就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
文系出身者が就活する際、大半の人にとって事務系総合職は第一の選択肢となります。
ただ、一般職と比べるときついイメージがあるものですし、総合職を志望して後悔しないかと悩む人は少なくありません。
そもそも総合職という単語も就活を意識するようになってから耳にする言葉ですし、文字だけでは仕事内容や働く環境のイメージも難しいですよね。
とはいえ待遇などは総合職のほうが基本優れていますし、大変な部分も知った上で自分が何を志望すべきか判断を下したいものです。
この記事では、事務系総合職の概要ときつい部分・メリットを紹介します。
合わせて、一般職との違いや一般職との選択を迷ったときのヒントも共有するので、志望職種を迷っている人はぜひご覧ください。
事務系総合職ってどんな仕事なのかちょっとイメージしづらいです。
そうだよね。事務系総合職の概要からきつい部分、一般職との違いまで網羅しているので、ぜひ最後まで読んでほしい!
- 事務系総合職とは「将来の幹部候補を目指す文系向きの仕事」
- 事務系総合職のきつい部分5選
- きつい部分を少なくするには優良企業に入ることが超重要
- 事務系総合職と一般職の違い
- 事務系総合職と一般職を迷ったときの考えるヒント
- 事務系総合職を選択するメリット5選
- 事務系総合職を志望する人材に求められやすい能力
- 本記事の要点まとめ
事務系総合職とは「将来の幹部候補を目指す文系向きの仕事」
きつい部分を共有する前に、事務系総合職の概要をさくっとお伝えしますね。
なかには事務系総合職が何か曖昧な人もいると思いますし、対象の認識が曖昧だときつい部分を紹介しても誤った理解につながりかねないからです。
結論、事務系総合職とは「将来の幹部候補を目指す文系向きの仕事」を指します。
まず事務系の職種は、企画や営業・管理部門など一般的にオフィスでおこなうような業務を担当する仕事です。
そして事務系の仕事でも総合職と一般職の2種類がありますが、総合職はさまざまな部署・仕事を経験しながら将来の管理職を目指す職種です。
つまり事務系総合職とは、総務や人事・経理・営業などの職種を担当しつつ、将来的には全社を意識した言動を期待される人材というわけですね。
総合職のほうが給料などの待遇面は優れている一方、期待されるレベルも高い・仕事の責任が重いなどのデメリットがあります。
次章ではこのデメリットとなる部分をまとめているので、後悔しない職業選択をするためにも続けて確認していきましょう。
事務系の仕事でも総合職と一般職があり、要求レベルがより高いものが総合職というわけですね。
その認識で正しいよ。理系からでも事務系は志望できるけど、基本は文系出身者が志望する職種であることも押さえておこうね!
事務系総合職のきつい部分5選
ではこの章では、事務系総合職のきつい部分を具体的に共有していきますね。
デメリットとなり得る部分は大きく5つあるので、順に見ていきましょう。
【事務系総合職のきつい部分5選】
- 成果を出すために思考力や判断力を求められる
- 仕事の責任が大きく精神的負担を感じやすい
- 業務量に比例して残業も多くなりやすい
- 昇進の可能性はあるがその分責任も重くなる
- 希望と異なる転勤指示なども受け入れる必要がある
きつい部分① 成果を出すために思考力や判断力を求められる
総合職は一般職と異なり、個々人に問題解決力が求められます。
一般職では、ある程度やり方が決まった単調な作業をおこなうことが多いです。
一方、総合職だと答えや取り組み方が決まっていない業務を担当することも多く、解決のために思考力や判断力が求められるんですよね。
よってマニュアルや作業方法が決まっていない状態で仕事を進めることが苦手な人だと、日々ストレスを感じる可能性が高いかと。
逆にいえば、自身の思考力などを活かして仕事を進めたい・問題解決することにやりがいを感じる人には向いているといえます。
答えのない仕事を任されることに抵抗がある人はきつさを感じやすいので、職業の特性を知って自身の適性を判断することが大切ですね。
きつい部分② 仕事の責任が大きく精神的負担を感じやすい
事務系総合職は、答えが決まっていない問題解決を依頼されることが多いです。
ゆえに仕事の責任範囲が一般職と比べて大きくなりやすく、業務が円滑に進まないときも当然あるため精神的ストレスを感じやすいです。
問題があるのに解決方法が見えなかったり、何かしらアクションをしてもうまく進まなかったりすると、どうしてもモヤモヤ感がありますよね。
短期間で解決しないプロジェクトも多々ありますし、気持ちの切り替えが苦手だと休日にも心が休まらないこともあるかもしれません。
ほかの職種でも同様の問題はありますが、一般職と比べると仕事の責任が大きい分ストレスを感じやすい点は把握しておくとよいでしょう。
きつい部分③ 業務量に比例して残業も多くなりやすい
残業時間が多めになりやすいこともデメリットの1つです。
事務系一般職は、ある程度こなすべき仕事が決まっているので定時で帰りやすいです。
一方で総合職は、ルーチンワークだけでなく解決のハードルが高い業務の担当にもなりやすいので、残業も多くなりがちなんですよね。
ワークライフバランスを重視して働きたい人は、一般職と比べてプライベートの時間を確保しにくい点を押さえておきましょう。
きつい部分④ 昇進の可能性はあるがその分責任も重くなる
将来の幹部候補となることを期待される総合職の人材は、一般職と比べると実績が昇進などの評価につながりやすいです。
ただ、高い評価を受けるためには当然それなりの成果が求められますし、成果を出すにはそもそも要求レベルの高い仕事をこなす必要があります。
そして役職が高くなると待遇などは当然よくなりますが、一方で会社から求められるレベルも上がっていくんですよね。
会社側も期待があるからこそ役職を提示するわけですが、その分の成果を上げる必要があるので、プレッシャーも大きくなるわけです。
昇進などをしやすいとモチベーションにつながりやすいですが、立場が変わると要求レベルも上がることは同時に理解しておきましょう。
きつい部分⑤ 希望と異なる転勤指示なども受け入れる必要がある
一般職では勤務地が限定されていることが多いですが、総合職では全国転勤や異動などの可能性があることが一般的です。
しかもある程度は希望を出せるとはいえ、基本的には会社都合の意思決定で転勤などを指示されるものなんですよね。
よって転勤などを強く嫌う人には、総合職は向いていないといえます。
独身であればまだ受け入れやすいですが、家族や子供がいる場合は自分ひとりの話ではないですし、大きな問題になりえますよね。
ただ、総合職でもエリアを限定した募集や勤務地が限られている会社もあるので、条件が合えばこれらを志望するのは賢い選択になるかと。
仕事の責任の大きさや残業の多さなどと同様にデメリットの1つなので、事務系総合職を志望する場合は忘れず把握しておきましょう。
やはり一般職と比べると、総合職では責任の大きな仕事を任されるものなんですね。
責任が大きい傾向にあることは間違いないよ。裁量権のある仕事を魅力的に思わない人はストレスになりやすいから、ほかのデメリットも含めて相性を判断してみてね。
きつい部分を少なくするには優良企業に入ることが超重要
事務系総合職の概要、一般的にきついといわれる部分を5つ共有しました。
自分の希望職種を考える際、事務系総合職or一般職を判断することも大切です。
でも、それ以外にも仕事のきつさに影響を与える要素を考えると、企業選びもかなり重要といえるんですよね。
同じ総合職でも企業によって楽さ・きつさにはかなり違いがありますし、優良企業なら総合職でも心身ともに安定して働きやすいからです。
ただ、優良企業の探し方がいまいちわからないゆえに企業選びを妥協し、結果的に待遇が微妙な会社を志望してしまう人は少なくありません。
ここでは就活を7年以上研究してきた僕がおすすめの方法を厳選したので、ぜひ有益なサービスをうまく活用してみてください!
なお、僕がもし現役だったら確実に使うおすすめのサイトは「就活サイトおすすめランキング【1位-50位】」でもまとめています。
質の高い就活支援サービスを1記事で把握したい人は、ぜひあわせてご覧くださいね!
【優良企業を探すためのおすすめ対策】
- ホワイト企業ナビを使って候補を探す
- 就活エージェントに穴場の優良企業を紹介してもらう
- 逆求人サイトで企業との接点獲得を自動化する
対策① ホワイト企業ナビを使って候補を探す
優良企業を探す際にまずおすすめしたいのが「ホワイト企業ナビ」の活用です。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサービスですが、企業に対して条件を課すことで優良度の高い求人しか掲載できないようにしています。
よって就活生はホワイト企業ナビを使うだけで、優良企業だけの求人リストから希望に合う会社を効率的に探せるんですよね。
僕自身が現役時代に優良企業探しに苦戦した経験があり、現在でも状況が変わっていないことに問題意識を感じ思い切ってサービスを立ち上げました。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
具体的に企業に課している条件は、以下の3つです。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
3条件すべて満たすことを掲載条件にしているので、求人が出されている企業はある程度の働きやすさが保証されているといえるかと。
プロライターが所属する編集部が各求人の中身をまとめており、企業の悪い部分も書くなど情報の質に強くこだわっている点もポイントです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
一度でもサイトを見てもらえたら一般的なサービスとの違いを感じてもらえると思うので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひ気軽にサイトをのぞいてみてください!
対策② 就活エージェントに穴場の優良企業を紹介してもらう
就活支援のプロであるエージェントに求人を紹介してもらうのもおすすめですね。
就活エージェントとは、人材会社が無料で次のような支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
就活生の内定獲得までを幅広く支援してくれるサービスなので、企業候補が不足している場合は相性のよい求人を提案してくれるんです。
もちろん希望条件をヒアリングした上で企業を厳選してくれるので、闇雲に候補を提案されるわけではありません。
就活支援を専門とするゆえに知見が豊富ですし、サービス自体に蓄積されたデータベースも活用して効率的に企業を厳選してくれますよ。
求人紹介のほかにも、希望を伝えれば面接対策などにも対応してもらえます。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
対策③ 逆求人サイトで企業との接点獲得を自動化する
プラスαの対策として、逆求人サイトを利用するのもおすすめですね。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
通常、マイナビなどでは就活生から企業に対して連絡すると思います。
逆求人サイトはこれの真逆で、就活生はプロフィールを登録しておき、それを魅力的に思った企業からスカウトが届くようなサービスですね。
プロフィール登録後は魅力的な企業からスカウトが来たときのみ返信すればよくて、企業との接点獲得を自動化できるんですよね。
もちろん微妙な企業からもスカウトは来ますが、逆求人サイト経由で大手や有名企業に入っている人も決して少なくないですよ。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
大手ナビサイト以外にも、企業探しに役立つ方法はいくつかあるのですね。
むしろ優良企業探しを効率化したいならこれらのサイト利用は必須だよ。情報感度の高い就活生ほど有効活用しているから、ぜひ後回しにせずさくっと登録しておいてね!
事務系総合職と一般職の違い
次に本章では、事務系総合職と一般職の違いを紹介します。
改めて2つの違いを整理したので、さくっと確認していきましょう。
なお、総合職と一般職の違いについては「【総合職とは?】一般職との違いや選択基準を詳しく解説!」にてより詳しく共有しています!
【事務系総合職と一般職の違い】
- 仕事内容
- 給料
- 残業
- キャリア形成
- 転勤有無
違い① 仕事内容
一般職では、マニュアルが整備された決まりきった仕事などを担当します。
ゆえに自分の考えを活かして仕事を進めるというよりは、決められたことをできる限りミスなく正確にこなすことが求められますね。
対して総合職では、裁量権を持って業務を進める必要があります。
答えや仕事内容が明確化されていないため、幅広い分野において試行錯誤しつつ業務を進めていく必要がありますね。
いずれも良し悪しはありますが、裁量権を持って自分の思考力や判断力を活かして働きたい人には総合職が向いているといえます。
違い② 給料
給料に関しては、一般職より総合職が優遇されています。
仕事の責任や負担の大きさを考えて、企業側もバランスを取っているのかと。
昇給や昇進などのしやすさに関しても、総合職のほうが優れている傾向がありますね。
給料面を重視する人は、総合職を志望するのがいいかもしれません。
違い③ 残業
残業時間は、総合職のほうが多くなりやすいです。
一般職は仕事内容がある程度決まっているので、基本的に定時で帰れることが多いイメージですね。
一方で、総合職は業務の進め方や内容がその時々の状況で変わるため、多忙なときにはその分残業によってカバーする必要があります。
プライベートの時間を安定的に確保したい人は、同じ事務系でも一般職を選ぶのが合っているといえるかもしれません。
違い④ キャリア形成
総合職は、将来の幹部候補となることも期待されています。
よって課長や部長などだけでなく、ある意味どこまでも出世を目指せるわけですね。
対して一般職は、総合職のようにキャリアアップを目指せることは現状少なく、部門内での評価を上げることが現実的な話になるかと。
入社後に一般職→総合職となる道を用意するような会社もあるので、迷ったときにはこれらの会社を探すのもアリですね。
違い⑤ 転勤有無
内勤作業が基本の一般職では、勤務地が限定されていることが通常です。
対して総合職では転勤が前提となっていることが多く、人事異動や転勤の指示があったときには基本的に断ることができません。
よって転勤を強く嫌う場合は、一般職・もしくは勤務地がある程度限定されている会社の総合職を選ぶべきですね。
最近だと総合職でもエリアを限定して募集するような会社も見られるので、転勤がネックな場合はこれらの候補も探してみるとよいでしょう。
仕事内容や給料のほかにも、総合職と一般職の違いはいくつかあるのですね。
項目を整理すると違いがわかりやすいよね。どちらも良し悪しがあるから、自分の希望や適性を考えてどちらを志望すべきか考えてみるといいよ!
事務系総合職と一般職を迷ったときの考えるヒント
次に本章では、事務系総合職と一般職を迷ったときのヒントを紹介します。
ここまで幅広い観点で事務系総合職と一般職について共有してきましたが、結局どっちを選ぶべきか迷っている人もいるかと思います。
よって相性を判断する上で有効な3つの観点をまとめたので、1つの判断材料としてぜひ参考にしてみてください!
【事務系総合職と一般職を迷ったときの考えるヒント】
- バリバリ仕事したいか/プライベートを優先したいか
- 裁量権を持ちたいか/決められた業務をこなしたいか
- 変化や成長を求めるか/同じ環境下で穏やかに働きたいか
ヒント① バリバリ仕事したいか/プライベートを優先したいか
まずは、仕事とプライベートの優先具合についてです。
結論、バリバリ働きたい人には総合職が、仕事よりもプライベート優先で生活したい人には一般職をおすすめします。
仕事にも力を入れつつプライベートも充実させられるのが理想ですが、総合職と一般職の選択を迷ったなら2択の場合の結論を出してみるとよいかと。
もちろん優良企業なら両方を叶えられる可能性もありますが、意思決定する上では2択に絞って考えておくと気持ちが明確になりやすいですね。
ヒント② 裁量権を持ちたいか/決められた業務をこなしたいか
担当業務の内容、進め方においても適性の判断ができます。
仕事内容や進め方を会社側に決められることにモヤモヤを感じる人は、裁量権を与えられる総合職が確実に向いていますね。
一方で自分の考えを発揮するより、決められた仕事を正確性を重視してこなしていきたい人には事務系一般職が向いています。
アルバイトや部活での経験などを振り返ると自身の適性を考えやすいので、自己分析してどんな仕事が合っているか判断してみてくださいね。
ヒント③ 変化や成長を求めるか/同じ環境下で穏やかに働きたいか
総合職では担当業務の幅が広く、長く勤めているとさまざまな仕事を経験します。
ゆえに自然と日々の業務に変化が生まれますし、大変に感じても問題解決を繰り返すなかで成長につながりやすいです。
対して一般職では、基本的に決められた業務を繰り返しおこなうことが通常です。
よって変化や成長とは相性が悪めですが、逆に同じ環境下で穏やかに長く働きたい人には一般職のほうが向いているといえますね。
全体を踏まえて結論を下すのは難しいですが、2択で考えるとどちらを魅力的に感じるか判断しやすいですね!
最終的には総合的な判断が必要だけど、もし迷ったら上記の2択をそれぞれ考えることから始めてみるといいよ!
事務系総合職を選択するメリット5選
次にこの章では、事務系総合職を選択するメリットを紹介します。
どんな職種でもきつい部分もあれば、魅力的な部分もあるんですよね。
結局のところよい面・悪い面を把握して、個々人にとってどちらの側面が大きいかを整理して最終的な決断を下すことが重要です。
偏った見方で決断を下さないように、メリットとなり得る部分も見ていきましょう。
【事務系総合職を選択するメリット5選】
- 裁量権を持ちつつ幅広い業務を経験できる
- 一般職と比べて給料が高めである
- 活躍次第でキャリアアップのチャンスがある
- 経験を活かした転職もしやすい
- 転勤をきっかけにさまざまな場所に住める
メリット① 裁量権を持ちつつ幅広い業務を経験できる
事務系総合職では、一般職と比べて裁量権を持って仕事ができます。
一般職だと仕事内容や進め方を決められていることが多いですが、総合職だと個人の裁量で考える余地のある業務が多いんですよね。
ゆえにマニュアルなどで決められた仕事ばかりをこなすのではなく、自分の考えやアイデアを業務で活かしたい人にはやりがいがあるかと。
むしろ自分の考えを活かせるような仕事がしたい人は、同じ事務系でも一般職を選ぶとストレスの要因になるかもしれません。
担当業務も幅広く、活躍次第ではどんどん大きな仕事も任せてもらえます。
思考力や判断力を求められる分プレッシャーもありますが、自由度の高さを求める人には総合職が向いているといえるでしょう。
メリット② 一般職と比べて給料が高めである
現実的な部分で、総合職は一般職より高給であることも多いです。
人生はお金がすべてでないとはいえ、給料が高いほど日々の生活にゆとりや選択肢は生まれやすいですよね。
募集段階で、一般職と総合職で給与水準に差をつけている会社は多く見られます。
総合職は成果を出すと昇給や昇進などの評価にもつながりやすいので、キャリア形成に伴う給料アップも一般職より実現しやすいですね。
メリット③ 活躍次第でキャリアアップのチャンスがある
一般職の場合は、同じ事務系でも周囲の人をサポートする仕事が基本です。
ゆえに他社に転職しても同じ業務を担当することが通常であり、経験を元にしたキャリアアップ転職などを実現するのが難しいんですよね。
対して総合職だと、過去の経験を実績としてアピールできたり専門性を評価されたりして、転職時にプラス要素として評価されやすいです。
裁量権のある仕事を担当するゆえに、総合職の仕事で成果を上げると自身の活動結果としてアピール材料にできるわけですね。
よって入社段階の給料が高いことに加えて、数年後を見据えたときにも総合職のほうがキャリア形成に向いているといえます。
メリット④ 経験を活かした転職もしやすい
前述と似た話ですが、総合職は経験を活かした転職もしやすいです。
マニュアルが整備されているような仕事は実績として語りにくいですが、総合職の裁量権のある仕事は実績になりやすいんですよね。
たとえばA社で挑戦的な業務を担当したとして、似た問題解決を求めているB社があったときには、A社での経験を評価される可能性が高いです。
これは単純な例ですが、同様の考えで過去の実績が評価されて、転職時に加点となるケースはかなり多く見られるんですよね。
よって、会社での経験をその先のキャリアに活かす意味では総合職のほうが相性がよいです。
もちろん一般職でも経験がまったく活きないわけではないですが、市場での評価されやすさを考えると総合職のほうが適しているといえますね。
メリット⑤ 転勤をきっかけにさまざまな場所に住める
総合職では転勤を求められることもありますが、転勤に関しても捉え方によってはメリットとして考えられるかと。
強制的ではあるものの縁がなかった場所に住めますし、想定外の地域に住むことで視野が広がることも十分考えられます。
たとえば都会出身の人が転勤をきっかけに地方に住んで、田舎暮らし的なよさを感じて人生レベルでの気づきが生まれるかもしれません。
住む場所が変わることで、新たな人との出会いも生まれやすいかと。
全国転勤と聞くとネガティブに捉える人もいますが、むしろプラス要素に感じる人は総合職の適性が高いといえるでしょう。
仕事の責任が重いと聞くと大変に感じがちですが、決まりきった仕事だけでなく裁量権を持たせてもらえると捉えると大きなメリットにも感じますね。
トレードオフの事柄は多くあるからね。捉え方によってメリットになる物事は多くあるし、やはり両面を総合的に把握して最終的な決断を下すことが大切といえるよ!
事務系総合職を志望する人材に求められやすい能力
続いてこの章では、事務系総合職に求められやすい能力を紹介します。
もちろんほかにも必要な能力は多々ありますし、会社や職場環境によって必要となるスキルに違いがあることは間違いありません。
ただざっくり以下の3つは求められる印象があるので、参考までに確認しておきましょう。
【事務系総合職を志望する人材に求められやすい能力】
- 主体性
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
能力① 主体性
事務系総合職で活躍するには、主体性が欠かせません。
将来の幹部候補と考えると壮大に感じるかもしれませんが、裁量権のある仕事をこなす上で主体性や積極性は確実に必須なんですよね。
言われたことをこなしているだけでは、困難な課題は前に進みません。
だからこそ自ら課題解決のためにすべきことやアイデアを考えて、周囲も巻き込みつつ業務をこなす必要があるわけですね。
自分に自信がない人は、自らの考えを推進することに抵抗があるかもしれません。
でも、総合職を志望するなら企業から主体性を求められることを把握して、そこから逆算したアピールも意識しておくとよいでしょう。
能力② コミュニケーション能力
一般職でも同様ですが、コミュニケーション能力もやはり重要ですね。
とくに総合職の仕事は自分ひとりで完結しませんし、周囲を巻き込む必要があるからこそ円滑にコミュニケーションを取る必要があります。
ただ、学生時代に誰とも仲良くなるスキルのようなものではなく、どんな相手であれ関係者と円滑にやり取りすることが社会人としては重要ですね。
正直、実際に会社で働かないとイメージしにくい部分もありますが、採用側のニーズとして会話力が求められることは知っておきましょう。
能力③ リーダーシップ
幹部候補として期待されているからこそ、総合職にはリーダーシップも求められます。
幹部は極端としても管理職などにキャリアアップしていくと、部下となる人材を指導する必要がありますからね。
入社後すぐにリーダーシップを求められるケースは少ないですが、将来的なポストを想定すると新卒段階で能力があるに越したことはないかと。
就活までの段階でリーダーシップを発揮した経験があれば、企業側のニーズを予測した上でうまくアピールしておくとよいでしょう。
主体性やコミュニケーション能力はよく耳にしますが、やはり事務系総合職でも求められるケースが多いのですね。
社会人として活躍する上でいずれも核となるスキルだからね。事務系総合職に限らずニーズが高いスキルだから、応募側である就活生は確実に押さえておくといいよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
事務系総合職のきつい部分や逆にメリットとなる部分、求められやすい能力や選択を迷ったときのヒントなどを網羅的に共有しました。
仕事で裁量権を与えられる総合職は、同じ事務系でも一般職と比べて責任が重ためで思考力や判断力が求められます。
残業が多くなりやすい、転勤があるなどのデメリットも考えられますね。
ただ、見方を変えればメリットとなることも多くありますし、よい面・悪い面をフラットに捉えて自身の適性を判断するのが最善かと。
きつさが少ない仕事をするには優良企業で働くことも重要なので、企業探しにも力を入れてぜひ待遇のよい会社の内定を得てくださいね!
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【新卒向け】事務職の求人の探し方|7つの方法まとめ」も読んでみてください。
事務系に特化して、新卒向け求人の探し方を具体的に7つ共有しています。
結果につなげるための注意点や内定獲得のポイントも共有しているので、事務系職種を志望する人はぜひあわせて目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 事務系総合職は、将来の幹部候補を目指す文系向きの仕事である。
- 仕事の責任が大きめなこと、残業が多めなことなどが総合職のデメリットである。
- きつい環境で働くことを避けたいなら、職種選びに加えて企業選びにも力を入れるべきである。
- 見方を変えるとメリットとなる要素もあるため、全体を俯瞰して結論を下すとよい。
- 事務系総合職を志望するなら、企業側が求める能力も知っておくべきである。