こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は800以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
今回は理系出身の就活生が就職できるおすすめ職種を解説していきます。
理系と文系で就職先に大きな違いがあるのはわかりますよね。
でも具体的に、理系の就活生が就職できる職種は意外と理解できていない。
ここを知らないままだと、無駄な企業探しにも繋がるリスクがあります。
本記事では理系におすすめの職種を共有するとともに、具体的に就職する方法まで解説していくので、ぜひ参考にしてください!
- そもそも理系とは?
- 【総論】理系学部は就活で有利なのか?
- 理系学生が就職できるおすすめ職種【5選】
- 理系学生が希望する職種に就職する方法【3選】
- 理系就職で自分に向いている職種の見つけ方
- 理系就活生におすすめの業界【7選】
- 本記事の要点まとめ
そもそも理系とは?
理系の就活について解説する前に、まずは理系学部について一旦整理しておきます。
理系といわれる学部は主に以下のとおりです。
【主な理系学部一覧】
- 理学部
- 工学部
- 医学部
- 薬学部
- 農学部
- 情報学部
- 建築学部
この他に理系学部は存在しますが、一般的にはこれらの学部になります。
文系学部との違いは「研究がメインであること」ですね。
そのため、文系学部よりも専門性が高い学部が多いのが特徴。
これが就活においても文系と理系の差を生む要因になっています。
つまり、理研学部の方が専門性の高い職種に入れるということです。
ただ、専門性が高いほど枠が狭くなる傾向もあるので要注意。
次章以降で具体的な職種や就職する方法を解説していくよ!
【総論】理系学部は就活で有利なのか?
就活をしていると、文系よりも理系の方が有利だという話を聞きますよね。
結論、確かに理系の方が有利な面が多いといえます。
【理系が文系よりも就活に有利な理由】
- 文系就職が可能である
- 理系限定のセミナーなどが多い
- 個別の紹介による就活がしやすい
理由① 文系就職が可能である
一番大きな理由は「理系出身の学生は文系就職が可能だということ」です。
つまり、文系よりも受けれる職種の幅が広いということ。
理系学生は文系職種と言われる営業職や事務職なんかも受けることが出来ます。
一方、理系職種は研究職など専門性を求められるので、文系出身だと選考を受けることができません。
理系出身の学生は職種において色んな選択肢が最初からあるので、その点が就職活動で有利だといえますね。
理由② 理系限定のセミナーなどが多い
次に「理系限定のセミナーなどが多いこと」が挙げられます。
先ほどもお伝えした通り、理系限定の職種が多いことから、必然的に理系限定の選考対策セミナーなんかも多いんですよね。
逆に文系限定のセミナーとかって聞いたことないですよね。
この点からも、理系学生のニーズの高さがうかがえますね。
理由➂ 個別の紹介による就職がしやすい
理系学生の中心は研究作業です。
そのため、ゼミ単位での活動が多くなり、大学教授とのかかわりも深くなります。
大学教授は企業の顧問などをしているので、教授の推薦という形で個別の紹介経由の就職ができるんですよね。
繋がりを持つ教授が絡んでいるので、推薦による選考は内定率も非常に高い。
こういったメリットがあるのも、理系学生の特権ですね。
たしかにこう考えると、理系が有利だと言われるのも納得です。
この構造はずっと前から変わらないんだ。だからこそ、理系学生はメリットを活かした就活をするのが大切なんだよ。
理系学生が就職できるおすすめ職種【5選】
この章では、理系学部から新卒で就職できる職種の中で、特におすすめの職種を解説していきます。
以下の職種は特に新卒で入社しやすいですよ。
【理系学部から就職できるおすすめ職種5つ】
- 研究開発職
- 技術職
- 生産技術職
- エンジニア職
- セールスエンジニア職
おすすめ職種① 研究開発職
まずは研究開発職ですね。
理系ならでは代表的な職種になります。
向いている人の性格や特徴
とにかく1つの物事に集中できて、忍耐力のある人が向いていますね。
研究や開発は長期間同じ作業を繰り返しますから、飽きずに黙々と成果を出すことにこだわれる人が望ましいです。
求められるスキルや経験
とにかく専門性の高い知識などが求められますね!
各々、所属していた学部で学んだことを基礎として、それらを仕事に応用していくと言ったイメージですね。
おすすめ職種② 技術職
こちらも理系学生の多くが就職していますね。
業界問わずニーズのある職種になります。
向いている人の性格や特徴
現状よりも更に良いものを作ろうという向上心が求められます。
新規・既存問わず、製品設計は非常に大切な部分であり、ここが崩れてしまうと全てがダメになってしまいますので。
求められるスキルや経験
理系全般のスキルに加えて、数学に関する知識が必要となります。
設計では数字を扱うのが当たり前なので、数学が好きな人が向いていると言えます。
おすすめ職種➂ 生産技術職
続いての職種は生産技術職です。
製造業における製造ラインの管理や商品の品質管理をメインに取り扱います。
向いている人の性格や特徴
傾聴能力が高い人が向いていますね。
また、俯瞰的に物事を見ることが出来る人は生産技術職に向いています。
求められるスキルや経験
特にコミュニケーション力が重要視されます。
実際にライン作業に携わる分、現場間での連携が必ず必要となるからです。
おすすめ職種④ エンジニア職
次にエンジニア職になります。
最近では文系からの採用も積極的に行われていますが、入社時点で専門性を有する理系学生のニーズは依然として高いですよ!
向いている人の性格や特徴
変化を好む人はITエンジニアに向いていると言えます。
IT業界では技術の変化が激しいので、常に変化を求められますからね。
求められるスキルや経験
プログラミングスキルが一定数必要となるケースが多いです。
また、文章作成力が求められるシーンも多々あります。
おすすめ職種⑤ セールスエンジニア職
営業職の中でも特に高い専門性を求められるのがセールスエンジニア職です。
普通の営業とは違い専門知識が必要なので、文系ではなく理系が好まれる傾向にありますよ!
向いている人の性格や特徴
営業職全般ですが、社交性の高い人は向いていますね
顧客と円滑なコミュニケーションを取れる人は、仕事もスムーズにこなすことが出来るでしょう。
求められるスキルや経験
自社製品に関する知識はもちろん、製造工程まで詳しくなる必要があります。
また、それを顧客に説明することが仕事なので、コミュニケーション力・プレゼンテーション力も試されますね。
【補足】これ以外にも職種は多数存在する
ここでご紹介した職種はほんの一部に過ぎません。
就活生が目指せる職種って、実はまだほかにもたくさんあるんですよね。
新卒でなれる職種については「【職種一覧】就活生が押さえるべき「56の職種」を詳しく解説!」にて詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください!
理系ならではの職種ばかりですね。
理系に特化した職種であり文系は受けられないからこそ、ねらい目でもあるんだ。それを理解した上で、戦略的に志望企業を決めていくのがおすすめだよ。
理系学生が希望する職種に就職する方法【3選】
おすすめの職種を共有したので、次にそれらの職種に就職する方法を解説します。
就職する方法としては大きく3つあります。
【理系学生が希望する職種に就職する方法】
- ESの質を高める
- 逆求人サイトで効率的に就活をする
- 就活エージェントを利用して希望職種のみ紹介して貰う
- ゼミ教授に対し積極的に就活相談をする
方法① ESの質を高める
まずはエントリーシートの質を高めることが最重要になります。
特に理系就活の場合、専門知識などをアピールするのって難しいんですよね。
必ずしも採用担当者に専門知識があるわけではなく、専門用語も使いづらい。
そのため、エントリーシートの質を高めて、相手に伝わるようにすることが重要。
その点を押さえたエントリーシートの質を高める方法を別記事にまとめました!
他就活生との差別化にも繋がるので、自信が無い人はぜひ読んでみて下さい。
方法② 逆求人サイトで効率的に就職活動をする
逆求人サイトは求人サイトと違い、企業の人事担当者が就活生のプロフィールを見てスカウトを送る形になっています。
つまりプロフィールを入力するだけで企業側から声をかけてもらえる。
企業探しの手間が省けるので、就活の効率化にもってこいです!
また、逆求人サイトを使う上で大切なのは複数サイトを併用すること。
なぜなら登録企業がサイトごとに違うので、複数サイトを併用することで網羅的に企業を把握できるから。
下記3サイトは大手で特に有名なものばかりなので、登録必須ですね!
【絶対に併用利用すべき逆求人サイト3選 ※すべて完全無料】
ー利用企業数が7300社を超える最強の逆求人サイト
ー経済産業省や資生堂、マイクロソフトも利用するほどの信頼性
ー利用企業数が6300社以上のこちらも大手逆求人サイト
ー21卒以降の学生が35万人も登録するほどの支持の高さ
・キミスカ
ー大手企業のグループ会社など穴場企業が多い逆求人サイト
ー サイトの使いやすさや提供する適性検査の質はピカイチ
方法➂ 就活エージェントを利用して希望職種だけ紹介して貰う
就活エージェントは民間の人材会社が就活生向けに提供する無料サービスです。
面談を元にした求人の紹介をメインとして、紹介先の企業からの内定を獲得するための選考支援など一貫して受けられるのが特徴ですね。
非公開求人もあるので、就活サイトには掲載されていない求人に出会える可能性も非常に高いです。
専門人材を求める企業も多数利用していますよ!
就活エージェントの中で僕が特におすすめするのは以下の4つです。
(それぞれのエージェントについては「就活エージェントおすすめランキング【1位〜16位】」にて詳しく解説していますよ!)
【就活マンがおすすめする就活エージェント4選】
- キャリアチケット
- Jobspring(ジョブスプリング)
- キャリアパーク就職エージェント
- DiG UP CAREER(ディグアップキャリア)
方法④ ゼミ教授に対し積極的に就活相談をする
先ほど解説したとおり、教授の推薦による就職は理系の大きなメリットです。
ただ、突然「◯◯の企業を紹介してください」といっても、なかなか紹介してもらうのは難しいですよね。
そのため、普段からゼミ教授と積極的に関わり就活に関しても相談しましょう。
希望業界や職種を伝えておけば、教授が求人情報を得た際に「あの学生が希望してるから紹介しよう!」となりますよね。
加えて、推薦する教授も紹介責任があるので、よく知らない学生には話しません。
普段から関わることで、自分の事を知ってもらっておくことが重要です!
就活サイトを駆使しつつ、教授ともコミュニケーションを取るのが大切ですね。
こられを押さえておけば成功はグッと近づくよ。実際に農学部出身の僕もこの方法を駆使して、結果的に22社から内定を獲得したんだ!
理系就職で自分に向いている職種の見つけ方
希望する職種に就職する方法を共有しました。
ただ、それ以前に自分に向いている職種を知りたい方もいますよね。
そこで本章では、自分に向いている職種の見つけ方を解説します!
3ステップで完了するので効率的に職種探しができますよ。
なお、職種の決め方については「【就活での職種の決め方】3ステップで向いてる仕事が決める!」にて詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください!
【就活での職種の決め方】
- 適性検査によって「向いている仕事内容」を理解する
- 新卒で就職できる職種を把握する
- 自己分析を深めて職種選択の精度を高める
ステップ① 適性検査によって「向いている仕事内容」を理解する
僕は職種選びで大切にしていることがあります。
それは「したい仕事」より「向いている仕事」を選ぶということ。
どれだけ自分がしたいと思う仕事でも、向いてなくて評価されなければ辛いですよね。
一方、向いている仕事であれば評価もされるし成長も早いので、必然的に「したい仕事」にもなっていくし、何よりその仕事を好きになれる。
以上の理由から就活生にも「自分が向いている仕事」という視点で職種選びをしてもらうことをおすすめします。
自分に向いている仕事内容は適性検査で把握できる
そして、この「自分に向いている仕事内容」を把握するのにおすすめが適性検査です。
適性検査とは、アンケートのような診断を受けることで、自分の性格や向いている仕事を客観的データで表示してくれるもの。
僕はこれまで20以上の適性検査を受けましたが、最もおすすめはキミスカという逆求人サイトが無料で提供している適性検査でした。
【キミスカの適性検査の利用方法】
- 「キミスカ公式サイト」から公式サイトにアクセスする
- 自分が当てはまる年度をクリックして会員登録をする
- マイページから「適性検査」を受験
- マイページからいつでも適性検査の結果を取得可能!
キミスカの適性検査は15分ほどで受験ができ、就活生なら無料で利用できる。
職種を決める上では、自分の主観だけで決めるよりも、こうしたデータも取り入れることで精度が増します。
まずは適性検査を駆使して、自分に向いている仕事内容を把握しましょう。
これがステップ①ですべき作業です。
ステップ② 新卒で就職できる職種を把握する
適性検査を終えたら、次にすべきは「新卒で就職できる職種を把握すること」です。
そもそもどんな職種があるのか知らないと選ぶことができませんからね。
それぞれの職種については「【新卒向け】“職種一覧”をとにかく分かりやすく解説!」にて詳しくかつ分かりやすく解説しているので、こちらも合わせて確認してください!
ステップ③ 自己分析を深めて職種選択の精度を高める
自分に向いている仕事を理解し、新卒が就職できる職種を把握したら、最後に重要なのは「希望する職種に就職すること」です。
職種決定の精度を高めるには自己分析が最重要事項になります。
自己分析をすることで自分の向き不向きをさらに理解し、その職種に就職する精度を高めることができます!
自己分析の具体的な方法については、別記事で詳しく解説しました。
面倒なイメージのある自己分析を、マンガを使うことでとにかく分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
自分に向いている職種を徹底的に洗い出すことができますね!
ここまで徹底する就活生は少ないんだ。僕は就活のゴールを内定じゃなく「納得する企業に入社すること」としてるから、職種選びで手を抜くのは絶対におすすめしないよ!
理系就活生におすすめの業界【7選】
最後に理系学生におすすめの業界を共有します。
職種とともに業界も把握しておくことで、ミスマッチのリスクを減らしましょう!
【理系学部から就職できるおすすめ業界】
- IT業界
- 食品業界
- 自動車業界
- 化学業界
- 製薬業界
- 電子・半導体業界
- 化粧品業界
おすすめ業界① IT業界
「IT業界」はその名の通り、インターネットを活用した製品やサービスを活用している業界ですね。
IT業界の中でも細分化すると「ハード・ソフトウェア」「情報処理サービス」「WEB・インターネット」など多岐に渡ります。
おすすめ業界② 食品業界
「食品業界」は自社で製造した加工食品を、卸や小売店を通して最終消費者に販売するのがミッションです。
食品という生活に不可欠なものを取り扱うことから安定しており、毎年就活生に人気の高い業界ですね。
大手食品メーカーは倍率も高く、内定を貰うだけでも大変ですが、安定した経営基盤や年収が貰えるのも魅力でしょう。
おすすめ業界➂ 自動車業界
「自動車業界」は自動車に携わる企業全てのことを指します。
自動車を製造する自動車メーカーや、部品・素材メーカー、販売会社など多くの業態が含まれます。
近年では電気自動車や自動運転などの新しい技術を取り入れており、人々の生活が豊かになるような自動車を生み出しています。
おすすめ業界④ 化学業界
「化学業界」は化学製品を作るための材料を製造している業界です。
化学製品は化粧品・洗剤・医薬品など様々ですが、それらの材料となるものを生産しているんですね。
化学メーカーは大きく分類すると3種類あり、「総合化学」「誘導品」「電子材料」となります。
おすすめ業界⑤ 製薬業界
「製薬業界」は医薬品の開発・販売を主な事業としており、人々の生活に無くてはならない存在です。
MR職や薬剤師など、製薬会社に関わる職種は全てこの製薬業界に集約されます。
安定した年収もまた魅力の1つであり、文理問わず人気の高い業界となっています。
おすすめ業界⑥ 電子・半導体業界
「電子・半導体業界」は電子部品や半導体の製造をしている業界となります。
電子部品はスマホやパソコン内部に必ず組み込まれており、電子機器に無くてはならない部品となります。
一方半導体とはデータ保存や計算などを行うものであり、こちらも電子部品同様に取り扱われています。
おすすめ業界⑦ 化粧品業界
「化粧品業界」は化粧品の開発・製造・販売を一貫して行っている業界です。
化粧品と言えば美容関係の商品をイメージしがちですが、実はトイレ用品なんかも化粧品に含まれます。
化粧品業界は女子就活生の間で特に人気が高く、ブランドイメージの強い企業が多く揃っているのも特徴です。
【補足】ホワイト企業に就職する方法
ここで紹介した業界はどれも就活生から高い人気を誇っています。
なぜならホワイト業界だから。
就活攻略論ではホワイト企業を「社員を大切にする企業」と定義しています。
残業時間や離職率が低く、休暇取得数が多いことなどが目安ですね!
ホワイト企業への就職方法については、別記事にてくわしく解説しています。
ホワイト企業を目指す方は必見です!
ホワイト業界だからこそおすすめなんですね!
間違いないね。ただ、だからこそ人気もあり倍率も高い。ホワイト企業の選考に合わせた対策が重要になってくるんだ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
理系学生が就職できる職種について、網羅的に解説してきました。
理系学生が就活で有利なのは間違いないかと思います。
ただそれで油断してしまったら、せっかくのアドバンテージも無駄になります。
なぜ有利なのかを把握したうえで、文系学生同様の対策を踏めば圧倒できる。
そのための方法も全てこの記事にて共有しました!
自分に向いている職種を理解した上でアドバンテージを活かし、納得する形で就活を終えてくださいね!
それでは最後に本記事の要点をまとめておきましょうか。
【本記事の要点】
- 理系は職種の幅が広いことなどから、文系よりも有利に就活できる。
- おすすめ職種は専門性を発揮できる分野である。
- 就活サイトを併用しつつ教授と積極的に関わることが成功の秘訣。
- 自分に向いている職種の見つけ方は3ステップで行うのがおすすめ。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた700の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/