就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活を始めると、就職四季報や業界地図といった本の存在を耳にすると思います。
定番の本といわれると買ったほうがよさそうに思いがちですが、本当に必要かな?と疑問に感じる人は少なくありません。
結論、僕は基本的に購入をおすすめしています。
一方で、目的意識をもたずに購入してもムダになりやすいので、自分に必要かどうか?を考えて判断すべきことも同時にお伝えしたいですね。
そこでこの記事では、就職四季報を使うべき人・不要な人の特徴を紹介します。
就職四季報のメリットや確認すべき項目、利用時の注意点なども共有するので、就活を効率的に進めていきたい人はぜひ最後までご覧ください!
就職四季報を買うべきなのか悩んでます。
全就活生が必要なわけじゃないからね。この記事を読んだ上で、自分が買うべきなのかを判断してみてね!
- 就職四季報はいらない?【使うべき就活生の特徴】
- 就職四季報がいらない就活生とは?
- 【必見】就活の効率化には就活サイトの使い分けが重要
- 就職四季報を利用する4つのメリット
- 就職四季報で確認してほしい項目3選【使い方のコツ】
- 就職四季報を活用する際の注意点
- 就職四季報の購入を迷っている就活生からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
就職四季報はいらない?【使うべき就活生の特徴】
僕は基本的に、就職四季報の購入をおすすめしています。
企業研究を効率化できたり、自分に合う企業を見つけやすいので、本気で就活を成功させたいなら活用しない手はないんですよね。
まずは、「就職四季報を使うべき就活生の特徴」をまとめました。
購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください!
1つでも当てはまる人には価値ある自己投資になるはずですよ。
【就職四季報を使うべき就活生の特徴】
- 平均年収・残業時間などのデータを比較したい人
- 企業の学歴フィルターの有無を知りたい人
- 志望業界がある程度決まっている人
特徴① 平均年収・残業時間などのデータを比較したい人
就職四季報には、平均年収や残業時間などエントリー先の企業を決める上で参考になるデータが多く掲載されています。
よってすでにある程度の志望先候補が決まっていて、そのなかで企業間のデータを比較しつつ厳選したい人にはかなり便利です。
3年後離職率や有給取得平均、ボーナスの内訳なども確認できますよ。
意外とこういったデータを企業単位でまとめて確認するのって時間がかかるので、四季報だけ買えば完結するのは魅力的です。
企業が独自に公表する場合は見え方がよいように評価方法などを調整していることもあります。
しかし、四季報は客観的な調査結果なので信ぴょう性も高いです。
平均年収などを確認しない人は稀だと思うので、これらのデータをさくっと見られるだけでも購入価値は十分あると僕は思いますね。
特徴② 企業の学歴フィルターの有無を知りたい人
学歴フィルターの有無を探りたい人にも就職四季報はおすすめですね。
就職四季報には、企業ごとに直近年度の採用実績後が記載されています。
よってこれらの大学リストを見ると、実際の内定者にどのくらいの学歴が求められているかを予想できるんですよね。
もちろん「この学歴以上」と明記していたり、「学歴フィルターを採用しています」などと公表していたりする企業はありません。
でも採用大学のリストを見ると、おおよその内定者のレベルを把握できるんですよね。
自分の大学、もしくは同じ偏差値くらいの大学が書かれていたら、少なくとも学歴を理由に落とされる可能性はないといえるでしょう。
内定者のレベルを把握したい人も、四季報をうまく活用すべきです。
特徴③ 志望業界がある程度決まっている人
就職四季報を見ると、平均年収や残業時間・採用大学リストなどを確認できます。
でも企業候補を探すとき、ついあらゆる企業のデータをチェックしがちですが、ある程度の軸が決まっていないと時間がいくらあっても足りません。
5,000社もの企業情報が掲載されているので、単純に全部を見ようと思ったら就活を前に進めていけないんですよね。
よって複数の企業データを見るにしても、少なくとも志望業界くらいは決まっている人のほうが四季報を効率的に活用できます。
逆にいえば「データを確認したい企業の大枠」が決まっている人は相性がよいといえるので、必要性を感じた人はぜひ購入してみるといいですよ!
【重要】就活四季報と合わせて有益なサイトを活用しよう!
就職四季報は、さまざまな企業のデータを知れるので企業研究に有効です。
ただ、その先の内定獲得に近づくには四季報と合わせて「有益な就活サイト」を活用することが重要になってきます。
僕はこれまで200以上の就活サイトを見てきました。
その中でも絶対に活用すべきだと言えるのは、逆求人サイトの「キミスカ」です。
逆求人サイトはプロフィールを登録しておくと、企業からスカウトが届くサイト。
中でも、キミスカはスカウトの種類によって企業の本気度を見分けられるのがメリットです。
「ゴールド」と「シルバー」のスカウトのみに対応するのが、賢い立ち回り方ですよ!
また、僕の会社で運営している「ホワイト企業ナビ」は、一定の条件を満たしたホワイト企業からしかスカウトが届きません。
自分に合う優良企業を見つけたい人は、こちらもぜひ併用してくださいね!
平均年収などのデータを企業ごとにまとめて確認できるのはたしかに便利ですね!
四季報の魅力は端的にまとめるとその点に尽きるよ!「あの企業の年収を確認しておきたい」などの目的があるなら、購入してもまず損はないと僕は考えているね。
就職四季報がいらない就活生とは?
次に、就職四季報はいらない人の特徴を紹介します。
四季報に限った話ではないですが、どんな本でもモノでも全員に刺さるわけではないので、必要性は適切に判断することが大切ですね。
以下2つの特徴について、順に見ていきましょう。
【就職四季報がいらない就活生の特徴】
- 四季報で得たい情報がとくに頭に浮かんでいない人
- まだ志望業界などが決まっていない人
不要なケース① 四季報で得たい情報がとくに頭に浮かんでいない人
就職四季報の最大の魅力は、企業ごとに労働条件や採用大学などのデータを一覧で見られることです。
ただ「あの企業の◯◯を確認したい」のように、特定の目的がすぐに浮かばないとしたらあまり効果的に使えない可能性が高いんですよね。
5,000社もの情報が載っているのはありがたいものの、目的がないとあまり意味のない情報をインプットするだけになりがちです。
情報過多になってしまい応募先を厳選できない、なんて事態にもなりかねません。
よって就職四季報を買うなら、現時点で何かしらの得たいと思う情報が明確になっていることが大事です。
目的意識を持っていたら一定の役に立つことは間違いないので、購入を判断する際は事前に考えてみるとよいでしょう。
不要なケース② まだ志望業界などが決まっていない人
四季報を有効活用したいなら、志望業界の希望は大まかにでも決めておくといいです。
やはり大まかな希望もない状態だと、5,000社ある企業リストを何となく眺めるだけで終わりになりやすいんですよね。
逆に「全体に目を通して自分に合う企業を探したい」と考える人がいたとしても、かなりの時間を費やすことになりますし非効率的。
選択肢を増やすことも大事ですが、その選択肢が多すぎても次のエントリーのステップに進みにくくなるんですよね。
得たい情報を明確にするだけでなく、どの企業の情報を確認したいか?についても、ある程度の目星をつけた上で購入するのがおすすめです。
平均年収などの得たい情報、データを確認したい企業の対象がある程度決まっていないと、就職四季報を買っても無駄になりやすいんですね。
まさにそのとおりだよ。逆にこれらに当てはまらないとしたら価値を感じられるはずだから、ぜひ自分の場合に置き換えて考えてみてね。
【必見】就活の効率化には就活サイトの使い分けが重要
この記事を読んでくれている就活生が本当に知りたいのは、四季報に限らず就活を効率的かつ賢く進めるために何をすべきか?ですよね。
四季報は便利なツールですが、あくまで1つのツールにすぎません。
よって「自分が本当に納得できる企業からの内定獲得」という本質的なゴールを見据えると、ほかの対策も把握しておくべきなんですよね。
結論、僕は就活サイトをとにかく最大限使いこなすことが就活成功に直結すると考えています。
就活サイトと聞くとマイナビなどを思い浮かべる人が多いと思います。
ですが、ほかにも「キミスカ」や「ミーツカンパニー就活サポート」といった質の高いサイトが数多く存在するんですよね。
@Kimisuka1
— shi*26卒 (@Ooo_river_) January 17, 2023
キミスカさん経由でつながった企業さんから初めての内定をいただきました😭ありがとうございます😭今後もお世話になります…!
これらはマイナビのように企業を探すためだけのサイトではないですが、これらを用途別に使い分けることで対策の質がグッと上がります。
ミーツカンパニー1つとっても、「自分の学歴で入社できる・かつ年収や残業は◯◯くらい」といった条件で企業を紹介してもらえるんですよね。
就活サイトを文字通り使いこなすことができれば、企業探しや選考対策の質は間違いなく上がります。
僕がおすすめしたいサイトは別記事にてまとめて共有しているので、何を使うべきか把握できていない人はぜひ一読してみてください!
何となくいろいろあるとは知っていても、結局どれがよいかわからずナビサイトだけ使っている人も多い印象だから、そんな人もぜひ僕のアイデアを参考にしてみてね!
就職四季報を利用する4つのメリット
次にこの章では、就職四季報を購入するメリットを改めて紹介します。
購入を検討する上では、どんなふうに役立ちそうかを頭のなかで整理しておきたいですよね。
前述と重複するものも含みますが、以下4つのメリットについて順に見ていきましょう。
【就職四季報を利用する4つのメリット】
- 各企業の最新データ(業績・労働条件)を簡単に比較できる
- 選考対策として力を入れるべき項目がわかる
- 学歴フィルターにかかりそうかを判断する材料が得られる
- 企業が出したい情報以外のデータも確認できる
メリット① 各企業の最新データ(業績・労働条件)を簡単に比較できる
第一のメリットは、各企業の最新の業績や労働条件をさくっと知れることです。
四季報って毎年最新版が出るので、過去の情報ではなく直近年度はどうだっか?という近々のデータを知れるんですよね。
具体的に見られる項目には、以下などがあります。
【就職四季報で得られるデータ例】
- 売上高
- 営業利益、経常利益、純利益
- 平均年収
- 月平均残業時間
- 有給取得年平均
- 3年後新卒定着率
- 男女別従業員数
- 平均年齢
- 平均勤続年数
仮にエントリー候補が決まっていたとしても、1つの企業に対して上記のような情報を個別にチェックするのって大変ですよね。
その点、企業単位でこれらの情報をさくっと確認できる四季報は、やはり企業理解を深める上で便利なツールといえるでしょう。
メリット② 選考対策として力を入れるべき項目がわかる
就職四季報には、エントリー情報や採用プロセス・選考過程で重視されている項目なども記載されています。
よって採用の流れを知れるだけでなく、内定獲得に向けてどの対策に力を入れるべきかも把握できるんですよね。
たとえば、次のような情報が記載されているイメージです。
【エントリー情報などの記載例】
- 受付開始〜終了:2月〜8月
- 採用プロセス(春採用):
ES提出(2月)→エントリー面談・筆記(3月)→面接(2回)→内々定(6月) - 重視科目:面接、作文(筆記)
- 選考ポイント:志望動機、それぞれの人柄に応じたあらゆる総合的な人間力
上記は一例で、企業ごとに内容が異なるので確実に参考になりますよ。
とくに重視科目や選考ポイントの部分は、意識すると対策を考えやすくなるのでぜひ有効活用すべきですね。
メリット③ 学歴フィルターにかかりそうかを判断する材料が得られる
四季報には、採用実績校の情報も書かれています。
よって直近年度でどんな大学から内定者が出ているか?を見ると、自分の学歴でフィルターにかかりそうかを判断しやすいんですよね。
僕も中堅大学の出身なので気持ちがよくわかりますが、とくに学歴に自信がない人はこの情報はうまく活用すべきですよ。
明確に学歴フィルターがあるような企業なら、その企業に対して割く時間はもったいないものになりやすいですからね。
有名企業や魅力的な企業は高偏差値の大学からばかり採用しているケースも多いですが、これらの企業を切り捨てる勇気もときには必要です。
就活に使える時間は限られているので、このあたりの意識も忘れないでいましょう。
メリット④ 企業が出したい情報以外のデータも確認できる
就職四季報には、東洋経済新報社が独自に取材した客観的な情報が書かれています。
各企業が自社の魅力をアピールするために情報を出しているわけではないので、フラットな視点で企業の近況を把握できるんですよね。
企業が公式HPのなかで情報を出す場合、自社に関するデータのなかでも社会的な見た目のよい情報だけを公表しているケースは珍しくありません。
たとえば、年収や離職率などはあまりよくないけど、残業時間だけは短いからその短さをアピールするようなイメージですね。
その点、四季報はどの企業に対しても項目が決まっているので、各企業が積極的な公表をためらうような情報も確認できます。
各社の本当の実態を把握する意味で、四季報はやはり便利な存在といえるでしょう。
たしかに最新のデータを簡単に見られたり、企業が出したくないような情報も確認できたりするのは魅力的ですね。
選考対策の要点がわかる点なども有用だし、企業研究にぜひうまく活用すべきだよ!
就職四季報で確認してほしい項目3選【使い方のコツ】
続いて本章では、就職四季報でぜひ確認してほしい項目を共有していきます。
四季報にはさまざまな情報が載っていますが、だからこそデータが多すぎて何に注目すべきか悩む人も少なくない印象なんですよね。
ここでは3パターンに分けて確認してほしい項目をピックアップしたので、いまいち何を見るべきか考えていなかった人はぜひ参考にしてください!
【就職四季報でぜひ確認してほしい項目】
- 労働条件や待遇に関する項目
- 応募を判断する上で役に立つ項目
- 選考対策を進める上で役に立つ項目
① 労働条件や待遇に関する項目
まずは、労働条件や待遇面を把握する上で有用な項目について。
結論、平均年収・3年後新卒定着率・有給休暇取得状況の3つは確実にチェックすることをおすすめしますね。
とくに3年後定着率は、その企業のブラック度を判断する上で有用です。
労働環境や待遇の悪い会社なら早く辞めたくなる人が多いですし、自分と似た年齢の新卒者のデータだととくに参考になるんですよね。
もちろん休暇制度などのほかの項目もチェックするに越したことはありません。
ただ、限られた時間のなかでさまざまな企業の情報を見ていく場合は、上述した項目に絞って比較するとより効率的に進められるはずですよ!
② 応募を判断する上で役に立つ項目
続いては、応募すべきか悩んでいる場合に参考になる項目です。
結論、業績・過去の採用実績・選考フローの3つを見るのがおすすめですね。
直近の業績を踏まえて応募を決めないと後悔しやすいですし、採用実績の大学次第では学歴フィルターに引っかかる可能性もあります。
選考フロー部分ではどんな選考過程があり、どの時期にどの選考ステップかを知れるので、気になる企業の情報は確実にチェックしておくべきですよ。
③ 選考対策を進める上で役に立つ項目
最後は、選考対策を進める上で役に立つ項目です。
結論、会社が求める人材と選考ポイントをチェックしましょう。
四季報には「求める人材」という項目があり、各企業がどんな人材を求めているかが端的に書かれています。
「選考ポイント」という項目には選考過程で何を重視して見られるか?が書かれているので、ここも参考にしない手はないですね。
労働条件や待遇を知れたり、応募を判断する際の材料を得られたり、選考対策を進める上でのヒントが載っているとわかりました!
まさにそのとおりだね。データや情報をどのように活かすか?が肝だし、これらの目的部分もぜひ参考にしてみてね!
就職四季報を活用する際の注意点
次にこの章では、就職四季報を活用する際の注意点を紹介します。
ここまではメリットなどばかりに焦点を当ててきましたが、以下の注意点も押さえておくとより有効活用しやすいんですよね。
いずれも簡潔に共有していくので、ぜひさくっと目を通してみてください!
【就職四季報を活用する際の注意点】
- ゼロベースで全情報を頭に入れようとしない
- 何かしらの目的意識を持ってデータを確認する
- 「ND=No data」「NA=No answer」と知っておく
- 就職四季報の種類も把握した上で自分に合った本を選ぶ
注意点① ゼロベースで全情報を頭に入れようとしない
就職四季報は、その全体を読もうという意識で使うのは適していません。
5,000社もの情報が書かれているので、その全企業について平均年収や残業時間などのデータを見てもあまり意味がないんですよね。
それよりも志望業界が決まったあとに、その業界のなかで条件のよさそうな企業を探す際に活用するのが有用です。
その際も全体を頭に入れようとするより、とくに気になる企業の候補をリストアップするために活用するのが賢く効率的。
お金を投資すると「できる限りその本の情報を活用したい」と思いがちですが、本来の目的は本の元を取ることではありません。
本質を見失わないで、限られた時間を適切に使うようにしましょう。
注意点② 何かしらの目的意識を持ってデータを確認する
四季報を買うなら、何かしらの目的意識を持っておきましょう。
たとえば「自分はワークライフバランスを重視して働きたいから、平均年収・3年後離職率・残業時間が◯◯くらいの企業を探す」などのイメージです。
このようにゴールや目的が明確にあれば、四季報の全体を何となくダラダラ眺めるような事態にはなりにくいんですよね。
繰り返し伝えているようにこの目的意識の有無は重要なので、四季報をいらないかどうか適切な判断をしたい人ほどよく考えておいてください。
注意点③ 「ND=No data」「NA=No answer」と知っておく
就職四季報には、5,000社の企業のさまざまなデータが記載されています。
ただ、なかには「ND」「NA」などと書かれていて、具体的な数字などが明記されていないケースも珍しくないんですよね。
これは「ND=No data」「NA=No answer」のことで、「データがない」「企業が答えられないと回答した」ことを意味しています。
よってデータがない場合もあるので、とくに気になる企業でNDなどがあるとがっかりしやすいんですよね。
一方で「NA」という回答は、企業が意図的に答えていない可能性もあるので、その点を考慮して本質を予想することもできます。
よい数字ならあえて隠すことはないはずなので、仮にデータの明記がなくてもその先の背景を探ってみることをおすすめします。
注意点④ 就職四季報の種類も把握した上で自分に合った本を選ぶ
就職四季報には、定番の総合版以外にもいくつかの種類があります。
【就職四季報の種類】
- 総合版:もっともスタンダードな1冊
- 女子版:女子就活生の目線に立った企業データを集約して掲載
- 優良・中堅企業版:業界別に優良企業と中堅企業を掲載
- インターンシップ版:インターン内容と基本情報をまとめた1冊
- プラスワン:就職四季報のオンラインサイト(参考)
基本的には総合版を買うのがおすすめですが、ほかの四季報にも魅力を感じた場合は個別に内容を比較してみるとよいかもしれません。
たとえば女子版であれば、女性採用数や女性役職者数・女性採用実績校などが書かれているので、より特化した情報が得られます。
インターン情報を得るために四季報を活用するのもアリなので、ぜひ自身の目的や状況に合いそうなものを選んでみてくださいね!
NDやNAと書かれているものを見たことがありますが、データがないことなどを意味していたのですね。NAの記載から考察していく発想も参考になります!
実際に本を手に取るとわかるけど、意外とこういった回答をしている企業は多いよ。単純にがっかりするだけではもったいないから、背景部分もぜひ想像してみてね!
就職四季報の購入を迷っている就活生からよくある質問
最後の章では、就職四季報の購入を迷っている就活生からよくある質問に回答します。
もし同様の疑問を感じていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!
【就職四季報の購入を迷っている就活生からよくある質問】
- もし迷ったら就職四季報のどれがいい?
- 就職四季報はいつ買うのがおすすめ?
- 就職四季報と業界地図ならどっちを買うべき?
- 就職四季報に載っていない優良企業の探し方は?
質問① もし迷ったら就職四季報のどれがいい?
やはり、一番スタンダードな総合版がおすすめですね。
上場企業や各業界の大手企業はだいたい拾われていますし、視野を広げたりこれから就活を進めていこうと思ったりしている人には最適です。
もしほかのタイトルに惹かれた場合は別ですが、「何となく種類があるから選択を迷った」という人はぜひ総合版を検討してみてください。
質問② 就職四季報はいつ買うのがおすすめ?
大学2年までに買うことを僕はおすすめしています。
就活が本格化するのって大学3年の3月頃ですが、やはりできるだけ早い段階で動いておくに越したことはないんですよね。
慣習的には3年の3月からがスタートですが、かといってその時期に始めるのが就活成功の観点で最善では決してありません。
就活解禁となってから順調に進めたり、納得できる企業から内定を得ていたりする人ほど早く動いているものなので、ぜひ面倒に思わないで行動に移してみてください!
質問③ 就職四季報と業界地図ならどっちを買うべき?
目的によって使い分けるのがおすすめです。
企業単位で労働条件や業績などの情報を得たいなら四季報、各業界の特徴やトレンド情報などを得たい場合は業界地図の相性がいいですね。
参考までに、業界地図に記載されている情報例も記載しておきます。
【業界地図でわかることの一例】
- 注目の業界
- 業界の動向
- 業界の市場規模
- 企業間の関係性
- 業界のビジネスモデル
- 主要企業の平均年収
質問④ 就職四季報に載っていない優良企業の探し方は?
四季報以外で優良企業を探すおすすめの方法は、以下のとおりです。
【就職四季報に載っていない優良企業の探し方】
- 優良企業に特化した求人サイトを利用する
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 逆求人サイトを利用する
上記の探し方については、別記事を設けて詳しく共有しました。
具体的に利用をおすすめしたいサイトも共有しつつ解説しているので、優良企業の候補を効率的に見つけたい人はぜひ一読してみてくださいね!
やはり就活を本当に後悔せずに終えている人は、早め早めに動いているんですね…!
早く動き始めると、自然といろいろな情報や経験が自分のなかに蓄積されるからね。そもそもは自分の将来のためだし、周りと合わせるのではなく最善を尽くすといいよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
四季報には、平均年収や残業時間などの重要な情報が数多く掲載されています。
応募企業を選ぶ上で重要な情報なので、企業単位でデータをまとめて確認できる四季報をうまく活用しない手はありません。
一方で、「自分が本当に納得できる企業からの内定獲得」という本質的なゴールを見据えると、ほかにもすべき対策が考えられます。
個人的には用途別に就活サイトを使いこなすことが肝と考えています。
よって、ぜひ僕がおすすめサイトを厳選した記事などを参考に行動を起こしてみてくださいね!
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 平均年収や残業時間などのデータを企業ごとにまとめて確認したい人、学歴フィルターの有無を予測したい人は就職四季報の購入がおすすめである。
- 一方で、平均年収などの得たい情報、データを確認したい企業の対象がある程度決まっていない人は、就職四季報を買っても無駄になりやすい。
- 本質的な就活成功を目指すなら、就活サイトを最大限活用すべきである。
- 四季報はそのすべてに目を通そうとしないで、目的意識を持って必要な情報を探すとよい。
- どの種類を選ぶかで迷ったら、スタンダードな総合版を買うのがおすすめである。