就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
理系の学部に通っているものの、自分に合う職業がわからず悩む人は毎年多くいます。
得意科目や安定性などを考慮して何となくで理系に進んだはよくても、いざ自分が就く職業を考えると意外と悩んでしまうものなんですよね。
職業選択に悩んだときには、まずは自分にどんな選択肢があるのかざっくりでも把握することが有効です。
理系出身者だからこそ向いている職業は多くありますし、これらを知るだけでも興味が出てくる仕事が見つかるかもしれません。
そこで今回は、理系学生におすすめの職業一覧や学部別のおすすめを紹介します。
希望職業に就くための対策や自分に合った職業を見つける方法なども共有するので、将来の仕事選びに悩んでいる理系の人はぜひご覧ください。
理系に特化したおすすめ職業が知りたいです。
理系ならではの職業を紹介していくよ!合わせて、自分に合った職業の見つけ方や就職するための対策についても共有するね。
- 理系学生におすすめの職業一覧
- 学部別|理系学生におすすめの職業
- 理系学生が希望職業に就職するための対策
- 理系向け職業の年収ランキング
- 理系学生に向いている職業の特徴
- 理系学生が自分に合った職業を見つける方法
- 職業以外も重要:理系学生におすすめの業界とは?
- 理系向きの職業を探す人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
理系学生におすすめの職業一覧
もったいぶらずに早速、理系におすすめの職業を紹介していきますね。
定番の職種も含めて理系向きの職業を一覧でまとめているので、自分が関心を持てる仕事がないかぜひ順にチェックしてみてください。
【理系学生におすすめの職業一覧】
- 研究職
- 機械設計
- 光学設計
- 電子回路設計
- プログラマー
- システムエンジニア
- AIエンジニア
- データサイエンティスト
- AR技術者
- 医師・看護師
- 薬剤師
- メディカルライター
① 研究職
研究職は新たな商品やサービスを実用化するために、その基盤となる研究をおこなうような仕事です。
大学の研究範囲や自身の専門と似た分野の研究に取り組めるとそのまま力を発揮しやすいので、基本的に文系出身者だと希望できない職業ですね。
たとえば製薬会社なら新薬の開発をする、食品メーカーなら新しく販売を目指す商品に使われる成分の研究をするなどのイメージです。
研究内容は業界・企業によって非常に多岐にわたりますし、大学での専攻に近い分野の企業も探すときっと見つかるはずですよ。
大学の専攻と完全に近い内容でなくとも、研究室の活動や論文の内容をうまく説明できれば、他分野の研究職を目指すことは十分可能です。
研究室での活動を楽しく取り組めた人には、適性がある可能性が高いですよ。
気になる分野の企業があれば、ぜひ研究職を志望してみるとよいでしょう。
② 機械設計
機械設計は主にCADなどを用いて、製品の設計をする仕事です。
ものづくりに関する分野では欠かせない職業なので、設計の対象も機械や重機・船舶・自動車など非常に多岐にわたりますね。
企業内での設計条件など制約も当然存在しますが、自身のアイデアを形にできる仕事を魅力的に感じる人には向いているといえるかと。
機械工学を専門とする理系学生には、とくに身近に感じられる職業だと思います。
大学で機械分野の学習を楽しめている人は、自分が将来就く職業としても1つの選択肢として検討してみるとよいでしょう。
③ 光学設計
光学設計は、レンズや鏡の作用を利用した商品などの設計を手掛ける仕事です。
具体的には、カメラやメガネ・コピー機・医療用レンズなどを開発する上で欠かせない職業ですね。
デジタル分野や医療分野では今後もこれらの商品がより展開していくと予想できますし、将来の市場動向を考えてもよい選択肢といえるかと。
カメラ大国であることからわかるように、日本は世界的に見ても同分野で高い技術力を持っているといわれていますね。
機械設計と比べるとものづくりの対象がある程度絞られるので、自分が設計したいと思う分野をある程度決めた上で志望するのが理想かもしれません。
大学の専攻が近い人だけでなく、上記の概要を知って関心を持った人も1つの候補として頭に入れておくとよいでしょう。
④ 電子回路設計
電子回路設計は、家電剤品やスマホなどの内部に組み込まれている電子回路部分の設計を担う職業です。
エレクトロニクスエンジニアといわれることもありますね。
多くの人が想像したと思いますが、電子機器製品はどんどん開発されていますし、ゆえに同分野の設計者は引く手あまたな状態です。
新商品が数多く出るということはそれだけ多くのエンジニアが関わっている証拠なので、ニーズが高いことは間違いないんですよね。
さらに就職先の候補を考えたときには、電化製品を手掛ける企業だけでなくEV化に対応する自動車メーカーなども選択肢に入ってきます。
キャリア形成次第では大手や有名企業に就職できる可能性も十分あるので、これらの安定度を考えても理系向きのよい職業といえるでしょう。
⑤ プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステム開発などをおこなう仕事です。
次に紹介するシステムエンジニアとよく混同されますが、イメージはSEが作成した仕様書の中身を具体的に実現することがプログラマーの役割ですね。
上下関係はないですが、実際に具現化する役割を担うのがプログラマーです。
言わずもがなですがIT市場はまだまだ拡大していますし、将来の安定性などを考えてもよい選択肢といえそうですね。
成長産業に身を置くと自身の成長にもつながりやすいですし、業界が発展していることで待遇面も優れた環境で働きやすいかもしれません。
現代では業界に関わらずIT化が進んでいますし、ひとくちにプログラマーといっても開発の対象は多岐にわたります。
関わる企業次第では自分が興味のある分野での仕事も比較的実現しやすいので、この観点でもおすすめできる職業といえますね。
⑥ システムエンジニア
システムエンジニアは、システム構築や開発の仕様書作成を主に担当する仕事です。
同じ会社内で開発する場合は、社内の新たなシステムを構築するための設計をします。
クライアントがいて受託で開発する場合は、先方の要望をヒアリングした上でどんな方法ならそれが実現できるか考えるようなイメージですね。
そしてプログラマーとの関係性でいうと、システムエンジニアは作成した仕様書を渡して実際に構築する役割を担うのがプログラマーです。
開発によって実現したいことを考える要件定義、その要件を実現するための仕様を考えることがシステムエンジニアの役割といえます。
プログラムの構築自体はプログラマーが担当しますが、システムエンジニアもテスト作業などでプログラムを書く機会はあります。
大学でプログラミングを学ぶ時間を楽しめた人やIT分野に関わりたい人は、選択肢の1つとして検討してみるとよいでしょう。
⑦ AIエンジニア
AIエンジニアは、その名の通り人工知能を用いたシステム開発を手掛ける仕事です。
IT業界のなかでもAI分野は急速な発展を遂げており、今後のさらなる拡大も期待されることから需要が拡大している職業ですね。
働く側の立場としてはもちろん苦労やトラブルも予想されますが、最先端の分野で働けると楽しく感じることも多いかと思います。
関わる会社や仕事によっては、世の中に広く使われたり革新的な影響を与えたりするような商品・サービスに携われるかもしれません。
最新分野ゆえに情報のキャッチアップは常に必要ですが、仕事関係なくこれらの情報を集めるのが好きな人には適性があるといえるかと。
AIが発展しはじめた今の時代だからこそ就ける職業でもあるので、少しでも興味のある人はぜひ前向きに検討してみるとよいでしょう。
⑧ データサイエンティスト
データサイエンティストは、ビジネスにおけるさまざまな課題を解決する際にデータを用いて的確な判断をするためのサポートをする仕事です。
端的にまとめると、データ分析の専門家といえますね。
IT技術の発展によって膨大なデータが集められるようになり、その結果これらのデータを有効活用するための職業が生まれました。
いくらデータを蓄積できてもそれを有効活用できないと意味がないですが、専門家でないと的確に分析したり合理的な判断を下したりするのは難しいんですよね。
データ分析の対象は多岐にわたりますし、経験を積めば自身が気になる社会課題と向き合ったり希望分野に関わったりすることもできるかと。
情報分析や合理的な判断を下すことが得意な人は、ぜひ就職を検討してみてくださいね。
⑨ AR技術者
AR技術者は、拡張現実(Augmented Reality)の技術を活用して新たな製品やサービスを生み出す職業です。
身近な例をあげると、ポケモンGOはAR技術が使われて話題になりましたよね。
従来とは異なる形でサービスを体験できるようになり、これまで以上にわかりやすく情報が伝わったり体験の価値を高められたりします。
まだまだ発展途中なので、技術進歩や力を入れる企業が増えてくると世の中でもより広く普及していくかもしれません。
AI分野などと同様に、何よりこれらの技術に関心がある人は適性が高いといえます。
AR技術に仕事で関わりたいと思う人は、これらの技術を用いてサービスを開発しているような会社を探してみるとよいでしょう。
⑩ 医師・看護師
少し毛色が変わりますが、医師や看護師も理系だからこそ目指せる仕事ですね。
言わずもがなですが国家資格が必要な仕事なので、理系の専門学部に進んで学習していないと職業の選択肢として考えることはできません。
ますます高齢化社会となっている日本では、今後も医療分野に関わる人材のニーズが増していくと容易に想像できます。
現時点で別の学部に通っている人には選択肢になりえませんが、医療系学部に通う人にはやはり順当な職業候補となるでしょう。
⑪ 薬剤師
医師や看護師と似ていますが、薬剤師も理系向きの職業といえますね。
同じく国家資格が必要ですし、文系出身者がゼロから目指すことは基本的に困難です。
医師などと同様に需要はさらに大きくなると考えられますし、安定性や将来像を考慮してもよい選択肢といえるかと。
製薬企業のほか病院や薬局など就職先の選択肢も多くあるので、この点を考えても魅力的な仕事といえるでしょう。
⑫ メディカルライター
最後12個目に紹介するのは、メディカルライターです。
メディカルライターとは、医薬品や医療機器に関する書類を作成したり、医療や健康に関する情報をわかりやすくまとめて発信したりする職業のこと。
これらの分野では専門用語が多く使われるため、医師や看護師がそのまま使うような言葉を書類にまとめても一般の人には伝わりません。
ゆえに医師などの専門家と一般の人の間のような立場で、情報をわかりやすくまとめる人材の需要があるわけですね。
英語で発信された最新の医療技術などを読み込むことも多々あるので、英語力があるとより力を発揮しやすい仕事です。
ハードルが低いわけではないですが医師などのように専門資格は不要なので、少しでも関心を持った人は選択肢の1つとして検討してみるとよいでしょう。
なお、新卒で就職を目指せる職種については「【職種一覧】就活生が押さえるべき「56の職種」を詳しく解説!」でもまとめています。
理系だけに限定しないで目指せる選択肢を共有しているので、より広くほかの候補も把握しておきたい人はぜひあわせてご覧くださいね!
理系だからこそ目指せる、目指しやすい職業の選択肢は数多くあるのですね。
基本的に理系しか目指せない職業が多いから、理系を専門としているなら就職先としては狙い目といえるよ。まずはどんな選択肢がありそうか頭に入れておこうね!
学部別|理系学生におすすめの職業
次にこの章では、学部別におすすめの職業を紹介していきます。
ここで紹介する内容が絶対ではないですし、記載がなかったからといって目指すことができないわけでは決してありません。
ただ、迷いがちな人にはある程度の参考にしてもらえると思うので、1つの考え方としてぜひさくっと目を通してみてください。
【学部別|理系学生におすすめの職業】
- 理学部
- 工学部
- 農学部
- 建築系学部
- 医療系学部
① 理学部におすすめの職業
理学部におすすめの職業は、以下のとおりです。
【理学部におすすめの職業】
- データサイエンティスト
- システムエンジニア
- プログラマー
- 光学設計
理学部の人はデータ分析や論理的な思考が得意な傾向があるので、データサイエンティストやITエンジニアなどの職業と相性がよいです。
似た特性があると感じる人は、ほかの職業を希望する場合にもこれらの分析能力などが活かせそうか考えておくとよいでしょう。
② 工学部におすすめの職業
工学部におすすめの職業は、以下のとおりです。
【工学部におすすめの職業】
- 研究職
- 機械設計
- 光学設計
- 電子回路設計
工学部の出身者には、ものづくりに関わる仕事がおすすめです。
具体的には、メーカーに就職すると技術職として用意されている研究開発職や各種設計職の仕事が向いているといえるかと。
もちろん工学部でもものづくりに関心が持てない人もいるとは思いますが、その場合は上記と異なる分野の仕事を志望するのがよいかと思います。
工学部からメーカーへの就職はまさに鉄板の流れなので、先輩の進路先なども調べて気になる会社がないか探してみるとよいでしょう。
③ 農学部におすすめの職業
農学部におすすめの職業は、以下のとおりです。
【農学部におすすめの職業】
- 研究職
- 品質管理職
- 国家公務員
農学部の出身者は、同分野の企業だけでなく食品や化学系のメーカーに就職して研究開発職などに就く人が多い印象です。
開発系のほかに、品質管理系の仕事に就く人も多くいるイメージがありますね。
ほかにも、農林水産省や国土交通省などに就職する人もいます。
工学部などと比べると選択肢は少なめですが視野を広げると候補は多く見つかるので、自身の関心のある分野から候補を探してみるとよいでしょう。
④ 建築系学部におすすめの職業
建築系学部におすすめの職業は、以下のとおりです。
【建築系学部におすすめの職業】
- 意匠設計
- 構造設計
- 内装設計
- 建築デザイナー
- インテリアデザイナー
建築系学部の出身者は、同分野に関わる設計士になる人が多い印象です。
建築系の設計でも大きく3つに分けられるので、自身の専攻や関心のある分野などを踏まえつつ職業を選ぶのがよいかと。
設計士のほかには、デザインを主とした職業に就く人もいます。
デザインに重きを置いた仕事に関心がある人は、設計士以外の候補として把握しておくとよいでしょう。
⑤ 医療系学部におすすめの職業
医療系学部におすすめの職業は、以下のとおりです。
【医療系学部におすすめの職業】
- 医師
- 看護師
- 薬剤師
- メディカルライター
医療系学部に通う人は、同分野の資格を取得してそのまま就職する人が大半です。
医師を目指していた人は医師免許を取得して、そのまま医師となるイメージですね。
同じ仕事でも働く場所によって労働環境などは大きく変わるので、先輩や教授とやり取りして情報を集めておくのがよいかもしれません。
職場選びまで妥協しないで、ぜひ自分と相性がよさそうな環境を目指してくださいね。
学部ごとにある程度の傾向がわかると、自分の場合にも置き換えて考えやすいですね!
あくまでも傾向の話だから、絶対視はしないで職業選択する際の参考にしてみてね。
理系学生が希望職業に就職するための対策
続いては、理系学生が希望職業に就職するための対策を共有します。
自分が納得できるような仕事に就くには、まずは相性のよさそうな職業を把握する必要があります。
でも当たり前ですが、その先には適切な対策をすることが必須なんですよね。
いくら自分に合う仕事がわかっても、内定をもらえないと別の職業に就かざるを得ないので、適切な対策を把握しておくことも同様に重要なわけです。
ここでは、就活を7年以上研究してきた僕が考える対策をまとめました。
いずれもできる限り簡潔に紹介していくので、自分の第一志望の職業に就職できる可能性を高めたい人はぜひ参考にしてみてください!
【理系学生が希望職業に就職するための対策】
- 就活エージェントを使って希望に合う会社を効率的に探す
- 逆求人サイトを使って企業との接点獲得を自動化する
- ゼミの教授と関係性を作って企業を紹介してもらう
- 専門や研究内容をわかりやすく説明できるように準備しておく
- 補足:優良企業の探し方を知っておくことも重要
対策① 就活エージェントを使って希望に合う会社を効率的に探す
まずおすすめしたいのは、エージェントを使って就活を進めることです。
就活エージェントとは、無料で次のような支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
端的にいうと、就活生の内定獲得までを幅広く支援してくれるサービスですね。
よって自分に合う職業が曖昧なら自己分析から手伝ってくれますし、希望職種はあるけど企業探しに苦戦しているなら求人探しをサポートしてくれます。
ES添削や面接対策にも対応しているので、応募したい企業の候補が見つかっている人も選考通過率を高めるための対策をしてもらえますよ。
しかも相手は就活支援に特化したプロなので、過去の経験やサービスの知見をフルに活用して的確なアドバイスや意見をくれるんですよね。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
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ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
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対策② 逆求人サイトを使って企業との接点獲得を自動化する
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
マイナビなどとは真逆で企業側からスカウトが届くので、企業との接点獲得を自動化できてかなり効率的なんですよね。
就活生側は最初にプロフィールだけ登録をして、その後は気になる企業からスカウトが来たときのみ連絡を返せばOKです。
もちろん微妙な企業からもスカウトは来ますが、接点獲得を自動化できるメリットの大きさを考えると利用しない手はありません。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
対策③ ゼミの教授と関係性を作って企業を紹介してもらう
自分に合う会社を探す上では、ゼミの教授と関係性を作るのもおすすめです。
とくに大学の専攻やゼミの研究分野を楽しく感じている場合は、教授に相性のよさそうな企業を聞くと魅力的な候補が見つかりやすいんですよね。
ただ教授も忙しいはずですし、こちらのメリットだけ考えていい感じの企業を紹介してもらおうとしてもなかなか時間を作ってもらえないかと。
だからこそ普段からゼミのために尽力したり、教授と積極的にコミュニケーションを取ったりして関係性を作っておくことが重要になります。
理系だと教授に推薦をもらえることもよくありますし、推薦をもらって選考に進むと通過率が大きく上がるケースが多いです。
現在の専門と近い職業を希望する場合は、ぜひ教授の存在をうまく活用しましょう。
対策④ 専門や研究内容をわかりやすく説明できるように準備しておく
理系学生が選考に進むと、自身の専攻や研究分野についてよく説明を求められます。
この際、説明相手となるのは専門分野に精通していない人が基本なので、いかにわかりやすく説明できるかが重要なポイントになるんですよね。
当然ですが専門用語などは使わないで説明すべきですし、いかに平易な言葉で説明できるかが面接全体の印象にも影響するものですよ。
相手の立場を考慮してコミュニケーションできない人は、仮に採用して入社することになっても仕事を円滑にこなせない印象を持ちますからね。
よくいわれる対策ですが、やはり専門分野をわかりやすく話すための準備は必須です。
違う学部の友達に話を聞いてもらうなどして、難しい言葉を使った説明になっていないか事前に確認しておくと安心ですね。
補足:優良企業の探し方を知っておくことも重要
1点補足をすると、優良企業の探し方を把握しておくことも重要ですね。
自分に合う職業を知ること、内定を得るための対策を知ることも重要ですが、企業選びに失敗するとブラック企業に就職してしまう可能性があります。
よって企業探しを軽視しないで、どうしたら優良企業を効率的に見つけられるか?という視点を持っておくことも大切なんですよね。
この観点でおすすめしたいのが「ホワイト企業ナビ」の活用です。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサービスですが、求人を出すために掲載条件を設けることで優良企業しか情報を載せられないようにしています。
つまり就活生側は、ホワイト企業ナビを使うだけで優良企業のリストのなかから自分の希望条件に合う会社を探せるんですよね。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
具体的に企業に課している条件は、以下の3つです。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
3条件すべて満たすことを掲載条件にしているので、サイトに載っている企業はある程度の働きやすさが保証された企業といえるかと。
プロライターが所属する編集部が各求人の中身をまとめており、企業の悪い部分も書くなど情報の質に強くこだわっている点もポイントです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
一度でもサイトを見てもらえたら一般的なサービスとの違いを感じてもらえると思うので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひ気軽にサイトをのぞいてみてください!
エージェントや逆求人サイト、ホワイト企業ナビのように就活の効率化に直結するサービスは多くある。情報感度の高い就活生はもらなく利用するサービスだから、まだ利用していない人がいたらこの機会にぜひ登録しておくといいよ!
理系向け職業の年収ランキング
次にこの章では、理系向き職業の年収ランキングを紹介します。
お金がすべてではないですが、自分が就く職業について考えるときにはやはり年収の高さは1つの指標にはなりますよね。
ランキング | 職業 | 年収(万円) |
---|---|---|
1位 | アクチュアリー | 1250 |
2位 | 医師 | 1169 |
3位 | 大学教授 | 1101 |
4位 | 大学准教授 | 872 |
5位 | 大学講師 | 719 |
6位 | 高等学校教員 | 709 |
7位 | 一級建築士 | 703 |
8位 | 弁理士 | 700 |
9位 | 自然科学系研究者 | 681 |
10位 | 技術士 | 667 |
引用:平均年収.jp「給料が高い理系職種ランキング」
金融分野で数理業務などを担当するアクチュアリーが1位となりました。
ほかの上位職種は、医師や大学教授・一級建築士など一般的に想像されるような職業が並んでいる印象です。
自分が希望する職業について考える際は、上記も1つの参考にしてみてください。
ランキングに入らなかった職業を希望する場合にも、事前にある程度の給与水準は確認しておくと後悔を防ぐことにつながるかもしれないね。
理系学生に向いている職業の特徴
続いては、理系学生に向いている職業の特徴を紹介します。
前述した理系向きの職業には共通して求められる能力があり、これらの能力を期待されているかこそ採用されやすい要素もあるんですよね。
また、理系学生が持っていることが多い能力を把握しておくと、自身に適性のある職業を考える上でも参考になることがあると思います。
以下4つの特徴について、順に見ていきましょう。
【理系学生に向いている職業の特徴】
- 専門性を活かせる職業
- 論理的思考力を活かせる職業
- データや数値の分析ができる職業
- ものづくりや開発ができる職業
特徴① 専門性を活かせる職業
理系出身者が就職先を考えるときは、専門性を活かせるか考えるといいです。
単純に大学で学んだ内容の延長線上にある仕事だと知見を活かせますし、社会人になってもそのまま貢献できる可能性が高いんですよね。
とくに現在の専門分野に面白みを感じる場合は、社会人として働くときにも近い分野の企業に就職できると楽しく働きやすいかと。
就職段階では専門性の一致を問わない企業が多い印象ですが、もし可能であれば大学の専攻がそのまま活かせる職業を探すのがおすすめです。
特徴② 論理的思考力を活かせる職業
理系の学生には、論理的思考力を活かせる職業も向いています。
数学などの科目を学んだり、研究を進めたりするなかで論理的思考力は欠かせません。
ゆえに理系出身だと、ロジカルに考える力が自然と身についているものなんですよね。
企業が事業をおこなう上でも、感情的に決断を下していたらその場その場の対応になるので、論理的思考力のある人材は重宝されます。
普段から合理的な決断を無意識にしているような人は、自身の本質的な特性をそのまま活かせそうな職業を探してみるとよいでしょう。
特徴③ データや数値の分析ができる職業
2つ目と似ていますが、データや数値の分析ができる職業にも適性があるかと。
研究を進めるときは何かしらのデータに基づいて結果を下すことが基本ですし、理系学生は分析力にも優れている傾向があるんですよね。
データサイエンティストはわかりやすい例ですが、ほかにも分析力を活かして社会に価値提供できる職業は存在します。
理系学生が持つ能力のなかでも分析力に強みがあると感じる人は、これらの職業で自分が気になる会社がないかぜひ探してみてください。
特徴④ ものづくりや開発ができる職業
工学部に所属している人など、ものづくりや開発が好きな人も多いと思います。
これらの人には、メーカーのように商品開発などに関われる職業も向いていますね。
仕事とはいえ自身が関心のある分野だと、日々モチベーション高く働けるはずです。
嫌々働いていると新たなアイデアも生まれにくいですが、興味関心のある分野なら自然とよい発想も生まれやすいんですよね。
一方で工学部に所属していたとしても、ものづくりなどに関心を持てない場合はメーカーなどに就職するのは危険といえるかと。
適性のない仕事に就くとミスマッチが起こる可能性が高いので、安定性だけでなく自身との相性も考えて職業を選択することが大事ですね。
たしかに論理的思考力や分析力は、理系だからこそ持っていることが多い能力といえるかもしれないですね。
理系学生はロジカルシンキングが得意な人が多いんだよね。それだけでも十分強みになるし、自分に合う職業を考えるときは理系ならではの能力からたどるのもありだよ。
理系学生が自分に合った職業を見つける方法
次にこの章では、理系学生が自分に合った職業を見つける方法を紹介します。
理系向きの職業について共有していますが、選択肢を知ってもいまいち自分に合う仕事がわからない人もいると思いますからね。
職業選びに迷っている人は、ぜひ以下を参考にしてみてください。
なお、職種の決め方については「【就活での職種の決め方】4ステップで向いてる仕事が決まる!」でも詳しく解説しています。
【理系学生が自分に合った職業を見つける方法】
- 適性検査や診断ツールで自分に何が向いているか把握する
- 自分の適性と気持ちを考慮して志望する職業を考える
ステップ① 適性検査や診断ツールで自分に何が向いているか把握する
職業選びに悩んでいる人は、まずは自分の適性を把握することをおすすめします。
自分のやりたいこと・したい仕事から考える方法もありますが、それが向いていない仕事の場合は力を発揮できず挫折しやすいです。
一方で自分の適性を把握していれば、そこから選択肢を絞ることである程度自分が力を発揮しやすい仕事に就ける可能性が高いんですよね。
向いている仕事なら自然と成果も出やすいですし、結果的にやりがいも生まれてきてその仕事を好きになるという流れもよくある話です。
よって最初のステップとしては、自身の適性把握をおすすめしたいわけですね。
僕はこれまで20以上の適性検査を受けてきました。
そのなかで一番のおすすめは「キミスカ」が無料で提供している適性検査です。
無料ながら15分ほどで受験できる本格的な診断で、自身の傾向について客観的なデータを取得できるんですよね。
自己分析となるとハードルが上がりますが、診断ツールならさくっと完了するので便利なサービスをうまく活用して自己理解を深めておきましょう!
【キミスカの適性検査の利用方法】
- 「キミスカ公式サイト」にアクセスする
- 自分が当てはまる年度をクリックして会員登録をする
- マイページから「適性検査」を受験
- マイページからいつでも適性検査の結果を取得可能!
ステップ② 自分の適性と気持ちを考慮して志望する職業を考える
自身の適性を把握したら、プラスαで感情面も考慮して志望職業を考えます。
いくら自分に向いている職業でも気持ちが乗らない仕事についてしまうと、やはり日々の仕事がストレスになってしまいますからね。
理想は自分に適性があって、かつ心からやりたいと思える仕事です。
現実的には完璧に思えるような仕事はなかなか見つからないかもしれませんが、適性→気持ちが乗るかの順に考えると多少は精度が高まるかと。
さらに補足をすると、実際に働いてみないとわからない部分も当然あると思います。
とはいえ、就活時に仮説を立てていると転職をするときにもキャリア選択の判断材料になるので、感覚だけではなく考えを持って職業を選びましょう。
自身の適性を考えてもなかなかよくわからなかったので、精度の高い診断ツールはかなりありがたいですね!
無料で使えるしかなりおすすめだよ。すべてを信用しなくてもある程度の傾向を知る上では参考になるし、何より無料で使えるからさくっと診断しておくといいね!
職業以外も重要:理系学生におすすめの業界とは?
続いては、理系学生におすすめの業界について共有します。
やりがいを感じたり、あまりストレスを感じなかったりする職業に就くには、理系向き職業の選択肢を知って自分に合う仕事を選ぶことが大切です。
ただそれ以外にも、働き方に影響を与える要素として業界選びも重要なんですよね。
同じ業界だとビジネスモデルが似ていることも多いので、業界によってホワイト度やブラック度にもある程度の傾向が見られます。
ゆえに理系向きの職業が多い業界、かつホワイト度が高くなりやすい業界を知っておくとより賢い職業選択ができるかと。
僕が考える理系学生におすすめの業界は、以下のとおりです。
【理系学生におすすめの業界】
- IT業界
- 食品業界
- 自動車業界
- 化学業界
- 製薬業界
- 電子・半導体業界
- 化粧品業界
希望職業が決まったものの志望する業界や企業が曖昧だった人は、上記の業界から選択肢を探してみるのもよいかもしれません。
いずれも理系学生の需要が高く、市場動向を考えても安定性や将来性に優れているので、大きく外れた職業選択をする可能性は低いはずです。
なるほど、企業単位ではなく業界単位でホワイト度の傾向を見るのも大事なんですね。
ビジネスモデルでホワイト企業・ブラック企業の生まれやすさは変わるからね。できる限り待遇のよい環境で働きたいなら、業界選びも慎重におこなうべきだよ。
理系向きの職業を探す人からよくある質問
最後に本章では、理系向きの職業を探す人からよくある質問にまとめて回答します。
もし同様の疑問を感じていた人がいたら、最後にさくっと確認してみてください。
【理系向きの職業を探す人からよくある質問】
- 理系女子におすすめの職業は?
- 理系女子が高収入を目指せる職業といえば?
- 理系から文系職種への就職はできる?
質問① 理系女子におすすめの職業は?
前提として、女子・男子だからおすすめできるという職業は基本ありません。
ただ、理系女子に人気が高い職業という軸で紹介すると、金融業界の数理業務を担うアクチュアリーやITエンジニアなどがあげられるかと。
主にメーカーで活躍の場がある設計職や研究開発職も根強い人気がありますね。
とはいえ、一般論よりも自分にどんな職業が合っているか?を考えることが重要なので、適性と自身の気持ちを重視して仕事選びをしてみてください。
質問② 理系女子が高収入を目指せる職業といえば?
これも性別を問わない話ですが、前述の理系向き職業の年収ランキングを参考にするとアクチュアリーは高収入を目指しやすいといえます。
大学教授や一級建築士、弁理士なども高収入を得やすいようですね。
年収の優先度が高い人は、平均年収の高い職業から自身が希望する仕事を選ぶのもよいでしょう。
質問③ 理系から文系職種への就職はできる?
結論、理系学生は文系職種へも就職できます。
具体例をあげると、理系から営業職や事務職も志望できるイメージですね。
ただ逆の流れで、文系出身者が理系職業を志望することは基本的にできません。
営業職などは理系からでも志望できますが、技術職や研究開発職などは文系からは目指せないことが大半なんですよね。
つまり選択肢の数でいうと、文系より理系学生のほうが多いといえるわけです。
理系というと技術職などに就く人が一般的ですがそれ以外にも選択肢は多くあるので、自身の適性や関心を考慮して仕事選びをしてみてくださいね。
たしかに文系から技術職などを目指せるという話はあまり聞かないですね。
選択肢の数でいうと、理系学生のほうが職種選びの自由度は高いといえそうだね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
理系学生におすすめの職業や希望職業に就くための対策、自分に合った職業を見つける方法などを網羅的に共有しました。
論理的思考力や分析力に優れていることが多い理系出身者には、こられの能力や専門性を活かせる仕事が多々あります。
技術系の職業だけでなく文系向きの職業も選択できるので、改めて持ち駒を考えると仕事選びの自由度はかなり高いといえるかもしれません。
ただ「工学部なら研究開発職」のように一般論を気にするのではなく、自身の適性と興味関心を考慮して職業選択することが最重要かと。
豊富な選択肢があるゆえに適切な選択ができたら働く時間も有意義に過ごせるはずなので、ぜひ自分と相性のよい仕事をじっくり考えてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 理系だからこそ目指せる、目指しやすい職業の選択肢は数多く存在する。
- 希望職業に就きたいなら、就活エージェントや逆求人サイト・ホワイト企業ナビなどのサービスを有効活用して対策を進めるべきである。
- 理系学生が持つ強みを知っておくと、自分に合う職業を考える際に参考になる。
- 希望職業を決めたら、志望業界にもこだわって企業探しをするのがおすすめである。