こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
今回は「大手の子会社へは転職できないのか?」に加えて、「大手の子会社から他社への転職難易度」まで解説していきます。
調べていると、大手の子会社に就職するとぬるいから、転職するとなったらキツイという意見が見られました。
そこで本記事では、「大手の子会社へは転職できないのか?」「大手の子会社から他社に転職することはできないのか?」「大手の子会社から親会社へは転職できないのか?」という点を中心に解説していきます。
大手の子会社への就職を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
大手の子会社は親会社の信頼があるがゆえに仕事がしやすく、他社に転用可能なスキルがつきにくいと聞いたことがあります。
そういう場合も当然ある。でも一概には言えないから、詳しく解説していくね!
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大手の子会社へは転職できないのか?
早速本題に入っていきます。
大手の子会社から他社への転職は難しいのか?
結論から言うと、大手の子会社への転職は可能です。
「大手の子会社は中途は親会社からの出向しか採用しない」という事実は全くありません。
また大手A社の子会社から、別の大手B社の子会社への転職も可能です。
もちろん企業によっては、競合他社の人間を採用しないと決めている企業もありますが、自社に合う人材や必要とするスキルを持つ人材であれば積極的に採用しますね。
よって大手の子会社へは転職できないと諦めずに、転職先の候補に入れても問題ないと言えます。
大手の子会社は自社グループの人間しか中途で採用しないということはないんですね。
もちろん企業によって採用方針をそう設定している企業もあるけど、それは少数派。大手の子会社も大企業であることも多く、他社からも採用しないと人材確保が間に合わないからね。
大手の子会社から親会社へは転職できない?
次に気になるのが、大手の子会社から親会社への転職です。
これに関しては、非常に難しいが無理ではないというのが結論です。
なぜ非常に難しいのか?
その子会社内で、「親会社へ転職したい」と発言するのが難しいからですね。
親会社と子会社の関係性としては、親会社の方が当然上です。
よって「親会社への転職を希望すること」自体が上司などに失礼だと思われる可能性があります。
(上司など社内の目上の人に対して、あなた達よりも上の立場になりたいというメッセージにもなりかねないから)
それゆえに大手の子会社から親会社への転職は切り出しにくい。
圧倒的なスキルや実績を残して、親会社に引っ張られることに賭けるしかないかな...と僕なら思いますね。
ちなみに大手の子会社から、全く別のグループの親会社への転職は可能です。
ですが、当然、スキルや実績、人柄など評価されないと難しいため(大手の親会社は就職するのが非常に難しい傾向にあるから)、まずは他社からも必要とされるスキルや実績を作ることに注力すべきだと僕は思います。
たしかに子会社から親会社への転職を切り出すのは、社内の人からの目が気になってかなり難しいですね...!
そうなんだよ。そもそも親会社が必要とするスキルや実績があるかどうかも問題になるし、難易度は非常に高いと言えるよね。
大手の子会社から他社へは転職できない?
次に大手の子会社から他社へは転職できるのか?
要するに「大手の子会社の社員の転職市場価値」について考えていきましょう。
大手の子会社の社員に対して、他社の人事が考える良い点、悪い点は以下のとおりです。
【他社の人事が考える良い点】
- 親会社の信頼性があるため前職への信頼度が高い
- 大手のグループ会社に採用された人材だと評価できる
【他社の人事が考える悪い点】
- 大手の子会社はぬるい環境だった可能性がある
- 親会社が顧客の場合は仕事ができるのか不安
要するに、大手の子会社の人材に対して、良い面としては「前職の信頼」であり、悪い面としては「大手の子会社ゆえのぬるさ」にあると言えます。
しかし、これを事前に理解しておけば、デメリットである「大手の子会社ゆえのぬるさ」を払拭するための選考対策が可能になりますよね。
具体的には「他社(御社)にも転用可能なこんなスキルや実績があると伝える」「大手の子会社だけど非常に厳しい環境だったと伝える(もちろんそれが事実なら)」といった方法です。
そもそも他社に転用可能なスキルや実績、人柄が語れないと転職は難しいです。
よって転職先のハードルを下げる必要が出てきます。
まずは今の会社でそれを身につけること、社内では難しいようなら退社後や土日にそういったスキルを身につける努力をすることが重要ですよね。
なるほど!結局のところ、転職ではスキルや実績が見られるわけで、そこが語れない。何もアピールできないなら他社から魅力を感じてもらうことはできないということですね。
それは当然だよね。だからこそ僕はいつも「他社にも転用可能なスキルと実績」にこだわって仕事すべきだと伝えているよ。
大手の子会社に就職するメリットとデメリット
ここまで大手の子会社への転職と、大手の子会社からの転職について解説しました。
この章では、そもそも大手の子会社に転職すべきなのか?
大手の子会社に就職するメリットとデメリットを解説していきます。
結論をわかりやすく伝えるために、「大手の子会社の特徴」と、それを踏まえて「向いている人」と「向いていない人」を表でまとめました。
大手の子会社の特徴 | 向いている人 | 向いていない人 |
---|---|---|
経営の安定性が高い | ・安定志向 | ・成長志向 ・独立志向 |
親会社の信頼を利用できる | ・楽に仕事したい | ・仕事に成長を求める ・転職でのキャリアアップも考えている |
ライバルのレベルが低い | ・仲良く働きたい | ・周りの熱量を重視する |
平均年収が高い | ・家庭の安定を求める | ・年収にこだわりがない |
福利厚生が充実している | ・福利厚生を重視する | ・福利厚生にこだわらない |
役員や部長クラスに出世しにくい | ・出世欲がない | ・出世欲が強い |
親会社の方針や意見の影響が強い | ・自分の意見やアイデア出しを積極的にしない | ・自分の意見やアイデアを出すのが好き |
親会社から微妙な人材がくる | ・周りの人の質にこだわらない | ・周りの人の質へのこだわりが強い |
要するに、大手の子会社は安定性が魅力である一方で、親会社への劣等感や親会社との主従関係がネックになってきます。
大手の子会社に就職するデメリットをまとめた記事を別で詳しく書きました。
大手の子会社への就職を考えた場合、絶対にこの「デメリット」を把握すべきで、それらデメリットをデメリットとして感じない人には向いています。
ぜひ合わせて参考にしてくださいね!
» 【大手の子会社はやめとけ?】子会社に就職するデメリット7選!
一方で、大手の子会社に就職するメリットも詳しく解説しています。
デメリットを把握した上で、メリットにも目を通してくださいね。
» 【大手の子会社に就職するメリット6選】子会社の魅力はこれ!
大手の子会社に就職することにはメリットもあれば、デメリットもあるんですね。
そうだよ。だからこそ「大手の子会社は誰にとってもおすすめ」ではなく、「合う人にはめちゃくちゃ合う」と言える。大事なのは自分に合うかどうかの判断だよね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大手の子会社への転職、大手の子会社から親会社への転職、更には大手の子会社から他社への転職について理解に繋がったのなら嬉しい限りです。
この記事を書いていて、改めて転職を考えると「他社へ転用可能なスキルや実績」を今の仕事を通して身につけることの重要性を感じました。
「転職が難しい」「転職できない」という声を聞くことがありますが、それは「他社へ転用可能なスキルや実績」を身につけていないことや、日々教養を深めたり勉強することで自己投資ができていないことが原因である場合がほとんどです。
この記事を通して、「本当の安定」を手に入れるための学びを持って帰ってもらえたら嬉しいなと。
僕もダメ人間なので、この記事を書きながら反省しつつ、今日も1日頑張ろうと思いました!笑
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 大手子会社へは転職できる。
- 大手子会社から親会社への転職は可能ではあるが、非常に難しい。
- 大手子会社から他社への転職はできるが、それは人による(他社へ転用可能なスキルや実績、また魅力的な人柄かどうかなど)。