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【日本製鉄はやばい?】応募前に把握すべき5大リスクを解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

今回は日本が誇る世界的企業の「日本製鉄」について調査していきます。

日本製鉄は会社の規模、事業ともに最高クラスの企業だと断言できます。

 

ですが、一方でネットを調べてみると「日本製鉄 やばい」と検索する人が多いことが分かりました。

 

では具体的に、なぜ日本製鉄はやばいのかと心配されるのか?

今回はその理由を調査しつつ、日本製鉄に向いている人・向いていない人の特徴まで深堀りして考えていきたいと思います!

 

日本製鉄はエントリーしようと思っていた会社なので気になります!

今回はなぜ日本製鉄はやばいと言われることがあるのか、徹底調査した結果を共有するよ!

日本製鉄はどんな会社か?

 

日本製鉄」は日本で最大手、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーです。

日本国内だけでなく、世界でも15カ国以上に製造拠点を構えて事業を展開している会社ですね。

 

社名からもわかるように製鉄事業を中心として、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業の4つを展開しています。

 

具体的には、次世代の自動車・水害から人々を守る堤防・食の安全を守る缶・地底に広がるパイプラインなどに携わっています。

地球上のあらゆる場所において、人々の暮らしを支えている存在と言えますね。

 

会社名 日本製鉄株式会社
本社所在地 東京都 千代田区 丸の内 2-6-1
設立 1950年4月1日
代表取締役 橋本 英二
資本金 4,195億円
従業員数 106,068名(2023年3月31日現在)
事業内容 製鉄、エンジニアリング、ケミカル・マテリアル、システムソリューションの各事業

 

経営計画のなかには、「カーボンニュートラルへの挑戦」「デジタルトランスフォーメーション戦略の推進」が含まれていました。

昨今の社会情勢も踏まえて、総合力世界No.1の鉄鋼メーカーを目指されています。

 

同分野では日本最大の規模を誇るので、やはり鉄鋼業界に関わりたい思いがある人とは圧倒的に相性がよいと言えるかと。

以降でも企業理解につながる内容を共有していくので、ぜひ読み進めてみてください!

 

次世代の自動車や食品に使われる缶など、具体的に関わっている商品などを知れるとイメージが膨らみやすいですね!

次章からは概要以外の側面から日本製鉄の情報を伝えていくから、とくにエントリーすべきか判断に迷っている人はぜひこのまま読み進めてみてね!

「日本製鉄はやばい」と言われる理由【5点】

 

では続いて、本題である「日本製鉄はやばい」と言われる理由を紹介します。

今回、日本製鉄について徹底調査するなかで見えてきた「同社がやばいと言われる理由」は大きく以下の5つでした。

 

【「日本製鉄はやばい」と言われる理由】

  • 2020年に過去最大の業績赤字を発表したから
  • 業績悪化に伴い拠点整理やリストラがなされたから
  • 複数の不祥事を起こしているから
  • 残業時間が多く激務なイメージがあるから
  • 離職率が高いイメージがあるから

 

理由① 2020年に過去最大の業績赤字を発表したから

 

日本製鉄は、2020年3月期に過去最大の業績赤字を発表しています。

同期間の従来の業績予測は400億円の黒字とされていましたが、最終的には一転して約4400億円の赤字となりました(参考)。

 

この業績が発表された際には、高炉の休止を決めていた呉製鉄所(広島県呉市)を23年9月末に事実上閉鎖することも正式発表されています。

 

2020年の業績が悪くなったのは、国内外の鋼材需要が低迷したこと、台風や生産トラブルによる減産などが影響したとのこと。

翌年の2021年も、コロナウイルスの影響によって赤字を継続しています。

 

ただ、翌年以降は黒字業績に立て直しており、2022年の3月期には一転して過去最高利益を達成していますね。

 

赤字業績のニュースを見ると、その企業の将来性を怪しく感じるかもしれません。

しかし、日本製鉄に関してはその後の業績を立て直しているので、1年単位ではなく全体の流れも踏まえて企業を評価することが大切です。

 

理由② 業績悪化に伴い拠点整理やリストラがなされたから

 

日本製鉄は、2020年・2021年と続けて業績赤字を発表しています。

このような業績が悪い時期に同社は拠点整理をおこなっており、この情報をもとに「日本製鉄はやばい」と捉える人が一定数いるようです。

 

2020年2月には、広島県にある呉製鉄所と和歌山県にある一部高炉の閉鎖を発表。

2021年の3月におこなわれたオンライン記者会見では、茨城県にある高炉1基の廃止、全国10カ所以上の拠点で加工設備の生産停止が発表されました。

 

拠点整理や設備の縮小は、そこで働いている従業員のリストラを意味します。

実際に転職などを余儀なくされた方もいるはずなので、こうした情報から日本製鉄に対してネガティブな印象を持つ人がいても無理はない話かと。

 

ただ一方で、こうした経営判断の先に2022年以降は黒字化していることも事実です。

業績によってリストラされる恐れがあることも事実ですが、その後の経営状態がどうなったかなども含めて情報を把握しておくようにしましょう。

 

理由③ 複数の不祥事を起こしているから

 

日本製鉄がやばいと言われる理由には、不祥事を起こしていることもあります。

同社は、過去に以下のような不祥事を起こしているんですよね。

 

【日本製鉄に関する不祥事の例】

  • 子会社の日本製鋼所M&Eが製造した鉄鋼製品の品質検査で計449件の不正(参考
  • 東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)の周辺で有害物質シアンを検出(参考
  • 残業時間の急増と上司の叱責による複合的な要因でうつ病を発症した社員の過労自殺(参考

 

こうしたニュースを見ると、企業に対して悪いイメージを持つものだと思います。

もちろん不祥事の後には「再発防止に努める」といった声明も出されていますが、実際に起こった事例として知っておくことは大切ですね。

 

理由④ 残業時間が多く激務なイメージがあるから

 

日本製鉄に対して、長時間残業で激務というイメージを持つ人もいます。

日本を代表するような大手のメーカーなので、漠然としたイメージで激務な環境では?と考える人が一定いるんですよね。

 

ただ、このような場合は実際に数字を確認するのが最善です。

日本製鉄は「働きやすさ」に関連する具体的なデータを公表しており、そこで発表されている情報では月の平均残業時間は21時間でした(2022年度)。

 

月の出社日数が20日だとしても、毎日1時間程度の残業時間だとわかります。

これをどのように捉えるかは人によりますが、個人的にはこの残業時間を理由に「日本製鉄はやばい」と考えるのは不適切だと思いましたね。

 

残業時間を参考材料にすると日本製鉄は決して激務な環境とは言えないので、上記のデータを踏まえて企業の実態を理解しておくとよいでしょう。

 

理由⑤ 離職率が高いイメージがあるから

 

残業時間と同じく、離職率に関しても漠然とネガティブに考える人がいます。

「大手メーカーだから忙しい=労働環境がよくない=すぐに辞める人が多いから離職率が高そう」などと考える人も一定いるんですよね。

 

ただ日本製鉄が公表する情報によると、同社の離職率は2〜3%でした。

直近の離職率は2021年度で2.9%、2022年度で2.4%となっていますね(参考)。

 

ちなみに、残業時間や離職率以外にも下記のような情報が公表されていますよ。

 

【日本製鉄の働きやすさに関するデータ】

  • 年間休日:交代勤務者103日、常昼勤務者119日
  • 過去の賞与実績:一人当たりの金額237万円(2022年度)
  • 有給休暇取得率:83.0%
  • 育児休業取得率:男性56.5%、女性100%
  • 育児休業復職率:女性97.3%
  • 寮・社宅使用料:寮約1.5万円、社宅約2.5万円

 

年間休日はやや少なめですが、それ以外の項目はポジティブな内容が多いかと。

このように実態がわかるものは実際に確認すると確実なので、漠然としたイメージではなくぜひ実態を踏まえて企業を評価するようにしましょう。

 

業績赤字やそれに伴い拠点整理をしたこと、過去に不祥事を起こしていることなどから日本製鉄にネガティブなイメージを持つ人がいるんですね。

他には残業時間や離職率に関して漠然と悪い想像をする人もいるよ。ただ、実態を確認すると違うとわかるから、数字で確認できるものは自分でチェックしておくべきだね。

日本製鉄に対する社員からの口コミ評判

次にこの章では、日本製鉄に対する社員からの口コミ評判を紹介します。

日本製鉄に対してネットで言われているネガティブな声を確認することも大切です。

 

ただ、こうした意見には極端なものも多いですし、実態をより適切に把握する上では企業内部を知る社員からの声が参考になるんですよね。

 

ここでは、日本製鉄に関する良い声・悪い声の両方をまとめました。

企業の実態を把握する上ではいずれも参考になると思うので、エントリーを検討している人はぜひ一読してみてください!

 

【日本製鉄に対する社員からの口コミ評判】

  • 良い口コミ① ワークライフバランスを調整しやすいと感じる
  • 良い口コミ② 福利厚生は充実している
  • 良い口コミ③ 基幹産業ゆえに事業そのものが潰れる心配はない
  • 悪い口コミ① 幅広い分野で業務経験を積みたい人には合わない
  • 悪い口コミ② 配属先によって業務負荷に差がある
  • 悪い口コミ③ メンタル面のケアが大事な環境

 

良い口コミ① ワークライフバランスを調整しやすいと感じる

 

事業所にもよるけれど、私がいる場所は年休取得、フレックス取得などはしやすい環境にある。お⼦さんがいる社員にとっても、プライベートのより良い充実を叶えたい社員にとっても、その点については、ワークライフバランスを調整しやすくて良いと思う。

 

「ワークライフバランスを調整しやすい」といった声です。

この方の所属先では年次有給休暇やフレックスの取得をしやすく、子どもがいる社員にとっても公私を両立させやすい環境のようですね。

 

上記の環境は、企業を選ぶ上でシンプルにプラスの要素になるかと。

ただ、前提として「事務所にもよるけれど」と書かれているので、所属部署や職種などでも若干の違いはあると予想できますね。

 

自分の希望先での待遇がどうか?は、実際に働く社員に聞くのが確実です。

職種などまで絞った上で口コミを見る方法もありますが、可能であれば面談の機会などに労働環境を確認しておくとよいでしょう。

 

良い口コミ② 福利厚生は充実している

 

福利厚⽣はかなり充実しているように感じる。⼥性の産休、育児休業、今では男性の育児休業取得も促されている。先⽇も近くの部署の男性が1年間の育児休業を取得していた。

もし病気にかかっても病気給⾷の制度もあるので、そこは安⼼な点だと思います。歳をとった時には特に…。やはり⼤⼿ならではの待遇と感じる。

 

ポジティブな口コミとして、福利厚生に言及する声も多くありました。

女性の産休や育休はもちろん、男性にも育休取得を促されているようですね。

 

実際に男性が1年間の育休を取得していた例もあったとのことで、単に制度などがあるだけでなく実際に活用までされているとわかります。

 

病気にかかった際に使えるという病気給食という制度も魅力的ですね。

日本製鉄に限らず大手ほど福利厚生は充実している傾向にあるので、この点はやはり同社を目指すメリットの1つになるでしょう。

 

良い口コミ③ 基幹産業ゆえに事業そのものが潰れる心配はない

 

鉄鋼は基幹産業であり、鉄という素材に変わるものは出てこないので、事業そのものが潰えることはない。また、近年は海外事業⽐率が上がっており、経営的にも攻めに転じている。業績⾯では⾼炉他社とは⽐較にならない。

 

「事業領域として安定性が高い」といった旨の口コミも見られました。

この方が言及されているように、日本製鉄が主な事業の対象としている鉄鋼は一国経済の発展の基礎をなすような重要産業です。

 

電力などのエネルギー産業と同様に、鉄鋼分野は世の中にとって欠かせない存在かつ代替するものが出てこない産業なんですよね。

ゆえに、事業そのものが潰れる可能性は基本的にはないと言えるわけです。

 

社会や経済の状況について、未来を正確に予測することは誰にもできません。

とはいえ、基幹産業の1つである鉄鋼はかなり安定性が高いので、その点で日本製鉄の将来性も優れていると考えるのは自然なことでしょう。

 

悪い口コミ① 幅広い分野で業務経験を積みたい人には合わない

 

仕事は膨⼤にあるので否応にも成⻑はする。⼊った職種である程度の道は決まっているのでキャリア開発という点では、評価は低い。さまざまさ⽅⾯で業務経験をしてみたいということであれば、⼤企業はやめておいた⽅がよいかもしれない。しかし、ある程度決められた道で上を⽬指したい場合は年⽉をかけて達成は可能。

 

ここからは、日本製鉄に対するネガティブな声を紹介していきますね。

まずは「さまざまな方面での業務経験を積みたい人には向かない」といった声です。

 

この方によると、仕事は膨大にあるので嫌でも成長はしていくとのこと。

一方で、最初に配属された職種でキャリアの道筋がある程度決まっているので、幅広い分野で経験を積みたいといった人には相性が悪いようです。

 

ただ、こうした傾向は日本製鉄に限らず大企業には共通していると考えられていて、幅広い経験を積みたい人には別の選択肢を勧められています。

この点に関しては、どちらがよい悪いではなく自分の希望によると思います。

 

個人的にも大手とベンチャーでは成長環境などに差はあると考えているので、自分の理想とする環境との相性を考えることをおすすめしたいですね。

 

悪い口コミ② 配属先によって業務負荷に差がある

 

⾃⾝の能⼒的にきつい部分があるのと、配属先によって業務負荷に差があり、それが若⼿の離職率にも現れている。そこの不公平感に嫌気が差した。また、ここ2.3年で修繕費を中⼼とする固定費の削減を強⾏しており、今は影響が無くてもいずれは設備トラブルが急増する事は⽬に⾒えている状態。そこで苦労するのは設備保全。

ただ、配属先のミスマッチが特に無いのであれば、県にもよるが周辺企業と⽐較して給料、福利厚⽣はそこそこなので会社としては悪くないと思う。

 

「配属先によって業務負荷に差がある」といった声も見られました。

業務負荷に不公平感があるとモヤモヤを感じやすいですし、この方は若手の離職率にもこの状況が反映されていると感じているようです。

 

企業視点では、すべての部署で業務負荷を一定にするのはかなり困難だと思います。

とはいえ社員視点で考えると、同じ会社なのに部署によって労働環境に差があるように感じると不満を抱くのも無理はないかと。

 

事前にできることとすれば、自分の希望部署や職種が日本製鉄内でどのような位置づけかを確認しておくとよいかもしれません。

その上で、多忙すぎる部署なら避けるといった選択もアリだと僕は思いますね。

 

悪い口コミ③ メンタル面のケアが大事な環境

 

相当な仕事に対するモチベーションがないと、後々やる気がなくなって上司にすぐ⽬を離されてしまう危機感は充満していて、そういった⾯では油断する隙が少ないので、メンタル部分のケアが⼤事だと思います。配属される場所によっては楽で、誰でも気楽に働ける場所もあります。

ただ、配属されたところがキツイと、つむ可能性が⼤きいです。社内で部署移動などできますが、⾃分から精神的な⾯で負けを認めて部署移動させていただく、、、のように感じました。根性論を語る⽅が多いですね。

 

「メンタル面のケアが大事な環境」といった意見もありました。

「油断する隙が少ない」「配属されたところがキツイとつむ可能性が⼤きい」など、この方は日本製鉄をハードな環境だと感じられている印象です。

 

少なくとも、上記のように感じながら働いていたらストレスはかなり大きいかと。

「なかには誰でも楽に気軽に働ける場所がある」とも書かれており、やはり配属される場所によって環境面での違いはあるようですね。

 

自分が入社した場合も、この方と同じような感覚を抱く可能性はゼロではありません。

ただ、同じ環境でもどのように感じるかは人それぞれなので、上記の意見も特定の方の考えとして俯瞰的に捉えることもぜひ意識しておきましょう。

 

たしかに口コミはすべて主観的なものなので、それぞれを絶対視せず「自分だったら違うように感じる可能性もある」といった感覚も忘れないようにしたいですね。

その視点はかなり重要だよ。口コミは参考材料の1つでしかないから、特定の意見を盲信しないでぜひ総合的に企業を評価するようにしてみてね!

【総評】日本製鉄で働くのはやばいと言えるのか?

 

日本製鉄がやばいと言われる理由、社員からの口コミを紹介しました。

2020年に業績赤字を出していること、それに伴い拠点整理をしたことなど、たしかにネガティブな事実はいくつかありました。

 

ただ、残業時間や離職率などはむしろ優れた実態があることもわかりましたね。

社員からの声を見ると、ワークライフバランスを調整しやすい・福利厚生は充実しているといった前向きな口コミも見られました。

 

では、結局のところ日本製鉄はやばいと言えるのか?

参考までに、この問いに対する僕なりの結論も共有しておきますね。

 

【日本製鉄に対する結論】

鉄鋼分野に関わりたい思いがある人には、有力候補となる会社である。

赤字などを発表した事実はあるもののその後は業績を改善しており、基幹産業ゆえに今後も事業の安定性は高いと考えられる。

 

大手だからこそ待遇面に満足している人も多く、こうした環境に魅力を感じる人とも相性がよいと言える。

 

結論、僕は日本製鉄をやばい会社だとは思いませんでした。

業績はすでに改善されていますし、過去に不祥事を起こした事例などもそれらを踏まえて対策が講じられています。

 

働きやすさに関する意識も高く、公私ともに充実させやすい環境かと。

ネット上にはさまざまな意見がありますが、ネガティブな意見を盲信しすぎず冷静に企業を評価する意識は大切ですよ。

 

もちろん、上記も僕個人の意見なので完全に参考にする必要はありません。

こうした意見を踏まえて自分はどう感じるか?が重要なので、一般的な正解ではなくぜひ自分の考えを大切に意思決定してみてくださいね!

 

一般的な声を参考にしすぎるとミスマッチや早期退職につながりやすいよ。最終的には自分がどう思うかがすべてだから、ぜひ自分との相性をじっくり検討してみてね!

日本製鉄に就職するメリット【3選】

 

次にこの章では、日本製鉄に就職するメリットを紹介します。

改めて、求職者視点でメリットと言える内容をピックアップしたので、応募を検討している人はぜひチェックしてみてください!

 

【日本製鉄に就職するメリット】

  • 多様な特性と幅広い用途を持つ鉄を商材にしている
  • 人々の暮らしを支える存在であり社会貢献性が高い
  • 社員の働きやすさを支える制度が充実している

 

メリット① 多様な特性と幅広い用途を持つ鉄を商材にしている

 

根本的な話として、日本製鉄は安定性の高い鉄を商材に事業をしています。

社員の口コミにも「基幹産業だから潰れる心配がない」といった声がありましたが、まさに商材の特性から会社が安定しやすいんですよね。

 

鉄は、人々の生活に欠かせない素材かつ多様な特性を持ちます。

加えて、次のような特徴を持っていて持続可能性も高いんですよね。

 

【鉄の特徴】

  • 地球の重量の3分の1を占める重要な資源
  • ペットボトルの水よりも安い素材(重量あたり単価で比較)
  • 豊富で安く加工性がよいことから用途が広い
  • 金属製品の90%以上を占める

参考:日本製鉄「サステナビリティ 鉄の魅力

 

環境負荷を製品のライフサイクル全体で評価するという考え方、ライフサイクルアセスメント(LCA)の視点でも鉄は優れています。

LCAの視点では、他の素材と比べて鉄の環境負荷はかなり低いんですよね。

 

よって気候変動に与える環境負荷を低減するという意味でも、製鉄プロセスのカーボンニュートラル化などが期待されています。

大前提の知識として、商材である鉄の位置づけを知っておいて損はないでしょう。

 

メリット② 人々の暮らしを支える存在であり社会貢献性が高い

 

日本製鉄が手掛けている鉄は、人々の暮らしを支える存在です。

鉄が関係する産業を考えると、自動車・船・橋・プラントなどあらゆる分野で文字通りなくてはならない存在なんですよね

 

つまり仮に自分が日本製鉄で働くことになった場合、業務を通じて社会に大きく貢献できる可能性が高いわけです。

 

鉄鋼の需要は、経済発展や人口に大きな影響を受けると言われています。

そして世界経済は今後も発展していくと推測されるので、それに伴い鉄鋼の需要も拡大していくことが予想されているんですよね。

 

需要が拡大することは、つまり社会貢献の機会や規模も大きくなるということです。

日本最大手の鉄鋼メーカーだからこそ世の中に与える影響は大きいので、この点に魅力を感じる人とも相性がよいと言えるでしょう。

 

メリット③ 社員の働きやすさを支える制度が充実している

 

日本製鉄は、社員の働きやすさを支える制度にも力を入れています。

具体的には、社員のワークライフバランスや育児・介護をサポートする以下のような制度が用意されていました。

 

【日本製鉄の働きやすさを支える制度の例】

  • 社宅、独身寮(個室)
  • 持家融資制度・住宅財形貯蓄制度
  • 結婚休暇
  • リフレッシュ休暇
  • ワークライフ・サポート制度
    (映画鑑賞や旅行、育児などにも利用できる、毎年一定金額の支援制度)
  • 保育所
  • 配偶者出産休暇
  • 育児休業、介護休業
  • 育児、介護のための勤務時間措置
  • 子の看護休暇
  • 福祉休暇

参考:日本製鉄「採用情報 福利厚生

 

住宅に関する制度や休暇制度、育児や介護との両立をしやすいように支援する施設や制度が多数設けられています。

このあたりは、さすが大手ならではの待遇と言えますね。

 

社員の口コミを見ても、待遇面の充実度に言及する方は多くいました。

企業を選ぶ上でこうした福利厚生の優先順位を高く考えている人にとっても、日本製鉄はよい選択肢になり得るでしょう。

 

商材的に安定性が優れていること、社会貢献性が高いことは魅力的ですね!

日本製鉄に就職するデメリット【3選】

 

続いてこの章では、日本製鉄に就職するデメリットを共有します。

口コミと同じく、よい面だけでなく懸念点を把握しておくことは大切なので、ミスマッチを防ぐためにもぜひ目を通してみてください。

 

【日本製鉄に就職するデメリット】

  • 配属先によって働きやすさが異なる
  • 根性論を語る人が多いなど古い文化を感じることがある
  • 鉄に興味がないとモチベーションがわきにくい

 

デメリット① 配属先によって働きやすさが異なる

 

日本製鉄は、配属先によって働きやすさが異なります。

社員からの口コミを見ても、「ワークライフバランスは事業所による」「配属先によって業務負荷に差がある」といった声がありました。

 

率直に、このような状況があるのは日本製鉄だけではありません。

ただ、所属先によって労働環境が異なると感じると、たとえば自分より心地よく働いている同期を見たときに不満を感じる可能性があるかと。

 

対策としては、自分の希望部署の働き方を事前にリサーチするのがよいと思います。

希望部署に限定した上で口コミを調べる、面談の際などに先輩社員に話を聞くなどして、入社前にできる限りの情報を集めるのは効果的ですよ。

 

デメリット② 根性論を語る人が多いなど古い文化を感じることがある

 

日本製鉄に対する社員からの口コミを見ていると、「根性論を語る人が多い」など古い体質と感じられるような意見も一定ありました。

根性論という言葉が、どんな内容を指しているかは定かではありません。

 

ただ、「強い根性や精神力があれば何でもできる」といった考えを重視されているとしたら、時代に合っていないと言わざるを得ないかと。

 

社会全体で、コンプライアンスや働き方改革などへの意識は強まっています。

一方で、古くから存在する歴史がある会社では、以前の慣習が抜けていない社員も存在する可能性があるんですよね。

 

こうした文化は、会社の制度や仕組みとして改善されるのが理想だと思います。

とはいえ、現状でもこうした文化が残っている可能性があるので、日本製鉄にこれから応募する人は懸念点として知っておくとよいでしょう。

 

デメリット③ 鉄に興味がないとモチベーションがわきにくい

 

日本製鉄を志望する上では、鉄への興味関心は重要です。

大手メーカーなので給料や待遇面は充実していますが、そもそも鉄に関心がないと仕事のモチベーションがわきにくいんですよね。

 

入社時点では、給料などがよければそれでよいと考える人もいます。

しかし実際に働き始めてみると、商材や仕事に興味を持てない環境に大きなストレスを感じてしまう人は少なくないんですよね。

 

社員の口コミには「給料以外に仕事に魅力を感じれば良い」「鉄工所は汚いからそのような環境で理想を持ち続けて働けるかは自問してほしい」といった声がありました。

 

日本製鉄での勤務を経験した上で上記のように考える方が実際にいるので、応募を検討する際にはぜひ1つの参考材料にしてみてくださいね。

 

鉄に興味関心があるか?は、やはり日本製鉄を志望する上で大事になりそうですね。

他の業界でも企業でも同じだけど、商材に関心がないとモチベーションがわきにくいからね。待遇面だけに惹かれて応募するのは、個人的にもおすすめしていないよ。

「日本製鉄 やばい」と調べる人からよくある質問

 

最後に本章では、「日本製鉄 やばい」と調べる人からよくある質問に回答します。

もし似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!

 

【「日本製鉄 やばい」と調べる人からよくある質問】

  • 日本製鉄の平均年収はいくらくらい?
  • 日本製鉄とトヨタの訴訟はどうなった?
  • 日本製鉄の2024年の業績予想は?

 

質問① 日本製鉄の平均年収はいくらくらい?

 

同社が公表する有価証券報告書によると、平均年収は以下のとおりでした。

 

年度 平均年収
2022年度 824万円
2021年度 535万円
2020年度 494万円
2019年度 612万円
2018年度 613万円

 

業績が悪化した2020年・2021年は、年収も低めになっています。

一方で、一転して過去最高利益を達成した2022年度には、業績が反映されてかなりの高年収となっていますね。

 

ちなみに、国税庁が公表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円です。

日本全体の平均と比べると、日本製鉄の年収はどの年も高水準と言えますね。

 

質問② 日本製鉄とトヨタの訴訟はどうなった?

 

トヨタ自動車を訴えていた損害賠償請求は放棄・終了させたと発表されています(参考)。

 

日本製鉄は、電動車のモーターなどに使われていた電磁鋼板について、特許を侵害されたとしてトヨタ自動車と三井物産に訴訟を起こしていました。

ただ、この訴訟は日本製鉄が破棄する形ですでに終了しています。

 

質問③ 日本製鉄の2024年の業績予想は?

 

日本経済新聞の情報によると、日本製鉄の2024年3月期の連結純利益は、前期比32%減の4700億円になる見通しだと発表されています。

原料価格が想定よりも下がったことで、鋼材の販売価格との差が拡大するとのこと。

 

前期比では微妙ですが、赤字を計上していた以前の年と比べると十分の黒字業績といえると思いますね。

 

平均年収は業績によって振れ幅があるものの、概ね高水準と言えそうですね。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

「日本製鉄はやばい」と言われる理由や社員からの口コミ、求職者視点でのメリット・デメリットなどを網羅的に共有しました。

 

結論、僕は日本製鉄がやばい会社だとは思いませんでした。

赤字業績を出したこと、それに伴い拠点整理がおこなわれた事実などはありますが、その後の業績改善を踏まえると現状は異なると考えていますね。

 

大手企業ゆえに、福利厚生などの待遇面はかなり充実しています。

鉄分野への興味関心は前提のもと、上記のような環境に惹かれる人とは相性がよいと思うので、ぜひ自分の適性を冷静に判断してみてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 日本製鉄は日本最大手、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーである。
  • 日本製鉄がやばいと言われる主な理由は、業績赤字やそれに伴い拠点整理をしたこと、過去に不祥事を起こしていることなどがある。
  • ネット上の声を参考にする際は、いずれも主観的な意見であることを意識すべきである。
  • 待遇面の充実以外にも、基幹産業で安定性や社会貢献性が高い点も魅力と言える。
  • 待遇面への関心だけでなく、そもそも鉄に興味があるか?は軽視せず考えておくとよい。