就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
圧迫面接をされた時にうまく対処できるようになりたいですよね?
ちなみに僕なら圧迫面接をしてきた企業には絶対に入社したくないので、あまりに圧迫面接がひどい場合は即帰宅します。
僕は圧迫面接をひどく軽蔑しているんですよね。
圧迫面接する企業なんて絶滅してしまえば良いと思っています。
なぜか?
ただでさえナイーブな状態の就活生に圧迫面接をするなんて愚の骨頂だから。
今回はそんな圧迫面接されて帰ることについて深堀りしていきます!
この記事を読めば、圧迫面接への対応力が高まるので、ぜひ参考に!
圧迫面接をされて帰るのはありなんですか!?
ありだよ!むしろおすすめ。圧迫面接する企業なんて入社しない方が良いからね。
- そもそも圧迫面接とは?
- 圧迫面接をされて即帰るのはあり?
- 圧迫面接をされて帰る時のポイント【3点】
- 圧迫面接をされて帰る時の具体的な流れ
- 圧迫面接されて帰ったらブラックリストに乗ったりしない?
- 本記事の要点まとめ
そもそも圧迫面接とは?
まずは簡単に圧迫面接について解説しておきます。
圧迫面接の定義は曖昧かつ、人によって何を圧迫面接だと感じるかはそれぞれです。
そんな中、僕は圧迫面接を次のように定義しています。
【圧迫面接とは】
圧迫面接とは、採用面接において人事側が高圧的な態度や、責めるような質問を繰り返すことで、求職者側のストレス耐性を測る面接のこと。
要するに、就活生のストレス耐性を測るために追い詰める面接ですね。
圧迫面接の具体的な内容としては、次のようなことをされます。
【圧迫面接の具体的な内容】
- 怒鳴られる
- 過剰に質問攻めされる
- 回答を無視される
- 回答をすべて否定される
- 発言だけでなく人間性などを侮辱される
こんなキツイことをされたら、メンタルがやられますよね...。
就活中ってただでさえ不安や焦りで押しつぶされそうになっているのに、追い打ちをかけるように圧迫面接してくる企業は最低だと僕は思います。
ではこんなひどい圧迫面接をされた時、面接の途中だろうが帰っても良いのか?
次の章で詳しく見ていきましょう。
怒鳴られたり、回答を無視されたり、侮辱されるなんて行為は、普通に犯罪級だと僕は思う。こういうことしてストレス耐性を測るような企業って「どれだけ離職率高いの?」って思うな...。
圧迫面接をされて即帰るのはあり?
早速ですが、本題に入っていきましょう。
圧迫面接をされた瞬間、面接の途中だろうが帰るのは全然ありです。
ツイッターにて素晴らしいツイートを見つけました。
これに尽きると僕も思います。
就活解禁だからか圧迫面接話よく回ってくるね。面接終わるまで待たずに「こんな失礼な会社結構です。もっと他のいい会社に入るので帰ります」と帰った友人には謝罪と共に内定が出たらしい。当然他社に就職。学生の対応力を見たくてと言っても、学生もそんな無駄な時間を過ごす必要はないんだよね。
— うえ (@1nmr) June 16, 2017
このツイートのポイントは大きく以下の3つです。
(こうした素晴らしいツイートのポイントを分解して考えるとより理解度が増しますよ!)
【ポイント】
- 圧迫面接に対して堂々と自分の考えを示した上で帰った
- 圧迫面接をされて帰ったのに内定が出た
- 圧迫面接をされた企業には入社しなかった
①圧迫面接に対して堂々と自分の考えを示した上で帰った
まず大切なことは圧迫面接に対して堂々としていたことです。
圧迫面接をされた時に泣いたり、動揺せずに、堂々とした態度で「こんな失礼な会社結構です。もっと他のいい会社に入るので帰ります」と言ったこと。
そもそも圧迫面接は、ストレス耐性を測ることを目的としています。
圧迫面接に対して堂々と対応できることが、帰ったとしても高評価に繋がるんですよね。
②圧迫面接をされて帰ったのに内定が出た
次にこのツイートが勉強になるのが、圧迫面接をされて帰ったけど、結果的に内定が出ていることです。
面接の途中で帰ることは非常識ですよね。
しかし、一方で圧迫面接自体も非常識な行為だと言うことができます。
非常識な行為に対して、非常識な行為をしても、それは最初にふっかけてきた企業側の責任だと言うことができます。
しかし、ここで大事なことは「堂々と自分の主張をしてから帰ったこと」ですね。
黙って帰ったり、泣きながら帰ったのなら内定は出なかったでしょう。
③圧迫面接をされた企業には入社しなかった
そしてこのツイートの方は、内定を蹴っています。
これは僕も大賛成で、圧迫面接をするような企業には入社すべきではありません。
圧迫面接をするような企業に入社すべきではない理由は3つあります。
【圧迫面接する企業に入社すべきではない理由】
1.離職率が高いと予想できるから
わざわざ圧迫面接をしてまで、新卒にプレッシャーをかけないといけない企業は、相当な人数が早期退職をするような離職率が高い企業だと簡単に予想できる。
(離職率が低い企業がわざわざ圧迫面接なんてしない)
2.ストレスが多い職場だと予想できるから
圧迫面接の目的がストレス耐性を測ることにある以上、ストレスが多い職場であることが予想できる。
クレームが多い、上司が体育会系で厳しい、残業時間が長いなどブラック企業である可能性は高いと言える。
3.人事のレベルが低い
そもそも圧迫面接をする企業は「圧迫面接をすることでいかに信用がなくなるか」を事前に予測できないレベルの低い企業だと言える。
会社は人で決まると言っても過言ではなく、その人を採用する人事部のレベルが低い企業に未来はないと僕は考えてます。
「そもそも圧迫面接をしてくる企業に入社する気はない」と事前に決めておけば、圧迫面接をされてもすぐに帰るという判断ができますよね。
内定の獲得がゴールになってしまっていると、「その企業からどうしても内定を獲得したい」と考えてしまい、耐えられないようなひどい圧迫面接にも耐えるしかなくなるので注意が必要です。
圧迫面接でサクッと帰るためにはエントリー数を十分確保しておくこと
圧迫面接に耐えてまで、その企業からの内定を求める人はエントリー企業数が少ないことが特徴として挙げられます。
要するに「もう他にエントリーしている企業がないからこの企業からの内定はどうしても獲得しないと」という考えになってしまっている。
しかし、マイナビやリクナビだけでなく、就活エージェントや逆求人サイトを活用すれば就活後半でも自分に合った企業との接点を作ることができます。
ちなみに僕が今就活生なら、逆求人サイトをフル活用してエントリー数を確保します。
利用すべき逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
学歴に自信がない人も圧迫面接に耐えるべきじゃない
ちなみに僕は中堅大学でした。
「学歴に自信がない人は圧迫面接に耐えるしかない」と考える人もいるかもしれない。
ですが、学歴がない人だろうが"差別化戦略"を実行して、エントリー数を増やせば内定の獲得率を上げることができます。
下記の記事にてその戦略をまとめているので、合わせて参考にしてくださいね!
圧迫面接をされて帰る時のポイント【3点】
圧迫面接をされて帰る流れを解説する前に、帰る時のポイントから整理しておきましょう。
【圧迫面接をされて帰る時のポイント】
- 本当に圧迫面接かどうかを考える
- なぜ帰るのかをはっきり伝える
- 帰った後にお詫びのメールなど送らなくて良い
ポイント① 本当に圧迫面接かどうかを考える
まず、意外と圧迫面接を圧迫面接だと感じるかどうかは個人によって異なります。
「自分の回答に対して少し否定的なことを言われた」ぐらいで圧迫面接だと感じる人もいれば、怒鳴られても圧迫面接だと感じない人までいます。
ここで重要なのが「本当にそれが圧迫面接なのかどうかを考えること」ですね。
僕が就活生の時、面接で「その挫折経験は弱いんじゃない?」や「営業は泥臭いけど君に務まるのかな?」といった嫌味を言われたことはあります。
しかし、このぐらいのことは圧迫面接だと言えません。
企業側も生涯年収3億円をかけて雇うわけなので、慎重になって当然ですからね。
怒鳴る、回答に対する過度な否定、人格否定など、ここまできてようやく圧迫面接だと言えると僕は思います。
「これはさすがにヤバいな...圧迫面接だな」と感じた時に、初めて帰るという選択肢を取るべきかと。
少しの理不尽ですぐに帰ってしまうと、今後の甘えにも繋がりかねないので。
ポイント② なぜ帰るのかをはっきり伝える
次に、圧迫面接をされて帰る場合は「なぜ帰るのか」という理由を面接官にはっきり伝えることを徹底してください。
僕なら以下のような言葉を伝えて帰りますね。
【帰る時におすすめの言葉】
- こんな失礼なことを言うような会社には入社する気になれません
- 今の言葉は大変傷つきました。こちらの会社には入社する気になれないので帰らせていただきます。
- これは圧迫面接かもしれないですが、ストレス耐性を測るためにこうして傷つく言葉を言うような会社には入社することはできません。
はっきり伝えることが苦手な人でも、小さい声でも大丈夫です。
必ず帰る理由を伝えてください。
人っていうのは、理由を提示されれば納得する生き物です。
どんな理由でも構わないので、言うor言わないの間には大きな隔たりがあることを押さえておいてください。
例えば、好きな人に告白した時に、「他に好きな人がいるの」と理由とともに振られたら吹っ切れますよね。
一方で、理由を言われずにただ「ごめんなさい...」と言われるだけだと、納得できずに諦めきれないもの。
これと同じように、理由をはっきり伝えることができれば、「いきなり帰った失礼なやつだ」と認識から、「それは申し訳なかったな」という認識へと、面接官の意識を変えることができますよ。
(理由を伝えず、いきなり帰った失礼なやつだと認識されてしまうと、別の会社に入社後、その企業と関わることがあった時に、何か仕打ちを受ける可能性があるので要注意!取引しないと言われたりね。)
ポイント③ 帰った後にお詫びのメールなど送らなくて良い
そして最後に、圧迫面接をされて帰った場合、企業にお詫びメールやお詫びの電話をする必要はありません。
圧迫面接をして就活生を傷つけた場合、謝るべきは企業側です。
企業からの謝罪メールや電話が来ることを待ちましょう。
(来ない場合もシカトで全く問題ありません)
何事もないのに、就活生側の都合で選考辞退や内定辞退をする場合は、必ずメールや電話で伝える必要があります。
しかし、圧迫面接のように企業側に非がある場合は対応しなくて良いですよ。
圧迫面接かどうかをしっかり判断する。その上で「帰る」という選択肢を取る場合は、はっきりと帰る理由を伝えるべきってことですね。
そうだよ。そして帰ったら、もうその企業に対して何も対応する必要はない。
圧迫面接をされて帰る時の具体的な流れ
前の章にて、圧迫面接をされて帰るのはありだと話しました。
では具体的にどのような流れで帰れば良いのか、この章で解説します。
「圧迫面接された⇒帰宅」までの流れは非常にシンプルで、下の図を覚えておけば問題なしですよ。
【圧迫面接された時に帰る流れ】
- 圧迫面接を受ける
(この時それが本当に圧迫面接なのか、耐えられないレベルなのか考える) - 帰る理由を伝えて席を立つ
("失礼な会社の選考をこれ以上受けるつもりはないので"など) - そのまま帰宅して放置
(お詫びの電話やメールを送る必要はない)
ひどい圧迫面接された企業に対して入社意欲がない場合はこれで大丈夫です。
一方で、圧迫面接されてもその企業に入社したい場合は、基本的に「謝る+相手を肯定する」というクレーム対応の極意を使いましょう。
否定されたり、怒鳴られたらまずは素直に謝る。
その上で反対したり、食らいつくのではなく「◯◯さんの仰ることは非常によく分かります」と相手を肯定する。
このあたりの圧迫面接への対応方法は「【圧迫面接とは?】具体的な内容や"された時用の対策法"を解説」にて詳しく書きました。
圧迫面接されても帰りたくない場合の対処法も同時に押さえておいてくださいね。
圧迫面接された企業に入社する気がないなら、しっかりと理由を伝えた上で帰れば良いんですね。
一方で圧迫面接されても入社意欲がある場合は、クレーム対応のように、心を無にして流れ作業で対応すれば良いよ。
みんなに同じことをしているわけだから、いちいち言われた内容を気にしなくて良い。
圧迫面接されて帰ったらブラックリストに乗ったりしない?
ここまで理由を伝えれば、面接の途中で帰っても良いと解説しました。
これに対して「面接の途中で帰ったらブラックリストに乗ったりしないの?」という疑問があるかもしれません。
しかし、結論から言えば理由を伝えた上で帰りさえすれば、ブラックリストに乗って他の企業の選考も不利になるような事態にはなりません。
まず圧迫面接する企業っていうのは、帰ることも想定済みなんですよね。
何年にも渡って圧迫面接をしている可能性があり、そこまでひどい圧迫面接なら、過去に何人もの就活生が帰っているはずです。
その度に、いちいちブラックリストを作って他の企業に共有するのはただの非効率。
そしてブラックリストを他社に回すようなことが発覚すれば大問題になります。
皆さんが入社すべきホワイト企業は、そんなブラックリストを共有されることもない。
これらの理由から安心して帰ってもらって構いません。
就活に限らず、最も守るべきは「自分の心」なんですよね。
社会人になった後も、例えば本当に自分に合わない上司が付いて、鬱病になりそうなら転職を考えるべきです。
1度心を壊してしまうと、体の傷のように簡単には治ってくれません。
鬱病の方に話を聞くと、治ったと思っても何かのタイミングで再発するそうです。
その話を聞いた時に、自分の心を守ることの重要性を感じましたね。
圧迫面接によって帰ることでブラックリストに乗るかも!?という心配よりも、自分の心を守ることを優先すべきですね。
そうだよ。たとえブラックリストに乗ったとして、「圧迫面接されて帰った」って別に当たり前のことだしね。そんな失礼な会社はこちらから願い下げ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
圧迫面接をされて帰ることへの理解が深まったとともに、「圧迫面接をするような失礼な会社に入社すべきじゃない理由」まで踏み込んで把握してもらえたなら嬉しいです。
僕もそうでしたが、就活中ってとにかく「内定の獲得」に固執しますよね。
なんか内定を獲得することがすごいことだっていう幻想に溺れそうになる...。
しかし、今の僕が客観的に就活を見ると、内定の獲得なんてゴールじゃないと断言することができます。
それはなぜか?
就活生の時に「◯◯って商社からの内定を獲得した人」としてチヤホヤされていた知り合いが、今では鬱病で仕事をしていない状況を見たり。
また、僕自身が1年で大手食品メーカーを退職していたり。
「◯◯からの内定」という内定獲得先に就活中は目が行きがちですが、それは的外れだと体感したからです。
内定の獲得だけに固執するのではなく...
自分に合う企業はどんな企業なのか?
日々の仕事がどんな感じだと充実していると感じるのか?
10年後どんな人生を歩んでいたいのか?
自分が企業に対して本当に求めている条件は何なのか?
考えるべきはこれらだと強く思います。
「圧迫面接をするような企業からの内定を獲得して何になるのか?」を、内定の獲得という幻想のゴールにとらわれずに考え抜いて欲しいと心から願っています。
この記事があなたにとっての就活の成功を考えるきっかけになると嬉しいな、と。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 圧迫面接をされて面接の途中で帰るのはありです。
- しかし、帰る前に「なぜ帰るのか」という理由をはっきり伝えてから帰るべき。(理由としては「こんな失礼なことを言うような会社には入社する気になれません」あたりがシンプルでおすすめ)
- 圧迫面接をされて帰ってから、お詫びの電話やメールは送る必要がない。放置で大丈夫。(むしろ企業側がお詫びを送るべきである)
▼圧迫面接する企業の特徴・しない企業リスト
» 【圧迫面接をする企業/しない企業リスト】どの企業が圧迫面接をしてる?
▼圧迫面接されやすい人の特徴について
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▼圧迫面接に対する訴訟について