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【食品ベンチャー20社】最新のフードテック企業を厳選紹介!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

今回は「食品ベンチャー」にはどんな企業があるのか調査してみました!

食品系のベンチャー企業には革新的な企業もあり、かつ食品は身近な業界なので、調べていて面白い企業が多いんですよね。

 

また食品ベンチャーが向いている人や、入社するメリットまで詳しく解説していくので、食品ベンチャーに少しでも興味のある方はぜひ参考にしてくださいね!

 

食品ベンチャーは聞いたことがあるのですが、実際にどんな企業が属しているのか知りませんね。

食品ベンチャーに属する企業を今回は徹底的に調査してみたよ!

食品ベンチャー・フードテック企業の種類

 

食品ベンチャーには、大きく4つの企業種類があります。

自分がどの分野に興味があるかを知るためにも、最初に全体像を把握しておくことは重要ですよ。

 

それぞれの概要について、順にさくっと見ていきましょう!

 

【食品ベンチャー/フードテック企業の種類】

  • アグリテック分野
  • フードロス削減分野
  • デリバリー分野
  • 代替食分野

 

種類① アグリテック分野

 

アグリテックは、農業(agriculture)と技術(technology)をかけ合わせた分野です。

農業にAIやICTなどのテクノロジーを導入することで、効率化や生産者の負担軽減などに貢献している分野ですね。

 

農業に取り組む人材は高齢の方が多く、その分野に携わる人も年々減っているからこそ、テクノロジーの導入による革新や改善が必要とされています。

ドローンやロボットなどの導入は、今後もっと進んでいくことが予想されますね。

 

社会的な課題感や革新の余地を考えると、今後の市場拡大も容易に想像できるかと。

農業分野でイノベーションを起こすことに意義やモチベーションを感じる人は、ぜひアグリテック分野のベンチャーを検討してみるとよいでしょう。

 

種類② フードロス削減分野

 

2つ目は、フードロス削減に取り組む食品ベンチャーです。

この分野は、食べ残しや売り残しなど「まだ食べることができるのに捨てられている食品」を減らそうと活動している企業ですね。

 

世界には食品が十分に供給されていないような国も存在するのに、先進国を中心にフードロスが起きていることは損失でしかありません。

 

日本に住んでいると実感しにくいかもしれませんが、身近で起きているフードロスが社会全体のためになっていないことはよく理解できるかと思います。

 

食品を廃棄する際にはごみ処理コストがかかりますし、廃棄時に生まれる二酸化炭素のことを考えると温暖化にもつながってしまうんですよね。

 

つまり持続可能な社会にする上でも、フードロス削減はかなり重要テーマなわけです。

この分野でもテクノロジーなどを活用して事業に取り組むベンチャーはあるので、高い熱量を持った人はぜひ企業候補をチェックしてみてください。

 

種類③ デリバリー分野

 

3つ目は、食品や飲食店などのメニューを出前で届けるデリバリー分野です。

「Uber Eats」を中心として、今や存在を知らない人のほうが少ないくらいですよね。

 

一般に広く知られたのは、やはり新型コロナの影響が大きかったかもしれません。

Uber Eatsのほかにも、特定の領域に特化してフードデリバリー事業を展開しているベンチャー企業は徐々に増えていますよ

 

コロナのピーク時以降も出前を利用する習慣は残っていますし、純粋な利便性の高さから今後もニーズが増える可能性は十分想定されるかと。

デリバリー分野の革新に価値を感じる人は、就職先の候補として検討してみてください!

 

種類④ 代替食分野

 

代替食分野は、特定の食品と似たものを加工食品として開発している分野です。

具体的には、代替肉としての活用が期待される、大豆などの植物性タンパク質などを原料にした「大豆ミート」などの存在があげられますね。

 

人口増加や食品価格高騰などによって「食の安定供給」は社会課題の1つとなっており、その観点で代替食の開発は大きな価値を期待されています。

 

宗教上の理由で特定の食品が食べられない方にとっても、代替食によって食事の幅を広げるなどの効用も期待されていますね。

 

大豆ミートという言葉を耳にすることがあるように少しずつ知名度は上がっていますが、まだまだ発展途上の分野ともいえるかと思います。

確実に社会的意義のある分野なので、同じ課題感を持った人はぜひ検討してみてくださいね。

 

食品業界のベンチャーといっても、事業分野はさまざまなものがあるのですね。

人によって興味関心の強さは異なるはずだからまずは全体像を知る。その上で、自分がとくに関心を持った分野に対して企業候補を探していくと効率的に進められるよ!

アグリテック分野の食品ベンチャー【8社】

 

では本章から、具体的におすすめの食品ベンチャーを共有していきますね。

まずはアグリテック分野の食品ベンチャーを8社ピックアップしたので、順に概要を見ていきましょう!

 

【おすすめ食品ベンチャー8社|アグリテック分野】

  1. 株式会社ファームノート
  2. 株式会社ルートレック・ネットワークス
  3. 株式会社ファームシップ
  4. inaho株式会社
  5. デザミス株式会社
  6. ベジタリア株式会社
  7. 株式会社プランテックス
  8. 株式会社ナイルワークス

 

① 株式会社ファームノート

 

企業HP:株式会社ファームノート

本社:北海道

事業内容:農業IoTソリューションの開発・提供

 

【会社概要】

「世界の食糧問題を解決する」をミッションとする同社は、農業と先端技術を組み合わせることで酪農や畜産の生産性向上と効率化を推進しているベンチャーです。具体的には、牧場のオペレーションの効率をあげる製品、牛の育種改良をサポートする製品を手掛けていますね。

 

採用ページのメッセージに、グループ全体で「本来の自分として生きる」ことを大切にしていると明記している点も印象的でした。自分に対して偽りなく本来の自分の声に従って生きる人を増やしたいという同社の想いに共感できる人も、ぜひエントリーを検討してみてはいかがでしょうか。

 

② 株式会社ルートレック・ネットワークス

 

企業HP:株式会社ルートレック・ネットワークス

本社:神奈川県

事業内容:AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」および関連サービスに係る事業、ネットワーク制御機器「ルートマジック」に係る事業

 

【会社概要】

生産者の神経・頭脳・手を代替するAI潅水施肥システム「ZeRo.agri」を手掛ける同社は、テクノロジーの力で生産性を上げながら持続可能な農業と社会の実現に貢献しようと尽力するベンチャーです。水やり、肥料やりの作業をシステムの力で自動化して、高収量・高品質・省力化に大きく貢献していますね。

 

同サービスは内閣府官邸が日本の先進的な技術を紹介する活動「Innovation Japan」にも選ばれており、米国・イスラエル・日本で特許を取得している技術でもあります。すでに300以上の導入実績がありますが、今後もさらなる展開が期待されますね。

 

③ 株式会社ファームシップ

 

企業HP:株式会社ファームシップ

本社:東京

事業内容:日本最大級の植物工場サプライチェーンの運営など

 

【会社概要】

植物工場サプライチェーンを運営する同社は、農業を今よりも持続可能で自立的に行えるビジネスにすることを目指して設立された食品ベンチャーです。最先端技術を活用した新しい農業と、それによって生産された野菜を流通させることで、新たな農と食の形を作り上げている会社ですね。

 

すでに全国のスーパーやコンビニなど5万店舗以上に出荷されていることからも、実績があること、今後の発展が期待されることがわかるかと。近年認知度が高まり、さらなるニーズ拡大や事業展開の可能性が大きくあるので、追い風の状況下にある環境を魅力的に感じる人にもおすすめのベンチャーです。

 

④ inaho株式会社

 

企業HP:inaho株式会社

本社:神奈川

事業内容:RaaSモデルによる自動野菜収穫ロボットを中心とした生産者向けサービスのご提供

 

【会社概要】

「時間を作り選択肢と可能性を届ける」 をミッションに掲げる同社は、本来人がやるべきことなどに時間を使える社会を目指してアグリテック分野で事業をおこなう会社です。具体的には、AI技術を活用した自動収穫ロボットの開発、そこから生まれた技術の提供、農業参入コンサルなどを提供していますね。

 

「速度でなく加速度を大事に」「バグ技を繰り出せ」といった大切にしているバリューにも強い想いが込められている印象でした。同社のミッションや事業に関心を持った人は、より詳細な情報をチェックした上でぜひ応募を検討してみてくださいね。

 

⑤ デザミス株式会社

 

企業HP:デザミス株式会社

本社:東京

事業内容:農業IoTクラウド事業、農業コンサルティング事業

 

【会社概要】

2016年設立のデザミスは、畜産分野に先端テクノロジーを導入することで生産物の品質や収益構造を改善しようと活動している食品ベンチャーです。具体的には、ウシの活動状態をリアルタイムで把握できる「U-motion」によってウシの声なき声を拾い上げることで生産性を高めようとしている会社ですね。

 

ウシにセンサーを装着することで行動データや健康状態を検知するという発想は、管理ではなくコミュニケーション的な発想といえるかもしれません。「農家と共に、次のステージへ」をビジョンとする同社に共感できる人は、ぜひ積極的にエントリーしてみてはいかがでしょうか。

 

⑥ ベジタリア株式会社

 

企業HP:ベジタリア株式会社

本社:東京

事業内容:IoTセンサ事業、クラウドデータ基盤事業、アプリケーション開発事業、植物病院事業、農業生産事業、オーガニックを中心とした流通販売事業

 

【会社概要】

最新の植物科学とテクノロジーを駆使することで、安心安全で持続可能な環境と健康社会の実現を目指す同社は2010年設立のスタートアップです。農業現場の環境情報や作物の生育状況を常時モニタリングできるシステム「FieldServer」や、センシング技術を使った水田管理システム「PaddyWatch」などが有名ですね。

 

ほかにも、病害虫が発生するメカニズムの把握によって適切な対策をできるようにするためのサービスなども展開されています。農業と食の分野から持続可能な環境と健康社会に貢献しようとするベジタリアと似た想いを持つ人は、ぜひ同社での応募を検討してみてくださいね。

 

⑦ 株式会社プランテックス

 

企業HP:株式会社プランテックス

本社:東京

事業内容:人工光型植物工場の企画・設立・運営サポート、植物の栽培条件に関する研究、植物の生産・販売

 

【会社概要】

「Plant Manufacturing Industry」の創出を構想する同社は、食品や薬品を生産する植物工場が産業として発展するために技術開発や事業を展開しているベンチャーです。2019年からは自社拠点にてCulture Machineを導入して植物の生産をしており、2020年からはスーパーへの出荷もおこなわれています。

 

このノウハウを活かして植物工場の企画や設立サポート、栽培条件に関する研究などもされています。食と農の分野で新しい常識を生み出そうとしている同社に関心を持った人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

⑧ 株式会社ナイルワークス

 

企業HP:株式会社ナイルワークス

本社:東京

事業内容:農業用ドローンの開発・製造・販売、デジタル農業/農業DXにおける技術開発・サービス提供

 

【会社概要】

「新しい農業をつなぐ」をミッションとする同社は、農業用ドローンと農業DXによって農業分野にイノベーションを起こしているベンチャー企業です。具体的には、完全自動飛行で農薬をまく農業用ドローンの開発・提供や、データと解析技術を活用して農業の最適化に貢献するプラットフォームなどを運営していますね。

 

農業に従事する人口の減少、高齢化、世代交代などに対応するには、こうした最新技術を産業に導入してイノベーションを起こすことが不可欠といえるかと。持続的な社会を実現する上でもかなり意義のある事業をされているので、同社の想いに共感できた人はぜひ力になれる余地がなさそうか考えてみてくださいね。

 

アグリテック分野だけでも、さまざまな取り組みをしているベンチャーがありますね。

どれも社会的意義のある事業ばかりだから、ミッションや取り組みに心から共感できた人はもっと情報を集めた上でぜひエントリーを検討してみるといいよ。

 

【超重要】就活生向けの企業選びの最適解

 

ここまで食品ベンチャー企業の一例を紹介してきました。

僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。

 

そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。

 

エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。

 

求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。

 

▼求人サイトのおすすめ

マイナビリクナビホワイト企業ナビ

※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。

 

▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)

ミーツカンパニー就活サポートキャリアチケットキャリアパーク就活エージェント

※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。

 

▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)

ホワイト企業ナビOfferbox(オファーボックス)

※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。

 

上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。

(おすすめの口コミサイト:ライトハウスOpenWork

 

そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。

 

現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!

(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)

 

以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!

 

加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。

(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

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フードロス削減分野の食品ベンチャー【4社】

 

次にこの章では、フードロス削減分野で活動する食品ベンチャーを共有しますね。

以下4社の概要について、順に確認していきましょう!

 

【おすすめ食品ベンチャー4社|フードロス削減分野】

  1. デイブレイク株式会社
  2. ICS-net株式会社
  3. 株式会社フーディソン
  4. バリュードライバーズ株式会社

 

① デイブレイク株式会社

 

企業HP:デイブレイク株式会社

本社:東京

事業内容:特殊冷凍ソリューション事業、特殊冷凍食材の流通事業

 

【会社概要】

「作り手から食べ手のより良い未来を創造する」をミッションに掲げる同社は、主に「特殊冷凍」というテクノロジーを駆使して新たな食材の価値を生んでいるベンチャーです。6時間以上かかる緩慢凍結と比べて30分〜2時間ほどと急速で凍らせる技術であり、品質劣化が少ないことから食品ロスに直結する技術ですね。

 

「“あったかい心の連鎖”が生まれる社会を目指す」というビジョンにも共感できる人は多いのではないでしょうか。食に関する社会課題の解決によって世の中にポジティブな連鎖が生まれることを願う同社に関心を持った人は、ぜひ候補の1つとして検討してみてくださいね。

 

② ICS-net株式会社

 

企業HP:ICS-net株式会社

本社:長野

事業内容:食品原料の輸入販売卸事業、食品原料WEBプラットフォームの運営など

 

【会社概要】

2017年設立の同社は、美味しい世界の食材を無駄なく届けるために食品原料のシェアプラットフォーム「シェアシマ」を運営するベンチャー企業です。買い手も売り手もハッピーな社会を目指して、食品業界におけるDX化を推進しているスタートアップですね。

 

崩れつつある食料の需給バランスを整えたり、食資源を無駄なく活かし切ったりすることは、フードロス削減だけでなく世界の飢餓や貧困問題の解決にも貢献する内容だと思います。長野に本社を置いているのも珍しい特徴なので、事業内容やビジョンはもちろんですが勤務地の希望条件が合う人にもおすすめですね。

 

③ 株式会社フーディソン

 

企業HP:株式会社フーディソン

本社:東京

事業内容:飲食店向けの食品Eコマースサービス『魚ポチ』の運営、個人向け鮮魚セレクトショップ『sakana bacca』の運営、食品事業者向け人材紹介サービス『フード人材バンク』の運営

 

【会社概要】

「世界の食をもっと楽しく」をミッションとする同社は、水産をはじめとする食のサステナビリティを高めるために生鮮流通の新たなプラットフォームを運営するベンチャーです。個人向けの鮮魚店、飲食業界に特化した人材紹介サービスの運営などもされていますね。

 

水産流通を始めとする生鮮流通の分野では、DX化やテクノロジー導入などの余地が大いに残されています。だからこそ生鮮流通に新しい循環を生み出している同社の取り組みは社会的意義が大きいので、同分野を通じて世の中に貢献したい人はぜひ候補に加えてみてくださいね。

 

④ バリュードライバーズ株式会社

 

企業HP:バリュードライバーズ株式会社

本社:東京

事業内容:「たべるーぷ(tabeloop)」の開発/運営、「スイーツポケット(SweetsPocket)」の開発/運営、サイト構築支援、WEBマーケティング/リサーチ支援業務、飲食業・小売業を中心とした店舗ビジネスに関わるコンサルティング業務

 

【会社概要】

BtoB向け食品ロス削減のためのフードシェアリングプラットフォーム「tabeloop」を手掛ける同社は、2010年に設立されたスタートアップです。包装が汚れている食品、賞味期限の問題で食品スーパーなどの店頭に並ばない食品などが流通する場を作ることで、食品ロスの削減に貢献している会社ですね。

 

同社は食品関係の事業に特化しているわけではなく、サイト構築支援やWebマーケティング支援などのビジネスも展開されています。エントリーを検討する際は、1つの事業だけでなく全体としてどんなサービスを展開しているかまで事前に確認しておきましょう。

 

フードロス削減の観点でも、さまざまな分野から事業を展開している会社があるとわかりますね。

デリバリー分野の食品ベンチャー【6社】

 

続いては、デリバリー分野のおすすめベンチャーを紹介します。

Uber Eatsのほかにも同分野のベンチャーはいくつかあるので、ぜひ順に見ていきましょう!

 

【おすすめ食品ベンチャー6社|デリバリー分野】

  1. Uber Eats
  2. 株式会社Showcase Gig
  3. POST COFFEE 株式会社
  4. 株式会社RYM&CO.(POTLUCK)
  5. 株式会社パンフォーユー
  6. 株式会社OKAN

 

① Uber Eats

 

企業HP:Uber Eats

本社:東京(日本本社)

事業内容:目的地への移動手段、手頃な料金でのスピーディな料理の配達、医療サービスの格差縮小、新しい貨物運送のソリューション、従業員の出張をスムーズにするための企業向けサービスの提供など

 

【会社概要】

Uber Eatsは、デリバリー分野でもっとも知名度が高い企業ですね。コロナの影響で自粛生活が余儀なくされた影響もありますが、それ以前と比べてかなり早いスピードで日本にも普及したサービスです。

 

Uberはデリバリー分野以外にも移動手段や貨物輸送ソリューションの提供など、さまざまなサービスを通じて世界がよりよい方向へ進むことに貢献しています。今後も対応エリアの拡大などが期待されますし、都市圏に住んでいない人にとってももっと身近な存在になるかもしれませんね。

 

② 株式会社Showcase Gig

 

企業HP:株式会社Showcase Gig

本社:東京

事業内容:次世代店舗創出プラットフォームの提供

 

【会社概要】

「日常の消費に溶け込むテクノロジーにより生活を向上させること」をミッションとする同社は、モバイルオーダープラットフォームと事業共創型サービス開発のビジネスを展開するベンチャーです。店舗のセルフ注文や決済などを効率化・簡略化してくれる「O:der Platform」がとくに有名ですね。

 

丸亀製麺やかつや・赤からといった有名企業に導入実績があることからも、実際に店舗の人手不足解消や人員削減などに貢献しているサービスだとわかります。すでに4,500以上の店舗で導入されていますが、今後もさらなるサービスの普及が期待されるでしょう。

 

③ POST COFFEE 株式会社

 

企業HP:POST COFFEE 株式会社

本社:東京

事業内容:コーヒーのサブスクリプションサービス「PostCoffee(ポストコーヒー)」の運営など

 

【会社概要】

2018年に設立された同社は、「ライフスタイルを進化させる」をビジョンに掲げてコーヒーのサブスクリプションサービスを中心に事業を展開するベンチャーです。コーヒー診断で約30万通りの組み合わせから好みのコーヒーが届くサービスは、名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

「勝つために何ができるか」「それって楽しいんだっけ」といった珍しいバリューも印象的でした。ユニークなコーヒーを広めることを目指す同社の活動などに共感した人は、ぜひ応募を検討してみてください!

 

④ 株式会社RYM&CO.(POTLUCK)

 

企業HP:株式会社RYM&CO.(POTLUCK)

本社:東京

事業内容:サブスクのテイクアウト・デリバリーアプリ「POTLUCK(ポットラック)」の運営など

 

【会社概要】

2017年設立の株式会社RYM&CO.は、現在は東京都心部を中心に展開する定額制テイクアウトアプリの「POTLUCK」を運営するベンチャーです。受け取り時間を指定して事前予約すれば、店舗で待ち時間が発生することなく飲食店の料理をすぐにテイクアウトできます。

 

毎日ご飯を作るのは大変ですし、かといって外食続きだとお金がかかりますし、コンビニも便利だけどそれより手作りの暖かい料理を食べたいときも少なくないですよね。「平日毎日1食プラン」なら1日500円程度と財布にもやさしい価格設定なので、自由で暖かい食事を求める人にはありがたい存在でしょう。

 

⑤ 株式会社パンフォーユー

 

企業HP:株式会社パンフォーユー

本社:群馬

事業内容:全国のパン屋さんから冷凍パンが届く定期お届け便「パンスク」、食の福利厚生サービス「パンフォーユーオフィス」の企画・運営など

 

【会社概要】

「新しいパン経済圏を作り、地域経済に貢献する」をミッションに掲げる同社は、2017年設立の食品ベンチャーです。地域のパン屋さんが抱えるあらゆる課題を独自の冷凍技術とITで解決すると同時に、パン業界のDXを推進しているスタートアップですね。

 

具体的には、冷凍技術を活用して焼き立てのおいしさを閉じ込めたパンを個人・法人向けに届けたり、地域のパン屋と消費者をつないだりするプラットフォームの構築などをしています。今後も新たなパン経済圏を作るために動かれていくと思うので、食品のなかでもパンへの関心が強い人には非常におすすめですね。

 

⑥ 株式会社OKAN

 

企業HP:株式会社OKAN

本社:東京

事業内容:置き型社食®︎サービス「オフィスおかん」、組織課題解決サービス「ハタラクカルテ」、お惣菜の定期仕送りサービス「おかん」

 

【会社概要】

「働く人のライフスタイルを豊かにする」をミッションとする同社は、働く人のライフスタイルを豊かにするために、働きにくさの要因を解決するようなサービスを提供するベンチャーです。そのなかの1つとして、働き方が多様化するなかで増えた家事負担を軽減するために、おいしい健康的な惣菜を自宅に届ける宅食サービスを提供されていますね。

 

ほかにも、社員一人ひとりの生活まで見つめる人事管理サービス、オフィスで気軽に食べられる法人向け置き型社食サービスなどを運営しています。働き方のバランスを決める上で何を優先するか?を考える「ワーク・ライフ・バリュー」という考え方も大事にしているので、関心を持った人はぜひチェックしてみてください。

 

デリバリー分野に関しても、企業によって事業内容は多岐にわたるよ。それぞれ熱い想いを持って取り組まれているから、似た感覚を持つ企業があればぜひ応募してみてね!

代替食分野の食品ベンチャー【2社】

最後に紹介するのは、代替食分野の食品ベンチャーです。

前述のベンチャーともまた毛色が異なる企業なので、ぜひチェックしてみてください!

 

【おすすめ食品ベンチャー2社|代替食分野】

  1. 株式会社COMP
  2. ベースフード株式会社

 

① 株式会社COMP

 

企業HP:株式会社COMP

本社:東京

事業内容: 食品の企画販売

 

【会社概要】

「誰もが自然に健康になれる世界をつくる」をミッションに掲げる同社は、2015年創業のフードテック企業です。誰もが自然に健康になれる世界をつくるために、必須栄養素を手軽にバランスよく摂取できる「完全食」をコンセプトとした食品の自社開発・販売をしているベンチャーですね。

 

製品のアップデートを繰り返すだけでなく、糖質調整モデルやアスリート向けの製品、砂糖不使用/0kcal/炭酸なしのエナジードリンクをリリースするなど、ブランド力の強化・拡大を進めています。完全食を通じて新しい食の選択肢を提供する同社の取り組みに価値を感じる人は、ぜひ採用情報をチェックしてみてください。

 

② ベースフード株式会社

 

企業HP:ベースフード株式会社

本社:東京

事業内容:完全栄養食の開発・販売

 

【会社概要】

「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」をミッションとする同社は、1食に必要な栄養素がすべて取れる完全栄養食完全栄養食「BASE FOOD」の開発などを手掛けるベンチャーです。2016年設立の会社ですが、最近ではコンビニなどでも見かけるので認知度はかなり高いのではないでしょうか。

 

ベースフードが想像しているのは、人生を楽しむ基盤である「健康」が誰の元にも簡単に届く未来です。忙しい毎日でもおいしくて体によいものを食べたいという思いから事業を続ける同社に共感できる人は、ぜひ積極的にエントリーしてみてくださいね。

 

忙しい日常生活のなかでは、体によいものを手軽に摂取できる食べ物の選択肢があったらたしかに便利ですね!

社会的にもニーズは間違いなくあるし、強く価値を感じる人はぜひ応募を検討してみてね。

食品ベンチャーはこんな人におすすめ

次にこの章では、食品ベンチャーをおすすめしたい人の特徴を共有しますね。

食品ベンチャーを志望する際、自分との相性はどうなのか?は気になるかと思います。

 

ここでは僕がとくに重要と考える3つの特徴をまとめたので、順に確認していきましょう!

 

【食品ベンチャーはこんな人におすすめ】

  • 食品に関する社会課題の解決に関わりたい人
  • 変化の早い環境を楽しめる人
  • 物事を自分ごと化して主体的に取り組める人

 

特徴① 食品に関する社会課題の解決に関わりたい人

 

何よりも、食品に関する社会課題の解決に貢献したい人におすすめですね。

食品ベンチャーは、農業分野のDX化による生産性向上、フードロス削減による持続可能な社会への貢献など、社会課題の解決を意識している企業ばかりです。

 

よって、企業が社会に対して抱く課題感とそのソリューションに共感できる人はもちろん、自分個人が抱く課題意識と似た会社があれば力を発揮しやすいかと。

似た感覚を持っている会社があれば、内側からモチベーションがわきますからね。

 

逆に、食品に関する課題意識が薄い人には力を発揮しにくい環境かもしれません。

食品ベンチャーは、社会人として仕事をする上で食品分野の課題解決やイノベーションに貢献したい人におすすめです。

 

特徴② 変化の早い環境を楽しめる人

 

2つ目の特徴は、変化の早い環境を楽しめることです。

社会的意義を感じられる会社の活動に携わることができたら、自然とモチベーションを感じられると思う人もいるかもしれません。

 

でも、ベンチャーではやる気や熱意があるだけでは苦戦することもあります。

革新やイノベーションをもたらそうとする過程ではスピード感が求められますし、状況や要求の変化の早さに対応することは必須になるんですよね。

 

とくに急成長中のベンチャーでは、会社の変化に対応するか、それ以上のペースで社員一人ひとりも成長が求められるものです。

 

変化の少ない安定的な状況を求める人はギャップを感じる可能性もあるので、食品ベンチャーを志望する場合は事前に相性を考えておきましょう。

 

特徴③ 物事を自分ごと化して主体的に取り組める人

 

ベンチャー企業では、あらゆる物事に主体的に取り組む姿勢も欠かせません。

いわゆる大企業のように事業や仕事のやり方が確立されていないことも多いので、未開拓の問いに自ら向き合うことが求められるんですよね。

 

指示をもらってから行動したい人、ある程度マニュアル化されていないと自分の考えでは行動を起こせないといった人は、苦戦する可能性があります。

 

一方で、答えのない問いと向き合うことにワクワク感がある人は相性バッチリですよ。

主体性を発揮できる環境を魅力的に感じる人は確実に成長できるので、食品業界に限らずベンチャーを志望する場合は指標の1つとして意識しておきましょう。

 

やはり何よりも、食にまつわる社会問題に強い関心がある人と相性がよいのですね!

仕事は楽で簡単なことばかりじゃないからこそ、根っこの想いの強さや相性が大事になるんだよね。逆にそこが合っていれば、食品ベンチャーはかなりおすすめできるよ!

食品ベンチャーに入るメリット

 

最後に本章では、食品ベンチャーに入るメリットを紹介しますね。

就職先の方向性を決める上で判断に迷っている人がいたら、食品ベンチャーのメリットについても改めて頭に入れておきましょう!

 

【食品ベンチャーに入るメリット】

  • 社会問題の解決に貢献できる
  • 身近な産業なのでやりがいを感じやすい
  • 裁量権が大きく実力次第で高評価を受けられる

 

メリット① 社会問題の解決に貢献できる

 

最大のメリットは、食にまつわる社会問題の解決に貢献できることです。

たとえば、アグリテック分野なら農業分野の人口減少や技術継承に、フードロス分野なら食品ロス問題の解決にそのまま貢献できるんですよね。

 

自分の仕事が社会の役に立っている感覚が得られていれば、普段の仕事もモチベーションを高く保って取り組めるかと。

逆に、貢献感がない仕事ではやりがいも感じにくいものですよね。

 

ニュースなどを見て社会問題を知ることはあると思いますが、その先自分はどのように貢献するか?を考えるとハードルは高く感じるはずです。

 

その点、すでに何かしら動いている食品ベンチャーに入れば自分もその輪に加わることができるので、これらの企業への就職は1つのよい選択肢といえますね。

 

メリット② 身近な産業なのでやりがいを感じやすい

 

食品業界に就職すると、身近さを感じやすいというメリットもあります。

食品って生きていく上で欠かせないものなので、仕事以外の部分でも自分が世の中のために貢献していることを実感しやすいんですよね。

 

たとえば、代替食分野のベースフードで働くことになったとして、コンビニで同社の商品を見かけたらやりがいを感じられそうじゃないですか?

 

これはわかりやすい例ですが、ほかの企業で働く場合も似たケースは多くあるかと。

自分の仕事の価値を感じられないと意外とモチベーションが下がるものなので、その点でも食品ベンチャーは魅力的な選択肢といえるでしょう。

 

メリット③ 裁量権が大きく実力次第で高評価を受けられる

 

ベンチャーでは、裁量権が大きく実力主義の評価制度を採用していることが多いです。

年齢や経験を問わず一人ひとりに裁量を与えてもらえやすいので、若手でも幅広い業務を経験できて成長につながりやすいわけですね。

 

それとセットで実力主義の評価制度があって、活躍次第では基本給にプラスαでインセンティブなどが支払われることもよくあります。

 

社会人経験がない人にとっては、ある意味当たり前に感じる人もいるかもしれません。

でも、大企業など一般的な企業では年功序列が残っている会社が多いんですよね。

 

よって若手でもバリバリ活躍したい人、自分があげた成果に応じて正当に評価されたいと思う人には、ベンチャー企業への就職がおすすめです。

» 【ベンチャー企業に就くメリット11選】デメリットも徹底解説!

 

3つ目はベンチャー全体に共通する話だけど、1つ目と2つ目の特徴にも共感した人は食品ベンチャーへの就職を本気で検討することをおすすめするよ!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

食品ベンチャーの種類と分野別のおすすめスタートアップ、食品ベンチャーはどんな人におすすめか?などを網羅的に共有しました。

 

アグリテック分野、フードロス削減分野など、食品ベンチャーのなかでも活動内容によっていくつかの種類があります。

 

どの会社も熱い想いを持って事業をされているので、エントリーを検討する際は自分も似た課題意識やモチベーションがあるかを考えるのがよいかと。

 

ビジョンなどに共感できる会社があれば、自然と高い熱意で働けるはずです。

社会課題の解決に貢献する食品ベンチャーは非常にやりがいのある環境なので、少しでも興味を持った会社があればぜひ個別にチェックしてみてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【これから伸びるベンチャー企業32社】最大手就活ブロガーが厳選!」や「【ベンチャー企業一覧表】179社のベンチャー企業を徹底解説」も読んでみてください。

今後の成長が期待されるベンチャー企業を32社厳選しました。

 

IT技術を駆使して新規ビジネスに挑戦するベンチャーを数多く共有しているので、よりマイナーな企業を知りたい人はぜひ一読してみてくださいね。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 食品ベンチャーには、アグリテック/フードロス削減/デリバリー/代替食の大きく4分野がある。
  • 同じ分野でも事業内容などは多岐にわたるので、個別に詳細な情報をチェックするとよい。
  • 食品ベンチャーは、何よりも食にまつわる社会問題への関心が強い人に向いている。
  • 食品ベンチャーを志望するなら、主体性を求められること、裁量権が大きいこと、実力主義の評価制度が多いことなども知っておくべきである。