こんにちは!
就活を研究し続けて7年目の就活マンです。
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体育会系の学生は就活で有利になるという話って聞いたことありますよね。
これって本当の話だと思いますか?
結論、体育会系の学生全員が有利になるわけではありません。
体育会出身というのを効果的に使うためには、どの部分をアピールすべきかしっかりと押さえておかなければいけなんですよね。
そこで本記事では体育会系学生が就活を有利に進める方法を解説します!
体育会系学生が就活を成功させる具体的な方法まで共有していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
【結論】体育会系学生でも就活に有利とは限らない
冒頭でもお伝えしたとおり、体育会系の学生だからといって無条件で就活に有利になるとは限りません。
最大の理由は「企業に体育会系出身のメリット」を伝えられていないから。
つまり、せっかくメリットがあるのにアピール方法を知らないということ。
これってめちゃくちゃもったいないですよね。
特に以下のような特徴がある体育会系学生は注意が必要です。
【就活で評価されない体育会系学生の特徴】
- 元気のよさや勢いだけをアピールしている
- プライドが異常に高い
- 先輩の力に頼っている
特徴① 元気のよさや勢いだけをアピールしている
1つ目の特徴は、元気のよさや勢いばかりをアピールしてしまうことです。
体育会系の学生は明るくノリがいいことが多いですが、そのことだけを強みとしてアピールすると中身がないと思われてしまいます。
ちょっと極端な例ですが「明るい性格なので、会社のために全力でがんばります!」と伝えても、会社に貢献できそうなイメージは持ってもらえないですよね。
それよりも「どんな能力があって、その能力をどう会社に活かせるか」を伝えたほうが魅力的に感じてもらえるはずです。
元気や勢いがあることはいいことですが、就活の選考では会社のメリットとなる能力を伝えるようにしましょう。
特徴② プライドが異常に高い
プライドが高い学生も、就活では失敗しがちです。
なぜなら素直さや謙虚さがなく、会社組織にうまく馴染めないと思われやすいから。
体育会系の学生は結果を出すために努力を続けてきたため、競争意識が強い人が多い。
プライドを持ってモチベーション高く取り組めることは、間違いなく長所です。
ですが就活においては、プライドの高さはネガティブに捉えられがち。
ストイックに取り組めることなどをアピールするなら、他人の意見を受け入れる素直さや柔軟性を伝えることも意識しましょう。
特徴③ 先輩の力に頼っている
そして3つ目は、先輩の力に頼ってしまうことです。
体育会系の学生は先輩・後輩とのつながりが強く、就活生のなかにはOBとのコネを当てにしている人がいます。
しかし当然ながら、OBとのコネだけでは内定は獲得できません。
OBの存在が多少なりとも有利に働くことはありますが、本当に採用されるかどうかは選考でのアピール内容次第だということを忘れないでください。
たしかにこれだともったいないですね。
多くの時間を犠牲にして得た体育会系学生のメリットなんだから、ちゃんとアピールできれば最高の評価だってもらえるんだ。つまりアピール方法が本当に大切だということだよ。
就活を有利に進められる体育会系学生の特徴
どんな体育会系学生が就活で苦戦するのか共有しました。
では反対に「就活を有利に進められる体育会系学生」にはどんな特徴があるのか知りたいところですよね。
具体的には、以下の5つの特徴を持っていると就活に有利ですよ!
【就活を有利に進められる体育会系学生の特徴】
- 体力がありストレス耐性が高い
- 協調性がある
- 上下社会を知っている
- 自己管理能力が高い
- 目標達成に向けて努力できる
特徴① 体力がありストレス耐性が高い
社会人として働くようになると結果を求められる機会が増え、学生のときよりもストレスやプレッシャーを感じることが多くなります。
そのため体力やストレス耐性が優れている学生は企業にとっても欲しい人材。
その点、体育会系学生は日常的に厳しい練習をこなしており、体力もストレス耐性も優れている傾向にあります。
企業にとっては早期離職が最も嫌な結末なので、こういった強みを持つ体育会系学生の特徴は非常に魅力的だといえます。
特徴② 協調性がある
仕事はチームでおこなうことが多く、1人で完結することはほとんどありません。
つまり、協調性がない一匹狼タイプの人は必ず職場で孤立してしまいます。
体育会系の学生は、部活の仲間と切磋琢磨するなかで協調性を身につけています。
特にチームスポーツ経験者など自分の協調性が伝わるエピソードを持つ人は、積極的にアピールするのがおすすめです!
特徴③ 上下関係を知っている
上下関係を知っている就活生は、社会人に慣れるスピードが早くなります。
最初は必ず先輩上司に教えてもらう必要があるので、上下関係を知っている新卒は成長しやすいんですよね。
逆に上司や先輩に失礼な態度をとると、良好な関係を築けなかったり、仕事にも悪影響が生じる。
体育会系の学生は、先輩・後輩との上下社会を経験しており、目上の人に対する礼儀やマナーを身につけているので、社会人適性が高いといえますね。
特徴④ 自己管理能力が高い
社会人には、自己管理能力が欠かせません。
なぜなら仕事は常に自分自身で管理していく必要があるからです。
体育会系の学生は学業と部活を両立しており、日常的にハードなスケジュールをこなしています。
よって部活動をしていない学生よりも、自己管理能力が高い人が多いんですよね。
特徴⑤ 目標達成に向けて努力できる
社会人になると、常に売上目標達成や新規顧客獲得といった成果を出すことが求められます。
よって目標達成に向けて努力できる学生は、当然就活において有利になる。
体育会系の学生は常に結果を出すために努力をしてきた人たちです。
1つの目標に対してひたむきに努力するのは、決して簡単なことではないため、それを経験し身につけていることは大きな強みになります。
体育会系学生ならではの強みもたくさんありますね!
ここで紹介した特徴を持っているなら、全面的にアピールすべきだよ。どれも企業にとって非常に魅力的な特徴だからね!
体育会系学生が就活でアピールすべき強みとは
就活を有利に進められる体育会系学生の特徴を共有しました。
次にこの章では、体育会系学生がアピールすべき強みを解説していきます。
【体育会系の学生が就活でアピールすべき強み】
- 継続力・忍耐力
- 問題解決能力
- 人間関係構築力
- マネジメント能力
強み① 継続力・忍耐力
体育会系の学生は、継続力や忍耐力をアピールするのがおすすめです。
なぜなら、成果を出すことが求められる社会人になってからも、継続力や忍耐力は必要だから。
どんな会社に入っても、短期的な努力で大きな成果が出せる仕事はありません。
ですが、目標達成のために継続的に努力をしてきた体育会系の学生なら、途中で挫折することなく業務に取り組めるはずです。
継続力や忍耐力をアピールする際には、練習の頻度や時間、継続期間などについて数字を交えて伝えることが重要です。
部活の厳しさが伝わると、企業から高評価を得られますよ。
強み② 問題解決能力
体育会系の学生は大会で優勝したり、レギュラーを勝ち取ったりするために、改善を繰り返しています。
つまり、試行錯誤を繰り返す過程で問題解決能力が自然と身についている。
社会人の仕事は、さまざまな問題解決をすることでお客様に満足してもらい、その対価を得ることが大前提です。
だからこそ、問題解決能力を持つ就活生は貴重な存在といえます。
強み③ 人間関係構築力
体育会系の学生は、これまでさまざまな人間関係を築いてきたはずです。
たとえば先輩・後輩や、同期、指導者との関係などが考えられますね。
企業での仕事は、基本的に1人では完結しません。
そのため、あらゆる人と良好な関係を築ける能力は企業全体の成果を考えても、非常に重要だといえますね。
強み④ マネジメント能力
主将などを経験したことがある人は、マネジメント能力をアピールするのもおすすめ。
チームをまとめたり、引っ張ったりできる人材は将来の幹部候補でもあるため、企業から見ても魅力的な人材です。
部活において実際にチームを率いた経験があれば、マネジメント能力を兼ね備えているという説得力もありますよね!
どの強みも部活という実体験があるので、根拠となるエピソードもばっちりですね!
それこそが体育会系学生の強みだよね!エピソードのない強みは説得力に欠け、採用担当者の納得度も低くなってしまうからね。
体育会系学生が就活を成功させる方法【6選】
ここまで体育会系学生について色んな角度で見てきましたが、結局のところ「どうしたら就活を成功させられるのか」が一番気になりますよね。
そこでこの章では、体育会系学生が就活を成功させる方法を共有します!
僕がおすすめする順に6つの方法を解説してきますよ。
【体育会系の学生が就活を成功させる方法】
- 複数の就活サイトを併用する
- エントリーシートの質を高める
- 早めに就活の準備を始める
- 積極的にOB訪問をする
- 結果ではなく試行錯誤したプロセスを伝える
- 部活以外にもアピール内容を用意する
方法① 複数の就活サイトを併用する
僕が最もおすすめする方法は「複数の就活サイトを併用すること」です。
就活サイトって、マイナビとリクナビ以外にもめちゃくちゃ種類があるのご存知でしたか。
ざっと挙げただけでも、以下のような種類があるんですよ。
【就活サイトの種類】
- 総合型サイト
- 逆求人型サイト
- 中小・ベンチャーに特化したサイト
- 専門特化型サイト
- 就活エージェント型のサイト
- エントリーシートの閲覧に特化したサイト
- 中小規模の合同説明会に特化したサイト
- OB訪問に特化したサイト
「え、こんなあるの?」って感じましたよね。
ほとんどの就活生はこのサイトたちを使いこなせていないんですよね。
つまり、これらのサイトを使いこなせれば圧倒的な差別化ができるということ。
もちろん、どのサイトも無料なので試してみる価値はあるかと。
そこで以下の記事において、あらゆる就活サイトを紹介するとともに、僕が本当に使うべきだと考えるサイトまで解説しています!
損することは全くないので、ぜひ参考にしてくださいね。
方法② エントリーシートの質を高める
先ほども言いましたが、体育会系学生は良質なエピソードを持ってるからこそ、アピール方法が重要になってくる。
そこで必要なのが「エントリーシートの質を高めること」です。
どれだけ魅力的な強みやエピソード持っていても、それをしっかりと言語化して最大限に伝えれらなければ意味がありません。
僕が考えるエントリーシートの質を高めるための施策は、以下のとおり。
- 過去の通過エントリーシートを見るようにする
- 逆求人サイトを利用して人事からフィードバックをもらう
- 中小規模の合同説明会に参加して人事から直接フィードバックをもらう
それぞれの詳細については以下の記事で解説しています!
できるだけシンプルに質を向上できるように工夫しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
方法③ 早めに就活の準備を始める
就活を成功させるためには、早めの対策が必須です。
なぜなら体育会系の学生は、部活が忙しくて就活の時間をなかなか確保できないことが多いから。
忙しいからといって後回しにしていると、就活が本格化してからきっと後悔します。
部活に勉強に忙しいとは思いますが、早めに就活の準備を始めましょう。
方法④ 積極的にOB訪問をする
4つ目のポイントは、OB訪問をすることです。
OB訪問をすると企業理解が深まったり、企業の方から直接就活のアドバイスをもらえたりします。
給料や残業の多さなど、企業の内部事情を教えてもらえることもありますよ。
体育会系の学生は先輩とのつながりが多いので、OB訪問をしやすいはずです。
将来の自分が楽をするためにも、積極的にOB訪問をしましょう。
方法⑤ 結果ではなく試行錯誤したプロセスを伝える
体育会系の学生は、部活の成果だけをアピールしがちです。
ですが、企業の採用担当者は「大会で優勝した」などの結果は求めていません。
入社してからも、仕事で同じ競技をするわけではないからです。
企業が求めているのは、結果ではなく「どのような試行錯誤をしたか」というプロセスになります。
試行錯誤したプロセスを聞けば、どんな困難があり、どのように困難を乗り越えたかが伝わります。
そのため、就活で部活のエピソードを話す際には、結果ではなく試行錯誤のプロセスを伝えましょう。
方法⑥ 部活以外にもアピール内容を用意する
部活以外のアピール材料を用意しておくことも大切です。
体育会系の学生は就活で有利になる強みを持っていますが、それだけではほかの学生と差別化できません。
また、部活動のエピソードだけ話していると「部活動しか頑張っていないのでは?」と思われる恐れがあります。
選考に進むと、部活動以外の取り組みを聞かれる機会があるはずです。
面接の場で焦ってしまわないためにも、部活以外のエピソードを考えておきましょう。
やるべきことがはっきりしましたね。
ここに挙げた準備ができれば、必ず就活は上手くいくよ。これは就活生時代に22社から内定を獲得した僕が実際に使っていた方法だから、本当におすすめだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
体育会系学生の就活について、網羅的に解説してきました。
体育会系学生が就活に有利だというのは、実際にある話です。
だって、みんなが遊んだりしている時間に、必死になって何かに打ち込んできたわけですから、当然といえば当然なんです。
ただ、そのことに油断して準備を怠るとせっかくのメリットが台無しになる。
僕はこの記事でその点を伝えたかったのと同時に、本当に頑張ってきた体育会系学生が少しでも報われるように願っています!
それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。
【本記事の要点】
- 体育会系学生だからといって、必ずしも就活で有利とは限らない。
- 就活で評価されない体育会系学生の特徴と就活を有利に進められる特徴の両方を理解しておくべきである。
- 体育会系学生がアピールすべき強みは4つある。
- 体育会系学生が就活を成功させるうえで特に重要なのは「複数の就活サイトの併用」と「ESの質を高めること」である
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/