こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1500以上の就活マンです。
よくこんな意見を聞くことがあります。
「司会はリーダーシップがある人しかできない」「司会は難しい」
しかし、グループディスカッションにおける司会の進め方には「型」があるんです!
よって、その司会の「型」さえ押さえればうまく役割を担うことができます。
実は「司会」の役割は話すことが苦手な人こそやってみると良い役割だったりもします。
本記事を読めば、グループディスカッションで「司会」として活躍することができるようになります。
ぜひ本日の記事から、グループディスカッションにおける攻略法を自分なりに抜き取ってくださいね!
グループディスカッションの司会ってむずかしいイメージがあります。
今回伝える司会の「型」さえ覚えておけば、スムーズに進められるからぜひしっかり読み込んでね。
- グループディスカッションにおける司会の進め方の「型」
- 【必見】グループディスカッションを避ける方法
- グループディスカッションで評価される司会
- 司会の立ち回り方
- グループディスカッションで評価されない司会
- 本記事の要点まとめ
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(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)
グループディスカッションにおける司会の進め方の「型」
ではさっそく、グループディスカッションにおける司会の「型」を紹介します。
次の7ステップを押さえておけば、司会としてマイナス評価されることはほとんどありません。
【グループディスカッションの司会の進め方】
- 司会に立候補する
- 他の役割の決定
- 時間配分の決定
- 目的(ゴール)を設定する
- 意見の促し
- 残り時間の把握
- 結論のまとめ作業
司会の進め方① 司会に立候補する
まずは、司会を立候補しましょう。
グループディスカッションがはじまったらすぐに「よろしくお願いします!」という挨拶とともに、「わたしが司会をやりますね!」と伝えてください。
基本的に「司会を決める→司会が他の役割を募る」という手順がスムーズです。
この時に注意が必要なのは、司会を立候補する人が誰もいない場合ですね。
誰も立候補しないと完全にグダグダします。
もうそのグダグダしている時点で、「あのグループは優秀ではない」と判断されてしまいます。
(第一印象って大事です)
よって、グダグダしそうになったらすぐに「では私が司会進行します!」と立候補してください。
司会の進め方② 他の役割の決定
司会が決まれば、次にすることは他の役割を決める作業です。
「話し合いを始める前に、書記とタイムキーパーを決めましょう」と言ってください。
そして「書記をやって頂ける方いませんか?」「タイムキーパーをやって頂ける方いませんか?」と役割を決めていきましょう。
グループディスカッションでの役割は、以下の記事でまとめています。
役割分担のときの参考にもなるので、一度読んでおいてくださいね。
司会の進め方③ 時間配分の決定
次にすることは「時間配分の決定」です。
グループディスカッションには、必ず制限時間が設定されています。
よって、下記のようにざっと時間配分を決めていきましょう。
【グループディスカッションの時間配分の例】
5分間:施策に対するアイデア出しをとにかくおこなう
5分間:アイデアの中から一番良いという施策を一人ずつ選ぶ
5分間:その施策をどのぐらいの期間でおこなうのか理由とともに設定
5分間:発表内容をまとめる
時間配分のコツ。
それは「アイデア出し→アイデアから良いものを選ぶ→期間などその他の決定→まとめ」という流れに沿って考えることです。
グループディスカッションでは、テーマが設定されます。
テーマのほとんどがグループとしてアイデアを出して、結論を決めるもの。
なので、すべてのグループディスカッションにおいて、この手順が適用可能なのです。
よって司会は、上記の手順に沿って時間配分を決定し、タイムキーパーに時間の把握をお願いしましょう。
以下の記事で、グループディスカッションでの時間配分について詳しく解説しています。
制限時間別の時間配分の例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
司会の進め方④ 目的(ゴール)を設定する
次に、話し合いを始める前に、テーマに対してどんな結論を出すのかという「目的」を設定しましょう。
この作業は重要かつ、やらないと司会として評価されません。
わかりにくいので例を出します。
テーマが「やきそば屋の売上を2倍にしなさい」だとしますよね。
すると、たとえば「いつまでにという“期間”と、“具体的な施策”を1つグループとして用意しますか!」という最終的な目的を設定できます。
目的を設定すれば、まずは「期間」を決めて、次に「具体的な施策」を決めて・・・とやることが明確化するんですよね。
すぐに話し合いを始めるのではなく、目的を言語化することでメンバーの方向性を整えるイメージを持ちましょう。
司会の進め方⑤ 意見の促し
話し合いがスタートしたら重要なのは、メンバーへの意見の促しです。
グループディスカッションでは、あまり発言できていない人がほぼ必ず出てきます。
(発言できていない人をAさんとします)
一方でめちゃくちゃ発言する人も出てきます。
(めちゃくちゃ発言する人をBさんとしましょう)
発言できないAさんと、めちゃくちゃ発言するBさんがいる場合。
司会はAさんに話を振ってあげることが重要になります。
なぜならそれが「協調性」の評価に繋がるからです。
この時に、「ちなみにAさんはどう思いますか?」と唐突に話を振ってしまう場合が多いんですよね。
しかしそんな振り方では、今まで発言できていなかったAさんは戸惑ってしまいます。
Aさんが発言に悩んでいる時間、話し合いがストップするという事態に陥ってしまいます。
そこで発言できていない人への話の振り方のおすすめを紹介しておきますね。
これだけ覚えておけば大丈夫です。
【発言できていない人への話の振り方】
「現在まで◯◯という意見が多いようですが、Aさんは賛成ですか?反対ですか?理由も合わせて教えてください!」
→賛成か反対かという選択肢をまずは提示してあげることでレスポンスしやすくします。
それだけだと「賛成です」という一言で終わってしまうので、合わせて理由も聞いてあげましょう。
(この時、優しい声で聞いてあげるのがポイントです。議論に白熱しすぎて声を荒らげている人がいますが、周りから見ると「痛い司会」です。)
司会の進め方⑥ 残り時間の把握
グループディスカッションにおいて、司会は「残り時間を把握すること」も大事です。
そもそも司会は「全体のサポート」としての役割が大きいので、意見出しに参加する必要はありません。
むしろ意見だしにまで参加しすぎると、他のメンバーを活かせないとしてマイナス評価されます。
よって、タイムキーパーの人に「あと残り時間はどのぐらいですか?」と小さな声でこまめに聞くようにしましょう。
それを見た面接官は「あの司会は時間もしっかりと把握しながら進行しているぞ」と評価します。
ポイントはとにかく自分は意見だしに参加せずに、サポートに回るということです。
司会の進め方⑦ 結論のまとめ作業
いよいよ最後です。
意見だしが終わったら、締めの作業として結論をまとめていきましょう。
その時に書記を引き立ててあげてください。
書記がまとめた内容をメンバーに見せながら「私達のグループでは、◯◯というアイデアを提示しましょう!」と言って終了してください。
この時のポイントは、終了時間の少し前(15秒前ぐらい)に締めておくこと。
すると時間管理が完璧にできて、グループとしての余裕感が生まれます。
以上が司会の進め方の7ステップとなります。
かなり細かい話をしましたが、もちろん完璧に実行することはできません。
全体の流れとしてこれらの7ステップを行うことを目標に司会をしていきましょう。
途中で説明したとおり、「司会」の役割は「全体のサポート」です。
よって意見だしが苦手で、話し合いに積極的に参加できない人ほど司会をすべきです。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
【必見】グループディスカッションを避ける方法
ここまでグループディスカッションの司会の進め方を紹介しました。
しかし正直、「グループディスカッションは受けたくないな…」と思っている人も多いのではないでしょうか?
そんな人は、就活サイトを活用してグループディスカッションを避けましょう。
グループディスカッションを回避したいなら、「逆求人サイト」と「就活エージェント」を利用するのがおすすめです。
逆求人サイトは、プロフィールを登録すると企業からスカウトが届く仕組みのサイト。
スカウトが届いた企業の選考は、グループディスカッションを飛ばしていきなり個人面接から始まることもあります。
就活エージェントは、あなたに合う求人紹介や選考対策のサポートをしてくれるサービスです。
エージェントに紹介してもらった企業の選考は、基本的に個別で対応してもらえます。
つまり、グループディスカッションを避けられるんですね。
グループディスカッションをできるだけ避けたい人は、逆求人サイトと就活エージェントをぜひ活用しましょう!
これまで200以上の就活サイトを分析してきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」です。
グループディスカッションを回避しつつ、内定獲得の確率も高められるのでぜひ利用してくださいね。
内定2社ゲット〜オファーボックスいいな
— 一盃口@24卒 (@CCKDck5dFMSUVO3) December 12, 2022
なお、以下の記事で就活に有益なサイトをまとめています。
「僕がいま就活生だったら絶対に使う!」という6サイトを厳選したので、チェックしてみてください。
グループディスカッションを回避するという考えはありませんでした…!
就活は有利な手段を知っていると、効率よく進められるんだ。逆求人サイトや就活エージェントを利用することでグループディスカッションを受ける確率を減らせるから利用必須だよ!
グループディスカッションで評価される司会
グループディスカッションの司会では、評価されるポイントがあります。
それは、以下の5つです。
【グループディスカッションの司会の評価ポイント】
- 段取り力
- 積極性
- 協調性
- 本質理解力
- 発想力
この中で一番に司会が発揮できる能力は、「段取り力」です。
段取り力をわかりやすく説明すると、「グループディスカッションにおけるスケジュール立て」と言い換えることができます。
まず話し合いの目的を設定し、そのためにメンバーからの意見だしを行って、最後に結論をまとめる。
この一連のスケジュールを立てる能力こそが、「段取り力」です。
そして話し合いの途中に、しっかりと時間どおりにスケジュールを実行できているのか確認することが大事。
この「スケジュール立て」という言葉を意識して司会をすることを徹底しましょう。
すると面接官はあなたに対して「周りのメンバーを活用して議論の筋道を立てられる素晴らしい人材である」と必ず評価します。
司会の立ち回り方
次に、司会の立ち回り方についても共有しますね!
まず、そもそも司会に立候補した時点で「積極性」をアピールできている状況です。
それに加えて自分でもガンガン意見を出していると「周りが見えないほどに積極性が高すぎる」とマイナス評価される場合も多いのです。
そのため、司会としての立ち回りはとにかく以下の3点に注力することです。
【司会の立ち回り方】
- 筋道を立てること(全体の流れを決め、進行する)
- 意見を出していない人への配慮
- 制限時間の把握
この3点にさえ注力していれば、面接官に対して「積極性」と「協調性」をアピールできます。
役割に徹することでグループでも評価され、大抵のグループディスカッションで通過することができます。
グループディスカッションの司会で高評価を得るためのコツ
グループディスカッションの司会で高評価を得るコツは、「段取り力」「意見の促し」「残り時間の把握」の3つを意識することです。
ただ、上記の3つは意識してもすぐにできるものではありません。
評価される司会になるためには、とにかく「場数を踏むこと」が重要です!
知識としてどれだけ学んでいても、いざ実践となると思うようにいかないことって多いですよね。
とくにグループディスカッションは、じぶんだけでなく他者と一緒に行う選考だからこそ、実践が大事になってきます。
何度もグループディスカッションを経験することで、段取り力や周りの人、残り時間への配慮もうまくできるようになっていきます。
ただ、場数を踏むといっても選考のグループディスカッションで練習するのは非効率。
せっかく選考を受けている企業にも失礼ですしね。
そこで僕がおすすめしている場数を増やす方法が、中小規模の合同説明会への参加です。
中小規模の合同説明会とは、数社の企業と数十人の就活生で行われる説明会のこと。
中小規模の合同説明会では、グループディスカッションが行われることも多いです。
よって、司会の役割を身につけるのにうってつけの場なんですよね。
さらに、説明会でのグループディスカッションに参加すれば、企業から直接スカウトを受けることもあります。
▼中小規模の合同説明会の様子
中小規模の合同説明会のなかでも、とくにおすすめなのは「ミーツカンパニー」です。
僕も就活生時代に2度参加しましたが、2社から内定をもらいました。
開催頻度も高くオンラインでも実施しているので、ぜひ参加できる日程がないかチェックしてみてください!
【ミーツカンパニーの参加方法】
- 「ミーツカンパニー公式サイト」にアクセス
- 30秒無料エントリーをクリックし、参加したいイベントを選ぶ
- メールの案内に沿って当日になったらイベントに参加する
グループディスカッションの通過率を高めるコツは実践!!司会だけに限らず他の役割をするにも、実践経験があるかないかは大きく影響してくるよ。
グループディスカッションで評価されない司会
司会として評価されるポイントがわかれば、評価されない司会のポイントも見えてきます。
それは「グループディスカッションにおけるスケジュール立てができない司会」です。
つまり、「段取り力のない司会」。
評価されない司会者は、とにかくスケジュールを立てません。
話し合いを行う前の「目的設定」「時間配分決め」をせずに「意見出し」からスタートしようとします。
しかし、それはまさに”ゴールのわからないマラソン状態”であり、メンバーが混乱してしまいます。
そういう司会が仕切っているグループは、時間ギリギリになって焦って結論をまとめてグダグダで終わる傾向がありますね。
そうならないためにも、本日説明した7つのステップに沿って進めてください。
司会に立候補したことで「積極性」をアピールできるんだから、しっかりとスケジュール立てを意識して綺麗に議論を終えよう!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
今回の記事で解説した7ステップを実施すれば、誰でも「司会」としての役割を担うことができます。
もちろん司会をしたくないという人も多いかもしれません。
しかし、一人も司会に立候補しないグループに当たった時に覚えておくといざとなれば司会として進行することができます。
ぜひ覚えておきましょう!
ちなみに、この記事を読み終わったら「グループディスカッションで落ちる人の特徴【5選】」も読んでみてください。
グループディスカッションを通過したいのであれば、逆に「どんな人が落ちるのか」を把握しておくことも大事です。
グループディスカッションで落ちる原因や、落ちる人の特徴をまとめているので一度目を通しておいてくださいね。
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- グループディスカッションの司会の進め方には「型」がある。
- グループディスカッションにおいて司会は「①立候補」「②役割分担」「③時間配分」「④ゴールの設定」「⑤意見の促し」「⑥残り時間の把握」「⑦結論のまとめ作業」の7つを意識すると良い。
- 司会に立候補した時点で積極性はアピールできているので、意見をどんどん出そうとすると逆に協調性がないとマイナス評価を受けることがあるので要注意。
- グループディスカッションで評価される司会は、話し合いのスケジュールを立てる「段取り力」がある。