就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回はエンジニア領域に強い会社、テクノプロについて企業分析していきます。
ネットを見ていると、「テクノプロ やばい」とよく検索されているようなのですが、実際はどうなのか気になるところですよね。
今回は社員さんの口コミなどを調査し、テクノプロはやばいのか調査していきます。
就活や転職で、テクノプロを志望している方はぜひ参考にしてくださいね!
「会社名+やばい」で調べる人が多いみたいですが、テクノプロにはどんな人が合うのか、合わないのか知りたいです!
今回はテクノプロに絞って調査してみたよ!
- テクノプロはどんな会社か?
- 「テクノプロはやばい」と言われる理由
- テクノプロに対する社員からの口コミ評判
- 【総評】テクノプロで働くのはやばいと言えるのか?
- テクノプロに就職するメリット【3選】
- テクノプロに就職するデメリット【3選】
- テクノプロのやばさを調べる人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
テクノプロはどんな会社か?
「テクノプロ」は、最新の技術力と専門性を持ったエンジニアを採用・育成して、さまざまな領域の顧客に技術支援をしている会社です。
デジタル技術を主体とした国内最大規模の技術アウトソーシング企業ですね。
同グループは200以上の国内拠点を持ち、2万人以上の技術者・研究者が在籍しています。
技術サポートをしている領域は非常に多岐にわたり、機械、電気・電子、化学・バイオ、建築・土木など幅広い分野に強みを持つことが特徴ですね。
会社名 | 株式会社テクノプロ |
---|---|
本社所在地 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー35階 |
設立 | 1997年6月 |
代表取締役 | 嶋岡 学 |
資本金 | 1億1百万円 |
従業員数 | 22,108名(2023年6月末現在) |
事業内容 | ・ソリューションサービス ・技術者派遣サービス ・技術者育成サービス |
技術者派遣や技術者育成のほかにも、ソリューションサービスを提供しています。
企画や構想から実装・テスト・保守運用まで一気通貫で伴走することで、技術ソリューションを提供しているようなイメージですね。
AIや機械学習、クラウドサービスやブロックチェーンといった最先端のデジタル要素技術も必要に応じて活用されていますよ。
テクノプロへの応募を検討している人は、大まかな概要を把握しておきましょう!
技術者派遣系の会社では、国内トップクラスの規模の企業といえそうですね。
まさにそのとおりだね。ただ、技術者派遣というやや珍しい形態だからこそ懸念を抱く人もいるから、そのあたりの声について次章から共有していくね!
「テクノプロはやばい」と言われる理由
では、本題である「テクノプロはやばい」と言われる理由を共有していきますね。
ここでは、同社について徹底調査するなかで見えてきた主な理由を整理しました。
「やばいと言われていること=必ずしも真実ではない」ので、適切に企業を評価するためにも応募を検討している人は欠かさず確認しておきましょう。
【テクノプロはやばいと言われる理由】
- 技術者派遣という働き方に懸念があるから
- 年収が低いイメージがあるから
- 離職率が高い印象があるから
- キャリア形成に役立つ知見を得られない可能性があるから
- 求人サイトなどで電話やメールがしつこい印象があるから
理由① 技術者派遣という働き方に懸念があるから
やばいと言われる根本の理由は、技術者派遣に対する懸念というケースが多いです。
テクノプロのような技術アウトソーシング企業では、「雇用契約を結んだエンジニア」を「派遣契約を結んだ顧客」に提供する形をとっています。
参考:テクノプロ・エンジニアリング社「技術者派遣」
一見すると、上記を有期雇用の派遣契約といった認識をする人がいるかもしれません。
しかし、技術者派遣では母体となるテクノプロに正社員として所属するため、一般的な派遣契約とは違う形の雇用契約となっています。
端的に言うと、派遣切りのような不安定な雇用状態に陥ることは少ないんですよね。
母体となるテクノプロが多岐にわたるアウトソーシングを受注しているので、1つのプロジェクトが終わっても次の案件に参画できるわけです。
ただ、「派遣」という単語が入っていることで漠然とネガティブなイメージを抱く人も多く、その結果「やばい」などの声が広がっている部分もあるわけですね。
技術者派遣という働き方はやや特殊なので、捉え方は人によって異なります。
でも「技術者派遣=やばい」と断定的に考えるのは浅いといえるので、実態を踏まえた上で自分はどう感じるか?を冷静に判断することが大切ですよ。
理由② 年収が低いイメージがあるから
年収が低いイメージがあり、テクノプロはやばいと考える人も多くいます。
技術者派遣という働き方を聞いたときに、派遣という単語から連想して給料やボーナスが低いというイメージを持つ人は少なくないんですよね。
この点も先入観で判断するのではなく、データを確認できるものはできる限り自分の目で実態をチェックしておくべきですよ。
テクノプロの関連会社では、グループ全体を統括しているテクノプロ・ホールディングス社が上場企業なので有価証券報告書にて社員の平均年収を公開しています。
期間 | 平均年収 |
---|---|
2023年6月期 | 648万円 |
2022年6月期 | 629万円 |
2021年6月期 | 610万円 |
2020年6月期 | 616万円 |
2019年6月期 | 613万円 |
ホールディングス社なので、テクノプロの実態を反映したデータではありません。
ただ、上記を見る限りは決して低い年収ではないといえると思います。
では、テクノプロの年収はどのくらいなのか?
有価証券報告書と比べると正確性は劣りますが、口コミサイトのオープンワークが公表していた同社の年収情報を共有しますね。
オープンワークに投稿された口コミをもとに算出された平均年収は以下のとおりです。
対象 | 平均年収 |
---|---|
回答者全体 | 406万円 |
エンジニア・SE | 400万円 |
技術 | 425万円 |
営業 | 426万円 |
設計 | 463万円 |
技術社員 | 401万円 |
全体の平均は406万円、職種別に見ると400万円〜465万円といった水準でした。
あくまで口コミを投稿していた人の平均になりますが、ホールディングス社のデータと比べると低い水準であるとわかりますね。
参考までに、国税庁の情報によると、令和4年の給与所得者の平均給与は458万円(男性563万円・女性314万円)でした。
つまり、テクノプロの平均年収はたしかにやや低めの水準といえるかもしれません。
噂レベルではなく、上記のようにデータまで確認できたら参考材料にできます。
テクノプロは給料がやや低めという懸念があるので、応募や入社を検討する際には事前に想定しておくとミスマッチを防げそうですね。
理由③ 離職率が高い印象があるから
3つ目の理由として、離職率が高いのでは?という懸念を抱く人もいます。
年収同様に、技術者派遣という働き方を聞いたときにすぐに退職する人が多いのでは?というイメージを持つ人が一定いるのかもしれません。
テクノプロの関連会社を対象に確認できた離職率に関するデータは、次のとおりです。
▼テクノプロ・IT社の離職率データ
年度 | 採用者数 | 離職者数 | 離職率 |
---|---|---|---|
2021年度 | 29人 | 4人 | 13.8% |
2020年度 | 208人 | 49人 | 23.6% |
2019年度 | 155人 | 51人 | 32.9% |
参考:リクナビ「株式会社テクノプロ テクノプロ・IT社」
▼テクノプロ・エンジニアリング社の離職率データ
年度 | 採用者数 | 離職者数 | 離職率 |
---|---|---|---|
2021年度 | 249人 | 44人 | 17.7% |
2020年度 | 74人 | 9人 | 12.2% |
2019年度 | 459人 | 160人 | 34.9% |
参考:リクナビ「株式会社テクノプロ テクノプロ・エンジニアリング社」
2019年に関しては、2社とも30%超えとなっていてたしかに高めの離職率です。
ただ、2020年と2021年は12%〜24%ほどとなっており、著しく高いとはいえないのが実態であるといえるかと。
2019年は2社とも共通なので、何かしら特定できる要因があったのかもしれません。
どのくらいの離職率なら許容できるかも人によって異なりますが、ネット上の声を漠然と鵜呑みにするのではなく、ぜひ上記の値をもとに判断するようにしましょう。
理由④ キャリア形成に役立つ知見を得られない可能性があるから
キャリア形成に役立つ知見を得られないのでは?と不安を感じる人もいます。
技術者派遣という働き方なので、なかなか新たな経験を積ませてもらえなくて、結果として市場価値も上がりにくのでは?という懸念ですね。
たしかに自分の希望通りの配属が叶わなくて、成長につながりにくい業務を担当し続けることになる可能性もゼロではないと思います。
ただ、これは一般的なほかの企業でも同様の可能性が考えられるかと。
あえてポジティブに想像すると、プロジェクト単位で複数の取引先での業務を経験できるからこそ、幅広い知見を得られる可能性があります。
会社自体が豊富な知見を持っているので、研修制度などをフル活用するのもアリですね。
環境によってキャリア形成のしやすさは異なりますが、上記を踏まえるとテクノプロが著しく微妙な環境とはいえないと僕は思います。
あくまで一意見ですが、ネット上の声ではなく自分はどう思うか?を考えてみてくださいね!
理由⑤ 求人サイトなどで電話やメールがしつこい印象があるから
求人サイトなどの利用時に、テクノプロに悪印象を抱いた人もいるようです。
就活や転職活動をする際は求人サイトに登録しますが、そこでテクノプロからのスカウトメールが多く届いて悪い印象を持っているケースですね。
大前提、自分の希望条件と異なる企業からスカウトが届いてもただの迷惑です。
それなのに何回もオファーが届いたら、サイト自体だけでなくその企業に対してもあまりよい印象は持たないものですよね。
加えて「何回もオファーを送ってくる=人手不足=すぐに社員がやめるようなブラック企業では?」と考える人もいるんですよね。
離職率に関しては上述したとおりですが、このように考えても無理はない話かと。
ただ、スカウトメールに関しては設定次第で変えられますし、そこで実態まで確認せずに「やばい企業」と決めつけるのは思考停止といえます。
本気で応募を迷っているのなら、データなどを確認して企業を適切に評価しましょう。
技術者派遣という働き方からイメージが発展して、年収が低い・離職率が高いといったネガティブな連想をされているケースが多くあるんですね。
実態に即しているなら問題ない話なんだけどね。ネット上では悪い噂ほど拡散されやすいから、応募を検討しているなら実態を調査した上で冷静に判断することが重要だよ。
テクノプロに対する社員からの口コミ評判
次にこの章では、テクノプロに対する社員からの口コミ評判を紹介します。
口コミサイトのオープンワークの情報を参考にして、テクノプロに対する良い声・悪い声をピックアップしました。
実際にテクノプロで働いたことのある社員からの声は貴重なので、良い面・悪い面の両方を見てリアルな実態をできる限り把握しておきましょう。
【テクノプロに対する社員からの口コミ評判】
- 良い口コミ① 研修制度が充実している
- 良い口コミ② プライベートと両立しやすかった
- 良い口コミ③ 社宅制度がある
- 悪い口コミ① 経験が少ないと希望通りの配属先になりにくい
- 悪い口コミ② 責任の大きさと給料が合っていないと感じる
- 悪い口コミ③ 教育体制が盤石というわけでもない
良い口コミ① 研修制度が充実している
研修などが充実しており、勉強する分には理想的な環境。
人材派遣のため、派遣前に派遣先の業務内容を簡単に教えてもらい、派遣先の方と面談し派遣される形態となります。ここでしっかりと自分の意思を伝えておかなければ、臨んだ配属先に行けないため意思表示できるかできないかが重要と考えます。
「研修が充実していて勉強するには理想的な環境」という口コミです。
この方は学ぶ意欲があってテクノプロに入社されて、実際に研修制度などを活用してキャリア形成につなげていることが想像できますね。
派遣先が決まるまでには、事前に業務内容の説明と面談がおこなわれるとのこと。
この際に自分がどのような経験を積みたいか、そのためにどのような配属先を希望しているかを伝えることが重要といえそうですね。
良い口コミ② プライベートと両立しやすかった
有休については都合に合わせて使用できるためプライベートとの両立はしやすかったです。 また、有給取ったからといって嫌な顔されるなどの雰囲気も全くないです。
有給の取得しやすさに関するポジティブな口コミも見られました。
もちろん部署や配属先によっても変動する可能性はありますが、この方は都合に合わせて有給を取得でき、プライベートと両立しやすかったとのこと。
単に有給を使えるだけでなく、嫌な顔をされる雰囲気がないのはかなりよいですね。
嫌な顔をされないのは有給取得が当たり前の文化として根付いている証拠なので、この点に関しては入社前から安心してよいといえそうです。
良い口コミ③ 社宅制度がある
毎月3万以下で住むことが出来る。同僚、同期も結婚している人以外は社宅に住んでいた。ただし、1度物件を決めると会社負担で引っ越すことは難しい。配属先が変わって働く地域が変わったなど、会社都合の場合は会社負担で引っ越すことが可能。
福利厚生の1つである社宅制度について言及した口コミもありました。
家賃が生活費に占める割合は大きいので、会社からの補助があることで毎月3万円以下で住むことができるのはありがたいですね。
自己都合での引越しには対応していないようですが、配属先の変更に伴う場合など会社都合の引越しは会社負担となるようです。
家賃だけでなく、引越し費用を負担する制度があるのはかなり魅了的ですよね。
悪い口コミ① 経験が少ないと希望通りの配属先になりにくい
あくまで技術者は派遣される側ですので、就業環境は派遣先によります。経験が少ない方だと、希望通りの派遣先に行けることは相当 難易度が高いですし、一度派遣されたら変えるのはかなり難しいと思うので、派遣される前に営業と派遣先の上長に希望に合っているかという部分を 念入りに確認すべきだと思います。
ここからは、悪い口コミを共有していきますね。
まずは「経験が少ないと希望通りの配属先になりにくい」という口コミです。
この方は、経験が浅い状態で規模通りの配属を実現することはかなり難易度が高いと感じられたようですね。
会社視点だと、経験が浅いと希望を叶えてあげるのが難しい部分もあるかもしれません。
また、一度配属先が決まると勤務場所を変えることも簡単ではないとのこと。
前述のよい口コミのなかにもありましたが、自分が求めている経験や業務を得るためにも、自分の希望を意思表示することは重要といえそうです。
悪い口コミ② 責任の大きさと給料が合っていないと感じる
裁量権を与えてくれるのは嬉しい反面、責任と給料が合っていない。今後はベース給与も上げていく方針だが、事業形態の変革や収益構造の変化が必要である。その為、責任と給料がマッチするのは早くても後5年くらいは掛かると個人的には思っております。
20代と若ければ経験を積むという意味で仕事を続けるという選択をしますが、家庭を持つと目線が変わります。現在は転職をしたほうが給料が飛躍的に上がる可能性があるので検討中です。
「責任の大きさと給料が合っていない」といった声も見られました。
この方は裁量権を与えてもらえることに魅力を感じている一方で、業務内容や成果に対して給料が見合っていないと感じているようです。
「20代などの若いうちは経験を積む意味で悪くない環境だが、家庭を持つと責任と給料が合っている環境で働きたい」と考えるようになったようですね。
前章で共有したように、給料に関してはやや懸念要素があるといえるかもしれません。
テクノプロへの応募を検討している人は、給料に不満を抱く可能性があることは事前に想定しておくとよいでしょう。
悪い口コミ③ 教育体制が盤石というわけでもない
30歳からプログラマーを目指しだして、未経験であることから教育体制が充実してそうな企業だという印象だった為入社しました。 しかし、そもそも企業に教育してもらおうという姿勢が間違っていたと思います。
Win-Schoolというテクノプロと提携している専門学校で 学習することはできますが、そこの先生の知識量は各先生によってバラつきが激しく、正直chatGPTに質問した方が早く解決するということも多々ありました。
30歳からプログラマーになろうと考え、動き始めた方による口コミです。
この方は未経験だからこそ教育体制が充実した企業で働きたいと考え、テクノプロに入社したとのこと。
しかし、自分が想定していたほどは学習環境が整っておらず、ChatGPTに質問した方が早く解決するようなケースも多くあったようです。
たしかに、期待値とのギャップがあると残念に感じるものですよね。
未経験からIT業界で働きたいと考えた場合、知見が乏しくても入社を目指せる・かつ研修制度が充実したテクノプロなどは魅力的に感じると思います。
ただ、この方のように自分が思っているほど魅力的な学習環境でない可能性もあるので、リスクの1つとして想定しておくことをおすすめします。
配属される場所によって経験できる業務が異なるからこそ、自分の希望を十分に意思表示することがかなり重要そうですね。
経験が浅いとその希望が叶いにくいといった声もあったよね。理想的に配属先が決まることばかりではないと思うから、入社前に想定しておくとギャップを防げるはずだよ。
【総評】テクノプロで働くのはやばいと言えるのか?
ここまで、テクノプロがやばいと言われる理由や社員からの口コミを共有しました。
技術者派遣という特殊な働き方から派生して悪いイメージを抱かれ、やばいと言われている部分もあることを知ってもらえたかと思います。
ただ、この記事を読んでくれている人が本当に知りたいのは、上記を踏まえて「結局、テクノプロで働くのはやばいのかどうか?」ではないでしょうか。
よって、この問いに対する僕の率直な意見も共有しておきますね。
(僕はこれまで就活・転職市場に7年以上関わってきたので、これらの知見を踏まえた上での正直な考えをお伝えします!)
【テクノプロに対する結論】
派遣という言葉がついている働き方ゆえに悪いイメージを持っている人も多いが、研修制度や福利厚生などは充実しており決してやばい会社ではない。
ただし、口コミを踏まえると年収はやや低めなこと、配属先の希望が必ずしも通らない可能性があることは知っておくとミスマッチを防げるはずである。
率直に、ネット上での悪い印象は実態と異なっている部分があると感じました。
技術者派遣という働き方を聞いたときにネガティブなイメージを持つ人は多くいますが、実態を調査すると決して悪質な事業や環境ではないといえるかと。
とはいえ、経験できる業務は配属先によることや年収がやや低めの可能性があることなどは、事前に知っておくとギャップを減らしやすいです。
ミスマッチの大半は、企業研究不足による期待値とのギャップが原因なんですよね。
よって噂をそのまま信じるのではなく、可能な限りデータを確認するなどして実態を調査した上で企業を適切に評価することが大切です。
テクノプロへの応募を検討している人は、上記もぜひ参考にしてみてくださいね!
仮にネット上でデメリットと言われる内容でも、自分にとって問題なければその企業とは相性がよいといえるんだよね。社会の評価も大事だけど、自分はどう思うか?を基準にしてぜひ相性を判断してみてね!
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで○を紹介してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
テクノプロに就職するメリット【3選】
次にこの章では、テクノプロに就職するメリットを紹介します。
求職者目線でメリットといえる内容を改めて整理したので、ぜひ確認してみてください!
【テクノプロに就職するメリット】
- 複数のプロジェクトや環境を経験できる
- 未経験でもエンジニアを目指せる
- 福利厚生や働き方を支援する制度が充実している
メリット① 複数のプロジェクトや環境を経験できる
テクノプロに所属すると、複数のプロジェクトや環境を経験できます。
技術者派遣という形の働き方で、特定のプロジェクトが区切りを迎えると別のプロジェクトに参画できるんですよね。
状況によっては、プロジェクトの区切りのタイミングで時間ができることもあります。
ただ、この間も会社の研修制度などを利用することで、新たな分野を学べたり新たなスキルを習得できたりするんですよね。
一般的な会社だと、転職もしくは部署異動をしないと大きく状況は変えられません。
むしろ同じエンジニアという職種で新たな経験を積みたいと思ったときには、転職して対象事業や環境を変える必要があるのが通常かと。
つまり、1つの会社で複数の環境を経験できることは貴重といえるんですよね。
必ずしも自分が希望する環境に配属されない可能性もありますが、複数環境を経験できる点はやはりテクノプロのメリットといえるでしょう。
メリット② 未経験でもエンジニアを目指せる
未経験でもエンジニアを目指せる点もメリットかと。
研修制度や多岐にわたる受注案件が充実しているテクノプロは、エンジニア経験のない人でも求人に応募できるようになっています。
よって、IT業界へのキャリアチェンジを考えている人でも挑戦できるんですよね。
すでにITエンジニアとして働いているものの、自分が望んでいるような業務を担当できずもどかしさを感じている人とも相性がよいかもしれません。
これからIT業界に飛び込むという人も、テクノプロで経験や実績を蓄えることでいずれはもっと魅力的な会社に転職できる可能性もあるかと。
未経験者にも間口を広げている点は、やはり同社ならではのメリットといえます。
メリット③ 福利厚生や働き方を支援する制度が充実している
福利厚生や働き方を支援する制度が充実している点も見逃せません。
テクノプロは従業員のワークライフバランス実現や生産性向上を目的として、テレワーク制度やフレックスタイム制度などを導入しています。
社員が自らのスキルや経験を発揮・獲得するために、副業制度も導入していますね。
通信教育補助や技術図書購入補助・資格取得試験補助制度などもありました。
福利厚生を見ても、かなり力を入れている印象です。
上記はテクノプロ・デザイン社の情報ですが、ほかの関連会社を見ても同様の福利厚生が導入されていました。
働きやすさを見ても、テクノプロは魅力的な選択肢の1つとなり得るでしょう。
未経験でもエンジニアに挑戦できたり、技術者派遣という形だからこそ複数の環境に身を置けたりする点はメリットといえそうですね。
転職だと即戦力を求められることが多いから、そんななかで未経験者でもチャレンジできる機会が用意されている点はありがたいよね。
テクノプロに就職するデメリット【3選】
続いてこの章では、テクノプロに就職するデメリットを紹介します。
企業を評価する上ではデメリットを把握しておくことも必須なので、メリットだけでなく想定される懸念点も確認しておきましょう。
【テクノプロに就職するデメリット】
- 適切な評価を受けられないと感じることがある
- スキルアップにつながらない可能性がある
- 希望通りの仕事ができるかどうかは配属による
デメリット① 適切な評価を受けられないと感じることがある
テクノプロについて調査していると、評価制度に改善の余地があるといえそうです。
技術者派遣という形で働くものの、日々の仕事を見ている配属先の人が評価を下すわけではないため、適切に評価されていないと感じる可能性があるとのこと。
たしかに一緒に配属された先に上司がいる場合は別ですが、そうでない場合は自分の仕事ぶりを適切に評価してもらいにくいかもしれません。
同社で働いたことがある人の口コミを見ていても「裁量権はあるものの、責任の大きさと給料が合っていないと感じる」といった声がありました。
テクノプロへの応募を検討している人は、評価制度への懸念を知っておくとよいでしょう。
デメリット② スキルアップにつながらない可能性がある
2つ目は、スキルアップにつながらない可能性があることです。
テクノプロの求人のなかには、未経験でも募集要項を満たせるものが存在します。
ただ、だからといって自分が望むようなスキルアップにつながる業務を担当できるかどうかは確実ではないんですよね。
極端な例として、未経験でもできる単純作業だけ任されるような可能性があるわけです。
いくら実績がないからといって、単純作業しか担当できない環境に身を置いていたらなかなかキャリア形成につながる経験は積めないですよね。
あくまで可能性としてですが、理想的な経験を積めないリスクも想定しておくとよいでしょう。
デメリット③ 希望通りの仕事ができるかどうかは配属による
2つ目と似ていますが、希望通りの仕事ができない可能性もあるかと。
未経験者が単純作業だけの職場に配属される可能性があるように、経験者でも自分が望んでいない仕事を担当する環境に配属されることがあるわけです。
技術者派遣という形式上、どうしても配属先は受注先のなかから決まります。
例として、そもそも自分がAという仕事がしたいと思っていても、このAの仕事ができる受注がない可能性もあり得るかと。
また、仮に会社がAの仕事ができるプロジェクトを抱えていても、自分がその案件に配属されるかどうかは100%はコントロールできません。
意思表示をしても、その希望が叶うかどうかは上司や会社が決めることですよね。
よって「経験を積める」という一心でテクノプロへの入社を決めても、理想的な経験を積めないとギャップを感じてしまう可能性があります。
上記は一定想定される話なので、期待値を高くしすぎないで計画しておきましょう。
自分が望むプロジェクトや環境に配属されない可能性、そして結果として自分が望む経験も積めない可能性があるわけですね。
一般的な企業でも自分の理想が100%叶うわけではないけど、テクノプロで想定される事態を身構えておくとギャップを感じにくくなると思うよ。
テクノプロのやばさを調べる人からよくある質問
最後の章では、「テクノプロ やばい」と調べる人からよくある質問に回答します。
もし似た疑問を持っていた人がいたら、ぜひ以下の回答を参考にしてみてください!
【テクノプロのやばさを調べる人からよくある質問】
- テクノプロを辞めたいと思う理由で多いものは?
- テクノプロは誰でも受かるの?
- テクノプロの結婚に関する制度には何がある?
質問① テクノプロを辞めたいと思う理由で多いものは?
オープンワークの口コミを見ると、エンジニアとして最先端のスキルは習得できないことに不満を感じている人が多くいる印象でした。
派遣として関わるゆえに、携われる業務に一定の限界があると感じるイメージです。
また、適切に評価される仕組みがないと感じること、給料への不満を理由に退職を検討した人も同様に多くいるようです。
テクノプロへの応募を検討している人は、上記も事前に把握しておくとよいでしょう。
質問② テクノプロは誰でも受かるの?
誰でも受かるわけではありません。
技術者派遣という形を耳にすると、一般的な会社と比べて内定獲得のハードルが低いのでは?と考える人も少なくありません。
でも当たり前ですが、誰が受けても受かるということはないですよ。
もし本当にそうであれば、採用活動はしないで人を集めているはずですからね。
ただ、ネット上の情報などを踏まえると、一般的な企業と比べるとやや内定獲得のハードルが低い部分も一定あるのかもしれません。
もしテクノプロに受かったものの迷いがあるという人がいたら、他の企業にチャレンジできる余地がないかを改めて考えてみることをおすすめします。
質問③ テクノプロの結婚に関する制度には何がある?
結婚祝い金制度があり、結婚すると30,000円を支給してもらえるようです。
出産祝金として、新生児1名につき10,000円を支給される制度もありました。
産前産後休暇やマタニティ休業など、出産や育児との両立を支援するような制度も整備されていますよ。
福利厚生などはかなり充実しているので、プラス要素として捉えてよさそうですね。
テクノプロに限らず退職理由として多いものはかなり参考になるよ。自分もいずれ同様の感覚を抱く可能性があるし、応募や入社前の段階で知っておいて損はないね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
テクノプロはやばいと言われる理由と実態、社員からの口コミやメリット・デメリットなどを網羅的に共有しました。
総評でも共有したように、テクノプロは決してやばい会社ではありません。
派遣という言葉がついている働き方なので悪いイメージを抱く人も多いですが、充実した研修制度や福利厚生など魅力的な部分もいくつかあります。
ただ、希望の配属が必ずしも叶わないこと、評価制度や給料に不満を抱く人が一定いることなどは事前に把握しておくとよいかと。
ネット上の声ではなく実態を踏まえて、自分との相性を総合的に判断してくださいね!
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効なホワイト企業転職の攻略法を簡潔にまとめています。
ホワイト企業への転職に必要な3要素、転職回数が増えても年収を上げる戦略を共有しているので、少しでも興味を持った人はこちらもぜひ。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- テクノプロは、国内最大規模の技術アウトソーシング企業である。
- 技術者派遣という働き方への懸念から、テクノプロはやばいと考える人が多くいる。
- 研修制度や福利厚生が充実している点は、同社で働くメリットといえる。
- 配属希望が叶わない可能性があること、評価制度や給料に不満を抱く人がいることなどは応募前の段階で知っておくとよい。