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【心理学科は就職できない?】不利と言われる理由と対策は?

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

大学生から「心理学科は就職できないのか?」と質問を受けました。

結論から言うと、そんなことは決してなくて、心理学科は就職できます。

 

むしろ僕が思うに、心理学科は就職に有利な学部だと言えます。

 

今回は心理学科が就職できないのかと聞かれる理由と、心理学科の人がいかに就活を攻略すれば良いのか、これまで7年間就活ブログを運営してきた僕が解説します!

 

心理学科に在籍する大学生や就活生はぜひ参考にしてくださいね!

 

心理学科は就職に有利なのか気になっていました!

そもそも就活は大学の専攻で決まるようなものじゃない。大事なことは選考対策にあるから、そのあたりを詳しく解説していくね!

心理学科は就職できないのか?不利なのか?

 

まず結論から言うと、心理学科でも問題なく就職できます。

なぜなら就活は「ポテンシャル採用」だからです。

 

ポテンシャル採用とは何かというと、その就活生の実績やスキルだけでなく、「将来的にうちの会社で活躍してくれるような人材か?」「うちの会社に合う人材か?」で評価する採用です。

 

特に30代を過ぎた転職では、過去の実績やスキルを見られます。

一方で、就活生は過去の実績やスキルだけで判断せずに、人柄や性格、価値観を大きく評価するんですよね。

 

安田女子大学の心理学科の就職率は100%

 

実際のところ、安田女子大学という大学の心理学科の就職率が公開されていたのですが、就職率は100%です。

(こちらの大学は偏差値が非常に高い難関大学ではありません!)

 

引用:安田女子大学「就職進路

 

他の大学の就職率を見ても、心理学科だろうが就職率は非常に高いです。

よって「心理学科だから就職できない」と考える必要はないことが分かります。

 

【重要】自分に合った企業のエントリー数を増やすべき

 

一方で、どの学部だろうが自分に合った企業にうまくエントリーしないと、内定0になるリスクは十分にあります。

 

よって就活で大事なことは、とにかく自分に合った企業のエントリー数を増やすこと。

 

僕が今就活生なら、求人サイトを利用するだけでなく、就活エージェントに企業を紹介してもらったり、逆求人サイトでスカウトを得るようにしますね。

 

これまで200以上の就活サービスを見てきた中で、就活エージェントなら「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」が大手かつオンラインで面談できるのでおすすめ。

 

逆求人サイトなら「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」がダントツでおすすめです。

サイトごとに利用企業がちがうので、どちらにも登録してスカウト経由で気になる企業があればエントリーします。

 

 

こうした就活サイト・就活サービスのおすすめを厳選した記事も書いているので、心理学科の学生はぜひ参考にして、自分に合った企業のエントリー数をしっかり確保するようにしてくださいね!

» 【結局どれ?】僕が今就活生なら利用する就活サイトはこの6つ|100サイト以上から厳選!

 

就活はポテンシャル採用だからこそ、所属している学科に関係なく、自分に合う企業にエントリーして選考対策を積めば評価されるということですね。

そうだよ。本当に「◯◯学部だから就職できない」という考えは捨てるべき!

心理学科の就活生が取るべき選考対策

 

ここまで心理学科が就職できない、不利でないことが分かったと思います。

 

ですが、「なぜ心理学科を専攻したのか」「心理学科ではどんなことを学んだのか(社会人になってから活かせる学びは何か)」あたりはしっかりと押さえておく必要があります。

 

そこでこの章では、心理学科の就活生が取るべき選考対策を3つ共有します。

人事目線に立った時に、確実に対策すべきことを厳選して解説するので、必ず押さえておいてください!

 

【心理学科の就活生が取るべき選考対策】

  • 心理学科で得た学びを明確化しておく
  • 心理学科を専攻した理由と会社員になることの関連性を整理する
  • 徹底的に自己分析を深めておく

 

対策① 心理学科で得た学びを明確化しておく

 

まず第一に、心理学科で得た学びを明確化しておくべきです。

経営学部や経済学部のような、学ぶことのイメージの付きやすい学部の場合は、人事はそこまで「何を学ぶ学科なの?」と疑問に思わないですよね。

 

一方で、心理学科は「具体的にどんなことを学んでいるの?」という疑問を相手にもたせやすい学部だと僕は思います。

(少なからず僕が人事ならそう思いますね)

 

「具体的にどんなことを学んでいるの?」という人事の疑問に対して、適当な答えや曖昧な答えをしてしまうと、「ああ、この子は大学は適当に勉強してたんだな」と思われてしまう。

 

心理学科という学びに疑問をもたせやすい学部だからこそ、「何を学んだの?どんなことを学んだの?」という質問に対して、明確に答える必要があるんですよね。

 

よって以下のような項目は必ず明確化しておくべきだし、僕が心理学科生なら絶対にします。

 

▼明確化しておくべきこと

  • そもそも心理学科とはどのような学科なのか
  • そんな心理学科の中で何を中心に学んだのか
  • 心理学科での学びの中で最も注力して学んだことは何か
  • 心理学科で学んだことの中で社会人になってから活かせることは何か

 

面接が苦手な人は、人見知りとか話すのが苦手という理由以上に、とにかく「事前の思考量が足りていない」ことがほとんどです。

 

 

事前に少しも考えていないから、質問をされる度に「あ!そんなこと考えたこともなかった!えっーと...」と悩んでしまうんですよね。

それで回答が遅くなったり、パニックになって答えられない。

 

よって「自分が人事の立場だったら、心理学科に通っている大学生に対してどんな疑問を抱くだろうか?」と徹底的に考えて、事前に頭の中で良いので答えを明確化しておくことが重要です!

 

(注意点として、この時の回答を文章で書き出してしまうと、それをセリフのように面接で話してしまうので、頭の中で明確化するだけに留めた方が良いと考えています!書くとしてもセリフとして書かずにメモ程度で!)

 

対策② 心理学科を専攻した理由と会社員になることの関連性を整理する

 

次に、心理学科を専攻している学生に対して、大人が思うのが「カウンセラーとか何かになるために心理学科を選んだのでは?心理学科からなぜ会社員なの?」という疑問。

 

これは事前に明確化しておくべきです。

 

「なぜ心理学科を専攻したのか?」と「なぜ心理学科を専攻したのに会社員になるのか?」という2点を明確化しておきましょう。

 

そうすることで、心理学科を専攻した理由と会社員になることの関連性を整理することができ、それを人事に丁寧に説明すれば「この子は考えがしっかりしているな」と評価してもらうことができます。

 

一方で、ここを考えておかないと、「なぜ心理学科を専攻したのに会社員の道を選択したのでしょうか?」と聞かれた時に、困って適当な回答になってしまう。

それだと人事から適当に進路を選ぶ人だと、考えの浅い人だとしてマイナス評価される可能性があります。

 

例えば、僕なら「心理学」とは人間の行動原理の本質を探る学問だと思っていて、それこそビジネスに直結する学問だと思うんですよね。

 

それを高校生の頃に考え、会社員こそ心理学を勉強し、顧客心理を学ぶべきだと考えて心理学科を専攻したと答えるでしょう。

(こうした説明で大事なことは、正解が何かではなく、理由がしっかりしているか?つまりは論理的思考で説明できることにあります)

 

対策③ 徹底的に自己分析を深めておく

 

そして最後、これは心理学科の学生に限らず、就活では自己分析が最も重要です。

 

なぜなら自己分析は、つまりは「自己理解」であって、自己理解ができないと「自分はどんな会社が合うのか」と企業選びもできません。

更には自己理解ができていない人が、人事に「自分について」を語ることができるはずないんですよね。

 

僕は元々、常日頃から自己分析をしまくっているタイプの人間です。

何か行動した時や何か起こった時に、「なぜ自分はこれが好きなのか?」「なぜこの行動を取ったのか?」「なぜ萎えたのか?」「自分はどうしたいのか?」とか色々考えてしまいます。

 

これによってめちゃくちゃ生きづらいのですが...自己理解はすごいできる。

常日頃から自己理解が習慣化している人は、意外と就活が得意なんですよね。

なぜなら自己分析が日常生活の中でできているから。

(それでも就活に必要な自己理解は足りていないので自己分析を追加でする必要があるのですが...!)

 

一方で、「なぜ自分は◯◯?」と日常生活の中で考えないタイプの人は、自己理解が全くできていないので、就活期に時間をとって自己分析をする必要があります。

 

就活の基盤はとにかく自己分析です!

自己理解が深ければ、人事から何を聞かれても答えることができます。

(なぜなら既にその質問に近いことは自己理解できているから)

 

自己分析の具体的なやり方を、マンガでわかりやすく解説した記事があるので、「自己分析がまだ甘いな...」と感じている方は、絶対に取り組んでください。

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

こうして心理学科生に必要な対策を見ていくと、「人事だったらこれを疑問に思うだろうな」と人事の立場に立って選考対策することの重要性が分かりますね!

そうなんだよ。就活は「対人」だから、その相手の立場に立って考えると、対策すべきことは見えてくるよね!

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心理学科が就職できない・不利だと言われる理由【3選】

 

ここまで心理学科生でも全然就職できることを解説してきました。

一方で、そもそもなぜ心理学科が就職できないと言われることがあるのか?

その理由をこの章では確認していきたいと思います。

 

ネットでの調査を含め、心理学科が就職できない!不利だ!と言われる理由は大きく3つあります。

 

【心理学科が就職できない・不利だと言われる理由】

  • 大学院に進学する人が多いから
  • 直接的にビジネスに活かせるイメージがない学部だから
  • 心理学科は就職に不利だと言う教授や教師がいるから

 

理由① 大学院に進学する人が多いから

 

おそらく一番の理由が、心理学科の学生は大学院に進学する人も多いからです。

大学院への進学率が高い学科は、就職率が当然下がりますよね。

 

なぜ心理学科の大学院への進学率が高いのかと言うと、「臨床心理士」になるために大学院の修了が必須だからだと考えられます。

 

こうした背景もあるからこそ、学部別の就職率だけを見て「◯◯学部は就職に不利だ」というのはナンセンスだと分かりますよね。

 

理由② 直接的にビジネスに活かせるイメージがない学部だから

 

次に「心理学」が経営学部や経済学部のような、他の文系学部よりもビジネスに活かせるイメージがない学部だから不利だと言われがちだと考えられます。

 

ですが、これに関しては僕は間違いだと思っていて、世の中のビジネスの根本は「人の心理」にあるので、それを学ぶ心理学部は会社員になる上で非常に強い学部だと言えます。

 

一方で、経営学部や経済学部に通っていても、全然会社員になってから活かせるような知識を持っていないケースも多いので、学部にとらわれる必要は本当にないですよ。

 

理由③ 心理学科は就職に不利だと言う教授や教師がいるから

 

そして最後、調べていると心理学科が就職に不利だと言う教授や教師がいることがわかりました。

 

 

そもそも教授や教師は社会人経験がない人がほとんどです。

それゆえに、勝手なイメージで「心理学はビジネスに使えない」と安易に考えるのだろうと僕は予測しますね。

 

ですが、心理学は営業、マーケティング、社内での人間関係の構築...など、様々な部分に活かせる学問です。

こうした声は正直気にせずに自分が学びたいことを選択することが重要で、そこでの学びをいかに魅力的に伝えられるか、仕事に活かせるか考えることが重要だと思います。

 

以上が心理学科が就職できない、不利だと言われる理由でした。

これらの理由はどれも的外れであって、心理学科は就職できます。

 

具体的に心理学科の就職先や人気の職種をまとめた記事も書きました!

この記事と合わせて参考にしてくださいね!

» 【心理学部の就職先一覧】大学の卒業データを元に徹底解説!

 

心理学科は大学院へ進学する人が多いからこそ、学卒からの就職率だけ見ると低くなる傾向があるんですね。就職率だけで見ずに、そういった背景まで確認すべきだと思いました。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

心理学科でも問題なく就職できることが、この記事を通して分かったと思います。

 

就活や転職に関して言うと、結局のところうまくいくかいかないかは専攻ではなく、「個人」にかかっています。

特に新卒採用はポテンシャル採用なのでそれが顕著です。

 

この記事でも取るべき選考対策の一部を紹介しました。

ぜひその対策から始めて、就活を成功させていきましょう!

その役に必ず立つような情報を、この就活攻略論ではこれからも発信し続けていきます!

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 心理学科は就職できないということはない。
  • 心理学科が就職が不利だと言われる理由としては、「大学院に進学する人が多いから」「直接的にビジネスに活かせるイメージがない学部だから」「心理学科は就職に不利だと言う教授や教師がいるから」などの理由が挙げられる。