就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕は中堅大学出身だったので、とにかく学歴フィルターを気にしていました。
就活生の時、エントリーシートを提出したら、次の日に不採用通知が届くことがありました。
「これは学歴フィルターだな...」と思うことも多々あったんですよね。
学歴フィルターのある企業を、中堅大学以下の学生が受けるのは非効率です。
せっかくエントリーシートを書いたり、SPIを受けても無駄になりますからね。
そこで今回は、学歴フィルターがある企業とない企業について深堀りしていきます。
どんな企業に学歴フィルターがあるのか?
反対に学歴フィルターがない企業の見分け方はあるのか詳しく把握していきましょう!
たしかに学歴で引っかかるなら最初から受けないほうがいいですね。
時間の無駄だからね。僕のように、学歴に不安があるのであれば、学歴フィルターの有無は絶対に調べておくべきだよ!
- 学歴フィルターとは?
- 学歴フィルターがある企業の特徴【4選】
- 学歴フィルターがある企業一覧
- 学歴フィルターがない企業一覧【114選】
- 学歴フィルターを気にせず就職・転職するための最適解
- 学歴フィルターがある企業を見極める方法
- 学歴フィルターの対策方法について
- 学歴フィルターに関するよくある質問まとめ
- 本記事の要点まとめ
学歴フィルターとは?
まずは学歴フィルターについて簡単に解説しておきますね。
就活における学歴フィルターとは「学歴による採用基準」のことを指します。
「Fラン大学の学生は採用しない」などの基準を設けることによって、ある程度エントリー者数を減らす。
逆に「東大生は特別ルートの選考をおこなう」などの基準を設けることによって、高学歴の就活生をピンポイントで採用することを目的としています。
▼先に学歴フィルターがある企業一覧を知りたい方は以下
学歴フィルターを確実に回避する方法
ちなみにこれまで学歴フィルターに関する記事を10以上書いてきましたが、それらを通して学歴フィルターを確実に回避する方法が見えてきました。
それが逆求人サイトを利用することです。
求人サイトからエントリーすると学歴フィルターがかかる可能性がありますが、逆求人サイトでスカウトをもらった場合はその企業の学歴フィルターにかかることはありません。
僕も中堅大学の就活生だったので、今就活生なら、学歴フィルターを確実に回避できる企業も受けるために逆求人サイトを利用します。
中でもキミスカは、スカウトに種類があるので、企業の本気度の高いゴールドとシルバーだけをピンポイントで狙いますね。
(ちなみに僕の会社で運営しているホワイト企業ナビでは、条件を満たすホワイト企業からしかスカウトが来ないので、ホワイト企業が良いという人は併用してみてください!)
僕のように学歴に自信がない人は、戦略の1つとしてこうした企業探しの方法も選択肢に入れておくと良いですよ!
学歴フィルターを利用していると公言している企業はない
ちなみにこの学歴フィルターを利用していることを公言している企業はありません。
単純にそう言ってしまうと、1消費者である就活生からの反感をかってしまい、企業のイメージがダウンしてしまうからです。
ですが、会社説明会の予約が低学歴の人だけできなかったりと、学歴フィルターは間違いなく存在します。
(学歴フィルターを利用していると公言している企業はないですが、過去の採用大学から予想することができるので後で共有しますね!)
学歴フィルターは「優秀な判断基準」であるという事実
中堅大学出身なので、学歴フィルターを認めるのは悔しいです。
しかし、学歴フィルターは優秀な判断基準であることは間違いありません。
「学歴が高い=懸命に努力できること・真面目であること」の証明になりますからね。
その時に「学歴が高い=努力ができる人」と考えて、学歴を基準に選考者を厳選するのは有効な手段だと言えます。
また企業によっては数人の人事で、数千人のエントリーシートを選考する必要が出てきます。
そういった就活の背景を理解すると、学歴フィルターの存在を少しは受け入れることができるでしょう。
その上で「どうすれば学歴フィルターを受けずに内定を獲得できるのか?」を考えて攻略することに注力することが重要です。
たしかに学歴フィルターによって高学歴生を選抜することで、優秀な人を採用しやすくなりますよね。
そうなんだよ。だからと言って学歴に自信がない人は諦める必要はないよ。学歴よりも面接を重視する企業も多いからね。
学歴フィルターがある企業の特徴【4選】
先ほど話したとおり、学歴フィルターを利用していると公言している企業は存在しません。
じゃあ学歴フィルターがある企業がどこか分からないのか?
いや、そうでもないんですよね。
学歴フィルターを利用する目的を把握することができれば、そこから逆算して学歴フィルターがある企業を予測することが可能です。
そこでまずは学歴フィルターを利用する企業の特徴から見ていきましょう!
以下の4つの特徴を持つ企業は、学歴フィルターを採用する傾向にあります。
【学歴フィルターを利用しているであろう企業の特徴】
- 就活生から人気の企業である
- 仕事のレベルが高く最低限の学力がないとできない
- 老舗企業で学歴偏重な人が多い
- 高学歴の人を積極的にリクルーター採用している
特徴① 就活生から人気の企業である
学歴フィルターを利用する企業は就活生から人気の企業が多いです。
学歴フィルターの1番の目的が「足切り」にあるので、そもそも大量の応募がある企業じゃないと利用するメリットがないんですよね。
反対にエントリーする就活生が少ない企業は、学歴フィルターを使わずに1人1人丁寧に選考する必要があります。
就活生からの知名度が低く、エントリー者が少ない企業は、学歴よりもエントリーシートの内容や面接を通して判断する傾向にあることを覚えておいてください。
これらのことから、倍率が数十倍〜数百倍の大手企業が学歴フィルターを利用している可能性が高いと予測することができます。
特徴② 仕事のレベルが高く最低限の学力がないとできない
次に勉強が苦手な人にはできないような高度な仕事を扱う企業は学歴フィルターを利用するでしょう。
投資銀行やコンサルティング会社は、数字を扱ったり、論理的な説明をお客さんにしなければいけません。
数学や国語で良い成績を取れるような賢い人を採用する方が、こうした高度な仕事を任せるのは良いと判断できますよね。
(僕が投資会社の人事なら、僕みたいな学力が高くない人を採用しようとは思いませんからw)
実際に外資系コンサル・外資系投資銀行などは、大学2・3年生をターゲットに長期インターンを実施し、高学歴生だけをピンポイントで採用しています。
特徴③ 老舗企業で学歴偏重な人が多い
続いて、学歴フィルターがある企業の特徴としては老舗企業ですね。
若手の社長が経営している企業に比べて、老舗企業は学歴を重視する傾向にあります。
老舗企業は、人事決定権を持つ人がほとんどオジサンですよね。
僕らの親世代は、学歴が高いだけで良い企業に入社できるような時代でした。
その時の人からすると、「学歴が高い人=優秀」という固定概念を持つ人が多い。
よって老舗企業は特に学歴を重視する傾向にあるなと、学歴フィルターがあると言われる企業を見ていても思います。
特徴④ 高学歴の人を積極的にリクルーター採用している
最後4つ目の特徴ですが、高学歴の就活生に対して積極的にリクルーターをつけている企業は「学歴を重視している」とも言えますよね。
(リクルーターとは、大学の後輩を直接引き抜きするOBのことを指します)
ちなみに僕は中堅大学だったので、リクルーターは1度もついたことはありません。
実際、1度もリクルーターがつかなくても困ることはないです。
しかし、リクルーターを使って高学歴の人に積極的にアプローチを掛けている企業は、学歴重視である可能性が高いことを把握しておくと良いでしょう。
なるほど!これら4つの特徴に該当する企業は、学歴フィルターを利用している可能性が高いということですね。
そのとおり!公言している企業はないけど、これらの特徴から予測することができるよ。次の章で実際に企業一覧を見ていこう。
学歴フィルターがある企業一覧
それでは先ほどの章で解説した4つの特徴を持つ企業を紹介していきます。
注意点ですが学歴フィルターがあると公言している企業はありません。
あくまで、学歴フィルターを利用している可能性が高いと予測される企業一覧なので参考として目を通してくださいね!
倍率が高いため学歴フィルターがある可能性が高い企業
まずは倍率が数百倍もある人気企業ランキングの上位を一覧化してみました。
明治にいたっては2750倍という訳のわからない倍率になっていますね。
学歴フィルターとは限りませんが、適性検査による足切りは確実に行っています。
数人〜数十人の人事担当者で数万枚のエントリーシートを読むことは不可能ですから。
【倍率が非常に高い企業】
倍率2750倍:明治
倍率500倍代:森永乳業
倍率400倍代:ビジョン、チュチュアンナ
倍率300倍代:味の素ゼネラルフーヅ、ヤクルト、文溪堂、カゴメ、帝人
倍率200倍代:日本化学工業、ノバレーゼ、オルガノ、サントリー、ハウス食品、味の素、NTTソフトウェア、クラレ、東映、丸紅エネルギー、東武鉄道、味の素冷凍食品、日本車両製造、読売広告社、東レ、川崎汽船、三谷商事
倍率100倍代:東海テレビ放送、WOWOW、KADOKAWA、キーコーヒー、讀賣テレビ放送、京王電鉄、三井住友カード、クレハ、曙ブレーキ工業、アサヒビール、デサント、日本信号、松竹、昭和産業、敷島製パン、千趣会、JFE商事、日本ケミファ、瀧定大阪、国分、DMG森精機、三菱レイヨン、ヤギ
※データ参考:就職四季報2016年版(総合版)
仕事のレベルが高いため学歴フィルターがある可能性が高い企業
続いて、仕事のレベルが高く、高い学歴が要求されやすい企業について。
総合商社、大手コンサルティング会社、投資系銀行は仕事のレベルが高いです。
よって最低限の学力は必要だと判断して、学歴フィルターを利用している可能性は非常に高いですね。
以下それぞれの企業一覧です。
【仕事のレベルが高く最低限の学力がないとできない】
総合商社)
・三菱商事
・伊藤忠商事
・住友商事
・丸紅
・三井物産
・双日
・豊田通商
大手コンサルティング会社)
・株式会社ボストン コンサルティング グループ
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・アクセンチュア株式会社
・デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
・PwCコンサルティング合同会社
・スカイライト コンサルティング株式会社
・EYアドバイザリー株式会社
・アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社
・A.T. カーニー株式会社
・株式会社日立コンサルティング
・株式会社コーポレイト ディレクション
・ベイン・アンド・カンパニー ジャパン
・ウルシステムズ株式会社
・フューチャーアーキテクト株式会社
・株式会社シンプレクス・コンサルティング
・日本アイ・ビー・エム株式会社
・TISビジネスコンサルタンツ株式会社
・株式会社NTTデータ経営研究所
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
・株式会社日本総合研究所社
・株式会社大和総研
・野村総合研究所
・みずほ総合研究所株式会社
・株式会社富士通総研
投資系金融企業一覧)
・ゴールドマン・サックス証券株式会社
・モルガン・スタンレーMUFG証券
・JPモルガン証券株式会社
・メリルリンチ日本証券株式会社
・バンクオブアメリカ
・日本M&Aセンター
・マーバルパートナーズ
・GCAサヴィアングループ
リクルーターを採用しているので学歴フィルターがある可能性が高い企業
続いてリクルーターを利用している企業の例を一覧化しました。
リクルーターを利用する企業は学歴偏重な考えを持つ企業が多いですね!
【リクルーターを採用している企業】
・住友生命保険
・第一生命保険
・東京海上日動火災保険
・関西電力
・JR西日本
・JR東海
・中部電力
・旭化成
・大成建設
・三井住友銀行
・日本銀行
・農林中央金庫
学歴フィルターがない企業一覧【114選】
ここまで学歴フィルターがある企業について解説してきました。
次に気になるのが「学歴フィルターがない企業」についてですよね。
僕もとにかく学歴フィルターがない企業を探して、そこにエントリーしまくろうと考えた時期がありました。
ではどんな企業が学歴フィルターがないのか?
この見極め方は簡単で、"学歴フィルターがある企業の特徴の逆"を明確化すれば、学歴フィルターがない企業の特徴が見えてきます。
【学歴フィルターがない企業の特徴】
・就活生から人気の企業である
→就活生からの人気がそこまで高くない企業
・仕事のレベルが高く最低限の学力がないとできない
→仕事のレベルがそこまで高すぎない企業
・老舗企業で学歴偏重な人が多い
→比較的新しい企業
・高学歴の人を積極的にリクルーター採用している
→リクルーターを利用していない企業
これらの特徴を持つ企業は学歴フィルターがない可能性が高いです。
特に「就活生からの人気がそこまで高くない企業」が見極めやすいですよ。
【中小企業なので倍率が低く学歴フィルターがない可能性が高い企業】
- 太陽ホールディングス株式会社
- ソーダニッカ株式会社
- 三井松島ホールディングス株式会社
- メック株式会社
- 静銀リース株式会社
- 中道リース株式会社
- 株式会社イチネン
- ヤスハラケミカル株式会社
- 日水製薬株式会社
- 株式会社ニッピ
- 内外日東株式会社
- 片倉工業株式会社
- 近畿総合リース株式会社
- 中部国際空港株式会社
- カネコ種苗株式会社
- 株式会社朝日ラバー
- ホソカワミクロン株式会社
- サトーホールディングス株式会社
- 大電株式会社
- 王子ホールディングス株式会社
- 岩城製薬株式会社
- 森下仁丹株式会社
- 小太郎漢方製薬株式会社
- 株式会社アインホールディングス
- マナック株式会社
- ケミプロ化成株式会社
- 日本精化株式会社
- コタ株式会社
- K&Oエナジーグループ株式会社
- 株式会社織戸組
- 株式会社東邦アーステック
- 三井石油開発株式会社
- 松阪興産株式会社
- 丸紅建材リース株式会社
- 首都圏リース株式会社
- 鹿島リース株式会社
- 株式会社日医リース
- 大阪ガスファイナンス株式会社
- ニッセイ・リース株式会社
- ディー・エフ・エル・リース株式会社
- 北海道リース株式会社
- 神鋼リース株式会社
- 飯野海運株式会社
- 東京ガスリース株式会社
- 株式会社プライメックス キャピタル
- ピー・シー・エー株式会社
- トヨフジ海運株式会社
- 八馬汽船株式会社
- 共栄タンカー株式会社
- NSユナイテッド海運株式会社
- 鶴見サンマリン株式会社
- 株式会社アクセス国際ネットワーク
- 株式会社エージーピー
- 相鉄ホールディングス株式会社
- 京福電気鉄道株式会社
- 京阪ホールディングス株式会社
- 近鉄グループホールディングス株式会社
- 西武グループ(西武ホールディングス・西武鉄道・プリンスホテル)
- 秩父鉄道株式会社
- 八戸ガス株式会社
- 株式会社サーラコーポレーション
- セントラル石油瓦斯株式会社
- シナネンホールディングス株式会社
- 株式会社尾賀亀
- イーレックス株式会社
- 三田エンジニアリング株式会社
- 株式会社レノバ
- 株式会社エナリス
- 東彩ガス株式会社
- DOWAホールディングス株式会社
- 岡山ガス株式会社
- 三光設備株式会社
- 日本海ガス株式会社
- フィード・ワン株式会社
- 株式会社オーテック
- 綿半ホールディングス株式会社
- ネクストウェア株式会社
- アマテイ株式会社
- アツギ株式会社
- 近江鍛工株式会社
- 名古屋木材株式会社
- 新家工業株式会社
- フロイント産業株式会社
- パラマウントベッドホールディングス株式会社
- 丸富製紙株式会社
- 日本フエルト株式会社
- 古林紙工株式会社
- 株式会社コムラ製作所
- 株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
- ゼオンメディカル株式会社
- 日本アイ・エス・ケイ株式会社
- 株式会社ニチリン
- 菊水化学工業株式会社
- 古河機械金属株式会社
- オーナンバ株式会社
- 東邦金属株式会社
- エステールホールディングス株式会社
- カネソウ株式会社
- 昭和鉄工株式会社
- エコモット株式会社
この一覧を見て、知っている企業はありましたか?
おそらく1社も知らなかった人が大多数だと思います。
就活において「知名度が低い=倍率が低い傾向にある」ので、こうした優良中小企業も視野に入れてエントリーすることは本当に重要ですよ!
(特に学歴に自信のない人は、優良中小企業からの内定をまずは1社獲得しておくだけで心の余裕が段違いに違ってきますから)
逆求人サイトの利用企業は学歴フィルターがない可能性が高い
ちなみに学歴フィルターがない企業へのアプローチとして、逆求人サイトも有用です。
逆求人サイトとは、就活生が登録したプロフィールを企業が読んだ上でスカウトを送る形式の求人サイト。
年々利用者が増えており、これからの就活の当たり前になることは間違いありません。
この逆求人サイトのデータを見ると、学歴が低くてもスカウトがよく届いています。
逆求人サイト大手のオファーボックスのデータを見てみましょう。
マイナビやリクナビのような求人サイトだけでなく、こうした逆求人サイトを利用する企業は「プロフィールを読んだ上で自社に合う人材をピンポイントに採用したい」というニーズを持っているので、学歴よりも記載した自己PRが重視されるんですよね。
就活マンがおすすめする逆求人サイト
ちなみに逆求人サイトのおすすめは、就活生向けの特化しており、かつ利用企業数が多い大手サイトです。
特におすすめのサイトは「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つですね。
両方登録しておいて、スカウトを1つでも増やすことで、内定獲得率を高めましょう。
ちなみに逆求人サイトを利用するのは中小企業だけでなく、東証一部上場も普通に利用しています。
今後更に利用企業は広がっていくでしょうが、オファーボックスの利用企業である以下の企業は学歴フィルターがない可能性が高いと言えますね。
【学歴フィルターがない可能性が高い企業一覧】
・資生堂
・マイクロソフト
・ニトリ
・3M
・Sansan
・コクヨ
・グリー
・セコム
・エイチーム
・朝日新聞
・チケットぴあ
・コープ
・JCB
・オプト
わざわざ逆求人サイトを利用する企業は、学歴よりも自己PRを通して、自社に合うような個性的な人材を探しているんですね。
そうだよ。学歴だけで判断するなら、マイナビやリクナビからのエントリー者だけを選考すれば良い話だから。
必読記事①:エントリー数を確保するための“ホワイト企業の探し方“の最適解
必読記事②:マンガで分かる自己分析のやり方【徹底的に自己理解が深まる】
必読記事③:面接頻出質問42問【就活マンが考えた回答例もすべて共有】
これまで書いてきた1000記事の中でも、この3記事は最も就活をうまくいかせるのに重要な記事だから絶対に読み込んでくださいね!
学歴フィルターを気にせず就職・転職するための最適解
この記事にたどり着き、今読んでいる人のほとんどが就職・転職に際して、学歴フィルターに引っかかることを心配していますよね。
だから学歴フィルターのある企業・ない企業を調べているかと思います。
この記事では、具体的に学歴フィルターのある企業とない企業をご紹介しますが、ここに掲載しているのはほんの一部の企業です。
つまり、ここに載っていない企業を受ける人の方が圧倒的に多いということ。
だからこそ、そもそも学歴フィルターを気にせずに就職・転職する方法を知っている方が、絶対に効率的に進めることができます。
そこでこの章では、新卒就活と転職に分けて、学歴フィルターを気にせず就職や転職を成功させる方法をご紹介します!
【新卒就活生向け】学歴フィルターを気にせず内定を獲得する方法
新卒就活生が学歴フィルターを気にせず内定を獲得するには、現状、就活エージェントを活用することが最もおすすめの方法です。
就活エージェントとは、ヒアリングを元にした求人紹介から選考対策までを専任のエージェントがマンツーマンで支援してくれるサービスのこと。
初回のヒアリングで学歴や希望業界、条件などをエージェントに伝えた上で求人を紹介してもらえるため、学歴フィルターに引っかかることはありません。
そもそも学歴フィルターを設定してる企業は就活エージェントを利用しないかと。
ただ、就活エージェントは種類が多いので、結局「どの就活エージェントを利用すれば良いのか?」と悩みますよね。
(質が低い就活エージェントを使うと、紹介される求人の質が低く、選考サポートも適当なのでどれを選ぶかはめちゃくちゃ重要です)
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
【転職者向け】学歴フィルターを気にせず転職する方法
僕はこれまで7年間、就活や転職だけを極めてきました。
そんな僕が考えるに、学歴フィルターを気にせず転職するなら「評判の良い転職エージェントだけを2〜3社使う→紹介された求人を口コミサイトで調べる」がシンプルですが最適解だと考えています。
ポイントは必ず親身になってくれる良い転職エージェントを使うことと、口コミサイトで自分でもしっかりと1社1社確認すること。
僕のおすすめの転職エージェントは、20代なら「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」です。
(理系出身者であれば「UZUZ理系」で特化する方法も併用すべきです!)
ITエンジニアなどのWeb業界への転職を考えている場合は「レバテックキャリア」が、僕が調べたところの口コミが最も良く、年収が上がる転職ができることが多いです。
以下の口コミにあるように、レバテックキャリアは年収が高いホワイト企業の求人も多いのが魅力です!
大阪希望か、SE続けるか、とかで変わってくるけど俺は今の会社はワークポート使って入った SE続けるならレバテックキャリアもいいかも レバテックキャリアはSE専門 内定は決まらんかったけど同じ求人でもワークポートより年収高い求人多い
— そまゆん (@somaaayu) July 16, 2021
これらの転職エージェントは、オンライン面談にも対応しており、かつ親身な対応として口コミが非常に良いのでおすすめです。
最終学歴もここで伝えておけば、学歴フィルターにかかることはありません。
これら評判の良い転職エージェントの初回面談を受けて連携し、求人を紹介してもらったら、紹介された求人を「openwork」や「ライトハウス」といった口コミサイトで確認してください。
そしてその中で「これは嫌な口コミだな、情報だな」と思うことがあれば、担当者に話して事実確認を進める。
これがシンプルですが、ベストです。
これらの方法をステップごとに以下の記事にてまとめました。
転職で「ブラック企業だけは絶対に避けたい!」という方には絶対に実践してほしい内容なので、ぜひご覧ください!
▼ホワイト企業転職への3ステップ
【転職を5年研究した僕の最適解】"ホワイト企業に"転職するための具体的な方法!
エージェントを使って学歴フィルターのある企業を避けるんですね!
そうだよ。学歴で落とされてしまう企業を受ける時間は本当に無駄だから、最初から学歴フィルターのない企業を紹介してもらうことが重要なんだ!
学歴フィルターがある企業を見極める方法
ちなみに僕が就活生の時に使っていた、学歴フィルターがあるかどうかを見極める方法を2つ紹介しておきます。
1社1社を調べる必要があるので、多少手間がかかりますがやってみてくださいね。
①過去の採用実績を確認する方法
学歴フィルターがあるか確認したい企業の「過去の採用実績」を確認する方法はおすすめです。
自分が在籍する大学からの採用実績があるなら、自分の大学は学歴フィルターの対象ではないことを示しますからね。
過去の採用実績を調べるには、以下の2つの方法を取ることができます。
【過去の採用実績を調べる方法】
・就職四季報という書籍で確認する(上場企業のみ)
・企業の採用ページを確認する
就職四季報に関しては、「求める人物像」や「平均年収」などの情報もすべて一覧で見ることができるので絶対に持っておきましょう。
特に上場企業も受ける人は必須の書籍ですよ!
②中途採用の応募ページ内の「学歴」の入力欄を使った方法
2つ目の見極め方法についてです。
中途採用の応募ページ内に学歴の記入欄がある場合、学歴を重視する可能性が高いです。
反対に学歴を入力する欄がない企業の場合は、学歴フィルターがない可能性が高いので、それらを確認することで見極めることが可能です。
実際に、スカウト型の求人サイトを利用している「資生堂」は学歴の入力欄がありません。
以下に実際の採用ページの画像を添付しました。
資生堂の中途採用応募ページには「学歴」の入力欄がない
このとおり、基本情報の入力欄に「学歴」の欄がないですよね。
おそらく資生堂は学歴をそこまで重視しておらず、人柄など自社との適性を見て採用していると予想されます。
トヨタの中途採用応募ページには「学歴」の入力欄がある
一方でこちらはトヨタの中途採用の応募ページですが、ばっちり「学歴」の入力項目がありますよね。
更には学部や研究テーマまで詳しく入力する必要があります。
これは学歴を相当に重視していると予測できますよね。
この2つの方法を駆使して、自分が受ける企業に学歴フィルターがあるか確認してみよう。
なるほど!こんな確認方法があったんですね。気になる企業は確認してみたいと思います。
学歴フィルターの対策方法について
学歴フィルターにおいて重要なことは「どう回避するか」に尽きます。
「学歴フィルター反対!」「学歴主義は憎い!」と思うだけじゃ、何も変わらないですからね。
(僕もそう思っていたので、気持ちは痛いほど分かりますが...。)
そこで具体的に学歴フィルターを回避する方法を3つ僕は実行していました。
それがこちらです。
【学歴フィルターを回避する方法】
・スカウトサイトを利用している企業を狙う
・学歴フィルターの少ない中小・ベンチャー企業も狙う
・過去の採用実績を確認する
途中で紹介したオファーボックスを含め、スカウトサイトは確実に2社以上利用。
更には自分が在学する大学の過去の進路先企業を徹底的に洗い出すこと。
これを実行するだけでも、エントリー企業の幅は広がります。
「学歴フィルターがあるからエントリーするだけ無駄」なんてことは考えずに、行動しましょうね!
それぞれの詳細については別記事で詳しく解説しました。
学歴フィルターが存在することにただ萎えるのではなく、回避するための施策をどんどん打っていくことが重要なんですね!
そのとおり!僕も就活中は学歴フィルターを憎んでいたけど、そこで行動を止めたら負けだからね。
学歴フィルターに関するよくある質問まとめ
それではこの記事の最後に、学歴フィルターに関してよくある質問をまとめます。
就活攻略論では学歴フィルターについての記事を多数書いているので、ぜひ参考にしてくださいね。
質問① 企業が学歴フィルターを利用するのは当たり前か?
就活生からよく「学歴フィルターは当たり前ですか?」と聞かれることがあります。
結論から言うと、企業が学歴フィルターを利用するのは当たり前ですね。
その理由は以下の2つです。
・学歴の良さは与えられたことに従順である証明になるから
選考ってめちゃくちゃ短いじゃないですか。
その短い時間で、生涯3億円以上を支払う人材を決定するのが「採用」です。
よって「学歴の高さ」を判断軸とすれば、最低限の基礎能力と与えられたことへの従順さを保証することができる。
学歴が良い人って、結局のところ地頭や継続力などが良いので優秀な判断軸として機能させるのは企業側としては当然なのです!
(僕も中堅大学なのでこの事実は悔しいけどね!)
質問② 学歴フィルターはどこまでの大学までかかるのか?
次に学歴フィルターがどこまでの大学でかかるのかという質問は多いです。
僕が考える結論をまとめておきますね。
旧帝大、首都圏の国公立大学、地方の国公立大学に通っている大学生は、学歴フィルターをほとんど感じなかった人が多い。
一方で、中堅私立大学やFラン大学では学歴フィルターにかかったことを感じた人が多い。
要するに学歴フィルターがガッツリかかってくるのは、Fラン大学〜中堅私立大学ですね。
このあたりはそれぞれ詳しく別記事で書いているので、ぜひ気になった記事を選んで読んでみてください。
▼学歴フィルターがかからないと言われる42校まとめ
▼国公立大学はかかるのかを解説
▼関関同立はかかるのかを解説
質問③ 大学院生も学歴フィルターがかかるのか?
続いて「大学院生も学歴フィルターがかかるのか」という質問です。
結論から言うと、大学院生だろうが学歴フィルターはかかります。
特に理系の大学院では顕著ですね。
その理由として、理系学生は大学で学んだ知識や技術が仕事に直結するからです。
企業としても一流大学で研究した学生のみを採用しようという考えが多いのでしょう。
ちなみに僕が入社した大手食品企業は、研究職は全員が旧帝大などの超高学歴の大学院生のみでした。
僕は中堅大学卒ですが、営業職だったので学歴フィルターをくらわなかったのでしょう。
人気の大手企業は多数の中から選べるのでシビアです。
質問④ 学歴フィルターの実態はどうか?
最後に「学歴フィルターの実態はどうなのか?」という質問に回答します。
まずは偏差値50の中堅大学に通っていた僕の実感の話から。
エントリーした企業は100社ほどですが、明らかに学歴フィルターで落ちたなと実感した企業は3社ぐらいです。非常に少ない。
一方で、Fラン大学に通っていた友人は学歴フィルターを感じることが多かったそう。
100社エントリーして10社以上で感じたとのことです。
まぁ、それでも1割。
しっかりとエントリー数を確保して対策すれば十分対策は可能な範囲ですよね。
大事なことは「学歴フィルターがあるから無理だ」と諦めないことに尽きます。
今回の記事で解説した内容を参考に、ぜひ就活を成功させましょう!!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
学歴フィルターがある企業とない企業、それぞれの特徴や具体的な企業について理解できたでしょうか。
実際に学歴フィルターを利用している企業を明確化することはできませんが、今回の記事で紹介したように「予測」することは可能です。
そして学歴フィルターを利用している企業を把握することよりも重要なことは、先ほど解説したように「回避すること・対策法を考えること」にあるんですよね。
僕らの親世代は、まさに学歴が全ての時代でした。
しかし今は違います。
学歴で評価しない企業は非常に多い。
だから偏差値50の中堅大学からでも、東大生よりも評価されることができました。
学歴フィルターに過剰反応して行動することをやめたり、諦めないこと。
同じ学歴、自分よりも低い学歴の人がその裏で努力しています。
今回の記事が学歴フィルターに怯えるあなたの背中を少しでも押せたのなら幸いです。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有! 」も読んでみてください。
学歴にコンプレックスのあった僕が、いかにして学歴優秀層と就活で戦ったのか、そのノウハウをまとめています。
学歴に自信がない人にこそ、読んでほしい1記事です!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 学歴フィルターがあると公言している企業はないので、「この企業は学歴フィルターがあります」と断言することはできない。
- 学歴フィルターがある企業の特徴としては、「就活生から人気の企業である」「仕事のレベルが高く最低限の学力がないとできない」「老舗企業で学歴偏重な人が多い」「高学歴の人を積極的にリクルーター採用している」の4つの特徴が挙げられる。
- 学歴フィルターがない企業の特徴として、最も重要かつ分かりやすいのは「倍率が低い」という特徴。倍率が低く、エントリー者数が少ない企業は、学歴フィルターを使わずとも1人1人選考する余裕がある。