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「求める人物像」を就活生はどう認識し活用すべきかという話。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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皆さん、こんにちは!スタバに行けずに鬱になりそうな、就活マンです。

 

企業が設定している「求める人物像」ってありますよね。

これに関して理解を深めておくことは、重要だよって話を今日はします。

 

ポイントは求める人物像を把握して、“合わせにいくこと”ではありません。

大事なのは求める人物像を把握して、“自分のどの能力が一番刺さりやすいかを考えること”にあります。 

企業が求める人物像はどんな人が多いのか?

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まずは2016年にマイナビが発表したデータを見てみましょう。

黒っぽい棒グラフが、新卒に対して求める能力を示しています。

 

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引用:「2016年マイナビ企業人材ニーズ調査」

 

見てみると、「志望動機」と「企業文化に馴染めそう」がダントツですよね。

要するに、志望度が高くて、適性が高い人材が企業からは求められる。

 

これは就活攻略論で何度も言っています!

志望度の高さを示すために、とにかく志望動機の質を高めることが重要。

 

そして、適性の高さを示すためにはありのままの自分を伝えること。

ありのままの自分を「合わない」と判断される分には、その企業の仕事内容と合わないだけなので割り切ってしまうのが一番です!

 

経団連発表の新卒に求める能力について

 

もっと最新のデータも見てみますか。

細かい能力を示したデータが良いですね。

 

経団連が発表した「企業が新卒に求める能力」が非常に参考になります。

文系と理系、それぞれに対してデータが出ています。

 

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上位の能力をまとめておきますね。

  • 主体性(これがダントツ)
  • 実行力
  • 協調性
  • 課題設定・解決力
  • 創造力
  • 論理的思考力

 

これらの能力を求める企業が非常に多いことを把握しておくことは重要。

なぜなら、ここに自分が当てはまる能力があれば、それをアピールする方が効果的だからです!

 

この経団連の調査結果は本当に参考になるから、保存しておくと良いよ!

求める人物像に寄せる必要はサラサラない 

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ちなみにこうして求める人物像の話をすると、嘘をつこうとか寄せようとする人がいる。

けど、それは全然意味なくて、人生を長い目で見ると不幸になる可能性が高いんですよね。

 

就活での選考は「企業と自分の相性チェック」である

 

受験勉強の感覚を持つ人が多いから、就活でも「他の就活生との競争」みたいな感覚になる人が多いけど、そうじゃない。

就活はその企業との相性チェックという面が強いんですよね。

 

例えば、どれだけ美人でも相手が「美人が苦手」という人なら合わない。

どれだけイケメンでも相手が「性格重視」であれば、合わないかもしれない。

 

これと同じように、就活も企業との相性をチェックすることが重要です。

 

嘘の性格で内定を取れば入社後に困る

これが分かっていると、嘘の性格で「求める人物像」に寄せていくことが無意味だと分かりますよね。

なぜなら、それで内定は取れても、実際はその企業の仕事内容や社員さんと合わない可能性があるからです。

 

ちなみに企業との合う合わないについては、就活生側からも判断しにいく姿勢が重要です。「ここ、自分に合うかな?自分の幸せの価値観を満たす企業かな?」って。

 

幸福度が高まる企業選びの軸については、別記事でまとめておきました。

まだ読んでない人は、これを読んで自分からも企業を判断できる目を備えておきましょう。

 

求める人物像だけを企業は求めていない

 

ちなみに複数人採用する企業の場合は、求める人物像はこれですよって公表していても、それ以外の人も求めています。

 

会社は組織であり、それぞれの役割が異なりますよね。

よって1パターンの性格の人だけを集めてもダメ。

いろんな性格の人が集まってこそ、会社には個性やアイデアが出るようになります。

 

なので、企業が設定する求める人物像を満たしてないからと言って諦める必要もありません。

 

求める人物像と一致していたら、それを全力でアピールする。

一致していなかったら、自分が最もアピールしたい、自分を示す個性だと思える部分を全力でアピールする。

これが非常に重要だと僕は考えています!

 

まずは経団連の調査にある上位能力の中に、自分が備える能力があるかを確認。

そのうえで自分が最も特化していると考える能力をどの企業にもアピールすれば良し!

企業が実際に掲げている「求める人物像」をまとめてみた

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企業が採用ページでどんな求める人物像を掲げているのか?

実際に見ていきましょうか。

 

▼東京ガスの求める人物像

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画像引用:東京ガス「求める人物像

 

東京ガスは求める人物像として、「チャレンジ精神」「自走性」「粘り強さ」「論理的思考力」の4つを掲げていますね。

 

たしかにどれも仕事をする上で重要になる能力ですね。

 

このように複数の能力を求める人物像として掲げている場合は、1つを決め打ちしてアピールした方が良いですよ。

様々な能力をアピールしすぎると、「自分は◯◯に特化している」という印象を付けることができず、どれも中途半端になりますからね!

 

▼ぐるなびの求める人物像

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画像引用:ぐるなび「求める人物像

 

続いて、ぐるなびが求める人物像は「理念に共感できる人」「自ら進んで主体的に行動できる人」「学ぶことができる人」「変化を楽しめる人」の4つです。

 

経団連の調査通り、ランキング1位の「主体性」が入ってきますね。

主体性がなくとも、他のどれかに当てはまれば、それをアピールすれば良いので「自分ならどれをアピールできるかな?」と考えて、その根拠を深堀りしておくことが重要ですよ。

 

▼ライオンの求める人物像

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画像引用:ライオン「求める人物像

 

続いて、ライオンが求める人物像は「熱い心と冷静な眼」「実現する強い意思」「創造力」の3つです。

 

最初の「熱い心と冷静な眼」というのは、やる気と冷静な判断力ということでしょう。

(大企業あるあるで、こうした分かりにくい表現をしていることが多いので、自分なりの言葉に直すのがおすすめ!)

 

これら3つの能力も経団連の調査結果の上位能力ですね。

あのデータはかなり正確と言えます。

 

▼ソフトバンクの求める人物像

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画像引用:ソフトバンク「求める人物像

 

最後、ソフトバンクは「変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人」を求める人物像として掲げています。

 

特に現代は、変化が激しすぎる時代です。

このソフトバンクが掲げる求める人物像は、どの企業にも当てはまる像だと言えますね。

 

ってことで、最後に結論!

 

【結論】

経団連が調査した「新卒に求める能力」のデータはめちゃくちゃ正しい。  

おわりに

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

求める人物像に関して、企業は新卒にどんな能力を求めているのか理解できたと思います。

 

かと言って、求める人物像に寄せる必要はないし、嘘をつくのはNGだという理解もしてくれたのなら嬉しいです。

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。