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【野村不動産はやばい?】社員の口コミを元に実態を調査!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

今回は野村不動産について、徹底調査していきます。

 

ネットを見ていると、「野村不動産 やばい」と検索する人は多いようです。

たしかに不動産業界の企業は、労働環境が厳しい企業も多いので、就職するのはやばいのか気になるところですよね。

 

今回はそんな野村不動産について、入社メリットだけでなく、デメリットまで含めて網羅的に解説していきます。

野村不動産へのエントリーを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!

 

野村不動産への就職を検討しているので、入社メリットとデメリット詳しく教えてください!

もちろん!ネット上で野村不動産への就職を反対する声も集めたから、それらを共有していくね!

野村不動産はどんな会社か?


野村不動産」は、日本最大規模の総合デベロッパーです。

分譲マンションや分譲戸建住宅、オフィスビルや商業施設などを対象に企画開発をおこなっている不動産会社ですね。

 

そのほか、大規模複合開発や再開発なども手掛けています。

18年連続でグッドデザイン章を受賞、オフィスや商業施設の賃貸可能床面積は約91万m²、テナント数は約900社など実績も圧倒的です。

 

会社名 野村不動産株式会社
本社所在地 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
設立 1957年4月15日
代表取締役 松尾 大作
資本金 20億円(2023年4月1日現在)
従業員数 1,997名(2023年4月1日現在)
事業内容 マンション分譲事業
戸建分譲事業
投資・開発事業
ビルディング事業
建築・設計事業
資産運用事業 など

 

未来につながる街づくりを通して、人生を豊かにしようと活動する会社ですね。

ローカルデベロッパーとパートナーシップを築くことで、国内だけでなく東南アジアを中心にグローバルでも事業を展開していますよ。

 

不動産業界に対して男性が多いイメージを抱く人もいるかもしれませんが、女性従業員比率も約30%となっていました。

デベロッパー志望の人は、欠かさずチェックしておくべき会社といえますね。

 

グッドデザイン章を連続で受賞しているなどの実績は知りませんでした!

従業員の約半数は異業種からのキャリア入社となっているから、別業界から転職での入社を目指す人も全然アリだよ!

「野村不動産はやばい」と言われる理由【5選】

 

次にこの章では、本題である「野村不動産はやばい」と言われる理由を共有します。

徹底調査するなかで見えてきた「やばいと言われる5つの理由」を整理したので、応募を検討している人はぜひチェックしてみてください!

 

【野村不動産はやばいと言われる理由】

  • 以前にブラック企業大賞にノミネートされたから
  • 残業時間が多いイメージがあるから
  • 離職率が高いイメージがあるから
  • 高年収で勝ち組のイメージがあるから
  • 採用大学のレベルが高くエリートのイメージがあるから

 

理由① 以前にブラック企業大賞にノミネートされたから

 

ブラック企業大賞のノミネート履歴を理由にやばいと考える人が一定いるようです。

ブラック企業大賞とは、労働環境の悪さなどが問題となった企業を毎年選出して、皮肉を込めて「賞」を送るというコンセプトの企画のこと。

 

長時間労働やセクハラ・パワハラ、低賃金などの観点で評価されるものですね。

野村不動産はこのブラック企業大賞において、2018年に9社ノミネートされたうちの1社として選出されました。

 

選定理由は「裁量労働制」が違法適用されており、16年9月に50代の男性社員が過労自殺していたことが18年3月に発覚したことです(参考)。

同社員は、月残業時間が180時間を超えるなど長時間労働を強いられていたとのこと。

 

その後は改善されているはずですが、2018年とそこまで古くない情報ということもあり、現在も野村不動産はやばいと考える人もいるようですね。

入社後に知るとギャップを感じる恐れもあるので、事前に把握しておくとよいでしょう。

 

理由② 残業時間が多いイメージがあるから

 

ネガティブな見方として、長時間残業を懸念する人もいます。

不動産業界の大手企業というだけでも、業務が多忙で残業時間が多いのでは?とイメージする人が一定いるんですよね。

 

ブラック企業大賞の履歴から、労働環境が悪いと想像する人もいるかもしれません。

オープンワークなど、社員からの口コミをまとめているサイトに記載されていた野村不動産の平均残業時間は以下のとおりです。

 

【野村不動産の平均残業時間】

  • オープンワークの情報:30.9時間/月(参考
  • 転職会議の情報:28時間/月(参考
  • ライトハウスの情報:31時間/月(参考

 

上記を参考にすると、残業時間の平均は月30時間程度と予想できますね

ただ、上記は口コミサイトに投稿した方たちのデータから算出されたものなので、公式が発表する情報と比べると正確性に欠ける点は注意が必要です。

 

とはいえ、口コミ投稿数の多さから一定は参考にしてよいと僕は思いますね。

30時間をどのように評価するかは個々人によりますが、やばいと言えるほど極端に多い残業時間ではないといえそうです。

 

理由③ 離職率が高いイメージがあるから

 

残業時間と同様に、離職率についても漠然と悪いイメージをする人がいます。

ただ結論、野村不動産の離職率はやばいと言えるほど高い値ではありませんでした。

 

公式サイトに記載されている情報によると、同社の離職率は2022年度で5.46%、2021年度で5.17%となっています(参考)。

比較材料として厚生労働省のデータを見ると、離職率の全体平均は11.1%でした。

 

よって野村不動産の離職率は、平均に対して半分程度とむしろ低い値なんですよね。

このようにデータとして明確に確認ができるものは、漠然としたイメージで予測するのではなく自ら確認して実態を把握することが大切です。

 

今回と真逆の場合のように、よい予測をして実際は悪かったら危険ですからね。

感覚的なイメージや世間の声に惑わされないように、実態をもとに判断をしましょう。

 

理由④ 高年収で勝ち組のイメージがあるから

 

やばいと言われる理由を調べていると、ポジティブな意味合いもあるとわかりました。

「よい企業すぎてやばい」といった意味合いで使われているケースもあるわけですね。

 

その1つとして、高年収で勝ち組のイメージを持つ人がいました。

では、実際に年収水準は高いと言えるのか?

 

野村不動産の関連会社では、持株会社である野村不動産ホールディングスが上場企業なので有価証券報告書にて社員の平均年収を公開しています。

以下は、直近5年間のデータをまとめたものです。

 

期間 平均年収
2023年3月期 1,033万円
2022年3月期 1,017万円
2021年3月期 1,011万円
2020年3月期 946万円
2019年3月期 1,022万円

 

持株会社の情報なので、野村不動産の年収水準も同じとはいえません。

ただ、上記を見る限り関連会社の野村不動産も低年収の可能性は少なそうかと。

 

公式情報ではないですが、参考までに口コミサイトの平均年収データを紹介しますね。

オープンワークが公表していた年収情報を見ると、野村不動産の平均年収は870万円となっていました。

 

回答者の平均データですが、十分に高年収といえるほどの待遇だと思います。

よって高年収を理由に野村不動産はやばいと考えていた人は、ある意味その認識は正しかったといえるかもしれません。

 

理由⑤ 採用大学のレベルが高くエリートのイメージがあるから

 

採用水準の高さに「野村不動産はやばい」と考える人もいるようです。

高学歴の優秀層しか入社できないエリート企業といったイメージを抱いて、やばい企業と考える人がいるわけですね。

 

就職四季報の情報によると、野村不動産の大学別の採用人数ランキングは以下のとおりでした。

 

順位 大学名 採用人数
1位 早稲田大学 10名
2位 慶応義塾大学 8名
3位 立教大学 5名
4位 千葉大学 3名
5位 東京大学 2名
5位 京都大学 2名
5位 九州大学 2名
5位 横浜国立大学 2名
5位 明治大学 2名
10位 一橋大学 1名
10位 大阪大学 1名
10位 東北大学 1名
10位 神戸大学 1名
10位 筑波大学 1名
10位 横浜市立大学 1名
10位 上智大学 1名
10位 青山学院大学 1名
10位 中央大学 1名
10位 学習院大学 1名
10位 アーカンソー州立大学 1名

参考:就職四季報2022年度版

 

早稲田と慶応からの採用人数が圧倒的に多くなっていて、3位以下を見ても高偏差値の国公立や難関私大ばかりとなっていますね。

よって、野村不動産の採用大学のレベルが高いことは事実といえるかと。

 

ただ「採用大学のレベルが高い=野村不動産はやばい会社」と捉えるのはあまり適切とはいえないかもしれません。

「やばい」の意味合いにもよりますが、誤解しないように実態を把握しておきましょう。

 

「野村不動産はやばい」と聞くとネガティブな印象を受けますが、別の意味合いでやばいと言われていることもあるんですね。

そうなんだよね。だからこそネット上の声を漠然と信じると誤った認識をする恐れがあるから、1つずつ理由と実態を確認しておくことが大切だよ。

野村不動産に対する社員からの口コミ評判

 

続いてこの章では、野村不動産に対する社員からの口コミ評判を紹介しますね。

口コミサイトのオープンワークの情報を参考にして、野村不動産に対する良い声と悪い声をまとめました。

 

社員からの口コミを見ると、公式HPの情報からは見えにくい実態をつかみやすいので、少しでも応募を考えている人は欠かさず確認しておきましょう!

 

【野村不動産に対する社員からの口コミ評判】

  • 基本的に9年目で年収1000万円を目指せる
  • 積極的に学ぶ姿勢があれば成長できる環境
  • 働き方改革が進んでいる
  • 平日休みのつらさがある
  • ジョブローテーションが少ない
  • 自ら考えて業務に取り組む人は少ないと感じる

 

良い口コミ① 基本的に9年目で年収1000万円を目指せる

 

9年目までは基本的にエスカレーター式で昇給昇格がある。

9年目で1000万円に基本的には乗るが、7.8年目でも評価によっては1000万円に乗っている社員も恐らくいるように感じる。13年目以降でポスト課長を担える年次になるが、狭き門で毎年2、3割の社員しか昇格ができない。

 

年収や給与制度に関するポジティブな口コミです。

この方によると、入社から9年目までは基本的にエスカレーター式で昇給や昇格ができるとのこと。

 

そして、基本的に9年目で年収1,000万円を目指せると書かれています。

なかには、入社して7、8年目でも年収1,000万円以上となっている人がいると感じられているようですね。

 

この給与制度をどのように感じるかは人それぞれだと思います。

ただ、半自動的に昇給や昇格できる環境や年収1,000万円を目指せる環境を魅力的に感じる人には、野村不動産は相性がよいといえそうですね。

 

良い口コミ② 積極的に学ぶ姿勢があれば成長できる環境

 

野村不動産という看板を掲げることで、多岐にわたる人脈を形成できた。

野村不動産は、教わるというよりは、上司・先輩の背中を見て積極的に学ぶ姿勢があれば、自身のスキルも身につくし、周りも助けてくれる風潮がある。ただ、教わるのを待つ人ややる気のない人は淘汰されていくイメージ。

 

働きがいや成長に関する部分での前向きな口コミも見られました。

この方の体感としては、自ら積極的に学ぶ姿勢があればスキルが身についていき、上司や先輩なども助けてくれる風潮があったとのこと。

 

野村不動産という大手企業の看板を掲げられることによって、人脈を形成できた部分もあったようですね。

たしかに、人脈形成の観点でも大手の肩書きは有効な場面があるかもしれません。

 

受け身の人とは相性が悪いともいえますが、自律的な人や主体的に動いて経験を積みたい人ならどんどん成長できる環境といえそうです。

 

良い口コミ③ 働き方改革が進んでいる

 

働き方改革のトレンドが芽生える前には、いわゆる野村のイメージ通り、モーレツに長時間働く、働ける環境だったがここ5年間で急激かつ非常にライフワークバランスのとりやすい職場環境が整ってきたように感じる。

所属する本部、部署によっては時期的に長時間労働をしている社員も見受けられるが、全社員に対して36協定は必ず守られるような環境になった。 数年前から年間有給を12日取得することが全社員マストとなり、自身も1月現在有給は16日取得している。

 

「働き方改革が急速に進んでいる」といった口コミもありました。

これは2023年の口コミですが「ここ5年間で〜」と書かれているので、2018年のブラック企業大賞の選出が大きな契機となった部分もあるかもしれません。

 

当たり前に感じられる部分もありますが、全社員が36協定を必ず守る環境になったり、有給を毎年12日取得することがマストになったりしているとのこと。

 

働き方改革は社会全体で叫ばれていることなので、今後も社員にとって働きやすい環境となるようにさらに改善されていく可能性が高いかと。

ワークライフバランスの観点でも、野村不動産は働きやすい環境といえそうですね。

 

悪い口コミ① 平日休みのつらさがある

 

新卒入社の約4割が住宅営業に配属になるため、平日休みになることやエンドユーザー相手の仕事に耐えられることが覚悟できれば入社をしても良いかと思う。

平日休みは人によってはプライベートで会社の人間以外との関係が途絶えてしまうため、想像以上にきつい。いわゆる開発業務に携わることのできる社員は少ない。

 

ここからは、野村不動産に対するネガティブな声を紹介していきますね。

上記は、入社後のギャップとして平日休みのつらさを感じた方の口コミです。

 

新入社員の約4割が配属されるという住宅営業職は、平日休みになるとのこと。

これは入社前から想定可能な内容ではありますが、実際に自分がその環境下に置かれるとこの方は想像以上にきつさを感じたようです。

 

一般的には土日休みの会社が多いので、平日に休みがあっても他社で働く人とは予定を合わせにくい部分がありそうですね。

その結果、同じ会社の人としか関係を続けられない状況になる可能性があるようです。

 

土日と比べると混雑していないなどのメリットもありそうですが、平日休みならではのデメリットも想定しておくとミスマッチを防げそうですね。

 

悪い口コミ② ジョブローテーションが少ない

 

ジョブローテーションが他社よりも少ないこと。

最近は労働組合の働きかけもあり入社して8年以内に2業務を経験することがルール化されているが、それ以外は組織編成に伴う人員配置変更であり、個人のキャリアを考えた異動は少ないように感じる。それ故に、ジョブローテーション感覚で同業他社への転職を考えたことはある。

 

退職検討理由として、ジョブローテーションの少なさをあげていた方がいました。

入社から8年以内に2つの業務を経験するようにルール化されたようですが、それ以外の配置転換は基本的に少ないようです。

 

個人のキャリアを考えた異動が文化として根付いていたら素晴らしいですが、実際はそこまで実行できている会社は少ないかもしれません。

 

野村不動産も同様で、ジョブローテーションを希望しても叶いそうにない場合は転職が対処法になるといえそうです。

とくに複数業務を経験したい意欲が強い人は、入社前に把握しておくとよいでしょう。

 

悪い口コミ③ 自ら考えて業務に取り組む人は少ないと感じる

 

旧来のトップダウン体質から脱却したものの、自ら考えて仕事に取り組む人が非常に少ないこと。 意外と周りを見てからモノゴトを判断するため、面白いと思う事業があってもちょっとやそっとで飛びついてやろう!とはならず、色々な人の承諾がマストなため動き出しが非常に遅い。

 

会社の弱みとして、社員の人柄や特性などに言及した口コミもありました。

この方の感覚としては、自ら考えて仕事に取り組む社員は少なく、周囲を見てから物事を判断されることが多いようです。

 

他の口コミ同様に、これはあくまでも主観的な意見です。

また、この方の所属部署や職種だけで起きている話という可能性も十分にあります。

 

ただ、この情報が全社に当てはまる・かつ自分がストレスを感じる環境だと相性が悪いといえるので、事前に把握して相性を判断するようにしましょう。

 

働きやすさに関しては、ここ数年で確実に改善されているといえそうですね!

社員からの口コミに書かれていると信憑性が高いよね。職種によっては平日休みとなるようだから、ストレスの要因にならなさそうか?は事前に考えておくといいよ。

【総評】野村不動産で働くのはやばいと言えるのか?

 

ここまで、野村不動産がやばいと言われる理由や社員の口コミなどを紹介しました。

ブラック企業大賞に選出されていたことや、そこから連想されて長時間残業や離職率が高いなどのイメージを持たれることがあるようでしたね。

 

一方で実態を調べると、現在は働き方改革などが進んでいることも見えてきたかと。

ただ、これらを踏まえた上で「結局、野村不動産はやばい会社なのか?」と疑問を感じている人も一定いるかもしれません

 

そこで、参考までに僕が考える結論も共有しておきますね。

僕はこれまで就活・転職市場に7年以上関わってきたので、これらの知見を踏まえた上での正直な考えをお伝えします!

 

【野村不動産に対する結論】

やばいと言われる内容は改善されており、優良度の高いデベロッパーである。

ブラック企業大賞にノミネートされていたことは事実だが、社員からの口コミを見てもその後は働き方改革が急速に進んできたことがわかる。

 

採用大学のレベルは高く誰もが入社できる企業ではないが、長残業時間などを懸念して応募しないのはもったいないといえる。

 

結論として、僕は「野村不動産は避けるべきやばい会社」とは思いません。

過去に悪質な労働環境で働かせていた人がいることも事実ですが、現在は改善が進んでおりワークライフバランスを実現できる環境です。

 

平日休みがつらい、ジョブローテーションが少ないといった声もありましたが、だからといって誰もが避けるべき会社とはいえないかと。

もちろんこれらが極端にストレスとなる人は応募を控えるべきですけどね。

 

不動産業界を志望する人にはやはり有力な候補となるので、少しでも野村不動産に関心がある人はぜひ積極的にチャレンジしてみてください!

 

やはりネット上の噂をそのまま信じるのではなくて、現在の実態を自分なりに幅広く調べた上で自分との相性を判断することが大切だよ!

野村不動産に就職するメリット【3選】

 

次にこの章では、野村不動産に就職するメリットを紹介します。

前述した内容などを踏まえてメリットといえる特徴を改めて整理したので、応募を検討している人はぜひ参考にしてみてください!

 

【野村不動産に就職するメリット】

  • 豊かな時間の提供にこだわって仕事ができる
  • ウェルネス経営に対する意識が高い
  • ワークライフバランス実現にも力を入れている

 

メリット① 豊かな時間の提供にこだわって仕事ができる

 

野村不動産は「人々の生活に寄り添って豊かな時間を提供すること」を使命としています。

デベロッパーとしてマンションや戸建の分譲事業、建築・設計事業などを手掛けていますが、根底にあるのはこの想いなんですよね。

 

よって「暮らす人にとっての豊かな時間とは?」「働く人にとっての豊かな時間とは?」といった問いと向き合いながら業務をおこなうことになります。

 

人によっては、この使命にあまり深く共感できない人もいるとは思います。

でも反対に深く共感できる人なら、自分の仕事の価値や意義に誇りを持つことができてモチベーション高く働けるかと

 

個人的には、こうした会社が事業をする目的となる部分への共感は重要だと思います。

仕事のやりがいなどにも直結する部分なので、豊かな時間を提供することに深く共感できる人にはぜひおすすめしたい会社ですね。

 

メリット② ウェルネス経営に対する意識が高い

 

野村不動産は、職員の心身の健康を何よりも大切にしていると公表しています。

この前提のもと、全社員が活き活きと仕事に取り組むことが企業の持続的な成長につながるという「ウェルネス経営」を目指しているんですよね(参考)。

 

単に指針として掲げているだけでなく、社内でウェルネス経営に関するイベントを開催したり、進捗を測るアンケートを実施したりしていました。

以下は、取り組みによる成果として記載されていた内容の一例です。

 

▼ウェルネス経営への取り組みによる成果

項目 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
ストレスチェック受検率 86.9% 88.5% 88.8% 88.8% 94.5%
生活習慣リスク個数 2.89個 2.86個 2.68個 2.67個 2.61個
飲酒頻度(毎日) 30.3% 30.0% 27.5% 27.0% 25.9%
メンタル不調による長期欠勤率 0.62% 0.81% 1.13% 0.78% 0.80%
高ストレス者率 7.0% 7.8% 5.5% 7.4% 5.9%

 

対外的に方針を形式的に掲げる会社はよくありますが、ここまで実際に活動とモニタリングをしている会社はあまり多くないかと。

経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2023」にも認定されていました。

 

これからもウェルネス経営への意識はさらに高まっていくと予想されるので、社員目線ではありがたい環境といえるでしょう。

 

メリット③ ワークライフバランス実現にも力を入れている

 

社員のワークライフバランス実現にも力を入れている印象でした。

具体的には、次のような福利厚生が用意されています(参考)。

 

【野村不動産の福利厚生の例】

  • 結婚時のサポート
    準社宅制度:規定の等級において支援制度あり
  • 出産時のサポート
    産前産後休暇(有給・女性):出産予定日前の6週間~出産後8週間
    出生時育児休暇(有給・男性):出生後8週間の中で28日間取得可能
    バース休暇(有給・男性):生後半年まで、5日間の特別休暇付与
    出産育児一時金・付加金:健保組合より支給あり
  • 育児に関するサポート
    育児休業(性別不問):原則、子が3歳に達する日までを限度として届け出た期間で取得可能
  • 介護に関するサポート
    介護休業:家族が要介護状態にある場合、一要介護状態につき最長通算3年から分割取得可能
  • 独身寮借上げ住宅制度
    規定の等級において支援制度あり
  • 女性向け特別休暇
    エフ休暇:生理・不妊治療・更年期等の女性特有の体調不良の際に取得可能な休暇

 

似た制度を導入することは一般的になりつつありますが、それでもここまで充実している会社はあまり多くありません。

プライベートと両立して働きたい人にも、野村不動産はよい選択肢となるでしょう。

 

ウェルネス経営やワークライフバランスを掲げるだけではなく、実際に制度などとして充実させている点は魅力的ですね。

ここまで反映させられるのは大手ならではでもあるし、待遇面などを重視して企業を選びたい人にもおすすめできる会社だよ!

野村不動産に就職するデメリット【3選】

 

続いてこの章では、野村不動産に就職するデメリットを紹介します。

入社前にデメリットを把握しておくと後悔を防げるので、メリットだけではなく懸念される部分も確認しておきましょう。

 

【野村不動産に就職するデメリット】

  • 個人のキャリアを考えた異動は多くない
  • 上司が頻繁に変わることがストレスとなる可能性がある 
  • 学歴フィルターがある可能性が高い

 

デメリット① 個人のキャリアを考えた異動は多くない

 

口コミを見る限り、野村不動産では個人のキャリアを考えた異動は多くありません。

入社して8年以内に2つの業務を経験することがルール化されたものの、それ以外は組織編成に伴う人員配置変更が基本のようです。

 

よって、野村不動産のなかでキャリア変遷を遂げるのは難易度が高いといえるかと。

仕事の経験を重ねると別の職種や部署に興味が出てくることもありますが、同社ではその希望があまり叶わないかもしれません。

 

もちろん、個人のキャリア形成を優先して異動希望などが自由度高く叶う会社は、他を見てもそもそもあまり多くないとは思います。

ただ、大手だからと理想を抱くとギャップを感じる恐れがあるので、入社前に把握しておくとよいでしょう。

 

デメリット② 上司が頻繁に変わることがストレスとなる可能性がある

 

オープンワークで野村不動産の退職検討理由を見ていると、「上司がコロコロ変わる」といった口コミがありました。

ゆえに、人や組織の変化に馴染むまでの過程がストレスになったとのこと。

 

これは、すべての部署や職種に当てはまる話ではないかもしれません。

しかし、自分がいざ同じ状況を経験することを想像すると、新たな人間関係を好む人でなければ同様のストレスを感じる可能性があるかと。

 

あくまで可能性の1つではありますが、これから応募をする人は想定されるデメリットとして知っておくとよいでしょう。

 

デメリット③ 学歴フィルターがある可能性が高い

 

野村不動産の採用大学を見ると、高偏差値の大学ばかりとなっていました。

第2章のなかで採用大学の内訳を紹介しましたが、1位は早稲田・2位は慶応となっていて、3位以下も国公立や難関私大が並んでいましたね。

 

この情報を参考にすると、野村不動産は学歴フィルターがある可能性が高いかと。

他の年度を見ても同様の傾向があったので、最低でもGMARCHや国立大学レベルが求められると考えてよいかもしれません。

 

ただ、野村不動産が「学歴フィルターがある」と公言しているわけではありません。

あくまで採用大学の情報を見たときに、「一定の学歴フィルターを採用している可能性が高い」と推測しているだけです。

 

人気企業ゆえに多くのエントリーがあるので、そのなかで優秀な学生を採用したら結果的に高偏差値大学の出身者ばかりとなっている可能性もあります。

この点は混乱しやすいので、事実と推測を分けて正確に認識しておいてくださいね。

 

 

学歴フィルターの有無に関する真偽はわからないですが、優秀な人材が集まっていることは間違いないといえそうですね。

とはいえ応募しないと受かる可能性はゼロだから、少しでも気になるならエントリーしておいたほうが後悔を防げるはずだよ。

「野村不動産はやばい」と調べる人からよくある質問

 

最後の章では、「野村不動産はやばい」と調べる人からよくある質問に回答します。

もし似た疑問を抱いていた人がいたら、ここでの回答を参考にしてみてください!

 

【野村不動産はやばいと調べる人からよくある質問】

  • 野村不動産の就職難易度はどのくらい?
  • 野村不動産の中途採用の難易度はどう?
  • 野村不動産はインターンを開催している?

 

質問① 野村不動産の就職難易度はどのくらい?

 

東洋経済ONLINEが公表する「入社が難しい有名企業ランキングトップ200社」のなかで、野村不動産は30位にランクインしていました。

このデータからも、野村不動産の就職難易度はかなり高いといえそうです。

 

【野村不動産の就職難易度】

1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)

2位:ボストンコンサルティンググループ(66.5)

3位:三菱商事(65.1)

・・・

29位:日本郵船(62.7)

30位:野村不動産(62.7)

31位:野村総合研究所(62.5)

引用:東洋経済ONLINE「入社が難しい有名企業ランキングトップ200社

 

数多くの有名企業ばかりが並んでいて、そのなかで30位となっていますね。

ただ、繰り返しになりますが応募をしないと受かる可能性はゼロなので、後悔しないためにも積極的にエントリーすることを僕はおすすめします。

 

質問② 野村不動産の中途採用の難易度はどう?

 

中途採用に関しても、難易度は決して低くありません。

むしろ上述した就職難易度のデータなどを踏まえると、新卒でも中途でも関係なく内定を得る難易度は高いと考えるのが適切かと。

 

徹底した対策は必須になるので、惰性的にエントリーするのは避けて万全な状態で書類を応募するところから始めてみてくださいね。

 

質問③ 野村不動産はインターンを開催している?

 

インターンを開催しています。

2023年12月時点では、以下のインターン情報が確認できました。

 

【自分と社会の未来に向き合う3days】

  • 1日目:プロジェクトテーマの紹介、各チームでのコンセプト立案
  • 2日目:企画プランニング、プレゼンテーション、優勝チームの発表・講評
  • 3日目:現場社員との交流、仕事理解を深める

参考:野村不動産「インターンシップ

 

上記には定員があり、参加するためには選考に合格する必要があります。

書類選考や自己PR動画+適性検査、グループディスカッションなどの選考に通過する必要があるようですね。

 

インターンは企業理解を深める上でかなり有用なので、新卒で入社を目指している人はぜひ積極的にチャレンジしてみてください!

 

やはり就職難易度はかなり高いと考えるのが妥当そうですね。

いくら志望度が高かったとしても、他社も並行して受けておくのが賢明といえるよ。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

「野村不動産はやばい」と言われる理由や社員からの口コミ、これらを踏まえて結局やばいと言えるのか?などを網羅的に共有しました。

 

僕の結論は、野村不動産は決してやばい会社とは考えていません。

以前にブラック企業大賞に選出された事実はありますが、現在は働き方改革やウェルネス経営が推進されていました。

 

社員の口コミを見ても、働きやすさが改善されていることは間違いないかと。

入社難易度は高いですがデベロッパー志望の人には有力候補となるので、少しでも関心がある人はぜひ積極的に応募してみてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効なホワイト企業転職の攻略法を簡潔にまとめています。

 

ホワイト企業への転職に必要な3要素、転職回数が増えても年収を上げる戦略を共有しているので、少しでも興味を持った人はこちらもぜひ。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 野村不動産は、日本最大規模の総合デベロッパーである。
  • ブラック企業大賞に選出された過去はあるが、現在は働き方改革などが進んでいる。
  • 平日休みのつらさがあること、部署異動が少ないことなどは把握しておくとよい。
  • ウェルネス経営やワークライフバランスに力を入れている点は評価すべきである。
  • 就職難易度はかなり高いが、少しでも気になるならまずはエントリーしてみるべきである。