社したい」という場合は、企業の公式サイトにあるお問い合わせから、連絡してみるのも1つの手ですね。
探し方⑩ SNSをチェックする
ベンチャー企業を探している人は、SNSもチェックしておきましょう。
最近はTwitterやInstagramなど、SNSで採用活動を行うベンチャー企業も増えてきています
就職サイトなどに比べると、採用にかけるコストを抑えられるので利用する企業も多くなってきているんですよね。
また、採用は行っていなくても、SNSを利用している企業は多いです。
SNSで気になるお店やスポットを見つけるように、知らなかった企業を知るきっかけにもなります。
企業のサービスの魅力や社員の人たちの雰囲気をつかみやすいので、ベンチャー企業で働きたい人は、SNSのチェックは必須ですよ。
必読記事①:エントリー数を確保するための“ホワイト企業の探し方“の最適解
必読記事②:マンガで分かる自己分析のやり方【徹底的に自己理解が深まる】
必読記事③:面接頻出質問42問【就活マンが考えた回答例もすべて共有】
これまで書いてきた1000記事の中でも、この3記事は最も就活をうまくいかせるのに重要な記事だから絶対に読み込んでくださいね!
ベンチャー企業に入社するメリット【3選】
ベンチャー企業に入社するメリットとデメリットをまとめておきます。
どんな企業に入社する際も「その企業に入社することで得られるリターン」を常に考える必要がありますからね。
ベンチャー企業に入社するメリットは、以下の3つ。
【ベンチャー企業のメリット】
- 幅広い業務経験を積める
- 実力を評価してもらえる
- 上長との距離が近い
メリット① 幅広い業務経験を積める
ベンチャー企業に入社すると、幅広い業務経験を積めるのがメリット。
大企業だと部署や役職も細かく分けられており、 一人ひとりの業務範囲も決まっています。
ひとつの業務スキルを伸ばせる一方で、 他の業務は経験できません。
ベンチャー企業だと、 人が少ないぶん一人ひとりが担当する業務の幅が広いです。
そのため、幅広い業務の経験が積めるんですけどね。
もし将来転職したくなったときに、さまざまな業務の経験があると 「◯◯もできます!」とアピールできる材料になります。
メリット② 実力を評価してもらえる
ベンチャー企業では実力を評価してもらえるのもメリットです。
大企業だと、まだ年功序列が残っていることもあります。
ですので、どれだけ頑張っても昇給昇格のスピードは変わりません。
ベンチャー企業は設立から浅いこともあり、年功序列ではなく実力を重視して評価される傾向があります。
安定して昇給していきたいというより、自分の実力に見合った評価が欲しいという人はベンチャー企業が向いているでしょう。
メリット③ 上長との距離が近い
社長や役員など情緒との距離が近いのもベンチャー企業のメリットです。
大企業であれば、話すどころか姿を見かけることさえほとんどありません。
しかしベンチャー企業だと上の役職の人とも話したり、一緒に仕事をすることもあります。
そのため業務に関する意見や提案も伝えられます。
また、社長や役員から直接話を聞くことで、仕事へのやりがいも強く感じられますし経営的な視点・考え方を学ぶこともできるでしょう。
ベンチャー企業に入社するメリットについて、別記事でさらに詳しく解説しました。
ぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。
実力をしっかり評価してもらえるのは嬉しいですね!
年齢や社歴は関係なく、自分の努力次第でどんどん上に行けるのはベンチャー企業ならではの魅力だよね。
ベンチャー企業に入社するデメリット【3選】
ベンチャー企業に入社するメリットだけでなく、デメリットも押さえましょう。
大きなデメリットとして考えられるのは以下の3つですね。
【ベンチャー企業のデメリット】
- 安い給料で長時間労働させられる可能性がある
- 研修制度がないことが多い
- 倒産してしまう可能性もある
デメリット① 安い給料で長時間労働させられる可能性がある
ベンチャー企業の特性上、やっぱり安い給料で長時間労働させられがちです。
儲かっていない段階だと必然ですね。
もちろん企業によっては、社員をめちゃくちゃ大事にしている企業もあります。
しかし、大事にしつつも「会社の儲け」は重要なので、そのバランスがベンチャー企業は難しいと言えますよね。
デメリット② 研修制度がないことも多い
ベンチャー企業は、大企業のように丁寧な研修制度がないことも多いです。
あったとしても大企業ほど手厚くはないでしょう。
仕事に必要な知識は、実践を通して学んでいく必要があります。
わからないことがあっても、上司や先輩も忙しく対応してもらえないことも少なくありません。
よって、業務の合間や家に帰ってから自分で勉強するなど、自主的に学ぶ必要があります。
まずは仕事についてイチから丁寧に教えてもらいたい、と考えている人にはベンチャー企業は向いていないでしょう。
デメリット③ 倒産してしまう可能性もある
成長途中であるベンチャー企業は、やはり大企業と比べると不安定といえます。
入社した企業がすぐに倒産してしまい、転職する必要性が出る可能性も高い。
よってすぐに転職するリスクを負いたくないという人には向いてないですね。
このあたりのベンチャー企業の危険性と、「危ないベンチャー企業の見分け方」は別記事で詳しく解説しました。
ぜひ合わせて読んでみてください!
ベンチャーだからこそのデメリットですね。
そうだね。メリットもデメリットも見たうえで、ベンチャー企業で働きたいのかをしっかり考えよう。
ベンチャー企業が向いている人の特徴
つづいては、ベンチャー企業で働くのが向いている人について解説していきます。
以下に当てはまる人は安定した大手企業より、ベンチャー企業が向いているでしょう。
【ベンチャー企業が向いている人】
- 成長意欲が強い人
- 行動力があり主体的に動ける人
- 将来は独立しようと考えている人
① 成長意欲が強い人
成長意欲が強い人は、ベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業の多くは実力主義です。
成果を出すほど、上にのぼり詰めて行くことができます。
ですので、若いうちから役職につくこともできるでしょう。
ただ、結果を出さなければ評価してもらえないシビアな世界でもあります。
一方で大企業は、結果を出しても出さなくても、 昇給や昇格スピードが変わらないことも多いです。
社員数も多いので、役職につけるのは40代になってから…なんてことも、めずらしくありません。
「自分の頑張りはしっかり評価してもらいたい!」「成長できる環境に身を置きたい」という人はベンチャー企業が向いています。
② 行動力があり主体的に動ける人
行動力があり主体的に動ける人もベンチャー企業に向いているでしょう。
ベンチャー企業では研修制度などが整っていないことが多いです。
最初のうちは簡単に業務のことを教えてもらえますが、比較的すぐに実務に入るのがベンチャー企業の特徴ともいえます。
よって、上司にすべて教えてもらおうと受け身な人だとベンチャー企業で働くのは難しいでしょう。
自ら主体的に学んで行動できる人は、ベンチャー企業に向いています。
③ 将来は独立しようと考えている人
将来的に独立しようと考えている人も、ベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業に入社することで、事業を立ち上げる「0→1」そして事業を伸ばす「1→10」を経験できます。
また、経営陣との距離が近いため、会社を経営するうえでの考え方を知れたり意見交換ができることもあるでしょう。
事業の立ち上げから拡大、経営者の考え方まで給料をもらいながら学べるのは、将来的に独立したい人にとってぴったりです。
向上心が強い人はベンチャー企業に向いているんですね。
そうだね!安定よりも成長・挑戦を重視する人には、ベンチャー企業が向いているよ。
ベンチャー企業に入社するための必須対策
ベンチャー企業のメリット・デメリットや向いている人について解説しました。
ここまでの情報で「ベンチャー企業で働きたい!」と思った方に向けて、必須対策をお伝えしていきますね。
以下の3つはぜひ実践してください!
【ベンチャー企業に入社するための必須対策】
- 質の高い志望動機を作成する
- ベンチャー企業で活かせる強みを明確にする
- インターンシップに参加する
対策① 質の高い志望動機を作成する
1つ目の対策は、質の高い志望動機を作成すること。
ベンチャー企業は人数や採用にかけるコストも限られているので、「内定を出したら入社してくれるのか」をかなり重視しています。
よって、 入社意欲の高さを伝えることが重要なのです。
企業への入社意欲は、志望動機で伝えることができます。
ベンチャー企業の志望動機は、こだわって作成しましょう。
「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」で志望動機の書き方について詳しく解説しています。
ぜひ参考にして熱意の伝わる志望動機に仕上げてみてください!
対策② ベンチャー企業で活かせる強みを明確にする
ベンチャー企業で活かせる自分の強みも明確にしておきましょう。
企業が求めている人物像を把握したうえで「自分がこの企業で活かせる強みはなんだろう?」と考えてみてください。
自分の強みを明確にするには、自己分析が有効です。
自分について深く掘り下げていくことで、ベンチャー企業で活かせる自分の強みがわかってくるはず。
自分について徹底的に分析できていると、面接で質問されたときにもスムーズに答えられますし、説得力のある自己PRができます。
自己分析については、別記事でくわしく解説しています。
オリジナルの自己分析シートも活用して、どこよりもわかりやすく自己分析のやり方をまとめていますよ!
▼オリジナルの自己分析シート
自己分析は就活中すべての土台になる重要な作業です。
決して手を抜かず、とことん自己理解を深めてくださいね。
ちなみに、自己分析シートは以下の記事を経由してダウンロードできます。
ぜひ活用してください!
対策③ インターンシップに参加する
可能な限りインターンシップにも参加しておきましょう!
ベンチャー企業は、インターン参加者から早期選考を行う場合が多いです。
理由は、大手企業の選考がはじまる前に優秀な人材を確保しておきたいから。
インターンに参加することで、ベンチャー企業の早期内定を獲得できるチャンスがあります。
また、インターンで社員の方と関わったり仕事についての知識を得ることで、リアルな会社の雰囲気を感じることもできます。
志望しているベンチャー企業がインターンを行う場合は、ぜひ参加しましょう。
入社意欲を伝えるためにも、どれも大切な対策ですね。
そうなんだ!とくにインターンシップは重要だから、志望度が高い企業は日程を調整してぜひ参加してね。
ブラックなベンチャー企業の見分け方
最後に、ブラックなベンチャー企業の見分け方をご紹介します。
高い志をもって入社したのに、ブラック企業で疲弊して心身が壊れてしまっては元も子もありませんからね。
ブラックなベンチャー企業かどうかを見分ける方法は、以下の3つ。
【ブラックなベンチャー企業の見分け方】
- 口コミサイトをチェックする
- OB訪問をする
- 求人を確認する
見分け方① 口コミサイトをチェックする
まず気になるベンチャー企業を見つけたら、 必ず口コミサイトをチェックしましょう!
口コミサイトでは実際に働いている社員の書き込みを見ることができます。
企業のHPや求人サイトですごく魅力的に感じたとしても、口コミサイトを見ると実際の状況はぜんぜん違うなんてことも少なくありません。
入社してから後悔しないためにも、必ず事前に口コミサイトを見ておいてくださいね。
口コミをチェックするなら、大手の「Openwork」や「ライトハウス」がおすすめです。
見分け方② OB訪問をする
OB訪問をして社員の方から直接話を聞くのもおすすめです。
働いている人に話を聞くことで、求人情報など文字だけではわからないその企業の魅力や大変な部分も知ることができるでしょう。
またベンチャー企業の場合、一人が行う業務が幅広いので求人情報だけでは仕事内容をあまりイメージができないこともあります。
OB訪問をすることで、具体的にどのような仕事をするのかも理解しやすくなりますよ。
ただ、OB訪問ってかなり労力がかかりますよね。
よって、僕としては応募前ではなく、内定をもらってから入社するのかを迷っている企業に対して行うのがベストだと考えています。
すべての企業にOB訪問を行っても、内定を獲得できなければ相当な時間をロスしてしまいますからね。
また、内定を獲得してから行うことで「家に何時ごろ帰るのか」「辞める人はどんな理由が多いか」など踏み込んだ質問ができるのもメリットです。
OB訪問で使えるサービスは「OB訪問アプリおすすめランキング【1位〜16位】」でまとめているので、ぜひチェックしてください。
見分け方③ 求人を確認する
求人内容をチェックするのも、ブラック企業かを見分ける方法のひとつです。
たとえば、社員が30人のベンチャー企業なのに、新卒で15人募集していたら要注意!
社員数と比べて募集人数が多すぎる場合は、新入社員がすぐにやめることを想定して募集している可能性があります。
他にも、年間休日数が少なかったり有給消化率が低いなど求人の情報で判断できる要素はいくつかあるのでしっかり確認しておきましょう。
ブラック企業の見分け方については以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にしてください!
ホワイト企業限定の求人サイトを運営中!
現在、この就活攻略論のほかに「ホワイト企業ナビ」という求人サイトも運営しています。
載っているのは、「残業・離職率・年間休日数」の3項目で基準を満たしたホワイト企業だけ!
ベンチャー企業を含め、さまざまなホワイト企業を掲載しているので、「ブラックなベンチャー企業は避けたい…」という人は、ぜひ覗いてみてください!
(少しずつ求人数も増えていく予定です!)
ブラック企業は避けたいですね…。上記の方法でしっかり事前にチェックします!
ベンチャー企業が向いているような行動力のある人こそ、就活もどんどん先に進めがちだけど、一旦立ち止まって企業についてしっかり調べることも大事だよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ベンチャー企業の求人の探し方とともに、入社するリスクやメリットについて理解を深めてもらえたら嬉しいです。
僕は大学時代から「将来起業したい」と考えていました。
しかし、大学生の時の僕は「とりあえず大企業に入社した方が将来有利になりそうだな」と考えて大企業に入社。
結果として、起業の夢を持ったまま大企業にい続けることは不可能と判断し、1年で退職することを決めました。
1度の選択で人生は決まりません。
就活もそうです。就活で自分の思った企業に入社できなくても良い。
入社したら全然想像と違って悩んでも良い。
選択には失敗が付きものです。
大事なのは軌道修正なんですよね。
少しずつでも行動すれば、どんどん前に進んでいく。
その進みがめちゃくちゃ少しでも、時間をかければきっと自分にとっての幸せにたどり着くことができます。
常に歩みを止めず、勉強を止めず、思考を止めず、進み続けてくださいね。
ちなみに、「【働きやすいベンチャー企業ランキング】厚待遇・高年収の企業を厳選紹介!」では、働きやすいベンチャー企業をピックアップしてご紹介しています!
各企業の優良なポイントもまとめているので、ぜひこちらも読んでみてください。
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- ベンチャー企業の探し方はさまざまだが、とくに「就活エージェント」「逆求人サイト」「ベンチャー特化の求人サイト」「中小規模の合同説明会」を利用するのがおすすめ。
- ベンチャー企業に入社するメリットは「幅広い業務経験を積める」「実力を評価してもらえる」「経営陣との距離が近い」などがある。
- 一方で、「安く長時間労働させられる可能性もある」「研修制度がないことが多い」「倒産してしまう可能性もある」といったデメリットも考えられる。
- 「成長意欲が強い」「主体的に行動できる」「将来独立したいと考えている」に当てはまる人はベンチャー企業が向いている。
- ブラックなベンチャー企業を避けるためにも「口コミサイト」「OB訪問」「求人内容のチェック」はかならず行うべき。