皆さん、こんにちは!サラリーマン生活が自分に合わなすぎて若干鬱になったことがある、就活マンです
今回は「就活での鬱」について詳しく解説していきます。
「就活で鬱になるのは甘えか?」という話を聞きますが、全然甘えではありません。
就活は適性によって決まるので、全然うまくいかないことも多々ありますからね。
僕も絶対に受かったと思った企業で不採用になった時は、めちゃくちゃ落ち込みました。
しかしそうは言っても鬱になってしまっては元も子もありません。
そこで鬱になりやすい人の特徴や対策について詳しく見ていきましょう!
就活で鬱になる人は多い
大学のキャリアセンターや、大手就活エージェントに日々たくさん寄せられている相談。
その中でここ数年特に多いのが、「就活による鬱」についてです。
ドキッとした人も、いるのではないでしょうか?
【就活鬱になる前兆として生じる感情】
頑張っても頑張っても内定が取れない…
面接やグループディスカッションが怖い…
エントリーシートや履歴書の管理が上手く出来ない…
親切にしてくれる企業担当者や先輩たちに合わせる顔がない…
親の期待を裏切る結果になりそうで、報告が出来ない…
色々な不安が積りに積もって、就活になかなか向き合えない。
体調を崩し、面接に出かけるエネルギーがない。
そんな学生による悲鳴が聞こえてくるようです。
売り手市場に対してプレッシャーを感じる就活生は多い
2018年頃から、就活市場は圧倒的な売り手市場だと言われています。
就職する側である学生の立場が強いため内定も出やすく、逆に企業側が人材確保に苦戦しているということですね。
大卒の大手求人倍率は2018年を境に急上昇しており、いかにも就活が楽そうに見えてしまいます。
とはいえ、実際就活をしている学生の生の声はどうでしょう?
人気企業は売り手市場でも関係なく難しい
業種や職種を選ばなければ、どこかかには引っかかる…というのは事実かもしれません。
でも現実問題、一部大手企業にエントリーが殺到しているとも言われています。
当然そういった企業の倍率は高く、就職氷河期以上の人気ぶりになっていることも。
どこでもいいから手あたり次第面接するぞ!という方法が避けられるようになったからこそ、学生間での競争率が苛烈になってきています。
「売り手市場」だし、内定がもらえて当然、と考えすぎていませんか?
こんな楽な時代なのに就活がキツいなんて言ってられない…という溜め息が聞こえてきそうです。
確かに、将来を決める大事な場面に追い風が吹くのは嬉しいことです。
しかし、数字上のデータと、実際の肌感覚は分けて考えるのがベスト。
売り手市場だからって、本当に入りたい業界の倍率が低いかどうかは別問題なんですよね。
売り手市場とはいえ、人気企業の倍率が高いことに変わりないですよね。
そうなんだよ。もちろん全体としての内定は出やすくなっているけど、人気企業ばかりを受けている人にとってはかなり厳しいのが現実だよ。
就活で鬱になる人の特徴とは?
では、就活で鬱になりやすい人にはどういう特徴があるのでしょうか。
ここでは9つの特徴を見ていきましょう。
複数当てはまる人は、就活で鬱になりやすい傾向があるので、鬱にならないよう細心の注意が必要です!!
(鬱になっちゃって「もうどうでも良いやー!」って全てを投げ出してしまうのが一番もったいないことですから)
特徴① 真面目すぎる
企業分析を1社1社完璧に…。複数の友人・先輩を頼って他己分析を徹底的に…。
学内セミナーや就活相談会には日程の許す限り一通り出席しまくる…。
ずっとやっているうちに、エネルギーが切れてしまうタイプです。
就活はどうしても長期戦になるもの。
最初からエンジン全開&アクセルべた踏みでは、途中で息切れを起こしてしまいます。
息抜きや手抜きを覚えるのも、社会を生きる上での大切な要素。
休憩しながら就活に臨むのも大事ですよ!
特徴② 人を頼るのが下手
就活において、人を頼るということは意外と大事。
自分の将来の話なので、「自分が頑張らなければ…」と思うこと自体は間違いではないでしょう。
でも他己分析や面接対策をするなど、人の手を借りなければいけないシーンってありますよね。
就活情報を友人と交換し合ったりすることも効率的な就活戦略です。
プライドが邪魔をすることもあると思いますが、まずはそんなもの全力で無視!
人を頼ることはむしろ良いことですからね!
特徴③ ネガティブ思考
全ての失敗の原因を、自分に求めてしまうタイプです。
失敗した時に自分を顧みて、反省の場を設けることはとても大事!
とはいえ、全部が全部自分のせいだと考えると、どうしても気持ちがグラつきます。
今回の面接官とはたまたま相性が悪かった。ご縁がないってこのことかなとある程度割り切って考えることが重要。
気持ちを切り替えながら就活を乗り切る心がけも大事です。
特徴④ 目指す道がはっきりしすぎている
アナウンサーになる!総合商社に勤める!など、人それぞれ目指す道は千差万別。
小さい頃からの夢を叶えたり、憧れの業界に仲間入りしたりするための最終関門が就活です。
でもちょっと待ってください!
一度立ち止まってチェックしてみてほしいのは、あまりにも門戸を閉ざしすぎではないかということ。
目指す道がはっきりしすぎているせいで、理想と現実のギャップに苦しむ就活生は多いものです。
この業界に入れなかったら意味がない…!とまで思い詰めてしまう人もしばしば。
広く視野を持てば、実は他にも適正が見つかるかもしれません。
特徴⑤ コミュニケーションが苦手
就活中は、初めて会う人と会話する機会がかなり多くなりますね。
元々交流関係を「浅く深く」なタイプで構築してきた人には、ハードルが高く感じるかもしれません。
グループディスカッション等では特に、短時間に多方面から提案が飛んできて、頭の回転が追い付かないことも。
一度失敗してしまうとどうしようもなく恥ずかしく、次またチャレンジするのが怖くなったりしてしまいます。
まずは、練習あるのみ!
学内の面接対策講座を受けまくるなど、「本番以外の場」を多く設けるのも対策のひとつです。
面接に落ちたらもう二度とこの人たちとは会わないだろ!と、どっしり構えるくらいでOKです。
特徴⑥ 周りと比べてしまう
就活の進み具合は、当然人によって違います。
志望業界も違えば、どんな会社をいくつ受けているのかも違って当たり前。
就活が始まるとどうしても友人との会話も就活ネタが多くなり、進捗報告をし合う、なんてシーンも出てきます。
でも、自分は自分、友人は友人。
マウンティング合戦からは一歩身を引いて、あまり比べすぎないようにするのが吉。
参考にしたり、お互いに刺激し合ったりする程度が、ベストな関係性です!
特徴⑦ 就活を人生のゴールにしている
受験や勉強を頑張ってきた人の中には、「いい会社に就職する」ことを目標に定めてきた人も多いもの。
親世代から、「頑張らないといい会社に入れないよ!」と言われた経験がある人もいるのでは?
就職が上手くいかないとこれまでの努力や親の期待を無駄にしてしまう…と考えがちなタイプです。
果たして、本当にそうでしょうか。
長い人生の、まだ前半4分の1程度にさしかかった段階です。
最近は社会人の転職市場も大きく、一生同じ会社で勤め上げる人は減ってきています。
悪い意味で自意識過剰になっていないか、一度見直してもいいかもしれません。
特徴⑧ ストレスを上手く発散できない
どんなに順調にいったって、就活はストレスがかかるもの。
精神的な疲れはもちろん、書類準備やリクルートスーツを着ての移動で、体もくたくたになります。
そんな時、どんなリフレッシュをしていますか?
ここですぐに何か思い浮かばないようだと要注意。
カラオケ、お風呂、食事、お酒、スポーツ、サークル活動…なんでもいいんです!
日々のストレスや疲れをぶっ飛ばせるような息抜きを準備しておくことも重要です。
特徴⑨ お金で苦労してきた
幼少期や学生時代、お金で苦労してきた人もいますよね。
自分は絶対お金に困りたくない!と反面教師にするがあまり、就活に対するエネルギーが変な方向に向かっている人も少なくないものです。
就活は何のためにするのか、もう一度考えてみるのもいいかもしれません。
お金だけを求めるなら、当たればデカい芸能人や、キャバ嬢・ホストになるのも手でしょう。
そうではなく就活に将来を見出しているなら、きっとお金以外で譲れないポイントが自分の中であるはず。
それを見つけるのは、自己分析の一環としても有効です!
これらの特徴がある人は特に注意が必要ですね!
そうだよ。僕もいくつか当てはまるから就活では落ち込むことも多かった...。
就活で鬱になるのは甘えじゃない
就活を経て鬱になってしまった人は、「これはただ自分が甘えているだけなのでは?」と考えがちですよね。
大学院に進学する、家業を継ぐなどの事情がない限り、基本的に学生は全員就活の道を通るものです。
みんなが出来ている当たり前のことがどうして自分には出来ないんだろう…。
つらいつらいと言って、目の前の問題から逃げているだけではないか…。
そうやって「甘え」癖をつけて、社会に出てやっていけるわけがない…。
と、自己否定の考えを深めてしまうケース、実は多いです。
どんなにポジティブに考えようと心がけても、「出来ない自分」が情けなく思う気持ちは消えないもの。
「甘え」ばかり抱く自分を責めてしまい、がんじがらめになりますよね。
就活で鬱になりそうになるのは甘えじゃない
ハッキリ言っておきます!
鬱は、「甘え」なんかではありません!!
そもそも「甘え」かどうかを判断するために重要なのは、変化の有無。
「甘え」が強い人は、これまでの人生の中でいつどんなシーンでも「甘え」て過ごしてきたはず。
勉強、部活、スポーツ、芸術、家の手伝い、ありとあらゆるものを放棄し、周りからの忠告を聞かず、問題視すらせず、向上心も全く抱いてこなかったというのであれば確かに「甘え」ている性格なのかもしれません。
でも、今まで1つくらい、何か頑張ったことはあるのではないでしょうか。
嫌なこと、逃げ出したいことがあってもどうにかこうにか頑張ってきた経験があるはずなのに、就活のことを考えた途端に憂鬱になり、動けなくなってしまう…というのであれば、それはもはや性格の問題ではないんですよね。
むしろ、「甘え」の対極にある思考です。
思うような結果が出ないことへの反抗心は甘えていない証拠
思うように頑張れなくてつらいと考えるのは、甘えていないからこその悩み。
頑張っているからこそ、つまずく時だってあるんです。
少なくとも就活で鬱になる人は、「甘え」てなんかいないんですよね。
「非定型型鬱」を覚えておくべし
「甘え」なんじゃないか、と言われがちな鬱のひとつに、非定型型鬱というものがあります。
「新型鬱病」や「現代鬱病」とも呼ばれるので、聞いたことがある人もいるかもしれません。とはいえ、まだまだ浸透した呼び名でないのも事実です。
いわゆる「鬱」というと、どんな症状が思い浮かびますか?
布団から出られない、全然眠れない、食欲がない、人と会話できない、というイメージでしょうか。
非定型型鬱は、鬱の症状が現れる時と、そうでない時との差がはっきりしています。
大好きな趣味に取り組む時や、仲のいい友人と話す時にはむしろ活き活きしています。
食欲もしっかりあり、睡眠も取れることがほとんど。
却って食べすぎ寝すぎに陥ることもあるくらいです。
だからこそ、元気でいつもと変わらない様子に見えちゃうんですよね。
それなのに、急にガクンと調子が悪くなるのが非定型型鬱の特徴。
就活のことを考えた時にだけ、心がずしんと重くなるということが発生します。
あまりにも気分の浮き沈みが激しいので、「この前は元気だったし、問題ないよね…」と思ってしまいがち。
他人どころか自分でもまさか鬱とは思っていなかった、という人もいるくらいです。
自分ですら、鬱なのか甘えなのか気づけない。非定型型鬱の、やっかいなところです。
まずは、こういうタイプの鬱もあるよ、ということを知っておいてください。
実際に自分が非定型型鬱に当てはまるかどうかは一旦置いておいて大丈夫。
甘えてはいけないと頑張っているうちに、鬱が深刻化することもあります。
気づきにくい鬱がある、という知識を入れておくだけでも、困った時の気づきになりそうです。
非定型型鬱になると、日常生活の中で突然気持ちが落ち込んでしまうんですね。
そうなんだよ。突然症状が出るからこそ、すごい怖い鬱だよね。
就活で鬱にならないための対策法
就活鬱は、甘えではないとお伝えしてきました。
とはいえ、なるべく就活で鬱にはなりたくないものですよね。
なってしまったのだとしても、早めに回復したいと考える人が大半はなず。
ここでは、就活による鬱にならないための対策法をお伝えします!
対策① とにかく焦らない
就活に焦りは厳禁。
特に周りと比べて焦ってしまうことには、何のメリットもありません。
置いてけぼりにされてしまうのではという強迫観念は一度捨てて、焦らずゆっくりやっていきましょう。
就活で大事なのは、じっくり考えながら行動に移すこと。
最近の就活市場では、コミュニケーション能力や課題解決力を重視する選考が多くなってきています。
たくさんの企業を一気に受ける、というような瞬発力や機動力も才能のひとつではありますが、あまり疲れすぎないようにしましょうね!
対策② 休みの日を作る
就活だけでなく、ゼミやサークルに忙しいのが学生です。
ふとスケジュール帳を見た時に、予定でパンパンになっていませんか?
社会人でも週に2回は休みます。
意識的に、何も予定を入れずにだらだらする日を作ってみてください。
SNSや就活情報サイトも一旦シャットアウト。
心と体を休ませるのは、鬱のみならず、健康のための第一歩です!
対策③ ちゃんと朝起きる
……してませんか?夜更かし。
やることが多すぎて、どうしても帰宅してからの作業量が多くなり、夜更かしに繋がりがちですよね。
でも、メンタルにいいのは早寝早起きです!(僕はできてませんがw)
小学生の頃から口酸っぱく言われているのでもう聞き飽きたという人もいるかもしれませんが…。
それにはちゃんと理由があります。
人間の精神状態は、脳内物質のバランスが重要。
鬱になる人は、このバランス感が崩れてしまっているのです。
太陽の光は脳内のセトロニンという物質が増えることに繋がり、不安感を消す効果があるんです。
嘘だと思って試してみてください。
やってみる価値はありますよ!(僕もやりますw)
対策④ 運動をする
本当に気持ちが落ち込んでしまうと、体を動かすエネルギーも沸いてこないもの。
運動を普段からの習慣にしておくことで、防止することが可能です。
運動サークルに入っている人はそこに顔を出してみるのもいいでしょう。
家の周りをランニングしてもOK、お金があればフィットネスジムに通ってもOKです。
もちろん、家の中で出来るエクササイズも効果的。
自分に合った範囲で、無理なく運動に挑戦してみてもいいかもですね!
対策⑤ キャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターには、進路や就活に悩む人にとって大きな味方になってくれる人がたくさんいます。
特に、就活を頑張りすぎてへとへとになってしまっている人は是非行ってみてください。
キャリアセンターは、就活に対する意識が高い人しか行ってはいけない場所ではありません。
悩んでいることを打ち明けてみると、意外と新しい方向性が見えてくるもの。
そのアドバイスを受けて、実際にどうするかは後で考えればOK。
無料だし、まずは相談だけでも…と気軽に行ってみるのも手です。
予約が埋まっている可能性が高い点がキャリアセンターのデメリットですが...。
対策⑥ 心療内科に相談する
もし、就活が辛くなりすぎて、体に不調が出てしまっているなら要注意。
特に、不眠や過眠、吐き気や頭痛胃痛、食欲不振や過食などがある人は、遠慮なく専門家に相談してください。
先ほどもお伝えした通り、就活での鬱は甘えではありません。
誰しもがなる可能性があり、なってしまっても全く恥ずかしいものではないんです!
心療内科では体の不調がつらい場合に、まずはお薬を使う投薬治療が行われます。
不調はそれほどでもないけれど、考え方や思考回路がごちゃごちゃになりすぎてつらいという人には、物事をどう捉えるかを鍛える認知行動療法というものも行われます。
カウンセリング中心でやってくれるところもあるので、お近くの病院を探してみてくださいね1
対策⑦ 親に相談する
就活中に鬱になってしまう人の中には、親の期待に応えようと必死になっている人がいます。
もし、親の期待と自分の目指したい方向性がズレているのならば、時間をかけてでも胸の内を打ち明けるのもいいでしょう。
親は子供の一番の味方…
なんていいますが、実際は頭ごなしに怒られたり、否定をされたりして傷つくケースがあるのも事実。
それでも、一度自分の考えをぶちまけておくことで、「期待に応えないと人生終了」という思い込みによるプレッシャーから解放される効果は得られます。
喧嘩になってしまうかもしれません。
それでも「自分のために」戦ってみるのも、必要な勇気です。
対策⑧ 思い切って就活を中断する
心身の健康に勝るものはありません。
内定を急ぐあまり希望と全く違う業種に就いて、就職後にとても後悔した人もいるんです。
大事なのは「内定をもらうこと」ではなく、「納得した企業に入ること」。
ここの会社で頑張ろう!と思えることこそが大事なのです。
あまりにも疲れたら、休んだっていいんです。
勇気の要る決断かもしれませんが、就活を楽しめるくらいの心持ちになってから再開でもOKです!
これらの対策を1つでも多く取ることで就活鬱にならないよう対策しようね!
日頃から実行できることも多いので参考にします。
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活がうまくいかない時って「このまま内定が1つも出なかったらどうしよう」という絶望感に陥りがちです。
しかし正直なところ、就活を通して1社からも内定が出ずとも「既卒としての就活」も可能です。
日本に生まれた時点でどうにでもなると僕は思っています。
ですが就活で鬱になり、精神を病んでしまうのは避けるべきこと。
ぜひ就活攻略論で書いている就活の攻略法を活用して、内定を獲得しましょう!
あなたの就活の成功を陰ながら応援していますからね!!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー