就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕が就活生の時に考えていた「就活の成功」は、
大企業に入ってチヤホヤされること
でした。
その結果、倍率がめちゃめちゃ高い大手食品企業に入社。
たしかにキャリアセンターの人には「まじかよ!すごすぎるやん!」と言われました。
親からは「やったねー、すごいじゃん!」と言われました。
友達からは「まじで!すごくね?」と言われました。
その時々は、すごい気持ちかった。
「チョー気持ちぃ!!!!」って感じ。
でも実際に入社してみると、別に何も大したことはない。
大企業という「最強の仕組みが整ったビジネスモデル」の前では、「自分じゃなくてもこの仕事は回せるじゃん。誰でも良いな」っていう無力感を感じました。
つまり大企業に入社することは、完全に自己満足だったんですよね。
僕みたいな「向上心の塊」ってタイプには食品大手企業は合わなかった。
今考えると当然なんですけど、その当時はとにかく「大企業に入ってチヤホヤされるのが就活の成功だ」って思ってたからそんなことは分かりませんでした。
そんな僕の経験を元に、今回の記事では「就活の成功」の本質についてまとめます。
「就活ってなんでやらないといけないんだろ」って悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくれると嬉しいです。
就活マンにもそういう時期があったんだなぁ〜。知りませんでした。
僕なんて、悩んで悩んで悩みまくっている人生だからね。 だからこそ伝えられることがある気がするんだよ。
就活は理想に近づくための手段でしかない
僕は「キャリア」について、誰よりも勉強しているつもりです。
就活攻略論の運営を始めてからは、就活だけでなく転職や起業、副業、投資、結婚(恋愛)など、人生の幸せを決定付けることについて全て勉強しています。
そんな中、行きついた答えが1つある。
それは「就活は理想に近づくための手段の1つでしかない」ってことです。
大学生でいると、「就活の時期かよ〜、めんどくせぇ」とか「大学からエントリーシート講座の連絡きてるじゃん、仕方ないから参加するか」とか思いますよね。
僕も少なからずそう思ったことはあります。
しかしそもそも就活って、「義務」じゃないですよね。
小学校に通うこと、中学校に通うこと、これらは義務でした。強制参加。
しかし就活は別にしなくても良い。労働の義務はあるけど、別にアルバイトでもいい訳だしね。
そこで先日、こんなツイートをしました。
就活を義務だと思っている人多すぎ。
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) August 27, 2019
けど、就活は理想に近づくための「手段」でしかないんだよね。
理想がゆるく安定志向なら、化学や食品業界のルート営業が合ってるかも。
向上心が馬鹿高いなら成果型の企業かな。副業を試しまくるのもアリだよね。
就活は手段の1つでしかない。マジでこれ。 pic.twitter.com/uS6amGY9WV
就活を義務だと思っている人多すぎ。
けど、就活は理想に近づくための「手段」でしかないんだよね。
理想がゆるく安定志向なら、化学や食品業界のルート営業が合ってるかも。
向上心が馬鹿高いなら成果型の企業かな。副業を試しまくるのもアリだよね。
就活は手段の1つでしかない。マジでこれ。
このツイートでは、こんな画像で「就活の成功」について僕の意見をアウトプットしました。
要するにですね。
就活は「理想」に近づくための手段なんですよね。何度も言うけど。
そしてこの「理想」って人それぞれ違うんですよ。
例えば、「年収3000万円以上手に入れて毎日豪遊したい」のが理想って言う人もいますよね。
そんなの嫌だわ!私の理想は「お金は最低限で良いから仕事は楽で安定した生活を送りたいの」という人もいるでしょう。
他にも「毎日うどん生活でいいから夢を追いたいんだ。夢を追う日々が俺の理想だね」って人もいると思う。普通にかっこいいと思うし。
他には、「仕事に打ち込んで評価されることが理想だよ。向上心を刺激してくれる環境で毎日切磋琢磨(せっさたくま)したいからね!」って人も多いと思う。
ちょっとこの人たちの理想をまとめてみよう。
・年収3000万円以上手に入れて毎日豪遊したい
・お金は最低限で良いから仕事は楽で安定した生活を送りたいの
・毎日うどん生活でいいから夢を追いたいんだ。夢を追う日々が俺の理想だね
・仕事に打ち込んで評価されることが理想だよ。向上心を刺激してくれる環境で毎日切磋琢磨(せっさたくま)したいからね!
どうでしょうか?
理想って人それぞれ、本当に違うでしょ?
そしてそして、ここで重要なことは!
これらの理想において正解はないってこと。
それぞれの理想は、“その人にとって”すべてが正解でもあるってこと。
これに尽きると、僕は思うんです。
その人の理想は、その人の中にしかない。
そして、他人の理想に対して他人がとやかく言うことはできません。
就活というイベントは、その理想に近づくための手段の1つ。
これが真理です。
たしかに理想が人それぞれ違うのなら、一概に「就活の成功はこれだ!」って言うことはできないですね。
そうなんだよ。みんな「就活の成功」という幻想を抱いている。でもそれは自分の中にしかないんだよね。
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで僕が考える就活成功について解説してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
就活の成功とは?
就活は「理想に近づくための手段の1つ」だと理解できたら、就活の成功を理解することができます。
理想 ー 就活後 ← 今
という状況になれば、就活は成功と言えるんですよね。
逆に、
理想 ー 今 → 就活後
という状況になれば、就活はうまくいかなかったと言えますよね。
つまり就活の成功とは、
「10年後に幸せかどうか」
に他なりません。
就活の成功は未来にしか分からないんですよね。
過去に電通に入社した新入社員が自殺してしまったという悲しいことがありました。
「電通に内定が決まった」というこの一瞬の事実だけを見ると、それを就活の成功と言う人がいるかもしれません。
しかし、それは完全に間違いだと思います。
なぜなら1年後に「過労で自殺してしまった」という事実があるからです。
ここまで見て、就活で成功したという人はいないですよね。
ここが分かっていると、就活の成功を理解できるでしょう。
就活の成功は将来、理想に近づいて幸せに生きているかどうか。
年収が少なくても、役職がなかろうと、地元の小さな企業だろうと、その人が「幸せだな〜」って思えてれば、それは成功なんですよね。
冒頭のツイートに加えて、僕はこんなツイートを追加しました。
だから地元の小さな企業に入った人とかを、「就活失敗か」とか思うのはアホ。10年後、「今めっちゃ幸せだわ」って思えている方が人生の勝ち組ってことを理解しておくと良いかも。
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) August 27, 2019
就活も転職も起業も副業も結婚も、すべてが理想に近づくための「手段」の1つ。その手段をどう使うのか、そこが大事。
だから地元の小さな企業に入った人とかを、「就活失敗か」とか思うのはアホ。10年後、「今めっちゃ幸せだわ」って思えている方が人生の勝ち組ってことを理解しておくと良いかも。
就活も転職も起業も副業も結婚も、すべてが理想に近づくための「手段」の1つ。その手段をどう使うのか、そこが大事。
就活が終わった時に、どこに入社しようが「成功」や「失敗」を語ることはできない。
それを語る人は、自分だけの判断軸で物事を語っているジコチュウです。
ぜひこの事実を胸にしまって、いかに就活を通して自分の理想に近づけるのかを考えてください。
「理想なんてないよ!」って人もいるかもしれません。
しかし、「残業時間が少ない方がいいな」とか「こんな生活がしたいな」っていう願望はあるでしょ?どんなに小さいことでもそれは理想の1つです。
自分の理想を明確化して、それに近づくための方法を考える。
そして就活を通して、理想に近づく。これが就活の正解だと僕は思っています。
就活をする意味に悩む人。
就活を面倒だと思う人は、まずは理想の明確化をしてみましょう。
人は「目的」がないと動けない動物ですからね。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。