就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は8月〜12月の時期の就活、つまり「秋採用」について解説します。
このあたりになると就活後半と呼ばれ、実際にどんなスケジュール感で動いていけばいいのかわからない人が多いと思います。
僕が就活生の時は、秋採用の時期まで就活を続けていました。
そこで僕の実体験に基づく「秋採用でのおすすめの動き方・秋採用のスケジュール感」を紹介します。
秋採用の時期になると、就活生は焦ります。
しかし一方で、企業側も「早く新卒を確保したい」と焦るんですよ。
だから内定が出やすく、チャンスの時期とも言える。
ぜひ一緒に攻略していきましょう!
周りはどんどん就活を終えていくので、どう動けばいいのかわからなくて不安です…。
焦ってしまうよね。今回は秋採用で内定を獲得するために最適なスケジュールを伝えていくから、不安な人ほど参考にしてほしい。
秋採用のスケジュール
秋採用とは「8月〜12月の時期の就活」を指します。
ただ、明確に時期が決まっているわけではありません。
12月頭頃までを「秋採用」、12月以降の就活を「冬採用」と呼ぶことが多いと覚えておきましょう。
通常の就活スケジュールだと、6月から内定が出始めます。
よって志望度の高い企業から6月、7月あたりに内定をもらえた人はその時期に就活を終えます。
だからこそ、8月、9月まで就活を続けている状況はとにかく焦る。
でも安心してください。
秋採用は企業側も採用を焦っているので、内定を掴みやすい時期でもあるんです。
また、内定を獲得した学生は就活を終えていく時期でもあるので、手強いライバルが少ないチャンスの時期とも言えます。
人生は長いですし、「就活を早く終えた人がすごい」と落ち込む必要はないのです。
それよりも今後の社会人生活の方が圧倒的に長いし重要。
よって最後の最後まで就活を続けて、「どの企業が一番自分に合うのだろう?」と考え抜くことは素晴らしいことだと僕は思います。
夏までに内定をもらえないと終わりだと思っていましたが、チャンスでもあるんですね!
そうなんだよ!ただ夏までの就活より工夫して動く必要がある。次の章で具体的な立ち回り方を紹介していくね!
秋採用で内定を獲得するためのスケジュール
一般的な就活スケジュールは、「3月に就活本格解禁、6月から内定を出せる」。
ですが、8月以降の秋採用には特に決まったスケジュールが存在しないんですよね。
じゃあどのようなスケジュールを組めば良いのか?
これに関しては完全に個人によります。
そこで僕の秋採用のスケジュールを共有しますね。
わかりやすいように、僕がおすすめの秋採用スケジュールを図解しました。
① 8月中に逆求人型サイトのプロフィールを充実させる
まず秋採用を狙うために必須なのが「逆求人型サイト」です。
これは企業側が就活生のプロフィールを見て、スカウトを送るタイプのサイト。
秋採用を狙う上でネックになるのが「秋採用まで採用活動を続けている企業を見つけること」。
逆求人サイトはプロフィールを登録しておくと企業側からスカウトを送ってくれるので、調べずとも秋採用を行っている企業がわかるのです。
自分で企業の採用情報を一つひとつ探す手間が省けるのは、秋採用で内定を早く欲しい就活生にとってかなり嬉しいメリットですよね。
また、秋採用中は内定がないとどうしても不安になりやすい。
そこで自分との適性が高い企業との接点を持ち、効率的に内定を獲得できる逆求人型サイトは有用なんですよね。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
プロフィールにまだ就活を続けている理由を記載すべし
秋採用で逆求人サイトを利用するときのポイントは、プロフィールにこだわること!
自己PRの欄に「なぜ秋採用の時期まで就活を続けているのか」を記載しましょう。
そうすることで、企業側は安心してスカウトを送ることができます。
もう就活を終了している就活生にスカウトを送るのは無駄になるからです。
細かいですが、こうした工夫ができる就活生は他と差別化されて評価されやすいですよ!
なるほど!逆求人型サイトを利用すれば、秋採用中でも新卒採用を続けている企業との接点を獲得できるってことですね!
そのとおり!秋採用ではとにかく効率的に就活を進めれるようにすべき。なんて言ったって時間の経過とともに焦るからね。
② 8〜9月中に気になる企業へのエントリーを終える
逆求人型サイトも活用しつつ、8月9月の時点でエントリーを終えるのが理想です。
さすがに10月、11月となると入社を迎える4月まであと少し。
そうなるとかなり焦る。
具体的に秋採用での企業の探し方は、逆求人型サイト以外だと以下です。
【秋採用を実施している企業の探し方一覧】
- 就活エージェントに紹介してもらう
- 秋採用中に開催されている合説に参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 求人サイトで検索する
- 求人検索エンジンを利用する
- 直接企業のホームページから問い合わせる
企業の探し方については「【新卒向け】秋採用での「企業の探し方」を7つ共有します!」でより詳しく解説しています。
秋採用で企業を選ぶ時のポイントもまとめているので、一度目を通しておいてくださいね。
秋採用では就活エージェントが非常に役立つ
僕は秋採用で就活エージェントの利用をおすすめしています。
就活エージェントとは、面談を元にして自分に合った求人を紹介してくれる無料サービスです。
秋採用の時期になると企業側も採用を焦っています。
よって紹介してもらった企業の内定が非常に取りやすいんですよね。
また、自分では見つけきれないような優良企業の求人を紹介してもらえたり、特別選考ルートに案内してもらえる可能性もあります。
秋採用を目指すなら、就活エージェントの利用は必須です。
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
③ 10月までに面接を終えるようにする
8月、9月にエントリーすると、書類通過後すぐに面接が始まります。
企業側も採用に焦っているので、3月〜6月とは比べ物にならないスピード感で選考が進んでいくんですよね。
よって10月までに面接を終えて、内定を複数獲得している状態を作れるのが理想。
8〜10月はエントリーして、書類送って、面接してと本当に忙しいですが、ここは耐えましょう。
サボると後で後悔することになります。
④ 内定を獲得した企業を精査する
内定獲得後に企業の精査を行うことも重要です。
「内定を獲得できたーーー!!終了ーーーーー!!!」という気持ちになるのは分かりますが、ここでグッと耐えてください。
就活で重要なことは、自分に合った企業に入社することです。
東大生が仮に100社の内定を獲得しても、入社できるのは1社のみ。
そしてそこに入社したら全然イメージと違って鬱になったらどうでしょう?
それは就活が成功だったと言えないですよね。
「100社からの内定」だけ見ると、めちゃくちゃすごいし、成功っぽい。
でも就活の成功は、10年後に自分が幸せかどうかだと僕は考えています。
よって、「内定を獲得した企業の精査」という作業を必ず挟んでください。
内定を獲得したら、社員の方に話を聞く機会をもらいましょう。
社員さんと話せない場合は、口コミサイトを見るようにしましょう。
口コミサイトは、現役社員や元社員による内部情報が書かれています。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、事前に必ず口コミ情報を調べておくのがおすすめですよ。
とくに以下の4つの口コミサイトは、企業の内情を知るにはかなり使えるサイトです。
一度チェックしておいてくださいね。
【おすすめの口コミサイト】
+気になる企業があれば都度選考を進める
ここで紹介した秋採用スケジュールは理想形です。
もちろんこの通りにいかない場合も多いので、秋採用中は常に「自分に合いそうな企業」を探し続けましょう。
そして気になる企業があれば、その都度エントリーして選考を進めましょう。
結局の所、就活はどれだけ内定を獲得しようが入社できるのは1社。
その1社に徹底的にこだわること。
それが重要だと僕は思います。
これを1つのスケジュール目安として就活してみます!
これが正解ではないけど、大事なことは「戦略的に就活を進めること」だから自分なりのスケジュールは用意して進めようね!
秋採用で評価されるための対策
スケジュールを立てて行動することで、「今日は何しようかな」と場当たり的な行動をせずに効率的に進められるようになります。
よってスケジュールを立てることは非常に重要です。
しかし、それ以上に重要なことは「評価される就活生になること」ですよね。
どれだけ多くの企業にエントリーしても評価されないと内定は取れない。
つまり評価されるためのポイントを押さえて対策する必要があります。
【秋採用で評価されるための対策】
- 志望動機の質を高める
- 秋採用の時期に就活をしている理由を明確にする
- 面接対策を徹底的に行う
より詳しい対策については、以下の記事で解説しています。
僕が考える「秋採用で評価されるための戦略」を詰め込んでいるので、ぜひ合わせて参考にしてくださいね!!
企業も採用を焦っているからこそ「入社したらやめないだろうな」と思わせる、熱意の伝わる志望動機に仕上げるのが一番大事なポイント!
秋採用を行っている企業も多い
ここまでで秋採用で内定を獲得するためのスケジュール感をお伝えしましたが、「秋採用を行っている企業ってそんな多くないんじゃないの?」と不安に思う人もいるでしょう。
しかし、実は大手企業をはじめ多くの企業が秋採用を実施しているんです!
以下は僕がリサーチした秋採用を実施している企業の一部です。
一覧を見ても分かるとおり、決して人気のない企業が秋採用を行っているわけではありません。
秋採用でもみなさんの知っている大企業を狙えるチャンスはあるんです。
秋採用を実施している企業は別記事で一覧にしてまとめています。
大企業から優良なベンチャー企業までまとめているので、ぜひ参考に見てみてくださいね!
あまり有名じゃない企業しか秋採用を行っていないと思っていました…!
人気がない企業が残っているとイメージする人も多いけど、実際は大企業もホワイト企業も秋採用を行っているところは多いんだ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
秋採用は就活後半なので、不安が大きいと思います。
でもこれからの人生は本当に長いし、「学生のうちしか遊べない」とか言っている人は気に入らない仕事に就いてしまっている自分への言い訳をしているだけです。
これからの人生、いくらでも遊べる時間はあります。
だからこそ、ファーストキャリアを考える就活という貴重な時間 を大事にしましょう。
僕は高校時代、勉強ばかりさせられる環境でした。
全く勉強していない私立にいった知り合いの方が楽しそうにしている。
めちゃくちゃに理不尽さを感じましたね。
でも今になってどうでしょうか?
僕の方が人生をめちゃくちゃ楽しんでいる。
そこで感じたのは、「どこかで努力しないと後で苦労する」ってことです。
秋採用を頑張るあなたを僕は全力で応援します。
ちなみに、この記事を読み終わったら「秋採用の面接でよく聞かれる質問10選【企業の質問意図と回答例】」も読んでみてください。
秋採用の面接でよく聞かれる質問をまとめています。
就活エージェントや逆求人サイトを利用すれば、書類選考を飛ばして「いきなり面接!」となることもあります。
大事なチャンスを逃さないよう、事前に秋採用で聞かれる質問について把握しておきましょう!
では最後に本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- 秋採用とは「8月〜12月」までの就活のことを指す。
- 秋採用で内定を獲得するには「①逆求人型サイトの活用」「②9月までにエントリーを終える」「③10月までに面接を終える」「④内定企業の精査」というスケジュールで動くのがベスト。
- 秋採用を行っている企業は多い。
- 秋採用で内定を掴むには評価されるポイントを押さえた対策を行う必要がある。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/