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【学歴フィルターとは?】回避する方法まで詳しく解説します!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

僕のような中堅大学やFラン大学に通う就活生にとっての最大の敵。

それが学歴フィルターです!

 

実際に僕が就活生の時も、エントリーシートを送って2日後に不採用の連絡が来たことがあります。

そのエントリーシートの内容はかなり自信があったので、確実に学歴フィルターだろうな...ということが何度かありましたね。

 

しかし結論から言うと、学歴フィルターを実施している企業を避けることが可能です。

今回の記事では学歴フィルターに関する情報をすべてまとめます。

1度目を通して把握すれば十分なので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

学歴フィルターによって不採用になり続けるのではないかと不安です!

特にFラン大学に通っている学生は不安に思うよね。でも学歴フィルターを回避する策もあるから一緒に確認していこう!

学歴フィルターとは何か?

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そもそも学歴フィルターとは何か?

簡単に言うと、「学歴による採用基準」のことです。

 

◯◯大学以下の学生は採用しない、偏差値50以下の大学は採用しない、など学歴による基準を設けて選考する学生を減らすことを目的としています。

 

大企業が学歴フィルターを使うのは仕方ない

 

特に大企業だと、倍率が何百倍にもなりますよね。

大企業の倍率トップ50位の記事でも紹介しましたが、明治に至っては倍率が「2750倍」というとんでもない倍率を叩き出しています。

 

それに対して人事の数は数人です。

たった数人で何万人の選考をするのは現実的に難しいので、学歴フィルターによって効率的に選考するのは仕方ないことですよね...。

 

学歴フィルターは2種類ある

 

ちなみに学歴フィルターは目的別に2種類あります。

「低学歴向けのフィルター」と「高学歴向けのフィルター」です。

 

それぞれ「低学歴を不採用にして選考対象者の母数を減らすこと」「高学歴の学生を狙いうちで採用すること」を目的としています。

わかりやすくするために図解しておきました。

 

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図:学歴フィルターには低学歴・高学歴向けの目的が違うフィルターが存在

 

学歴フィルターは存在する

 

「そもそもこの学歴フィルターはあるのか?」という質問をもらうことがあります。

先ほどの2つの目的を達成するために、学歴フィルターは便利なので、学歴フィルターは確実に「ある」と断言できますね。

 

実際にマイナビが調査したデータを見てみましょう。

採用ターゲットとしている学校群があると回答した企業は、全体で47%あります。

 

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【採用ターゲットとしている学校群がある企業の割合】

全体:47.4%

上場企業:62.1% ← 応募の多い上場企業はやっぱり多い!

非上場企業:44.2%

製造業:60.0%

非製造業:41.1%

 

引用:マイナビサポネット「マイナビ企業新卒採用予定調査

  

「この大学の学生を採用・優遇しよう」と決めている企業があるってことですね。

これは裏を返すと、「これ以外の大学からは採用しない」という学歴フィルターが存在することを示しています!

(もちろん対象大学群とは目安なので、それ以外を採用することも十分にありますが)

 

実際にデータでも学歴フィルターがあることを示しているんですね!

そうなんだよ。だけどここで不安に思うのではなく、学歴フィルター対策をマスターすることを考えていこうね! 

学歴フィルターがかかるタイミングについて

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ちなみに学歴フィルターがかかるタイミングは企業ごとに異なります。

学歴フィルターがかかるタイミングは大きく以下の3つ。

 

【学歴フィルターがかかるタイミング】

・会社説明会への参加タイミングでかかる

・エントリーシート選考時にかかる

・適性検査受検後にかかる

 

会社説明会への参加タイミングでかかる

 

まず会社説明会への参加タイミングで学歴フィルターがかかることがあります。

旧帝大生が会社説明会の予約画面を開いたら枠があったのに、同時にFラン大学生が予約画面を開いたら満席となったという話がよくされますよね。

 

会社説明会の段階でのフィルターが1番マシ

一見「学歴フィルターをかけてひどい!」と思うかもしれませんが、このタイミングで学歴フィルターをかけてくれるのはむしろありがたいことです。

 

だって、エントリーシートを提出した後とか適性検査を受けた後に学歴フィルターで落とされた方が嫌じゃないですか?

わざわざエントリーシートを書く手間や適性検査を受ける手間をかけたのに、学歴で落とされたらその手間が完全に水の泡になりますから...。

 

エントリーシート選考時にかかる

 

僕が受けた学歴フィルターはほとんどがこれでした。

エントリーシートを提出した後に、めちゃくちゃ自信があったのに速攻で不採用。

 

同じ大学の友人に話を聞いたところ、全員がその企業で書類落ちしていました。

(某製薬会社のMR職でした!)

 

わざわざエントリーシートを送ったのに、そもそも落とすつもりってのは相当に嫌ですよね。これをされたら確実にその会社のことが嫌いになるので、人事の方で見ていたらやめてくださいw

 

適性検査受検後にかかる

 

次に適性検査受験後に学歴フィルターをかけられる場合もあるようです。

おそらく適性検査結果が相当に良かった場合、学歴フィルターを通さないなど臨機応変な対応ができることから、このタイミングで学歴フィルターをかける企業が存在するのでしょう。

 

適性検査の結果を見てくれているだけマシとも言えますね!

 

逆に面接までいければ、学歴フィルターはかかっていないことを指すよ。

なるほど!このようなタイミングで学歴フィルターにかかるんだ!  

学歴フィルター42校とは何か?

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次に「学歴フィルター42校」という言葉について解説していきます。

グーグルの検索予測でも学歴フィルターと検索すると、「42校」と予測されるほど、皆が検索している言葉なんですよね。

 

この学歴フィルター42校とは、「学歴フィルターの影響を全く受けない42校」という意味を持っています。

最初聞いた時は、学歴フィルターを受ける方だと思っていたのですが、“受けない42校”という意味合いで使われている言葉です。

 

この学歴フィルター42校は上位の大学を示しています。

対象の大学は以下の通りです。

 

【旧帝大】

北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、九州大学

 

【関東の国公立大学】

一橋大学、筑波大学、東京工業大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、東京医科歯科大学、電気通信大学、首都大学東京、東京農工大学、横浜国立大学、横浜市立大学、埼玉大学、千葉大学

 

【関東・関西などの首都圏の私立大学+名古屋の国公立】

慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、学習院大学、明治大学、東京理科大学、青山学院大学、中央大学、立教大学、芝浦工業大学、法政大学、ICU、名古屋市立大学

 

【関西の国公立大学】

大阪府立大学、大阪市立大学、神戸大学、大阪外国語大学、奈良女子大学

 

【関西の私立大学】

関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学

 

ちなみにこの一覧以外にも、地方の国公立大学などは比較的学歴フィルターを受けることはありません。

 

僕が通っていた大学はもちろんこの中にはありません。

しかし、それでもエントリーした企業の中の3%ぐらいしか体感では学歴フィルターを受けませんでした。

(Fラン大学だとその割合が上がりますが、もちろん全ての企業が学歴フィルターを実施しているわけではないですからね!)

 

つまりこの一覧にない大学に通っているからと言って、「学歴フィルターがあるから就活オワタ」と諦めないことが重要だってことです。

 

それは学歴を言い訳にしているだけ。

学歴がなくても、行動して自分にぴったりの企業に入社した人がたくさんいますからね!

(逆に東大生でも行動を怠って、自分に合わない企業に入社して鬱になる人が大量にいるわけで...。)

 

 

自分が在学している大学がここにないからと言って、諦める必要は全くないってことですね。

そのとおり!学歴フィルターを言い訳にして行動しないのが1番の失敗だからね。

企業が学歴フィルターを利用する理由

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この章にて企業が学歴フィルターを利用する理由を深堀りしておきましょう。

僕が就活生の時は「学歴フィルターなんて使いやがってこの野郎!」とめちゃくちゃ学歴フィルターを毛嫌いしていました。

 

しかし、いざ人事の方々と知り合って話を聞くと「学歴フィルターを使うのは当然だな」と思うことが増えたんですよね。

 

学歴フィルターを食らった時に納得できるよう、そもそもなぜ学歴フィルターを使用するのかを理解しておきましょう。

(就活では自分のメンタルを落ち着かせるための情報収集がマジで大事よ!)

 

①採用の手間の削減のため

 

先ほど紹介した図で解説していきます。

学歴フィルターには2種類あり、それぞれ目的が異なると話しましたよね。

 

まず学歴フィルターの第一の目的は「低学歴を不採用にして採用する母数を減らすため」です。

つまりは採用の手間を削減するために学歴フィルターを利用するんですよね。

 

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何度も言うように人事の数が少なく、新卒の選考期間は短い。

その中で効率的に採用するためには、特にエントリーが多い企業では必須。

 

学歴フィルターの代わりを適性検査にしている企業も多い 

ここで補足ですが、この「採用の手間の削減」は学歴フィルターだけではありません。

学歴を重視しない企業の場合は、SPIなどの適性検査を足切りとして利用するところが多いですね。

 

たしかに学歴がよくなくても優秀な人材はたくさんいます。

それなら適性検査を受けてもらって、自社が求める人物像に近い人物だけに絞って選考する。これは賢い戦略でしょう。

 

学歴とは「努力できる力」を示す指標である

中堅私立大学に通っていた僕は「学歴なんて糞だ」と思っていました。

しかし、実際のところ学歴が良いというのは努力できる力を示す根拠になります。

 

勉強で好成績を残すためには、継続力や工夫する力、地頭の良さなどが総合的に必要ですからね。

よって今の僕は高学歴の学生を尊敬しつつ、「学力以外で勝つための施策」を考え、学歴を言い訳にしないことが重要だと考えています!

 

学歴が良いことを羨ましく思ったり、嫌悪するのではなく、それを言い訳にせず行動することが重要だよ!これは大事だから何度も言うよ!

 

②高学歴の学生をピンポイントで採用するため

 

学歴フィルターの2つ目の目的は高学歴の学生をピンポイントで採用するためです。

 

やっぱり旧帝大などは相当に努力しないと入学することはできません。

よってそこに入学できた実績は、その人のあらゆる能力の高さを示す根拠になります。

 

そこで旧帝大などの上位校に在学する就活生をすくい上げて、ピンポイントで採用する企業は非常に多いんですよね。

実際に旧帝大の学生、1人1人にリクルーターをつけて採用しようとする企業は多くあります。

 

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実際、僕の経験上でも旧帝大に在学している学生は基礎能力高いです。

もちろん基礎能力が高いだけでは社会に出てから突出することはできませんが、基礎力が高い人材を採用しようと考えるのは、企業としては当然の戦略と言えます。

 

学生フィルターを利用するのは、採用の手間の削減と、高学歴の学生のピンポイント採用のためなんですね!

そのとおりだよ。まずは学歴フィルターの基礎としてこのあたりはしっかり押さえておこう。 

学歴フィルターがない企業の見分け方【フィルターの回避方法】

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この記事で1番読んでもらいたい章はここです!!

(この章に書いたことだけでも覚えて帰ってください!)

 

特にFラン大学の学生は学歴フィルターを受けやすい。

それに対して「あぁ、勉強してくればよかった」と過去を悔やんでも無駄です。

 

僕はそういうタラレバが大嫌いなので、「学歴フィルターを回避する方法を考えよう」という思考にぜひなって欲しいと思っています。

そこで具体的な学歴フィルターの回避方法を3つ紹介します!!

 

実際に僕が行っていた回避方法かつ、めちゃくちゃ効果があったので必ず実行しましょう。

こうした行動を取れるか取れないかで、結果は大きく変わってきます。

 

【学歴フィルターを回避する方法】

・スカウトサイトを利用している企業を狙う

・学歴フィルターの少ない中小・ベンチャー企業も狙う

・過去の採用実績を確認する

 

①スカウトサイトを利用している企業を狙う

 

まず学歴が低い就活生こそ利用すべきが「スカウト型求人サイト」です。

【スカウト型求人サイトとは?】

就活生が登録したプロフィールを読んで、“企業側から”スカウトを送る求人サイトのこと。スカウトをもらった企業に直接引き抜かれる可能性があるので有用。

 

就活攻略論では何度も何度もおすすめしていますが、それだけ利用価値の高いサービスということなので、必ず押さえておきましょう。

(本当におすすめできるサービスしか紹介しないことが、僕のポリシーです!)

 

以前、スカウトサイトのオファーボックスさんに取材した時に頂いたデータがあります。

これは「学歴によるオファー(=企業からのスカウト)に偏りがない」ってことを示しているデータなんですよね。

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担当者さんも言っていましたが、そもそもスカウト型求人サイトを利用する企業は学歴よりも個性を重視する企業ばかりだそうです。

それがこうしてデータとしても出ているんですね。

 

スカウトサイトは必ず「非一斉送信型」を利用すべし

スカウトサイトを利用する上での注意点は、スカウトを一斉送信するサイトを利用しないことです。

マイナビやリクナビにもスカウト機能があるのですが、あれは一斉送信。意味ありません。

 

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利用すべき逆求人サイト! 

非一斉送信型かつ就活特化のスカウトサイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ。

どちらか一方の内容をコピペして登録しておけば、2サイトからスカウトが届くようになるので、それだけ企業との接点が増えるんですよね。

 

 

特に学歴が低い人は、スカウトサイトの利用価値が超高いよ!

たしかに学歴関係なく見てくれる企業が利用してるなら、使わない手はないですね!

 

②学歴フィルターの少ない中小・ベンチャー企業も狙う

 

次に学歴フィルターを回避する上で重要な視点は、「学歴フィルターを実施していない企業」を狙うことです。

マイナビサポネットのデータを見て分かる通り、東証一部上場などの大手は学歴フィルターを実施している可能性が非常に高いです。

 

そもそもの学歴フィルターを利用する大きな目的が「選考の手間の削減」なので、大手のようなエントリー者数が多い大企業は学歴フィルターを実施します。

 

一方でそもそもエントリー者数が少ないベンチャーや中小企業は学歴フィルターを利用しない企業が多いとも言えますよね。

そこで大企業ばかりにエントリーするのではなく、中堅企業〜ベンチャー企業まで幅広くエントリーすることをおすすめします!

 

内定を獲得することで心の余裕に繋がる

また中堅企業でもベンチャー企業でも、「ここなら入社しても良いな」と思える企業1社の内定は心の余裕に繋がるんですよね。

 

内定ゼロ

| 心の余裕に大きな差がある

入社しても良いと思える企業の内定がある

 

余裕を手に入れるためにも、大手志向の人も中堅企業〜ベンチャーを受けることをおすすめしています!

これは学歴フィルターを回避するために必須な就活戦略ですよ!

 

 

たしかにそもそも学歴フィルターを利用していない企業を受けることが重要ですね。

そうなんだよ。大手だから良いって訳じゃないのが就活だからね。大事なのは企業規模や人気度ではなく「自分との相性」なんだよ。

 

③過去の採用実績を確認する

 

そして最後3つ目の回避法が、自分が在籍する大学の採用実績を見ることです。

具体的な方法としては2つあります。

 

・大学の過去の進路先を確認する

(大学の公式サイトまたはキャリアセンターで確認可能)

・就職四季報に書いてある「過去の採用実績」を確認する

 

大学の過去の進路先を確認する

自分が在学している大学からの入社実績があれば、その大学から入社することが可能であることの証明になりますよね。

よって自分が在学している大学からの進路先を確認しましょう。

 

具体的な方法としては、大学の公式サイトに書いてあるのをチェックすること。

「◯◯大学 進路先」とグーグルで検索すると出てくることが多いので、確認しておきましょうね。

 

愛知県の私立大学である「名城大学」の進路先ページを例に挙げておきます。

このように公式サイトに進路先が書かれているので、便利ですよね!

 

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画像引用:名城大学「就職・進路実績

 

就職四季報に書いてある「過去の採用実績」を確認する

次に就職四季報という本を参考にすることもできます。 

下記は「日本郵船」の企業説明ページですが、「採用実績校」という項目に採用した大学の名前が書いてあります。

 

ここに書かれている場合は、ほぼ確実に学歴フィルターがかかっていないことを示しているのでチェックしておきましょう!

(大企業がメインで掲載されているので、大企業の学歴フィルターチェックに便利)

 

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画像引用:就職四季報「就職四季報サンプル

 

就職四季報の場合は、ここに記載がないだけで採用している可能性もあります。

(「◯◯大学 ◯◯大学・・・ 」という記載の「他」に入っていることがあるからです)

よってこの就職四季報と大学の進路実績の両方を参考にしつつ、他の2つの回避法も併用して、学歴フィルターにかからないエントリー企業を増やしていきましょうね。

 

これら3つの回避法を行いつつ、自分のペースで就活していこうね!

たしかにこれらの回避法をするかしないのか、する方が良いのは明白ですもんね。

学歴フィルターはどこまでの偏差値で落とされるのか?

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学歴フィルターの回避法について把握できたところで、ここからは学歴フィルターについてもう少し深堀りして解説していこうと思います。

 

この章では皆さんが気になるであろう「学歴フィルターはどこまでの偏差値や大学で引っかかってしまうのか」について話しますね。

 

ちなみに学歴フィルターを利用しているかについては、各社明言していません。

よって明確なデータは存在しないですが、おおまかにどこまでが引っかるのか分類分けしておきます。

 

Fラン〜中堅大学が学歴フィルターの対象である可能性が高い

 

まず学歴フィルターは、Fラン〜中堅大学が学歴フィルターの対象になる可能性が高いです。

特にFラン大学は学歴フィルターによる影響が最も大きい。

 

ちなみに僕は偏差値50〜55程度の中堅私立大学でしたが、以下の企業からおそらく学歴フィルターであろう不採用をくらいました。

 

・大手製薬メーカーのMR職(医療情報担当者)

・大手食品メーカーの営業職

・大手IT企業の営業職

 

僕は100社弱エントリーしたのですが、学歴フィルターをくらったのは3社です。

(もちろん他も学歴フィルターだったのかもしれませんが...)

 

学歴フィルターは国立・国公立はかからない

 

次に国立、国公立は学歴フィルターは基本的にかからないと認識して良いでしょう。

むしろ「高学歴の学生を対象としたリクルーター」が付く可能性があります。

 

国公立に努力して入学した特権がここで出てきます。

しかしあくまでも“学歴フィルターをくらわないだけ”の話なので、しっかりと選考対策をしておかないと普通に不採用になります。

 

実際に就活中は、東大生、京大生などと集団面接を受けたことがあります。

しかし全然面接で話せてませんでしたね。

志望動機なんて「それ競合他社でも良いじゃん?」と思える話ばかりしていました。

 

学歴フィルターは関関同立レベルはかからない

 

次にいわゆる「関関同立」の大学も学歴フィルターはかかりませんね。

(関関同立:関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命大学)

 

これらの大学は冒頭で解説した「学歴フィルター42校」に含まれています。

先ほど話したとおり、むしろリクルーターが付く可能性が高い大学です。

 

研究職は「理系の院卒」以外を学歴フィルターで落とすことが多い

 

職種別で学歴フィルターのかかり方が変わってきます。

例えば「大手企業の研究職」となると、理系の大学院卒以下は落とすというフィルターをかける企業が多いです。

 

実際に僕が入社した大手食品企業の場合、研究職10名は全員が大学院卒。

更には全員が超一流大学卒でしたね。

 

研究職などの専門職は学歴を重視する企業が多いのだろう

このように研究職など専門職は、頭の良さがダイレクトに仕事に関わってきます。

営業職になると、頭の良さよりも話のうまさや聞き上手なことに重点を置かれますが、専門職は頭の良さが特に重要です。

 

よって専門職を受ける場合は、自分が志望する企業の過去の採用実績をキチンと把握しておきましょう。

そもそも「理系の大学院卒以外は採用しない」となっていたら、受かる希望は薄いですから。

 

足切りを目的とした学歴フィルターは、やはりFラン〜中堅大学を対象にかけられることが多いんですね。

そうだね。だからと言って学歴だけじゃなくて、自己PRなども見て判断する企業が大多数だから諦めないことが重要だよ!特に今の売り手市場においてはね!

学歴フィルターを利用する企業一覧

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それでは実際に学歴フィルターを利用している企業一覧をまとめましょう。

何度も言いますが、「学歴フィルターを利用している」と明記している企業はないので、あくまで利用している“可能性が高い企業”となります。

 

学歴フィルターの足切りとしての役割を考えれば、まずは「就活生に人気の企業」や「地頭の良さを求められる業界」にて学歴フィルターを利用する企業が多いと想定できますよね。

 

よって僕が想定するに、学歴フィルターを利用している企業や業界は以下の4種。

特に大手コンサルや投資系金融は、人気もあり、かつ地頭の良さが確実に求められますからね。

 

【学歴フィルターを利用している可能性が高い業界一覧】

・東証一部上場企業

・大手総合商社

・大手コンサルティング会社

・投資系金融企業

 

東証一部上場企業

 

まず東証一部上場企業は、就活生から抜群の人気を誇ります。

それもそのはずで、東証一部上場企業になるためには確かな売上や社会的信用、社内のルール整備などなど、全てが総合的に整っています。

それゆえに企業としての安定性は高く、「とりあえず大手」という志向も妥当ですからね。

 

東証一部上場は人気がゆえに倍率は数千〜数百倍となります。

人気上位の東証一部企業を一覧化しましたが、これら人気企業にとって学歴フィルターを利用する価値は非常に高いと言えます。

 

倍率2750倍:明治

倍率500倍代:森永乳業

倍率400倍代:ビジョン、チュチュアンナ

倍率300倍代:味の素ゼネラルフーヅ、ヤクルト、文溪堂、カゴメ、帝人 

倍率200倍代:日本化学工業、ノバレーゼ、オルガノ、サントリー、ハウス食品、味の素、NTTソフトウェア、クラレ、東映、丸紅エネルギー、東武鉄道、味の素冷凍食品、日本車両製造、読売広告社、東レ、川崎汽船、三谷商事

倍率100倍代:東海テレビ放送、WOWOW、KADOKAWA、キーコーヒー、讀賣テレビ放送、京王電鉄、三井住友カード、クレハ、曙ブレーキ工業、アサヒビール、デサント、日本信号、松竹、昭和産業、敷島製パン、千趣会、JFE商事、日本ケミファ、瀧定大阪、国分、DMG森精機、三菱レイヨン、ヤギ

※データ参考:就職四季報2016年版(総合版)

 

実際の僕の経験上、ここに掲載されている企業のうち何社かは面接まで進んでいるので、すべてが学歴フィルターを採用していると言えません。

しかし、上記の企業は学歴フィルターまたは「適性検査による足切り」を確実に行っているでしょう。

じゃないと、エントリー者全員を捌き切ることはできません。

 

大手総合商社

 

次に大手総合商社ですが、以下の7社については「Fランから入社した人」を見たことも聞いたこともありません。

 

起業などの特殊な経験や、「中小企業診断士+会計士」などの超難関の資格の複数所持、またはコネによってFラン大学から入社した人がいる可能性はあります。

しかし、普通の人が入社した話をこれだけ耳にしない事実から察するに学歴フィルターがかかっている可能性は高いでしょうね。

 

【大手総合商社一覧】

・三菱商事

・伊藤忠商事

・住友商事

・丸紅

・三井物産

・双日

・豊田通商

 

大手コンサルティング会社

 

続いて大手コンサルティング会社も総合商社同様に、学歴が低い学生の入社実績をほとんど聞きません。

コンサルティング会社は仕事内容的にも、高い学力を必要とします。

それゆえに学歴フィルターの利用価値が高いですよね。

 

【大手コンサルティング会社一覧】

・株式会社ボストン コンサルティング グループ

・マッキンゼー・アンド・カンパニー

・アクセンチュア株式会社

・デロイト トーマツ コンサルティング合同会社

・PwCコンサルティング合同会社

・スカイライト コンサルティング株式会社

・EYアドバイザリー株式会社

・アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社

・A.T. カーニー株式会社

・株式会社日立コンサルティング

・株式会社コーポレイト ディレクション

・ベイン・アンド・カンパニー ジャパン

 

投資系金融企業

 

最後に投資系金融企業も人気、仕事の難易度ともに高いです。

そもそもFラン学生がエントリーしていない可能性も高いですが、それぞれの企業の採用実績を見ても、確実に学歴による判断が行われているでしょう。

 

【投資系金融企業一覧】

・ゴールドマン・サックス証券株式会社

・モルガン・スタンレーMUFG証券

・JPモルガン証券株式会社

・メリルリンチ日本証券株式会社

・バンクオブアメリカ

 

例として「ゴールドマン・サックス証券株式会社」の社員さんの出身大学はこちらです。一流大学の名前がズラズラズラっ〜と並んでいますよね!

 

【ゴールドマン・サックスの出身大学一覧】

東京大学、一橋大学、東京工業大学、、慶應義塾大学、早稲田大学、京都大学、上智大学、中央大学、青山学院大学、立教大学、筑波大学、学習院大学、横浜国立大学、東京女子大学、日本女子大学、津田塾大学、お茶の水女子大学、名古屋大学、大阪大学、立命館大学、同志社大学、関西学院大学、神戸大学、東北大学、九州大学、東京理科大学

 

学歴フィルターがあると予測される企業、ない企業については別記事でも詳しくまとめています。

気になる方はそちらも合わせてご覧くださいね!

 

 

これらのことを考慮すると、学歴フィルターが比較的かからないのは意外と「東証一部上場企業」 かもしれないね。

総合商社・投資銀行・コンサルは学歴フィルターがかかる可能性が高いよね。

なるほど!就活マンの経験上でも、東証一部上場企業で学歴フィルターがかからなかった企業がいくつもあったんですもんね。

学歴フィルターの実態まとめ|ネット上の声

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それではこの記事の最後に、学歴フィルターの実態についてまとめます。

2chやツイッター上での学歴フィルターについてのリアルな声をまとめてみたので、ぜひ参考にしてください!

 

2ch上での学歴フィルターの実態

 

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引用:2ch「学歴フィルターって残酷だな

 

よくある会社説明会時の学歴フィルターについての投稿が2chにされてますね。

 

先にも話しましたが、この段階で学歴フィルターをかけてくれるのはマシ。

エントリーシートの提出後に学歴フィルターで落とされる方がよっぽど腹が立ちます。

会社説明会での学歴フィルター実態はよく話題になりますが、気にせず行動し続けることが重要ですね!

 

ツイッター上での学歴フィルターの実態

 

 

高学歴向けの特別選考を実施する企業も少なくありません。

この実態に対して、批判的な声もあれば、人事の立場に立てば当然という声もありますね。

就活生の時は、僕も完全に前者でしたが今考えると後者です。

 

こうした学歴フィルターの実態を前にした時に、 萎えて行動することをやめるのか、こんちくしょうと燃えて行動量を増やすのか。

過去の自分の人生を正解にするのは、今からの行動なんですよね。

 

 

なるほど!ネット上でも学歴フィルターの実態についての声が多数あるんですね。

こうした実態に対して「学歴フィルター反対!」とか言ってても、何も変わらないから、学歴フィルターを理解してそれを回避するために行動することが重要なんだよね。

おわりに

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

学歴フィルターについて完璧にまとめるために、かなりの時間をかけてこの記事を書き上げました。

 

僕も中堅大学だったので、学歴フィルターを憎む気持ちは痛いほど分かります。

しかし、憎んだり反対したりしても意味がありません。

高学歴になれなかったのは自分の責任だし、そもそも高学歴じゃないと幸せになれないわけじゃない(ここ重要ね)。

 

大事なのは、「これからの行動」の1点のみです。

学歴フィルター反対!と言っているだけの人を横目に、僕らは前に進みましょう。

学歴フィルターの回避方法のところで解説した行動を取ることで、確実に学歴フィルターの影響を減らすことができます。

 

行動しましょう。

学歴にとらわれずに、前に進みましょう。

就活だけで人生は決まらないし、最初に入社した1社目だけで人生は決まらない。

だから固執せず、でも今できる最善策を取る。

僕が考える学歴フィルターの攻略法はこれに尽きますね。 

 

心から応援しているよっ!!!!!!

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。