就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
通常の就活って4年生の春に行われますが、夏から秋にかけて追加で行われるのが二次募集です。
同じ企業による採用活動ですが、選考の特徴や企業の目的などは一次募集と異なる。
よって二次募集に合わせた対策が必要です。
そこで本記事では「二次募集での就活で内定する方法」を解説していきます。
一次募集が終了した時点で周りの就活生の多くが内定を獲得しているため、二次募集は一次募集よりもプレッシャーがかかるんですよね。
またこれに加えて「どんな企業が二次募集をかけるのか?」「二次募集をしている企業の探し方」まで詳しく解説していきます。
この記事を読めば就活における二次募集について網羅できるよう解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
同じ企業が2度目の採用をおこなうことを二次募集と言うんですよね?
そうだよ!そんな二次募集の概要や、二次募集で評価されるための方法を解説するね!
就活における二次募集とは?
そもそも就活における二次募集とは「企業が採用予定数を埋めるための追加募集のこと」です。
各企業は「今年は新卒を◯名採用しよう」という採用計画を立てているんですよね。
一次募集でその採用予定数が満たせなかった場合や、内定辞退された場合に二次募集をかけるのです。
企業が二次募集を行う理由はあとで詳しく解説しますが、先ほど説明したとおり一次募集とは違った対策が必要になってきます。
具体的な対策法などについてご紹介する前に、まずは「二次募集の時期や特徴」などといった基本的な部分を解説しますね!
二次募集の時期
二次募集が行われる時期については、企業の規模によって大きく二つに分けられます。
【二次募集の時期】
- 大企業:7月~8月頃
- 中小企業:9月~10月頃
大企業と中小企業で時期が異なるのは、一次募集の時期に違いがあるためです。
大企業はだいたい6月に入ると面接などの選考を進め、7月に入る頃には内々定を出しています。
そのため一次募集が終わる7月頃から二次募集が開始されるんです。
一方、中小企業は一次募集の時期を大企業とズラしたりもするため、二次募集の時期についても大企業より遅らせることで競合を避けています。
そのため秋に行う傾向にあります。
二次募集の特徴
就職活動における二次募集は、一次募集とは異なる特徴があります。
主な特徴としては以下のとおりです。
【二次募集の特徴】
- 採用数・受験者数は減る
- エントリーから内定までの期間が短い
採用数・受験者数は減る
企業はすでに一次募集である程度の人数を採用しています。
そのため、二次募集での採用枠は一次募集に比べると減少するんです。
また、採用試験を受ける就活生の数についても、一次募集が落ち着いた段階で一定数は内々定を獲得していることから減少しますね。
もちろん、複数企業の内々定を持っている状態で二次募集を受けに来る就活生もいますが、大抵は一次募集の段階で就職活動をやめますからね。
エントリーから内定までの期間が短い
一次募集の場合、3月後半から4月前半にエントリーが始まり内々定が出るのが6月後半から7月前半のため、平均して3ヵ月程度の時間がかかります。
一方で、二次募集の場合はエントリーから内定まで1ヵ月程度の場合が多いんです。
理由としては、「10月1日に行う内定式に間に合わせたいから」です。
内定式は来年度入社予定の新入社員の顔合わせの場になりますし、その後の研修日程などを説明する機会にもなります。
そのため、企業としてはこの時点で採用予定人数を集め終えておきたいところ。
こういった理由から二次募集では選考期間が短くなります。
一次面接を通過した数日後に二次面接なんてことも頻繁にあります。
そのため、二次募集を受ける際はエントリーの時点である程度準備を終えておくのが大切になりますよ!
【補足】一次募集がダメでも二次募集は受けられる?
「一次募集で落ちた企業を二次募集でも受けられますか」という質問をよく聞きます。
結論から言うと受けられません!
というか、受けても受かる可能性が非常に低いです。
二次募集では、多くの企業が一次募集受験者は受験できないことにしています。
また一次募集受験者で二次募集を受けられる企業もありますが、よく考えてみてください。
一次募集の結果から1ヵ月程度しか経っていないのに、その間に不合格を合格に変えるだけの成長ができますか?
人物重視の就職活動において、これは不可能に近いことですよね。
企業もバカではないので、多くは書類選考の時点で落とされてしまいます。
一度落とした人を再度見直すような余裕はありませんからね。
同じ人を選考する労力を省く企業が多い
何より多くの企業が一次募集受験者の二次募集参加を認めていないことからも、企業が両方を受験してくる就活生に期待していないことがわかりますからね。
ダメ元で受けて失う時間や労力を考えたら、スパッと諦めて他の企業を受けた方が良い結果を生むと思います!
これ知らなかったら一次募集と同じ企業を二次募集で受ける人多いですよね。
そうなんだ。
可能性が低いところに淡い期待を持ってしまう気持ちもわかるけど、現実的に考えて他の企業に切り替えた方が賢い!
企業が二次募集を行う理由
次に企業が二次募集を行っている理由についてご説明します。
「なんでわざわざ二次募集なんて行うの?一次募集で採用してしまえばいいのに」と思う方もいますよね。
でも、企業が二次募集を行っているのにはちゃんとした理由があるんです。
主な理由は以下の3つです。
【二次募集を行う理由】
- 採用予定人数が多いから
- 内定辞退者が発生したから
- 留学生・体育系学生を狙っているから
二次募集する理由① 採用予定人数が多いから
これは特に大企業に言えることですが、採用予定人数が何百人という規模の企業もありますよね。
その場合、一度にすべて採用してしまおうとすると膨大な業務量になります。
書類選考から面接まで、何千人何万人という就活生一人一人を選考するとなれば社員も相当な人数が必要ですし、何より就活生一人一人をしっかりと評価できなくなります。
こういった状況を避けるため、採用機会を複数回設けることで必要な業務量を分散させるのが狙いです。
とはいえ、やはり一次募集の方が必ず応募が殺到するので、採用人数としては一次募集の方が多くなりますね。
二次募集する理由② 内定辞退者が発生したから
どんなに人気のある大企業でも、内定辞退を受けることがあります。
就活生がその企業だけしか受けていないなんてことはないですからね。
一次募集の段階で内定を出している数は採用予定人数を満たしていたとしても、内定辞退によって枠に空きができてしまいますよね。
この枠を埋めるために二次募集を行っているんです。
最近の傾向としては、企業も内定辞退を見越して一次募集で多めに内定を出したりしているので、二次募集を行わない企業もあります。
しかし、逆に想定していた数よりも内定辞退者が少なく、大幅に採用予定人数を超えてしまうリスクもあることから、二次募集を行っている企業もまだまだありますよ!
二次募集する理由③ 留学生・体育系学生を狙っているから
企業は新卒学生を採用する際に「こんな学生が欲しい」といったイメージを必ず持っています。
そしてそのイメージを満たすのが留学生だったり部活動をやってきた体育系学生の場合、その学生に合わせた採用スケジュールを組むんです。
そのため夏まで海外留学していた学生や春まで部活の大会があり就活に出遅れた学生など、明確な狙いを持って二次募集を実施しています。
こういった学生の中には優秀な人がわんさかいますからね!
企業ごとの二次募集での狙いを知ってる方が対策はしやすいですね!
大切なことだね!
留学経験もないのに留学生を狙っている二次募集を受けて、留学生と競ったところで勝ち目はないからね。
二次募集をしている企業の探し方
ここまで二次募集の概要がわかったと思います。
就活生の皆さんが思うのは「二次募集している企業から内定を獲得したい」ってことですよね。
そのためにはまず、二次募集をかけている企業の探し方を把握する必要があります。
ほとんどの就活生が企業探しの手段として、マイナビとリクナビを利用します。
だからこそマイナビやリクナビで上位掲載されている企業は倍率が高くなる。
つまりわざわざ競争の激しい求人ばかりをチェックすることになります。
そこでマイナビやリクナビ以外を使った企業の探し方も押さえておきましょう!
【二次募集の求人の探し方】
- ナビサイト
- 就活エージェント
- 逆オファー型サイト
- 大学キャリアセンター
二次募集している企業の探し方① ナビサイト
就活マンが考えるおすすめ度:★★★★・
【評価理由】
・多くの就活生がこの探し方を取るので求人の倍率が高くなりやすい。
・一方で多くの求人を手軽に見ることができる。
まずはみんながチェックするマイナビやリクナビなどのナビサイトですね。
みんながチェックするからこそ倍率が高くなりますが、見落としてはいけないサービスです。
二次募集の求人については一次募集が落ち着く6月下旬から徐々に情報が出だしますが、早い企業は6月上旬には掲載をスタートしますので、早めにチェックしておきましょう。
今の就職活動ではナビサイトを含むいろんなサービスが就活生を助けてくれます。
知っているか知らないか、使うか使わないかで大きな差ができますし、二次募集では効率的な就活が非常に大切になってきます。
そこで僕が本当におすすめするサービスだけを紹介した記事を作ったので、何を使ったらいいかわからないという方は参考にしてくださいね!
二次募集している企業の探し方② 就活エージェント
就活マンが考えるおすすめ度:★★★★★
【評価理由】
・特に「関東への就職希望者」にとっては本当に利用価値が高い。
・就活後半は求人が少ないので紹介してもらえるのは嬉しい。
・地方への就職希望者向けのサービスが少ない点がデメリット。
エントリーシートの添削から面接指導、求人紹介まで一貫してサポートしてくれるのが就活エージェントです。
就活エージェントが持つ求人にはナビサイトに掲載されていないものもあります。
また就活エージェントやエージェントが所属する運営会社はいろんな企業とつながりを持っているので「◯◯な学生を一人だけ採用したいんだけど」といった非公開の求人を紹介してもらえる場合もあります。
ちなみに僕のおすすめとしては、就活エージェントと口コミサイトの併用。
就活エージェントから紹介してもらった企業を同時に口コミサイトでもしっかりと調べることが重要です。
就活エージェント経由の選考は内定までのスピード感も早く、企業に合わせた選考対策をエージェントがサポートしてくれるので、二次募集では有効な手段ですね!
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
二次募集している企業の探し方③ 逆求人サイト
就活マンが考えるおすすめ度:★★★★★
【評価理由】
・求人が少ない就活後半にもスカウトとして企業と接点が持てるのが有用。
・全国の就活生が利用可能な点も嬉しい。
・特にデメリットはない。
逆求人サイトは、プロフィールを入力するだけであとは企業からスカウトを待ち、スカウトが来れば選考を受けるといったサービスです。
二次募集では一次募集に比べ求人探しに手間や時間がかかります。
その上選考対策も同時進行で進めていかなくてはいけないので、時間との勝負でもあるんですね。
そこで活用できるのが逆求人サイトです。
最初にプロフィールを入力する必要がありますが、それ以降は待つだけなので企業探しに時間を要しません。
また、二次募集の時期は企業も焦ってるので、一次募集に比べて積極的にスカウトを出してくれるので期待できます。
逆求人サイトもいろんなサービスがありますが、僕がおすすめするのは「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つですね。
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
二次募集している企業の探し方④ 大学キャリアセンター
就活マンが考えるおすすめ度:★★★・・
【評価理由】
・時期や大学によって求人の質がバラバラな点が懸念。
・良い求人があった時は本当にラッキーである。(その大学の学生を積極的に採用する企業だということが確定しているので!)
ここまでは民間企業が運営しているサービスをご紹介してきましたが、最後は最も身近な存在である大学キャリアセンターです。
大学キャリアセンターにも毎年多くの求人が届いてます。
キャリアセンターに届く求人の多くは、卒業していったOBやOGが在籍している企業であり、そこでOBOGが活躍しているから「またこの大学の学生が欲しい」と思って企業も求人を出しているんですね。
またキャリアセンターには毎日のように企業が訪れていて、求人情報を提供しています。
僕にはキャリアセンター職員の知人がいるんですが、その知人曰くキャリアセンター職員の紹介経由で内定をもらっている学生も毎年いるらしいです。
特に二次募集の時期のように企業が困っていたり焦っていたりすると、採用担当者は個人的な繋がりや紹介で入社確率の高い学生を探そうとします。
その一番手がキャリアセンターなんですね。
こういった情報はキャリアセンターに行かないと得られない情報なので、まずは一度キャリアセンターに足を運んで自分の希望などを伝えておくことが大切ですね!
いかに効率よく求人情報を集められるかが二次募集では大切なんですね。
まずは試してみる!
その上で必要なサービスを継続して使っていけば自然と自分に合うサービスが見つかるからね!
二次募集で就活生を採用する企業例
二次募集をしている企業の探し方を把握したところで、実際にどんな企業が二次募集をかけているのか気になりますよね。
今回は秋採用と呼ばれる8月〜12月頭の時期に募集をかけている企業を紹介します。
二次募集で就活生を採用する大企業の例
まずは二次募集をかける大企業から見ていきましょう。
これらの企業の中には、通年採用を実施している企業も含まれますが、就活後半でも積極的に就活生を採用する企業が多いです。
【二次募集(通年採用含む)している大企業】
・ソニー(採用情報)
・ソフトバンク(採用情報)
・楽天(採用情報)
・リクルートライフスタイル(採用情報)
・マイナビ(採用情報)
・サイバーエージェント(採用情報)
・ヤフー(採用情報)
・メルカリ(採用情報)
・DeNA(採用情報)
・ユニクロ(ファーストリテイリング)(採用情報)
・ネスレ日本(採用情報)
・ユニリーバ・ジャパン(採用情報)
・富士通(採用情報)
・ガイアックス(採用情報)
・メタップス(採用情報)
・GMOテック(採用情報)
・バンダイナムコスタジオ(採用情報)
・住友商事グループ(採用情報)
・三菱総合研究所(採用情報)
・ワークマン(採用情報)
・ジンズ(JiNSのメガネ!)(採用情報)
・コロプラ(採用情報)
・クックパッド(採用情報)
・ジャニーズ事務所(採用情報)
・じげん(採用情報)
・湖池屋(採用情報)
・全国農業協同組合連合会(JA全農)(採用情報)
二次募集で就活生を採用する中堅・中小企業の例
大企業に続いて、二次募集で就活生を採用する中堅・中小企業例です。
もちろんこれらは一例に過ぎません。
先ほど紹介した企業探しの手段を用いて、二次募集している企業をどんどん探してくださいね。
【二次募集(通年採用含む)している大企業】
・ユーグレナ(採用情報)
(バイオテクノロジーの会社です)
・ボーダレス・ジャパン(採用情報)
(ソーシャルビジネスを展開する会社です)
・メーカーズシャツ鎌倉(採用情報)
(紳士服メーカーです)
・マーベラス ※エンジニアのみ(採用情報)
(ゲームの開発を行う企業です)
・メディカルラボ(採用情報)
(介護事業や臨床検査事業を行う企業です)
・ほていや(採用情報)
(喪服の販売を行う企業です)
・オンデーズ(採用情報)
(メガネのOWNDAYSです)
・杉沢薬品株式会社(採用情報)
(医薬品を扱う商社です)
・ヤマハビジネスサポート(採用情報)
(ヤマハグループのマネジメント業務に特化した企業です)
・愛知自動車(採用情報)
(新車・中古車販売や点検を行う企業です)
・霧島ホールディングス/霧島酒造(採用情報)
(お酒のメーカーです)
・三越伊勢丹ニッコウトラベル(採用情報)
(三越伊勢丹グループの旅行代理店です)
・北海道乳業(採用情報)
(乳製品のメーカーです)
・日刊スポーツ新聞社(採用情報)
(新聞社です)
・沖縄製粉(採用情報)
(沖縄で展開している食品メーカーです)
・一番食品(採用情報)
(福岡に本社をおく食品メーカーです)
・マミーマート(採用情報)
(スーパーのマミーマートです)
・日本紙通商(採用情報)
(紙を専門にした商社です)
・幻冬舎メディアコンサルティング(採用情報)
(企業向けの出版事業を行う会社です)
・LIXILビバ(採用情報)
(ホームセンターを運営する会社です)
・東映(採用情報)
(映画製作をする会社です)
・島村楽器(採用情報)
(楽器の販売会社です)
・ドリームベッド(採用情報)
(ベッドやソファの開発や販売を行う会社です)
二次募集は不利なのか?
ここまで読んでいただいたことで、二次募集のイメージがなんとなく掴めてきたんじゃないかと思います。
ではここでみなさんが一番気になるであろう部分「二次募集は不利なのか?」についてズバリお答えします。
結論、二次募集は有利なケースが多いです!
ネットなどを見ていても有利だと書かれているサイトもあれば不利だと書かれているサイトもありますよね。
僕は就活を研究し続けて7年になりますが、有利なケースが多いと考えています。
理由は以下のとおりです。
【二次募集が有利な理由】
- 応募する人数が減る
- 優秀な層はすでに終活している
- 春から活動していればスキルが身についている
応募する人数が減る
先ほどもご説明したとおり、一次募集で多くの就活生が内々定を獲得しているので単純に応募人数は減ります。
つまり、ライバルの数が少なくなっているということ。
もちろん求人の数も少なくなりますが、逆に中小企業などでは二次募集の時期に限定して求人を出す企業もあります。
こうした点からも、シンプルに考えて応募数の減少=有利になるといえますね。
優秀な層はすでに終活している
就活には明確なスタート時期がないですよね。
早い人は1年生から就活に向けた準備をしていますし、遅い人は4年生の夏休みから開始する人だっています。
このようにそれぞれスタートが異なる状況において、就活で内定を複数獲得したり大手にどんどん受かっていく、いわゆる優秀層の人の多くに共通していえるのが「スタート時期が早いこと」です。
考えてみれば当たり前の話なんですけどね。
早くから準備してノウハウを集め、インターンシップやOB訪問を通して社員から情報を得るなどしていれば自ずと結果はついてきます。
そして準備が早い分、この層のほとんどが一次募集で内々定を獲得し終活しているので、二次募集には応募しないんです。
つまり、二次募集で競う相手は一次募集に比べると優秀な層は格段に少なくなっているといえますね。
春から活動していればスキルが身についている
これは一次募集の段階からしっかりと就職活動をしてきた人に限った話になります。
このような人達は一次募集の時期から複数の選考を経験しているため、二次募集の際には一定のスキルが身についています。
二次募集を受ける人の中にはそれぞれの事情によって一次募集は受けておらず、二次募集から就活をスタートさせている人も一定数います。
つまり、前者と後者には圧倒的な経験値やスキルの差があるんですね。
この差は簡単に埋められるものではないですし、二次募集を進めていくうえで効率性も全く異なってきます。
だからこそ前者に当てはまる人は油断せずにこのアドバンテージを最大限生かすことが重要ですし、後者に当てはまる場合は前者の何倍も努力する必要があります。
【補足】人気企業はむしろ難易度が上がる
二次募集は有利なケースが多い理由について説明してきましたが、例外もあります。
それは人気企業の選考を受ける場合です。
人気企業の場合、一次募集に限らず二次募集でも変わらず就活生が殺到します。
二次募集は一次募集に比べ採用枠が減少するため、まさに少ない枠を大勢の就活生が奪い合う構図になるんですね。
こうなると倍率も一次募集より高くなりますし、一次募集で上手くいかなかった優秀層や二次募集から動き出す帰国子女、部活で実績を上げた学生などの猛者と争うことになります。
「二次募集だから受かるかも」といった甘い考えでは通用しないため、志望度などを考えながらしっかりと選考を受ける企業選びをしてくださいね!
なぜ二次募集が有利なのか、自分には有利に働くのかを考えることが大切ですね!
二次募集=必ず有利になる、わけではない。
自分の現状を踏まえたうえで戦略を練ることが二次募集を上手く活用するコツといえるね。
二次募集で内定を獲得するためのポイント
ここからは二次募集で内定するためのノウハウをお伝えしていきます。
最初にもお伝えしましたが、二次募集には一次募集とは違った選考ポイントがありますので、二次募集用の対策が必要です。
その中でも絶対に押さえておいてほしい2点についてご説明します。
【二次募集対策のポイント】
- 二次募集に応募した理由の明確化
- 志望動機の完成度を上げる
二次募集に応募した理由の明確化
二次募集の選考において、エントリーシートや面接で必ず聞かれる質問があります。
それは「なぜ二次募集に応募したの?」という質問です。
だいたいの人は以下のいずれかに当てはまるかと思います。
【二次募集に応募した理由】
- 留学・部活動
- 志望業界の変更
- 公務員からの進路変更
留学や部活動が理由の場合、それらに注力していたりスケジュールの都合で二次募集に応募したという明確な理由がありますよね。
これを説明すれば企業側も納得します。
難しいのが「志望業界の変更」と「公務員からの進路変更」です。
これらについてはしっかりとした理由を説明しなければ企業も納得してくれません。
志望業界の変更
一次募集の段階で志望していた業界から内定がもらえなかったり、就活を進めていく中で興味のある業界が変化していくことってありますよね。
こういったことがきっかけで二次募集に応募した場合、素直にそれを企業に伝えてしまってOKです。
ただ、そこに説得力を持たせる必要があります。
そこで大切なのが企業理念への共感です。
当初はAという業界を志望していたが就活を進める中でBという業界に興味を持ち、中でも御社の理念である◯◯に感銘を受けました。
ここに説得力を持たせるイメージですね。
具体的な作成方法などは別記事で解説しているので参考にしてみてください。
公務員からの進路変更
公務員採用試験は夏頃にピークを迎えます。
なので、公務員試験がダメで民間に切り替えた場合、ちょうど二次募集の時期と被るんですね。
公務員から進路変更した場合は必ず「なぜ民間に切り替えたの?」と質問されます。
企業としては次の公務員試験までの繋ぎにされたりしないかを探っているんですね。
本音としては繋ぎだったとしても、それを伝えてしまったら必ず落ちます。
そこで、公務員から民間に進路変更した説得力のある理由が必要になります。
この点の全体的なノウハウについても就活攻略論の別記事で解説しているので、公務員から進路変更する場合は参考にしてください!
志望動機の完成度を上げる
二次募集では一次募集よりもさらに志望動機の重要性が高まります。
なぜなら企業は絶対に内定辞退を避けたいから。
企業が二次募集を行う理由として内定辞退者が出ていることはご説明しましたよね。
また、内定式までに採用予定人数を満たしたい理由もご紹介しました。
つまり、二次募集で内定を出した学生には必ず入社してもらわないと困るんですね。
何より二次募集の内定を出した後に辞退となれば、その年の目標としている採用予定人数を満たせないリスクが出てきます。
こういった事態は絶対に避けたいため、とにかく「内定を出したら来てくれるかどうか」を重視しています。
だからこそ志望動機の完成度を上げ、企業に「この子は絶対来てくれるな」と思わせたら内定の確率はグッと上がります。
「御社じゃないとダメなんだ!」と思わせる志望動機の書き方については、僕が以下の記事で解説しています。
もっと志望動機の完成度を高めたい方は必見です!
一次募集以上に二次募集では説得力が大切になってくるんですね。
二次募集の方が企業は焦っているからね。
そこを理解して、志望動機によって企業を安心させることが内定につながるんだ!
今回のまとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
二次募集の時期って周りに内定者が多いから焦りがちですよね。
でもその焦りは全く意味がないものだと思います。
内定が春に出ようと秋に出ようと、入社するのはみんな4月1日なんです。
内定の順番で給料が決まるわけでもありません。
本当に大切なことは、就職活動が終わったときに自分自身が納得出来ているかどうかだと思います。
人と比べる必要はありません。
この記事を読んだあなたの就職活動が終わったとき「二次募集でも本当に入りたかった企業に入れた!」と思えること、そして少しでもその結果のお手伝いができたなら僕は本当に幸せです(^^)/