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【富士ソフトはやばい?】入社前に絶対に知るべき実態を調査!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

今回は大手企業の富士ソフトについて企業研究をしていきたいと思います。

様々な企業がネット上で、「◯◯ やばい」と検索されていますが、実態としてどうなのか気になるところですよね。

 

そこで僕なりに、富士ソフトの労働環境や就職メリットデメリットを調査します。

富士ソフトを志望する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

※今回の記事は富士ソフトのPRや案件記事ではなく、中立な立場で調査した結果を共有していきます!リソースは明記しますが、全てが正しい情報とは限らないためあくまで参考程度に留めて読んでもらえると幸いです!

 

富士ソフトへの入社を検討しています!実態が知りたいです!

結論から言うと、富士ソフトはやばい会社じゃないよ。詳しく見ていこう!

富士ソフトはどんな会社か?

 

富士ソフト」は、1970年設立の独立系の大手システムインテグレーターです。

通信インフラ、社会インフラ、機械制御などの組み込み系ソフトウェア開発に強みを持ち、幅広い分野でシステム開発を手掛けている会社ですね。

 

同グループは1万人の技術者集団であり、高い技術力と提案力を強みとしています。

グローバルネットワークも世界各地に拡大していて、アジアや北米・南米、EUなどの地域でもICTニーズに応えようと事業を展開していますね。

 

会社名 富士ソフト株式会社
本社所在地 神奈川県横浜市中区桜木町1-1
設立年月日 1970年(昭和45年)5月15日
代表取締役 坂下 智保
資本金 262億28万円
従業員数 単体:9,507名 (2023年9月末現在)
連結:17,686名 (2023年9月末現在
事業内容 次のような領域でのシステム開発
・業務系ソリューション
・組込/制御テクノロジー
・プロダクト/サービス& アウトソーシング
・グローバル

 

上記の概要を見ても、大手の独立系SIerであることはよくわかると思います。

 

ただ、就職先の候補として検討する際に「富士ソフトはやばい」などの声を耳にすることもあり、実際どうなのか?と不安を感じる人は少なくないんですよね。

 

よって次章以降では、就職を検討する人が不安を感じる部分の実態をまとめました。

富士ソフトがやばいと言われる理由や社員からの口コミなどをピックアップしたので、同社への応募を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね!

 

概要を見る限りはよさげな会社なんですが、ネット上でネガティブな声を見かけることがあったので実際はどうなのか?と気になっています…!

表面的な情報をすべて鵜呑みにするのではなくて、自分で情報を集めた上で実際はどうなのかや自分はどうすべきかを判断することが大切だよ。

「富士ソフトはやばい」と言われる理由【5選】

 

ではこの章では、「富士ソフトはやばい」と言われる理由を紹介していきますね。

徹底調査するなかで見えてきた主な理由を整理すると、大きく以下の5つでした。

 

【富士ソフトはやばいと言われる理由】

  • ブラック企業というイメージを持つ人が多いから
  • 激務で長時間残業のイメージがあるから
  • 年収が低いイメージがあるから
  • 採用人数が多すぎることで誰でも受かる気がするから
  • 採用人数が多い=離職率が高い気がするから

 

理由① ブラック企業というイメージを持つ人が多いから

 

 

第一に「富士ソフト=ブラック企業」というイメージを持つ人が多いことがあります。

富士ソフトは、過去にブラック企業の筆頭や代名詞として連想する人が多くいるような存在でした。

 

「長時間残業や待遇面の不足などがある会社」のようなイメージを持っている人も少なくないかもしれません。

後述しますが、今は以前と比べて働きやすさが改善されている部分もありますけどね。

 

ただ、過去の悪いイメージから悪い評判が実態以上に出回っている部分もあるかと。

つまり「やばい」と言われる理由に過去のイメージが影響している可能性もあるので、以前の雰囲気を知らない人は前提として知っておくとよいでしょう。

 

理由② 激務で長時間残業のイメージがあるから

 

より具体的な理由として、激務や長時間残業のイメージを持たれることもあります。

過去の「富士ソフト=ブラック企業」といったイメージから連想して、激務な労働環境だと想像する人が多くいるわけですね。

 

もちろん、実際に富士ソフトで働いたことがある社員が口コミなどを投稿しているなら何も問題はありません。

 

でも、富士ソフトで働いたことがない社員がイメージだけで悪い口コミを広げているとしたら、その情報は参考にすべきものではないと思います。

では、実際の残業時間はどのようになっているのか?

 

リクナビ記載の情報では、富士ソフトの月間残業時間は25.2時間でした(2021年)。

口コミサイトのオープンワークを見ても、1213人の回答をもとにした同社の月間残業時間は24.9時間となっていました。

 

よって実際の残業時間は25時間程度であり、決して多すぎる環境ではないといえます。

もちろん部署などによって違いはあると思いますが、イメージと実態が一致しているかは正しく把握しておいたほうがよさそうですね。

 

理由③ 年収が低いイメージがあるから

 

年収に対するネガティブなイメージから「やばい」と言う人も一定数います。

残業時間と同様に富士ソフトをブラック企業だと認識している人は、給料やボーナスも低いといったイメージを持ちがちなんですよね。

 

では、年収についても実態はどうなのか?

富士ソフトは上場企業なので有価証券報告書を公開しており、この情報のなかには社員の平均年収も記載されています。

 

期間 平均年収
2022年12月期 620万円
2021年12月期 600万円
2020年12月期 590万円
2019年12月期 590万円
2018年12月期 595万円

 

過去5年の実績を見ると、同社の平均年収は600万円程度であるとわかるかと。

国税庁の情報によると、令和4年の給与所得者の平均給与は458万円(男性563万円・女性314万円)でした。

 

つまり富士ソフトの平均年収は、日本全体の平均以上の水準といえます。

年収に関しても、残業時間と同じくやばいと言えるような状況ではないといえるわけですね。

 

理由④ 採用人数が多すぎることで誰でも受かる気がするから

 

4つ目に、採用人数が多すぎることから連想して懸念を抱く人もいます。

「採用人数が多い=誰でも受かるような企業=やばい会社なのではないか?」というように悪いイメージを抱く人がいるようですね。

 

実際、富士ソフトの「非財務情報データ」を見ると、同社の採用人数は毎年3桁以上とかなり多めになっていました。

 

  2019年 2020年 2021年
新卒採用(男女計) 848名 641名 677名
男性 674名 487名 477名
女性 174名 154名 200名
中間採用 (男女計) 393名 215名 227名
男性 308名 162名 181名
女性 85名 53名 46名

 

新卒採用では600〜800名程度、中途採用では200名〜400名程度が採用されています。

ただ、「採用人数が多い=誰でも受かる簡単な企業」とは言い切れないかと。

 

大学通信が公表する富士ソフトの大学別の採用人数ランキングは以下のとおりでした。

 

順位 大学 採用人数
1 東洋大学 25人
1 日本大学 25人
3 立命館大学 22人
4 明治大学 17人
5 神奈川大学 16人
6 関西大学 15人
6 近畿大学 15人
8 法政大学 14人
9 東海大学 12人
10 龍谷大学 10人

 

東洋大学と日本大学がもっとも多くなっていて、続いて立命館大学や明治大学から多くの人が採用されているとわかります。

上記を踏まえると、学歴関係なく誰もが入れる会社とは決して言えなさそうかと。

 

よって「富士ソフトは採用人数が多い=誰でも入れるやばい会社」と捉えるのは実態とマッチしていないと知っておくべきでしょう。

 

理由⑤ 採用人数が多い=離職率が高い気がするから

 

4つ目と似た理由として、離職率が高いことを懸念する人もいます。

「採用人数が多い=離職率が高い」と連想して、「離職率が高い会社=労働環境が悪いブラック企業である」とつなげるイメージですね。

 

この理由に関しても、離職率の実態を確認した上で判断するのが適切かと。

同じく富士ソフトの「非財務情報データ」を見ると、同社の退職率や新卒3年後離職率は次のようになっていました。

 

  2019年 2020年 2021年
退職・離職率(人数) 7.8%(624名) 5.7%(476名) 6.8%(590名)
新卒社員の3年後離職率 29.4% 24.4% 21.1%

 

全体の退職率は5〜8%程度、新卒者の3年後離職率は20〜30%程度となっています。

厚生労働省のデータによると、離職率の全体平均は11.1%です。

 

同様に3年後離職率に関する厚生労働省のデータを見ると、従業員1000人以上の会社の場合でも24.7%となっています。

よって富士ソフトの実績は、平均〜平均以下の水準といえるわけですね。

 

まとめると、富士ソフトは採用人数が多いからといって誰でも受かるわけではないですし、一概に離職率が高いわけでもありません

先入観で判断を下すのは微妙なので、実態を調べた上で適切な決断を下しましょう。

 

以前の悪いイメージから、残業時間や年収などに関してもネガティブな連想をする人が多くて、その結果やばいと言われている部分も大いにありそうなんですね。

以前は微妙な環境だったかもしれないけど、今の実態がどうかはデータを調べたら判断できるからね。ネットの声を盲信するのではなくて、自分で判断するようにしようね!

【超重要】就活生向けの企業選びの最適解

 

ここまで富士ソフトがやばいと言われがちな理由を解説してきました。

僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。

 

そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。

 

エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。

 

求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。

 

▼求人サイトのおすすめ

マイナビリクナビホワイト企業ナビ

※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。

 

▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)

ミーツカンパニー就活サポートキャリアチケットキャリアパーク就活エージェント

※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。

 

▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)

ホワイト企業ナビOfferbox(オファーボックス)

※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。

 

上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。

(おすすめの口コミサイト:ライトハウスOpenWork

 

そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。

 

現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!

(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)

 

以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!

 

加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。

(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

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富士ソフトに対する社員からの口コミ評判

 

次にこの章では、富士ソフトに対する社員からの口コミ評判を紹介します。

口コミサイトのオープンワークの情報を参考にして、富士ソフトに対する良い声と悪い声をまとめました。

 

良い面・悪い面のどちらかだけで企業を評価するのは微妙なので、両面に目を通して企業の全体感を適切に把握しておきましょう!

 

【富士ソフトに対する社員からの口コミ評判】

  • 良い口コミ① 勤務時間や残業時間の管理は適切にされている
  • 良い口コミ② 若くてもリーダーやマネージャーに抜擢される
  • 良い口コミ③ 女性の働きやすさにも配慮されている
  • 悪い口コミ① 人が多いために個人の裁量は大きくない
  • 悪い口コミ② がんばった人が損するような状態になっている
  • 悪い口コミ③ 育休や産休の取りやすさは所属による

 

良い口コミ① 勤務時間や残業時間の管理は適切にされている

 

法令及びコンプライアンス遵守が体系化されており、勤務時間や残業管理は適切に行われている。

 

勤務時間や残業時間について適切に管理されているとの口コミです。

法令やコンプラを遵守する意識が高く、社内で体系化までされているようですね。

 

「富士ソフトはやばい」と言われる理由として長時間残業などを懸念する声がありましたが、実態は異なる状況にあるようです。

ルール化までされているので、長時間残業を懸念する必要はないといえるでしょう。

 

良い口コミ② 若くてもリーダーやマネージャーに抜擢される

 

有能な人材にはポテンシャルを尊重して、若い年次でもチームリーダーやプロジェクトマネージャーに抜擢されることがある。

 

若手に成長機会があるかどうか?に関する口コミも見られました。

ポテンシャルを感じてもらえると、若年層や若い年次でもリーダーやマネージャーに抜擢される可能性があるようです。

 

あくまで1つの口コミで書かれていたことなので、全社にどこまで浸透している話なのかの真偽まではわかりません。

ただ事実として、若手でもリーダーなどに抜擢された事例があることはわかります。

 

富士ソフトに対して悪いイメージを持つ人のなかには、若手社員などではマネジメント職種を任されないと考えていた人もいるかもしれません。

若手社員の成長機会を知りたかった人は、上記も1つの参考にしてみてくださいね。

 

良い口コミ③ 女性の働きやすさにも配慮されている

 

制度としては早い段階から「多様な働き方」を意識した取り組みが十分になされていた。 近年、特に女性管理職比率の向上を目指し、横断的なワーキンググループが立ち上がる、など風土醸成や意識改革にも積極的に取り組んでいる。

女性社員比率は2割程度だが、 女性社員比率、女性管理職比率ともに毎年右肩上がりに増えており、データから見ても働きやすい、働き続けやすい会社だと思う。 自分自身も、結婚、出産、産休後復帰し、 昇格・昇進できている。

 

女性の働きやすさに関する口コミもありました。

多様な働き方を意識した制度には早い段階から取り組まれてきたようで、とくに女性管理職比率の向上を目指した動きには積極的とのこと。

 

実際、女性管理職比率は右肩上がりの形で増えているようですね。

結婚や出産・産休後に復帰して昇進などができている方が口コミを投稿していることからも、単に制度があるだけでなく活用されているとわかります。

 

悪い口コミ① 人が多いために個人の裁量は大きくない

 

人が多いので個人の裁量は小さく、個人の力を試したいという人には物足りないかもしれない。 プロジェクトチーム単位で動くことがほとんどで、個人ひとりに任される仕事は新人には少ないかもしれない。

 

ここからは、富士ソフトの悪い口コミを紹介していきますね。

仕事の裁量について「プロジェクトのチーム単位で動くことが基本であり、個人単位で任される仕事は少ない」といった声がありました。

 

とくに、経験の浅い新人だと個人の裁量は少ないと感じられたようです。

よって「入社直後から確実にバリバリ働ける会社を探している」という人は、相性が悪い可能性があることを知っておくとよいかもしれません。

 

悪い口コミ② がんばった人が損するような状態になっている

 

技術力のある社員とない社員の差が激しく。一定以上できる社員に負荷が集中する体制である。 原因の一端として、資格補助が少ないなど、社員の成長を推進するような仕組みが整っていないためにやる気のある社員とない社員で差が広がりやすくなると思われる。

また、こういった体制のため中堅以上や役職者へ負荷が集中する形になっており、昇進することへの魅力がない。 負荷が集中しているような社員へも特に給与面での大きな差はなく、頑張った人間が損するような状態になっている。

 

「技術力の差によって業務負荷にも差がある」といった口コミです。

この方の感覚としては、技術力のある社員に負荷が集中しやすくなっていて、がんばった人が損するような状態になっているとのこと。

 

資格補助が少ないなど、社員の成長を後押しするような制度や仕組みがないために、技術力を高めるモチベーションもわきづらい環境だと感じているようです。

 

たしかに、自分が技術力のある立場で負荷が集中していると感じると、がんばっているのに報われないような気持ちにもなるかもしれません。

入社を検討している人は、想定される状況を事前に把握しておくとよいでしょう。

 

悪い口コミ③ 育休や産休の取りやすさは所属による

 

育休や産休は取りやすいと思うが、プロジェクトやチームによるのが正直なところだと思う。

 

産休や育休の取りやすさに関する口コミも見られました。

この方も産休などは一定取りやすいと感じているようですが、全社共通というより所属チームなどによって異なる部分もあるようです。

 

これは富士ソフトに限った話でもなく、あるあるの状況かもしれません。

富士ソフトだとエンジニアが基本なのでチーム単位での比較になりますが、一般的な会社だと所属部署や職種によって違いがありそうです。

 

働きやすさに関する制度があるからといって、チーム状況によってはすんなり取得できない可能性があることは知っておくとよいかと。

できる限りギャップをなくすために、入社後の懸念を想定しておくことが大切ですね。

 

社員の口コミを見ても、残業時間などは適切に管理されていることがわかりました。

富士ソフトに限らず働き方改革の意識は広く問われるようになっているし、今は以前と比べて異なる状況になっているといえそうだね。

【総評】富士ソフトで働くのはやばいと言えるのか?

 

ここまで、富士ソフトがやばいと言われる理由や社員の口コミを紹介しました。

記事を読む前に「富士ソフトはやばい会社なのか?」と漠然と考えていたときと比べると、同社の実態に対する理解が深まったかと思います。

 

ただ、これらを踏まえた上で「結局、富士ソフトで働くのはやばいと言えるのか?」の判断に迷っている人もいるかもしれません。

 

よって、この問いに対する僕の結論を共有しますね。

(僕はこれまで就活・転職市場に7年以上関わってきたので、これらの知見を踏まえた上で素直な意見を共有します!)

 

【富士ソフトに対する結論】

以前のイメージからブラック企業だと認識している人も多くいるが、現在の実態はかなり改善されており決してやばい会社ではない。

 

ただし「人が多いゆえに個人の裁量は大きくない」「技術力の差により業務負荷にバラツキがあり、がんばっても報われにくい状態になっている」といった懸念点は、入社を目指す場合は事前に押さえておくべきである。

 

「富士ソフトはやばい」と言われる主な理由は、過去のブラック企業のイメージから長時間残業や薄給といったネガティブな連想をする人が多くいるからです。

しかし、前章までで共有したように現状はかなり改善されているのが実態でした。

 

よって、ネット上にある「やばい」との声をそのまま鵜呑みにするのは微妙かと。

ただ、社員の口コミにあったような懸念点を知らずに入社を決めると、働き始めてからギャップを感じる可能性があるので注意が必要です。

 

想定される懸念点もリサーチした上での入社なら、ギャップは大きく減らせます。

実態を踏まえて富士ソフトに魅力を感じている人は、その他の口コミもチェックした上でエントリーするかどうかを検討してみてくださいね。

 

長時間残業や離職率が著しく高いなどのイメージは実態と異なっていたよね。「やばくない会社=誰にでもおすすめできる」ではないけど、悪評に懸念を感じていた人がいたら実態を踏まえてエントリーを検討するといいよ!

富士ソフトに就職するメリット【3選】

 

次にこの章では、富士ソフトに就職するメリットを紹介します。

富士ソフトの概要や口コミを踏まえて改めてメリットといえる内容を整理したので、ぜひ順に見ていきましょう!

 

【富士ソフトに就職するメリット】

  • 研修制度が充実していて未経験でも目指せる
  • 福利厚生が充実している
  • 働き方改革に対する意識が高い

 

メリット① 研修制度が充実していて未経験でも目指せる

 

富士ソフトは研修制度が充実していて、未経験でも入社を目指せます。

入社後1〜2ヶ月かけておこなわれる新人研修のほかにも、OJTや各種技術研修・ステップアップ研修などの制度が用意されているんですよね。

 

IT系の会社でキャリアを築いていきたいと思ったときに、過去に同様の分野で学んだ経験がないことがネックになることはよくあります。

どうしても未経験だと、エントリーをためらうものなんですよね。

 

ただ、研修制度が充実していて未経験者も採用している富士ソフトなら、これから同分野でキャリアを築いていきたい人とも相性がよいかと。

条件に当てはまる人は、選択肢の1つとして検討するのもアリといえるでしょう。

 

メリット② 福利厚生が充実している

 

富士ソフトで働くメリットとして、福利厚生が充実していることもあります。

大手の上場企業ですし、福利厚生にも力を入れられているんですよね。

 

【富士ソフトの福利厚生の例】

  • 有給休暇取得の奨励(有給休暇奨励日・消化日の設置、マイホリデー休暇など)
  • 在宅勤務
  • 育児・介護支援
  • 長期休業制度(自己啓発や社会貢献活動を目的に連続休暇を最長1年間取得できる)
  • 独身寮・家族社宅
  • 保養所
  • 定期健康診断や受診後のフォロー

参考:富士ソフト「働く環境 福利厚生

 

在宅勤務制度や長期休業制度など、とくに社員のワークライフバランス向上につながる制度に力を入れている印象でした。

独身寮や社宅、保養所などが整備されている点も魅了的ですよね。

 

ネット上ではネガティブな声が多く、魅了的な福利厚生が注目されることは少ないですが、入社を検討する上では確実に知っておくべき内容です。

 

メリット③ 働き方改革に対する意識が高い

 

一般にはあまり知られていませんが、働き方改革に対する意識は非常に高いです。

働き方改革のトップランナー」といった特集ページが用意されているように、全社でかなり力を入れて取り組まれているんですよね。

 

【働き方改革による実績】

  • 有給取得率:69.8%
  • 在宅勤務中心の社員比率:40%以上
  • 育児休業取得者:171名

 

テレワークやウルトラフレックス制度(コアタイムなしのフレックスタイム制度を超える)などの取り組みもされています。

以前の悪いイメージから脱するためにも、力を入れられてきたのかもしれません。

 

実際、総務省のテレワーク先駆者百選、厚生労働省のえるぼし認定・子育てサポート企業認定などの受賞実績もあるようです。

 

ある意味ネット上の声とは真逆の内容ですが、富士ソフトへの入社を考えている人は判断材料の1つに加えておくことを僕はおすすめしますね。

 

福利厚生や労働環境などにはどちらかというとネガティブなイメージがありましたが、実態はむしろ強みと言えるほど力を入れられているんですね。

あまり知られていない入社メリットともいえるから、確実に知っておくべき内容だよ!

富士ソフトに就職するデメリット【3選】

 

続いてこの章では、富士ソフトに就職するデメリットを共有しますね。

口コミ同様、企業を評価する上ではメリットとデメリットの両方を確認することが必須です。

 

口コミには見られなかったデメリットもまとめているので、応募や入社を検討している人はぜひチェックしておいてください!

 

【富士ソフトに就職するデメリット】

  • 習得できるスキルは配属される案件による
  • 配属先によって取り巻く状況が異なる
  • メンタルが弱い人は心身を病む恐れがある

 

デメリット① 習得できるスキルは配属される案件による

 

富士ソフトで習得できるスキルは、配属される案件に依存しやすいです。

メリットで紹介したように、富士ソフトは社員の働き方に力を入れています。

 

ただ、実際に働くのは取引のある客先に常駐してという形となることが基本なので、配属先によって左右される要素もいくつかあるんですよね。

そして、その1つとして考えられるのが習得できるスキルです。

 

どんな業務を担当するかは案件によって決まる部分もあるので、状況によっては自分が望んでいる経験ができないこともあるかもしれません。

 

よって「エンジニアの経験を積むため」という目的意識を持っていても、自分の希望通りの経験を積めない可能性があることは知っておくとよいでしょう。

 

デメリット② 配属先によって取り巻く状況が異なる

 

1つ目と同様の理由で、スキル以外にも状況が異なる可能性があります。

極端な話、特定のプロジェクトでは月の残業時間が0でも、別のプロジェクトでは月に40時間を超えるような可能性もあるわけですね。

 

在宅勤務などの働き方や有給の取得しやすさなど、その他の部分でも労働環境に違いがある可能性は十分に考えられるかと。

 

一般的な会社と同じように長期間に渡って同じ状況化で働く環境ではないので、その点は入社前の段階で把握しておくようにしましょう。

 

デメリット③ メンタルが弱い人は心身を病む恐れがある

 

富士ソフトでは、プロジェクト単位などで配属される案件が変わります。

ゆえに一定期間が経過すると、自分を取り巻く状況や一緒に仕事をする人間関係などにも変化が生まれるんですよね。

 

なかには、環境や人間関係の変化を楽しく前向きに感じられる人もいると思います。

一方で、これらの環境の変化にストレスを感じる人は、メンタル面で負担を感じてしまう恐れもあるわけですね。

 

悪い例として、トラブルを抱えている案件に配属されると、周囲の人にも余裕がなく神経をすり減らすような環境下で働かないといけないかもしれません。

 

デメリットなのであえて悪い可能性に注目して記載していますが、入社後のギャップをなくすためにも懸念の1つとして知っておくとよいでしょう。

 

一定期間で配属先やプロジェクトが変わることは、富士ソフトに入社するのであれば確実に押さえておく必要がありそうですね。

富士ソフトのやばさを調べる人からよくある質問

 

最後に本章では、富士ソフトのやばさを調べる人からよくある質問に回答します。

似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!

 

【富士ソフトのやばさを調べる人からよくある質問】

  • 富士ソフトはホワイト化したと聞くけど本当?
  • 富士ソフトが潰れる心配はない?
  • 富士ソフトへの就職は負け組なの?

 

質問① 富士ソフトはホワイト化したと聞くけど本当?

 

何を持って「ホワイト化」と捉えるかにもよりますが、以前と比べて働きやすい環境になっていることは間違いないかと。

 

記事前半で共有したように、残業時間や給料などはブラック待遇ではありません。

以前のイメージから「富士ソフト=ブラック企業」と認識する人も多いですが、現状は変化している部分も多くあるんですよね。

 

総務省や厚生労働省による「働きやすさに関する認定制度」で受賞実績があることからも、一定ホワイト度の高い会社だと捉えても間違いではないでしょう。

 

質問② 富士ソフトが潰れる心配はない?

 

どの企業でも、潰れる心配が0といい切れることはないかと。

今がいかに優れた状況であっても、長い目で考えたときに社会情勢などを含めた取り巻く状況を正確に予測することはできないですからね。

 

ただ、その前提のもとで可能性を考えたとしても、富士ソフトは一定安定して働くことができる会社といえると思います。

 

1970年設立で実績豊富ですし、独立系Slerとして広く認知されている大手企業です。

将来の安定性を重視する人にとっても、決して悪い選択肢ではないといえるでしょう。

 

質問③ 富士ソフトへの就職は負け組なの?

 

これも、何を持って負け組と捉えるかによりますね。

人によっては以前のイメージで「富士ソフト=ブラック企業」と捉えて、負け組と考えるような人もいるかもしれません。

 

ただ、これまで記事内で解説してきたように現在の実態はかなり改善されていますし、その点を踏まえると決して負け組とはいえないかと。

もちろん、現状を踏まえてもどのように捉えるかは人によって異なりますけどね。

 

結局は、自分がこれらの情報を踏まえてどのように感じるかがすべてだと思います。

実態を踏まえてもネガティブな声のほうが気になって負け組と感じる場合は、ほかの企業への入社を検討するのがよいかもしれません。

 

就職先を決める上ではいろいろな声が気になるよね。ただ、最終的には自分がどのように判断するかが重要だから、外の声ではなく自分の内側の声と向き合うといいよ!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

独立系の大手Sler富士ソフトについて、やばいと言われる理由や社員からの口コミなどを網羅的に共有しました。

 

富士ソフトは、以前にブラック企業の筆頭として知られていたことがありました。

このイメージが残っていることで、「富士ソフトはやばい」といったネガティブな声が実態以上に出回っている部分も大いにあるかと。

 

データなどを交えて共有したように、現状の労働環境はかなり改善されています。

むしろ働き方改革に力を入れている企業ともいえるので、ネット上の声ではなく実態を踏まえて応募や入社を検討することを僕はおすすめしますね!

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効なホワイト企業転職の攻略法を簡潔にまとめています。

 

ホワイト企業への転職に必要な3要素、転職回数が増えても年収を上げる戦略を共有しているので、少しでも興味を持った人はこちらもぜひ。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 富士ソフトは、高い技術力と提案力を強みとする独立系の大手Slerである。
  • やばいと言われる根本の理由は「富士ソフト=ブラック企業」という以前のイメージの影響が大きい。
  • 残業時間や年収・離職率などのデータを見ると、噂と現在の実態は異なるとわかる。
  • 充実した福利厚生や働き方改革に対する意識の高さは、むしり入社メリットといえる。
  • 配属先によって取り巻く環境や習得できるスキルに違いがある点は知っておくとよい。