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【内々定は取り消しされる?】取り消される確率・可能性を解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

僕が就活生の時、こんな不安を持ってました。

内々定は出たけど、取り消しされる可能性があるのでは!?

 

内々定はそもそも取り消しされることがあるのか、またその確率はどのぐらいなのか?

今回は内々定の取り消しについて詳しく解説していきます!

 

せっかく内々定をもらったのに取り消しされたらやばいです...!

そうだよね。内々定をもらって就活を終える人も多いから、取り消しされるのは本当に困る。詳しく解説していくね!

企業側は内々定を取り消しできる!違法ではない

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基本的には、企業側は内々定の取り消しができます。

なぜなら「内々定」は「内定」とはちがって、法的拘束力がないからです。

 

内々定であれば"正式な労働契約が結ばれていない状態"なので、取り消しができてしまうんですよね。

 

企業側からの内々定取り消しの事例は少ない

ただし、企業側から内々定を取り消すケースはそれほど多くありません。

これはビジネスの世界で、「内々定の取り消しは、内定取り消しと同程度のリスクがある」と企業側に認知されているからです。

 

内々定はいわば口約束なので、取り消すこと自体は法律的にも問題なく容易です。

しかし、内々定を取り消されたことを理由に、就活生が企業に損害賠償を訴えるケースもあります。

 

企業側としても、そういったリスクを負うことは避けたいもの。

多くの企業は内定だけに限らず、内々定の取り消しに関しても慎重です。

 

したがって、企業側が内々定をキャンセする可能性について過剰な心配をする必要はないと言えますよ。

 

「内定」と「内々定」の違い

 

内定は、企業と就活生が正式な労働契約を結んだ状態をいいます。

もし口頭で内定を約束されたり、簡単な書類での通知だけだった場合は、内々定であると判断しましょう。

 

内々定:正式な労働契約を結んでおらず、就職が確約されていない状態

(=内定承諾書をまだ書いていない状態)

 

内定:正式な労働契約を結び、就職が確約されている状態

(=内定承諾書を書いた状態)

 

大きな違いは労働契約の有無で、「正式な労働契約」さえ結べば内定をもらった状態といえますね。

正式な内定が決まったら、企業から内定承諾書という就職を決定する契約書が送られてきます。

 

労働契約の締結は、この「内定承諾書の有無」が判断基準となります。

よって、いくら内定が通知されても内定承諾書がない場合、それは内々定の状態です。

 

ビジネスの世界だと、口頭での約束はほとんど法的効力をもちません。

そのため、法的効力をもつ書類が送られてくるまでは、正式な内定にはならないことを覚えておきましょう。

 

【補足】内々定でも場合によっては内定と認められることもある

 

また内々定の通知でも、場合によっては内定と認められることもあります。

内定と認められる例としては、「拘束関係の度合いが強い」「相手方の期待権を損害する」など。

 

内定として認められたら、企業も簡単には通知を取り消すことはできません。

企業と就活生で労働契約が成立したあとに取り消しをすれば、契約破棄となるからです。

 

そのため、労働契約が結ばれたあとに取り消すのであれば、企業には契約を取り消すだけの合理的な理由が問われます。

 

内々定が内定と認められるのはごくまれなケースなので、基本的にそこまでのトラブルに発展することはほとんどありません。

しかし、内々定の取り消しでも場合によってはトラブルに発展することもあることは知っておきましょう。

※ 参考:厚生労働省 雇用契約Q&A

 

なるほど!企業側は内々定であろうと、取り消すするリスクが大きいってことですね。

そうだよ!今はSNSで「◯◯から内々定を取り消された」という情報がすぐに拡散されてしまうからね。企業側は特に慎重なんだ。

内々定を取り消しされる確率

 

内々定を取り消されることはほとんどありません。

とはいえ、「どれくらいの確率で取り消される可能性があるの?」と不安な就活生もいるでしょう。

 

実際のところ、明確に内々定を取り消しされる確率はデータとして存在しません。

内々定の取り消しは世間に公表されることがないからです。

 

内々定の取り消しは滅多にない

 

内々定が取り消される確率は、はっきりとした数字はわかりません。

ただ、大企業レベルになれば内々定を取り消しされる確率は1%以下だと予測できます。

なぜなら内々定の取り消しは、就活生側の反感を買うからです。

 

実際に2021年、21人もの内々定を取り消した企業が炎上しました。

» 21人内々定取り消し「BluAge騒動」の一部始終──代表は取材拒否、VCは沈黙、学生は報道を懸念 | DIAMOND SIGNAL

 

その後、「内々定 炎上」と検索してもほとんどこのニュース以外出てこないほど、かなり炎上しました。

ただ、いまだに同じ企業の事例ばかりが出てくるということは、他の大企業ではほぼ内々定取り消しが問題になっているケースは少ないと考えられます。

 

しかし中小企業や、従業員数が一桁のような企業の場合は確率は5%以下ぐらいかと僕は予測して就活するようにしていました。

 

規模の小さい企業だと、そもそも内定を出す人数が少ないです。

よって、内々定が取り消されたとしてもニュースになるほど広く拡散することがないため、実は世の中で起こっているケースがあるのではと思いますね。

 

【必見】内定を取り消しされるのが怖い人向けの対策

 

内々定の取り消しはレアケースですが、可能性は0ではありません。

よって1社から内々定が出たからといって、すぐに就活をやめるのは得策じゃない。

 

内々定取り消しが怖い人は、「複数の内々定を獲得すること」に力を入れましょう!

内定承諾書を書いて正式に内定を獲得するまで、内々定を複数社から獲得しておくことは非常に重要です。

 

僕も就活生時代、1社から内々定が出ても「さらに自分に合う企業を探し求めること」を徹底的におこなっていました。

いま就活生だったら、就活エージェントや逆求人サイトをフル活用して、自分に合う企業を探しつづけますね。

 

これまで見てきた200以上のサイトの中でも、とくに「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」がおすすめですよ。

効率よく自分に合う企業を見つけられるので、忙しい就活の時期でも常に持ち駒を増やせます。

 

1社の内々定だけで終わらせず、常に「もっと自分に合う企業はないかな?」という視点で就活サイトを活用してください。

複数の内々定を獲得できれば、心にも余裕ができますからね。

 

 

なお、以下の記事で利用必須の就活サイトを6つ紹介しています。

これまで7年以上に渡り就活を研究してきた僕が、「いま就活生だったら絶対にこれを使う!」というサイトをピックアップしました。

ぜひ参考にして、1社からの内々定で止まらずに就活を継続してみてください!

 

 

なるほど!大企業が内々定を取り消しすると炎上して、企業のブランド毀損が起こるためほとんど起こり得ないんですね。

そうだよ。実際に調べてみても、内々定の取り消しで炎上しているニュースは少ないからね。

内々定の取り消し事例

 

実際に、内々定を取り消しされた事例も紹介します。

まずは、内々定取り消しの理由として、よくある事例をざっと紹介しましょう。

 

【内々定の取り消し事例(理由)】

  • 履歴書や提出書類に嘘や不備があった
  • 内々定通知への返信をしなかった・または遅れた
  • 法律違反・犯罪履歴などの発覚
  • SNSでの不適切な問題が見つかった
  • 単位が足りず、大学を卒業できなくなった
  • 入社条件として必須の資格が取得できなかった
  • 健康状態の問題
  • 企業の業績悪化・経営難

 

就活生の問題のほか、業績の悪化など企業の問題で内々定が取り消されるケースもあります。

参考として、実際にあった事例を1つ紹介しますね。

 

【実際にあった内々定取り消しの事例】

 

ある中小企業の就職面接をしたAさんは、5月中旬に「10月1日に内定通知を送付します」という内々定通知を受け取りました。

 

しかし翌月の6月下旬、企業の業績悪化を理由に、内々定取り消しの通知を受け取ります。

 

6月下旬という早期の連絡であったこと、業績悪化という致し方ない理由であったことで、Aさんは訴訟などは起こさずにそのまま内々定は取り消しとなりました。

 

こちらは、企業の業績悪化を理由に内々定が取り消された事例ですね。

このように、内々定が取り消されることは実際にあります。

正式な内定通知が来るまでは、油断しないよう気を付けましょう。

 

今の不安定な時代、企業側の経営悪化によって内々定を取り消しされるリスクは高まっていそうですよね。

大企業となれば、さすがに内々定の取り消しが大問題になるから内々定の取り消しをすることは少ないと予想できるけど、従業員数が少ないような中小企業なら内々定の取り消しはありえるよね。

内々定を取り消しされる理由

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ではここから事例を参考に、内々定を取り消しされる理由について解説します!

内々定を獲得できたからと油断せずに、以下に当てはまるケースは注意してください。

 

【内々定が取り消される理由】

  • 就活生側の問題
  • 企業側の問題
  • 自然災害や感染病

 

内々定が取り消される理由① 就活生側の問題

 

まず挙げられるのは、就活生側の問題が理由で内々定を取り消されるパターンです。

具体的には以下のようなケースでは、内々定を取り消されることがあります。

 

【内々定が取り消されるケース】

  • 履歴書や提出書類の虚偽申告・不備
  • 卒業できない、体調の悪化、資格の未取得など
  • SNSの発言などで企業からの信用を失った

 

履歴書や提出書類の虚偽申告・不備

履歴書や提出書類の虚偽申告・不備などは、内々定が取り消される理由として多いですね。

履歴書に書いている学歴や経歴に詐称があれば、企業からの信用を失います。

 

学歴や経歴の詐称は立派な犯罪行為にあたるので、虚偽申告が発覚すればまず内々定は取り消されるでしょう。

 

また、提出書類に不備があった場合も内々定を取り消されることがあります。

重要な就活の書類で、必要事項の記載が抜けている・誤字脱字があまりにも多いと、企業は採用したいとは思わないですよね。

 

嘘偽りのない正確な履歴書や書類を提出するのは、最低限気を付けておくべきポイントです!

 

卒業できない、体調の悪化、資格の未取得

大学を卒業できない・健康状態の悪化など、応募時点の条件から外れたことを理由に内々定を取り消されることも多くあります。

入社条件として大学卒業が必須の企業ならば、卒業できないことが確定した時点でまず就職は不可能でしょう。

 

健康状態の悪化など、仕事に支障をきたす可能性があると判断されたことを理由に、内々定が取り消されることもあります。

風邪などの短期的な不調なら問題ありませんが、重度の疾患・病気などを患った場合は、内々定を再検討されるかもしれません。

 

あとは応募条件として必須の資格が取得できなかった場合なども、取り消しの理由として挙げられます。

仕事上、資格の取得が義務づけられている企業に就職するなら、資格の取得は必須です。

 

SNSの発言などで、企業からの信用を失った

こちらは近年まれに見るケースですが、SNS上での不適切な発言が見つかったことを理由に、内々定が取り消される場合もあります。

SNSでの発言までチェックしている企業はあまりありませんが、中にはそういった企業もあります。

 

フォロワー数の多い人や、一部のツイートが拡散された場合などは、企業の採用担当者に目に入る可能性もあるので要注意。

内々定通知を受け取ったら、SNSでの発言にも気を付けたほうがいいですね!

 

内々定が取り消される理由② 企業側の問題

 

企業側の問題で内定が取り消されることもあります。

よくあるのは企業の業績悪化、あとは人件費の削減などですね。

 

企業の問題なので詳しい事情も聞けませんし、しつこく内々定取り消しの理由を聞くのもマナー違反です。

内々定の段階であれば訴訟を起こすのも難しいので、基本的には承諾するしかありません。

 

どうしても納得できないなら弁護士に相談するという手段もあります。

しかし、裁判となると時間もお金もかかり、就活の大事な時間を費やしてしまうことになる。

 

企業側の問題で内々定を取り消された場合は、残念ながらおとなしく身を引くしかないのが現状ですね。

 

内々定が取り消される理由③ 自然災害や感染病

 

めずらしいケースではありますが、自然災害や感染病が理由で内々定を取り消されることもあります。

たとえば、大地震が起きて会社の経営が傾いた、土砂崩れに遭い会社の一部が崩壊したなど。

 

よくある理由ではないにしろ、地震の被害による内々定取り消しは実際に起こる可能性も十分にあります。

また最近だと、新型コロナウイルスによる影響を受け、採用状況が大きく変化した会社も多くありました。

 

災害や感染病などが理由で内々定を取り消されると就活生側で対応できることはほぼないので、しょうがないと割り切るしかありませんね。

 

なるほど!いろんな事態によって内々定を取り消しされることがありえるんですね。

可能性は0じゃないから、複数の企業からの内々定を獲得しておくことが重要だね。

就活生側は内々定を取り消しできる

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ではここから、就活生が内々定を取り消すことはできるのかを解説します。

結論からいうと、就活生側は内々定を取り消しできます。

 

【確認】内々定とは?

 

そもそも内々定は、正式な労働契約ではありません。

内々定とは、企業が就活生に対して内定の予定通知をすることです。

 

例えば、「〇月〇日に内定とする予定です」のように、内定となる予定を知らせるもの。

就職することが確約されるわけではなく、いわば口約束のようなものです。

 

よって、もし就活生が内々定を取り消したとしても、法律的には問題ありません。

そのため、正式な内定が出る前であれば内々定を取り消すことは可能です。

 

最近では複数の内々定をもらったことを理由に、就活生側から内々定を取り消す事例も多くあります。

 

むやみに内々定を取り消すのは問題ですが、常識の範囲内であれば基本的に問題ないでしょう。

 

就活生が内々定を取り消すときのマナー

 

常識の範囲内であれば、就活生側が内々定を取り消すことは可能です。

ただし、いくら内々定を取り消せるからといって、適当な対応で済ませてしまうのは社会人としても常識的にもNG!

 

あまりにも常識のない対応をすると、後々企業ともめる可能性もあります。 

そのため、以下のようなマナーを守り、お互いに納得の上でキャンセルできるよう努めましょう。

 

【内々定を取り消すときのマナー】

  • なるべく早めに内々定辞退の連絡を入れる
  • 採用担当者に直接する
  • メールではなく、電話で連絡
  • 感謝と謝罪の気持ちを伝える

 

内々定を取り消す期間

とくに、なるべく早めに内々定辞退の連絡を入れるのは大切です。

できれば、10月1日になる前に連絡を入れましょう。

理由は、大学4年の10月1日を超えると、正式な内定となることが多いからです。

 

100%正式な内定となるわけではありませんが、一般的には10月1日を基準とするケースがほとんど。

もし内定が出たあとでも、取り消すのは不可能ではありません。

 

しかし、入社直前での辞退は会社側とトラブルになることもあるので、できる限り避けたいところですね。

 

内々定の取り消しで損害賠償請求される可能性は低い

 

ちなみに内々定を取り消すことで、企業側から損害賠償請求される可能性はほとんどありません。

なぜなら何度も言うように、内々定には法的拘束力がないからです。

 

また就活生側に関しては、内定でさえも入社の2週間前までなら辞退も可能です。

違法になりません。

 

内定辞退の方法は別の記事で解説してあります。

入社の2週間前まで内定辞退することは法律的に可能です。

ただ、トラブルになりかねないので、内定辞退は入社する企業を確定したらすぐにしましょうね!

 

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

内々定が取り消されるケースは少ないですが、可能性は0じゃない。

0じゃない限り、必ず対策をしておく必要があります。

 

ぜひ正式に内定を獲得し、入社する企業が確定するまで就活を続けましょう。

何事も詰めが甘いのはだめですからね!!

 

ちなみに、この記事と合わせて「【内定取り消しは違法?】“違法な内定取り消し理由”を解説! 」も読んでみてください。

違法な内定取り消しの理由をまとめています。

詳しい事例もふまえて紹介しているので、万が一に備えて読んでおいてくださいね。

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 内々定とは内定と違い法的拘束力がないため、内々定を取り消しすることは企業側も就活生側も可能である。違法ではない。
  • しかし、内々定の取り消しは就活生側からの暴露によって問題化するケースがあるため、企業側はそう簡単には内々定を取り消しすることはない。
  • 内々定を取り消しされる確率としては、大企業なら1%以下、零細企業なら5%以下ぐらいの指標を参考としてもっておくと良い(明確なデータは世の中に存在しない)。
  • 内々定を取り消しされるリスクに備えて、内々定の取り消しを怖いと思うのではなく、歩み続けるべき。1社からの内々定で就活を終えずにより自分に合った企業のエントリー数を増やすようにすべきである。