就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕が就活生の時、SPIの存在を知ってこう思いました。
「え!就活でも勉強が必要なの!?」
あの時の絶望感は今でも忘れません。もう声になりませんでしたね。
高校生の時に、体育に持久走があるのを知った時と同じ衝撃。
ですが事実は変えられません。
僕はSPIに関する攻略法を研究し始めたんですよね。
本記事では、SPIを攻略するための第一歩である「SPIというもの理解」から、まずはしてもらおうと思います。
SPI1・SPI2・SPI3の違いだけでなく、Webテストや玉手箱など他の適性テストとの違いを徹底的に解説していきますね!
たしかに、そもそもSPIテストとは何かを詳しく知りません。
まずは敵を知ることが重要。SPIを攻略するために、まずはSPIとは何かを理解しようね!
- SPIとは?
- SPIのテストの種類について
- SPIの受験方法の種類について
- SPIの実施時期と対策開始時期について
- SPIの具体的な対策方法
- SPI試験で出題されるテスト問題例
- 【一覧】SPI以外の適性検査の種類について
- 本記事のまとめ
SPIとは?
そもそも「SPI」とは何でしょうか?ぼんやりしか理解してません。
「就活ではSPI対策が必要」とよく言われます。
しかし、SPIとは何かをしっかり理解している人が少ないように思うんですよね。
ほとんどの人が「SPIってのは能力を測るための試験」ぐらいにしか理解していないので、ここではSPIの概要について詳しく解説します!
SPIとは適性検査の1つである
まずSPIとは「適性検査」の1つです。
適性検査とは何か、簡単にまとめると以下ですね。
【適性検査とは】
企業がもとめる能力を満たしているのかを測るための基礎試験のこと。
「能力試験」と「性格試験」の2つから構成されている。
たとえ話をしましょう。
あなたはカフェを来月にオープンする予定でいます。
あなただけではカフェを運営できません。1人ホールスタッフを雇う必要がある。
ではあなたはこのホールスタッフとしてどんな能力を求めますか?
僕なら次のような条件を求めますね。
・最低限の日本語を話すことができる(=能力)
・数字の計算が得意である(=能力)
・明るい性格である(=性格)
この条件を満たす人を採用したい!
その時に利用できるのが「適性検査」です。
応募してくれた人に適性検査を受けてもらうことで、その結果からこれらの条件を満たす人を通過させることができるんですよね!
要するに検査を受けてもらうことで、ある程度のふるいわけをすることができる。
そのふるいわけのためのツールが適性検査なのです!
適性検査は求める能力や性格を判断するためのツールということですね!
そのとおり!この適性検査を提供している会社はたくさんあって、SPIはその中で最も使われている適性検査なんだよ!
SPIとはリクルートが作った適性検査である
SPIは適性検査の1つ。
SPIの正式名称は「SPI (Synthetic Personality Inventory)総合検査」というのですが、これは覚えなくて大丈夫です!
このSPIという適性検査を作ったのは株式会社リクルートキャリア。
リクルートグループで人材系を専門にしている企業ですね。
要するに「SPIはリクルートが提供している適性検査」なのです。
またSPIには「SPI1・SPI2・SPI3」という名称があります。
この「1・2・3」というのは、アップデートされたバージョンの違い。
iPhone・iPhone2・iPhone3と同じイメージです。
よって最新の「SPI3」だけを対策してください。
SPI1・SPI2は無視でOKです!
SPIは「能力検査」と「性格検査」の2つからなる
そしてこのSPIですが、「能力検査」と「性格検査」の2つから構成されます。
先ほどのカフェで人を雇う時、「最低限の日本語を話すことができる」「数字の計算が得意である」という能力を必要としましたよね。
同時に「明るい性格である」という性格も求めていました。
つまりSPIは、企業が人材に対して求める「能力」と「性格」を両方測ることができるツールなのです。
SPIを就活生に受けさせることで、基礎的な能力と性格を測るのですね!
特に応募数が多い企業では、SPIによって効率的にふるいわけが可能になるんだよ!
SPIのテストの種類について
ここからはSPI検査の具体的な内容について解説していきます。
どんな検査がされるのか、より理解を深めていきましょう!
能力検査は4種類に分けられる
先ほど、SPIは「能力検査」と「性格検査」から構成されると話しました。
更に詳しい話をすると、能力検査は4種類の検査から構成されています。
【能力検査の種類】
・言語能力
・非言語能力
・英語力
・構造的把握力
まず「言語能力」とは、言葉の意味を理解しているのか、文章の要約が可能なのかといったまさに言語に関するテストのことを指します。
(例:漢字の読み・長文読解・空欄補充など)
次に「非言語能力」は、数字や計算能力や論理的思考力を測るテストのことを指します。
(例:確率や順列・損益算・推論)
次に「英語力」ですが、これは言葉の通りで英語力を測るためのテストです。
「言語能力」と「非言語能力」はほとんどの企業で実施されますが、この「英語力」を実施する企業は少ないです。
(例:英語の同義語・英語の反意語・英語の空欄補充)
そして最後「構造的把握力」ですが、馴染みのない言葉ですよね。よって言い換えると、「物事の大枠をとらえる力」を測るテストです。
いくつかの文章が並べられていて、それらの文章を特徴ごとに仕分けたりするテスト内容ですね。
こちらも「英語力」と同様で、実施しない企業も多いですが、テストセンターという会場で受験する場合に出題されることがあるので、対策をしておきましょう。
(例:文章問題の仕分け・文の仕分け のみ)
SPI検査の対策すべき優先順位について
そしてSPIの性格検査を含めた5種類には、それぞれ対策すべき優先順位があります。
なぜならこれら5種類の検査は、すべて実施されるわけではないからです!
例えば「英語力」を必要としない企業では、英語力がテストされない場合が多い。
また、構造的把握力も実施されないことが多いです。
一方の「言語能力」と「非言語能力」そして「性格」はSPIを採用しているほとんどの企業で実施されます。
これら5種類の対策優先順位を図解しました。
上が対策すべき優先順位の高いテスト。下が対策する優先順位の低いテストです。
【SPIの種類別の対策優先順位】
1位:言語能力
1位:非言語能力
3位:構造的把握力
4位:英語力
5位:性格
性格検査はほとんどの企業で実施されるのに、なぜ対策の優先順位が最も低いんですか?
それはね、性格について対策してしまうと、自分本来の性格を企業に伝えることができずに、ミスマッチに繋がってしまうからだよ!
性格検査については、対策不要です。
むしろ僕は一切対策してはいけないと考えています。
なぜなら対策してしまうと、「この質問でこれを選択すれば、◯◯という性格と企業に思われるだろうな!」と戦略的に性格検査の結果を操作できるようになってしまう。
それだと自分本来の性格を伝えることができないですよね!
自分の性格を偽って内定を獲得したとしても、後で「合わないな!」となってつらい思いをするのは自分です。よって性格検査はありのまま回答すべきですよ。
内定は取れれば良いってものじゃないのでね!
なるほど!性格検査はありのままの自分の性格を伝えるためにも、対策はむしろするべきでないということか!
SPIの受験方法の種類について
続いてSPIの受験方法の種類について解説します。
皆さんは「Webテスト」や「テストセンター」という言葉を聞いたことがありますか?
これらは適性検査の“受験方法”の種類による呼び名です。
【適性検査の受検方法】
・テストセンター:専用の会場でパソコンにて行う
・Webテスト:自宅のパソコンでテストを行う
・筆記テスト:指定された会場で筆記テストを行う
・インハウスCBT:指定された企業の会議室で行う
上記のように4種類の受験方法で適性検査は行われます。
SPIもこの4種類から企業ごとに指定された方法で、受験するスタイルです。
ちなみに「テストセンター」と「Webテスト」が主流です。
テストセンターは就活期になると、全国に専門の会場が用意されます。
テストセンターで受けたSPIの結果は、データとして保存されます。
よって1度受ければ他の企業に使い回すことが可能なんですよね!
僕の場合は、最初に受けたテストセンターでのSPIで大手企業を通過したので、その結果をそのまま別の企業でも使いまわしていました!
(結果、SPIで落ちたことは1回もありません。)
仮にテストセンターを受験して、その結果を送った時に「不採用」になるようだったら、もっと勉強して再度受験することをおすすめします。
テストセンターで受けた結果は使い回すことができるんですね!
そのとおり!その結果は就活生側は見ることができないから、通過するかしないかで使い回すか決めると良いよ!
SPIの実施時期と対策開始時期について
では続いて、SPIの実施時期と、対策を開始すべき時期について解説します。
結論としては「早い時期に実施されるから、早めに対策すべき」なのですが、詳しく解説していきますね。
SPIの実施時期
ではSPIが実施される時期について解説します。
つまり「いつからSPIを受験する可能性があるのか?」ということですね。
SPIの実施時期に関しては、経団連がそれぞれ次のように解禁時期(※1)を定めています。
【大学3年生の3月1日】
・テストセンター 解禁
・Webテスト 解禁
【大学4年生の6月1日】
・ペーパーテスト 解禁
(※1)出典:日本経済連「採用選考に関する指針」
SPIの受験方法の主流は、テストセンターとWebテストです。
よって実質的には「大学3年生の3月1日」から求人サイトの解禁と同時に、SPIも解禁されるイメージですね!
そして実際にSPIを受験する日ですが、各企業から締日を指定されます。
「◯月◯日までに受験ください」という感じで、エントリーした後にメールが届きます。
エントリーが落ち着いた4月〜5月はテストセンターがかなり混むから、早めの予約をしておこう!
Webテストも自宅でできるからと言って後回しにせずに、サクッと受験しようね!
SPIの対策を開始すべき時期
ほとんどの就活生がSPIの勉強を始める時期について。
就活が本格的に始まる前の「大学3年生の1月〜3月」に始める人が多いです。
しかし、正直な話SPIの対策は3年生になってすぐから始めるべきですね!
なぜなら単純な話で、SPIはやればできるようになるし、就活が始まる寸前に勉強を開始するとめちゃくちゃ焦るからです。
以前つぎのようなツイートをしました。
就活には2つのことがあります。
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) September 11, 2019
・頑張ればなんとかなること
・頑張ってもなんともならないこと
前者が理由で不採用になったら自分を責めてOK。
後者が理由で不採用になったら悩む必要なしです。
SPIを勉強したり、志望度の高さをいかに伝えるか考えたり、とにかく頑張れる部分に入魂すべし pic.twitter.com/L8dKUPlyb6
就活には2つのことがあります。
・頑張ればなんとかなること
・頑張ってもなんともならないこと
前者が理由で不採用になったら自分を責めてOK。
後者が理由で不採用になったら悩む必要なしです。
SPIを勉強したり、志望度の高さをいかに伝えるか考えたり、とにかく頑張れる部分に入魂すべし
つまり就活には「頑張ればなんとかなること」と「頑張ってもなんともならないこと」の2つがあるということです。
前者については、SPIだけじゃなく、企業理解やES作成、面接などが挙げられますね。
頑張れば結果がついてきます。
一方の「その会社との適性(相性)」や「学歴フィルター」については頑張ってもなんともなりません。
自分に合わない会社から内定を取っても意味ないですし、それなら不採用になった方がマシなんですからね。
学歴フィルターが理由で落ちても、それは別に仕方のないことです。その会社の採用方針でしかありませんから!
そして「頑張ればなんとかなること」に関しては、とにかく頑張りましょう。
そこで落とすのは本当にもったいない!!
SPIだけでなく、適性検査の能力テスト対策は...
今すぐ始めよう!
これに尽きますね。
SPIの具体的な対策方法
ではSPIについての理解が深まったところで、ここからは具体的なSPIの対策方法についてお話します。
SPIは勉強さえすれば誰でも通過できるようになります。
逆に言えば、対策しないと誰でも落ちる可能性があるテストです。
対策方法に関しては非常にシンプルなので、とにかく実行してください!
性格検査は対策するのではなく理解する
最初にSPIを適応している企業のほとんどが実施する「性格検査」について。
途中で「性格検査については対策をするな!」とお伝えしました。
理由は、対策をして自分の性格をその企業が好むように操作しても、入社後のミスマッチに繋がるからです。
しかし事前に自分の性格について理解しておくことは重要です!
なぜなら性格検査でどんな結果ができるのかを、事前に把握しておくことで、面接官にアピールすることが決定するから。
例えば、自分の「行動力や積極性」が武器だと理解していて、性格検査でもそれが結果として出ていれば、そこをアピールポイントとして押せますよね!
つまり自分が認識している自分の性格と、性格検査での結果の両方が一致しているのか、事前に認識しておくことが重要なのです。
ちなみに、エントリーシートや面接で話す自分の性格と、性格検査の結果がしっかりと一致している場合、「この子は自分のことを客観的によく理解している人」だと評価されます。
このように性格検査の結果を事前に把握しておくことにはメリットしかない。
ではどうやって性格検査の結果を事前に知るのか?
自己分析のやり方の記事でもおすすめしていますが、「キミスカ」というスカウトサイトに無料登録して受験できる適性検査を利用しましょう。
これまで10以上の適性検査ツールを利用しましたが、キミスカが一番良かったです。
▼キミスカの適性検査で得られる結果
このように15分ほどの検査で、自分の性格について十分に情報を得ることができます。
性格検査への対策としては、このように実際の検査を受けて、検査結果を事前に把握しておくことが重要です!
▼キミスカの適性検査はこちらから!
SPIはとにかく問題を解くことが最重要
次はSPIの「能力テスト」に関する対策法について解説します。
この能力テストに関しては、本当にシンプルです。
問題をとにかく解きまくりましょう。これに尽きます。
ちなみに僕が大学生の頃、先輩からこう言われました。
「SPIなんて簡単だから、対策は直前でいいよ〜」
僕は「本当か?」と思って早めから始めたのですが、始めてみたところ...
普通にムズい
と思いました。
よって信頼できる問題集を買って、早めから問題を解く。
SPIの能力テストに関する問題集のおすすめは以下の2冊です。
▼これが本当のSPI3だ!
▼最新最強のSPIクリア問題集
まずは取り組みやすい「これが本当のSPI3だ!」を始めてください。
すべて問題を解き終わって理解したら、より問題が充実している「最新最強のSPIクリア問題集」に取り組む。
この2冊をしっかり解いておけば、SPIの能力テストについては問題なく通過できるでしょう。
実際に僕もSPIに関してはこの2冊を軸に取り組みましたが、就活では十分通過できました!
更に詳しいSPIの対策法について知りたい方は、別記事に書いたので併せてご覧ください。
▼より詳しいSPIの対策方法はこちら!
SPIだけでなく他の適性検査の対策もおこなう
ここで少し補足しておきます。
SPIの概要でお話したように、SPIは適性検査の1つに過ぎません。
企業によってはSPIではなく、他の適性検査を使っている企業もあります。
よってSPIの対策と同時に、他の適性検査の対策も必要です。
「他にどんな適性検査があるの!?」という人のために、この記事の最後で他の適性検査についても解説しています。
ここではとりあえず、「SPIだけの対策法としては適性検査を受けてみることと、問題集を解くことが必要なんだな」と理解しておいてください。
とは言ってもSPIを使っている企業が多いから、まずはSPIさえ対策しておけば6割以上の適性検査で通過できるようになるよ!
なるほど!まずは主流であるSPIの対策をして、それから他の適性検査の対策も広げていくイメージですね。
SPI試験で出題されるテスト問題例
ここまでの解説で、SPIの概要とSPIの対策法が分かりましたよね!
そんな皆さんの中には「SPIってどんな問題が出されるんだろう?」と疑問に思う方も多いと思うんです。
実際に問題集を見れば一発でわかることですが、イメージを付けてもらうためにも、この章で出題される問題例を紹介していきます。
問題例① 性格検査
【問題例】
1、物事を考えすぎる方だ
2、計画を立てることが好きだ
3、休みは外に出るタイプだ
選択肢)
あてはまる・どちらかというとあてはまる・どちらかというとあてはまらない・あてはまらない
このように、与えられた質問に対して「それが当てはまるかどうか?」を聞くことによって、その人の性格を洗い出していくのが性格テストです。
性格テストの結果は企業側のみに公開されるので、就活生は結果を見ることができません。
SPIの性格テストでは「この人は嘘をついている」と見破れるような仕組みも導入されているようなので、嘘をつくことはミスマッチにも繋がるので絶対にやめましょう!
性格テストで嘘をついて獲得する内定に価値はありません!
問題例② 言語能力テスト
【問題例】
「作家・執筆」と2語が同じ関係のものをア〜ウの中から選びましょう。
ア、医師・病院 イ、探偵・調査 ウ、コンサルタント・助言
「猫がネズミをとる」の下線部と最も近い意味でつかわれているものを選択肢から選びなさい。
A、歳をとる B、写真をとる C、魚をとる
「言いふらすこと」という意味を持つ言葉を選びなさい。
A、饒舌 B、説法 C、吹聴
普通に難しくないですか?
ですが、1度問題を解いて覚えておけば正解できる問題ばかりです。
特にSPIで出題される漢字については、知っておかないと難しい漢字ばかりです。
別記事にて、SPIの頻出漢字をまとめておいたので参考にしてくださいね!
▼SPI頻出漢字まとめはこちら!
問題例③ 非言語能力テスト
【問題例】
ある品物に、定価の2割引で売っても、原価の4割の利益が得られるように2450円の定価をつけた。原価はいくらか。
A、1240円 B、1400円 C、1640円 D、1800円
PとQの2人は、1周24kmのマラソンコースを走る。 Pは時速12km、Qは時速18kmで走り、2人の速度はそれぞれ常に一定であるものとする。
A、1時間6分後 B、1時間30分後 C、1時間36分後 D、1時間48分後
非言語能力テストは、数学的な問題が多いですね。
僕は理系ですが、SPIの数学問題を初見で解くのは無理です。やり方忘れてます。
「俺は理系だから大丈夫!」となめていると普通に落ちるので問題集を解きましょう!
問題例④ 英語力テスト
【問題例】
「provide」と最も近い意味を持つ語を選びなさい。
A、order B、supply C、receive
「urban」と反対の意味を持つ語を選びなさい。
A、rural B、criminal C、religious
英語力のテストは実施する企業は少ないですが、語学力を重視する企業では実施されることがあるので、対策しておきましょう。
ちなみに企業ごとに実施される適性検査を知るためには「ワンキャリア」を利用すると、掲載されているので利用しましょう!
問題例⑤ 構造的把握力テスト
【問題例】
次の ア ~ エ の中から、問題の構造が似ているものを2つ選べ.
ア はるおくんは 150 円, あきおくんは 70 円持っています. 2 人合わせていくら持っていますか.
イ 70 円のお菓子を買うのに 150 円出したら, おつりはいくらですか.
ウ はるおくんは分速 150 m, あきおくんは分速 70 m で, ある地点を同時に出発して一直線に同じ方向に進みます. 出発してから 10 分後に 2 人はどれだけ離れていますか.
エ なつこさんは 20 歳, ふゆこさんは 19 歳です. 2 人の年齢の和は何歳ですか.
構造的把握力は初見だと「?」となる問題が多いです。
出題する企業は少ないですが、出題された時に撃沈する可能性があるので、対策をしておきましょうね!
※問題例出典:Study pro「SPI無料学習サイト」
※問題例出典:数学Mass-Math 「構造的把握力検査」
【一覧】SPI以外の適性検査の種類について
それでは最後にSPI以外の適性検査を紹介します!
途中でも話したとおり、SPIが適性検査全体の6割を占めるので、まずはSPIの対策が必須です。
ですが例えば、SE(システムエンジニア職)やプログラマー向けの適性検査「CAB」。
総合商社や専門商社、証券会社・投資会社などのレベルの高い人材をふるいわけするための適性検査「GAB」などもあります。
よって、必要に応じて対策を広げていく必要があります!
ここで紹介する適性検査は6つ。
特に「玉手箱」は頻出なので、SPIの次に対策をしましょう!
①TAP(出題頻度:★★☆)
正式名称:Total Aptitude test
提供会社:日本文化科学社
特徴:関東圏の企業で採用している企業が多い、数学多い
SPIと同様に「能力テスト」と「性格検査」からなる適性検査です。
受験方法はWebテストまたは、マークシート形式で行われます。
能力テストの特徴としては、「数学問題」が多いことですね!
TAPの対策としておすすめの問題集を紹介しておきます。
(この問題集では、同時にCUBICとTALという適性検査も対策できます。)
▼8割が落とされる「Webテスト」完全突破法
②SCOA(出題頻度:★★☆)
正式名称:SCOA総合適性検査
提供会社:NOMA総研社
特徴:SPIよりも問題数と出題の幅が広い
SCOAは1985年に開発された適性検査なので、結構歴史があります。
それゆえに大手企業でも使用している企業が多いんですよね。
問題数が非常に多いので、慣れておく必要のある適性検査です。
おすすめの問題集を紹介しておきますね!
▼明快!SCOA総合適性検査
③玉手箱(出題頻度:★★★)
正式名称:玉手箱
提供会社:日本エス・エイチ・エル社
特徴:Webテスト(自宅受験型)で頻出の適性検査
玉手箱はWebテストとして最も有名な適性検査。
就活生なら1度は聞いたことがある人も多いと思います。
実際に、日産自動車やトヨタなどの大手でも使用されています。
よって全ての就活生が対策すべき適性検査と言えます。
「SPI→玉手箱」の順に対策を進めましょう。
おすすめの問題集は以下になります!
▼8割が落とされる「Webテスト」完全突破法
④CAB(出題頻度:★☆☆)
正式名称:Computer Aptitude Battery
提供会社:日本エス・エイチ・エル社
特徴:SEやプログラマーなどコンピューター職を志望している学生の適性を測るためのテスト
CABはSEやプログラマーを採用する際に利用される適性検査です。
テスト内容としては、「暗算・法則性・命令表・暗号」というまさにプログラマー向け!というテストですね。
SEやプログラマーとして就職を希望している人は、ぜひ以下の参考書に取り組みましょう。
「暗算・法則性・命令表・暗号」は癖があるので、問題を事前に解いておくことが非常に重要です!
▼CAB・GAB完全突破法!
⑤GAB(出題頻度:★☆☆)
正式名称:Graduate Aptitude Battery
提供会社:日本エス・エイチ・エル社
特徴:総合商社や専門商社、証券・投資、総研など、高い知能を要する業界の総合職用の検査として採用されている
GABは商社や証券会社など、比較的レベルの高い会社で使用されます。
対策に関しては、CABで紹介した問題集で対策することができるので、対策を進めてくださいね!
⑥TG-WEB(出題頻度:★☆☆)
正式名称:TG-WEB
提供会社:ヒューマネージ社
特徴:自宅受検型の適性検査、難解であまりなじみのない問題が出題
TG-WEBは難解なテストとして有名な適性検査です。
しかし、解き方がわからないと手も足も出ないのですが、1度解き方を覚えれば次から楽勝という特徴があります!
よって自分が受ける企業がTG-WEBを使用している場合は対策をしましょう。
こちらもおすすめの問題集を紹介しておきますね!
▼8割が落とされる「Webテスト」完全突破法
本記事のまとめ
最後までお疲れ様でした!
就活の中でも「いや〜、面倒だな」と思うのがSPIなどの適性検査ですよね。
僕も大学生の時にコツコツと問題を解いていたのが懐かしいです。
しかし、適性検査は対策すれば必ず通過することができます。
まさに「努力が結果として出る選考」ですね!
志望度の高い企業の能力テストで落とされてしまうのは本当に勿体無い。
よってぜひこの記事で紹介したように、問題集によって対策を進めてください!
今すぐにです。善は急げです。
後回しにして後悔しないように、本記事を通してやることが明確化されたのなら嬉しい限りです。応援しています!!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。