就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は一般消費者をお客さんとするBtoC企業に就職するのはやめておくべきか、徹底考察していこうと思います。
実際にネットを見ていると「BtoCに就職するのはマジでやめとけ」という声も多い。
ではなぜBtoC企業に就職するのはやめとけと言われるのか、その理由や、むしろ向いている人の特徴はないのかまで深掘りしていきますね。
BtoCかBtoBどちらに就職しようか迷っている人は、ぜひ読み込んでください!
BtoC企業の方が利益率が低い傾向にあって大変だという声を聞いたことがあります!
具体的になぜBtoC企業に就職するのはやめとけと言われるのか、BtoC企業に就職するデメリットを一緒に見ていこう!
- BtoCはやめとけと言われる理由【5選】
- 【結論】BtoC企業への就職はやめておくべきか?
- そもそも「BtoC」と「BtoB」とは何か?
- BtoC企業に就職するメリット
- BtoB企業に就職するメリット・デメリット
- BtoC企業に向いている人の特徴【3選】
- BtoB企業に向いている人の特徴【3選】
- 「BtoC or BtoB」の選択で後悔しないためのポイント
- 「BtoC やめとけ」と調べる人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
BtoCはやめとけと言われる理由【5選】
では、本題である「BtoCはやめとけと言われる理由」を共有しますね。
BtoCのデメリットとも言い換えられる内容なので、とくにBtoCへの就職を考えている人はぜひ目を通してみてくださいね。
【BtoCはやめとけと言われる理由】
- 非合理なクレームを受けることが多くあるから
- 利益率が低いゆえに社員への還元も難しくなりやすいから
- 景気の影響を受けやすいから
- 知名度に比例して採用倍率も高くなりやすいから
- 市場規模の観点でBtoBよりも転職先の選択肢が少ないから
ちなみに、就活を進めるうえでは視野を広げることも重要です。
BtoCだけでなく、他の企業にも目を向けて本当にあなたに合う就職先を見つけることに力を入れましょう。
僕がいま就活生だったら、逆求人サイトを利用して幅広い企業からのスカウト獲得を狙いますね。
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理由① 非合理なクレームを受けることが多くあるから
BtoCはBtoBと比べて、非合理なクレームを受ける可能性が多くあります。
顧客が企業ではなく一般消費者なので、商品やサービスを販売していると合理的ではないクレームをもらうことが一定あるんですよね。
この点、顧客が企業であるBtoBだと企業間のやり取りなので合理的になりやすいです。
お互いにビジネスとしてやり取りするので、私情や個人の感情などではなく会社や事業にとってどうか?で話が進みやすいんですよね。
もちろんクレームをもらうことが問題なわけではありません。
適切なクレームは改善にもつながりますし、販売側に非がある場合も多くあるかと。
とはいえ、BtoBと比べたときには非合理なクレームを受けやすい部分はあります。
とくに顧客に近い部分で働く職種ではその影響を受ける可能性も高いので、就職を検討している人は事前に把握しておくとよいでしょう。
理由② 利益率が低いゆえに社員への還元も難しくなりやすいから
BtoCのデメリットとして、利益率が低くなりやすいこともあります。
単純に企業を相手にする場合と比べると、一般消費者に対して商品やサービスを販売するビジネスは単価が低くなりやすいんですよね。
100均などが顕著な例と言えるかもしれません。
1個の商品が売れても利益は少ないですが、このような商品を大量に用意して大量に販売することで利益を積み上げているビジネスですよね。
対してBtoBの場合は、1つの取引が成立すると大きな金額が動きやすいです。
たとえば、企業が企業に対してシステム開発やコンサルティングを販売する場合、単価が何百万円〜何千万円となることは現実的な話かと。
そして、利益率が低いと企業が自由に使える資金にも余裕が生まれにくいので、従業員に対して大きな還元をすることも難しくなります。
もちろん企業によっても違いはありますが、傾向の1つとして知っておくとよいでしょう。
理由③ 景気の影響を受けやすいから
BtoCは、BtoBよりも景気の影響を受けやすいと言われています。
シンプルな話で、景気がよいときは顧客である一般消費者は積極的に購入しますが、景気が悪いと購入を躊躇しがちなんですよね。
お金に余裕がないときは、誰しも財布の紐が固くなりやすいと思います。
BtoC企業は一般消費者を顧客としているからこそ、景気の影響によって商品やサービスの売れ行きに違いが生まれやすいわけですね。
補足すると、BtoBでもこうした景気の影響を受ける部分は間違いなくあります。
これも企業によって影響度の大きさには違いがありますが、あくまでBtoC企業の傾向の1つとして参考までに把握しておくとよいでしょう。
理由④ 知名度に比例して採用倍率も高くなりやすいから
求職者に影響が大きい要素として、採用倍率の高さもあげられます。
BtoCには一般消費者にとって馴染みのある企業が多いゆえに、BtoBより知名度が高く採用倍率も高くなりやすい企業が多いんですよね。
たとえば、日用品を販売するメーカーやコンビニ大手の会社は誰もが知っていますが、システム開発を企業に販売する企業は知名度が劣るものだと思います。
このようにBtoC企業は日頃から大衆に向けて事業をおこなっているので、BtoBと比べると知名度が高くなりやすいんですよね。
そして、採用倍率の高さは企業の知名度の高さに影響を受けやすいです。
そもそも企業の存在を認識されないと応募を検討されることもないので、前提として知名度があることは採用視点では重要なんですよね。
ゆえに、求職者視点では倍率が高くなりやすいのでデメリットの1つと言えます。
理由⑤ 市場規模の観点でBtoBよりも転職先の選択肢が少ないから
BtoBと比べると、BtoCは市場規模が小さいです。
経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、BtoCのEC市場規模は22兆7,449億円、BtoBのEC市場規模は420兆2,354億円でした。
市場規模が小さいと、新たな人材の需要も生まれにくく、求職者視点では転職先の選択肢も少なくなりやすいと僕は考えています。
倍率の高さに加えて、こうした市場の影響も一定想定されるわけですね。
転職市場の求人情報を見ていると、BtoC企業の募集ではBtoCの経験を求める、BtoB企業ではBtoBの経験を求めるというケースは少なくありません。
つまり、BtoCからBtoBに転職することには一定の壁が生じる可能性もあるわけです。
こうした点を踏まえても、自分との相性を冷静に判断しておくことがやはり大切です。
最終的には企業単位で変動する部分ではありますが、想定される可能性の1つとしてぜひ参考にしてみてくださいね。
一般消費者を顧客とするビジネスモデルだからこそ、非合理なクレームを受けることがある、利益率が低くなりやすいなどの懸念があるんですね。
採用倍率が高くなりやすいことも、求職者視点では事前に想定しておくべき点と言えるね。
【結論】BtoC企業への就職はやめておくべきか?
つづいて「結論、BtoC企業はやめておくべきか?」に回答しますね。
僕が考える上記の問いに対する結論は、以下のとおりです。
【BtoC企業に対する僕の考え】
非合理なクレームを受けることがある、利益率の低さから給料や待遇が微妙になりやすいなど、BtoC企業に対してネガティブな印象を持っている人も多くいる。
一方で、仕事でやりがいを感じやすい、顧客の反応を実感しやすいなど、BtoC企業ならではの働くメリットが存在することも事実である。
よって、これらを天秤にかけたときに自分がどう感じるか?が重要である。
良い面・悪い面のどちらが大きいと感じるかは人の価値観によるので、一般論ではなく自分はどう思うか?で相性を判断すべきと言える。
僕が考えるBtoC企業に向いている人の特徴は以下のとおり。
- 身近な商品やサービスと関わりたい想いがある人
- 人の役に立つことがモチベーションに直結する人
- スピード感を持って働ける環境に魅力を感じる人
BtoB企業に向いている人の特徴は以下のとおり。
- 身近かどうかよりも世の中への影響度を重視する人
- 利益率の高さや安定性の優れた市場に魅力を感じる人
- 営業志望の場合は企業を相手に仕事をしたい人
「BtoC or BtoB」の選択に限らず、自分が志望する業界や職種を決めるときにも一般的にどう言われているかは気になる要素だと思います。
ただ、最終的には自分がどう感じるか?がすべてなんですよね。
もちろん自分との相性を判断する上で情報収集は重要なので、一般的な見方も含めてさまざまな意見に目を通すことは良いことだと思います。
とはいえ、これらを盲信して人生の意思決定をすることは僕はおすすめしません。
自分に合った選択をするためにも、上記のような考えはぜひ意識してみてくださいね!
たしかに意思決定をする上で一般的にどう評価されているか?は気になりますが、最終的には自分がどう感じるか?で自分との相性を判断することが大切なんですね。
自分の価値観と一般論の価値観が同じとは限らないからね。ここの相性が悪かったらミスマッチに直結するし、自分の判断軸で相性を評価することが何より重要だよ!
そもそも「BtoC」と「BtoB」とは何か?
前提知識として、「BtoC」と「BtoB」の概要をさくっと共有しておきますね。
それぞれの違いは、以下のとおり。
【BtoC・BtoBの違い】
- 「BtoC」は「Business to Consumer」の略。
企業が一般消費者を顧客として商品やサービスを販売するビジネスモデル。 - 「BtoB」は「Business to Business」の略。
企業が企業を顧客として商品やサービスを販売するビジネスモデル。
つまり、顧客が「一般消費者」or「企業」かどうかに違いがあるわけですね。
BtoCの例としては、Amazonや楽天などのEC事業を手がける会社、日用品やゲームソフトを販売する会社などがあげられます。
BtoBの例としては、企業で使うITシステムの開発を受託している会社、企業に対してコンサルティングを提供する会社などがあげられますね。
ここではシンプルに「顧客が誰か?」に違いがあると理解しておけばOKです。
顧客の違いによる従業員視点でのメリット・デメリットなどは後述していくので、この前提知識を押さえた上でぜひ読み進めてみてください!
「BtoC」は一般消費者が顧客、「BtoB」は企業が顧客と理解しておけばよいんですね!
BtoC企業に就職するメリット
次にこの章では、BtoC企業に就職するメリットを紹介します。
前章ではBtoC企業のデメリットと言える内容を紹介しましたが、反対に求職者視点でメリットになる内容もあるんですよね。
懸念点だけを見てBtoCを避けると、適切な判断をできない可能性もあります。
総合的な判断を下すためにも、ぜひ良い面もチェックしてみてください!
【BtoC企業に就職するメリット】
- 企業やサービスの知名度が高くやりがいを感じやすい
- 顧客の反応を実感しやすい
- プライベートの場面でも自社商品に触れる可能性がある
メリット① 企業やサービスの知名度が高くやりがいを感じやすい
BtoC企業で働いていると、自社の商品やサービスに誇りを持ちやすいです。
やはり一般消費者に向けて商品などを販売しているので、とくに自分にとっても思い入れのある商品に関わっているとやりがいを感じやすいかと。
そもそも、企業を選ぶ時点である程度その商品に興味を持っているかと思います。
ゆえに、そうした知名度の高い商品やサービスに自分も関わることができるので、業務を進める上でモチベーションにつながりやすいわけですね。
家族や友人から自分の仕事について聞かれたときにも、有名な商品やサービスに関わっていることで誇りを持ちやすいかもしれません。
こうした部分は仕事のモチベーションに直結するので、軽視すべきではないメリットといえますね。
メリット② 顧客の反応を実感しやすい
BtoC企業が手掛ける商品やサービスは、顧客の反応を受け取りやすいです。
たとえば、ECサイトでは顧客の口コミを閲覧できますし、その他の商品でもSNSなどを通して顧客の反応を確認できますよね。
ときには、自社に対する否定的な意見をもらうこともあるとは思います。
ただ、非合理的な意見を除けばこうした口コミも商品の改善などにつながりますし、ポジティブな意見は仕事のやりがいにも直結しやすいかと。
この点、BtoB企業だとBtoCほど顧客の声を集めるのが簡単ではないんですよね。
自分の業務を通じて価値を提供した人の声を実感しやすいことは、BtoC企業ならではのメリットと言えるでしょう。
メリット③ プライベートの場面でも自社商品に触れる可能性がある
BtoC企業に勤めていると、プライベートでも自社商品に触れる可能性があります。
たとえば、日用品を販売するメーカーに勤めている場合、自分の会社が手掛ける製品をコンビニやドラッグストアで見かける可能性がありますよね。
些細な話と感じる人もいるかもしれませんが、自分の会社が世の中に貢献していることを実感する機会はやはりモチベーションになりやすいかと。
BtoB企業に勤めている人が不満を感じる理由として、「自分の仕事の成果や価値を実感しにくいから」といった意見もよくありますからね。
知名度や距離感が近い製品に関われることは、やはりBtoCで働くメリットと言えます。
顧客の反応を実感しやすい、プライベートでも自社製品の価値を感じられるなどの理由から、仕事のやりがいを感じやすい点がメリットと言えそうですね。
こうした部分がモチベーションに直結しそうな人、反対にこれらがないとやりがいを感じられない人は、BtoC企業との相性がよいと言えそうだね!
BtoB企業に就職するメリット・デメリット
続いてこの章では、BtoB企業に就職するメリット・デメリットを共有しますね。
ここまではBtoCに特化して良い面・悪い面を紹介してきましたが、「BtoB or BtoC」を判断するにはやはりBtoBの理解を深めることも欠かせません。
以下ではBtoB企業のメリット、デメリットをそれぞれ簡潔にまとめているので、比較材料を増やすためにもぜひ目を通してみてください!
BtoB企業のメリット
【BtoB企業のメリット】
- 合理的な顧客が多く営業職にとっても仕事がしやすい
- 利益率が高く社員への還元が期待できる
- 景気変動の影響を受けにくく安定性が高い
- 知名度の低い優良企業が多く存在する
- 市場規模の大きさから転職先の選択肢が多い
BtoB企業のメリットは、基本的にはBtoCのデメリットの裏返しの内容です。
企業を顧客としてビジネスをおこなっているので、とくに営業職の人は非合理なクレームを受けることが少なく働きやすいんですよね。
企業が顧客ゆえに単価が高くなりやすく、利益率も高い企業が多い印象です。
BtoC企業と比べると、景気の影響を強く受けにくい点もメリットの1つですね。
また、知名度は低いものの業績や従業員の待遇が優れている優良企業が多くあるので、穴場の企業を探す人にとっても相性がよいかと。
市場規模の大きさを考慮すると、転職先の選択肢も多くなりやすいと予想できます。
BtoB企業のデメリット
【BtoB企業のデメリット】
- 知名度が低くモチベーションが上がりにくい
- 生活のなかで仕事の成果を実感しにくい
- スピード感の遅さにもどかしさを感じることがある
BtoB企業は、一般消費者を相手に商品やサービスを販売していません。
ゆえに業界内では有名な存在であっても、一般的な知名度は低くそれに伴いモチベーションを感じにくいという人も一定います。
BtoC企業のように、プライベートの場で自社商品に触れる機会もまずないかと。
こうした実感を重視する人は、やはりBtoBよりBtoCのほうが相性がよいかもしれません。
BtoBは企業単位で購入の判断がなされるからこそ、BtoC企業と比べると購買決定までに多くの時間を要する傾向もあります。
このスピード感を重視する人にとっても、BtoB企業は微妙と言えるかもしれません。
当たり前の話ですが、BtoB企業にもメリットとデメリットの両方がありますね。
こうして要点を見ると良い面・悪い面の両方があるとわかるよね。だからこそ相性は人それぞれだから、自分にとってメリットが大きいのはどちらか?を考えるべきだよ!
BtoC企業に向いている人の特徴【3選】
次にこの章では、BtoC企業に向いている人の特徴を紹介します。
ここまでBtoC/BtoBのメリット・デメリットを共有してきましたが、結局自分に合っているのはどちらか?の判断に迷っている人もいるかと。
以下では僕が考えるBtoCに向いている人の特徴をまとめたので、参考までにぜひチェックしてみてください!
(BtoBと相性がよい人の特徴は次章にて共有します!)
【BtoC企業に向いている人の特徴】
- 身近な商品やサービスと関わりたい想いがある人
- 人の役に立つことがモチベーションに直結する人
- スピード感を持って働ける環境に魅力を感じる人
特徴① 身近な商品やサービスと関わりたい想いがある人
BtoCは、やはり身近な商品やサービスに関わりたいという人におすすめです。
BtoC企業では生活に寄り添うような商品、日常に関係するようなサービスを扱っているケースが多いです。
よってBtoBと比べると、自分の仕事の価値を実感しやすいんですよね。
もちろん目にする機会がない商品などでも世の中に価値はありますが、この「実感しやすさ」を大事にする人にはBtoCのほうが相性がよいと言えるかと。
実感しやすさを大事にする人がBtoBに入ると、力を発揮しにくい可能性もあります。
自分の仕事を選ぶ上で手掛ける商品やサービスの身近さを大切にしたい人は、BtoC企業への就職を検討してみてはいかがでしょうか。
特徴② 人の役に立つことがモチベーションに直結する人
BtoC企業では、自分の仕事が人に役に立っていることを実感しやすいです。
BtoBと比べると顧客の声や口コミを集めやすいので、自分の仕事を通じて世の中に貢献していることも実感しやすいんですよね。
口コミを見たり、友人から直接声をかけられたりする場面ではもちろん、自社商品をプライベートで目にしたときにもやりがいを感じることがあるかと。
コンビニなどで自社商品を見かけたら、自分の仕事の価値を感じられるかもしれません。
BtoBでは企業を相手に仕事をするからこそ、こうした成果はやや実感しにくいです。
どちらが良い・悪いの話ではなく、BtoCの環境のほうがモチベーションにつながりやすいと感じる人は企業選びの参考にするとよいでしょう。
特徴③ スピード感を持って働ける環境に魅力を感じる人
BtoC企業の特徴の1つとして、スピード感が早いことがあります。
購買という意思決定をするのは一般消費者なので、BtoBのように企業などで稟議を通さなくとも購入という決断に至るんですよね。
よってBtoC企業では、スピード感を持って仕事ができるケースが多いです。
顧客の反応もダイレクトに集めやすいですし、一度リリースした商品の改善などを進める際にもスピード感を持ってPDCAを回すことが求められます。
もちろんこうした感覚も企業によって異なるという前提ですが、スピード感を求める人にとってもBtoCは相性がよいと言えそうですね。
BtoC企業は人に貢献したいという想いが強い人、スピード感を持って働ける環境に魅力を感じる人と相性がよいんですね。
あくまで傾向の話ではあるけど、相性を判断する際には1つの参考材料になるはずだよ!
BtoB企業に向いている人の特徴【3選】
続いては、BtoB企業に向いている人の特徴を紹介しますね。
同じく僕が考える相性がよい人の特徴をピックアップしたので、BtoBに興味を持っている人はぜひ自身と比較しつつ確認してみてください!
【BtoB企業に向いている人の特徴】
- 身近かどうかよりも世の中への影響度を重視する人
- 利益率の高さや安定性の優れた市場に魅力を感じる人
- 営業志望の場合は企業を相手に仕事をしたい人
特徴① 身近かどうかよりも世の中への影響度を重視する人
BtoCと比べると、BtoB企業の商品やサービスは身近なものではありません。
たとえば、企業が企業に対して提供するシステム開発やコンサルティングなどは、一般消費者が購入するようなものではないですよね。
ただ、言わずもがなですがこれらの事業は世の中に大きな価値を生んでいます。
こうした事業を展開する企業があることで、こうしたサービスを購入した企業の発展や成長につながっているわけですからね。
よってBtoBは、商品の身近さよりも世の中への影響度を重視する人におすすめです。
自分にとって身近な商品やサービスでなくとも、世の中を良くする上で欠かせない事業を展開するBtoB企業は数多く存在するんですよね。
ひと口にBtoBと言ってもその種類は多岐にわたりますし、自分が共感する事業で世の中に価値を与えている会社ならやりがいも大きいかと。
事業や商品の身近さより世の中への影響度を重視する人は、ぜひBtoBを検討してみてくださいね。
特徴② 利益率の高さや安定性の優れた市場に魅力を感じる人
BtoB企業には、利益率や安定性の優れた会社が多く存在します。
BtoCと比べるとBtoBは単価が高くなりやすいゆえに、利益率や安定性が優れた会社も多くなりやすいんですよね。
BtoCだと、景気によって顧客の財布の紐が固くなることも珍しくありません。
BtoBでも景気の影響は受けますが、企業を相手にしている分、安定性の優れた会社も多くなりやすいんですよね。
転職先の選択肢も豊富にありますし、BtoBでの勤務経験があれば別の業界に関わりたいと思ったときにも過去の経験を評価してもらえやすいかと。
安定性を重視する人にとっても、BtoBは相性がよい選択と言えそうですね。
特徴③ 営業志望の場合は企業を相手に仕事をしたい人
最後3つ目は、営業志望の人に伝えておきたい観点ですね。
営業志望の場合、人ではなく企業を相手に仕事をしたい人はBtoBが向いています。
BtoCは一般消費者という「人」を相手に取引をするので、相手によっては非合理的なクレームを受けることもあるかもしれません。
その点、企業が相手の場合は論理的なやり取りになりやすいんですよね。
もちろん企業が相手といっても営業先の人とやり取りすることにはなりますが、資金の出所が個人の財布ではないので違った関わり方になります。
取引規模が大きいゆえに責任が大きいなど、BtoBならではの苦労もありますけどね。
とくに営業職ではこうした誰に営業するか?が違いになりやすいので、営業志望の人は自分との相性をじっくり考えておくといいですよ!
世の中への影響度を重視する人には、BtoBのほうが相性がよい可能性があるんですね。
安定性を重視したい人、企業を相手に営業したい人にとってもBtoBのほうが向いていると言えるかもしれないよ!
「BtoC or BtoB」の選択で後悔しないためのポイント
次に本章では「BtoC or BtoB」の選択で後悔しないためのポイントを紹介します。
ここまでは、「BtoC or BtoB」を選択する上で判断材料となるような内容を紹介してきました。
ただ、情報を入れすぎたことで冷静な判断が難しくなるケースもあるんですよね。
よって以下では、適切な選択をする上で意識すべきポイントを整理したので、ぜひ参考までに目を通してみてください!
【「BtoC or BtoB」の選択で後悔しないためのポイント】
- 自分にとって何が重要か?の優先順位を明確にする
- 一般論は気にしすぎず参考程度にする
ポイント① 自分にとって何が重要か?の優先順位を明確にする
何よりも意識すべきは、自分にとって重要なことは何か?を考えることです。
この基準が曖昧な状態だと、ネット記事などで見かけた「BtoCはやめとけ」といった情報を鵜呑みにしがちなんですよね。
BtoCと相性が悪い場合は、結果的によかったといえるかもしれません。
でも、本当はBtoBのほうが適性があった人がいたら、冷静な判断ができなかったことでミスマッチを起こしてしまうんですよね。
だからこそ、自分にとって重要なことの優先順位を明確化しておくべきです。
たとえば、安定性を重視するからBtoBを選ぶ、商品やサービスの身近さを重視するからBtoCを選ぶなどのイメージですね。
注意点として、前述したBtoC・BtoBの特徴などはあくまで傾向の話です。
よって最終的には企業単位で情報を集めることが必須になるので、この点もぜひ合わせて理解しておいてくださいね。
ポイント② 一般論は気にしすぎず参考程度にする
似た内容ですが、一般論は気にしすぎないことも忘れないでください。
自分の軸が明確になっていないときほど、「自分がどう感じるか?」よりも「一般的にどのように評価されているか?」を重視しがちです。
ただ、「一般的な答え=自分にも合っている」とは限らないんですよね。
よって正解を知るために情報を集めるのではなく、自分にとって適切な判断を下すために情報を集める意識が重要です。
勤務経験がない状態で、自分に向いている企業を考えることは簡単ではありません。
でも、その選択によって影響を受けるのは自分だけなので、一般論ではなく自分が納得のいく答えを出して責任を取る意識が大切です。
自分と向き合って答えを出すことには苦しさもあると思います。
とはいえ、自分が納得しておこなった選択でないと後悔する可能性があるので、ぜひ自分はどう感じるか?を大切に考えてみてくださいね。
たしかに一般論を意識しすぎると、自分に合った選択をするのが難しくなりそうですね。
自分との相性を考えるよりも一般論を正解だと思いやすいからね。こうした選択は後悔につながりやすいから、ぜひ自分軸で選択することを大事に取り組んでみてね。
「BtoC やめとけ」と調べる人からよくある質問
最後に本章では、「BtoC やめとけ」と調べる人からよくある質問に回答します。
似た疑問を持っていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!
【「BtoC やめとけ」と調べる人からよくある質問】
- BtoCのなかにはどんな業界がある?
- BtoCからBtoBへの転職理由にはどんなものがある?
- BtoBでつまらないと感じる人によくある理由は?
- BtoCやBtoB企業のおすすめの探し方は?
質問① BtoCのなかにはどんな業界がある?
BtoC企業が存在する業界としては、以下などがあげられます。
【BtoCの業界例】
- 保険業界
- 不動産業界
- リフォーム業界
- 食品業界
- 消費財業界
- 化粧品業界
- その他の日用品などを販売する業界
一般消費者を顧客としてビジネスを展開する企業なので、自分が顧客として買い物や契約をする場面を想像するとわかりやすいかもしれません。
自分が好きな分野からBtoC企業の候補を連想するのもアリだと思いますよ!
質問② BtoCからBtoBへの転職理由にはどんなものがある?
転職理由の例としては、以下などがあります。
【BtoCからBtoBへの転職理由の例】
- 身近さも大事だけど、世の中により大きなインパクトを与える会社や事業に関わりたい
- もっと高単価の商品やサービスを販売する過程に関わりたい
- 年収の高い会社で安定的に働きたい
転職理由は個々人によって異なりますが、BtoCへの就職を後悔しないためにこうした転職のきっかけとなった理由を知っておくのもアリですね。
質問③ BtoBでつまらないと感じる人によくある理由は?
やはり「仕事の価値を実感しにくい」といった理由が多い印象です。
BtoCと比べるとBtoB企業では顧客の反応を得にくいので、自分の仕事の成果や価値を実感しにくいケースが多くあるんですよね。
結果としてモチベーションが下がり、つまらないと感じる人がいる印象です。
もちろん同じBtoBでも企業によって環境は異なりますが、「BtoC or BtoB」の選択で迷っている人は1つの参考材料にしてみてくださいね。
質問④ BtoCやBtoB企業のおすすめの探し方は?
迷ったら、就活エージェントに企業を紹介してもらうのがおすすめです。
エージェントは無料で使えるにも関わらず、求人紹介や応募書類の添削・面接対策など幅広くサポートを提供してくれるんですよね。
就活生が無料で使えるのは企業側が手数料を支払っているからなので、無料だからといって怪しむ必要はないですよ!
僕がもし今現役だったら「ミーツカンパニー就活サポート」には間違いなく登録しますね。
オンライン面談OKで、全国に対応していて使い勝手が良いです。
エージェント以外に僕がおすすめする探し方は別記事で解説しました。
以下はBtoBに特化した記事ですが、BtoCでも同じように探せるので、企業探しに苦戦している人はぜひ一読してみてください!
マイナビなどの求人サイトだけを使って企業を探す人も多いけど、効率的に候補を見つけたいならエージェントや逆求人サイトは絶対にフル活用すべきだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
BtoC・BtoBについて、求職者視点でのメリットやデメリット・向いている人の特徴などを網羅的に共有しました。
結論、「BtoC or BtoB」の選択に関して万人に共通する答えはありません。
ネット記事やSNSを見ていると「BtoCはやめとけ」といった声もありますが、実際の相性は個々人による部分が大きんですよね。
よって良い面・悪い面を踏まえて、総合的に適性を判断することが大切です。
一般論ではなく自分との相性はどうか?を考えることがよいご縁につながるので、ミスマッチを防ぐためにもぜひ意識してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- BtoCは一般消費者を、BtoBは企業を顧客として商品やサービスを販売する企業である。
- 相性や考え方は人によるので、「BtoCはやめとけ」とは一概に言い切れない。
- だからこそ自分に合う企業に就職するためにも、BtoB・BtoCのメリットとデメリットを確認した上で自分がどう感じるか?を考えるべきである。
- 自分なりの結論を出すためにも、一般論は参考程度に情報を集めておくとよい。
- 具体的に企業を探す際は、就活エージェントや逆求人サイトを最大限活用すべきである。