就活生や転職者のみなさん、こんにちは！
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン（@syukatu_man）です！
今回は医療機器メーカーへの就職は難しいのか調査していきます。
僕の大学の頃の親友が、実際に医療機器メーカーで働いているのですが、彼は前職がブライダル関連の企業から医療機器メーカーに転職したんですよね。
どう転職したかと言うと、普通に転職サイトからエントリーしたそうです。
大学も僕と同様に中堅大学なので、医療機器メーカーへの就職は超難関でもないんですよね。
このあたり、本記事で詳しく解説していくので、医療機器メーカーへの就職を検討している方はぜひ参考にしてくださいね！
医療機器メーカーは利益率が高く、給料も高い企業が多いので狙っています！
医療機器メーカーから内定を獲得するのは難しいのか、一緒に見ていこう。
- 【結論】医療機器メーカーへの就職は難しいのか？
- 医療機器メーカーへの就職は難しいと言われる理由【3選】
- 医療機器メーカーへの就職を成功させるための重要対策
- 医療機器メーカーの就職偏差値ランキング
- 医療機器メーカーの隠れ優良企業【20社】
- 医療機器メーカーに就職するメリット【4選】
- 医療機器メーカーを目指すデメリット【3選】
- 医療機器メーカーへの就職が向いている人の特徴【5選】
- 医療機器メーカーへの就職を目指す人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
【結論】医療機器メーカーへの就職は難しいのか？
次章からは、「医療機器メーカーへの就職は難しいと言われる理由」や「医療機器メーカーの就職偏差値ランキング」などを紹介していきます。
その前に「結局、医療機器メーカーへの就職は難しいのか？」が気になる人も多いと思うので、先にこの問いに回答しますね。
この問いに対する僕の結論は以下のとおりです。
【医療機器メーカーに対する僕の考え】
知名度の高い医療機器メーカーは、倍率に比例して入社難易度も高くなりやすい。
職種によっては専門知識を求められる、専門性が高い領域ゆえに選考対策にも力を入れる必要があることなども、難しいと言われる理由の1つである。
しかし、実際に、僕の親友がブライダル業界の企業から中堅の医療機器メーカーに転職できたことを考えると、知名度が低い中堅企業であれば入社難易度は低い可能性もある。
（医療機器メーカーはBtoB企業なので、特に新卒となるとエントリーする人が少なく倍率が低くなることも容易に想像できる）
また大前提として、人気企業の難易度が高くなりがちなのは他の業界でも同様。
結局は、業界単位より企業単位でハードルの高さを判断することが適切と言える。
医療機器メーカーは年収水準が高め、社会貢献度が高くやりがいを感じやすい、景気の影響を受けにくい、需要拡大が期待されるなどのメリットも多くある。
一方で、企業ごと買収されるリスクなどのデメリットも当然存在する。
よって業界の良い点・悪い点を総合的に評価し、その上で業界を志望すると決めた場合には、個別の企業に対して難易度を調査するのが適切と言える。
僕が考える同業界に向いている人の特徴は以下のとおり。
- 医療や健康などの分野に関心がある人
- 社会貢献性の高い仕事がしたい人
- 長期視点で安定性の高い市場で働きたい人
- コミュニケーション力に一定の自信がある人
- 責任感が強い人
これらを踏まえて相性の良さを感じた人は、医療機器メーカーへの就職を目指して難易度を含めて企業情報を集めることをおすすめする。
志望業界について考える際、その業界の難易度は気になると思います。
でも入社難易度より大事なのは、自分と相性のよい業界を選ぶことなんですよね。
いくら入社難易度が低い業界であっても、そもそもその業界と自分との相性が悪ければ入社後にミスマッチを起こしてしまいます。
これでは、自分にも企業にもよいことが1つもないんですよね。
だからこそ、まずは業界理解を深めて相性を判断する意識が重要です。
業界や企業の難易度を考えるのは、その先に判断すべき話ですね。
そして就職難易度に関しては、業界よりも企業によって大きく変動します。
よって自分と相性のよい業界を判断できたら、その後は採用倍率などを含めて自分が志望する会社を整理していくのが僕はおすすめですね。
なるほど、業界の難易度が高いからやめるという発想ではなく、業界との相性を判断できているなら企業単位で情報を集めるのが適切と言えるんですね。
「就職難易度が低いから志望する」ではミスマッチを起こしやすいからね。相性がよい業界が見つかったなら、難易度も込みで入社できそうな会社を探すべきだよ。
医療機器メーカーへの就職は難しいと言われる理由【3選】
医療機器メーカーへの就職に関する僕の結論をお伝えしました。
次にこの章では、医療機器メーカーへの就職は難しいと言われる理由を紹介しますね。
業界理解を深める上でも知っておいて損のない内容なので、同業界への就職を検討している人はぜひチェックしてみてください！
【医療機器メーカーへの就職は難しいと言われる理由】
- 医療分野の専門知識や資格を求められやすいから
- 専門性が高い領域ゆえに選考対策なども簡単ではないから
- メリットの大きさから採用倍率が高くなりやすいから
理由① 医療分野の専門知識や資格を求められやすいから
医療機器メーカーへの就職を希望する際には、医療分野の専門知識などを求められることがあります。
こうした専門知識や資格が必要なことを理由に、難易度が高いと言われることがあるわけですね。
もちろん、こうした専門性を求める企業は事実として存在します。
ただ、すべての医療機器メーカーが同じように条件としているわけではないですし、職種によっても応募条件には違いがあるんですよね。
よって個人的には、企業を調べる前から諦める判断をするのは微妙と考えています。
なかには入社時点での専門知識は問わない会社もありますし、本気で医療機器メーカーに興味があるならまずは候補を探すことをおすすめしますね！
理由② 専門性が高い領域ゆえに選考対策なども簡単ではないから
就職が難しいと言われる理由として「専門性が高い分野ゆえに選考対策などが簡単ではないこと」に言及する人もいます。
1つ目と似ていて、選考時点で専門知識の有無などを問われるイメージですね。
ただこの点に関しても、どの程度の知見が求められるかは企業によって差があるかと。
もちろん専門知識があるに越したことはないですが、熱意や強みなどを重視して応募者を評価する企業も少なくないんですよね。
大学での研究や社会人としての勤務経験がないと、医療機器メーカーについて知らないことも多いかもしれません。
とはいえ、業界情報を可能な範囲で調べて選考に臨めば可能性は十分あると思うので、挑戦前から諦めてしまうのはもったいないですよ！
理由③ メリットの大きさから採用倍率が高くなりやすいから
3つ目の理由として、シンプルに倍率が高くなりやすいことがあります。
医療機器メーカーは年収水準が高い傾向にある、景気の影響を受けにくいなど、求職者視点でメリットと言える内容が多くある業界です。
ゆえに、採用倍率・就職難易度が高くなりやすいんですよね。
知名度の高い企業に応募者が殺到しやすいように、人気の業界にはエントリーする人も多く集まりやすいわけです。
補足すると、同じ業界内でも就職難易度は企業によって大きく異なります。
同じ医療機器メーカーでも、誰もが知るような知名度の高い企業とその他の企業では、倍率にも違いが生じるわけですね。
よって業界の人気が高いからといって、応募前に諦めるのはやはり微妙かと。
前章で共有したように結局は企業単位で情報を集めることが重要なので、ぜひじっくり時間をかけて企業情報をリサーチしてみてください！
「医療機器メーカーは難しい」と語られるときには、専門知識が求められることなどを理由としてあげられることが多いんですね。
個人的にはそうした印象があるね。これは間違ってはいないけど全企業に当てはまるわけではないし、そのまま鵜呑みにしないで理解することも大事にするといいよ！
医療機器メーカーへの就職を成功させるための重要対策
続いてこの章では、医療機器メーカーへの就職を成功させるための対策を共有します。
一般的に難しいと言われているか？などは気になると思いますが、結局は内定を得るために何ができるか？を考えることが重要なんですよね。
ここでは、僕がとくに重要だと考える内容を2つだけ厳選しました。
就職が難しいと言われる業界だからこそいずれも肝になるので、本気で内定獲得を目指したい人はぜひ一読してみてください！
【医療機器メーカーへの就職を成功させるための重要対策】
- 穴場の企業探しにこだわる
- 志望動機の質で差別化を図る
対策① 穴場の企業探しにこだわる
1つ目は、穴場の企業探しにこだわることです。
医療機器メーカーのように就職が難しいと言われる業界では、「知名度はあまり高くないけど待遇の優れた穴場優良企業」をぜひ探してみてください。
単純な話で、知名度の高い企業は採用倍率もかなり高くなりやすいからです。
穴場企業を探すのは簡単ではないですが、メリットの多い業界だからこそ知名度は微妙でも高待遇の会社がいくつもあるものなんですよね。
では、具体的にどうやって探すのか？が気になる人が多いと思います。
結論、僕がもし現役の同じ立場だったとしたら、「ミーツカンパニー就活サポート」や「
LHH就活エージェント」などの就活エージェントは確実に使い倒します。
エージェントは、無料なのに企業紹介や面接対策など内定獲得までに必要なことを幅広くサポートしてくれるんですよね。
無料で使えるのは企業側が手数料を支払っているからなので怪しむ必要はないですよ！
より本気で取り組みたいなら、「オファーボックス」などの逆求人サイトも使います。
これらはプロフィールを入力すると企業側からスカウトが届くサイトで、企業候補を効率的に増やしたいなら使わない手はないんですよね。
率直に、マイナビなどの大手サイトだけでは穴場企業はなかなか見つかりません。
だからこそ質の高い就活サイトも併用することが差別化につながるので、本気で穴場企業を見つけたい人はぜひ僕のアイデアを参考にしてみてくださいね！
対策② 志望動機の質で差別化を図る
選考通過率を高めるためにも、志望動機の質にはとにかくこだわってください。
志望動機は企業への入社意欲や熱意の高さを伝えるものなので、質にこだわると面接官へのアピールに直結するんですよね。
ただ、質の高さを追求しきっている就活生はあまり多くない印象があります。
頻出質問なので対策なしで臨む人はほぼいませんが、一方で何となくで用意した回答を伝えている人も意外と多い印象があるんですよね。
では、具体的には何を意識して志望動機を考えるべきなのか。
結論、僕は他社には通用しないレベルまで最低限こだわるべきだと考えていますね。
あるあるとして業界の志望理由は語れていても、企業単位での志望理由までは伝えられていない就活生がかなり多くいます。
競合他社にも使い回せるような志望動機を語ってしまっているわけですね。
面接官の気持ちを想像すると、これでは熱意が伝わってこないことは明白かと。
「それなら他社でよくない？」と思われたら本気度は伝わらないので、ぜひ1社ごとに妥協せず志望動機を考えておきましょう。
まずは穴場の企業探しに力を注いで、エントリー候補が見つかったら選考対策のなかでも志望動機の質には強くこだわるべきなんですね！
まさにそのように考えているよ。とくに就職難易度が高い業界ではいずれも必須だから、本気で就活を成功させたい人はぜひ参考にしてみてね！
医療機器メーカーの就職偏差値ランキング
次にこの章では、医療機器メーカーの就職偏差値ランキングを紹介します。
ここでは、掲示板の2chの情報を元にランキングを作成している「就職偏差値ランキング委員会」というコミュニティのデータを引用しました。
これは、国や経団連などが公表する正式なデータではありません。
よって確実に正しいとはいえないですが、とはいえ医療機器業界の全体像や大まかな傾向を把握する上では参考になることがあると思います！
【就職偏差値60〜62】
62：JJ（ジョンソン・エンド・ジョンソン）、GE（ゼネラル・エレクトリック）
60：コヴィディエン
【就職偏差値55〜59】
59：富士フィルム、キヤノン、テルモ
58：島津製作所、シーメンス、東芝MS
57：オリンパス、オムロン、フィリップス
56：シスメックス、日立メディコ、ボストン、メドトロニック、ニプロ
55：日本光電、フクダ電子、コニカミノルタヘルスケア
【就職偏差値50〜54】
54：トプコン、アロカ、HOYA
53：日機装、クラレ、メニコン
52：メディコン、東レメディカル、松風、シード
51：JMS、クリエートメディック
50：ホギメディカル、セントラルユニ、川澄化学工業
【就職偏差値45〜49】
49：ナカニシ、朝日インテック、リオン、マニー、PSS
48：メディキット、アトムメディカル、アークレイ
47：大研医器、高園産業、ハクゾウメディカル
引用：就職偏差値ランキング委員会「医療機器業界の就職偏差値ランキング」
穴場企業を探すという観点では、偏差値が低い企業が穴場候補になるかもしれません。
知名度の高いメーカーだけを候補にしているとどうしても苦戦しやすいですし、逆に知名度は低くとも優良度の高い会社も存在します。
固定観念や一般的な評価を意識しすぎないで、ぜひ幅広い選択肢のなかから自分と相性のよい企業を探してみてください！
確実に正確なデータでなくとも、おおよその傾向を把握する上では参考になりますね！
医療機器メーカーの隠れ優良企業【20社】
続いてこの章では、医療機器メーカーの隠れ優良企業を20社紹介します。
医療機器メーカーの候補を増やしたい就活生に向けて、僕が独自にリサーチしておすすめしたいと感じた企業をピックアップしました。
【医療機器メーカーの隠れ優良企業20選】
- 日本光電株式会社
- シスメックス株式会社
- テルモ株式会社
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- 株式会社松風
- リオン株式会社
- 株式会社エー・アンド・デイ
- 大研医器株式会社
- マニー株式会社
- 株式会社ニデック
- 朝日インテック株式会社
- 東亜ディーケーケー株式会社
- 株式会社吉田製作所
- 日本分光株式会社
- 日機装株式会社
- フクダ電子株式会社
- 株式会社テクノメディカ
- SBカワスミ株式会社
- メディキット株式会社
- クリエートメディック株式会社
前章のランキングのなかに入っていた企業も含まれますが、少しでも応募候補を増やしたい人には選択肢が増えるきっかけになるかもしれません。
20社の概要は「【医療機器メーカーの隠れ優良企業20選】穴場企業を厳選！」のなかで個別に紹介しています。
個別の詳細までチェックしたい人は、ぜひ合わせてご覧くださいね！
企業候補が多くあるほど、自分と相性のよい企業とも出会いやすくなるはずだよ！
医療機器メーカーに就職するメリット【4選】
次にこの章では、医療機器メーカーに就職するメリットを紹介しますね。
そもそも医療機器業界への就職を迷っている人は、とくにこれらのメリットを改めて整理しておくと適切な判断を下しやすくなるかと。
次章ではデメリットも共有するので、まずは医療機器メーカーのポジティブな要素を順に見ていきましょう。
【医療機器メーカーに就職するメリット】
- 年収水準が高い傾向にある
- 社会貢献性が高くやりがいを感じやすい
- 景気などの影響を受けにくい
- 需要や市場の拡大が期待される
メリット① 年収水準が高い傾向にある
医療機器メーカーのメリットとして、年収水準が高いことがあります。
実際のデータを見たほうが納得感があると思うので、全体平均とともに医療機器メーカーの平均年収を紹介しますね。
dodaが公表するデータによると、医療機器メーカーの平均年収は全体の平均と比べて約150万円も高い値となっていました。
よって全体の傾向として、医療機器業界の待遇は高水準といえるかと。
もちろん企業によって具体的な水準は異なりますし、そもそも企業選びや幸せな人生を追求する上でお金だけがすべてではないとも思います。
とはいえ、1つの指標として給与水準が高い点はメリットと言えるでしょう。
メリット② 社会貢献性が高くやりがいを感じやすい
医療機器メーカーの仕事は、社会貢献性が高くやりがいを感じやすいです。
人々の健康や命を助けるような製品を手掛けていることが多いので、自身の業務を通じて自然と世の中に大きく貢献できるんですよね。
人によって感覚や価値観は異なりますが、やはり社会に貢献できていることを実感しやすい仕事はよりやりがいを感じやすいものだと思います。
貢献感があると、日々の仕事のモチベーションにもつながりやすいかと。
逆の状況を想像するとわかりやすいかもしれませんが、自分で自分の仕事の価値を感じられないと力も出にくいものなんですよね。
よって、日々の業務にやりがいを感じられるか？は重要な要素です。
その点で医療機器メーカーは仕事の意義を感じやすいので、求職者視点では魅了的な選択肢の1つになりやすいでしょう。
メリット③ 景気などの影響を受けにくい
景気などの影響を受けにくいこともメリットとしてあげられます。
医療機器メーカーは人々の命や健康に関する製品を手掛けていますが、これらの需要は景気の影響を受けにくく安定しているんですよね。
いくら景気が悪くとも、命などに関わる分野では需要が安定しているからです。
医療分野にお金を回す余裕がないほどの経済状況は例外かもしれませんが、基本的には何よりも優先してお金を使う人が多い分野ではあると思います。
直近では、新型コロナウイルスによって経営状態に悪影響が生じた業界や企業も多くありました。
こうした社会の変化を正確に予測することは誰にもできません。
だからこそ景気に関わらず需要が安定しやすい業界であることは、とくに安定感を求める求職者には大きなメリットになるでしょう。
メリット④ 需要や市場の拡大が期待される
市場動向を踏まえても、医療機器メーカーの安定度は優れているといえます。
そもそも景気の影響を受けにくい業界であることに加えて、少子高齢化によってさらなる需要や市場の拡大が期待されるんですよね。
高齢化が進むと、医療分野の需要はさらに拡大していくと思います。
同時に生産年齢人口も減少していきますし、その状況下では医療機器分野の発展ニーズも拡大していくと予想されるんですよね。
よって求職者の立場では、長期視点で安定して働ける可能性が高いといえるかと。
企業に何を求めるかは人によって異なりますが、安定性や将来性を重視する人にとってはやはり魅了的な選択肢と言えそうですね。
給与水準、社会貢献性が高いことはやはり魅了的に感じますね！
長い目で見たときに安定した需要が期待されることも大きなメリットだよね！
医療機器メーカーを目指すデメリット【3選】
ではこの章では、反対に医療機器メーカーのデメリットを紹介します。
どの業界でも共通ですが、自分の志望先を考える際には良い面・悪い面の両方をチェックして総合的に判断を下すべきですよ。
想定される懸念点として、ぜひ事前に確認しておいてください。
【医療機器メーカーを目指すデメリット】
- 企業ごと買収されてリストラされるリスクがある
- 職種によっては夜間や土日に緊急対応がある
- 医療分野の知識をキャッチアップし続ける必要がある
デメリット① 企業ごと買収されてリストラされるリスクがある
医療機器業界で勤務すると、買収に巻き込まれるリスクがあります。
他の業界でも同様のことはあり得ますが、医療機器業界はそうした企業間の買収があまり珍しくない業界なんですよね。
自分の会社がどこかの会社を買収する可能性もあると思います。
ただより影響が大きいのは、自分が勤める会社がどこかに買収されるケースですね。
そもそも買収によってリストラされる可能性もゼロではないですし、所属し続ける場合も待遇や労働環境などが変わる可能性があるんですよね。
こうしたリスクをゼロにするのは非現実的ですが、人によってはリストラなどの可能性があることを過度に嫌う人もいるかもしれません。
キャリア選択の後悔を防ぐためにも、ぜひ事前に頭に入れておくとよいでしょう。
デメリット② 職種によっては夜間や土日に緊急対応がある
医療機器メーカーでは、夜間や土日にも対応を求められることがあります。
もちろん企業や職種によって異なるという前提ですが、平日の日中以外の時間でもトラブル対応などを求められるケースがあるんですよね。
とくに現場に近い職種では、こうしたトラブル対応などが発生しやすいようです。
人の健康や命に関わる分野で業務をおこなっているので、どうしても緊急時には対応せざるを得ないケースも生じる可能性があるわけですね。
とはいえ、これらの状況は募集要項などで事前に確認できる内容だと思います。
口コミサイトなどにも書かれていることが多いので、気になる企業の実態を把握するためにも応募前にぜひチェックしておいてください！
デメリット③ 医療分野の知識をキャッチアップし続ける必要がある
3つ目に、専門知識のインプットを続ける必要があることもあげられます。
医療機器業界に限った話ではないですが、業務に対応し続けるためにはその分野の専門知識を日々キャッチアップしないといけません。
専門知識がない状態では、業務遂行に支障が生じる恐れもありますからね。
その点で医療機器業界は技術の進歩が著しいので、そうした知見を日々アップデートし続けることが求められます。
よって、インプットを続けることに苦痛を感じる人にはデメリットになりやすいかと。
とくに医療分野などに関心がない人にはストレスになりやすいので、同業界を志望する場合は事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
買収されるリスク、夜間や休日の対応が発生するなどの懸念があるのですね。
どの業界でも同じだけど良い面しかない分野はないからね。メリット・デメリットの両方を把握した上で自分との相性を冷静に判断する意識が大切だよ。
医療機器メーカーへの就職が向いている人の特徴【5選】
次にこの章では、医療機器メーカーへの就職が向いている人の特徴を紹介します。
前述の内容などを踏まえて相性が良い人の特徴を僕なりに整理したので、適性の判断に迷っている人はぜひ参考にしてみてください！
【医療機器メーカーへの就職が向いている人の特徴】
- 医療や健康などの分野に関心がある人
- 社会貢献性の高い仕事がしたい人
- 長期視点で安定性の高い市場で働きたい人
- コミュニケーション力に一定の自信がある人
- 責任感が強い人
特徴① 医療や健康などの分野に関心がある人
大前提、医療や健康などの分野に関心がある人は相性がよいといえるかと。
専門的な業界なので業務をこなす上では医療分野の知識が欠かせませんが、そもそも興味がある人なら自発的に学習を進められるからです。
日々技術が進歩していく分野なので知識のアップデートも必須ですが、医療分野などに関心がある人なら楽しんで学び続けられるかと。
何より、好きな分野に関わることで充実感や貢献感も得やすいと思いますよ！
特徴② 社会貢献性の高い仕事がしたい人
仕事選びの基準として、社会貢献性の高さを重視する人にもおすすめです。
医療機器業界は人々の健康や命に関わるような仕事を担うので、必然的に世の中や社会に大きく貢献できるんですよね。
自分自身が自分の仕事に価値を感じられると、日々の業務にもモチベーションが生まれて充実した生活にもつながってくると思います。
社会や人に貢献していることを実感したい人、仕事を選ぶうえで貢献度の大きさを重視する人は、ぜひ候補として検討してみてはいかがでしょうか。
特徴③ 長期視点で安定性の高い市場で働きたい人
医療機器業界は、長期視点で考えても安定性が優れていると予想できます。
そもそも医療分野は景気の状況問わず需要が安定しやすいですし、少子高齢化などを考えると今後の需要拡大も予想されるんですよね。
未来を正確に予測することは誰にもできませんが、上記のような考えを踏まえると他業界よりは安定性が高いとは言えると思います。
就職先を考える上で安定性を重要視する人は、ぜひ候補として検討してみてください！
特徴④ コミュニケーション力に一定の自信がある人
医療機器メーカーでは、どの職種でもコミュニケーション能力が求められます。
とくに医療現場の人たちと関わる機会が多い営業やエンジニアなどの職種は、会話力がないと円滑に業務を進めることができません。
製品の使い方などを説明する場面ではもちろん、医師や看護師のニーズや意見を聞き出すためにもコミュニケーション力は必須ですよね。
社内の人としか関わらない職種でも、よい関係性を築く上で会話力は欠かせません。
自分一人だけで完結する仕事は少ないからこそ良好な関係を築くことは重要なので、適性を判断する上で1つの参考材料にしておくとよいでしょう。
特徴⑤ 責任感が強い人
最後5つ目に紹介するのは、責任感の強い人です。
仕事を円滑にこなす上で、自分の業務に責任を持つことはどんな環境下でも重要です。
なかでも医療機器メーカーの仕事は人の健康や命に関わってくるので、責任を持って仕事を進めないと取り返しのつかない事態になりかねないんですよね。
だからこそ、お金を得るための手段というだけで同業界を志望すると、業務を通じて周囲に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
不安を煽る意図は一切ないですが、中途半端な気持ちで志望するのは個人的におすすめできないですね。
やはり根本部分として、医療や健康分野への関心は重要な要素と言えそうですね。
関心が薄いと日々の業務にも知識のアップデートにも力が出にくいからね。とくに責任が求められる分野でもあるから、このあたりの相性はじっくり考えておくべきだよ！
医療機器メーカーへの就職を目指す人からよくある質問
最後の章では、医療機器メーカーへの就職を目指す人からよくある質問に回答します。
もし似た疑問を持っていた人がいたら、ぜひ以下の回答を参考にしてみてください！
【医療機器メーカーへの就職を目指す人からよくある質問】
- 医療機器メーカーにはどんな職種がある？
- 医療機器メーカーへの就職には資格が必要？
- 医療機器メーカーへの就職は文系でも目指せる？
- 医療機器メーカーに学歴フィルターはある？
質問① 医療機器メーカーにはどんな職種がある？
医療機器メーカーにある職種の例は、以下のとおりです。
【医療機器メーカーある職種の例】
- 営業職
- 研究開発職
- サービスエンジニア
- マーケティング
- バックオフィス（人事・経理・法務など）
- 事務職
サービスエンジニアは、自社が手掛ける医療製品を導入する病院などに足を運んで、メンテナンスや保守業務を担う職種です。
医療機器業界ならではの職種なので、選択肢の1つとしてぜひ知っておくといいですよ。
質問② 医療機器メーカーへの就職には資格が必要？
医療機器メーカーへの就職には資格は必須ではありません。
ただ、なかには保有していることで選考時にプラスに働く可能性がある資格もいくつかあげられます。
【医療機器メーカーと親和性が高い資格の例】
- MDIC認定
- CDR認定
- 臨床工学技士
- 普通自動車運転免許
前述の3つは、医療分野に関する専門資格です。
医療機器メーカーの職種によっては車で病院などを訪問するケースが多いので、自動車免許もプラス要素になる可能性がありますね。
質問③ 医療機器メーカーへの就職は文系でも目指せる？
結論、文系でも十分目指せます。
研究や開発などに関わる仕事では、大学時代の専門知識などを応募条件として必要とされるケースが少なくありません。
ただ、営業職を筆頭に文理を問わずに応募できる職種も多くあるんですよね。
いずれにしても文系でも可能性のある業界なので、気になる会社と職種があれば募集要項をチェックしてみるといいですよ！
質問④ 医療機器メーカーに学歴フィルターはある？
学歴フィルターの有無に関しては、業界というより企業によって異なります。
企業の採用方針によって変動する部分なので、医療機器メーカー全体に共通して言える結論は存在しないんですよね。
その前提のもとであえて傾向をあげるとしたら、知名度や採用倍率が高い会社では学歴フィルターが採用されているかもしれません。
単純に応募人数が多い場合、何らかの指標で候補者を減らしていかないと採用活動にかなり多くの時間がかかってしまうからです。
とはいえ、やはり企業単位で過去の採用大学などを確認することが重要ですね。
また「学歴フィルターがある」と公表する企業はないので、少しでも迷う企業があれば深く考えないでチャレンジしてみるのがおすすめです。
学歴フィルターの有無に限らず、応募しないと可能性はゼロのままですからね！
たしかに応募しないと内定獲得の可能性はゼロのままですし、少しでも気になるならあまり深く考えずにエントリーするのがよさそうですね！
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました！
医療機器メーカーの就職難易度について、僕の結論や一般的に難しいと言われる理由・就職偏差値ランキングなどを網羅的に共有しました。
医療機器メーカーの就職難易度は、企業によって大きく異なります。
よって業界単位で就職のしやすさを考えるのではなく、業界との相性を判断したのなら、企業候補をじっくり探すべきだと僕は思いますね。
給与水準や社会貢献性の高さ、市場の安定性などメリットは多くあります。
とくに医療や健康分野に関心がある人とは相性がよいはずなので、適性があると感じた人はぜひ選択肢の1つとして検討してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の６大ポイント」を共有！」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか！
【本記事の要点】
- 医療機器メーカーの就職難易度は、知名度や人気によって企業単位で大きく異なる。
- 医療機器メーカーは難しいと言われる主な理由は、専門知識が求められることに関係している。
- 人気業界に就職したいなら、穴場の企業探し・志望動機の質にこだわるべきである。
- 業界との相性を判断する際は、メリットとデメリットの両方を天秤にかけるとよい。
- 医療分野などへの関心が強い人、社会貢献性の高い仕事がしたい人には適性があると言える。
