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【内定取り消しは違法?】“違法な内定取り消し理由”を解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生の皆さん、こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです!

 

「就活がひと段落したのに内定取り消しされないか不安…。」

そう感じている就活生は少なくないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、

違法になる内定取り消し理由ってなに?

違法な内定取り消しを言われたらどうすればいいの!?

という疑問についてお答えしていきたいと思います!

 

これを知っているか・知らないかで、万が一内定取り消しを言い渡されたときに、自分に優位に事が運ぶか、泣き寝入りしてしまうかが決まります。

今後の運命が変わってくる可能性だってありますよね!

 

ぜひこの記事を通して、違法な内定取り消しについて理解をしましょう。

そして、もし違法な内定取り消しにあった場合に備えての予備知識として頭の中に入れておいてくださいね!

 

内定取り消しが違法かどうか気になっていました!

企業から一方的に内定取り消しすることは基本的にはできないよ。詳しく見ていこう。

企業側から一方的に内定取り消しできるのか?

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結論から言いますと、就活生によほどの非がない限り、企業から一方的に内定取り消しをすることはできないです!

 

(ちなみに内定取り消しされる理由については「内定取り消しの理由6選」という記事に詳しく書きました。

今回の記事では主に内定取り消しの違法性について詳しく解説しますね。)

 

企業から正式に内定を貰うということは、その企業の社員になるということと同等のこと。

正当な理由なしに、一方的に内定取り消しすることは違法にあたり、決して許されることではないんです!

 

では、内定を貰った際に就活生と企業の間には、どのような約束が成立しているのでしょうか?

 

内定=労働契約成立

 

企業から正式に内定をもらう際には、通常であれば内定式が行われて、そのときの説明会で内定承諾書にサイン、もしくは事前に渡されていたものを提出することになります。

(内定式がなく郵送で契約が行われる企業もあります)

 

就活生は企業から内定証書をもらいます。

この内定承諾書の提出や、正式な内定証書の受け取り=労働契約の成立です!

 

多くの企業が内定式を行うのは、「ようこそウチの企業へ!」という意味合いもありますが、この労働契約を締結するという目的もあるんですよ。

労働契約を結ぶ際には、具体的に企業で働く際の注意点や、給与、罰則規定などの説明がされます。

 

ちなみに厚生労働省のサイトにも、以下のような喚起が企業にされているんです。

ちゃんと明示のない企業は…怪しいです…!

 

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引用:厚生労働省「採用内定取り消しの防止について

 

こういった書類にサインをし、正式な内定証書も貰ったということは、就活生は企業の労働条件を承諾、そして企業も僕たちに社員としての立場を与えたということになります!

 

労働契約が成立すれば内定取り消しをされることはそうそうない

労働契約が成立した時点で、将来その企業で働くことが保証されたのも当然のことになるので、その後の内定取り消しは滅多にされません!

 

これより先の企業からの一方的な内定取り消しは違法になることもあるんです。

(就活生が何か犯罪や企業に不都合なこと、企業の業績悪化につながるようなことをした場合の話は別ですが…)

 

内定承諾書・採用通知書の内容は要チェック

内定承諾書や内定証書には、就活生に対して

「〇〇なことをしたら内定を取り消します/労働契約を解除(解雇)します」

というような内容の記載がある場合も。

 

その場合、本当にそのような行動をしてしまうと内定を破棄される可能性もありますし、それが違法とみなされないこともあるんですよ。

 

大事な書類にサイン・提出をするときは、しっかりと内容を確認し、内定取り消しをされるような行動はしないように気を付けよう!

 

内内定には要注意!法的拘束力はナシ

 

注意が必要なのは「内々定」です!

就活生のほとんどは最終面接を受け終わった後に、電話で採用(内々定)を言い渡されますが、それはただの口約束。

正式な内定承諾書にサインをして提出をしない限り、正式な内定ではありません。

 

法的な拘束力もないため、内々定は内定よりも簡単に企業の判断で取り消しをされてしまうんですよ…。

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引用:就活情報サイト キャリチャン「内々定が出る時期とは?早期内定を出す企業の特徴と対策法をプロが解説

 

素行が悪かった・連絡に返信するのが遅かった・企業の業績が少し悪くなった・人が余った、などの理由で内々定取り消しも無きにしもあらず。

 

もちろん、会社の勝手な都合で内々定取り消しを行うと、企業の信用問題に関わるため実際に内々定取り消しを行う企業は少ないです。

(そんな企業で働きたくないけどw)

可能性はゼロじゃないということは頭に入れておいてください!

 

内々定は就活生にとって不安定な状態なんですね。

そうなんだ。内定は法的拘束力を持ち、内々定はただの約束。内々定は油断できないから2社以上はキープしていた方が安全だね。

違法にあたる内定取り消し理由について

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違法にあたる内定取り消しの理由は以下の4つ。

この理由での内定取り消しは、違法とみなされる可能性が高いです。

 

【違法な内定取り消し理由】
  • 本人の性格・能力を理由にした内定取り消し
  • 優秀な人材が他に現れたことを理由にした内定取り消し
  • 経営悪化による内定取り消し(ケースバイケース)
  • 本人の過去の出来事を理由にした内定取り消し(犯罪や重大な事件を除く)

 

 また、労働契約法第16条にも、このように記されています。

 

【労働契約法第16条】

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を乱用したものとして、無効とする。

 引用:労務安全情報センター「解雇権の濫用法理(労契法16条)

 

分かりやすく言い換えると、「企業都合でなく、客観的に誰が見ても解雇(内定取り消し)が当然とみなされ、常識に沿っている場合でなければ、企業が権利を乱用したとして違法になる」よってことです。

 

違法な理由① 本人の能力・性格を理由にした内定取り消し

 

「周りが優秀な内定者ばかりで、入社前研修で内定取り消しなんてされないかな…」

と心配に思っている方もいるかもしれません。

 

ですが、本人の能力や性格を理由とした内定取り消しは、基本的には違法になりますので必要以上に心配することはありません!

 

例えばの話ですが、企業で入社前に社長に会う機会があるとします。

そこでアナタの能力や性格、勤務態度が気に入らないという理由だけで、ワンマン社長から「お前は内定取り消し!」と言われたとしても、それは違法。

 

当たり前ですが許されることではないですよね!

 

資格取得が必須の場合は注意

注意していただきたいのは資格習得が必須の場合。

 

内定承諾書やエントリー時の応募条件に、必須となる資格が記載されており、アナタがそれを期限内に習得できなかったときは、内定取り消しが違法にならない可能性が高いんです。

 

例えば、トラック運転手として採用されたのに、大型免許を持っていなければ全く仕事になりませんよねw

誰が見ても、内定取り消しが合理的ですし「そりゃそうだ」ってなります。

 

必須の資格は必ず取るようにしよう!

 

違法な理由② 優秀な人材が他に現れたことを理由にした内定取り消し

 

これは、上記の能力や性格を理由に内定取り消しをするのは違法になる、という内容に似ているかもしれません。

 

正式に内定の際に労働契約を結んだ後に

「もっと優秀な人がウチに入社したいみたいだから、余った人は内定取り消しです」

というのは常識的に考えて不当解雇です。(かなりヤバいw)

 

外資系企業は?

外資系企業は実力主義の世界。

「自分より優秀な人が現れたら、内定取り消しや解雇されるのでは…?」

と不安に思っちゃいますよね~。

 

ですが、外資系企業でも簡単に内定取り消しされることはありません。

それは原則外資系企業でも、日本人は日本の労働基準法によって保護をされるから。

 

経営悪化で、会社全体で大規模な人員整理がされるという場合をのぞいて、アナタだけがピンポイントで内定取り消しをされることはNGなんです。

 

違法な理由③ 経営悪化による内定取り消し

 

経営悪化による内定取り消しは、違法になる場合とそうでない場合があります。

ポイントは、企業が経営立て直しの計画や経費削減、給与一部カット、派遣社員・契約社員の雇用終了などの努力を最大限に行ったのかということ。

 

それをしていないにも関わらず、容易に新卒の内定取り消しをするのは違法になるんです。

「まだ入社前の内定者は気軽に切れる~」という考えはダメ!

 

厚生労働省のホームページにも以下のように書いてあります。

 

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引用:厚生労働省「労働契約終了に関するルール


要するに「人を辞めさせる前に、できる限りの努力をしなさい」「人選も慎重にやりなさいよ」ってことです。


「経費削減やボーナスカット、派遣・契約社員の契約終了とかをしても、それでも会社がピンチ!」

ぐらいにならないと内定取り消しはされないはずなんですよ。

 

違法な理由④ 本人の過去の出来事を理由にした内定取り消し(犯罪や重大な事件を除く)

 

個人レベルの問題・出来事を理由にした内定取り消しも違法になることがあります。

 

あなたが過去に犯罪を犯していた・SNSで大炎上して全国に名が知れ渡っていたなど、企業のイメージに大ダメージを与えるような過去は正当な内定取り消しの理由になることも。

 

ですが、アナタ個人に借金があるとか、実は大学を停学になっていた時期があったなどの「企業のイメージや業績に影響のない範囲の出来事」を理由にした内定取り消しは違法になる可能性が高いんですよ。

 

面接やエントリーシートで虚偽の内容を書いたり話したりするのはNGですが、「話さなかった」ことを理由に内定取り消しは難しいんです。

 

確かに、自分の身に起こった事すべてを洗いざらい話す義務もありませんし、そこは個人の自由ですからね…! 

コロナウイルスによる内定取り消しは違法なのか? 

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これは先ほどの経営悪化を理由にした内定取り消しと似ています。

コロナで企業が経営悪化したとしても、できる限りの努力もしていないのに新卒の内定取り消しをすることは違法。

 

正規雇用された内定者が、解雇(内定取り消し)になるまでには、以下の手順が取られていなければならないんです。

 

【新卒内定取り消しまでの順番】
  1. 事業のコストカット計画
  2. 派遣社員の雇用終了
  3. 契約社員の雇用終
  4. 給与一部カット
  5. 希望退職者を募る
  6. そして最後に正社員(内定者)のリストラ

 

(※中間の2~5の順番は企業によってかわることもあります)

 

こういう努力をすっ飛ばして、すぐに新卒の内定取り消しをするのは、おかしなことなんですよ。

今年はコロナウイルスの影響で、すでに内定取り消しを実際に行った企業もあるみたいなので次で見ていきましょう。

 

アパレルブランドで行われた内定取り消し

 

アパレル会社「イッセイミヤケ」は、2021年度入社の販売員の内定を全員取り消したとのニュースがありました。

 

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引用:Yahoo!Japanニュース「イッセイミヤケ、コロナ直撃で「新卒採用の内定取り消し」学生ら悲痛「なぜ7月に…



「イッセイミヤケ」は、はたして学生の内定取り消しをする前に、正しい手順を踏んで、いきなり内定者カットをしていないのでしょうか…?

 

すると、以下のような記載も発見。

 

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これを読む限り「イッセイミヤケ」は、新卒の内定取り消しをする前に事業縮小を行ってますし、新卒だけでなく社内リストラも行っているようですね…。

このような場合は違法にならない可能性も。

 

「イッセイミヤケ」は社内対策や経費削減もしたうえで、内定取り消しを行ったようなのですが、それでもかなり多方面からの賛否両論がある模様。

 

逆を言えば、これぐらいの経営悪化・経費削減が社内でもされないと、合法な内定取り消しにはならないよってことです。

 

単に「コロナが…」という理由だけでは、容易に内定取り消しはできないのですね。

そうだね。もしコロナを理由に内定取り消しを言われたら、経費削減や社内リストラもしっかりと行われているか調べよう!

内定取り消しに関する裁判実例 

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ここでは実際に内定取り消しについて争われた裁判例を見ていきましょう。

 実際にどんな理由の内定取り消しが違法になるのかが分かるかと思いますので、「もしも」の時の参考にしてくださいね。

 

実例① 大日本印刷事件(違法になったケース)

 

大日本印刷事件は「本人の能力や性格での内定取り消しは違法である。」ということがはっきりと認められた裁判判決です。

 

【概要】

大手印刷会社「大日本印刷」は、当時新卒採用で内定が決まっていた学生に対して「印象が陰気」ということを理由に内定取り消しを行う。

この学生はすでに内定承諾書も提出し、企業側からも採用通知を受けていたが、入社の約2か月前に内定取り消しを言い渡される。

学生は「内定取り消しは不当である」と主張をして、提訴。

最高裁は「性格を理由にした内定取り消しは無効(違法)である」と判断し、この学生の主張を認める。

 

今の時代であれば、確実に大バッシングされそうな結構ヤバめの内容ですね…。

こんなこと言われたら、「こっちから辞めてやる!」と言ってしまいそうですが、提訴したことは、かなり勇気ある行動だと思います…!

 

企業に対して度を超えた嫌がらせをしたとか、個人が企業のイメージに大ダメージを与えたとかなら分からなくもないですが、イチ個人のパーソナリティーを理由にした内定取り消しは誰がどう考えても不当ですよね。

 

実例② 電電公社近畿電通事件(違法にならなかったケース)

 

先ほどとは反対に、こちらは違法にならなかった判決です。

内定者の逮捕歴を理由にした内定取り消しが、違法かどうかが争われています。

 

【概要】

Aさんは、近畿電気通信の入社試験を受け、社員として入社することを前提に健康診断まで受診、特に問題なく採用通知を受け取る。

内定が確定後に国内デモ隊の構成員になり、反戦青年委員会の一員として、違法にあたる無届けデモに参加、のちに逮捕される。

企業側でAさんが無届けデモに参加し、逮捕されていたことが発覚。内定取り消しを言い渡す。

Aさんはすでに内定を貰ったにもかかわらず、取り消しするのは不当と提訴。

裁判所は企業がAさんに逮捕歴があり、社員としての適性を欠くとして、逮捕歴を理由とした内定取り消しは妥当であると判決を出す。

 

内定前や採用試験前に逮捕された事実があれば、即不採用にしても問題ないでしょうが、内定後に逮捕されたってのがムズカシイところ。

 

ただやっぱり犯罪者になってしまうと、内定取り消しされても「そりゃそうだ~仕方ない」って誰しもが思いますよね~。

もしこれが、逮捕されなかったデモとか学生ストライキだったら、内定取り消しはされなかったんじゃないかなと個人的には思います。

 

デモで逮捕された人が会社にいることで社内秩序が乱れないか心配になりますし、企業のイメージにもダメージを与えかねませんからね。

 

実例③ 女子アナ内定取り消し事件(和解したケース)

 

この事件は知っている人も多いのではないでしょうか?

女子アナに内定をしていた人の過去のバイト歴を理由に、内定取り消しができるのかが争われたケースです。

 

【概要】

某テレビ局の内定を得ていた女性Bさんは、過去に銀座のクラブでホステスとして働いていた経験があった。

その事実が内定を出した後にテレビ局側で発覚、Bさんに一方的に内定取り消しを言い渡す。

理由は「ホステスという経験が、清廉性を求められるアナウンサーにふさわしくない」ということ。

この内定理由を不当だと思ったBさんは、テレビ局を提訴。

裁判にもつれ込むと予想されていたが、テレビ局側が一転し、内定取り消しを帳消しに。採用ということで和解に至った。

 

これはたぶん、テレビ局が「これ以上争ってもメリットないな」って気づいて、和解(内定取り消しを取り下げ)したんじゃないかな~って個人的に考察しました。

 

世間でも相当話題になり、テレビ局側も「銀座のクラブでのバイトを理由に、内定取り消ししたのはマズかったかな…」とのちのち思ったんだと思います。

 

クラブでのバイト=イメージが悪い・清廉性がないという理由で「内定取り消ししてもOK」って誰もが思うことではないですよね。

犯罪を犯しているわけでもないので、裁判になったとしても企業側に勝ち目はないなって読んだのでしょう。(あくまで個人の考察)

 

この女性は自分から何も言わなければ、そのまま内定取り消しだったのでしょうか…?

そうだろうね。だけど「おかしい!」と思って提訴したことで、内定取り消しが帳消しになった良い実例だよ!主張することは大切だ。 

違法な内定取り消しをされた時の対処法

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万が一、内定取り消しを言い渡されたときに「あれ?これって違法じゃない?」と思ったら、すぐに受け入れることはせずに、適切な対応をしましょう。

 

いくつか対応例を紹介しますので、自分の精神状態や就活状況に合わせて、1番納得のできる方法を選んでくださいね!

 

①証拠をあつめる

 

「明らかにおかしい!」と思うような内定取り消しを言い渡されたら、おかしいと思う根拠になる「証拠」を集めてください!

 

企業からもらった採用通知や、内定承諾書のコピー、メールのやり取り、他の内定者とコンタクトを取ってみるなりして、企業があなたに内定を出したという事実を確かにするんです。

 

いきなり弁護士を雇って裁判!ってなるとお金もかかると思うので、まずは集めた証拠を持って、身近な大学の就職課に経緯を説明して、解決策はないのか・交渉はできないのか相談してみてください。

 

また、万が一企業に内定辞退の書類にハンコを押して!と迫られた場合も、簡単に応じては絶対ダメ!!!

 

それを押してしまうと「内定辞退を受け入れました。何も言いません。」と言うのと同じことなので、ちょっとでも納得いかないときは、とりあえず保留にしてくださいね!

 

②弁護士に相談する

 

「個人だけでは解決がもうできない!!」と思ったら、弁護士に相談するのも手です。

いきなり担当の弁護士を付けるのはお金がかかると思うので、国によって設立された無料の法テラスに行ってみて、経緯を伝えてください…!

 

企業側には顧問弁護士が付いている場合が多いので、学生一人では太刀打ちできないこともあります。

そういう時は親御さんにも相談をして、自分の弁護士を雇うことも検討してみてくださいね。

 

未払い賃金・損害賠償の要求

もしあなたが「内定取り消しされた企業で働きたくない!」と思ったとしても、違法な内定取り消しの場合は数か月分の賃金を要求できる場合も。

 

「内定取り消しされたせいで、就職が難しくなった!」「再就職までの生活が厳しくなった」というときには、損害賠償も請求できるケースもあるんですよ。

 

企業からの内定取り消しを簡単に飲んでしまうと「ふぅ~おとなしく辞退してくれてよかった!」なんて思われている可能性もなきにしもあらず。

とにかくその分野に詳しい人に相談しましょう!

 

③内々定を貰っていた企業に連絡してみる

 

0.1パーセントでも可能性のあることはやってみましょう!!

内々定を貰っていて、一度はお断りした企業に、ダメもとで連絡してみるんです。

 

こちらに落ち度なく内定取り消しをされたことを説明して、もう一度内々定・内定を貰えないか頼み込んでみてください。

もし本当にあなたを採用したいと思っていた企業であれば、内定を出してもらえる可能性はゼロじゃないはず…!

 

今年中の内定は難しいと言われた場合も、第二新卒で雇ってもらえないかなど、できる限りの交渉をしてみましょう!

 

コロナで内定取り消しをされた学生受け入れている企業もあるみたいだから、そういう企業に片っ端から当たってみるのも◎!

 

④その企業を見切って他の企業の選考を受ける

 

最後に、そもそも内定取り消しをしようとする企業です。

経営状況も悪化している可能性があって「入社したくない」と思いません?

 

就活では後半戦だろうが、ホワイト企業の求人は出ています。

よって内定取り消しされた企業を見切って、秋採用や冬採用の就活をするのもおすすめです。

(もちろん3月など本当の終盤に内定取り消しされた場合は別ですが...!!)

 

特に冬採用の対策方法については「【保存版】冬採用している大手中小企業47社|20/21新卒版! 」にて、企業の探し方を解説しています。

ぜひ参考にして、もっと自分に合った企業への入社を狙いましょうね。

 

たしかに内定取り消しをするような企業に入社するのは、かなりリスキーですよね。

そうだよ。人材を大事にしない会社に未来はないよね。

今回のまとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

この記事で、どんな理由での内定取り消しが違法になるか理解していただけたかと思います。

 

みなさんが思っている以上に、内定取り消しはよっぽどのことでない限り違法になるということがお分かりいただけたかと思います。

 

内定者である以上、就活生は法律できちんと守られているので、納得のできない一方的な内定取り消しに遭遇したら、すぐに不当だということを企業にも自分の周りにも伝えてください!

 

泣き寝入りするかしないかで、アナタに対する周りの目や、他企業からのイメージも変わってくるかと思います。

(「なんか内定取り消された人」よりも、「一方的に内定取り消しを言い渡された人」の方が、本人は問題なかったって感じますよね)

 

違法な内定取り消しを言ってきた企業に入社するかしないかは迷いどころですが、個人的には「もっとマトモな企業に行った方が良い!」っていうのがホンネです。

 

気持ちの切り替えが大変なのは、すっごくわかります…!が、賃金や補填を受け取ったら、早めに切り替えて新しい企業への就活をスタートするのが、先の人生を考えるといいんじゃないかなって思います。

 

その時は「めちゃくちゃツライ」って思うかもしれませんが、「こんな企業入んなくてよかった!」って思える日もきっと来るはずですから。