就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
今回は、大手の子会社に勤めることは勝ち組なのか解説していきます!
一方でネットを見ると「大手の子会社はやめとけ」という声も見られるんですよね。
そこで、大手の子会社に就職するメリットとデメリットを徹底分析しました!
少しでも大手の子会社への就職を検討をしている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
大手の子会社は勝ち組だと言えるのか、就職するメリットが気になります!
今回は大手の子会社について徹底解説していくよ!
- 大手の子会社は勝ち組と言えるのか?【結論:人による】
- 大手の子会社が勝ち組だと言える理由【メリット】
- 大手の子会社が負け組・やめとけとも言われる理由【デメリット】
- 大手子会社のおすすめホワイト企業【50選】
- 大手子会社の効率的な探し方【8選】
- 「大手 子会社 勝ち組」と調べる人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
大手の子会社は勝ち組と言えるのか?【結論:人による】
もったいぶらずに結論をお伝えしていきますね。
大手の子会社は勝ち組か?に対する僕の結論は、「人の価値観による」です。
大手の子会社を勝ち組と考える人もいれば、反対に負け組と捉える人もいます。
当たり前ですが、どんな企業を勝ち組・負け組と捉えるかは人によって異なるので、「特定の企業=勝ち組」と明確に一般化することはできないんですよね。
たとえば親会社と比較をして、大手の子会社を「負け組」と考える人はいるかと。
他の一般的な中小企業と比較をして、これらの企業よりは親会社と近い福利厚生や待遇を享受できる大手の子会社を「勝ち組」と考える人もいると思います。
ただ、このような感覚や価値観は人によるんですよね。
そもそも「大手や給料・待遇が優れた会社=勝ち組」と捉えるかどうかも、個々人の感覚によって異なります。
個人的には、大手かどうか・給料が多いかどうかなど、社会的な基準を重視して他人と比較しても本質的には自分の幸福にはつながらないと考えていますね。
上には上がいますし、これらを追い求めても切りがないからです。
よって「大手の子会社は勝ち組か?」を考えるよりも、「自分が幸せに生きるためにどんな会社で働くとよさそうか?」を考えるほうがより本質的かと。
あくまで僕の意見にはなりますが、一意見としてぜひ参考にしてみてください。
大手の子会社からのスカウトを狙うのはおすすめ
ちなみにこの記事を読んでいる方は、大手の子会社が気になる人だと思います。
僕が就活生の時、逆求人サイトを利用することで、大手の子会社からもスカウトが3通ほど届いたんですよね。
就活では企業探しが大変なので、手段の1つとして逆求人サイトを用いると、「いつでもエントリーする企業と接点が持てている状態(不採用になったら1社スカウト承諾するなど)」が作れるので非常におすすめです!
中でもキミスカは、スカウトに種類があるので、企業の本気度の高いゴールドとシルバーだけをピンポイントで狙いますね。
(ちなみに僕の会社で運営しているホワイト企業ナビでは、条件を満たすホワイト企業からしかスカウトが来ないので、ホワイト企業が良いという人は併用してみてください!)
なるほど!大手子会社は知名度が低い企業も多いがゆえに、スカウトを利用する企業もあるんですね!
また、大手の子会社が勝ち組かどうかの話に関して、たしかに同じ条件の会社に勤めていても、その環境を勝ち組or負け組と捉えるかは人によって異なりますね。
基準が個々人の感覚によるから、結論を一般化することはできないわけだよね。「社会の正解=自分の正解」とも限らないし、自分の感覚で判断する意識も大切だよ。
大手の子会社が勝ち組だと言える理由【メリット】
「大手子会社=勝ち組」と捉えるかどうかは個々人の感覚によると共有しました。
自分が働く企業について考えるときはつい他人と比較しがちですが、一般的な正解ではなく自分の感覚を重視することが大切ですね。
とはいえ、大手子会社の優劣を適切に判断する自信がない人もいると思います。
理屈では自分の感覚で判断すべきことはわかっても、就職や転職を迫られた状態では企業を冷静に判断できなくなることもあるんですよね。
そこで本章では、大手子会社を評価する際に参考になる判断材料をまとめました。
具体的には、求職者目線で大手子会社のメリットと言える内容をまとめたので、ぜひ順にチェックしていきましょう!
【「大手子会社=勝ち組」を後押しする理由】
- 親会社よりも内定獲得のハードルが低い
- 中小企業より待遇や福利厚生が充実している
- コンプラ意識が高く働き方の規制などが進んでいる
- 経営状態が安定しやすい
- 親会社の知名度により社会的信用が高い
メリット① 親会社よりも内定獲得のハードルが低い
まずあげられるメリットは、内定獲得のハードルが低いことです。
求職者の視点では、やはり内定を獲得しやすい企業ほどありがたいですよね。
内定を獲得しやすい理由としては、倍率が低くなりやすいこと・応募者のレベルが高くなりすぎないことが考えられます。
親会社の大手企業と比べると知名度や人気は劣るので、そもそもエントリーする人数が少なく倍率も低くなりやすい傾向があります。
親会社では超高学歴層が集まりやすいですが、子会社では一定レベルも下がるかと。
時間軸を伸ばして考えてみても、ライベルのレベルが高すぎない会社であれば入社後も社内で成果を出したり評価を得やすかったりする可能性は高いです。
入社難易度が低い傾向にあることは、子会社を狙う1つの理由になり得るでしょう。
メリット② 中小企業より待遇や福利厚生が充実している
大手の子会社では、待遇や福利厚生が充実している可能性が高いです。
子会社の社員でも、親会社である大手企業並みの福利厚生などを享受できるケースが多く見られるんですよね。
わかりやすく単純化して比較するために、たとえば社員数100名程度の大手子会社・その他の一般的な中小企業があったとします。
この場合は、後者より大手子会社のほうが高待遇な傾向があるわけですね。
そもそも福利厚生には、以下の2種類が存在します。
法定福利厚生は共通する内容であり、企業によって差は生まれません。
対して法定外福利厚生は各企業が独自に定めるもので、住宅手当や社員食堂の有無などは企業によって大きく差があるんですよね。
これらは企業に所属する間は継続的に差が生まれる部分であり、とくに住宅手当などは毎月の手取りにも大きく影響します。
よって待遇や福利厚生の手厚さは、企業選び時に重要なポイントになるわけですね。
その点、大手の子会社は同規模の中小企業より高待遇を期待しやすいので、待遇重視の人にとっては1つの選択肢となり得るでしょう。
メリット③ コンプラ意識が高く働き方の規制などが進んでいる
3つ目は、コンプラ意識が高く働き方の規制などが進んでいることです。
意外とあまり語られない内容ですが、大手の子会社は親会社と同じコンプラ意識で経営されていて、規制なども進んでいる傾向があるんですよね。
具体的には、長時間残業や有給取得・ハラスメントなどに関する規制です。
何か問題があれば親会社の大手企業も責任が問われるので、子会社も親会社と同じようなコンプラ意識で運営されているものなんですよね。
働き方改革などの規制は社会全体で昨今広まっていますが、取り組み内容やその積極性などは企業によって大きく差があるのが現状です。
その点でも、規制が進んだ大手の子会社は求職者にとって働きやすい環境の可能性が高いので、コンプラ意識を重視する人にもおすすめできますね。
メリット④ 経営状態が安定しやすい
経営状態が安定しやすいこともメリットとしてあげられます。
大手の子会社には親会社が後ろ盾として存在するので、基本的に経営状態が大きく悪化することが少ないんですよね。
そもそも、親会社から子会社に業務を発注しているケースも少なくありません。
仮に子会社が経営難に陥るようなことがあっても、大本の大手企業が似た状況にならない限りは倒産の危機にまでは発展しないことが多いかと。
それだけ大手企業のネームバリューは事業をする上で大きなものなんですよね。
倒産リスクの高い会社では将来を考えたときに安心して働けない人もいるので、その点で安定性の高い大手子会社は相性がよいといえるでしょう。
メリット⑤ 親会社の知名度により社会的信用が高い
大手の子会社に勤務すると、親会社と同レベルの知名度を活用できます。
たとえば、トヨタや日立・ソニーなどを親会社とする会社に勤めていたら、その名前を言うだけで社会的信用を得られるケースが多いんですよね。
社会的信用が高いことの価値をいまいちイメージできない人もいるかもしれません。
でも、業務をする上で社会的信用が高いと、たとえば取引先から感覚的に信頼を得られて新たな受注につながることなどがあります。
プライベートの場面でも、家や車のローンの審査が通りやすくなったり、クレジットカードの上限額が高くなりやすかったりします。
公私ともに、社会的信用が必要となる場面は意外と多くあるわけですね。
つまり、この恩恵を受けられることも大手子会社ならではのメリットなので、プラス要素の1つとして考慮しておくとよいでしょう。
入社難易度の低さや待遇の充実度は考えていましたが、その他にもコンプラ意識や社会的信用が高いなどのメリットもあるんですね。
親会社の後ろ盾が存在することのメリットは思っている以上に多くあるんだよね!
大手の子会社が負け組・やめとけとも言われる理由【デメリット】
前章では、大手子会社のメリットと言える内容を紹介しました。
次にこの章では、反対に大手子会社のデメリットを共有していきます。
「自分にとって大手子会社は魅力的な選択肢か?」を冷静に判断するためには、よい面・悪い面の両方を把握しておくことが必須です。
ミスマッチや早期退職を防ぐためにも、ぜひ事前にチェックしておきましょう!
【大手の子会社が負け組とも言われる理由】
- 子会社=入社難易度が低いわけではない
- 親会社と比べると待遇は劣るケースが多い
- 高い役職への出世が難しい傾向にある
- 親会社の方針を優先されることがある
- 子会社ごと売却される可能性もゼロではない
デメリット① 子会社=入社難易度が低いわけではない
まず伝えたいのは「子会社=入社難易度が低いわけではない」ことです。
メリットでは「親会社よりも内定獲得のハードルが低い」と伝えましたし、一般的にも子会社は入社難易度が低いと考える人は多くいます。
ただ、これらはあくまでも親会社と比較したときの話なんですよね。
例として、トヨタ本体よりもトヨタの子会社のほうがハードルは低いですが、かといってトヨタの子会社の入社難易度が低いわけではありません。
また、似た規模の大手子会社・一般的な中小企業があったとして、前者のほうが入社難易度が低いという傾向があるわけでもないんですよね。
結局のところ、入社難易度は企業によるとしか言えません。
しかし、いずれにしても「大手子会社=難易度が低い」と短絡的に考えてしまうのは不適切です。
誤って認識していると選考に苦戦したときに落ち込む可能性が高いですし、厳しい話ではありますが現実問題として適切に認識しておきましょう。
デメリット② 親会社と比べると待遇は劣るケースが多い
大手の子会社では、親会社と似た福利厚生などを享受できることが多いです。
一方で、親会社と比較したときには、平均年収や福利厚生などの充実度は子会社のほうが劣るケースがほとんどなんですよね。
これは、ある意味で当たり前と考える人もいると思います。
ただ、実際に子会社で長期間働いていると、親会社と無意識的に比較してしまい劣等感を抱く場面も出てくるものなんですよね。
もちろん就職段階では、子会社のメリットとデメリットを想定している人が大半です。
とはいえ、長期間働いていると小さな気がかりが大きな問題に発展するケースもあるので、想定されるリスクとして押さえておくとよいでしょう。
デメリット③ 高い役職への出世が難しい傾向にある
3つ目のデメリットは、高い役職への出世が難しい傾向にあることです。
端的に言うと、大手の子会社に就職した場合に役員クラスまで出世するのは難しい傾向があるんですよね。
これは、親会社から子会社に出向して勤務する人が一定数いるからです。
親会社から出向してきた社員が高い役職についたり、最初から部長クラスなどとして配属されてきたりするわけですね。
よって、上昇意欲の高い人やとにかく高い役職を目指したいなどと考えている人にとっては、大手の子会社は相性がよいと言えません。
逆に出世意欲の低い人にとっては、メリットにもなり得る話ですね。
昨今のキャリア市場を見ていると、「上司の働き方に憧れを持てない」「出世して業務負担が増えるのは嫌だ」などと考える人も増えています。
正解・不正解はないので、ぜひ自分の感覚をもとに相性を判断してみてくださいね。
デメリット④ 親会社の方針を優先されることがある
子会社で働いていると、親会社の方針や考えを優先されることがあります。
たとえば、親会社と子会社で経営方針や新事業のアイデアなどに関して意見の相違があったとき、基本的には親会社の考えが優先されるんですよね。
これは会社の関係性的に、親会社が子会社を包括しているのが実態だからです。
親会社から子会社へ高い役職につく社員が出向してくるケースがあるように、全社の方針レベルでも親会社の考えが優先されやすいわけですね。
念のため補足しておくと、上記はあくまでも全体の傾向の話です。
例外として子会社にあまり関与しない親会社もありますが、想定されるデメリットの1つとして事前に認識しておくことが大切ですね。
デメリット⑤ 子会社ごと売却される可能性もゼロではない
最悪のケースとして、子会社ごと売却される可能性も想定しておくべきかと。
基本的に大手子会社は親会社の後ろ盾により経営状態が安定していますが、市況の変化によって状況が変わる可能性はゼロではありません。
その際、親会社に吸収合併されてリストラの対象となったり、子会社ごと売却されてしまったりする可能性も想定されるかと。
後者の場合は、親会社の待遇面の恩恵なども受けられなくなる可能性があります。
もちろんこれらはあくまで最悪の可能性ですし、そもそも大手企業に関わらず将来の安定が確実に保証されている会社は存在しません。
ただ「大手子会社は親会社の後ろ盾があるから安心」と考えていると、親会社の経営状態が悪化したときに痛い目を見る可能性があります。
後悔やリスクを減らすためにも、経営状態は親会社を含めてチェックしておきましょう。
あまり深く考えずに「子会社=入社難易度が低い」と思っていましたが、たしかにこれは親会社と子会社の難易度を比較したときの話にすぎないですね…!
そのとおりなんだよね。出世の難しさや子会社ごと売却されるリスクなども見落とされがちだから、大手の子会社を検討する際は忘れず押さえておくといいよ。
大手子会社のおすすめホワイト企業【50選】
続いてこの章では、大手子会社の具体例を計50社紹介していきます。
前提として、どんな企業をホワイト企業と捉えるかは人によって異なります。
その前提のもとで、ここでは社員にとって働きやすい環境を整えている企業が多い大手系列を8グループ厳選しました。
以下では系列別におすすめ子会社を紹介するので、ぜひ順に見ていきましょう!
【大手子会社のおすすめホワイト企業50選】
- トヨタ系
- 日立系
- NTT系
- NEC系
- ソニー系
- 富士通系
- 伊藤忠系
- 三井物産系
系列① トヨタ系
【トヨタ系列の子会社】
- デンソー
- アイシン
- 豊田自動織機
- ダイハツ工業
- トヨタ紡織
- トヨタファイナンシャルサービス
- 愛知製鋼
- トヨタ車体
- トヨタ自動車九州
- ジェイテクト
- 日野自動車
- トヨタ合成
大手子会社を志望する際にまず候補となるのが、トヨタ系の会社です。
「トヨタ御三家」と呼ばれるデンソー・アイシン精機・豊田自動織機を筆頭に、グループにも有名企業が多く存在しますね。
これらの会社を見ると「子会社=入社難易度が低いわけではない」ことがわかるかと。
デンソーなどもトヨタ系列の子会社ですが、グループ企業とはいえ規模は大きく内定獲得のハードルは決して低くありません。
別の視点として、トヨタのグループ企業だからといって必ずしも優良度の高いホワイト企業とも言い切れません。
自己分析と企業分析を十分おこなってから応募を検討するようにしましょう。
系列② 日立系
【日立系列の子会社】
- 日立コンサルティング
- 日立物流
- 日立金属
- 日立電線
- 日立システムズ
- 昭和電工マテリアルズ
2つ目は、世界有数の総合電機メーカーである日立製作所を中核とするグループです。
日立グループも子会社を数多く抱えており、大手の子会社を目指す人にとっては選択肢となる企業が見つかる可能性がありますね。
前述のトヨタ系列と比べると、大本の日立製作所と比べて知名度や倍率が大きく下がる会社が多く存在する印象です。
電機メーカー関連の会社を志望する人は、候補企業を探してみるとよいでしょう。
系列③ NTT系
【NTT系列の子会社】
- NTTアーバンソリューションズ
- NTTコミュニケーションズ
- NTTファイナンス
- NTTデータアイ
- NTTデータ先端技術
- NTTデータMSE
NTTグループは、日本電信電話株式会社を親会社とする企業グループです。
同グループは日本の通信業界最大手として事業を展開しており、子会社にも通信に関する事業をおこなう会社が多く存在します。
社名にもあるように、NTTドコモやNTTデータも同じグループに含まれます。
これらの子会社にも穴場の選択肢が見つかる可能性があるので、通信業界に興味がある人はNTTグループから候補を探してみるとよいでしょう。
系列④ NEC系
【NEC系列の子会社】
- NECソリューションイノベータ
- NECフィールディング
- NECネッツエスアイ
- 日本アビオニクス
NECグループは、NEC(日本電気株式会社)を中核とする企業グループです。
NEC自体は情報通信サービスの提供や情報通信機器の製造・販売などを手掛けていて、グループ全体としても同分野の事業などを展開していますね。
本体であるNECと比べて、子会社である系列企業は内定獲得のハードルが低いです。
子会社を候補に加えると応募できる選択肢は大きく増えますし、同グループに関心がある人は子会社のリストをぜひチェックしてみてください。
系列⑤ ソニー系
【ソニー系列の子会社】
- ソニーマーケティング
- ソニー銀行
- ソニー損害保険
- ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ
- ソニーセミコンダクタソリューションズ
5つ目は、日本を代表する総合電機メーカーのソニーを中心とするグループです。
ソニーは東証プライム市場、ニューヨーク証券取引所上場企業であり、まさに日本が誇る存在のグローバル企業ですね。
連結子会社数は1,000社以上となっており、ソニー本体の内定獲得は難しくとも関連会社の入社は目指せる可能性があるかと。
意外と穴場な選択肢として、ぜひエントリー候補に加えてみてください。
系列⑥ 富士通系
【富士通系列の子会社】
- 富士通ゼネラル
- 富士通フロンテック
- 富士通エフサス
- 新光電気工業
- 富士通エレクトロニクス
- 富士通コンポーネント
- 富士通ビー・エス・シー
総合エレクトロニクスメーカーの富士通にも、子会社が数多く存在します。
富士通本体となると高倍率の超人気企業ですが、関連会社に目を向けると空調機器の富士通ゼネラルなどが存在するんですよね。
もちろん同じ子会社でも、企業によって知名度や難易度は異なります。
とはいえ、大手志向の求職者層からは見落とされがちな存在なので、穴場の子会社を探している人は確実に押さえておくべきですね。
系列⑦ 伊藤忠系
【伊藤忠系列の子会社】
- 伊藤忠建材
- 伊藤忠エネクス
- 伊藤忠テクノソリューションズ
- プリマハム
大手のグループ企業を探す際には、総合商社の関連企業も候補になるかと。
伊藤忠グループは連結対象会社が約270社となっており、全体で11万人以上もの社員が働いている巨大グループです。
五大商社の1つである伊藤忠商事は入社難易度が高いですが、前述のグループと同じく子会社であれば敷居が下がるんですよね。
商社のグループだけあって分野も幅広いですし、ぜひ候補をチェックしてみてください!
系列⑧ 三井物産系
【三井物産系列の子会社】
- 三井物産ケミカル
- 三井物産プラスチック
- 日鉄物産
- 三井石油開発
- JA三井リース
- 三井情報
同じく五大商社の1つである三井物産の子会社から候補を探すのもよいかと。
三井物産は、三井不動産や三井住友銀行、三井化学などとともに形成している同グループの中核企業です。
よって三井物産の子会社はもちろん、同グループの中核企業の子会社リストを見ても、さらに候補を広げられる可能性がありますね。
これらは待遇もよい傾向がありますし、ぜひ個別に候補を探してみるといいですよ。
系列名だけ聞くと日本を代表するような大手企業ばかりですが、個別に子会社リストを見ると知名度の低い会社が多く存在するとわかりますね!
知名度は低くても個別に調べると業績や待遇が優れている会社は多くあるよ。だからこそ穴場と言えるから、子会社狙いの人はぜひじっくりリサーチしてみてね!
大手子会社の効率的な探し方【8選】
ここまで、大手子会社のメリット・デメリットや具体例などを紹介しました。
最初は「大手子会社は勝ち組と言えるのか?」が気になっていた人も、これらの子会社についてより本質的な理解が深まったかと思います。
結局は、大手の子会社を志望する・しないに関わらず、自分の希望と企業の特徴などを踏まえて相性を適切に判断することが重要なんですよね。
その上で相性がよいと判断できたら、大手子会社を候補とするのはアリといえます。
ただ、大手子会社を志望すると決めても、実際に自分がエントリーしたくなるような会社を探すのってなかなか難しいですよね。
そこで本章では、僕が今現役だったら実践する探し方をまとめました。
【大手の子会社の探し方】
- 就活・転職エージェントから紹介してもらう
- 逆求人サイトに登録してスカウトを得る
- 大手求人サイトで「子会社」と検索する
- Google検索で「大手企業名+子会社」で検索する
- 就職四季報中小企業版で確認する
- 業界地図で確認する
- 大手企業の親会社のホームページやIR情報を確認する
- 合同説明会に参加する
結論、僕が仮に現役の就活生だったら「ミーツカンパニー就活サポート」などの就活エージェントは確実に最大限活用しますね。
無料で企業探しを効率化できますし、正直使わない理由がありません。
ここでは長くなりすぎるので詳細な説明は省きますが、より詳しい解説を求める人に向けて「【大手の子会社の探し方8選】効率的に子会社を探す方法を共有します!」という記事も個別に用意しています。
僕がおすすめできる大手子会社の特徴なども合わせて共有しているので、大手子会社についてより理解を深めたい人もぜひ一読してみてください!
単にマイナビなどの大手求人サイトで検索する以外にも、効率的に企業を探す上で実践できる方法がいくつもあるんですね…!
むしろ別の探し方のほうが圧倒的に効率的だと僕は考えているよ!無料で実践できるものばかりだし、とくにエージェントなどの存在を知らなかった人はぜひ一読を!
「大手 子会社 勝ち組」と調べる人からよくある質問
最後の章では、「大手 子会社 勝ち組」と調べる人からよくある質問に回答します。
似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!
【「大手 子会社 勝ち組」と調べる人からよくある質問】
- 大手子会社はやめとけと言われる理由は?
- 大手子会社の就職難易度はどのくらい?
- 大手子会社が羨ましい人はどうすべき?
- 大手子会社から親会社へは転職できない?
- 大手子会社でもリストラされる可能性はある?
質問① 大手子会社はやめとけと言われる理由は?
デメリットの章で紹介したように、親会社と比べて年収や待遇が劣っていたり、出世が難しい傾向があったりするからです。
子会社ごと売却されるリスクなど、究極的な安定性に関する懸念もあげられますね。
ただ大手子会社に関わらず、どんな会社にもメリット・デメリットはありますし、確実に誰からも称賛されるような会社も存在しません。
一般的な声ではなく、自身の価値観に従って最終的な決断を下しましょう。
質問② 大手子会社の就職難易度はどのくらい?
当然ですが企業によって異なるので、明確に一般化することはできません。
その前提のもとで回答すると、親会社である大手企業と比べると内定獲得のハードルは低いケースがほとんどです。
しかし、親会社より就職難易度が低いといっても、数多く存在する子会社のすべての難易度が同じくらいなわけではありません。
この部分で企業間で差が生まれやすい点は、同時に押さえておきましょう。
質問③ 大手子会社が羨ましい人はどうすべき?
シンプルに、大手子会社への入社を目指して行動するのがおすすめです。
すでに羨ましいと思えるような会社が頭のなかにあるなら、その会社から内定を得るために今から何をすべきか?を考えるべきかと。
大手子会社への憧れはあるものの、エントリーの候補となる会社が定まっていない場合は、まずは候補を探すことが第一ステップになります。
個人的には、大手子会社の何に羨ましさを感じるのか言語化するのもおすすめです。
自分がどんな部分に羨ましさを感じるかを整理できていれば、企業探し時に何を重視すべきかという指針が明確になるからですね。
羨ましいと感じている時点で自分のキャリアを考えるヒントは存在するはずなので、ぜひ時間を設けて自分の内側と向き合ってみてください!
質問④ 大手子会社から親会社へは転職できない?
結論「完全に無理ではないものの、現実的には非常に難しい」と僕は考えています。
どうしても関係性的に親会社のほうが上の位置づけであり、「親会社への転職を希望すること」自体が上司などに失礼だと思われる可能性があるんですよね。
ゆえに、子会社内で「親会社へ転職したい」と発言するのが難しいからです。
大手子会社への転職事情については「【大手子会社へは転職できない?】子会社から親会社への転職も解説!」でより詳しく解説しました。
質問⑤ 大手子会社でもリストラされる可能性はある?
リストラされる可能性はあります。
たとえば、子会社が赤字となって親会社に吸収された場合、吸収された側である子会社の社員からリストラに遭う可能性が考えられるかと。
これだけを聞くと、大手の子会社は微妙と感じる人もいるかもしれません。
ただ、業績悪化に伴って社員にリストラのリスクがあるのは、当然ですが大手の子会社以外の企業にも共通して言える話です。
今の時代は転職も当たり前と言われていますし、仮にリストラに遭っても他社で活躍できるような人材になることが重要だと個人的には考えていますね。
大手子会社でもその他の企業でも、やめとけと言われたり羨ましいと感じたりすることはある。だからこそ、自分の軸をぶらさずに希望条件や相性を判断すべきだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大手子会社は勝ち組と言えるのか?やメリット・デメリット、大手子会社の具体例や効率的な探し方などを網羅的に共有しました。
結論、大手子会社が勝ち組か負け組か?は個々人の感覚によって異なります。
勝ち組と思える企業の基準は自分のなかにしかないので、一般的な基準ではなく自分なりの希望条件を明確化することが重要ですね。
大手子会社の評価に迷ったら、よい面・悪い面の両方を総合的に判断しましょう。
全員におすすめできるわけではないですが、メリットの大きな選択肢の1つではあるので、相性のよさを感じた人はぜひ入社を目指してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 大手の子会社が勝ち組と言えるか?は人の価値観によって異なり一般的はできない。
- メリットは入社難易度の低さや待遇の充実度、コンプラ意識や社会的信用の高さなどである。
- デメリットは入社難易度が低くはないこと、出世が難しいことなどである。
- 大手の子会社を探す際はトヨタグループなどを調べたり、エージェントを活用して企業を厳選してもらったりする方法がおすすめである。
- 一般的にやめとけと言われる理由などに着目するのではなく、自分の軸や希望条件を明確化することを意識するとよい。