こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1500以上の就活マンです。
今回はMARCHに対する学歴フィルターに特化して解説します。
MARCHとは、「M(明治大学)A(青山学院大学)R(立教大学)C(中央大学)H(法政大学)」の5校の大学を表す言葉です。
僕のような中堅大学生からすると「MARCHすげぇ」なのですが、企業からすると学歴としてどう判断されているのか。
結論から言うと、学歴フィルターはほぼかかりません。
でも学歴が武器にもならない、という立ち位置がMARCHでしょう。
MARCHから倍率の高い人気企業を目指すのであれば、戦略を練って周りのライバルと差別化を図ることが重要です。
詳しく解説するのでぜひ参考にしてくださいね!
MARCHにも学歴フィルターはかかるのか気になります。
MARCHの学生の就活事情について詳しく解説していくね!
- MARCHに学歴フィルターはほぼかからない
- MARCHの就活生が人気企業の内定を獲得するための対策
- MARCH卒業生の主な就職先
- MARCHの就活生が学歴フィルターにかけられているか判断する方法
- 本記事の要点まとめ
MARCHに学歴フィルターはほぼかからない
さっそく結論からお伝えすると、MARCHに学歴フィルターはほぼかかりません。
学歴フィルターを「最低でもMARCH以上」と定めている企業が多いです。
つまり、学歴フィルターの一つの基準になっているともいえますね。
しかし、「ほぼ」かからないというのが大事な点です。
学歴フィルターは、従業員5000人を超える大企業や上場企業にはあたりまえのように存在します。
MARCHでも、外資系コンサルティング会社や総合商社、メガバンクなど人気の大手企業は学歴フィルターに引っかかってしまうこともあります。
学歴フィルターはどこからかかるのか
学歴フィルターをランク付けすると以下のようになります。
ランク | 大学名 |
A | 東京大学・京都大学・東北大学・九州大学・北海道大学・大阪大学・名古屋大学 |
B | 上位国公立大学・早稲田・慶應・上智・東京理科・国際基督教大学など |
C | MARCH・中堅国公立大学 |
D | 日本大学・東洋大学・駒澤大学・京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学 |
E | 上記以外の大学 |
Cランクまでであれば何とか学歴フィルターにかからず安心できるレベル。
よって、MARCHレベルだとほとんどの企業から学歴フィルターで落とされることはありません。
しかし、MARCHクラスは高学歴でもなければ低学歴でもありません。
なので書類で落とされる可能性も低いですが、“学歴を理由に優遇されることもありません”。
つまり、有利でもなければ不利でもないということです。
MARCH(マーチ)の学歴は武器まではいかない
学歴フィルターを採用している企業というのは、大企業や有名企業など学生の間で人気の高い企業です。
そういった企業ばかりを狙わなければ、MARCHの学歴は武器になります。
大企業では、東大の次に早稲田・慶應といったもう一つ二つ上の学歴が高い人材を採用する傾向にあるのでMARCHレベルではかなわないこともあるでしょう。
学歴フィルターを設けていない企業では、適性検査の結果によっても選考が行われます。
高得点を取ることができれば大手企業への就職も可能でしょう。
MARCHだからといって特に有利になるわけではないんですね。
そうなんだ。超人気の大企業なんかだとMARCHでも学歴フィルターにかかる可能性がある。それをふまえたうえで対策を練る必要があるんだ。
MARCHの就活生が人気企業の内定を獲得するための対策
MARCHの就活生が人気企業の内定を獲得するためには何をすればいいのか。
具体的な対策を共有していきますね!
人気が高い難関企業の内定をつかみたい人は以下の対策を行ってください。
【MARCHから人気企業の内定獲得するための必須対策】
- エントリー数を増やす
- 3大質問の質を高める
- ささいな行動も「差別化」を意識する
対策① エントリー数を増やす
人気企業の内定を狙うためにも、まずはエントリー数を増やして内定確率を高めることが重要です。
学歴フィルターにかからなかったとしても、人気企業ばかり受けて落ちてしまうと精神的につらくなってしまいます。
心に余裕を持つためにも、自分に合った企業からの内定を獲得しておきましょう。
エントリー数を効率的に増やすには、以下の2つの方法が有効です。
逆求人サイトに登録する
まずおすすめなのは、逆求人サイトに登録すること。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくだけで企業からスカウトが届く仕組みの求人サイトのこと。
プロフィールだけ登録してしまえば、あとは待っておくだけなので手間がかかることもありません。
「キミスカ」は隠れた優良企業も多いので、登録必須ですよ!
また企業の本気度が高いゴールドとシルバーを狙えるのも本当に良い。
就活エージェントを活用する
逆求人サイトと同時に、就活エージェントを活用すること。
就活エージェントは求人紹介や選考対策のサポートをしてくれる無料サービスです。
人気企業を狙いつつ持ち駒を増やすためにも、就活エージェントに求人を紹介してもらうのが効率的!
これまで50以上の就活エージェントを見てきましたが、中でも「ミーツカンパニー就活サポート」がおすすめです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
親身になってくれる担当者か判断するためにも、まずは2つの初回面談に行きましょう。
面談を受けたうえで自分に合っている担当者のエージェントを利用してくださいね!
対策② 3大質問の質を高める
選考でとくに重要度の高い質問が、「志望動機・自己PR・ガクチカ」の3つ。
この3大質問は合否にも大きく影響します。
学歴が不安になるほどの人気企業を受ける際は、この3大質問に力を入れましょう。
ありきたりな内容ではなく、しっかり時間をかけて面接官に刺さる回答を考えてください。
この3大質問の質が高ければ、選考突破率もグッと高まりますよ。
▼志望動機の書き方まとめ
» 志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】
▼自己PRの書き方まとめ
» 【自己PR例文42選】これが評価される自己PRだ!就活の面接での回答例文を共有
▼ガクチカの書き方まとめ
対策③ ささいなことも「差別化」を意識して行動する
人気企業の内定をつかむには、なによりも「差別化」が重要です!
人気の企業はたくさんの就活生が応募するため、面接官の印象に残ることが大切。
「大勢の就活生のうちの1人」ではなく「100人のうちの1人」を目指しましょう。
僕は中堅大学出身ですが、大手企業からの内定を獲得するために以下のような行動で「差別化」を意識していました。
【就活マンが行なっていた差別化】
- ESは即日・速達で送る
- 自由記入欄に切り絵を貼る
- 面接後、当日中にお礼メールを送る
選考内容で差をつけるのはもちろん大切です。
それに加え、上記のようなささいなことでも「差別化」を意識しながら動きましょう。
ほんの小さな行動1つでも、他の就活生と大きな差が生まれます。
ささいなこともどう差別化できるか考えて取り組んでみてくださいね。
公式ラインで人気企業の内定獲得法をまとめました!
就活攻略論の公式ラインで、内定獲得に関するノウハウを解説しています!
また、人気の大手企業50社の過去の採用大学もまとめました。
企業ごとに僕が考える学歴フィルターの有無も記載しています。
MARCHから人気企業の内定をつかみたい人は、ぜひ登録してください!
どれだけ周りの就活生と差別化できるかが勝負の分かれ目ですね!
そのとおり!人事の印象に残るためにどう行動すればいいかを常に考えてみてね。
MARCH卒業生の主な就職先
学歴フィルターの有無を判断する上で、「過去の採用実績」を見るのは有効です。
過去に先輩たちが就職しているなら、その企業に対して自分の大学は学歴フィルターの対象じゃないことが分かりますからね。
MARCHの学生はどんなところへ就職しているのか具体的にみていきましょう。
各大学の就職データをもとに、上位の就職先をまとめました。
全体をみてみると、公務員の人気が高いことがわかります。
そのほかにも、知名度の高いIT企業や銀行が名を連ねていますね。
過去に採用者がいる企業は学歴フィルターがかけられる可能性はないと判断できますね。
そうなんだ!志望企業の過去の採用大学はチェックしておくのがおすすめ。公式ラインの資料で50社分まとめて見れるからぜひ登録してみてね!
MARCHの就活生が学歴フィルターにかけられているか判断する方法
学歴フィルターの存在は知っていても「そもそもこれは学歴フィルターがかかっているのか?」とよく分からないことがほとんどでしょう。
具体的にどんな感じで学歴フィルターがかけられるのか実例を紹介します。
就活中に以下のような経験があれば、学歴フィルターにかけられているのかもしれません。
【学歴フィルターの実例】
・説明会の予約をしようとしても常に「満席」と表示される
「説明会の予約が3分で満席になったー」なんてことがあったらまず学歴フィルターにかけられていると考えて間違いないでしょう。
いくら人気がある企業だとしても3分で満席になることはまずありません。
ちなみに、東京大学と入力したら空席に…なんてことがあります。
・MARCH学生が知らない限定イベントが存在する
MARCH学生が知らない高学歴の学生に向けたイベントやセミナーが存在します。たとえば、大学別に開催されている説明会などがそうです。
高学歴の学生にはあるのにMARCH学生には開催さえしてもらえないなんてことがあります。
また、連絡も後回しにされるため高学歴の人よりも連絡が遅いです。
積極的に高学歴の人とお友達になって情報を共有しあいましょう。
・リクルーターがつかない
リクルーターとは、就活生と接点をもって採用に繋げる役割をする人のことをいいます。
主に大学のOBがリクルーターとして、直接後輩に会い就活の相談や質問会が行われています。
過去に採用実績が多い大学に所属している学生が有利となるため、実績がない大学ではリクルーターはつきません。
リクルーター経由のみでしか通過できない選考ルートもあるようですよ。
企業が学歴フィルターを採用している理由
学歴だけで選考に落とされるなんて、ほんとやる気が失せますよね。
しかしこれは、昔から足切りするために採用されている制度でもあり、企業側としても学歴フィルターを使わざる得ない必要性があります。
まず人気ある大企業だと、学生のエントリーが多すぎる。
多い企業だと年間1万人も応募があるので、ある程度フィルターにかけないと選考ができない。
学歴フィルターは、企業によって「どの段階で」「どの基準にするか」というのは異なります。
短期的に優秀な人材を確保するには、学歴フィルターを使って選考するのはやむ負えないことなんですね。
学歴フィルターがある企業とない企業まとめ
別記事にて、そもそも学歴フィルターがある企業ない企業の特徴をまとめました。
MARCHクラスだと学歴フィルターにかかることは少ないですが、ぜひ1度「どんな企業が学歴フィルターをかけてくるのか?」を確認してください。
気づかないうちに学歴フィルターに引っかかっているかもしれないということですね。
企業側ははっきり言わないからね。だから学歴フィルターがない企業を初めから受けていく方が効率的なんだ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
MARCHは学歴フィルターの一つの基準ともいえるので、引っかかることはほぼないと思ってよいでしょう。
しかし、就活においてはMARCHという学歴で優遇されることもありません。
今回解説したとおり、超大手企業や人気企業だとMARCHでさえも厳しい戦いになることは事実。
よって、MARCHの就活生も志望企業の内定をつかむためには他の就活生と差別化を図ることが何よりも重要です。
この記事を読み終わったら「【面接でよく聞かれること】"絶対に押さえるべき42問"の回答方法!」も読んでみてください。
面接でよく聞かれる質問と回答のポイントをまとめています。
人気企業の書類選考を通過しても、面接を乗り越えなければいけません。
上の記事を読んで面接対策もしっかり行なっておきましょう。
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点まとめ】
- MARCHは学歴フィルターにほぼかからない。
- MARCHは学歴フィルターにはかかりにくいが優遇されることもない。
- MARCHから人気企業の内定をつかむには「エントリー数を増やす」「3大質問の質を高める」「差別化を意識する」ことが重要。
- 企業によって学歴フィルターの基準は異なる。