就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活生から「OB訪問はラインでやっても良いのでしょうか?」と質問をもらうことがあります。
結論から言うと、注意点さえ守ればラインでOB訪問しても問題ありません。
ですがネットで調べてみても、ラインでOB訪問をする方法について注意点ややり方に関する情報が少ない印象でした。
そこで今回はOB訪問をラインでする際の注意点からやり方まで詳しく解説します。
この記事を読めばすべて網羅できるように書いていくので、ぜひ参考に!
OB訪問はラインで気軽にできるものなんですか?
実際、僕が大学生の時に社会人の人とラインで話を聞いたことがあるよ!具体的な進め方を紹介するね!
- OB訪問をLINE(ライン)で行うのはアリ?
- OB訪問をLINE(ライン)でする場合の注意点
- OB訪問をLINE(ライン)で依頼する方法(LINE交換のやり方)
- OB訪問をLINE(ライン)で行う時の相談内容
- OB訪問後のお礼をLINE(ライン)で行う方法
- 本記事の要点まとめ
OB訪問をLINE(ライン)で行うのはアリ?
まず最初にOB訪問をラインで行うこと自体はありなのか?
結論から言うと、「全然あり」だと僕は考えています。
そもそもOB訪問をする目的に立ち返ってみてください。
「その企業の実情を知るため」「その企業の選考のコツを知るため」がOB訪問の大きな目的ですよね。
これらの目的を達成するためには、直接会う必要性はありません。
よってOB訪問はラインでして大丈夫なのですが、いくつか大前提があります。
OB訪問で僕が最もおすすめだと思うのは逆求人サイト
OB訪問をする目的は「この企業の話を聞きたい」という対象企業が決まっているパターンと、「とにかく社会人から話を聞きたい」というパターンがありますよね。
僕もそうでした。
そんな中、後者のパターンでOB訪問の相手を探すサイトを使う人は多いですが、それよりも逆求人サイトで企業の採用担当者と直接やり取りする方が効率的だと僕は考えています。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくことで、企業側からスカウトが届く就活サイトなのですが、スカウトを受けた企業の人事担当とチャットでやり取りできます。
そこでチャットでやり取りしても良いし、電話やLINEでのOB訪問を依頼しても良い。
自分のことを採用したいと思っている企業の採用担当に対してOB訪問をすれば、一石二鳥ですよね!
OB訪問ついでに内定に繋がることも多い
そしてスカウト経由で話を聞けば、そのまま選考に参加して内定獲得にも繋がります。
逆求人サイトは色々ありますが、僕なら「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」を利用します。
「逆求人サイトを利用→スカウトを受ける→採用担当にOB訪問としてラフに話が聞きたいと依頼」という流れで進めましょう!
この流れは、逆求人サイトを利用しているような1人1人と話しがしたいという企業に向いていると僕は考えています!
女性は特に注意が必要
ここでOB訪問をする際の注意点を1つ話しておきます。
これはラインに限らず、OB訪問で注意が必要なことなのですが、女性は性的対象として見られる事件が発生しています。
「OB訪問を受けてもらう社会人」という強い立場を利用して、飲みに誘ったり、自宅に呼ぶ。それが事件になる。
こうならないために、ラインでプライベートなやり取りをグダグダしないこと。
そして、相手から下心を感じるメッセージが届く場合はブロックすべきです。
メッセージよりも通話がおすすめ
次にラインのメッセージでやり取りをすると、グダグダになりがちです。
また回答をチャットで打つのは大変だし、ニュアンスが伝わりにくい場合もある。
質問したい内容が多かったり、難しい質問をするなら通話がおすすめです。
最初はラインで繋がりつつも、通話でやり取りをサクッとすべきでしょう。
ラインでOB訪問する場合は、グダグダになる可能性があるから、それだけ注意が必要!先に質問内容を明確化しておき、それを簡潔に質問するのがおすすめだよ。
OB訪問をLINE(ライン)でする場合の注意点
では続いて、OB訪問をラインでする場合の注意点を見ていきましょう。
以下の3つの注意点を押さえておいてくださいね。
【OB訪問をLINE(ライン)でする場合の注意点】
- スタンプを使わないこと
- 1文があまりに長くなりすぎないこと
- 同じ大学の先輩でも礼儀正しく接すること
注意点① スタンプを使わないこと
まずOB訪問で大事なことは「相手に悪い印象を与えないこと」です。
特にOB訪問先が中小企業の場合、OB訪問がきっかけで特別な選考に進める可能性もある。
またOB訪問相手が人事担当者に「◯◯さんにOB訪問したけど礼儀がなってない」と報告されたら最悪ですよね。
ラインでOB訪問する場合、スタンプで返信するのはNGです。
相手によっては「失礼な学生だ」と悪い印象を与える可能性がありますからね。
注意点② 1文があまりに長くなりすぎないこと
続いて、よくあるのが1文が長くなりすぎることです。
メールの場合は長文だろうが、もともと長文のメールが多いので問題ない。
でもラインは短文しか送られてきたことがないですよね?
よって1文があまり長くならないようにしましょう。
複数質問がある場合は、「3点質問があります」と言ってから、1問ずつ質問すれば1文が長くならないですよね。
相手の立場に立って、「ラインで長文が来たらなんか嫌だな」という感覚を掴むことが重要です。
注意点③ 同じ大学の先輩でも礼儀正しく接すること
そして最後に、OB訪問相手が同じ大学の先輩でも馴れ馴れしくしないこと。
しっかりと礼儀正しく接することを意識してください。
「親しき中にも礼儀あり」なので、どれだけ顔見知りでも丁寧に対応しましょう。
相手はあなたのために時間をとって対応してくれている。
それに対してこちら側ができることは、礼儀正しく接して、ちゃんとお礼することですよね。
この3つの注意点を押さえておけば、OB訪問でマイナス評価されることはほとんどない。
どれも相手の立場に立って、「何をされると嫌かな」と考えれば分かることですね。
OB訪問をLINE(ライン)で依頼する方法(LINE交換のやり方)
それではラインでOB訪問する時の注意点を押さえたところで。
この章からは「具体的なラインを使ったOB訪問のやり方」を解説しますね。
OB訪問相手の探し方
まずOB訪問する相手を探す必要がありますよね。
ラインでやり取りしたいって人は、おそらくスマホを活用してOB訪問したい人。
今はOB訪問相手を探すための専用アプリやサイトが多数存在します。
大学のキャリアセンターで紹介してもらうのもおすすめですが、こうしたアプリやサイトの方が効率的に探すことができますよ。
「OB訪問アプリランキング【就活におすすめ1位〜15位!】」の記事にて、僕がおすすめのOB訪問専用アプリを紹介しています。
(まだOB訪問相手が見つかっていない・もっと他の相手も探したいという就活生はこちらの記事を参考にしてくださいね)
ちなみに特におすすめは「ビズリーチ・キャンパス 」です。
サイトがとにかくシンプルで使いやすく、東証一部上場企業のOBも多数登録しているので、大手志向の学生も使いやすいのが特徴。
利用できる大学が上位大学なのがネックですが、以下の大学に含まれる就活生は絶対に利用しましょう。
【ビズリーチ・キャンパスを利用できる大学一覧】
(あ)青山学院大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪府立大学、(か)関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州工業大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、(さ)滋賀大学、首都大学東京、上智大学、(た)千葉大学、中央大学、筑波大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、(な)名古屋工業大学、名古屋大学、(は)一橋大学、広島大学、法政大学、北海道大学、(ま)明治大学、(や)横浜国立大学、横浜市立大学、(ら)立教大学、立命館アジア太平洋大学、立命館大学、(わ)早稲田大学
ちなみにOB訪問の相手を探す上で、最もおすすめはOB訪問用のアプリを使うことですが、その他にも計10種類の手段があります。
「【OB訪問相手の探し方10選】ツテがない就活生でも大丈夫!」 にてまとめているので、OB訪問相手の探し方が分からない人は、こちらも合わせて参考に。
加えて、僕が今就活生なら絶対に利用する就活サイトをまとめた記事を書きました。
「結局どの就活サイトを使えば良いのか分からない」という就活生はぜひ参考にしてくださいね!
» 【結局どれ?】僕が今就活生なら絶対利用する就活サイトはこの5つ!|100サイト以上から厳選
OB訪問をラインで依頼する方法
OB訪問する相手が見つかったら、ラインでのやり取りを依頼しましょう。
以下のようなメッセージを送り、ラインでのやり取りが可能か確認します。
【LINEでのOB訪問が可能か確認するメッセージテンプレ】
◯◯株式会社
◯◯ 様
初めてご挨拶させていただきます。
私、◯◯大学◯年の(名前)と申します。
この度は、OB訪問をさせて頂くことをご快諾頂きありがとうございました。
御社に関する質問が複数あるので、ぜひ質問に回答頂けると幸いです。
今後のご連絡手段ですが、LINEでのやり取りは可能でしょうか?
◯◯様の都合の良い連絡方法をご教示頂けると幸いです。
お忙しい中、大変恐縮ですがご返答よろしくお願い申し上げます。
◯◯大学
(名前)
(メールアドレス)
このように連絡して、もしラインでのやり取りができない場合は、指定してもらった連絡手段でのやり取りを行いましょう。
(ラインじゃないとOB訪問できないってことは全くないので、メールや電話、カフェで会うなどOB訪問の手段は様々ですよ)
OB訪問相手とのラインの交換方法
相手からラインでの連絡が可能と連絡があった場合、ラインを交換します。
以下の手段でラインは交換できるのが、やりやすい方法で交換しましょう。
【OB訪問相手とのラインの交換方法】
- 自分の「LINE ID」を伝えて追加してもらう
- 自分の「電話番号」を伝えて追加してもらう
- LINEの友達追加URLを取得して追加してもらう
この中でおすすめは 「LINE ID」を伝えて追加してもらう方法ですね。
事前にラインの設定から「IDでの検索を許可する」を許可しておきましょう。
まずはラインでのやり取りが大丈夫なのか確認して、相手が最も都合良い方法でOB訪問することが重要ですね。
そうだね。飲みや自宅に招かれた場合はそれに従う必要ないからね。気をつけよう。
OB訪問をLINE(ライン)で行う時の相談内容
それではここまでの解説で、OB訪問相手とライン交換できたと思います。
続いてはラインでの実際の相談内容ですよね。
OB訪問において大事なのはここです。
OB訪問で大事なことは「目的を明確化すること」である
まずOB訪問で質問する内容を考える前に、目的を明確化しましょう。
「なぜOB訪問するのか」という目的を明確化してからOB訪問しないとグダります...。
【OB訪問する目的】
- その企業の実情を知るため
- その企業の選考のコツを知るため
- リクルーターから選考してもらうため
おそらく目的として考えられるのは以上のことでしょう。
「リクルーターからの選考」とは、企業が採用目的にOB訪問をする場合です。
先輩側から声をかけられてOB訪問することになった場合は、リクルーターである可能性が高いので、事前に自己PRやガクチカなど重要質問は練っておきましょう。
OB訪問する目的から逆算して質問を考える
OB訪問する目的が明確化できたなら、そこから逆算して質問を考えます。
「質問何かあるかな〜」と考えるよりも効率的に質問が浮かびますよ!
→どのような性格の人が活躍している職場ですか?
→女性が働きやすいと感じる職場ですか?
→実際の皆さんの残業時間はどのぐらいでしょうか?
→本音で言うと、どんな点に不満を感じていますか?
→入社後のイメージと入社後のギャップを教えてください
【目的】その企業の選考のコツを知るため
→◯◯さんが選考で意識したことは何でしたか?
→◯◯さんが採用された1番の理由は何だと思いますか?
→御社が今求めている人材はどんな人ですか?
このように目的から質問は逆算してください。
OB訪問での質問を考える時に重要なことは「本当に聞きたいことか?」ということ。
就活生の中には「とりあえず聞いておけばよいか」と適当に質問を考える人がいますが、それだとわざわざOB訪問する価値がないですよね。
ラインで気軽に質問できるからと言って興味のない質問はしないこと。
本当に気になる質問だけを聞くようにしましょうね。
たしかにラインだと気軽に質問できるので、そこまで興味ないことでも聞きがちですね。
そうなんだよ。ラインだとそうやってグダグダする可能性があるから、事前に質問を用意した上で「◯問の質問があります」と最初に伝えるべきだよ。
OB訪問後のお礼をLINE(ライン)で行う方法
ラインを通してOB訪問できたら、最後にしっかりお礼をしましょう。
「終わり良ければすべて良し」ではないけど、終わり方で相手に残す印象が変わってきます。
デートした時も、相手から終わった後すぐに「今日はありがとう!本当に楽しかった」と連絡が来れば嬉しいですよね。
OB訪問もそれと一緒でしっかりお礼をしましょうね。
OB訪問のお礼をラインで送る場合、以下のようなメッセージを送付しましょう。
【OB訪問後のラインのお礼メッセージ】
「この度はお忙しい中、私の質問に回答頂きありがとうございました。
御社への理解が深まったとともに、◯◯さんと一緒に働きたい気持ちが生まれました。
入社できるよう、精一杯選考対策していきたいと思います。
改めまして、今回は本当にありがとうございました。」
ラインなので、あまりに長い文章は読みにくいです。
よってこのぐらいシンプルなメッセージを送りましょう。
「OB訪問相手の◯◯さんと一緒に働きたいです!」と言えば、相手も嬉しく思いますよね。
自分のために時間を割いてくれた相手なので、最後しっかりお礼をしましょう。
その企業に入社しないとしても、社会人になってからどこかで繋がる可能性がある。
だからこそしっかりと最後お礼をして円満にOB訪問を終了することが重要だからね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ラインでのOB訪問について理解できたと思います。
OB訪問に関しては、「やれば良い」というわけじゃありません。
何度も言うようにOB訪問したい目的があるからするのです。
ぜひやらされ仕事にならず、志望度の高い企業についての理解を深めるためにOB訪問しましょう。
この記事を通してOB訪問への考え方が正しく変わると嬉しいです。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- OB訪問はラインでもすることができるが、できればZOOM等を使ったオンラインか、または日中のカフェでの面談といった形式ですることがおすすめ(その方が詳しく話を聞けるのと、相手から深い話を聞ける)
- OB訪問相手からラインでやり取りしたい旨がきたらラインでやり取りすれば良い。しかし、相手が異性の場合は、プライベートな話に踏み込んできたりした場合は危機感を持つこと。