今回の記事では、マイペースを短所として語る方法をバシッと解説します!
(3パターンの回答例文や質を高める秘策、注意点などを共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
応募者の人柄や性格を把握するために、面接ではよく短所を質問されます。
そこで事前に対策するとき、マイペースなどの自分の弱みをそのまま正直に伝えてもよいかと判断に悩む人は少なくありません。
結論、個人的には短所は無理に長所化せず正直に伝えるべきと考えています。
短所の対策として「長所に言い換えて伝えましょう」などのアドバイスがよくありますが、僕としては断固反対の立場なんですよね。
この記事では、マイペースを短所としてOKな理由や回答例文・短所の回答の質を高める秘策などを紹介します。
マイペースを短所とする際のポイントや注意点も共有するので、同様の特徴を持つ人はぜひ最後まで目を通してみてください!
マイペースな性格の上手な伝え方が知りたいです。
短所として伝えるわけだから、伝える内容は非常に重要なんだ。しっかりとポイントを押さえれば評価にも繋がるから、ぜひ最後まで読んでほしい!
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(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけをめちゃくちゃ丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)
- マイペースを短所として伝えても問題ない理由
- マイペースを短所とする際の回答例文3選
- 短所の回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすべき
- そもそも短所を聞く企業側の意図とは?
- マイペースを短所として語る際のポイント
- 転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ
- マイペースを短所として語る際の注意点
- 補足:マイペースな人が抱かれやすいイメージとは?
- 本記事の要点まとめ
マイペースを短所として伝えても問題ない理由
冒頭でも共有したとおり、僕はマイペースを短所とするのはOKと考えています。
ただ、やはり一般的には「短所は長所化すべき」などといわれるので、なぜOKといえるのか?と疑問に思いますよね。
この根本の部分の理解が浅いと、面接の場でも自信を持って回答できません。
主な理由を簡潔に紹介するので、最初にさくっと見ていきましょう。
【マイペースを短所として伝えても問題ない理由】
- そもそも短所は正直に語るべきだから
- どんな人にも何らかの短所があるから
理由① そもそも短所は正直に語るべきだから
最大の理由は、そもそも短所は正直に語るべきと考えているからです。
というのも、短所を言い換えて無理やり高評価を受けると、本当は自分と相性が悪いような会社に入社してしまう可能性が高まるから。
視野を広げて就活全体の成功とは何か?を考えると、僕は「自分と相性がよい適性のある会社に入ること」だと思っています。
このゴールから逆算して考えると、短所は正直に語らないとむしろ自らミスマッチを起こす可能性を高めることになるんですよね。
自分の本当の短所を表面化せずに内定を得られたとしても、入社後に自分の力を発揮できず、すぐに辞めたくなってしまうかもしれません。
短期的に考えると「内定をもらう=絶対的なゴール」と捉えがちですが、長い目で見ると適性のある会社に入るほうが価値が高いわけです。
よってマイペースに限らず、自分の短所は正直に語るのがベストかと。
面接では、自分の人柄や性格を企業と共有→相性を判断する目的もあるので、本質的に考えるとやはり正直に伝えるべきだと僕は思いますね。
理由② どんな人にも何らかの短所があるから
2つ目に、短所はどんな人にも存在することがあげられます。
自分の短所となると否定的に捉えがちですが、人は誰しも弱みを持っているのでまったくネガティブになる必要はないんですよね。
あくまでも自分の特徴の1つとして捉えるのがよいかなと。
よって「自分はこういう人です」という情報を相手に共有するためにも、基本姿勢としては正直に伝えるのがよいかと思います。
もちろん伝え方などは別途検討する必要がありますけどね。
この記事を読む人も、もしかしたらマイペース以外に企業と共有すべき自分の弱みがほかにあるかもしれません。
一般的によくある短所は以下の記事でまとめているので、何となくで自分の短所をマイペースと思っていた人は一読することをおすすめします。
ミスマッチ防止のためにも自己分析の徹底は必須
マイペースに限らず、短所は正直に語るべきという考えを共有しました。
無理に長所化するなど自分を偽って伝えても、結果的にミスマッチにつながりやすいので、むしろ自分が損することになるんですよね。
よって、短所を聞かれたら自分の本当の弱みを伝えるのがベストです。
ただ、意外と自分の短所を何となくで捉えている人は少なくありません。
自分の短所を的確に認識するには深い自己理解が必須ですが、自己分析を何となくこなしている人は非常に多くいるんですよね。
そこでミスマッチを防止するためにも、短所を感覚的に決めていた人には自己分析を徹底的におこなうことをおすすめしたいです。
僕は、独自のテンプレートを使った8ステップの自己分析方法を紹介しています。
▼自己分析シートの完成例
具体的なやり方に関しては、ここで説明すると長くなってしまうので、別の記事でマンガを用いてわかりやすく解説しました。
自己分析は短所以外の自分の特徴を整理する上でも欠かせない作業なので、十分に取り組めている自信がない人はぜひ参考にしてみてくださいね!
自己分析シートも、以下の記事経由で無料でダウンロードできます!
たしかに自分の弱みだからこそ、正直に伝えないとミスマッチにつながりますね。短所は長所に言い換えるものだと思っていたのでとても驚きました。
僕の考えが絶対ではないけど、一般的なアドバイスが必ず正解ともいえないよ。ただミスマッチを防ぐためにも、やっぱり嘘をつかずに伝えるべきだと僕は思うね。
マイペースを短所とする際の回答例文3選
次にこの章では、マイペースを短所とする際の回答例文を紹介します。
「短所は正直に語るべき」という考えを理解できても、じゃあどうやって伝えたらいいの?と疑問に思いますよね。
ここでは、3パターンにおける回答例文を用意しました。
参考までにNG例文も共有するので、マイペースを短所とする人はぜひ参考にしてみてください!
【マイペースを短所とする際の回答例文】
- 自分のペースで物事を進めてしまう
- 慎重な行動になりやすい
- 自分に集中して周囲が見えないことがある
例文① 自分のペースで物事を進めてしまう
【例文】
私の短所は、マイペースなところです。自分のペースで物事を進めてしまうことがあり、たとえば複数人で旅行したとき、自分のペースで観光していて予定より時間が不足することがありました。
しかし社会人として仕事をこなす上では、自分のペースを重視していると業務が遅れてしまったり、周囲に迷惑をかけてしまったりするかもしれません。
よって、複数人で旅行するときは予め訪れたい観光先の優先度を決めておくなど、どんな物事にも優先順位をつけて計画的に取り組むことで改善しようと現在行動しております。
短所の伝え方としては、上記の構成が個人的にベストと考えています。
「正直に短所をズバッと+具体的なエピソード+改善策を実施している」という流れで伝えるイメージですね。
正直に弱みを語りつつ、改善に向けて行動している旨も話すことで、自分の短所に問題意識を持っていることを伝えられます。
ひと口にマイペースといっても種類があるので、具体例を添えてイメージを膨らませてもらうことも大切ですね。
例文② 慎重な行動になりやすい
【例文】
私の短所は、マイペースなところです。慎重な行動になりやすく、飲食店でのアルバイトではドリンク作成の業務でマニュアルを確認しすぎてほかの人より提供に時間がかかることがありました。
慎重に行動するとミスを減らせるとはいえ、効率化の観点でいうと丁寧すぎることはもったいないですし、社会人になってからも迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
よって、飲食店のドリンク作成では空き時間にマニュアルを確認したりボトルの配置を最適化したりと、仕事の重要事項や期限を考える癖をつけることで改善できるように現在取り組んでおります。
2つ目の例文でも、前述の構成をベースにして文章を考えました。
マイペースのなかでも、慎重になりやすいことを題材とするケースですね。
具体例としては、アルバイトの経験でも旅行のようなプライベートの経験でも、イメージが膨らむものなら何でも構いません。
後半部分で改善のためのアイデアをさらっと述べておくと、問題解決能力をアピールできるので欠かさず伝えるべきですね。
例文③ 自分に集中して周囲が見えないことがある
【例文】
私の短所は、マイペースなところです。自分に集中して周囲が見えないことがあり、大学のゼミでは自分の研究に夢中になりすぎて、全体で協力してこなすべき作業を無意識的に周囲に任せてしまうことがありました。
しかし会社では自分ひとりで完結する仕事は少ないと思うので、ときに周囲が見えなくなることは改善すべきと考えています。
よって大学の研究室ではメンバー全員と話す時間を毎日設けるなど、関係者とのコミュニケーションを意識的に増やすことで自分の課題を改善しようと現在取り組んでおります。
この例では、大学の研究室の活動をエピソードに用いました。
日常にある些細な話ですが、周囲が見えなくなることはイメージしやすいですよね。
その後の構成は前述と同じで、問題意識を感じていること・具体的にどんなアイデアを持って取り組んでいるかを述べました。
回答としては短めですが、面接官が気になれば追加で質問されるはずなので、これくらい簡潔に話すのがよいと僕は思いますね。
NG例文
【NG例文】
私の短所は、マイペースなところです。自分のペースで行動する傾向があり、これまでを振り返っても周囲に迷惑をかけてしまうことがありました。
しかし自分のペースで行動できることは、周囲の影響を受けず常に自分の力を発揮できることともいえるので、むしろよいことだと考えています。
御社に入社することができた暁にも私のこの特徴をうまく活かして、自分の力を最大限に発揮し続けることで利益拡大に貢献したいと思います。
NG例文では、自分の短所を正当化する形で文章を作成しました。
この例では「周囲に迷惑をかけるのは仕方がない」といっているようなものなので、やはり印象はよくないですよね。
また、短所のイメージを膨らませる具体例もないので「自分のペースで行動する傾向とはどんな行動なのか?」が伝わりません。
NG例なのでやや極端な内容ではありますが、マイペースを短所とする回答を考える際にはぜひあわせて参考にしてみてください。
文字数は思っていたより少なめでしたが、簡潔ながらも必要な情報が入っていますね。
面接では説明能力の高さも確認されているから、簡潔に話すことも重要なんだ。長く話せばよいなんてことはないから、どんな情報が必要か?も十分考えるといいよ!
短所の回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすべき
続いて本章では、短所の回答の質を高める方法を共有していきます。
前述の例文や構成を参考にするだけでもある程度の回答は作れますが、それだけでよい評価を受けられるとは限らないんですよね。
結論、回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすことをおすすめします。
僕はこれまで数多くの就活生を見てきましたが、やはり順調に選考を突破する人はもれなく面接の場数を多くこなしているんですよね。
冷静に考えると当たり前の話ですが、回答だけ考えて本番に臨む人より、事前に模擬面接をこなしている人のほうが力を発揮しやすいわけです。
ただ、模擬面接をしたほうがいいとは思っていても、お願いするいい感じの相手がいなくて諦めている人が少なくないんですよね。
大学のキャリアセンターが身近な相談相手ですが、意外と距離を感じるものですし、何回も模擬面接をお願いするのはあまり現実的でありません。
そこで僕がおすすめしているのが、無料で使える就活エージェントです。
就活エージェントとは、完全無料ながら次のような支援をしてくれるサービスのこと。
(転職者の方におすすめのサービスは「転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ」で共有しています!)
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
求人紹介からES添削・面接対策まで、内定獲得に必要なことであれば幅広く支援してくれるようなサービスですね。
面接対策もサポート内容として用意されているので、模擬面接をお願いする相手としてまさにぴったりなんです。
しかも相手は就活支援のプロなので、短所に限らず面接で頻出の質問に対しても的確なアドバイスをくれるんですよね。
企業ごとに過去の面接質問集なども持っていて、情報があれば応募企業で聞かれる可能性が高い質問なども共有してもらえます。
▼就活エージェント利用者の声
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。
そんな僕が今就活生なら、まずは「ミーツカンパニー就活サポート」と「
キャリアチケット」に登録するかと。
その上で「イロダスサロン」も使ってさらに就活を効率化させますね。
上記より知名度が高いものもありますが、知名度と質は必ずしも比例しないので、3つのように利用者の口コミが優れたものに登録すべきです。
いずれもオンライン対応なので、全国の就活生が利用できますよ。
ちなみに、就活エージェントは3つ以上を同時に利用すべきです。
サイトに登録すると専任の担当者がつくのですが、3つ以上を使ったほうが自分と相性がよい人・微妙な人を見極めやすいからですね。
▼就活エージェントを複数併用すべき理由
上記の3つ以外におすすめの就活エージェントは別記事でまとめました。
ほかの選択肢も知った上で登録先を決めたい人は、ぜひあわせてご覧くださいね。
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そもそも短所を聞く企業側の意図とは?
次にこの章では、短所を聞く企業側の意図を共有します。
短所に限らず、面接官に評価されるような回答をするには、企業側が質問する意図を把握しておくことが重要なんですよね。
短所に関しては大きく3つの意図が想定されるので、回答を考える際の参考にするためにも把握しておくとよいでしょう。
【短所を聞く企業側の意図】
- 業務に支障が生じる短所がないか確認したい
- 問題解決能力があるかを探りたい
- 自分を客観視できているか確認したい
意図① 業務に支障が生じる短所がないか確認したい
1つ目は、業務に支障が生じる短所がないか確認する意図です。
業務種類によって必要な能力・相性が悪い能力などはあるので、短所を聞いて致命的な要素がないかチェックしているわけですね。
この点を考えると、もし志望度の高い会社を受けるときは「短所を正直に伝えると通過率低下につながるのでは?」と思うかもしれません。
しかし本質的に考えると、やはり本当は適性がないような会社・業種で採用されても自分が苦しむだけなので、正直に伝えるべきといえるかと。
企業側もミスマッチはなくしたいと思っているので、明らかに相性が悪そうな短所を持つ人は省きたいと考えているわけですね。
企業側が必要とする情報を提供するためにも、無理に長所化するなどはやはり避けるべきといえるでしょう。
意図② 問題解決能力があるかを探りたい
2つ目に、問題解決能力があるかを探る意図が考えられます。
短所は生まれもった特徴の1つなので、短所を持つことは悪いことではありません。
ただ、短所があると不利に働いたり周囲に迷惑をかけたりする物事もあるので、これらを改善しようと努力することも大切なんですよね。
そこで短所の改善に向けて行動しようとしている姿勢を見せると、企業側は問題解決能力があると評価してくれます。
そもそも会社では問題に直面し続けるので、困難に対応できる力があるかどうかは採用を決める上でもポイントになるんですよね。
よって短所を聞かれたら、単に自分の弱みだけを伝えるのではなく、問題意識があること・改善策もセットで語るのがよいかと。
改善策などは無理に長所化すると伝えられない内容なので、ほかの応募者と差別化する上でも有効なアイデアといえますね。
意図③ 自分を客観視できているか確認したい
3つ目は、自分を客観視できているか確認する意図です。
基本的に仕事は自分ひとりでは完結させられないので、社会人には自分や物事を客観的に捉える能力が求められます。
そして短所は、この客観視する能力の有無を確認する上でぴったりなんですよね。
自分の短所を的確に認識するには、普段から自分を俯瞰して見る必要があります。
自分視点でしか捉えられていないと、他者と比較したときの自分の弱みとなる部分は見えてこないですからね。
短所を回答する際、イメージを膨らませられる具体的なエピソードが出てくるかどうかも、意外と能力の判定材料にされているものですよ。
面接では、細かい表現が積み重なって全体の印象を評価されているので、客観視が苦手な人は日頃から意識を変えてみるとよいでしょう。
短所という質問1つでも、企業は複数の意図を持って聞いているのですね。
そうなんだよね。企業側の視点も持っておくと何を語るべきかも考えやすくなるから、短所に限らず面接官の質問意図は意識しておくといいよ。
マイペースを短所として語る際のポイント
続いては、マイペースを短所として語る際のポイントを紹介します。
重複する内容も含みますが、これらのポイントを押さえていないと短所の回答でよい評価は受けられません。
いずれも簡潔に紹介するので、さくっと確認していきましょう。
【マイペースを短所として語る際のポイント】
- 短所をイメージできるような具体例を交える
- 改善策を実行していることも同時に伝える
- 無理に長所に言い換えて伝えようとしない
ポイント① 短所をイメージできるような具体例を交える
短所を語るときは、その短所がイメージできるような具体例を交えましょう。
前述の回答例文でも、次のようなエピソードを交えていました。
【マイペースをイメージできるような具体例】
- 複数人で旅行したとき、自分のペースで観光していて予定より時間が不足した
- 飲食店のドリンク作成業務で、マニュアルを確認しすぎてほかの人より提供に時間がかかった
- 大学のゼミで自分の研究に夢中になって、全体で協力すべき作業を周囲に任せてしまった
自分の弱みだからこそ、曖昧に伝えてさらっと流したいと考える人もいるかもしれません。
でも、面接では説明能力の高さも確認されているので、短所の質問に対しても論理的に丁寧に説明したほうがよいんですよね。
普段から自分を客観視できていれば、何らかの経験が頭に浮かぶはずです。
逆に、具体例が出てこないものは短所としては微妙の可能性もあるので、改めて自己分析に取り組むのがよいでしょう。
ポイント② 改善策を実行していることも同時に伝える
短所を聞かれたら、改善策を実行していることも伝えるとよいです。
単に短所だけ伝えると「結論はわかったけど、その短所があることを何とも思っていないの?」と疑問に思われる可能性がありますからね。
前章で共有したとおり、短所の質問では問題解決能力も探られているので、この点を考慮しても改善策を伝えるのは必須といえるかと。
短所を長所化して堂々としている人よりも、自分の問題点として認識して改善しようと考えている人のほうが魅力的に見えるものですよ。
伝え方としては、自分の失敗談を改善するためにどうすべきか?を考えて、そのアイデアを実行している旨を語るのがよいかと思います。
前節の3つ目の例に対しては「大学の研究室ではメンバー全員と話す時間を毎日設けるなど、関係者とのコミュニケーションを意識的に増やしている」などですね。
ほかの事例においても、例文内で同様の方法にて改善策を伝えています。
伝え方を考えるのに苦戦した場合は、ぜひ僕のアイデアを参考にしてみてください。
ポイント③ 無理に長所に言い換えて伝えようとしない
何度も伝えていますが、短所を無理に長所に言い換えるのはやめましょう。
自分を偽って高評価を受けても、ミスマッチの可能性を高めるだけだからです。
そもそも自分が伝えた短所をどのように捉えるかは、企業によって異なります。
相性が悪い短所であればネガティブに捉えられますが、業務上関係が薄い短所であればとくに否定的には捉えないはずです。
なかには短所の裏返しとなる長所として捉え、むしろよい評価を下す企業もあるかもしれません。
よって応募者側としては、問題意識があることや改善策も伝えつつ短所を正直に話すのがやはりベストかと思います。
一般的には長所化して話す人が多いからこそ差別化にもなるので、本質を考えて回答を用意することを僕はおすすめしますね。
短所を語るときは、具体的なエピソードと改善策をセットで伝えるとよさそうですね!
企業側の立場を想像すると、やはり「結論+具体例+改善策」の流れで説明するのがよいと思うよ!
転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ
この章では、転職者向けに弱みの回答の質を高める対策を共有しますね。
結論、転職者は転職エージェントを使って模擬面接をこなすのがおすすめです。
就活エージェント同様、転職エージェントは無料で内定獲得をサポートしてくれます。
ゆえに面接対策も当然サポート対象に含まれており、こちらが依頼をすれば模擬面接にも何度も対応してくれるんですよね。
就活でも転職でも、面接の通過率を高めたいなら場数を踏むしかありません。
その点でエージェントは相性がよい存在ですし、転職支援のプロとして的確なアドバイスもくれるので回答のブラッシュアップもできますよ。
もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「
UZUZ(ウズウズ) 」を利用します。(理系出身者であれば「
UZUZ(理系特化)」を併用するかと。)
ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。
いずれも利用者の口コミが優れている=質が高いと予想できるので、もっと知名度が高いサイトもほかにありますが、僕だったら上記を利用します。
なお、僕が考える転職を成功させるコツは、以下の記事でまとめました。
「ホワイト企業の内定を得る」という視点でポイントを共有しているので、興味のある人はぜひあわせてご覧くださいね。
回答の質を高めるには、プロから客観的な意見をもらうのがベスト。模擬面接で場数を踏めば本番でも力を発揮しやすくなるし、転職を成功させたいなら取り組まない理由はないよ。
マイペースを短所として語る際の注意点
次にこの章では、マイペースを短所として語る際の注意点を紹介します。
基本的な内容ですが、短所の回答を事前に考える際には意識すべき内容ですね。
以下の内容について、順に見ていきましょう。
【マイペースを短所として語る際の注意点】
- 長所と矛盾が生じないようにする
- 周囲に迷惑をかけたエピソードは語らない
注意点① 長所と矛盾が生じないようにする
短所を語る際は、長所と矛盾が生じないように注意すべきです。
マイペースを短所とするなら、協調性がある・視野が広いなどは長所とはしないイメージですね。
正反対のような内容を長所・短所とすると、面接官はどちらが本当?と疑問に思いますし、一貫性がないと感じるかもしれません。
するとどちらの回答も説得力が薄くなるので、結果としてあまりよい評価を受けられない可能性が高いんですよね。
よって短所の回答を考える際は、長所と矛盾がないかも考慮すべきかと。
何も意識していないと矛盾が生じてしまうことがあるので、注意点としてぜひ押さえておいてくださいね。
注意点② 周囲に迷惑をかけたエピソードは語らない
2つ目の注意点は、周囲に迷惑をかけたエピソードは語らないこと。
マイペースなどの短所を語るときは具体例を述べるべきと共有しましたが、人に迷惑をかけたエピソードは用いないのが無難です。
もちろん程度の問題はあるので、影響が軽めのものであれば問題ありません。
ただ、明らかに自分の落ち度で大きな迷惑をかけた経験は、純粋に会社に入っても微妙と捉えられる可能性があるんですよね。
このあたりの基準は曖昧ですが、可能であれば自分の不注意で自分にのみ悪影響が生じた経験を採用するのが理想です。
回答時に話す失敗談を吟味する際は、判断材料の1つとして検討してみてください。
たしかに、長所との矛盾があると説得力が薄れてしまいますね。
無意識だと矛盾することがあるから、事前に回答を考えるときは意識しておくといいよ!
補足:マイペースな人が抱かれやすいイメージとは?
最後にこの章では、マイペースな人が抱かれやすいイメージを紹介します。
一般的にどんなイメージを持たれやすいか?を知っておくと、マイナス評価に直結するような回答を避けやすくなるんですよね。
【マイペースな人が抱かれやすいイメージ】
- 自分の考え方を大切にしている
- 時間にルーズ
- 周りとの協調性に欠ける
- マネジメントが難しい
客観的な視点も考慮して回答を考えるためにも、マイペースな人に対して企業が抱くイメージを知っておいて損はありません。
とくに自分を俯瞰して捉えるのが苦手な人は、上記のイメージも考慮して短所に対する回答を考えるとよいでしょう。
自分にとって当たり前のことは認識が難しいけど、客観的な視点を持つことは大切。独りよがりな意見を語らないためにも、世間的な見られ方も把握しておこうね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
マイペースを短所としてOKな理由や回答例文、短所の回答の質を高める秘策などについて網羅的に解説しました。
ミスマッチを防止する意味で、短所は正直に語るのがベストです。
正直に伝えると適性のない会社に合格するのは難しくなりますが、本質的に就活の成功を考えると結果として自分のためになりますよ。
もちろん僕の考えが絶対ではないですが、一般的によくいわれる「短所は長所に言い換えるべき」などの意見が必ず正しいともいえません。
もし僕の考えに同意できた人がいたら、記事内で共有したエージェントを活用するなどして、ぜひ心から納得できる企業の内定を勝ち取ってくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【長所一覧表】30の長所と“それぞれのアピール方法”を解説!」も読んでみてください。
短所と同じく高頻度で質問される長所について、就活生・社会人がアピールできる強みを30個まとめています。
矛盾が生じないように短所と長所はセットで整理しておくべきなので、まだ長所を明確化できていない人はぜひあわせてご覧くださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 自分と相性が悪い会社に入らないためにも、短所は正直に伝えるべきである。
- 短所を語るときは「結論+具体例+改善策」の流れがおすすめである。
- 短所の回答の質を高めたいなら、就活・転職エージェントを使って模擬面接をこなすとよい。
- ミスマッチの可能性が高まるので、短所を無理に長所化するのはおすすめしない。
- マイペースを短所とするなら、協調性がある・視野が広いなどを長所とするのは避けるべきである。