就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は人材紹介会社のベンチャー企業にはどんな企業があるのか調査しました。
また年収ランキングも可能な範囲で調査してみたので、人材業界に興味のある方はぜひ参考にしてくださいね!
人材紹介会社って非常に数が多いですよね!
そんな中で売上を伸ばしている成長ベンチャー企業にはどんな企業があるのか詳しく見ていこう!
- 人材紹介のベンチャー企業をまずは一覧で共有
- 今後の成長が期待される人材紹介会社のベンチャー企業【7社】
- 有名な人材紹介会社のベンチャー企業【5社】
- 人材紹介会社の年収ランキング
- 人材系ベンチャーはやめとけと言われる理由
- 人材系ベンチャーに入るメリット
- 人材系ベンチャーはこんな人におすすめ
- 本記事の要点まとめ
人材紹介のベンチャー企業をまずは一覧で共有
まずは、この記事でご紹介する人材紹介のベンチャー企業を一覧でまとめました!
知っている企業もあれば、初めて名前を聞く企業もあるでしょう。
気になる企業はぜひチェックしてみてくださいね。
【今後の成長が期待される人材紹介会社のベンチャー7社】
- Evand株式会社
- 株式会社ミギナナメウエ
- 株式会社ポテンシャライト
- レバテック株式会社
- 株式会社hitocolor
- フォースタートアップス株式会社
- プロトスター株式会社
【有名な人材紹介会社のおすすめベンチャー5社】
- 株式会社リソースクリエイション
- 株式会社ワークナビ
- 株式会社One's Will
- 株式会社Geekly
- 株式会社アカリク
なお、上記以外の人材紹介ベンチャーを探すなら「逆求人サイト」の利用は必須です!
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届く求人サイト。
企業側からアプローチできる仕組みなので、まだ知名度が高くないベンチャー企業も多く利用しているんですよね。
大手ナビサイトだけでは見つけきれなかった、穴場な優良企業と出会えることも少なくありません。
これまで200以上のサイトを見てきましたが、僕がいま就活生なら「キミスカ」を利用します。
キミスカはスカウトが3種類あるので、企業の本気度を見分けやすいのがメリット。
「ゴールド」と「シルバー」のスカウトのみに対応するのが、賢い立ち回り方ですよ。
また、僕の会社で運営している「ホワイト企業ナビ」は、一定の条件を満たした優良企業からしかスカウトが届かないので、こちらもぜひ併用してみてくださいね。
今後の成長が期待される人材紹介会社のベンチャー企業【7社】
もったいぶらずに早速おすすめの人材系ベンチャーを共有していきますね。
まず本章では、設立年度が比較的新しい人材紹介会社のベンチャーをピックアップしました。
各社の概要について、順に見ていきましょう!
【今後の成長が期待される人材紹介会社のベンチャー7社】
- Evand株式会社
- 株式会社ミギナナメウエ
- 株式会社ポテンシャライト
- レバテック株式会社
- 株式会社hitocolor
- フォースタートアップス株式会社
- プロトスター株式会社
① Evand株式会社
企業HP:Evand株式会社
本社:大阪
事業内容:人材派遣事業、人材紹介事業、SES事業、採用支援事業、アウトソーシング事業
【会社概要】
2020年設立の同社は「人が輝く、世界がかわる」をビジョンに掲げて、自分の意思で自在に選択できるキャリアやチャレンジの機会などを届けるサービスを提供しているベンチャーです。95%以上の定着率と年間2,000名を超える採用力を誇る人材派遣、3万5千名のデータベースを持つ人材紹介事業などを手掛けていますね。
平均年齢が25.2歳と若く、最年少で拠点長に抜擢された年齢が24歳など、年齢や経験に関わらず活躍しやすい環境が用意されています。平均残業時間も9.7時間/月と短めなので、プライベートの時間を十分確保しやすい点も魅力の1つでしょう。
② 株式会社ミギナナメウエ
企業HP:株式会社ミギナナメウエ
本社:東京
事業内容:採用コンサルティング事業、WEBマーケティング事業など
【会社概要】
「ビジネスを面白くをテーマに事業を作り続ける事業家集団」と説明する同社は、2018年設立のベンチャーです。ベンチャー・スタートアップ企業向けの採用支援サービスを中心に、ITとマーケティングを主軸として事業領域に関わらず複数のサービスを展開している会社ですね。
「一人一人が誇れる会社でありたい」というカルチャーを掲げていて、言語や性別・年齢などのバックグラウンドは関係なく互いを誇りに思える人たちの組織を目指しています。「日本を代表する会社へ」という熱い想いが込められたビジョンに共感できる人も、ぜひエントリーを検討してみてください!
③ 株式会社ポテンシャライト
企業HP:株式会社ポテンシャライト
本社:東京
事業内容:人事支援事業、採用支援ソリューション事業、人材紹介事業
【会社概要】
2017年設立の同社は「Grow Up Ventures」をミッションに掲げて、日本のスタートアップ企業の成長を支援する存在であり続けることで日本の成長に寄与したいと考える会社です。具体的には、採用コンサルやエージェント事業など採用にまつわるサービスを複数展開されていますね。
採用ノウハウやトレンド情報のほぼすべてを無償で外部公開しているのも、自社のビジョン達成の近道になると考えているからとのこと。トレンドの変化が早いスタートアップの採用を支援することに熱い想いを持つ同社に共感した人は、ぜひ個別により詳細な情報をチェックしてみてください。
④ レバテック株式会社
企業HP:レバテック株式会社
本社:東京
事業内容:システムエンジニアリング事業、IT・Web領域における人材紹介事業
【会社概要】
エンジニア・クリエイターに特化した人材関連サービスを提供する同社は、総合型人材企業であるレバレジーズのグループ会社として2017年に分社化して生まれた会社です。エンジニアなどを支援するなかで新しい可能性を生み出し、その先にあらゆる分野の企業や日本経済の成長を支援しようと活動する会社ですね。
具体的にはフリーランス向けのサービスと、正社員転職を考えている人向けにエージェントやスカウト型のサービスを提供しています。「関係者全員の幸福の追求」という同グループの企業理念に共感できる人は、ぜひ候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか。
⑤ 株式会社hitocolor
企業HP:株式会社hitocolor
本社:東京
事業内容:広告代理店業、コンテンツ・メディア事業、採用・面接コンサルティング、事業コンサルティング、有料職業紹介事業
【会社概要】
求人広告代理店事業を中心に「人」に関わる幅広い事業を展開する同社は、2016年設立のベンチャーです。せっかく仕事するなら楽しい方がいいという考えを持ち、世の中に溢れている「面白くない」をなくすことで個々人のワクワクを探すことに貢献しようと尽力する会社ですね。
「働くことにワクワクできる社会」を作り上げようとする同社は、仕事でも遊びでも何をするかより誰とするかを大事にしています。過去や他人ではなく、未来と自分を変えようとする同社の考えに共感できる人は、ぜひ積極的にエントリーしてみるとよいでしょう。
⑥ フォースタートアップス株式会社
企業HP:フォースタートアップス株式会社
本社:東京
事業内容:成長産業支援事業
【会社概要】
「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げる同社は、起業支援や転職支援などの事業を中心に活動する2016年設立のベンチャーです。「すべては日本の成長のため」という熱い想いを持って、成長産業領域における人の支援や資金支援を軸に活動している会社ですね。
日本の経済成長率は世界的に見ても最低レベルであり、だからこそ人生100年時代になった日本の社会で新しいことに挑戦するスタートアップが成長できる未来を目指されています。日本の進化や発展に貢献しようと尽力する同社に意義を感じた人は、ぜひ前向きに応募を検討してみてくださいね。
⑦ プロトスター株式会社
企業HP:プロトスター株式会社
本社:東京
事業内容:起業家と投資家のマッチングサービス「StartupList」の運営など
【会社概要】
「挑戦者と共により良い時代をつくる」をミッションに掲げる同社は、スタートアップや起業家・企業の新規事業担当者といった挑戦者を支援しているベンチャーです。具体的には、起業家と投資家が互いの情報を検索できるサービスや国内最大級の起業家支援メディアなどを運営している会社ですね。
イノベーションを生み出そうとする挑戦者同士を結びつけることは、よりよい未来を作ることや社会問題を解決することにつながると考えられています。挑戦者を支援することが大好きなメンバーが集まるチームに魅力を感じる人は、ぜひ就職先の候補として検討してみてください!
ひと口に人材紹介会社といっても、事業内容を見るとさまざまだとわかりますね。
対象やサービスへの想いを見ていくと、自分はどの企業のどんな考えに共感できるかを考えるヒントが得られるはずだよ!
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで○を紹介してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
有名な人材紹介会社のベンチャー企業【5社】
次にこの章では、その他に有名な人材紹介会社のおすすめベンチャーを紹介します。
同じく各社の概要を整理したので、順に確認していきましょう!
【有名な人材紹介会社のおすすめベンチャー5社】
- 株式会社リソースクリエイション
- 株式会社ワークナビ
- 株式会社One's Will
- 株式会社Geekly
- 株式会社アカリク
① 株式会社リソースクリエイション
企業HP:株式会社リソースクリエイション
本社:東京
事業内容:人材ソリューション事業、SNS事業、マーケティング事業、クリエイティブ事業
【会社概要】
2015年設立の同社は求人広告代理店業を主軸に、SNS採用に特化した自社サービス「エアリク」など業界に先駆けた取り組みをすることで成長を続けている会社です。「目指される企業になること」を目標としており、採用に関する事業に限定せず社会のインフラとなるサービスを創り出そうとしている会社ですね。
まさに成長フェーズにある会社ですが、だからこそめんどくさいルールなどがなく新たに入社する人と一緒に創っていこうという考えを持たれています。人材採用に関わる事業をしていることもあって、ミスマッチが起こらないように自社の採用もされているので、少しでも関心を持った人はぜひチェックしてみてください。
② 株式会社ワークナビ
企業HP:株式会社ワークナビ
本社:愛知
事業内容:一般労働者派遣業
【会社概要】
「ハタラクを通じて人が成長し、全ての人が輝ける社会の実現」をミッションとする同社は、日本一価値ある派遣会社を目指して活動する人材紹介会社です。スピーディーな対応や集客力・提案力の高さを強みとして、人材派遣という価値を提供しているベンチャーですね。
創業以来売上は増加中であり、5年後の株式上場を目指してさらなる成長を続けています。人手を求める企業と仕事を探す求職者のマッチングを支援したい人はもちろん、名古屋に本社があることに魅力を感じる人にもおすすめの選択肢といえますね。
③ 株式会社One's Will
企業HP:株式会社One's Will
本社:東京
事業内容:営業アウトソーシング、コールセンターアウトソーシング、セールスサポートアウトソーシング、人材派遣業、情報通信工事業
【会社概要】
社名に「従業員皆の明日を創造できるような会社にしたい」という想いを込めている同社は、2011年に設立された人材系ベンチャーです。三方良しの考えも大事にしていて、その先に社会に貢献することで従業員は誇りを持つことができ、会社の正しい在り方に近づくことができると考えて事業を展開されていますね。
具体的には、人材派遣や人材紹介をおこなう人材ソリューション事業を中心に事業を展開されています。人と企業とその先の利益をつなごうという想いで活動する同社に関心を持った人は、ぜひ候補の1つとして検討してみてくださいね。
④ 株式会社Geekly
企業HP:株式会社Geekly
本社:東京
事業内容:IT/Web/ゲーム業界専門特化 人材紹介
【会社概要】
「IT採用のインフラになる」をビジョンに掲げる同社は、ギークリーに相談すれば転職できる/採用できると思われるような、IT転職・IT人材採用で欠かせない存在を目指して活動するベンチャーです。日本のIT産業が世界に誇れる存在になるために、成長意欲の高いIT企業と人材のマッチングを支援している会社ですね。
切磋琢磨できるように組織で勝つことを大事にしていたり、質問やフィードバックすることが当たり前というカルチャーがあったりと、成長できる文化が醸成されています。ナレッジを共有するためにクラウドマニュアルや社内プラットフォームも用意されているので、これらの環境に魅力を感じる人にもおすすめですね。
⑤ 株式会社アカリク
企業HP:株式会社アカリク
本社:東京
事業内容:有料職業紹介業、労働者派遣業、教育研修セミナーの企画及び実施など
【会社概要】
「知恵の流通の最適化」を理念とするアカリクは、大学院人材の採用支援、大学院生の就職・キャリア支援や研究・教育支援などを手がけるベンチャーです。大学院や研究機関で生み出される知恵を社会や産業につなぐことで価値を創出するために、採用支援などを通じて知恵を流通させようと尽力している会社ですね。
大学院生のキャリアの選択肢を増やすことは、大学院に進学する人を増やすこと、そしてその結果日本の研究レベルが上がることに寄与すると考えられています。他社とは別の起点で人材サービスを運営されているので、同社の想いに意義やモチベーションを感じる人はぜひエントリーを検討してみてください!
事業内容だけでなくビジョンやミッションなどを見ると、各社がどんな想いを持って活動しているかがよく伝わってきますね!
理念に共感できる会社とはきっと相性がよいはずだよ。社会的意義を感じる事業には自然とやりがいも感じられるはずだし、相性を判断する際にはぜひ確認しておこうね!
人材紹介会社の年収ランキング
続いてこの章では、人材紹介会社の年収ランキングを共有しますね。
人材紹介会社のなかでも、給料の高い会社はどこかが気になる人は多いかと思います!
今回は、有価証券報告書のデータをもとに平均年収ランキングを作成しました。
企業名 | 平均年収 | 対象期 |
---|---|---|
株式会社リクルートホールディングス | 997万円 | 2022年3月 |
株式会社平山ホールディングス | 853万円 | 2022年6月 |
株式会社ジェイエイシーリクルートメント | 846万円 | 2022年12月 |
パーソルホールディングス株式会社 | 727万円 | 2023年6月 |
WDBホールディングス株式会社 | 694万円 | 2023年3月 |
フォースタートアップス株式会社 | 654万円 | 2023年3月 |
株式会社ウィルグループ | 651万円 | 2023年3月 |
テクノプロ・ホールディングス株式会社 | 629万円 | 2022年6月 |
nms ホールディングス株式会社 | 620万円 | 2023年3月 |
シリコンスタジオ株式会社 | 588万円 | 2022年11月 |
リクルートなどの大手企業だけでなく、フォースタートアップスのような設立年度が比較的新しい会社もランクインしていましたね。
企業選び時に年収の優先順位が高い人は、ぜひ上記も参考にしてみてください!
またベンチャー企業の探し方について、別記事で解説しています。
自分に合ったベンチャー企業を探すためにも、探し方は網羅しておいてください。
» 【ベンチャー企業の探し方9選】新卒におすすめの方法を就活マンが解説!
やはりリクルートは人材系企業のなかでも圧倒的に高待遇なんですね。
高年収の人材紹介会社で働きたい思いが強い人は、上記のランキングもぜひ参考にしてみるといいよ。
人材系ベンチャーはやめとけと言われる理由
次にこの章では、人材系ベンチャーはやめとけと言われる理由を紹介します。
入社して後悔することがないように、就職先の候補となる業界に対するネガティブな声は事前に把握しておきたいですよね。
大きく3つの理由があげられるので、順に確認していきましょう。
なお、人材業界はやめとけと言われる理由は「【人材業界はやめとけ?】人材はブラック業界なのか徹底解説!」でも詳しく共有しています!
【人材系ベンチャーはやめとけと言われる理由】
- 参入障壁が低く競合が多くなりやすいから
- 業務内容が単純でやりがいを感じにくいから
- 心理的なプレッシャーを感じる場面が多いから
理由① 参入障壁が低く競合が多くなりやすいから
人材紹介などの業界は、新規参入のハードルがあまり高くありません。
これは、別の業界との比較をするとすぐ理解できるかと。
たとえば製造業やメーカーを考えると、新商品を開発〜製造/販売までおこなうためには新規で工場を設立する必要がありますよね。
設備投資だけでなく、製造するまでには原材料なども調達する必要があります。
一方で人材業界は、設備投資などの初期コストがかからない・少ないことが通常なので、新興企業も参入しやすいんですよね。
ただ、その分ライバルが増えやすいので競走が激化しやすいデメリットもあります。
だからこそ、売上や利益を安定させることに苦戦する企業も少なくないわけですね。
こういった会社では社員の待遇も微妙になりやすいので、参入障壁の低さは人材業界の懸念点として把握しておきましょう。
理由② 業務内容が単純でやりがいを感じにくいから
人材業界では、業務内容が単純化しやすいです。
営業であれば新規開拓が基本であり、テレアポと訪問の流れが続くことになります。
エージェント事業に関わる場合も、求職者との面談から就職・転職支援の流れを繰り返す形になりやすいんですよね。
もちろんこれらはあくまで傾向の話であり、企業によっても実態は異なります。
ただ、業務がパターン化されているとやりがいやモチベーションを感じにくいので、業界自体に悪いイメージを持たれることもよくあるわけです。
だからこそ、個人的には各社の事業内容だけでなくビジョンもチェックして、その先に届けたい価値に共感できるかを確認しておくことが重要と考えていますね。
人材業界を志望するなら、早期離職につながらないようにぜひ意識しておきましょう。
理由③ 心理的なプレッシャーを感じる場面が多いから
人材系の会社では、求職者と人材を求める企業との間に入ることが通常です。
もちろん理想は双方が完全に納得いく形でマッチングを支援することですが、実際は毎回うまくいくとは限りません。
つまり、クレームや厳しい要求などを受けることも少なくないわけです。
求職者を紹介する場合、その人の人生にとって本当にその会社はよいのか?を考えることになるので、責任の大きさからのプレッシャーもありますね。
ただ見方を変えると、大変さをモチベーションの材料にしたり、人生を変えるきっかけを与えられたりすることにやりがいを見出すこともできるかと。
逆に過度にプレッシャーに感じる人とは相性が悪い可能性があるので、人材系ベンチャーを志望する場合は自分に置き換えてイメージをしておきましょう。
またベンチャー企業は危ないとネット上で言われる理由については、こちらの記事で詳しく解説したので合わせて参考にしてくださいね。
» 【ベンチャー企業がマジで危ない5つの理由】志望前の注意点を解説!
業界自体の参入障壁が低いこと、業務内容が単純化しやすいことは事前に把握しておかないとミスマッチの原因にも発展しそうですね。
まさにそのとおりなんだよね。懸念点も事前に知っておけばギャップは少なくなるから、よいところだけでなく悪い声にも目を向けることが大切だよ!
人材系ベンチャーに入るメリット
続いては、人材系ベンチャーに入るメリットを紹介します。
志望業界を決める上では、懸念点だけでなくよい面も押さえて総合的に自分との相性を判断することが重要ですよ。
ここでは僕が考える3つのメリットをまとめたので、ぜひ順に見ていきましょう!
【人材系ベンチャーに入るメリット】
- 成長スピードが早い環境に身を置ける
- 成果主義の会社では実績次第で高年収を期待できる
- キャリア選択という重要度の高いイベントに関われる
メリット① 成長スピードが早い環境に身を置ける
僕が最大のメリットと考えるのは、成長スピードが早い環境に身を置けることです。
人材業界に入ると新規開拓の営業を担当することが多いですが、1年目でも積極的なチャレンジを推奨されるので経験を積みやすいんですよね。
ベンチャーだからこそ、圧倒的な成果を上げる上司や先輩がいることもよくあります。
優秀な先輩などを見ながらどんどん失敗できる環境に身をおいていたら、嫌でも成長できることは間違いないですよね。
新規開拓営業が担当でなくとも、ベンチャーでは主体的な動きが強く求められるので、一般的な企業と比べると若手社員でも経験を積みやすいかと。
成長意欲の高い人にとっては、人材系ベンチャーはかなりよい環境といえます。
メリット② 成果主義の会社では実績次第で高年収を期待できる
人材系ベンチャーでは、成果主義の評価制度を採用されていることも多いです。
優秀な成績を残すことができたら、所定の給与に加えてインセンティブなどを支払われるイメージですね。
たとえば新規開拓営業で圧倒的な成績を残したら、成果に応じて収入に反映されます。
一般的な企業では年功序列がまだまだ残っているので、いくら成果をあげても大幅な待遇改善などは期待できないものなんですよね。
どちらを魅力的に感じるかは、もちろん人によって異なります。
でも、安定志向というより自分が成果を上げることで評価される環境に身を置きたい人は、ベンチャー企業のほうが相性がよいといえるでしょう。
メリット③ キャリア選択という重要度の高いイベントに関われる
人材会社では、人の就職や転職活動のサポートをすることが多いです。
仕事って人生のなかでも多くの時間を費やすものなので、どんなキャリアを選択するかは、つまりどんな生き方をするかの選択ともいえるかと。
この重要度の高いキャリア選択に関わる仕事は、それだけやりがいも大きいです。
極端な話、誤った会社や仕事を選ぶとメンタルを病むなどの事態にも発展してしまう恐れがありますからね。
逆にポジティブに捉えると、人の人生を幸福にするためのサポートともいえるかと。
人生のなかでも重要度の高いキャリア選択に関われることは、人材系ベンチャーで働く魅力といえるでしょう。
▼ベンチャー企業に就職するメリットとデメリットを更に詳しく解説した記事
» 【ベンチャー企業に就くメリット11選】デメリットも徹底解説!
たしかにキャリア選択は人生を大きく左右するような大切なイベントですね。その選択をサポートできることは、人材系ベンチャーで働く特権といえそうです。
人材系ベンチャーはこんな人におすすめ
最後に本章では、人材系ベンチャーがどんな人におすすめか?を共有します。
懸念点やメリットも踏まえて、結局自分との相性はどうなんだろう?と悩んでいる人もいると思いますからね。
僕が考える要素は3つあるので、もし迷っている人がいたらぜひ参考にしてください!
【人材系ベンチャーはこんな人におすすめ】
- 人の人生をよくするサポートがしたい人
- コミュニケーション能力に自信がある人
- 成長意欲や独立志向が強い人
特徴① 人の人生をよくするサポートがしたい人
人材系ベンチャーでは、就活や転職をサポートする機会が多々あります。
本当に相性のよいマッチングをサポートできれば、求職者と企業側の両方から感謝の言葉を直接もらえることも多くありますね。
ただ、人の人生をよくしたい想いがない人はモチベーションがわきにくいかと。
反対に人をサポートすることが好きな人、自分だけでなく他人の人生をよくすることにも関心がある人とは相性がよいと思います。
根本的な話ですが、人をサポートすることにモチベーションを感じない人はなかなか力を発揮しにくいかもしれません。
人材系ベンチャーを受けるなら、大前提としてこの点の相性を判断しておきましょう。
特徴② コミュニケーション能力に自信がある人
人材系の会社は、コミュニケーション能力が優れた人と相性がよいです。
業界自体が常に人と関わる仕事ですし、円滑にコミュニケーションできないと企業側や求職者側の希望や本音を引き出すこともできません。
仮に自分が求職者の立場で人材紹介サービスを利用するとして、円滑に会話できない人が相手だったら本音を打ち明けようとは思えないですよね。
これはほかの場面でも同様で、とくに人と関わる機会が多い人材系ベンチャーでは会話力のなさが仕事力に直結しやすいです。
コミュニケーション能力に自信がある人は、自然と仕事で成果を出しやすいでしょう。
特徴③ 成長意欲や独立志向が強い人
人材紹介系のベンチャーは、成長意欲や独立志向が強い人にも向いています。
成長スピードが早い環境ですし、年齢や経験を問わず多くのチャレンジができるので、入社1年目からでも成長しやすいんですよね。
所属する会社や事業にもよりますが、業務を通じて得た知見をもとに独立してビジネスを立ち上げられる可能性もあるかと。
とくに成長フェーズのベンチャーで働いていると、事業が成長する過程を間近で見られるので、自分が起業する際にも活かせることが多々あるんですよね。
将来を考えたときに成長や独立に関心が強い人は、人材系ベンチャーへの就職をぜひ検討してみてください!
人材系の会社なら、人の人生のサポートに関心があること、コミュニケーション能力が優れているかどうかはやはり重要になるよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
人材紹介会社のおすすめベンチャーや年収ランキング、やめとけと言われる理由や入社メリットなどについて網羅的に共有しました。
人材系ベンチャーには参入障壁が低い、業務内容が単純といった懸念点があります。
一方で、人生のなかでも重要度の高いキャリア選択に関われたり、成長環境に身を置けたりするなどのメリットもあります。
これらを総合的に考えて相性がよいと感じた人は、本気で入社を目指すべきですよ。
事業内容だけでなくビジョンなどにも共感できる企業とはかなり相性がよいはずなので、ぜひ本心で魅力的に感じる人材ベンチャーを探してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【これから伸びるベンチャー企業32社】最大手就活ブロガーが厳選!」や「【ベンチャー企業一覧表】179社のベンチャー企業を徹底解説」も読んでみてください。
成長が期待されるベンチャーの特徴、具体例を共有しています。
ベンチャー企業を選ぶ際の注意点、どんな人におすすめか?なども共有しているので、ぜひあわせて一読してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 各社の想いを知るために、事業内容だけでなくビジョンやミッションも見るべきである。
- 業界自体の参入障壁が低いこと、業務内容が単純化しやすいことでやめとけと言われることがある。
- 重要度の高いキャリア選択を支援できることは、人材系ベンチャーで働く特権ともいえる。
- コミュニケーション能力、成長や独立意欲などが高い人とも人材系企業は相性がよい。