こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1500以上の就活マンです。
今回は転職サイトの「キャリオク」を調査しようと思います。
転職でオークションシステムと聞くと、一瞬どんなサービス?怪しい?と思ってしまいますよね。
ですが、実際のところは運営会社も大手で安心できるサイトの1つです。
そんなキャリオクを実際に利用した人からの評判を元に、数ある転職サイトの中で利用すべきなのかを僕なりに考えていきます。
転職を検討していて、「どのサイトを利用しようか?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてもたえると嬉しいです!
今回はキャリオクの評判を、良い評判だけでなく悪い評判も合わせて調査します!
- キャリオクとは?|キャリオクのサービス概要
- キャリオクの良い評判・良い口コミ
- キャリオクの悪い評判・悪い口コミ
- 【総評】キャリオクは利用すべきなのか?
- キャリオクを利用するメリット
- キャリオクを利用するデメリット
- キャリオクを転職活動にうまく活用するコツ
- キャリオクの利用方法
- キャリオクに関するよくある質問
- 本記事の要点まとめ
キャリオクとは?|キャリオクのサービス概要
「キャリオク」は、業界初のオークションシステムを採用した転職サイトです。
自分の経歴をもとに条件を提示してオークションを開催することで、企業から年収提示付きのオファーを受け取れるようなサイトですね。
業界初となるオークションシステムは、ビジネスモデル特許を取得しているとのこと。
この機能を活用することで、求職者側が提示する条件をもとに企業と対等の立場で対話でき、転職エージェントを使った転職と同レベルの転職活動が可能です。
人手不足が続く日本社会において、会社と人との関係が「会社優位」から「イコール」になることを目指して開発されたサービスですね。
新しい種類のサイトですが、自分の市場価値を把握したい人や自分の可能性を発見したい人はチェックしておいて損はないと僕は考えていますね。
キャリオクの運営会社
キャリオクは、SBヒューマンキャピタル株式会社が運営しています。
ソフトバンクのグループ企業で、同グループが運営する転職サイト「イーキャリア」を主要サービスとして事業を展開している会社ですね。
会社名 | SBヒューマンキャピタル株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都港区六本木2-4-5 六本木Dスクエア(旧ビル名:興和六本木ビル)3F |
設立年月日 | 1999年9月30日 |
代表取締役 | 木崎 秀夫 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 224名 |
事業内容 | 転職情報サイトの開発および運営 人材紹介事業、教育関連事業 人材採用特化型マーケティング支援事業 アスリートのセカンドキャリア支援事業 |
率直に、ソフトバンクのグループ企業が運営してはいますが、転職系のサービスのなかでは知名度はあまり高くないかもしれません。
ただ、キャリオクは新しい形の転職サイトですし、新たなサービスも積極的に活用してキャリア形成していきたい人とは相性がよいかと。
大手グループの運営なので、一定の安心感がある点もプラス要素といえそうですね。
オークション型の転職サイトはたしかに初めて聞きました!
一般的には求人サイト・転職エージェント・スカウト型サイトの3種類が大きくあるけど、キャリオクはこれらともまた違った新しいサービスだね!
キャリオクの良い評判・良い口コミ
ではここから、キャリオクの評判を共有していきますね。
まず本章ではキャリオク利用者のよい口コミを、次章にて悪い口コミを紹介します。
サービスの利用価値を判断する上ではよい声・悪い声の両方を把握することが重要なので、リアルな口コミを順に確認していきましょう!
【キャリオクの良い評判】
- キャリオク経由で入社が決まった
- いいと思ったものしか宣伝しない西野さんがCMに出ている
- キャリアシート公開から企業の反応までが早かった
- 多くの有名企業に理念に賛同してもらっている
良い評判① キャリオク経由で入社が決まった
キャリオクでオファーした方が入社を決めてくれて、今日は内定者懇親会。
— 武田直人/マムズラボ (@naotake0410) 2020年2月18日
採用側としてキャリオクを利用した方による口コミです。
この方は採用活動の一環としてキャリオクを利用されていて、キャリオクでオファーした相手が実際に入社することになったようですね。
見方を変えると、キャリオク経由で内定を獲得している人がいるとわかるかと。
採用側の方がうれしそうな口コミを投稿していることから、採用活動に前向きな企業の担当者でもキャリオクを使っている人がいるとわかりますね。
良い評判② いいと思ったものしか宣伝しない西野さんがCMに出ている
おお!
— タコブス屋.com (@TAKOBUSUYA) 2019年4月12日
「本当に良いと思ったものしか宣伝しない!!」と断言しているキンコン西野さんが異例のCM出演を果たしたキャリオクの社長さんのアカウント発見!!
こりゃ注目だ!#キャリオク#実は昨日キャリオクに登録しました https://t.co/SOWu41KHK1
お笑い芸人や絵本作家などとして幅広く活躍されているキングコングの西野さんがCM出演していることに言及した口コミも見られました。
西野さんは「本当に良いと思ったものしか宣伝しない」と断言されています。
そのなかで異例ともいえるCM出演を果たしているということは、キャリオクは西野さんにとって本当に価値があると思えたサービスであるとわかるかと。
幅広く活動されているだけでなく、実際に結果を残されている西野さんが押すサービスなので、それだけでも関心を持つ人が多くいるかもしれません。
公式サイトではCMギャラリーが公開されているので、キングコングが語る転職の新しい形に関心がある人はぜひチェックしてみるといいですよ!
良い評判③ キャリアシート公開から企業の反応までが早かった
転職活動日記📝
— えーちゃ@中古本×メルカリ🌱ゆるせどら (@E_Officeworker) 2020年9月14日
昨日のキャリアシート公開から今朝まで、面接依頼複数いただけました✨思ってたより早く反応があり、在職中の転職活動にはとても気が楽なスタイルだなと思いました!
キャリオクさんの回し者ではありません😊
「キャリアシートの公開からすぐに多くの企業から反応があった」という口コミです。
キャリアシートとは職務経歴などのプロフィール情報のことですが、公開後のあまり時間が経っていない段階で面接依頼を複数もらえたようですね。
複数企業から反応があっても、対応するのはもちろん気になる企業にだけでOKです。
よって、この方のいうように在職中に転職活動を進めていきたいという人にとっても、気軽に着手しやすいかもしれません。
新しい種類のサイトといっても企業からの反応がないと利用価値はないので、ポジティブな声があることは一定のプラス要素といえますね。
良い評判④ 多くの有名企業に理念に賛同してもらっている
応募者を選考するという会社優位の採用から、本当の意味で会社と人が対等に結びつくマッチングを実現したい。そんな #キャリオク の理念に多くの企業から賛同いただきました。 pic.twitter.com/CYIJYC5NLj
— キャリオク公式 (@kyarioku) 2019年4月10日
「多くの有名企業に理念に賛同してもらっている」という公式の投稿です。
応募者を選考するという会社優位の採用ではなく、会社と人が対等に結びつくマッチングという考えに共感する多くの有名企業から賛同を受けているとわかりますね。
具体的に企業例を見ると、マイクロソフトやアサヒビール・吉本興業・DeNA・三井不動産など、名だたる企業が並んでいました。
サービスのビジョンが魅力的だと、その考えに共感する会社も集まるものです。
キャリオクの理念に共感するような会社で働くことを魅力的に感じる人も、サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
求職者にとって魅力的な理念を掲げているサービスだからこそ、その理念に共感して集まる会社とも何かしら共鳴する部分があるかもしれないですね。
理念を大事にされているサービスを使うと、こういった部分でもメリットがあるんだよね。
キャリオクの悪い評判・悪い口コミ
次にこの章では、キャリオクの悪い評判を共有しますね。
同じく利用者による口コミをピックアップしたので、順に見ていきましょう。
【キャリオクの悪い評判】
- 微妙なオファーを毎日送ってくる
- 怪しいオファーばかりが届く
- 希望した年収ではないスカウトが届く
- ミスマッチが多い気がする
悪い評判① 微妙なオファーを毎日送ってくる
#キャリオク が全く希望していない、労働力として誰でもいい💩オファーを毎日送ってきてSPAM状態でウザイので、クチコミ見たら20代相手にも全員配信してるらしい。
— ネコスキー@元FOODNEKO公式にゃんバサダー (@nekoskyTokyo) 2022年12月12日
しかも退会しても送られてくるとかどういう嫌がらせだ。
「希望していないようなオファーを毎日送ってくる」という口コミです。
この方の体感としては、ただの労働力として誰でもよいと感じられるようなオファーが毎日届くと感じられたようですね。
たしかに、微妙なオファーが毎日届いたらサービスを信用できなくなるかと。
これからキャリオクの利用を始める人は、可能性として自分の希望とは異なる条件のオファーも届くことを想定しておくとよいでしょう。
悪い評判② 怪しいオファーばかりが届く
キャリオクって見事にいいオファーこない。あやしいのばっか。
— まさる (@FZR400RRnyan) 2021年3月10日
「よいオファーは届かなくて怪しいものが多い」という声です。
詳細は書かれていませんが、この方は自分が期待しているようなオファーは届かず、怪しいと感じるオファーばかりが届いたようですね。
正直、どのレベルのオファーが届くかはその人の経歴や実績によるところがあります。
ゆえに「オファーの質を疑う人がいる=サービスの利用価値がない」ともいえませんが、万人が満足できるサイトでないことは知っておくとよさそうですね。
悪い評判③ 希望した年収ではないスカウトが届く
キャリオクっていう、自分の望む年収を先に提示して、逆スカウトしてもらうサービスに登録したけど、求める年収じゃないスカウトと、転職エージェントしかこなくてワロタ。 pic.twitter.com/uJs5zGGumN
— N山 (@NNNN2480) 2021年11月23日
「希望した年収ではないスカウトが届いた」という口コミもありました。
キャリオクは、希望の条件(年収、勤務地、職種など)を設定してオークションを開催し、その上で企業からオファーが届く仕組みです。
ただ、スカウトは必ずしも希望条件を満たしているとは限らないようですね。
あくまで希望条件として入力するイメージで、企業側も参考にはしているものの、確実に遵守しなければならないルールはないといえるかと。
この点も事前に把握していないとギャップを感じる恐れがあるので、これから利用開始する人は想定の上で利用することをおすすめします。
悪い評判④ ミスマッチが多い気がする
キャリオクえぐぅ!
— しま☆SES営業、採用マーケ (@shimaemon14) 2021年9月7日
ただのダイレクトリクルーティンサービスだと思ってたら、求職者が"簡単操作で"経歴書作って「オレにいくら出せんの?」って企業に競りをさせるという
オレは試してみたいけどちゃんと使おうとは思わない
ミスマッチ多そうだけど給料上げたい若者にはウケるのかなぁ#採用 #転職
「サイトの構造的にミスマッチが多そう」という口コミも見られました。
キャリオクは、スカウトを受け取るために必要なキャリアシートの登録について、ほぼタップのみで作れるという簡単さをメリットの1つとしています。
これは、求職者からすると一見ありがたそうに感じる要素かもしれません。
ただこの方としては、簡易的な入力で作成した経歴をもとにスカウトを受けると、ミスマッチにつながりやすいのでは?という懸念を持たれているようです。
運営側もまったく考慮していないとは思えませんが、たしかにこの方のいうような問題が生じる部分も一定はあるかもしれません。
ミスマッチは双方にデメリットしかないので、この点は注意して利用しましょう。
オファーの質が微妙といった口コミがいくつかあるのは気になりますね。
スカウト型のサイトだからその質が微妙なのは気になるよね。ただオファーの質は経歴や実績などによる部分も大きいし、自分で試した上で判断するのが確実ではあるよ。
【総評】キャリオクは利用すべきなのか?
ここまで、キャリオク利用者からのよい口コミ・悪い口コミを共有しました。
ただ、この記事を読んでくれている人が本当に知りたいのは「結局、キャリオクは利用価値のあるサービスなのかどうか?」ですよね。
よって、この問いに対する僕の結論をお伝えしますね。
これまで100以上のサイトを見てきた僕の率直な意見は以下のとおりです。
【キャリオクに関する結論】
確実に質の高いスカウトが届くとはいえないものの、自分の市場価値を把握したい人や自分の新たな可能性を発見したい人には利用価値のあるサイトである。
登録作業のハードルも低くなるように工夫されているので、実際に自分のプロフィールを入力して試し、スカウトの質を判断するのが賢い使い方といえる。
口コミを見ると、スカウトの質が微妙といった声もいくつかありました。
ただ、前述のとおりスカウトの質は個々人の経歴などにも依存するので、自分の場合の価値は実際に利用してみないと正直わからないんですよね。
よい部分に目を向けると、やはり新しい仕組みが採用されている転職サイトであり、自分の市場価値が明確になりやすい点はメリットといえるかと。
スカウトを受け取れるようになるまでの登録作業が簡単な点も魅力的ですね。
よって、さくっと登録して実際に試して価値を判断するのが賢いと僕は考えています。
口コミを見ることも大事ですが、結局のところ自分で経験する以上の情報はないので、少しでも気になる人はさくっと試してみるのがおすすめですね!
その他の転職サイト・サービスとして僕がおすすめのサイトをまとめた記事は下記となります。
» 【正社員転職におすすめ求人サイト20選】定番から用途別のおすすめを共有!
たしかに自分が利用したときにどんなスカウトが届くかは、実際に経歴などを登録して試してみないとわからないですね。
登録前に評判を大まかに確認することは大事だけど、その上である程度の関心を持ったのならさくっと試してみるのが早いし確実だよ!
キャリオクを利用するメリット
次にこの章では、キャリオクを利用するメリットを紹介します。
前述の内容を含めて改めてキャリオクの利用メリットをまとめたので、ぜひ順にチェックしてみてください!
【キャリオクを利用するメリット】
- 受け身の姿勢で転職活動を進められる
- キャリアシートの登録が簡単にできる
- 自分の可能性を発見する機会になる
- より明確に市場価値の把握につながる
メリット① 受け身の姿勢で転職活動を進められる
キャリオクを使うと、基本的に受け身の姿勢で転職活動を進められます。
最初にキャリアシートを登録したら、あとは自分が魅力を感じるような企業からオファーが届くのを待つだけでいいんですよね。
通常、一般的な転職サイトや転職エージェントを使う場合は、自ら企業を探して応募作業などを進めないといけません。
その点、受け身の姿勢で使えるキャリオクは、本業が忙しくて時間的に余裕がない人でも気軽に転職活動を始められます。
「転職をすぐには考えていないけど、もし現職より魅力的な選択肢があったら転職したい」という人にもおすすめですね。
メリット② キャリアシートの登録が簡単にできる
キャリオクならではのメリットとして、登録作業の簡単さもあります。
通常こういった企業からスカウトが届くサイトでは、詳細にプロフィールを入力する必要があり、登録作業に多くの時間がかかるものです。
しかしキャリオクでは、キャリアシートの登録は5分で完了します。
ほとんどが画面のタップ操作のみで完了する一問一答式となっていて、忙しい方でも気軽に登録作業を済ませやすいんですよね。
回答のしやすさだけでなく、もちろんその質にもこだわられています。
「スカウト型サイトに興味はあるけど登録が億劫で後回しにしていた」という人は意外と多いですが、そういった人にもおすすめできるサービスですね。
メリット③ 自分の可能性を発見する機会になる
キャリオクを利用すると、自分では想定外の企業からオファーが届くこともあります。
そして思いもよらない企業や業界からオファーを受け取ると、自分の可能性に気がつく機会にもなるんですよね。
たとえば、1社しか経験がない人は自分の現状を客観的に捉えることが難しいです。
適切に自己認識できていないと、現職のほかにもっと活躍できるチャンスや環境があってもその存在に気がつくことはできません。
その点、キャリオクでスカウトを受け取ると視野を広げられる可能性があるわけです。
ある意味、1〜2社しか経験していない状態で自分の可能性を適切に把握することは困難なので、視野を広げるために利用するのもかなりアリですよ。
メリット④ より明確に市場価値の把握につながる
キャリオクでは、企業から年収提示付きのオファーが届きます。
企業は自分の経歴やプロフィールを見た上でオファーを送ってくるので、つまりリアルな市場価値を把握できるんですよね。
外部の会社と接点がない状況だと、自分の市場価値を的確に予測することは困難です。
当たり前ですが、今の会社から受けている評価や待遇が、必ずしも自分のリアルな市場価値と一致しているとは限らないですよね。
自分のリアルな市場価値を知ると、もっと自分らしさを発揮できる企業を探そうと思えたり、自分の経験やスキルに関心を持てたりするものです。
そもそも市場価値を知らないと、今の環境が適切かどうかも冷静に判断できません。
年収提示付きのオファーでより明確に市場価値を把握できるキャリオクは、多くの人にとって一度は試してみる価値があるといえるでしょう。
キャリアシートの登録が5分程度で完了するのは魅力的ですね!
ほとんどタップ操作で完了するのもありがたいよね。5分だけなら忙しい人でも始めやすいと思うし、関心を持った人はこの機会にぜひ試してみるといいよ!
キャリオクを利用するデメリット
続いてこの章では、キャリオクを利用するデメリットを共有します。
口コミ同様、メリット・デメリットの両面を把握しておくことが重要なので、ぜひ合わせて目を通してみてください!
【キャリオクを利用するデメリット】
- 希望条件と異なるスカウトも届く
- 面接対策などのサポートは受けられない
- 主体的に企業に応募することはできない
- どんな企業からオファーが届くかはわからない
デメリット① 希望条件と異なるスカウトも届く
1つ目は、希望条件と異なるスカウトも届くこと。
キャリオクでは、希望条件(年収、勤務地、職種など)を設定してオークションを開催しますが、オファーの中身は必ずしも条件を満たしているとは限りません。
利用者の口コミを見ても、条件と異なるオファーが届いたという声がありました。
よって「条件を満たす企業だけしかない」という前提は持たないで、企業からオファーが届いたら1件ずつ内容を確認することが大切です。
また、そもそも「希望条件は必ず満たされる」という期待感を持っているとギャップを感じやすいので、利用前に前提として把握しておくとよいでしょう。
デメリット② 面接対策などのサポートは受けられない
キャリオクは、転職エージェントのようなサービスは提供していません。
求人紹介や応募書類の添削・面接対策など、転職活動全般を支援するようなサービスは受けられないわけですね。
基本的には、サイトにプロフィールを入力して企業からのスカウトを待ち、気になる会社が見つかったときに自ら選考に進むことになります。
つまり企業との接点獲得以外は、すべて自らおこなう必要があるわけですね。
すべての転職系サービスで面接対策などを支援してもらえるわけではないので、キャリオクのサービス内容を適切に認識しておきましょう。
デメリット③ 主体的に企業に応募することはできない
求職者側から企業に対して直接応募できない点も押さえておくとよいかと。
キャリオクはオークション型の転職サイトであり、企業との接点を持てるのはスカウトを受け取ったときのみという仕組みです。
よって一般的な求人サイトのように、主体的に企業へ応募することはできません。
転職を急いでいる方など、自分からも積極的に応募していきたい人とは相性が悪いので、サイトの仕組みとして押さえておくとよいでしょう。
デメリット④ どんな企業からオファーが届くかはわからない
利用企業が公開されていない点もデメリットの1つですね。
キャリオク公式HPには登録企業の例として大手企業のロゴが記載されていますが、そのほかの企業情報はとくに記載されていません。
上記の企業例を見ると、マイクロソフトやサイバーエージェントなど業界を問わず名だたる企業が多く並んでいます。
ただそれ以外の情報は不明なので、どんな企業からオファーが届くかは曖昧です。
実際にどんな企業からオファーが届くかは利用してみないとわからないので、この点も事前に押さえておくとよいでしょう。
スカウトは必ずしも希望条件を満たしていないこと、選考対策のサポートは受けられないことなどは事前に把握しておくとよさそうですね。
期待値とのズレが大きいと利用後にギャップを感じやすいから、サービスの仕組みや特徴を事前に把握しておくことが大切だね。
キャリオクを転職活動にうまく活用するコツ
次にこの章では、キャリオクを転職活動にうまく活用するコツを共有しますね。
キャリオクを賢く効果的に活用するためにはどれも重要なので、ぜひサービス利用前に確認した上でうまく活用してみてください!
【キャリオクを転職活動にうまく活用するコツ】
- すぐに転職する目的では使わない
- キャリアシートはできる限り詳細に設定する
- 事前に転職先に求める条件を考えておく
コツ① すぐに転職する目的では使わない
キャリオクは、サイトの仕組み上すぐに転職したい方とは相性が悪いです。
キャリアシートの入力後に企業からのオファーを待ち、魅力的に感じられる企業があったときにはじめて選考に進むことになります。
よって、企業候補をすぐにでも見つけたい人との相性はよいといえません。
そうではなく自分の市場価値を把握したい人や、現職より魅力的な選択肢が見つかったときに転職を検討したい人などと相性がよいサービスかと。
単純に相性の話ですが、すぐに転職したい人が利用するとギャップを感じる可能性が高いので、自分の現状を踏まえて利用するかどうかを判断しましょう。
コツ② キャリアシートはできる限り詳細に設定する
質の高いスカウトを受け取るためにも、キャリアシートは詳細に設定してください。
空欄は作らない、詳細に設定できる項目は可能な限り細かく入力するなど、求職者側の努力次第で改善できる部分には妥協しないことが大切です。
なぜなら、企業側はこの中身を見てスカウトの送り先を決めているから。
項目がスカスカの人より詳細に埋まっている人のほうが熱意を感じられますし、仮に一緒に働くことになっても活躍してくれそうな感じがすると思います。
情報量が少ないとスカウトの送り先を適切に判断することも難しくなるので、ミスマッチを防ぐという意味でも詳細に設定することは重要ですね。
コツ③ 事前に転職先に求める条件を考えておく
キャリオクを利用するなら、転職先に期待する条件をぜひ考えておきましょう。
希望条件が曖昧な状態でサイトを使い始めると、ふわっとした条件でオークションを開催してしまい微妙な企業からスカウトが届きやすくなります。
また、転職の軸が不明確な状態だと、感覚的に惹かれるような企業からスカウトが届いたときにそのまま選考に進んでしまうこともあるかと。
もちろん本質的に相性がよい企業であればまったく問題ありません。
でも、冷静に先のキャリア像や企業に求める条件などを整理したときに、相性が悪い可能性も十分考えられるんですよね。
つまり、ミスマッチを防ぐ意味でも希望条件をクリアにしておくことは大事なわけです。
軸がブレブレの状態だとスカウトを受ける/受けないの判断もふわっとするので、ぜひ事前に転職先に求める条件を明確にしておきましょう。
よいスカウトを受け取りたいなら、キャリアシートの詳細な入力が重要なんですね。
スカウトを送る企業側の視点で考えるとスカスカのシートは微妙に感じるよね。質の高いオファーを受けるためにも、自分ができる限りの努力はしておくべきだよ!
キャリオクの利用方法
キャリオクの利用方法もさくっとお伝えしておきますね。
公式HPにて無料の会員登録をしたら、キャリアシートを入力してその後は気になる企業からのスカウトを待つイメージです。
【キャリオクを利用する流れ】
- 会員登録
- キャリアシートの登録
- オークション開催
- 応募、選考、内定
オークションの開催時、年収や勤務地・職種などの希望条件を設定します。
この際、転職の軸が曖昧だと明確な条件を設定できないので、この前の段階で転職によって叶えたいことを整理しておくことが大切ですね。
前述のとおり、キャリアシートの登録は5分程度で完了します。
簡単にスカウト待ちの状態にできる点もキャリオクのメリットなので、少しでも気になっている人は気軽に試してみるといいですよ!
5分ほどでスカウト待ちの状態にできるのはやはり魅力的ですね!
キャリオクに関するよくある質問
最後の章では、キャリオクに関するよくある質問にまとめて回答します。
もし似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひ以下の回答を参考にしてみてください!
【キャリオクに関するよくある質問】
- キャリオクにはどんな仕組みがある?
- 微妙な企業の面接依頼は無視していい?
- キャリオクのメールがうざいときの対処法は?
- キャリオクに登録したら別サイトにも勝手に登録される?
- 今の会社に登録がバレることはない?
- 個人情報はどのタイミングで公開される?
- キャリオクと併用すべきサービスはある?
- キャリオクの退会方法は?
質問① キャリオクにはどんな仕組みがある?
希望条件を設定した上で企業からのスカウトを受け取ることができる仕組みです。
求職者側はキャリアシートと呼ばれる職務経歴などの情報を入力します。
その上で、年収や勤務地などの希望条件を設定してオークションを開催し、興味を持ってくれた企業があればオファーが届くイメージですね。
オークションと書かれていますが、金銭的に落札されるような形ではありません。
「求職者の経歴や希望条件を踏まえて年収オファーが提示される」というイメージなので、サイトの仕組みを正しく把握しておきましょう。
質問② 微妙な企業の面接依頼は無視していい?
興味がない企業からオファーが届いたら「辞退する」を選択すればOKです。
対応として無視することもできますが、スカウトを送ってくれた企業に失礼なので「辞退する」の反応をするほうが丁寧かと。
それ以降の選考に進むのは、もちろん気になる企業だけでまったく問題ありません。
質問③ キャリオクのメールがうざいときの対処法は?
キャリオクからのメールは、設定によって配信を停止できます。
キャリオクのメールには「メールマガジン」と「面接依頼メール」の大きく2種類があって、これらを個別に配信停止設定する必要があるようです。
このほか、未対応の面接依頼があるとその旨を知らせるメールも届くとのこと。
この場合は受信している面接依頼に「承諾」または「辞退」のいずれかを選択するとメールが配信されなくなります。
より詳細な情報を得たい人は、公式のヘルプページを確認してみてください。
質問④ キャリオクに登録したら別サイトにも勝手に登録される?
キャリオクに登録すると、関連サイトの「イーキャリア」にも登録されるようです。
イーキャリアはキャリオクを運営する会社が同じく手掛けるサービスであり、勝手に登録される旨は公式情報として明記されていました。(参考)
単純に登録した意思がない状態でメールが届くと怪しく感じる人が多いと思うので、事前に把握しておくとよいかもしれません。
質問⑤ 今の会社に登録がバレることはない?
今働いている会社や過去に在籍していた会社は、ブロック設定ができます。
この設定をした企業からはキャリアシートを検索できないように設定できるので、バレることを心配する必要はないですよ!
質問⑥ 個人情報はどのタイミングで公開される?
名前や電話番号などの情報は、企業からのオファーに対応するまで公開されません。
つまり、オファーを受け取る時点では匿名で公開されているといえます。
質問⑦ キャリオクと併用すべきサービスはある?
キャリオクと似たスカウト型のサイトを活用したい人には、「リクルートダイレクトスカウト」と「ビズリーチ」がおすすめです。
いずれもハイクラス向きですが、スカウトを受け取ることで視野を広げられる可能性があるかと。
転職エージェントのような選考支援を受けられるサービスの利用もアリです。
この場合は、業界大手かつ定番のサービスである「リクルートエージェント」と「doda」の2つがおすすめですね。
質問⑧ キャリオクの退会方法は?
キャリオクの退会方法は、以下のとおりです。
【キャリオクの退会方法:スマホ】
- 画面右上部メニューアイコン(横線3本)をタップ
- 「各種設定」の「退会」をタップ
- 「退会する」ボタンをタップ
【キャリオクの退会方法:PC】
- 画面右上部「各種設定」より「退会」を選択
- 画面中段「退会する」ボタンをクリック
キャリオクに登録すると関連サイトの「イーキャリア」にも登録されることは、ギャップをなくす意味で事前に知っておくとよさそうだね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
キャリオク利用者の口コミやメリット・デメリット、転職活動にうまく活用するためのコツなどを網羅的に共有しました。
キャリオクは、オークションシステムを採用した転職サイトです。
自分の経歴や希望条件を提示しておくと、企業から年収提示付きのオファーを受け取ることができ、受け身の姿勢で転職活動を進められます。
自分が登録したときに質の高いオファーが届くかは正直試してみないとわかりません。
オファーの質は個々人の経歴などにも依存するので、少しでも関心を持った人はさくっと登録してその価値を確かめてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効なホワイト企業転職の攻略法を簡潔にまとめています。
ホワイト企業への転職に必要な3要素、転職回数が増えても年収を上げる戦略を共有しているので、少しでも興味を持った人はこちらもぜひ。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- キャリオクは、特許を取得した業界初のオークションシステムを採用した転職サイト。
- 自分の市場価値を把握したい人、新たな可能性を発見したい人におすすめできる。
- オファーの質は個々人の経歴などに依存するため、口コミを参考にすることも大事だが自分の場合にどうか?は実際に確かめてみないとわからない。
- 受け身で使う仕組みなので、すぐに転職する目的で使うのは微妙である。
- 質の高いスカウトを受け取りたいなら、キャリアシートの詳細な入力は必須である。