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【学歴フィルターにかからない大学は?】就活マンが具体的な基準を考察!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

 

就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

超高学歴の人を除いて、大半の就活生は学歴フィルターの存在を一度は気にしたことがあるかと思います。

 

僕自身も中堅大学の出身なので、大学時代には「学歴フィルターってなんだよ」と憎んでいたり、学力ですべて決まらないだろと思っていたりしました。

 

ただ、事実として学歴フィルターを設ける企業は存在するし、全体の傾向として基準となるレベルの目安などもあるんですよね!

 

一方で学歴フィルターがない企業を探す方法などもあるので、学歴に自信がない人も学歴フィルターに関する知識を持っておいて損はありません。

 

この記事では、学歴フィルターにかからない大学の具体例や目安、フィルターがない企業を厳選する方法を共有します。

後半では、学歴フィルターを活用する企業の特徴やフィルターがある・ない企業例も紹介するので、とくに学歴に自信がない人はぜひ最後までご覧ください。

 

学歴フィルターの基準や目安は気になりますね。

特に学歴にコンプレックスがある人はそうだよね。僕自身そうだったんだ。この記事では僕の考察を徹底的に共有していくよ!

学歴フィルターにかからない大学とは?

 

もったいぶらず結論を共有していきますが、その前に前提条件を共有させてください。

まず、学歴フィルターはすべての企業にあるわけではありません。

よって、ここで紹介するのは「学歴フィルターがある企業でも、どんな大学なら足切りされることが少ないか」という話です。

 

また、ここで共有するのは「過去の就活市場や各企業の採用大学を見てきた経験から学歴フィルターにかからない可能性が高い」と判断した内容です。

あくまでも1意見であり、断言できるわけではないのでその点はご理解くださいね。

 

前提の共有から入りましたが、僕が考える結論は以下のとおりです。

それぞれ具体的な大学名も交えて紹介していくので、順に確認していきましょう。

 

【学歴フィルターにかからない大学とは?】

  • 旧帝大+難関私立大:かかることはまずない
  • 国公立+MARCH/関関同立:かからない可能性が高い
  • 補足:学歴フィルター42校も参考になる

 

なお、学歴フィルターのない企業を探すなら、逆求人サイトの活用が有効です!

逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届く仕組みのサイト。

 

企業はプロフィールを読んだ上で、スカウトを送ってきます。

よって、あなたが在籍している大学が学歴フィルターにかからない、もしくは学歴フィルターのない企業と自動的につながれるんですよね。

 

学歴フィルターのある企業なのかを1社1社調べるよりも、圧倒的に効率がいいので逆求人サイトをぜひ利用してください!

僕はこれまで200以上のサイトを見てきましたが、逆求人サイトなら「キミスカ」がおすすめ。

 

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① 旧帝大+難関私立大:かかることはまずない

 

まずは、学歴フィルターにかかることはまずないと考えられる大学です。

旧帝大と呼ばれる大学、そして「早稲田・慶応・上智」などの超難関私立大学であれば、学歴フィルターにはまずかからないですね。

 

具体的には、次のような大学が想定されます。

 

【学歴フィルターにかかることがまずない大学】

東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、北海道大学、東北大学、九州大学、東京工業大大学、一橋大学、神戸大学、筑波大学、横浜国立大学、お茶の水大学、東京外国語大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学など

 

旧帝大でなくとも、一橋大学や筑波大学などこれらに準ずる・追随するような上位国公立大学は同レベルと考えてよいかと。

実際、これらの大学に通っていて学歴フィルターを気にしている人は稀かと思います。

 

もちろん企業によっては完全にトップクラスの大学だけを求める可能性もゼロではないですが、基本は学歴で落とされることはないと考えてよいでしょう。

 

② 国公立+MARCH/関関同立:かからない可能性が高い

 

続いては、学歴フィルターにかからない可能性が高い大学のリストです。

前述の大学からは偏差値が下がるものの、国公立大学やMARCH/関関同立などの大学であれば、学歴フィルターにはかからないケースが大半ですね。

 

具体的には、次のような大学が該当します。

 

【学歴フィルターにかからない可能性が高い大学】

信州大学、三重大学、埼玉大学、新潟大学、静岡大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学など

 

国公立大学は一般的に高学歴といわれる1つの基準として使われることも多く、企業側もフィルター以上としてみなす印象があります。

私立に関しては、MARCH/関関同立レベルを基準とすることが多い印象ですね。

 

業種や企業によっても異なりますが、よほど高学歴の大学だけに限定しているケースを除けば上記は学歴フィルターにかかることはありません。

逆に学歴フィルターにかかるのは、ライバルが旧帝大や難関私立大ばかりとなるケースなので、ある意味で諦めもつくかもしれませんね。

 

学歴に関しては、自分より上の人と比べるとまさにきりがありません。

ここで共有したレベルの人なら学歴フィルターにかからないケースが多いはずなので、気になる会社があれば積極的に挑戦するとよいでしょう。

 

補足:学歴フィルター42校も参考になる

 

補足情報として「学歴フィルター42校」という言葉も共有しておきますね。

これは「学歴フィルターにかかる大学」ではなく、「学歴フィルターの影響を受けないといわれる大学」を指した言葉です。

 

つまり、学歴フィルターにかからない大学を知りたい人にはぴったりなんですよね。

学歴フィルター42校に該当する大学は以下のとおりです。

 

【旧帝大】

北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、九州大学

 

【関東の国公立大学】

一橋大学、筑波大学、東京工業大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、東京医科歯科大学、電気通信大学、首都大学東京、東京農工大学、横浜国立大学、横浜市立大学、埼玉大学、千葉大学

 

【関東・関西などの首都圏の私立大学+名古屋の国公立】

慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、学習院大学、明治大学、東京理科大学、青山学院大学、中央大学、立教大学、芝浦工業大学、法政大学、国際基督教大学(ICU)、名古屋市立大学

 

【関西の国公立大学】

大阪府立大学、大阪市立大学、神戸大学、大阪外国語大学、奈良女子大学

 

【関西の私立大学】

関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学

 

一覧を見ると、入学難易度の高い大学ばかりだとわかりますね。

また、前述した「旧帝大・難関私立大・国公立・MARCH/関関同立」などもこれらに該当することがわかるかと思います。

 

もちろん実際の基準は企業によるので、上記のリストに含まれる大学出身者でも学歴で落とされる可能性はゼロではありません。

ただ、全体の傾向を把握する上では上記が1つの目安にはなるので、学歴フィルターの大枠を把握する際には参考にしてみてくださいね。

 

大手企業の過去の採用大学と学歴フィルターに関する考察を”限定共有”

僕は今目を通してくれている就活攻略論のほかに、優良企業の求人のみに特化した「ホワイト企業ナビ」という就活サイトを運営しています。

 

そして限定掲載の求人サイトを運営しているからこそ、大手企業の過去の採用大学や学歴フィルターなどに関する知見も多く持っているんですよね。

 

これらの情報を皆さんにわかりやすく共有しているのが、公式ラインです。

ブログ記事ではどうしても資料的なPDFをまとめるのが困難なので、公式ラインを活用して資料を求める人だけに共有させていただいています。

 

学歴フィルターに関する考察など以外にも、僕が持つ優良企業(=ホワイト企業)の最新求人や早期選考に関する情報なども随時共有しています。

 

 

個人的に高頻度で通知が来る公式ラインって鬱陶しく感じるので、最大でも週1回くらいのペースでしか配信していませんw

上述した資料などは、友達追加するだけですぐに受け取れるようにしているので、ぜひ気軽に登録してみてくださいね!

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なるほど。国公立やMARCH/関関同立レベル以上であれば、学歴フィルターにかからないケースが多いのですね。

あくまでも傾向の話だけどね。僕も該当するけど、国公立などより偏差値が低い人向けの企業厳選法も後述しているからぜひ読み進めてみてね!

学歴フィルターにかかる/かからない大学の境界線とは?

 

学歴フィルターにかからないと考えられる大学のレベルを共有しました。

この章では、さらに追加で偏差値による境界線の目安を紹介します。

 

結論、個人的には学歴フィルターの基準は「偏差値50以下」と考えています

僕自身も偏差値40〜50の私立大学に通っていたのですが、現役時代に「これは学歴フィルターだろうな」と感じた会社が3つありました。

 

偏差値45の理系大学に通っていた友人も「会社説明会に予約できなかった」と学歴フィルターの影響を受けていることがありましたね。

 

もちろん「学歴フィルターにかかる大学出身=悪い」という話ではありません。

ただ偏差値50が基準となることは多い印象なので、学歴フィルターを気にする場合は目安として知っておくのがよいかと思います。

 

参考までに、学歴フィルターの対象となる可能性がある大学例も共有しますね。

 

【北海道・東北地方】

ノースアジア大学、旭川大学、弘前学院大学、札幌学院大学、札幌国際大学、札幌大学、札幌大谷大学、札幌保健医療大学、尚絅学院大学、星槎道都大学、盛岡大学、仙台大学、苫小牧駒澤大学、函館大学、八戸学院大学、富士大学、福島学院大学、北海学園大学、北海商科大学、北海道科学大学、北海道情報大学

 

【関東地方】

つくば国際大学、ヤマザキ動物看護大学、宇都宮共和大学、浦和大学、横浜商科大学、横浜創英大学、関東学園大学、亀田医療大学、駒沢女子大学、恵泉女学園大学、江戸川大学、高崎商科大学、高千穂大学、国士舘大学、埼玉工業大学、作新学院大学、秀明大学、十文字学園女子大学、女子美術大学、尚美学園大学、昭和音楽大学、松蔭大学、城西国際大学、常磐大学、人間総合科学大学、杉野服飾大学、聖学院大学、聖徳大学

 

【北陸地方】

金城大学、金沢学院大学、敬和学園大学、新潟産業大学、北陸学院大学、北陸大学

 

【中部地方】

愛知みずほ大学、愛知学泉大学、愛知工科大学、愛知産業大学、愛知文教大学、岡崎女子大学、岐阜女子大学、金城学院大学、健康科学大学、皇學館大学、山梨英和大学、常葉大学、静岡産業大学、静岡福祉大学、中京学院大学、中部学院大学、朝日大学、東海学院大学、同朋大学、豊橋創造大学、名古屋経済大学

 

【関西・近畿地方】

芦屋大学、関西医療大学、関西国際大学、京都ノートルダム女子大学、京都華頂大学、京都光華女子大学、京都先端科学大学、京都文教大学、高野山大学、四天王寺大学、種智院大学、森ノ宮医療大学、神戸海星女子学院大学、神戸学院大学、神戸国際大学、神戸女学院大学、聖泉大学、大阪音楽大学、大阪樟蔭女子大学、大阪人間科学大学、大谷大学、東大阪大学、姫路獨協大学、兵庫大学、平安女学院大学、明治国際医療大学

 

【中国・四国地方】

岡山理科大学、吉備国際大学、広島国際学院大学、広島国際大学、広島女学院大学、広島都市学園大学、広島文化学園大学、広島文教大学、高松大学、山陽学園大学、四国学院大学、四国大学、松山東雲女子大学、聖カタリナ大学、川崎医療福祉大学、倉敷芸術科学大学、中国学園大学、東亜大学、徳山大学

 

【九州・沖縄地方】

沖縄国際大学、沖縄大学、活水女子大学、久留米工業大学、宮崎国際大学、宮崎産業経営大学、九州看護福祉大学、九州共立大学、九州国際大学、志學館大学、鹿児島国際大学、鹿児島純心女子大学、崇城大学、西九州大学、西南女学院大学、西日本工業大学、第一工業大学、第一薬科大学、筑紫女学園大学

 

何度も伝えますが、上記の大学が必ずしも学歴フィルターにかかるわけではないです。

また、学歴フィルターにかかる可能性があるからといって、就活が成功できなかったり自分と相性のよい会社に入れなかったりするわけでもありません。

 

学歴フィルターは選考基準に使われる1つの指標でしかないので、そのほかに自分ができる対策に意識を集中させて取り組んでいきましょう。

 

【超重要】就活生向けの企業選びの最適解

 

ここまで学歴フィルターがかからない大学を考察してきました。

僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。

 

そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。

 

エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。

 

求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。

 

▼求人サイトのおすすめ

マイナビリクナビホワイト企業ナビ

※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。

 

▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)

ミーツカンパニー就活サポートキャリアチケットキャリアパーク就活エージェント

※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。

 

▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)

キミスカ ホワイト企業ナビ

※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。

 

上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。

(おすすめの口コミサイト:ライトハウスOpenWork

 

 

そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業にお願いして、人事以外の社員に話を聞く機会を設けるようにしてください。

目的は、「本当にここに入社すべきか」という確認のためです。

 

現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!

(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)

 

以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!

 

加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。

(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

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偏差値50が学歴フィルターにかかりやすい1つの基準となるのですね。

あくまで僕の印象論だけどね。ただ学歴に関しては今から改善のしようがないし、現実的に取り組めることだけに意識を向けることがより大切だよ。

学歴フィルターがない企業を厳選する方法

 

次にこの章では、学歴フィルターがない企業を厳選する方法を紹介します。

ここまでは「学歴フィルターにかからない大学の目安」を共有しましたが、自分の学歴は変えようがないので今から改善しようがありません。

 

そこで今からどうすべきか?を考えると、そもそも学歴フィルターがない企業を厳選できるようになるのがよいと僕は考えました。

学歴フィルターがない企業の厳選方法として僕が考えたのは、以下の3つです。

 

【学歴フィルターがない企業を厳選する方法】

  • 就活エージェントに学歴フィルターがない企業を紹介してもらう
  • 過去の採用実績を確認する
  • 中途採用の応募ページに学歴欄があるか確認する

 

方法① 就活エージェントに学歴フィルターがない企業を紹介してもらう

 

新卒の就活生にもっともおすすめなのは、就活エージェントを活用する方法です。

就活エージェントとは、完全無料ながら次のような支援をしてくれるサービスのこと。

 

【就活エージェントのサービス内容】

  • 就活相談
  • 自分に合った求人の紹介
  • 選考支援(ES添削や面接対策)
  • 企業との面接のセッティング
  • 面接後のフィードバック共有

 

 

登録すると求める条件などをヒアリングし、求人紹介やES添削・面接対策などをしてくれるサービスです。

前提として学歴を共有した上で企業を紹介してくれるので、大学名だけを聞いて落とすような会社を紹介されることはありません。

 

また「学歴を重視しない会社や学歴フィルターのない会社を紹介してほしい」などと伝えると、その希望も考慮した上で企業を厳選してくれるんです。

そもそも就活エージェントを使う学生の大学は多岐にわたるので、学歴フィルターを設定するような会社はエージェントを利用しないとも考えられますね。

 

僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」

サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。

 

ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。

 

就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。

 

またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。

 

運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。

就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。

 

▼就活エージェント利用者の声

 

もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう

(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)

» ミーツカンパニー就活サポートを利用する

 

方法② 過去の採用実績を確認する

 

学歴フィルターがない企業を厳選する際は、過去の採用実績を見るのもおすすめです。

これは単純な話で、自分が在籍する大学から採用実績があれば、学歴フィルターの対象ではないことの証明となるからですね。

 

過去の採用実績を確認する方法は、大きく以下の2つがあります。

 

【過去の採用実績を確認する方法】

  • 就職四季報という書籍で確認する(上場企業のみ)
  • 企業の採用ページを確認する

 

四季報は就活生なら持っておくべき定番の本で、企業の基本情報や過去の採用人数・大学などが掲載されています。

平均残業時間や3年後離職率なども書かれているので、志望する会社の優良度を判断する際にもきっと役に立ちますよ。

 

 

企業によっては、HP上で過去の採用実績を掲載していることもあります。

過去のデータを調べる際は、上記2つの方法を試してみるとよいでしょう。

 

方法③ 中途採用の応募ページに学歴欄があるか確認する

 

あまり知られていませんが、中途採用の応募ページを活用する方法もあります。

中途採用の応募ページ内に学歴欄がある企業は学歴を重視する可能性が高いので、この入力欄の有無をチェックする方法ですね。

逆に入力欄がない場合は、学歴以外の部分をより重視しているとわかるかと。

 

具体例として、資生堂とトヨタの中途採用ページを確認してみました。

 

▼資生堂の中途採用応募ページ:学歴の入力欄なし

 

資生堂の応募ページには、学歴の欄は設けられていませんでした。

あくまでも仮説ですが、資生堂はそこまで学歴を重視していないと予想できます。

 

▼トヨタの中途採用応募ページ:学歴の入力欄あり

 

一方でトヨタは、最終学歴の入力が必須となっていました。

もちろん学歴だけを重視しているとはいえませんが、詳細に入力する欄を設けていることから資生堂より学歴を大事にしているといえそうです。

 

とくに新卒の就活生は、中途採用ページを確認することはないかもしれません。

でも学歴フィルターの有無を見分ける方法としては有効なので、もし過去の採用実績を確認できなかったときはぜひ活用してみてくださいね。

 

たしかに自分の大学から過去に採用実績があれば、学歴フィルターでは引っかからないといえそうですね。

そのとおりなんだよね。就活エージェントに直接企業を紹介してもらう方法もアリだし、学歴に自信がない人も悲観的にならないで就活を進めていこうね。

学歴フィルターが企業に活用される理由

 

続いてこの章では、学歴フィルターが企業に活用される理由を紹介します。

就活生・転職希望者の立場からすると、学歴フィルターを活用している企業はひどい存在のように感じるかもしれません。

 

でも、企業側も闇雲に学歴フィルターを設けているのではなく理由があるんですよね。

ここでは主な理由を3つまとめたので、参考までに確認しておくとよいでしょう。

 

【学歴フィルターが企業に活用される理由】

  • 純粋に応募者全員の対応をするのが困難なため
  • 一定レベルの水準を満たす候補者を効率的に厳選できるため
  • 役員や人事が学歴を重視しているため

 

理由① 純粋に応募者全員の対応をするのが困難なため

 

学歴フィルターが活用される最大の理由は、応募者全員の対応が困難であること。

純粋に人気が高い企業ってかなり多くの人材がエントリーするので、足切りなどを用いずに全員の対応をするのは現実的ではないんですよね。

よって学歴フィルターを活用して、一定レベルの人材を厳選しているわけです。

 

もちろん自分が学歴フィルターで落とされるとやるせない気持ちになりますが、企業側の立場を想像すると無理がないことも理解できるかと。

企業側も採用活動に使えるリソースは限られているので、採用基準の1つに学歴が使われるのはある意味で仕方のないことともいえるかもしれません。

 

理由② 一定レベルの水準を満たす候補者を効率的に厳選できるため

 

2つ目に、学歴フィルターが優秀な判断基準の1つであることもあげられます。

学歴が高いことは、つまり「懸命に努力できること・真面目であること」の証明になるので、一定レベルの人材を効率的に集める上で有用なんですよね。

「学歴が高い=努力ができる人」と捉えると、学歴フィルターは選考基準の1つとして使い勝手のよい手段になるわけです。

 

1つ目の理由として紹介したように、人気企業は膨大な候補者を相手に採用活動をする必要があります。

足切りの方法はほかにもあるかもしれませんが、候補者をある程度厳選する際には学歴が優秀な基準となるわけですね。

 

僕個人も中堅大学の出身なので、学歴フィルターを認めるのは悔しいです。

でも客観的に考えると、学歴フィルターは理にかなった1つの方法といえますね。

 

理由③ 役員や人事が学歴を重視しているため

 

強いていえばという内容ですが、役員や人事が学歴を重視しているケースもあります。

採用活動に関わる上層部や人事自体が自身の学歴に誇りを持っており、新入社員や中途者に対しても学歴を求めているようなケースですね。

 

自分自身が高学歴で輝かしいキャリアを歩んできた自負があるので、新たに入る人材に対しても似た条件を求めるわけです。

言わずもがなですが、本質を考えるとこれは理にかなったことではないですね。

 

エントリーする側がこれらの実情を知ることは困難ですが、場合によっては口コミなどを通じて知り得ることもあるかもしれません。

もし上記のような実態の会社があればあまりに考えが古いといえるので、個人的には他社志望へ切り替えることをおすすめしますね。

 

膨大な応募者をある程度厳選する際に、学歴フィルターは優秀な基準となっているわけですね。

まさにそのとおりだよ。構造を考えると学歴フィルターの活用は仕方のないことともいえるんだよね……!

学歴フィルターを活用する企業の特徴

 

次にこの章では、学歴フィルターを活用する企業の特徴を紹介します。

大前提として、学歴フィルターがあると公言する会社はありません。

過去の採用実績などを通して学歴フィルターがない企業を厳選する方法もありますが、さらに企業の特徴を知っておくと候補を絞りやすくなるんですよね。

 

よってここでは、学歴フィルターを活用する企業の特徴をまとめました。

あくまでも傾向の話ですが、企業探しをする上で知っておいて損はないのでぜひさくっと目を通してみてください。

 

【学歴フィルターを活用する企業の特徴】

  • 就活生からの人気が高い
  • 仕事のレベルが高く最低限の学力がないと活躍できない
  • 老舗企業で学歴偏重な人が多い
  • 高学歴の人を積極的にリクルーター採用している

 

特徴① 就活生からの人気が高い

 

1つ目の特徴は、就活生からの人気が高いこと。

前章と重複しますが、学歴フィルターを活用する企業は人気が高く、ある程度ふるいにかける必要があるゆえに足切りしていることが多いんですよね。

 

冷静に考えると、候補者が少ない会社では足切りするメリットはありません。

自社と本当は相性がよい人材を、学歴という1つの条件で失うことになりますからね。

 

よって学歴フィルターがある会社は、基本的に倍率が非常に高い傾向があります。

偏差値50前後の大学から誰もが知るような企業を受けるときは、学歴フィルターにかかる可能性があると考えておくとよいでしょう。

 

特徴② 仕事のレベルが高く最低限の学力がないと活躍できない

 

2つ目は、仕事のレベルが高く最低限の学力がないと活躍できないことです。

業務をこなす上で高度な思考力や説明能力などが必要な場合は、選考時点である程度の学歴を求められることがあります。

 

具体例をあげると、投資銀行やコンサル会社などが想定されるかと。

数字を扱ったり論理的な思考・説明が前提となったりするような企業では、一定レベル以上の学力がある人に仕事を任せたいと考えます。

ゆえに、学歴を基準として応募者をふるいにかけることがあるわけですね。

 

外資系コンサルや外資系投資銀行などを見ると、長期インターンを通じて高学歴生だけを採用しているケースはよくあります。

このような会社を志望する場合は、高学歴の出身であることが前提となりそうですね。

 

特徴③ 老舗企業で学歴偏重な人が多い

 

3つ目の特徴は、老舗企業で学歴偏重な人が多いこと。

これも前章と重複しますが、古い会社で上層部が自身の学歴に誇りを持っているような会社で多い印象がありますね。

 

長い歴史がある老舗企業って、人事決定権を持つ人に古い考えの人が多くいます。

ゆえに「学歴が高い人=優秀」という固定概念を崩さない人も少なくないんですよね。

 

老舗企業は安定度は高いですが、時代の流れに沿った事業や待遇を取り入れない印象があるので、個人的にはあまり魅力に感じません。

もちろん企業に求める要素は人それぞれなのでまったく否定はしないですが、学歴フィルターを設ける可能性があることは知っておくとよいでしょう。

 

特徴④ 高学歴の人を積極的にリクルーター採用している

 

最後4つ目は、高学歴の人を積極的にリクルーター採用していることです。

リクルーターとは、大学の後輩を直接引き抜きするOB・OGのこと。

そんなリクルーターを活用して高学歴の学生ばかりを積極採用している会社は、学歴を重視して人材を集めているといえます。

 

僕自身の話をすると、中堅大学の出身なのでリクルーターがついたことは一度もありません。

ただ、実際はリクルーターがつかなくても困ることはありませんでした。

 

もちろんリクルーターがついて損することもないですけどね。

学歴フィルターの有無を判断する上でも1つの材料になるので、リクルーターの情報を公開している場合はぜひチェックしてみてください。

 

多くの項目に当てはまるほど、学歴フィルターがある可能性が高いといえるよ。

過去の採用実績などを見ても学歴フィルターの有無がわからなかったときは、ここで登場した特徴も比較しつつチェックしてみます。

転職者は転職エージェントに企業を紹介してもらうのがおすすめ

 

この章では、転職者向けに学歴フィルターのない企業の探し方を紹介します。

結論、転職者の方は転職エージェントに直接企業を紹介してもらうのがおすすめです。

 

転職エージェントは、就活エージェント同様に内定獲得まで幅広く支援してくれます。

サイトに登録すると自分の経歴や希望条件をヒアリングしてくれるので、前提として学歴を踏まえた企業しか紹介されないんですよね。

 

よって「学歴フィルターのない企業」や「自身の学歴でフィルターにかからない企業」を厳選する際に活用すると非常に効率的なんです。

何より完全無料で使えますし、現職が忙しい方がすき間時間で企業の候補を増やす際には活用しない理由がありません。

 

もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」を利用します。(理系出身者であれば「UZUZ(理系特化)」を併用するかと。)

ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。

いずれも利用者の口コミが優れていますし、オンライン対応なので全国どこからでも気軽にサービスを使い始められます

 

僕が考える転職を成功させるコツは、以下の記事でもまとめました。

「ホワイト企業の内定を得る」という視点でポイントを共有しているので、興味のある人はぜひあわせてご覧くださいね。

 

 

転職活動をするなら、転職エージェントを使わないとむしろ損かと。ただ大手=質が高いとも限らないので、利用者の口コミを重視して登録先を選ぶことが重要だよ!

学歴フィルターがある企業・ない企業の例

 

次にこの章では、学歴フィルターがある企業・ない企業の例を共有します。

何事においても具体例があったほうがイメージを膨らませやすいと思いますからね。

 

当然一部の話になりますが、学歴フィルターがある・ないと考えられる企業例は以下のとおりです。

 

【学歴フィルターがあると考えられる企業例】

明治、森永乳業、ビジョン、チュチュアンナ、味の素ゼネラルフーヅ、ヤクルト、文溪堂、カゴメ、帝人、日本化学工業、ノバレーゼ、オルガノ、サントリー、ハウス食品、味の素、NTTソフトウェア、クラレ、東映、丸紅エネルギー、東武鉄道、味の素冷凍食品、日本車両製造、読売広告社、東レ、川崎汽船、三谷商事、東海テレビ放送、WOWOW、KADOKAWA、キーコーヒー、讀賣テレビ放送、京王電鉄、三井住友カード

 

【学歴フィルターがないと考えられる企業例】

太陽ホールディングス株式会社、ソーダニッカ株式会社、三井松島ホールディングス株式会社、メック株式会社、静銀リース株式会社、中道リース株式会社、株式会社イチネン、ヤスハラケミカル株式会社、日水製薬株式会社、株式会社ニッピ、内外日東株式会社、片倉工業株式会社、近畿総合リース株式会社、中部国際空港株式会社、カネコ種苗株式会社、株式会社朝日ラバー、ホソカワミクロン株式会社

 

上記を含めた企業のリストは「【保存版】学歴フィルターがある企業・ない企業一覧!」にてまとめています。

もっとほかの企業例も知りたい人は、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!

 

具体的な企業例を知れると、たしかにイメージが膨らみますね。

補足:近年では明らかな学歴フィルターは減っている

 

最後に本章では、学歴フィルターに関する近年の動向をお伝えします。

結論としては、近年は明らかな学歴フィルターは減ってきていて、その理由に炎上案件はすぐにSNSで拡散されることがあるんですよね。

 

よって「学歴フィルターがあります」と公言する会社がないだけでなく、表面的にはわからない形で足切りをしている企業が多い印象です。

ただこれだけでは簡潔すぎると思うので、より詳細な内容をさくっと解説しますね。

 

理由:ネットやSNSの普及により悪評はすぐ拡散されるため

 

明らかな学歴フィルターが減った理由としては、ネットやSNSの存在があります。

今ほどSNSが普及する前は、ひどい学歴フィルターがあっても足切りされた本人しかわかりませんでした。

でも今では、日常の出来事をフラットに気軽に投稿する世の中なので、悪い事例があるとすぐに拡散されてしまいます。

 

よって企業側も自社に対する悪いイメージが広まらないように、リスクマネジメントとして明らかな学歴フィルターはなくしているんですよね。

たとえば、会社説明会の予約フォームで東大なら◯となるが、偏差値が低い大学では✗となるようなケースはまず見られません。

 

少し前ならこそっと実施できていた対応が、今では見られなくなっているわけです。

 

事例:学歴フィルターによる炎上案件

 

実際、明らかな学歴フィルターによって炎上した案件は多くありました。

炎上事例があることで、他社も自社の取り組みを変えるなどしているわけですね。

 

学歴フィルターに関する炎上案件としては、以下などがあります。

 

【学歴フィルターに関する炎上案件の例】

  • マイナビからのメールタイトルが学歴別
  • 帝京大学の女性が暴露した説明会満席
  • ゆうちょ銀行のセミナー予約時の学歴フィルター
  • キヤノンが説明会で満席表示
  • フリュー株式会社の女性のみ会社説明会満席
  • 吉野家の外国籍判断で説明会キャンセル

 

炎上事例ってSNSで発覚・拡散されることが多いので、ネットの情報を通じて知っていた人も多いかもしれません。

学生側としては学歴フィルターによる炎上を起こすことはないですが、参考までに知っておいても損はないでしょう。

 

なお、上記の炎上案件の詳細は「【学歴フィルター炎上案件まとめ】学歴フィルターを回避した就職方法も合わせて解説!」でまとめています。

事例の詳細に興味がある人は、ぜひさくっとチェックしてみてください。

 

たしかにSNSを見ていて、学歴フィルターに関する炎上を目にすることはありますね。

応募者側からすると明らかな学歴フィルターが減るのはいいことだけどね。企業・応募者側の両方にとって、もっとよい採用体制になるといいよね。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

学歴フィルターにかからない大学の具体例や目安、学歴フィルターがない企業の厳選方法などを網羅的に解説しました。

 

学歴フィルターの有無や基準を公表する企業はないですが、過去の傾向を踏まえると偏差値50以下が1つの基準になると僕は考えています。

ただ、学歴フィルターにかかる可能性がある大学出身者でも、うまく企業を厳選すれば足切りを回避して選考を進められますよ。

 

記事内では就活・転職エージェントや過去の採用実績を確認する方法などを共有しましたが、行動次第で企業は厳選できるものです。

この記事を参考に学歴以外の部分で自分ができることを実践し、ぜひ心から納得できる企業の内定を勝ち取ってくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

学歴にコンプレックスのあった僕が、いかにして高学歴層の学生と就活で戦ったのかそのノウハウをまとめています。

 

現状、僕が最効率と考える方法をまとめているので、やる気はあるものの何に取り組むべきかわかっていない人はぜひ参考にしてみてください。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 国公立やMARCH/関関同立レベル以上であれば、学歴フィルターにかからないケースが多い。
  • 個人的には、学歴フィルターの基準は「偏差値50以下」と考えている。
  • 学歴フィルターがない企業を厳選する際は、就活・転職エージェントを活用したり過去の採用実績を見たりするのがおすすめである。
  • 膨大な応募者をある程度絞る上で、学歴フィルターは優秀な基準ともなっている。
  • 学歴フィルターの有無を判断する際は、足切りを活用する企業の特徴も参考にするとよい。