就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は電機機器メーカーのブラザー工業を調査していきます!
僕が愛知県に住んでいた時、ブラザー工業のおしゃれなビルが道沿いにあって、それを見ながら「こんなところで働けるのかっこいいな〜!」と憧れていました。
また誰もが知る大手メーカーだからこそ、逆に就職するデメリットはないのか気になりますよね。
今回は社員さんの口コミなども見ながら、ブラザー工業に就職するメリットとデメリットを調査。
その上で、ブラザー工業への就職はどんな人が向いているのか、僕の考えを共有していきますね!
ブラザー工業は良いイメージがありますね!一流メーカーというイメージです!
まさにブラザー工業は一流メーカーの1つだよ。でもどの企業にもデメリット、向いていない人の特徴があるから、それを一緒に確認していこう!
- ブラザー工業はどんな会社か?
- 「ブラザー工業はやばい」と言われる理由【4点】
- ブラザー工業に対する社員からの口コミ評判
- 【総評】ブラザー工業で働くのはやばいと言えるのか?
- ブラザー工業に就職するメリット【3選】
- ブラザー工業に就職するデメリット【3選】
- 「ブラザー工業はやばい」と調べる人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
ブラザー工業はどんな会社か?
「ブラザー工業」は、プリンターやミシンなどの電機機器を手掛ける会社です。
オフィスや製造現場、生産工場・暮らしのなかで使われるものなど、ビジネスや社会のさまざまなシーンを支える製品を数多く開発する会社ですね。
具体的には、プリンターや複合機・工作機械・コーディング/マーキング機器・家庭用ミシン・業務用通信カラオケシステムなどを手掛けています。
家庭用ミシンやプリンターは、多くの人にとって身近な存在ですよね。
会社名 | ブラザー工業株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 |
設立 | 1934年1月15日 |
代表取締役 | 佐々木 一郎 |
資本金 | 19,209百万円 (2023年3月31日現在) |
従業員数 | 連結 41,653人 / 単独 3,890人 (2023年3月31日現在) |
事業内容 | ・プリンティング・アンド・ソリューションズ事業 ・マシナリー事業 ・ドミノ事業 ・ニッセイ事業 ・パーソナル・アンド・ホーム事業 ・ネットワーク・アンド・コンテンツ事業 |
同グループは、1908年にミシンの修理業から活動を始めました。
その後、顧客のニーズや時代の変化に合わせて製品を開発し続け、すでに100年以上に渡ってものづくりをしている老舗のメーカーですね。
本社が愛知県の名古屋市にあることも特徴の1つかと。
同社の事業領域に関心がある人はもちろん、愛知県のメーカーを候補として考えている人にとっても選択肢になり得る会社でしょう。
グループとしては100年以上の歴史があるような老舗の企業なんですね!
長い歴史のなかで質を高め続けてきた「製造技術」をコアな強みとしている会社と言えるよ!
「ブラザー工業はやばい」と言われる理由【4点】
では続いて、本題である「ブラザー工業はやばい」と言われる理由を紹介します。
今回、ブラザー工業について徹底調査するなかで見えてきた「同社がやばいと言われる理由」は大きく以下の4つでした。
【「ブラザー工業はやばい」と言われる理由】
- ペーパーレス化により主力事業の将来性が怪しいから
- 残業時間が多く激務なイメージがあるから
- 離職率が高いイメージがあるから
- 学歴フィルターの存在を耳にすることがあるから
理由① ペーパーレス化により主力事業の将来性が怪しいから
ブラザー工業は、複合機やプリンターなどの事務機器を主力事業としています。
ただ、社会的にペーパーレス化などが推進されるようになったことで、こうした印刷機器の需要に懸念を持つ人がいるんですよね。
たしかに、社会の変化に伴い一定の影響を受けることは間違いありません。
しかし、ペーパーレス化に積極的なのは先進国が中心であり、東南アジアなどの新興国ではまだまだ需要拡大が期待されるんですよね。
また、そもそもの話としてブラザー工業は事業を多角化しており、印刷機器の他にも数多くの製品を手掛けています。
総合的に考えると、ブラザー工業の将来性は十分あると言えるんですよね。
もちろん主力事業に将来性があるほうが理想的ですが、上記のように整理するとブラザー工業の先行きが怪しいとは言えないと僕は思います。
否定的な意見を盲信するのではなく、実際どうか?までをぜひ確認しておきましょう。
理由② 残業時間が多く激務なイメージがあるから
「ブラザー工業はやめとけ」という人のなかには、残業時間が多く激務なイメージがあることを理由に挙げる人がいます。
大手企業ゆえに、漠然としたイメージで激務では?と考える人がいるんですよね。
こうした場合は、想像ではなく具体的な数字を確認すべきかと。
ブラザー工業は採用ページの「よくある質問」のなかで、残業時間の実態について情報を公開していました。
2022年度の月あたりの平均残業時間は、18.6時間とのこと。
仮に月に20日稼働だとすると、1日あたりの残業時間は1時間以下であり、決して激務な環境とは言えないかと思います。
フレックス制度によって業務量に応じて柔軟に勤務時間を選べたり、水曜日を定時帰宅の日にしたりして、全社で残業時間の削減に取り組んでいるようです。
漠然とネガティブなイメージを持つ人もいますが、実態はむしろ働きやすい環境と言えるので、応募を検討している人は把握しておくとよいでしょう。
理由③ 離職率が高いイメージがあるから
残業時間と同様に、離職率に対しても漠然と悪い想像をする人がいます。
言わずもがなですが、離職率についても可能であれば実際の数値を確認すべきですよ。
ブラザー工業は、経験者向けの採用ページにある「よくある質問」のなかで離職率を公開していました。
これによると、2022年度における離職率は1.4%だったとのこと。
離職率も悪い数値ではなく、むしろ優れた実績であるとわかりますね。
定着率の高さは働きやすさに影響を受けやすいので、上記をもとにするとブラザー工業は社員にとって居心地の良い環境と予想できるかと。
残業時間、離職率ともにネガティブなイメージと実態は異なっていたので、誤った印象を抱いていた人はデータをもとに企業を理解しておくとよいでしょう。
理由④ 学歴フィルターの存在を耳にすることがあるから
最後4つ目の理由として、学歴フィルターの存在を挙げる声もありました。
ブラザー工業は大手企業なので内定獲得のハードルが高く、学歴フィルターがありそうだからやばい会社だと考える人が一定いるようですね。
これも想像ではなく、実際の採用大学を確認すると解像度が高まるかと。
マイナビの情報によると、ブラザー工業の過去の採用大学は以下のとおりでした。
【ブラザー工業の採用実績】
<大学院>
北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東京農工大学、慶應義塾大学、早稲田大学、横浜国立大学、金沢大学、静岡大学、名古屋大学、名古屋工業大学、岐阜大学、三重大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、大阪公立大学、同志社大学、立命館大学、広島大学、九州大学
<大学>
東京大学、東京工業大学、東北大学、一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京外国語大学、筑波大学、国際教養大学、名古屋大学、立命館大学、大阪大学、京都大学、神戸大学、同志社大学、九州大学
東大を筆頭として、国公立大学や上位の私立大学ばかりが並んでいます。
基本的には、高偏差値の上位大学ばかりから内定者が出ているとわかりますね。
上記を踏まえると、ブラザー工業には一定の学歴フィルターがあると言えるかもしれません。
採用活動の結果として有名大学出身者ばかりになっている可能性もありますが、応募者視点ではやはりハードルの高さを感じやすいかと。
もちろん「学歴フィルターがある」と会社が公表しているわけではありません。
ただ、これからブラザー工業に応募をする人は、上記の実績を踏まえて学歴が求められる可能性を想定しておくことも大切と言えそうですね。
将来性や働きやすさに関する部分では悪いイメージと実態に乖離がありそうですね。ただ一方で、学歴フィルターは懸念材料として知っておくとよさそうです。
まさにそのとおりだね。学歴フィルターの懸念はあるけど、応募をしないと可能性はゼロだから、個人的には少しでも気になるなら積極的なエントリーをおすすめするよ!
ブラザー工業に対する社員からの口コミ評判
次にこの章では、ブラザー工業に対する社員からの口コミ評判を紹介します。
企業理解を深めるためには、ブラザー工業に対するネット上でのネガティブな声を確認することも大切です。
ただ、より実態に近い会社像を把握するには社員の口コミも有用なんですよね。
ここではブラザー工業に対する社員からの良い声・悪い声をまとめたので、応募を検討している人はぜひ目を通してみてください!
【ブラザー工業に対する社員からの口コミ評判】
- 良い口コミ① 給与制度は堅実に整備されている
- 良い口コミ② 若手でも責任のある業務を任せてもらえる
- 良い口コミ③ 裁量権を持ちつつプライベートとの両立を目指せる
- 悪い口コミ① ストレス耐性がない人はメンタルを病む恐れがある
- 悪い口コミ② 評価制度に公平さを感じられない
- 悪い口コミ③ 中長期的な事業のシフトチェンジが課題
良い口コミ① 給与制度は堅実に整備されている
残業代は100%⽀給される。昇給は労働組合の要求によって毎年実施されている。
賞与は年2回、直近ではほぼ満額(つまり1回の⽀給で3ヶ⽉分、年間で6ヶ⽉分の⾦額)が⽀給される。
ポジティブな声として、給与制度に関する口コミがありました。
当たり前のことですが残業代は100%支給される環境であり、昇給についても労働組合を介して毎年実施されているとのこと。
意外とこうした基礎的な部分を確実に整備できていない会社も少なくないですが、その点ブラザー工業は堅実に整備されていると言えますね。
賞与も年2回あり、直近の実績では満額の6ヶ月分の金額が支給されたとのこと。
こうしたトップクラスの待遇は大手メーカーならではなので、求職者視点では魅力に感じる要素の1つでしょう。
良い口コミ② 若手でも責任のある業務を任せてもらえる
新人のころから裁量範囲の広い仕事を任される。自ら手を挙げ、(意義を論理的に説明できれば)新しい仕事を新人でもやらせてもらえる。
裁量権に関する部分で「若手でも責任のある業務を任せてもらえる」との声です。
新入社員に対しても裁量範囲の広い仕事を任せてくれて、自ら手を挙げると挑戦もさせてもらえるような環境のようですね。
あらかじめやるべきことが決められた仕事を好む人もいますが、反対に裁量権がないとやりがいを感じられない人もいるかと思います。
その点、後者のような自分の考えを形にしたい人とは相性がよさそうですね。
成長できるか?という観点でも、裁量権の多い環境は魅力的だと思います。
年齢や経験を重ねないと挑戦させてもらえないような会社もあるなかで、ブラザー工業は若手社員でも経験を積みやすい環境と言えるでしょう。
良い口コミ③ 裁量権を持ちつつプライベートとの両立を目指せる
裁量権をもって仕事に取り組みつつ、ある程度ワークライフバランスの整った環境で私生活も充実させたい方には魅力的な環境だと思う。
ワークライフバランスに言及したポジティブな口コミもありました。
この方も裁量権を持って働ける環境だと感じており、かつある程度ワークライフバランスが整っており、公私ともに充実させやすいと感じているようです。
具体的にどの点に働きやすさを感じているか?は書かれていませんでした。
しかし、おそらく残業時間や働き方の自由度などの面で、ブラザー工業に対してポジティブな印象を持っていることが想像できますね。
自分が働く企業に対して何を求めるか?は人それぞれです。
ただ、裁量権を持って働ける環境・ある程度ワークライフバランスの整った環境を求める人にとっては、ブラザー工業はよい選択肢になり得るでしょう。
悪い口コミ① ストレス耐性がない人はメンタルを病む恐れがある
若いうちから責任のある業務を任せられるので、ストレス耐性・セルフケアができないと潰れる。⼀定数いることも事実で、退職理由の他の書き込みでも述べられている通り。
若いうちに成功しておくと、さらにレベルの⾼い(責任の重い)業務が来る、このサイクルを2~3回成功するといわゆる出⽣コース。
ここからは、ブラザー工業に対するネガティブな声を紹介していきますね。
まずは、ストレス耐性やセルフケアの大切さに言及されている方の口コミです。
前述のポジティブな声にも見られたように、ブラザー工業では若いころから裁量権を持って責任のある業務を任せられます。
これは、成長的な観点で考えるとプラス要素に感じるかもしれません。
一方で、経験が少ないころから責任のある業務を任せられることで、その状況を大きなプレッシャーに感じる人も一定数いるとのこと。
文面から想像するに、メンタルに悪影響が生じて退職の決断をする人もいるようです。
また、経験を重ねるにつれてさらに責任の大きい仕事を任せられるので、都度乗り越えていくためにも精神的な強さが必要なのかもしれません。
メンタル的な強さが一定求められることは、事前に知っておくとよいでしょう。
悪い口コミ② 評価制度に公平さを感じられない
部⾨によって昇進昇格の遅い早いがあり、特に本社系はなぜか優遇されており「なぜこの⼈が?」といった⼈物がスピード出世している。そのような⼈物においては特に、異動などで他部⾨へ移った際に異動先で全く役に⽴たないというケースも散⾒される。
⼀⽅で実⼒はあるが上が詰まっているなどの理由でなかなか昇進昇格できない優秀な⼈材も居るのが実情で、致し⽅ない部分もあるが、お世辞にも公平な評価ができているとは⾔い難い。
人事評価制度に対して不満を抱いている方の口コミも見られました。
この方の感覚では、部門によって昇進昇格の早さや評価に違いがあるとのこと。
自分の感覚では微妙に感じる方がスピード出世していたり、反対に実力はあるのに適切に評価されていない優秀人材もいたりするようです。
上が詰まっているなどの理由で昇格できないと、不公平感があるかもしれません。
この方も「致し⽅ない部分もあるが」と書かれているように、会社全体で適切かつ公平な評価制度を整備することには難しさがあるのも事実です。
とはいえ、自分も身を置いたときに同様の不満を抱く可能性はあるかと。
とくにその被害を自分が受ける場合には不満を抱きやすいはずなので、入社を考えている人は懸念材料として事前に把握しておくとよいでしょう。
悪い口コミ③ 中長期的な事業のシフトチェンジが課題
会社の事業別の売り上げ⽐率を⾒ても分かる通り、いまだにプリンター事業の売り上げが約6割と1番多くを占めており中々他の事業へのシフトチェンジが上⼿くいっていない。そのため他の事業への中⻑期的なシフトチェンジが課題。
会社の課題として、事業のシフトチェンジに言及している方もいました。
事業別の売上比率を見るとプリンター事業が約6割を占めており、その他の事業へシフトチェンジできていないことを課題に感じているとのこと。
社会的にペーパーレス化の動きが広がるなかで、この方はプリンター事業の売上比率が高い現状を変える必要があると感じているようですね。
中長期的には、まさにそうすべきと言えるような内容かもしれません。
ただ前章でも共有したように、先進国ではこうした動きがあるものの、新興国ではまだまだ複合機などの需要拡大は期待されます。
また、すでに他の分野でも事業を展開していることはプラスと言えるかと。
将来的には売上比率などが変わるのが理想かもしれませんが、現時点では先行きを強く不安視する必要はないと個人的には考えていますね。
若手にも裁量権を与えられることをポジティブに捉える人もいれば、反対に精神的負荷が大きいなどネガティブに考える人もいましたね。
同じ環境でもどのように感じるかは人それぞれだから、こうした口コミを踏まえて企業理解を深めて、その上で自分との相性を判断することが大切だよ!
【総評】ブラザー工業で働くのはやばいと言えるのか?
ブラザー工業がやばいと言われる理由、社員からの口コミを紹介しました。
ペーパーレス化によって主力事業の将来性が怪しいことなどを理由に、同社はやばいと考えている人がいるとわかったと思います。
一方で、残業時間が多く激務・離職率が高いなど、漠然としたイメージで実態と異なる悪い想像をしている人もいましたよね。
これらに関しては、実際のデータを見るとむしろ働きやすい環境だとわかりました。
では、結局のところブラザー工業はやばい会社だと言えるのか?
参考までに、ここまでの内容を踏まえて考えた僕なりの結論を共有しておきますね。
【ブラザー工業に対する結論】
電機機器業界の大手企業で働きたい人、愛知県の大手メーカーで働きたい人には応募先の候補になり得る会社である。
主力事業の将来性が非常に明るいとは言えないが、他分野で事業を展開していることなどを踏まえると先行きが怪しいとも言えない。
働きやすい環境が整備されており、若手でも裁量権を持って業務に取り組めるため、こうした環境に魅力を感じる人にはおすすめの会社である。
結論、僕はブラザー工業をやばい会社だとは感じませんでした。
得られた情報を総合的に踏まえると、むしろ優良度の高い会社だと考えていますね。
主力事業の将来性に対する懸念は知っておくべきですが、直近で経営状態が悪化するような状況ではないと僕は思います。
やはり世界的には、先進国と新興国でペーパーレス化の進捗に違いがありますからね。
反対に働きやすさなどに関する部分は、企業候補を選ぶ上ではプラス要素になるかと。
結局はこれらの情報を踏まえて自分がどう思うか?が大切なので、僕の意見も盲信しないで自分なりの結論を考えてみてくださいね!
万人が100%満足できるような会社は存在しないからこそ、一般的な評価がどうか?ではなくて、自分にとってどうか?を冷静に判断することが重要だよ!
ブラザー工業に就職するメリット【3選】
次にこの章では、ブラザー工業に就職するメリットを共有します。
求職者視点でメリットと言える内容を改めて整理したので、同社へのエントリーを考えている人はぜひ確認してみてください!
【ブラザー工業に就職するメリット】
- 年齢や経験を問わず挑戦しやすい文化がある
- 自律的な働き方を推進する制度を導入している
- 外部からも多く評価されるほど働きやすさが優れている
メリット① 年齢や経験を問わず挑戦しやすい文化がある
ブラザー工業には、若手のうちから大きな仕事に挑戦できる文化があります。
会社自体が100年以上に渡って新しいことへのチャレンジを続けてきたからこそ、社員に対しても挑戦を後押しする風土が根付いているとのこと。
ゆえに、若手社員こそ失敗を恐れずに挑戦することを期待されます。
こうした環境があるゆえに、自分から意見を発信したり企画や開発を進めたりすることで、実際に自分の考えを形にしていきやすいようですね。
ブラザー工業は海外売上比率が80%以上と高く、日本以外にも40以上の国と地域に拠点を持っています。
よって、海外でのチャレンジ意欲が高い人も挑戦の機会を得やすいですよ。
その分責任も求められる環境ではありますが、年齢や経験を問わずに挑戦を後押ししてもらえる環境はメリットの1つと言えるでしょう。
メリット② 自律的な働き方を推進する制度を導入している
ブラザー工業は、自律的な働き方の推進にも積極的に取り組んでいます。
多様な人財がやりがいを持って活躍することで新たな価値提供につながると考えており、ゆえに関連する制度の導入にも積極的なんですよね。
フレックスタイム制は1995年に導入し、2023年からはコアタイムを廃止しています。
在宅勤務制度は、育児や介護などをおこなう従業員を対象に2015年度に導入し、コロナ禍を経て対象となる従業員を拡大、制度を定着させていますね。
大手企業では珍しく、2021年からは副業や兼業も一定の条件のもとで認めています。
働き方が多様化しているにも関わらず社員を拘束する企業も多いなかで、大手で制度を導入しているのは先進的と言えるかもしれません。
上記のような姿勢から、今後も新たな制度の導入を期待できると思います。
こうしたスタンスは企業によって大きく差がある部分なので、大手企業のなかでも制度が充実している点は魅力的と言えますね。
メリット③ 外部からも多く評価されるほど働きやすさが優れている
前述のとおり、ブラザー工業は社員の働きやすさ向上に力を入れています。
こうした姿勢や取り組みは、外部からも実際に高い評価を受けているんですよね。
具体的には、以下のような評価や認定を受けていました。
【ブラザー工業が受けている評価の事例】
- 健康経営優良法人2023 2017年から「健康経営優良法人(ホワイト500)」に7回認定
- 健康経営銘柄2021 「健康経営銘柄」に2017年から4回選定
- あいち女性輝きカンパニー
- 名古屋市女性の活躍推進企業
- くるみん認定企業(厚生労働省)
- 名古屋市子育て支援企業
- 愛知県ファミリー・フレンドリー企業
- 仕事と介護の両立(厚生労働省)
- あいち治療と仕事の両立支援カンパニー
- 上手な医療のかかり方アワード 最優秀賞受賞(厚生労働省)
参考:ブラザー工業「サステナビリティを重視した経営 外部からの評価」
厚生労働省などの国や行政から評価を受けるためには、表面的な取り組みをしているだけでは不十分なはずです。
ブラザー工業は、体外的に評価されるほど働きやすさに力を入れているわけですね。
個人的にはこれまで数多くの企業を見てきましたが、そのなかでもブラザー工業の働きやすさは上位に入るほど優れている印象でした。
企業を選ぶ上で働きやすさを重視する人にも、十分候補になり得る会社と言えるでしょう。
仕事面では若手でも挑戦しやすい文化であり、働く環境的な部分でも自由な働き方を支援する制度を取り入れるなど魅力的な職場と言えそうですね。
外部から社会的な評価を受けていることからも、働きやすさが優れているとわかるね!
ブラザー工業に就職するデメリット【3選】
続いてこの章では、ブラザー工業に就職するデメリットを紹介します。
企業を評価する際には、良い面と悪い面の両方を確認しておくことが大切です。
魅力的な部分だけに目を向けて入社を決めると後悔する恐れがあるので、ミスマッチを防ぐためにもデメリットを確認しておきましょう。
【ブラザー工業に就職するデメリット】
- 評価制度に不満を抱く可能性がある
- 大企業ゆえに業務は細分化されている傾向にある
- 企業の将来性を不安に感じる恐れがある
デメリット① 評価制度に不満を抱く可能性がある
口コミを見る限り、ブラザー工業の評価制度には改善の余地があります。
もちろん昇進などの条件は整備されているものの、部署によって昇進や昇格のしやすさには違いがあると感じている人がいるんですよね。
自分が所属していない部署の状況を正確に把握することはできません。
ただ、会社全体を見たときにあまり優秀ではないと感じる人の役職が高くて、反対に優秀人材が適切に評価されていなかったら違和感を持つかと。
大手企業ゆえに年功序列の文化がまだまだ残っていて、役職につく年長者がつまっていると昇進できないこともあるようです。
自分も同様の不満を抱く可能性はあるので、事前に把握しておくとよいでしょう。
デメリット② 大企業ゆえに業務は細分化されている傾向にある
口コミを見ていると、業務が細分化されているといった声も見られました。
大企業ゆえに事業を推進する上で業務が細分化されており、仕事のやりがいや達成感を得にくいといった感覚を持つ人もいるようです。
これは、ブラザー工業に限らず大企業ではあるあるの話ですね。
一般的には大企業よりもベンチャー企業のほうが業務最適化が進んでおらず、業務の割り振りが細かくなされていないことが多いと言われています。
ただ、ブラザー工業に関しては若手からでも裁量を与える、挑戦を後押しするといった文化があるようなので、やや矛盾していると言えそうですね。
同じ環境でも感じ方は人によるので、そもそも一概には言えないものかもしれません。
とはいえ、なかには上記の理由で不満を抱く人もいるので、応募を考えている人は1つの意見として参考にしておくとよいでしょう。
デメリット③ 企業の将来性を不安に感じる恐れがある
ブラザー工業での勤務を経験した人には、将来性に不安を感じる人が多くいました。
「企業自体に成長が望めないと感じた」「既存商材とその横展開が中心で新事業や新製品が出ない」といった口コミを投稿する人は少なくないんですよね。
ペーパーレス化が進む昨今の社会情勢を受けて、プリンターなどを主力事業としていることに明るい未来を感じられない人も多くいる印象です。
業界や事業自体に希望を感じられないと、不安に思うのも無理はないかもしれません。
新興国ではまだまだ主力事業の需要が期待できること、すでに他分野の事業をしていることを理由に、個人的には将来性はあると考えています。
しかし、このような情報を踏まえて企業をどう評価するかは人によるので、ぜひ自分はどう感じるか?をもとに応募するかどうか検討してみてくださいね。
評価制度や企業の将来性に関しては、懸念点として押さえておくと良さそうですね。
社員からの口コミを見ていても複数見られた意見だし、自分も入社後に同じ不満を抱く可能性はあるから事前に想定しておくべきだよ。
「ブラザー工業はやばい」と調べる人からよくある質問
最後に本章では「ブラザー工業はやばい」と調べる人からよくある質問に回答します。
もし似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひ以下の回答を参考にしてみてください!
【「ブラザー工業はやばい」と調べる人からよくある質問】
- ブラザー工業の平均年収はいくらくらい?
- ブラザー工業はホワイト企業と言える?
- ブラザー工業に派遣切りはある?
- ブラザー工業はオワコンなの?
質問① ブラザー工業の平均年収はいくらくらい?
ブラザー工業の有価証券報告書によると、平均年収は以下のとおりでした。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2022年度 | 784万円 |
2021年度 | 767万円 |
2020年度 | 770万円 |
2019年度 | 762万円 |
2018年度 | 769万円 |
直近5年間のデータを見る限り、770万円前後の平均年収となっています。
大手のメーカーだけあって、平均年収も高水準とわかりますね。
ちなみに、国税庁が公表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円となっています。
この平均値を参考にしても、ブラザー工業の待遇は優れているとわかるでしょう。
質問② ブラザー工業はホワイト企業と言える?
何を持ってホワイト企業と捉えるか?によって結論は変わるかと。
ただ、その前提のもとで個人的な見解を述べるとすれば、ブラザー工業はホワイト企業と言えると考えていますね。
月あたりの平均残業時間は18.6時間、離職率は1.4%、平均年収は770万円前後であり、これだけを見ても働きやすさは優れていると言えます。
テレワーク制度や副業制度など、自律的な働き方を支援する制度も豊富でした。
もちろん最終的にはこれらの制度などを自分がどう感じるか?が重要ですが、その判断をする上では1つの意見としてぜひ参考にしてみてください。
質問③ ブラザー工業に派遣切りはある?
転職会議の口コミを見る限り、派遣社員や期間従業社員は生産台数が低下したときに契約更新してもらえない可能性があるようです。
仕事の忙しさには波があり、生産台数が落ちてあまり忙しくない時期に契約更新の時期が訪れると、契約してもらえないケースがあるようですね。
ただ、これらの口コミはどれも2019年に投稿されていたものでした。
よって現在は状況が変わっている可能性もあるので、その点も考慮した上で上記の口コミを把握しておくようにしてください。
質問④ ブラザー工業はオワコンなの?
ホワイト企業かどうかと同様に、オワコンの定義によって結論は変わるかと。
ただ個人的には、将来性の観点で考えてもブラザー工業の先行きが怪しいとは感じていません。
繰り返し伝えてきましたが、新興国では主力事業であるプリンターなどの需要はまだまだ期待されるからです。
また、すでに主力事業以外にも幅広く事業を展開しているんですよね。
これらを踏まえると、いくら先進国でペーパーレス化が進んでいるとはいえ、ブラザー工業にはまだまだ将来性があると考えています。
オワコンなのか?を知りたかった人は、1つの意見として参考にしてみてくださいね。
ブラザー工業に限らず、ホワイト企業か?オワコンか?などを気にする人は多くいる。でも結局は自分がどう感じるかがすべてだから、ぜひ自分の考えを大切にしてみてね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「ブラザー工業はやばい」と言われる理由や社員からの口コミ、求職者視点でのメリット・デメリットなどを網羅的に共有しました。
結論、僕はブラザー工業をやばい会社だとは思いませんでした。
ペーパーレス化によって主力事業の将来性を不安視する人は多くいますが、新興国の需要などを踏まえると僕はまだまだ楽観的に捉えています。
残業時間や高水準の給料などを見ても、働きやすさは優れていると言えるかと。
最終的にはこうした情報を踏まえて自分との相性を判断することが大切なので、一般論ではなく自分の考えを重視して意識決定してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- ブラザー工業は、プリンターなどの電機機器を手掛ける大手のメーカーである。
- やばいと言われる主な理由は、ペーパーレス化によって主力事業の将来性を怪しく感じるからである。
- 残業時間や離職率に関しては、実態は悪いイメージと真逆でむしろ優れている。
- 若手にも裁量を与えられること、自律的な働き方を支援する制度が豊富な点も魅力的である。
- ブラザー工業に入社するなら、評価制度や将来性に関する一般的な懸念は事前に知っておくとよい。