就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
リクルーター面談のあとにお礼メールを送るべきか、悩む人は多いのではないでしょうか?
結論からいうと、「リクルーター面談後のお礼メールは必須」です!
今回は、お礼メールが必須な理由や、お礼メールの例文をご紹介していきます。
ちなみに、僕の知り合いには人事でリクルーターとして活動している人がいます。
そんな彼に、良い印象をうけるお礼メールはどんなものか、を聞いてきました!
好印象を与えるお礼メールのポイントも共有するので、ぜひ参考にしてください。
リクルーターに良い印象をもってもらうために、お礼メールを送ろうと考えていました!
その姿勢が重要だよ!どんなお礼メールを送れば印象が良くなるのか、詳しく解説していくよ!
リクルーター面談後のお礼メールの例文3選
では、お礼メールの例文を紹介していきます。
ただお礼を伝えるだけでなく、”リクルーターから聞いた印象に残る話”や”企業に対する気持ちの変化”なども伝えるのがポイントです!
お礼メールの例文①
【例文①】
件名:リクルート面談のお礼(○○大学 名前)
▲件名だけを見て内容が分かるような文章にすること
株式会社○○
生産技術部 (リクルーター名前)様
▲個人には「様」、組織には「御中」を使うこと
お世話になっております。
○○大学の(名前)です。
▲まずは自分の大学と名前を名乗る
本日はお忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございました。
貴社の仕事内容や社風についてだけでなく就活のアドバイスまでいただき感謝しています。
▲面談してくれたお礼を述べる
初めての就職活動で不安なこともありましたが、本日の面談で気持ちも軽くなりました。
○○様の熱い仕事への姿勢を知って、貴社で私も活躍したいと思いが強くなりました。
これからの選考に向けて精一杯努力していこうと思います。
▲志望度が高くなったことを伝えることが効果的
また質問させていただく際にはご指導よろしくお願いいたします。
本日は、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
○○大学○○学部○○学科
(名前)
メール ○○○@○○○○
携帯電話 ○○○-○○○○-○○○○
ベーシックなお礼メールの例文です。
シンプルですが、リクルーターの話に感銘を受けたことなどを伝えることで、受け手としては嬉しい気分になります。
この例文のように、「面談を通して感じたリクルーターの印象」を積極的に伝えるのはおすすめです。
ポジティブな印象を受けたことを伝えると、リクルーターも「面談してよかったな」と思うので、取り入れてみてください。
お礼メールの例文②
【例文②】
件名:【本日の面談のお礼】〇〇大学 氏名
株式会社○○
開発部 (リクルーターの名前)様
お世話になっております。○○大学の(名前)です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
○○様のお話の中で未経験からでもエンジニア職で活躍できるヒントをいただき、私にとって、とても有意義な時間となりました。
プログラミングは未経験ではありますが、貴社の一員となって働きたい気持ちがより強くなりました。
○○様からいただいたアドバイスをふまえて、企業研究を進めてまいります。
取り急ぎ、面談のお礼を申し上げたくメールさせていただきました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
○○大学○○学部○○学科
(名前)
メール ○○○@○○○○
携帯電話 ○○○-○○○○-○○○○
”仕事への前向きな姿勢を見せる”お礼メールの例文です。
上記は、最低限の内容だけでシンプルに仕上げています。
「今後どう動こうと思っているのか」「どんな言葉が印象的だったのか」といった点も加えていくと、リクルーターにも前向きな気持ちがより伝わるでしょう。
お礼メールを作成するうえで大事なことは、相手目線に立って考えること。
「自分がこのメールを受け取ったらどう思うのか」という視点でお礼メールを作成してみましょう!
お礼メールの例文③
【例文③】
件名:【本日の面談のお礼】〇〇大学 氏名
株式会社○○
営業部 (リクルーターの名前)様
お世話になっております。
○○大学の(名前)です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
貴社の営業での仕事内容や社風について詳しくお話いただいて理解を深めることができました。
特に20代で役職についている社員の方がいらっしゃることは眼から鱗でした。
年齢や社歴ではなく、実力や仕事の取り組み方が評価される貴社で活躍したい思いが一層強くなりました。
これからの選考に通過し、○○(リクルーターの氏名)様に良い報告ができるよう精進いたします。
またご質問をさせていただくこともあるかもしれませんがその際はよろしくお願いいたします。
貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
○○大学○○学部○○学科
(名前)
メール ○○○@○○○○
携帯電話 ○○○-○○○○-○○○○
リクルーターから聞いた話で、印象に残ったことをお礼メールに取り入れるのはおすすめです。
しっかり話を聞いていたことも伝わりますし、話を聞いて志望度が高まったと伝えれば熱意も伝わります。
お礼メールの最後には、「良い報告がしたい」気持ちを伝えるとより効果的です!
リクルーターだけに頼りきるのはNG
ここまでリクルーター面談後のお礼メールを共有しました。
ただ、覚えておいてほしいのは、リクルーターだけを頼りきるのはNGということ。
僕が相談を受けた就活生の中に、「リクルーター面談が進んでいたから他の企業を受けなかった」という学生がいました。
しかし、リクルーター面談の最終面接で落ちてしまったんですよね。
リクルーターだけに頼っていると、落ちたときにかなり焦る。
そのまま焦って企業選びをすると、冷静に判断できずブラック企業に入社してしまう可能性もあります。
よって、リクルーターはあくまで「併用」という形で就活を進めていきましょう。
僕が今就活生なら、マイナビやリクナビだけでなく、目的別に就活サイトを併用します。
これまで200以上のサイトを見てきましたが、なかでも「キミスカ」と「ミーツカンパニー就活サポート」は利用必須です。
それぞれ逆求人サイトと就活エージェントなのですが、企業探しを効率化できます。
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届く仕組みのサイト。
就活エージェントは、面談をとおして求人を紹介してもらえるサービスです。
あなたに合う企業を効率的に見つけられるだけでなく、選考を有利に進められることもあるので利用しないともったいない。
着実に内定に近づきたい人は、上記2サイトをぜひ利用してくださいね。
@Kimisuka1
— shi*26卒 (@Ooo_river_) January 17, 2023
キミスカさん経由でつながった企業さんから初めての内定をいただきました😭ありがとうございます😭今後もお世話になります…!
ちなみに、以下の記事で「就活に役立つサイト」を紹介しています。
就活を7年以上研究してきた僕が、心からおすすめできるサイトを6つ厳選したので、ぜひチェックしてください。
マイナビやリクナビだけでなく、就活エージェントからの紹介を受けたり、逆求人サイトで自分を評価してくれる企業からのスカウトを狙うことで効率化することができるんですね。
そうだよ!今は本当に就活サイトが充実化してきているから、その中から質の高いサイトを選び、活用していくことが重要になってくる!
リクルーター面談後のお礼メールの書き方
この章では、お礼メールの書き方をくわしく説明します。
ビジネスメールの基本マナーを押さえておくことが重要なので、以下のポイントを覚えておいてくださいね。
【お礼メールの書き方】
- 件名には「大学名」と「名前」を入れる
- とにかく志望度の高さを全面に押し出す
- 簡潔さを重視した内容にする
- 適度に改行を入れる
- 署名と宛名をつける
① 件名には「大学名」と「名前」を入れる
メールの内容がすぐわかるように、件名には「大学名」と「名前」も入れましょう。
リクルーターには毎日多くのメールが届きます。
すぐに目を通すべきか、後で読むメールかを件名によって判断するんですよね。
メールの内容がすぐにわかる件名をつけるのは、ビジネスマナーの基本です!
【件名の例】
- 【本日の面談のお礼】〇〇大学/氏名
- リクルート面談のお礼(〇〇大学 氏名)
② とにかく志望度の高さを全面に押し出す
お礼メールでは、志望度の高さを全面に押し出しましょう。
志望度を表現するには、面談で印象に残ったことなど合わせて記載すること。
リクルーターと1時間も話せば、必ず印象に残る話があるはずです。
「面談で印象に残ったエピソード」や「気持ちの変化」などを盛り込んで、オリジナルの文面を作成しましょうね。
テンプレをコピペするのは絶対NG
お礼メールのテンプレートは数多くのサイトに掲載されていますが、コピペして使うのは絶対にやめましょう。
就活生から届いたお礼メールに、「テンプレートだな」と感じることは非常に多いそうです。
あなたがリクルーターだったとします。
忙しいなかで相談に乗った学生から、コピペ全開のメールが届いたらどう感じますか?
相手を不快な気持ちにさせては、お礼の意味がありませんよね。
お礼メールはテンプレをコピペするのではなく、リクルーターとの面談内容を盛り込んだ内容で志望度の高さを全面に出してください。
③ 簡潔さを重視した内容にする
内容を簡潔にすることも、めちゃくちゃ大事です。
長ったらしいメールは読む気が失せますからね。
リクルーターが目を通すのは、あなたのメールだけではありません。
就活において、相手の負担やストレスに配慮することは重要。
伝えたい内容をできるだけ簡潔に書くことを心がけましょう。
簡潔に、コンパクトに!
これめちゃくちゃ重要です。
④ 適度に改行を入れる
文章を読みやすくするために、適度に改行を入れましょう。
画面いっぱいに文字が埋まったメールは読む気になりませんよね。
メールでアピールしたい気持ちもわかりますが、相手の読みやすさを第一に意識しましょう。
あくまでも目安にはなりますが、下記の点に気をつけながらメールを作成してください。
- 1行は25文字前後にする
1行25文字を目安にすると文面がスッキリします。 - 読点(、)の数は多くても2回まで
1文に使用する読点(、)は多くても2個までにしましょう。 - 段落ごとに1行間隔を入れる
改行を入れることで読みやすくなります。 - 1つの文章の途中で改行を入れない
- 顔文字や絵文字を使用しない
ビジネスメールでは顔文字、絵文字は使用しません。
また感嘆符の「!」や「?」も使用しない方がベターです。
⑤ 署名と宛名を付ける
ビジネスメールでは、最初に宛名を、最後に署名を付けるのが基本です。
宛名と署名の例は、以下のとおり。
【著名の例文】
株式会社○○
第一営業部 鈴木 様
宛名には、「企業名」「部署」「役職」「名前」を記します。
(役職はわかればでOK)
まちがいがないように、メールを送る前にかならず確認しましょう。
会社名やリクルーターの方の名前をまちがえると、失礼なので気をつけてくださいね。
とくに、「株式会社」が頭に付くのか、最後に付くのかはまちがいやすいので注意しましょう。
【宛名の例文】
○○大学○○学部○○学科3年
氏名(しめい)
電話番号:○○○-○○○○-○○○○
メールアドレス:tarou@○○○○.me.jp
署名には、「大学名」「学部・学科」「学年」「名前(ふりがな)」「メールアドレス」「電話番号」を記載します。
住所は不要です。
リクルーター面談後に送るお礼メールのポイント
面談後に送るお礼メールのポイントを解説していきます。
お礼メールのポイントは、以下のとおり。
【リクルーター面談後に送るお礼メールのポイント】
- お礼はメールで伝える
- お礼メールを送るタイミングを把握する
- 機械的な文章になりすぎないようにする
- テンプレートをそのまま使わないこと
- メールを送る前には必ず確認する
- お礼メールに返信がきたら簡潔に返信する
ポイント① お礼はメールで伝える
お礼メールは、基本的にメールでOK。
感謝を伝える手段は電話やメール、手紙などがあります。
電話は相手が忙しいときにかけてしまうリスクがありますし、手紙は届くまでに時間がかかります。
その点メールは当日中に送ることができますし、リクルーターの手間をとらせません。
面談のお礼はメールが最適です。
ポイント② お礼メールを送るタイミングを把握する
お礼のメールを送るのは当日中がベストです。
これはビジネスの世界でも同じ。
ただし、当日中に送ることにこだわって深夜遅くに送るのはNGです。
面談が夕方で送る時間が遅くなる(目安は18時頃)ならば次の日に送ります。
深夜にメールを送らないのはビジネスマナーというより一般常識ですよね。
翌日になる場合は、「昨日のうちに送れず申し訳ございません」と一言添えればOK。
ポイント③ 機械的な文章になりすぎないようにする
メールの文体は機械的にならないよう注意しましょう。
堅苦しく、機械的で感情のないメールでは気持ちが伝わりません。
あなたがリクルーターだとして、堅苦しくて機械的なメールを受けとっても嬉しくありませんよね?
印象が良くなるどころか「気持ち込もってないな」「コピペかな」など思われ、逆にイラッとされかねません。
リクルーターも人間です。
自分の言葉でお礼を伝える方が確実に印象が良くなります。
心を込めてお礼したメールは、ほぼ確実に相手に伝わります。
形式に捉われるより、自分の言葉で気持ちをのせることの方が大切です。
もちろん丁寧な言葉遣いをすることは意識してくださいね!
ポイント④ テンプレートをそのまま使わないこと
同じことがテンプレートにも当てはまります。
お礼メールの書き方はネットにたくさん落ちていますよね。
この記事でも印象をぐっと高める例文をご紹介していますが、テンプレートをそのまま使うのはNGです。
テンプレートはあくまで例文。
どの企業に対しても送れるように汎用性高く作られています。
つまり悪い言い方をすると「ありきたり」ということ。
誰にでも当てはまるラブレターと、あなただけに特別に書かれたラブレターでは伝わる熱量が違いますよね。
そのまま流用すると十中八九、気持ちが込もっていない文面に見えてしまいます。
面談時のエピソードや気づきなどを添えて、自分らしい言葉で文面を作りましょう。
志望度の高さをアピールできます。
ポイント⑤ メールを送る前には必ず確認する
メールを送る前には文面を必ず確認しましょう。
文面の不自然さや誤字脱字がわかります。
メールの誤字脱字を気にする方は意外と多いんですよね。
誤字脱字そのものより「メール送る前に確認していないな」と思われるとまずい。
大事な相手に送るメールなら、確認するのは当たり前ですからね。
不備で評価を下げるのは非常にもったいないです。
ポイント⑥ お礼メールに返信がきたら簡潔に返信する
まれに、お礼メールへ返信がくることがあります。
リクルーターから返信がきたら、基本的には簡潔な文章で返信しましょう。
【お礼メールの返信への返信例文】
お忙しい中、ご返信いただきありがとうございます。
▲返信へのお礼を述べる
またご相談させていただく機会がございましたら、その際は何卒よろしくお願いいたします。
ご多忙かと存じますので、ご返信には及びません。
▲最後に返信は不要と伝える
まずは、お礼メールに返信してくれたお礼を伝えます。
最後には、リクルーターに手間をかけさせないよう「ご返信には及びません」と返信は不要だと一文いれておきましょう。
基本的には、上記のようなシンプルな返信でOK。
リクルーターからの返信メールに合わせて、内容を作成してみてくださいね。
なお、お礼メールへの返信に「返信不要」と書かれていたら、返信する必要はありません。
返信不要と書かれているのに、またメールを送ってしまうと逆に失礼になってしまうこともあるので気をつけてくださいね。
これらのポイントにさえ注意すれば、評価されるお礼メールを作成することができるよ!
ちゃんと全て押さえたお礼メールを作成して、早速送りたいと思います!
リクルーター面談後にお礼メールを送るべき理由
そもそも面談後にお礼のメールを送るべきなのか、悩む方もいると思います。
結論からいうと、リクルーター面談後にはお礼のメールが必須です!
お礼メールが必須といえる理由は、以下の2つ。
【リクルーター面談後にお礼メールが必須な理由】
- リクルーター面談は選考に影響する
- お礼メールを送るのは社会人としてのマナーでもある
理由① リクルーター面談は選考に影響する
1つ目の理由は、リクルーター面談が選考に影響するから。
リクルーター面談は「0次面接」とも呼ばれ、人事以外の社員がリクルーターとして就活生と面談します。
リクルーターから良い評価を得られるとその評判は人事部に伝わる。
その後の選考を、有利に進められるメリットがあるんですよね。
リクルーター面談は「面接」ではありませんが、あくまで企業の採用選考の一環。
あとの選考にも影響する大切な面談ですので、必ずお礼のメールを送るべきです。
理由② お礼のメールを送るのは社会人としてのマナーでもある
2つ目の理由は、お礼メールは社会人としてのマナーでもあるから。
社会人になっても、面談や打ち合わせのあとはお礼メールを送るのがマナーです。
せっかく面談で話をしたのに、お礼がなければ「マナーがなっていない」と評価が下がってしまう可能性は十分にあります。
ただ、お礼のメールを送らない学生は実は多いそう。
律儀にお礼メールを送れば、それだけでも「ビジネスマナーを身につけている」と好印象を与えられますよ。
お礼メールを送ることで、リクルーターからの評価が上がるので送った方が良いんですね。
そのとおり!就活では志望度の高い1社からの内定が重要だから、リクルーターを通していかに早く内定を獲得するか、そのためになることは全て実行しよう。
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
リクルーター面談だけでなく、お礼メールは必ず面接後に送るべきです。
よく「面接終わった後にメールを送るべきですか?」という質問を受けます。
それに対して僕は、「面接官の立場に立って考えてください。お礼メールを送ってきた学生に対してどう思いますか?」と聞くんですよね。
10人いればおそらく以下の結果になるでしょう。
9人:礼儀正しい学生だなと感心する
1人:お礼メールを送られてきても何も感じない、いらない
過半数が良い評価をするなら、送るべきかどうかは明白ですよね。
こうして就活情報を発信する僕が言うのもなんですが、“自分の頭で考える”ということも大事に行動してください。
考える習慣こそが、就活を通して得られる重要な財産になりますからね。
【本記事の要点まとめ】
- リクルーター面談のあとお礼メールは送るべき。
- リクルーター面談後のお礼メールは、印象に残った話や気持ちの変化を伝え、志望度の高さを全面に出すことが大事。
- お礼メールは相手のことを考えた読みやすい文章にすることが大切。簡潔さや改行などを意識する。
- リクルーター面談のお礼はメールで伝える。
- お礼メールに、テンプレートをコピペするのは絶対にNG。