こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
エントリーシートで必ずと言っていいほど聞かれる項目の一つが「特技」です。
よくプロフィールに書く機会があったりするので、エントリーシートでもあまり深く考えずに書いてしまいがちです。
でも何でほとんどのエントリーシートで企業が特技を聞いてくるのか考えたことはありますか?
意味もないのにとりあえず聞いているわけではないんです。
そこで今回は「就活に使えるおすすめの特技30個」をご紹介するとともに、企業が特技を聞いてくる理由や伝わる特技の書き方まで徹底解説していきます。
この記事を読めば就活における「特技」について網羅できるので、ぜひ参考にしてください!
たしかに特技を聞かれる機会って多いですよね。
意味もなく質問してるわけじゃないんだ。企業側にも意図があるわけだから、しっかりと意図を把握した上で回答するべきだよ!
- 【特技一覧表】就活生がアピールできる30の特技例
- 新卒就活や転職のために特技を知りたい人へ
- “実際に就活生が書いた特技の文章例”を参考にしよう
- 就活で特技として語れるかどうかの基準とは?
- 就活生が自身の特技を見つける方法
- 就活で特技を聞かれる理由(面接官の質問意図)
- 就活で伝えるべきでない特技とは?
- 就活での特技の”効果的な”書き方・伝え方
- 就活で使える特技の文章例文
- 本記事の要点まとめ
【特技一覧表】就活生がアピールできる30の特技例
早速ですが、就活生がアピールできる特技を紹介していきます。
全30種類の特技を一覧にしてみました!
また特技の一覧と一緒に「アピールポイント」と「仕事でどう役立つか」についても一覧化しています。
ただ特技を見つけるだけでなく、“その特技をエントリーシートや面接でどう企業に伝えるか”が非常に重要になってくるので、こちらも要チェックです。
特技 | アピールポイント | 仕事でどう役立つか |
---|---|---|
スポーツ(団体) | 組織として成果を挙げた経験や組織内の役割を全うした経験 | チームの一員として成果を挙げるために役割を全うできる |
スポーツ(個人) | 忍耐力や継続力、自分で自分を律して取り組む力 | 常に向上心を持ち、困難な課題に対しても粘り強く強く取り組むことができる |
英会話 | 知見や視野を広げるため海外に目を向け語学力を身に付けたこと | 好奇心旺盛で与えられた業務に限らず自己成長のために努力できる |
綺麗に写真を撮る | 多くの人が目につかないようなものに対して気付きを持ってる | 周囲に対する気配りや配慮ができる |
人前で歌を歌う | 自分の言いたいことや表現したいことを伝えることができる | 自らの意見を持ち、それを上司や同僚と共有することができる |
楽器演奏 | 個人のスキル、周囲とのチームワークの両方を身に付けることができる | 自己成長しつつ、周囲と協力して成果を挙げることができる |
絵を描く | 見たもの、イメージしたものを表現する力に長けている | 自分が持つイメージや経験などを共有することができる |
本を読む | 幅広い知見を持っている。文章把握能力や速読の能力に長けている。 | 幅広い情報収集が可能。自己成長にもつながる |
プログラミング | ネット上において自分がイメージした形を作り上げることができる | ネット上で提供可能なサービスを具体的にイメージしながら仕事ができる |
料理 | 完成したものをイメージしながらそれを表現できる | 商品やサービスの完成形をイメージしたうえで業務に取り組める |
掃除 | 人は嫌がるがやらなければならないことを率先して行う責任感がある | 人が嫌がる仕事に対しても責任感を持って積極的に取り組める |
早寝早起き | 規則正しい生活をおくるために自分自身を律する力がある | ブレることなく社会人として自分を律しながら成長できる |
SNS | 情報収集力、ブランディング能力、発信能力などを身に付けている | マーケティングに活かせる情報収集や企業PRのためのブランディング |
動画制作 | 動画を通じて自分が伝えたいことなどを表現できる | プレゼン資料などを従来のパワポではなく動画で作成するなど |
無遅刻無欠席 | 決められたルールの中で日々継続して物事に取り組める | 社内規則を遵守し、ミスなく淡々と日々の業務を遂行できる |
人とすぐに仲良くなる | 相手との距離感を把握しつつ、最適な方法で距離を縮められる | 上司や同僚などの社内、営業先や顧客など社外の両方で幅広い人脈形成 |
裁縫 | 目の前の物事に対して黙々と集中して取り組むことができる | 一つ一つの仕事に真摯に向き合い、妥協することなく取り組める |
人に物事を教える | 人にわかりやすく教えるために、まず自分自身で情報を整理できる | 情報を整理したうえで正確に伝えることで効率的な業務に貢献 |
記憶力 | 人よりも多くの情報を自分の中に入れることができる | 業務理解や現状把握など情報力で会社に貢献することができる |
暗算 | 数字に強い | 事務職、特に経理や財務に強みを生かすことができる。 |
整理整頓 | 周囲の環境を整えることで効率的に物事を進められる | 日々の業務におけるミスの軽減、効率的な業務把握ができる |
節約 | 物事の必要性に応じて優先順位をつけることができる | 事務職に強み。業務の優先順位や最低限の予算での職務遂行が可能 |
マジック | 周囲の人を驚かせることにやりがいを感じる、その準備が徹底できる | 企画や営業提案において相手の想像を超える提案のための準備に強み |
運転 | 集中力があり、緊張感のある中でも最大限のパフォーマンスが可能 | プレッシャーのかかる仕事や緊張感のある現場でこそ活躍できる |
旅行の計画 | 予算や行程など全体が上手く流れるための計画力 | 事業や企画を成功させるための道筋を考えた上で計画的に行動できる |
プレゼント選び | 好みや興味のあることをリサーチ、相手の立場に立って考える力 | 顧客や営業先の立場に立ち、相手の求めていることを把握できる |
モノマネ | 相手の特徴やクセなどを観察する力 | 上司や先輩のスキルを盗める、営業先の細かな把握ができる |
手話 | 語学同様、より多くの方とコミュニケーションを取ることができる | 自分にしかできないコミュニケーション能力がある |
将棋・囲碁 | 先を見据えた思考力、相手の考えを読む力 | 対企業、対顧客との駆け引きにおいて優位に立てる |
筋トレ | 目標を決めたうえで、自発的に行動することができる | 常に自己啓発を行い、自己成長に努めることができる |
こうして見て分かるように、「特技が何か」はそこまで重要じゃありません。
SNSだろうが、モノマネだろうが、他人よりも少し得意なら特技として語れる。
大事なことは「その特技を持っていることでどんなアピールに繋がるのか」「その特技が仕事でどう役立つのか」ということ。
自分なりにそれらを理解しておきましょうね。
早寝早起きやSNSまで特技になるんですね!
人よりちょっと得意なことで十分なんだ。
何をネタにするかではなく、その特技を通じて何を学び、どう活かせるかが大切になるからね!
新卒就活や転職のために特技を知りたい人へ
この記事を読んでいただいている方の中には、今まさに新卒就活や転職の真っ只中で、特技を知りたいと思って記事にたどり着いた方も多いかと思います。
特技を調べてる理由って、結局は就活や転職を成功させたいからですよね。
そこで特技に関する細かい解説をする前に、就活や転職を成功させるために僕がおすすめする具体的な施策を共有しておきますね。
就活と転職それぞれに分けて、解説していきます。
【新卒就活生向け】就活を成功に導く方法
まずは新卒就活生向けの具体的な方法について。
新卒就活の場合、一つの大きなゴールは”内定獲得”かと思います。
とはいえ、一般的なナビサイトだけの利用では、そう簡単に内定はでません。
そこでおすすめなのが「就活エージェントの利用」です。
就活エージェントとは、初回のヒアリングにおいて希望内容や条件などを伝えると、専任のエージェントが求人紹介から選考対策までマンツーマンでサポートしてくれるサービスのこと。
僕は現状、最も効率的に内定を獲得できるサービスだと考えています。
ただ就活エージェントは種類が多いので、結局「どの就活エージェントを利用すれば良いのか?」と悩みますよね。
(質が低い就活エージェントを使うと、紹介される求人の質が低く、選考サポートも適当なのでどれを選ぶかはめちゃくちゃ重要です)
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。
その中で、僕が今就活生なら利用するのは「キャリアチケット」と「
ミーツカンパニー就活サポート」と「
イロダスサロン」の3つ。(すべて全国対応・オンライン面談可能・完全無料なのも良い!)
これら3つ全ての初回面談を受けて、質の高い担当者2名を厳選します。
他の就活エージェントの多くは、利用者の評判が悪かったり、全然良い求人を紹介してくれないという悪い口コミも多い。
一方で、これら3つは利用者の評判が抜群に良いので、最初に利用する就活エージェントとして最適だと僕は考えています。
ちなみに初回面談では、担当者の質を見極めるため「自己分析を深く行ってくれるかどうか」と「自分の希望に合った求人を紹介してくれるか」の2点を必ず押さえておいてください!
この2つが適当な担当者は速攻切るべきですw(就活エージェントは質の低い担当者だと利用価値が非常に低いので!)
この3つ以外の就活エージェントに関してもおすすめはあります。
「就活エージェントおすすめランキング【1位〜20位】」の記事にて、僕のおすすめをランキング化しておいたので、合わせて参考にしてくださいね!
【転職者向け】転職を成功に導く方法
僕はこれまで7年間、就活や転職だけを極めてきました。
そんな僕が考えるに、まず転職するなら「評判の良い転職エージェントだけを2〜3社使う→紹介された求人を口コミサイトで調べる」がシンプルですが最適解だと考えています。
ポイントは必ず親身になってくれる良い転職エージェントを使うことと、口コミサイトで自分でもしっかりと1社1社確認すること。
僕のおすすめの転職エージェントは、20代なら「UZUZ(ウズウズ)」と「
就職Shop」です。
(理系出身者であれば「UZUZ理系」で特化する方法も併用すべきです!)
ITエンジニアなどのWeb業界への転職を考えている場合は「レバテックキャリア」が、僕が調べたところの口コミが最も良く、年収が上がる転職ができることが多いです。
以下の口コミにあるように、レバテックキャリアは年収が高いホワイト企業の求人も多いのが魅力です!
大阪希望か、SE続けるか、とかで変わってくるけど俺は今の会社はワークポート使って入った SE続けるならレバテックキャリアもいいかも レバテックキャリアはSE専門 内定は決まらんかったけど同じ求人でもワークポートより年収高い求人多い
— そまゆん (@somaaayu) July 16, 2021
これらの転職エージェントは、オンライン面談にも対応しており、かつ親身な対応として口コミが非常に良いのでおすすめです。
(僕は超大手の転職エージェントを利用したことがありますが、大量の求人を押し付けられるだけだったので微妙でした...)
これら評判の良い転職エージェントの初回面談を受けて連携し、求人を紹介してもらったら、紹介された求人を「openwork」や「ライトハウス」といった口コミサイトで確認してください。
そしてその中で「これは嫌な口コミだな、情報だな」と思うことがあれば、担当者に話して事実確認を進める。
これがシンプルですが、ベストです。
これらの方法をステップごとに以下の記事にてまとめました。
転職で「ブラック企業だけは絶対に避けたい!」という方には絶対に実践してほしい内容なので、ぜひご覧ください!
▼ホワイト企業転職への3ステップ
【転職を5年研究した僕の最適解】"ホワイト企業に"転職するための具体的な方法!
就活でも転職でも、忙しい中で活動することになりますよね。であれば、より効率的に成功させるためのサービスを使わないのは絶対に損です。エージェントは全て無料なので、試してみる価値は大きいかと!
“実際に就活生が書いた特技の文章例”を参考にしよう
最初の章で30の特技を紹介してきました。
これらに合わせて「実際に就活生は何を特技として語っているのか」気になりますよね。
他の就活生がどんなエントリーシートを書いているのか?特技を書いているのか?
それを知るためには無料のエントリーシート閲覧サイトを利用しましょう。
最大手であるユニスタイルは、無料会員登録するだけで6万4000枚のエントリーシートが読めるというチートサイトです。
引用:ユニスタイル「三菱商事の本選考ES」
上のような特技だけでなく、ガクチカ、自己PR、志望動機などなど、企業ごとに提出されたエントリーシートが無料で読めるので活用しておきましょう。
(ユニスタイルはこちらから無料で会員登録できますよ!)
ES閲覧サイトを使えば、就活生がどんな特技を書いているのか分かるんですね。
そうだよ!実際に読んでみて「この特技は魅力的に感じる!」と思った文章をメモしておこう。
「なぜそれが魅力的に思えたのか」を考えるとヒントが見えてくるからね。
就活で特技として語れるかどうかの基準とは?
ここまで特技について一覧で見てもらいました。
使えそうなものがあった人もいれば、なかった人もいるかと思います。
そこでこの章では、「就活で特技として語れるかどうかの基準」についてご紹介したいと思います。
僕が考える基準は以下のとおりです。
【就活で使える特技の基準】
- 他人より少し上手くできるもの
- 一定期間継続しているもの
- できるだけ近い時期の経験があるもの
- 本当に好きなもの
基準① 他人より少し上手くできるもの
特技って聞くと「実績が必要」「みんなが認めるだけの実力がないといけない」など身構えてしまいがちです。
でも実は特技って、そんなすごいことじゃなくて大丈夫なんですよね。
「他人より少し上手くできること」であれば、それは全て特技です。
早起きが得意、人より整理整頓ができる、道端に落ちてるゴミにすぐ気が付く、こんな日常の一コマでも特技と呼べるものは溢れています。
就活において特技を伝えるうえで重要なのは、特技の内容じゃなくて、その特技から学んだことや身に付けたことだと僕は考えています。
まずはこのことについて、みなさんに知っててもらいたいです!
基準① 一定期間継続しているもの
特技を伝えるうえで大切なのは、内容ではなく学んだことや身に付けたことだとお伝えしました。
だからこそ企業に伝えるうえで必要なのが説得力です。
例えば特技が野球だったとします。
しかし野球を始めたのは1ヵ月前で、週に1回程度しか練習してないとなると、特技というより趣味に当てはまりますよね。
1ヵ月程度の野球経験から「チームワークを学びました!」と言われても説得力に欠けますし、採用側も納得しないと思います。
明確な基準はありませんが、できれば1年以上は継続しているものが良いですね。
また継続年数が5年とか10年を超えてくると、何の特技にしても「継続力」をアピールすることができるのも大きなメリットですね!
そういった経験がある方は、ぜひ使ってみるべきだと思います。
基準② できるだけ近い時期の経験があるもの
以下の二つの特技を見比べてみてください。
①小学生の時にサッカーをしていたので、特技はサッカーです。
②大学生になりギターを始めて今も続けているので、特技はギターです。
いかがですか?
小学校時代だけの経験をもとにした特技を使うことは悪くはありません。
しかし、小学校時代の経験だけだとそこから学んだことや身に付けたことを説明しづらいんですよね。
小学校時代の経験なので、小学生レベルで感じられる学びしかないわけですし。
その点、直近となる大学時代の経験があると説明もしやすいですし、説得力も増します。
今のあなた自身の価値観に近い状態で経験したことの方が説明しやすく、エピソードなどの記憶整理もしやすいので、なるべく近い時期の経験がある特技がおすすめです。
基準③ 本当に好きなもの
エントリーシートや面接で特技を説明する際、説得力を持たせるには具体的なエピソードが必要になります。
面接官も多くの場合「その学びを得た具体的なエピソードはありますか?」などの質問をしてきます。
そこで回答するのに嘘の特技や興味のないことを書いていると、エピソードもあやふやになりほとんどの場合、嘘が見抜かれてしまいます。
こうなったら選考は通過できません。
先ほど書いた通り特技は「他人より少し上手くできること」で十分なので、嘘をつく必要は全くありません。
今の自分が本当に好きなこと、興味のあること、夢中になっていることで他人より少し上手くできることをアピールしましょう。
【補足】長所や自己PRと一貫性があると良い!
エントリーシートでは特技のほかに、長所や自己PRを書く場合がほとんどです。
そうした場合、特技でアピールする人柄との一貫性があるかを確認しましょう。
例えば自己PRで自分の強みを「コミュニケーション能力」と説明したとします。
そんな方が特技の欄で「特技は読書で一人で黙々と作業することが好き」とアピールしてしまうと矛盾が生じますよね。
こうなった場合は自己PRに合わせた特技を考え直して「コミュニケーション能力がありそう」「社交的な人なんだな」と伝わるような特技を選ぶようにしてください。
野球やサッカーなどの団体スポーツ、英会話などであれば一貫性が出てくるかと思います。
エントリーシートで大切なのは文章を見ただけであなたがどんな人物なのかイメージできるかどうかという点です。
一貫性がなく、ブレブレのエントリーシートだとイメージが湧かず、企業からしても採用しにくいですからね。
こうして見ると特技って意外と見つけやすい気がしますね!
そうなんだ!
もしどうしても見つからない場合は、特技以外の項目から連想される人柄に合わせて特技を考えるのもテクニックの一つだね。
就活生が自身の特技を見つける方法
就活で使える特技の基準については理解してもらえたかと思います。
ではこの基準をもとにして、どのような方法で特技を見つければいいのか。
具体的には以下の3つの方法がおすすめです。
【特技を見つける方法】
- 自己分析を行う
- 趣味から連想する
- 周囲に聞いてみる
特技の見つけ方① 自己分析を行う
そもそも特技って、今まで自分が経験したことの中にしかないんですよね。
サッカーしたことないのに、サッカーが特技って言えませんから。
ということはこれまでの自分の経験だったり記憶を整理する作業が必要になります。
そこで有効なのが「自己分析」です!
就活って結局「自分」という商品の価値を企業にアピールして、採用すればメリットがあると企業が判断すれば内定をもらえるわけです。
つまり、売り込む商品である自分自身を知る作業は最も重要なんですね。
特技についても自分自身を売り込む要素の一つ。
だからこそ自己分析を通した特技探しが有効になる。
自己分析の方法については、以下の記事でマンガでわかりやすく解説しています。
自己分析が深くできていない人は、特に参考にしてください!
特技の見つけ方② 趣味から連想する
先ほどご説明した就活に使える特技の基準の一つに「本当に好きなもの」というのがありましたよね。
つまりこれ、趣味のことでもあるんです。
趣味って別にしないといけないことでもないし、お金を稼げるわけでもありません。
でも単純に好きだから休みの日の時間を使ってでもやりますよね。
そして好きで楽しいからこそ一定期間続くし、気付いたら他人より少し上手くできるようになってたりします。
気付きました?
そうです、先ほどご説明した特技の基準を自然とクリアできちゃってるんです!
特技が見つからない場合、趣味から連想すれば見つけやすいですよ!
特技の見つけ方③ 周囲に聞いてみる
自己分析をしても趣味から連想しても特技が見つからない場合、正直自分で探すのには限界があると思います。
そんなときは思い切って周囲の家族や友人などに聞いてみましょう!
聞く場合は率直に「私の特技って何だと思う?」という聞き方で大丈夫です。
意外と自分が気づいていなかった答えがもらえるかもしれません。
この方法のいいところは、自分のアピールポイントとなる特技が他者から評価されている点です。
いくら自分で特技だと思っていても、他者からすれば「それって特技?」となる場合もあります。
その点、この方法であればあなたをよく知る人が「ここが人よりちょっと優れている」と教えてもらえるため、企業にもアピールしやすいですよね!
特技を見つけるには今までの経験を洗い出しが重要なんですね。
経験したことからしか特技は生まれないからね!
徹底的に自分と向き合えば必ずだれもが特技を見つけることができるよ。
就活で特技を聞かれる理由(面接官の質問意図)
そもそも就活で企業が特技を聞く理由ってなんだと思いますか?
エントリーシートの限られた枠、面接の限られた時間の中で企業は少しでも多く就活生のことを知ろうとしています。
そんな重要な場面において必ずといっていいほど特技って聞かれるんですよね。
つまり、それだけ就活において企業は重視しているってことです。
就活で特技を聞かれる理由は主に3つあります。
【特技を聞かれる理由】
- アイスブレイクを図っている
- 特技から人物をイメージしている
- 業務の適性を見ている
質問意図① アイスブレイクを図っている
自己PRやガクチカなどに比べて、特技って答えやすいですよね。
だから就活生の緊張をほぐす話題としてはもってこいなんです。
そのため、面接においても特技を聞かれるのは序盤がほとんど。
まずは会話のキャッチボールを行い、場を和ませた上で就活生の本当の姿を引き出していくことが狙いです。
でもアイスブレイクのためだからといって適当に答えてしまうのはもったいないと僕は考えています。
どうせなら特技でも採用側に印象付けたい。
具体的な方法として企業が社外活動で行っているクラブ活動やサークル活動を調べてみてください。
結構多くの企業が野球部だったりランニングサークルみたいな活動をしています。
つまり、その企業にはそのスポーツを好きな人や趣味としている人が多いということ。
面接官の中にも、実際に好きでクラブ活動を積極的にしている人がいるかもしれません。
それを狙って企業がしているクラブ活動に合わせた特技を答えると、もしかしたら共通の話題として盛り上がるかもしれませんからね!
こうなれば印象付けるのには成功です。
極端な例ですが、最初に答えた特技に面接官である役員が食いつき、その話題だけで面接が終わってしまった方もいますよ。
もちろん結果は内定でした!
質問意図② 特技から人物をイメージしている
最初の選考はほとんどの場合、書類選考ですよね。
エントリーシートを提出して、書類審査に通過してはじめて面接や集団討論などの一次選考に進めます。
ということは、書類選考の時点で企業は就活生と会っていないわけです。
就活生について知っている情報はエントリーシートにある情報のみ。
つまり、エントリーシートからその就活生がどんな人なのかをイメージしたうえで審査していることになります。
このように、選考を受けている就活生をイメージするうえで特技が活用されているんです。
少し例を挙げてみます。
【特技が手芸の場合】
落ち着きがあり、コツコツと物事に取り組んでいく人柄。
どちらかというと大人しく、落ち着いたタイプの人。
【特技が野球で主将経験がある場合】
活発で元気よく、リーダーシップがあり人を引っ張っていく人柄。
明るい雰囲気で爽やかな好青年タイプの人。
どうですか?
一概には言えませんが、一般的なイメージとしてこんな感じになりますよね。
企業の採用担当者も同様で、特技を見て人柄や雰囲気をイメージしてるんです!
質問意図③ 業務の適性を見ている
特技から業務への適性を見ている企業もあります。
分かりやすい例を挙げると、特技が「暗算」という学生の場合、営業職よりも経理などを扱う事務職に適性がありますよね。
また、特技が「英会話」であれば英語を使う部署、特技が「人とすぐに仲良くなれること」であれば営業職など、特技としていることが直接的に仕事に生かせる内容であればそれを使わない手はありません。
このように人にはない一芸と呼べるような特技がある場合、採用する企業側も「この学生は採用して◯◯の部署に入れよう」と具体的なイメージを持って採用することができるため、就活生に特技を聞いているんです。
これを知っていれば逆に就活生側も利用することができますよね。
例えばある企業の企画職に入りたい場合、特技で「旅行計画を立てること」などを伝え、自分に企画する能力があることをアピールすれば企画職に入れる可能性が高まります。
複数の特技があってどれを書くべきか悩んでいる場合、自分の希望する職種から逆算して特技を選ぶのもアリですよ!
単純に特技といっても色んな狙いがあるし、就活生側も上手く利用できるんですね!
これを知らないばっかりに特技の内容は手を抜いてしまう人が多いんだ。
これだけ企業に伝えることが出来る項目なんだから、しっかりと意図を持って書くべきなんだよ!
就活で伝えるべきでない特技とは?
特技は「他人より少し上手くできること」「本当に好きなもの」から選べばいいとお伝えしましたよね。
でもだからといって何でも書いていいというわけではありません。
就職活動という場だからこそ、伝えるべきでない特技もあります。
僕が考える「伝えるべきでない特技」は以下のとおりです。
【伝えるべきでない特技】
- 宗教・政治系
- ギャンブル系
- 空欄・特になし
- 誰も知らないマニアックなもの
NGな特技① 宗教・政治系
自分が信仰している宗教や布教活動、支持政党に関することなどはNGです。
なぜなら、厚生労働省が示す公正な採用選考の中で、企業は採用活動において信仰する宗教や支持政党を聞いてはいけないというルールがあるからです。
引用:厚生労働省「公正な採用選考について」
つまり、どれだけ特技として宗教や政治に関することをアピールしたとしても、企業側は一切触れることができないんです。
これだと空欄で出すのと同じ状況ですよね。
このルールをしっかり把握したうえで、企業側が聞きやすい、話を広げやすい特技にするのがいいかと思います。
NGな特技② ギャンブル系
パチンコやパチスロ、競馬などギャンブルネタを特技にするのもおすすめできません。
確かにいろんな知識や経験、テクニックなどを駆使して行うためアピールできる要素はあるかもしれません。
しかしやはりギャンブルに対するイメージというのは、一般的には良くないものですよね。
それにギャンブル好きな人の場合、将来的に金銭トラブルを抱えたり犯罪に手を染めてしまうリスクだってあります。
社員が犯罪を犯せば企業の社会的信用性もガタ落ちしますので、そんなリスクが潜んでいる人を採用しません。
まあそもそも就職活動という場で、ギャンブルネタを躊躇なく話している時点でモラルを疑われてしまいますよね。
NGな特技③ 空欄・特になし
エントリーシートの特技欄に「特になし」と書いたり、空欄で提出する。
これが最も良くないことですね。
20年以上生きてきて、何かに興味を持ったり夢中になることが一切ありませんでしたと言ってるわけです。
熱意もなければ企業に人柄を伝えようという意思もない。
採用する企業側からしても面白みのない人としか思わないでしょう。
絶対に空欄や特になしという記載で提出してはいけません。
先ほども言いましたが、あなたにも必ず特技と呼べることがあるはずですから。
NGな特技④ 誰も知らないマニアックなもの
企業が特技を聞く理由はアイスブレイクを図ったり、人柄をイメージするためとお伝えしましたよね。
でも誰も知らないようなマニアックな内容だとアイスブレイクのネタにはなりませんし、人柄をイメージすることも難しいです。
特に採用を担当する面接官は若い人から50代の方まで非常に幅広い年代の方がいます。
そのため特技を選ぶ際には、どの年代のどの性別の人が見てもわかるような内容にするのがいいですね。
ただ例外もあって、SNSやプログラミングといった特技だと詳しくは知らない人もいますが、どんなものかイメージはできますので、そういった特技であれば問題ないですよ!
また、マニアックな特技でそのままネタとしては使えない場合、伝え方を変えれば特技として使えることもあります。
【マニアックな特技のNG例】
◯◯のアニメの全キャラクターの名前が言える。
↓
【就活で使える特技に変換した例】
特技は記憶力があること。
◯◯というアニメに登場する100人のキャラクターの名前を全部覚えた。
たしかに伝え方一つ変えただけで就活っぽくなりますね!
もちろんさっき出したギャンブルや宗教系は伝え方に関わらずNG。
けど、ネタによってはこんな風に伝え方を変えれば十分特技として使えるんだ!
就活での特技の”効果的な”書き方・伝え方
就活において特技がいかに重要かは理解してもらえたかと思います。
それではいよいよ、その特技を具体的にどう企業に伝えるのかをご紹介しますね!
特技を伝える上で僕がおすすめする文章構文は以下のとおりです。
【評価される特技の文章構文】
- 超具体化した特技
- 根拠となるエピソード
- そこから学んだこと
- 仕事での活かし方
①超具体化した特技
特技に限らず自己PRやガクチカ、志望動機などを書く上で必ず最初に書くべきは「結論」です。
特技の場合「私の特技は◯◯です」となりますね。
これだけでも問題ないのですが、他の就活生と差別化を図るために僕がやっていたのが「超具体化した特技」を書くというテクニックです。
【一般的な冒頭分】
私の特技は節約です。
↓
【超具体化した冒頭分】
私の特技は1ヵ月に1万円程度の貯金を生むことのできる節約です。
例えばこんな感じで具体的な数字を出したりするんですよね。
そうすると採用側も「ん?これは続きが気になるな」と興味を持ちだします。
そこで具体的なエピソードを根拠に説明してあげれば説得力のある文章になります。
冒頭で相手の興味を引くというのは、エントリーシートや面接などで非常に有効なテクニックなので、ぜひ活用してみてください!
②根拠となるエピソード
冒頭で説明した特技に説得力を持たせるために、根拠となるエピソードを書きましょう。
書く際に意識して欲しいのは「本当に経験した人にしかわからない気持ちを入れること」です。
企業の採用担当者は毎年多くのエントリーシートを目にしています。
それだけ経験豊富なので、嘘の記述などを見抜くポイントを知っていたりもします。
そこで実体験した人にしかわからないであろう部分を取り入れ「これは嘘じゃないですよ~」とこっそりアピールしておきましょう。
これだけでも嘘の特技を書いている人とは差別化ができますからね!
③そこから学んだこと
自分の特技を説明して、具体的なエピソードを伝えた段階で文章が終わってしまった場合、採用担当者は「え?で、何がいいたいの?」となります。
こうならないために、その特技に関するエピソードを通じて学んだことを書きましょう。
ここで注意して欲しい点が一つあります。
それは「学んだ内容が限定的なものにならないようにすること」です。
例えば特技として裁縫をアピールしたとします。
裁縫に関するエピソードを書いた後に、学んだこととして「マフラーが編めるようになりました」と書かれても、何のアピールにもなりませんよね。
伝えるべきは裁縫技術の習得に関することではなく、裁縫という行為を継続した結果身に付いた「継続する力」や「一つの物事に集中する力」です。
技術うんぬんではなく、人としてどのような学びや成長があったのか、就活ではこの点が重要になりますよ!
④仕事での活かし方
最後に文章の締めとして書くべきなのが「仕事でどう活かせるか」という点です。
特技を通じて学んだことを御社に入ってどのように活かせるか、ここまで言及してはじめて特技がアピール要素になります。
ここで注意すべきは「業務との関連性があるか」という点です。
例えば、特技を通じて身に付けたことが「人と積極的に関わる力」なのに、選考を受けている職種が事務職では意味がありません。
事務職にも人と関わる力は必要ですが、せっかく人と関わるコミュニケーション能力という点をアピールしているのであれば、それをフル活用できる営業職などの選考を受けるべきですよね。
このように自分が受けている業種や職種との関連性についてしっかりと考えた上で、仕事に活かせる点を書くようにしましょう!
どれだけ素晴らしい特技を持っていたとしても伝え方を間違えたらもったいないですもんね。
本当にその通りなんだ。
逆に言えば、そんなに大したことのない特技だったとしても伝え方次第で大きなアピール要素にもなり得るからね!
就活で使える特技の文章例文
効果的な特技の伝え方がわかったところで、実際の例文をみていきましょう。
今回は「節約」を特技とした例文を書いてみたので、参考にしてください!
【特技の例文】
私の特技は1ヵ月に1万円程度の貯金を生むことのできる節約です。
(~結論)
高校生の時から「貯金をして海外旅行に行きたい」と考え、節約生活を始めました。具体的には、買い物した際に必ずレシートをもらい、ノートに毎月の収支をまとめるようにしました。
そのノートを見返して、本当に必要なもの以外にチェックを付け、同じ買い物をしないようにしました。
欲しいものが買えない辛さもありましたが、本当に欲しいものかどうか考える癖がつきました。また念願の海外旅行にも行くことができました。
(~エピソード)
この経験をとおして、計画的に物事を進めること、目標を設定し、それに向かってコツコツ努力や改善を繰り返すことの大切さを学びました。
(~学んだこと)
御社に入社した際には、個人とチームの両方において常に目標を明確にし、その目標を達成していくことで御社に貢献していきたいと考えています。
(~仕事での活かし方)
いかがでしょうか。
この人の特技が何なのか、それに関するエピソードがあることで本当に節約してきたことがわかりますよね。
また、この文章を見た人が持つイメージとしては「コツコツ努力できる人」「目標を持って物事に取り組める人」といった感じになりますよね。
それが書いた人の意図したイメージであれば、特技の書き方としては100点です!
このように相手にイメージさせたい自分の姿を考えながら文章を作っていくと、完成した後の見直しなんかもしやすくなりますよ!
特技だけでも人物像をイメージさせることって、本当にできますね!
そうなんだ!
だからこそ、自分が意図したイメージを伝えられる文章構文にすることが大切になってくるね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
エントリーシートでは志望動機や自己PR、ガクチカなどに全力を出すあまり、特技の欄って手を抜きがちですよね。
でも、みんなが手を抜くからこそ、そこに差別化のチャンスが生まれるんです。
全力で取り組み作り上げた文章は必ず伝わります。
企業だって、ずっと変わらず毎年エントリーシートで特技を聞いてるんです。
それだけ特技を重要視してるのは間違いない。
必要ない、評価に入れない項目なら削除してしまえばいいわけですから。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
当然ですが、特技に対する対策を万全にしても、就活対策は不十分です。
就活を成功させるためには、他にもすべきことがたくさんあります。
その中で、優先してすべきことをまとめた記事なので、これからどう進めていくべきか悩んでいる就活生はぜひ読んでくださいね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。
【本記事の要点】
- ただ特技を把握するだけでなく、「アピールポイント」と「仕事でどう役立つか」まで踏み込んで理解しておくべき。
- 就活で特技として使えるかどうかの基準は「他人より少し上手くできるもの」「一定期間継続しているもの」「できるだけ近い時期の経験があるもの」「本当に好きなもの」などである。
- 自分自身の特技を見つけるには「自己分析を行う」「趣味から連想する」「周囲に聞いてみる」などがおすすめ。
- 企業が就活で特技を質問する意図は「①アイスブレイクを図っている」「②特技から人物をイメージしている」「③業務の適性を見ている」などである。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/