就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は、ホテル業界向けの志望動機の書き方を解説していきます。
ホテル業界において、選考を勝ち抜くには「質の高い志望動機を作成すること」が重要です。
本記事では、ホテル業界から評価される志望動機の構成や例文を共有します。
面接で志望動機を伝える際の注意点なども解説しているので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
ホテル業界ではどんな志望動機が評価されるのでしょうか?
ホテル業界への志望動機は、とくに人柄を伝えるのがポイントだよ。くわしい書き方を例文とともに紹介するね!
- ホテル業界で評価される志望動機の書き方【4ステップ】
- ホテル業界向けの志望動機|例文5選
- ホテル業界向けの志望動機|NG例文3選
- ホテル業界の企業から評価される志望動機のポイント
- ホテル業界向けの志望動機を面接で伝える時の注意点
- 本記事のまとめ
ホテル業界で評価される志望動機の書き方【4ステップ】
まずは、評価される志望動機の書き方について見ていきましょう!
ホテル業界への志望動機は、以下の4ステップで構成するのがおすすめです。
【ホテル業界に評価される志望動機の書き方】
- まず「結論」を示す
- 「なぜホテル業界なのか」を示す
- 「ホテル業界の中でもなぜそのホテルなのか」を示す
- 「自分の企業選びの軸との一致点」を示す
ステップ① まず「結論」を示す
志望動機を作成するときは、まず「結論」を簡潔に示しましょう!
結論とは「私が貴社を志望した理由は〜だからです。」という部分。
はじめに結論を示すことで、採用担当者が文章全体を把握しやすくなります。
また、結論は簡潔に一文で書くのがおすすめです。
長すぎる文章だと、結論が伝わりづらくなってしまいます。
担当者も読む気が薄れてしまい、その先の文章にまで目を通してもらえない可能性もありますからね。
【例文】
「私が貴社を志望した理由は、大切な思い出を彩るサービスを提供したいと考えたからです。」
ステップ② 「なぜホテル業界なのか」を示す
次に、「なぜホテル業界を志望するのか」の理由を示しましょう。
業界への志望理由をハッキリと示せなければ、全体的に納得感が薄い文章になってしまいます。
他の業界でも当てはまるような理由ではなく、「ホテル業界」だからこその志望動機を作成するのが重要。
そのためには、ホテル業界に興味をもったキッカケなどを具体的なエピソードと共に記載しましょう。
リアルな体験談を加えることで、説得力のある内容に仕上がります。
【例文】
「私は小さい頃から、家族で各地のホテルによく宿泊していました。
成長するに連れ、その機会も減っていましたが、大学に入り恩返しも兼ねて、両親の結婚記念日に貴社のホテルへの旅行をプレゼントしました。
予約の際に両親の結婚記念日であることを伝えていたのですが、当日は頼んでいたお祝いプレートだけではなく、ホテルからプレゼントが用意されていました。
予想以上のサービスを受けたことに、本当に驚き感動したことを覚えています。
そこから、私も自分が受けたような感動するサービスを届けたいと感じ、ホテルスタッフのアルバイトをはじめました。」
ステップ③ 「ホテル業界の中でもなぜそのホテルなのか」を示す
ホテル業界への志望理由を記載できたら、次は「なぜそのホテルなのか」を記載しましょう。
ここが曖昧だと「うち以外のホテルでもよさそう…」と思われてしまう。
数多くあるホテルの中で「他ではなく、なぜそのホテルを選んだのか」を明確に示せると、より熱意が伝わります。
他のホテルとは違う、志望するホテルならではのサービスや特徴・強みに惹かれたことを記載してください。
【例文】
「貴社のホテルには、両親へのサプライズの1年後に再び訪れたのですが、私たち家族のことを覚えてくださっていました。
少し話した程度の内容も覚えてくださっていて、大切な場所に帰ってきたかのような感覚になりました。
そんな貴社は「お客様の人生に寄り添うサービスを届ける」というビジョンを掲げていらっしゃいます。
私たち家族が行っていただいたように、私自身も貴社でお客様の大切な人生の節目を、より素敵な時間にしていきたいと考えています。」
ステップ④ 「自分の企業選びの軸との一致点」を示す
ここまでの3ステップで、かなり説得力のある志望動機が完成します。
上記にプラスして「自分の企業選びの軸と一致している」ことを伝えられると、よりクオリティの高い志望動機に仕上がりますよ!
この4ステップで構成していくと、以下のような志望動機が出来上がります。
【完成したホテル業界向けの志望動機】
「私が貴社を志望した理由は、大切な思い出を彩るサービスを提供したいと考えたからです。(〜①)
私は小さい頃から、家族で各地のホテルによく宿泊していました。
成長するに連れ、その機会も減っていましたが、大学に入り恩返しも兼ねて、両親の結婚記念日に貴社のホテルへの旅行をプレゼントしました。
予約の際に両親の結婚記念日であることを伝えていたのですが、当日は頼んでいたお祝いプレートだけではなく、ホテルからプレゼントが用意されていました。
予想以上のサービスを受けたことに、本当に驚き感動したことを覚えています。
そこから、私も自分が受けたような感動するサービスを届けたいと感じ、ホテルスタッフのアルバイトをはじめました。(〜②)
貴社のホテルには、両親へのサプライズの1年後に再び訪れたのですが、私たち家族のことを覚えてくださっていました。
少し話した程度の内容も覚えてくださっていて、大切な場所に帰ってきたかのような感覚になりました。
そんな貴社は「お客様の人生に寄り添うサービスを届ける」というビジョンを掲げていらっしゃいます。
私たち家族が行っていただいたように、私自身も貴社でお客様の大切な人生の節目を、より素敵な時間にしていきたいと考えています。(〜③)
また、「人々の心を豊かにする仕事」という点においても、私の企業選びの軸と合致しているため、貴社を志望いたしました。(〜④)」
上記の4ステップで内容を組み立てていくと、説得力のある志望動機が完成します!
また、構成ごとに分けて書き出すと、文章もまとめやすくなりますよ。
構成があると各ステップごとに文章を考えやすいですね!
そうなんだ!しかも、この4ステップで組み立てていくと、無駄のない説得力のある志望動機が完成するよ!
ホテル業界向けの志望動機|例文5選
では、ここからホテル業界を志望している就活生向けに、志望動機の例文を5つご紹介します!
(未経験者向けの例文も作成したので、参考にしてみてね!)
志望動機の例文①
【例文】
「私は、日本の”おもてなし”文化を世界に広めたいという理由から、貴社を志望いたしました。(〜結論)
私は、昔から旅行が好きで、海外にも一人で訪れていました。
そこで、各国のホテルに滞在し、日本の接客レベルの高さを実感しました。
その経験から、日本の素晴らしいおもてなしの文化を世界に広めたいと感じ、大学では国際観光学部で勉強を続けてまいりました。
また、大学一年時からホテルスタッフのアルバイトを続け、国籍や年齢を問わず多くのお客様へ対応してきた経験があります。(〜なぜホテル業界なのか)
中でも貴社を志望する理由は、国内だけでなく海外にもチェーン展開されているからです。
貴社であれば、日本の”おもてなし”を世界に届けられると考えています。(〜なぜそのホテルなのか)
加えて、私の就活の軸でもある「期待を超える感動を生み出せる仕事」という点でも合致しているため、貴社を志望いたしました。(〜企業選びの軸との一致点)」
上記の例文では、「ホテル業界に興味を持ってから、どのような取り組みをしてきたか」を具体的に記載しました。
ホテル業界で働くために、どれくらい勉強・行動してきたのかを伝えることで、熱意をアピールできますよ!
志望動機の例文②
【例文】
「私が貴社を志望する理由は、より多くのお客様に豊かな体験を提供したいと考えているからです。(〜結論)
私は、以前から外国語に関心があり、大学でも勉強を続けていました。
そんな語学スキルを活かせる場所はないかと探している時に、ホテルスタッフのアルバイトを見つけました。
そこで、自分の言葉や行動で目の前のお客様を笑顔にできるホテル業界の仕事にとても魅力を感じました。(〜なぜホテル業界なのか)
中でも貴社は、国内でも最大級のホテルチェーンであることから、より多くの人に上質なサービスを提供できるのではないかと考え、志望いたしました。
また、新事業も積極的に展開されている貴社に、ホテルでのアルバイト経験や語学スキルを活かして貢献したいと考えています。(〜なぜそのホテルなのか)
さらに、「若いうちからチャレンジできる環境」という点においても、私の就活の軸との一致を感じました。
将来的には、日本だけではなく海外にも貴社のサービスを展開するために、事業企画などにも携わりたいと考えています。(〜企業選びの軸との一致点)」
上記の例文では、自分の活かせるスキルや経験に加え、将来のキャリアプランまで記載しているのがポイント!
「いま何ができるか」だけではなく「今後何がしたいか」まで伝えることで、長く活躍してくれそうな人材だという印象を与えられます。
志望動機の例文③
【例文】
「私が貴社を志望した理由は、地方創生に貢献したいと考えているからです。(〜結論)
私は地方出身で、大学進学と共に上京してきました。
地元にはそもそも大学がありません。
そのため、若者はどんどん外に出ていき、過疎化が進んでいました。
しかし、3年前、貴社が私の地元に新しいリゾートホテルを建設しました。
田舎の良さを活かした新しいホテルとして話題になり、今では多くの観光客が訪れる街になっています。
もともと大学で、地域経済学を学んでいたこともあり、ホテル業界での地方活性化への貢献を考えるようになりました。
そこで、長期休み毎にリゾートバイトを行い、経験を積みました。(〜なぜホテル業界なのか)
地方に展開しているホテルの中でも貴社は、多言語対応のタブレット端末の設置や、独自の地図ソフトの導入など、積極的に新しい取り組みを行われています。
大学で学んだ知識やアルバイトの経験を活かし、地方を盛り上げる取り組みを積極的に企画していきたいと考えています。(〜なぜそのホテルなのか)
また、私の企業選びの軸でもある「社会に影響を与えるサービス」という点でも合致したため、貴社を志望いたしました。(〜企業選びの軸との一致点)」
上記の例文では、ホテル業界に興味をもったキッカケとなった出来事を具体的に記載しました。
また、企業独自の取り組みを挙げることで志望度の高さが伝わります!
未経験者向け:志望動機の例文④
【例文】
「私は、上質なサービスで多くの人に非日常的な時間を提供していきたいと考え、貴社を志望いたしました。(〜結論)
私は大学入学当初から、洋食店でのアルバイトを行った経験があります。
高級感のあるお店だったこともあり、記念日など特別な日に訪れるお客様がほとんどでした。
働くうちに、お客様の大切な時間をより素敵なものにできないだろうかと考えるようになりました。
そこで店長やスタッフと相談し、お祝いのプレートを出すだけだったものを、サプライズの演出サービスを追加したり、お店からの手書きのお祝いメッセージをお渡ししたりと変えていきました。
その結果、リピーターを多く増やすことに成功。
この経験から、より多くの人に特別な時間を提供できるホテル業界で働きたいと考えるようになりました。(〜なぜホテル業界なのか)
ホテル業界の中でも貴社のホテルはハイクラスであり、「お客様の日常を”特別”にする」というビジョンを掲げていらっしゃいます。
そんな貴社であれば、お客様の時間をより特別なものにできるのではないかと考えています。
ホテルでの業務は未経験ですが、飲食店のアルバイトで身につけた接客やコミュニケーション力を活かし、上質なサービスの提供に貢献していきたいと思っております。(〜なぜそのホテルなのか)
また、「成長し続けられる環境」という私の企業選びの軸とも合致していたため、貴社を志望いたしました。(〜企業選びの軸との一致点)」
ホテルでのアルバイトは未経験という人に向けた志望動機の例文です。
ホテルで働いた経験がなくても、どのような経験やスキルを活かせるのかをしっかり記載しましょう。
未経験者向け:志望動機の例文⑤
【例文】
「私が貴社を志望したのは、観光産業を活性化させ国内の経済発展に貢献したいと考えたからです。(〜結論)
私は、幼い頃から両親に多くの土地へ旅行に連れて行ってもらいました。
その経験から、大学では経済学部で観光ビジネスについて学んでいました。
その中でもホテル業界に興味を持ったのは、貴社のホテルに滞在した経験がキッカケです。
「和」をコンセプトにしたデザインや食事、一流の接客を体験し、日本の素晴らしさを伝えられるホテル業界に強い魅力を感じました。
その後、料亭でのアルバイトをはじめ、接客サービスマナー検定を取得しました。(〜なぜホテル業界なのか)
貴社は、海外からの訪問客の数が国内でもトップクラスであることから、より多くの人に日本の良さを伝えられると考えています。
貴社の事業に携わることで外国からの旅行客を増やし、日本経済の活性化に貢献していきたいです。
ホテルでの業務経験はありませんが、大学で学んだ知識を活かし、貴社の発展に繋がる事業企画を提案していきたいと思っております。(〜なぜそのホテルなのか)
また、私の企業選びの軸でもある「世界に通用するサービス」という点でも合致したため、貴社を志望いたしました。(〜企業選びの軸との一致点)」
上記も、ホテル業界は未経験という人向けの志望動機です。
この例文は、資格を取得したこと・将来どのように貢献していきたいかを記載しているのがポイント!
将来の目標と過去の達成経験を示すことで、採用担当者に「目標に向かって行動できる人なんだ」という印象を与えることができます。
ちなみに、僕が作成した例文以外にも、他の就活生が書いた志望動機が見たい人もいるでしょう。
そんなときは、エントリーシート閲覧サイトを利用してみてください!
上記は、エントリーシート閲覧サイトの中でも大手の「unistyle(ユニスタイル)」に掲載されている星野リゾートへの志望動機です。
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登録は「ユニスタイル会員登録」から簡単に出来るので試してみてくださいね!
具体的な体験談などを入れると効果的なんですね!
ホテル業界は接客業のトップともいえる業界だから、人柄を重視されやすい。「どんな体験をしてきて、どんな価値観を持っているのか」を伝えられる志望動機を作成してみてね!
ホテル業界向けの志望動機|NG例文3選
次に、NGなホテル業界への志望動機の例文をご紹介していきます。
NGなポイントを知っておくことで、より質の高い志望動機に仕上げられます!
【ホテル業界から評価されない志望動機のポイント】
- 結論から述べていない
- ホテル業界以外にも当てはまる
- なぜそのホテルを志望するのかが不明
NG例文① 結論から述べていない
【NG例文】
「私は小さい頃から、家族旅行でホテルに宿泊する機会が多くありました。
笑顔でスマートに対応するスタッフの方々の姿に、子供ながらに憧れていました。
業界大手でもある貴社の発展に貢献したいと考え、志望いたしました。」
上記のNGポイントは「結論から述べられていないこと」です。
結論が最後になっているだけで、全体的に何の文章なのかわかりづらいですよね。
また、ホテル業界を志望する理由に対して、具体的な経験や取り組みが書かれていないので、熱意を感じられません。
ホテルを志望する理由も「業界大手だから」だけでは、説得力がありませんよね。
NG例文② ホテル業界以外にも当てはまる
【NG例文】
「私は、多くの人を喜ばせる仕事がしたいと考え、貴社を志望いたしました。
学生時代にアルバイトをしていた飲食店で、お客様から「ありがとう」と言われる接客の仕事に、やりがいを感じました。
貴社は研修制度も充実していることから、より高い接客スキルを学べると思い、志望いたしました。」
こちらの例文は、「ホテル業界以外でも当てはまる」内容になっているのがNGポイント。
また、企業への志望理由を示す上で、制度や福利厚生だけをあげると印象が悪くなってしまいます。
NG例文③ なぜそのホテルを志望するのかが不明
【NG例文】
「私は、上質なサービスで人々の心を豊かにしたいと考え、貴社を志望いたしました。
私は学生時代、友人とよく旅行に出かけていました。
多くの観光地を訪れる中で、滞在するホテルのサービスの重要性を実感しました。
そこからホテル業界に興味をもち、ホテルスタッフのアルバイトとして経験を積んできました。
今までの経験を活かし、貴社の発展に貢献したいと考えています。」
上記の例文は、結論から書き出しており、業界への熱意も伝わります。
しかし、「業界の中でも、なぜそのホテルを志望するのか」の理由がないことがNGポイント。
ホテルへの志望理由を明確にすることで、より熱意と説得力のある志望動機に仕上がります。
そのためにも、しっかりと企業研究を行い、他社と違う特徴や強みを記載するのが大切ですよ!
内定獲得率をあげるには「持ち駒の確保」が必須!
ここまでホテル業界の志望動機の書き方をお伝えしました。
ですが、どれだけ質の良い文章がかけてもエントリー数が少なければ意味がありません。
志望するホテル業界からの内定獲得率を高めるには、「持ち駒を確保」しておくことが重要。
たとえば、3つのホテルしか受けないのと30のホテルを受けるのとでは、内定を獲得できる確率は大きく変わってきます。
ホテル業界で絶対にはたらきたい!と考えている人は、かならず持ち駒を確保しましょう。
持ち駒を増やすには、就活サイトを活用するのが有効です。
とくに、逆求人サイトや就活エージェントは、あなたに合う企業を効率よく探せます。
僕はこれまで100を超えるサイトを見てきましたが、中でも「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」は利用必須!
企業探しを効率化できるだけでなく、スカウトが届いたりエージェントに志望動機を添削してもらえるなど、メリットがたくさんあります。
内定を獲得できる確率を高めたい人は、上記2サイトを活用してくださいね。
ちなみに、以下の記事で就活に有益なサイトをまとめています。
僕が就活生だったら絶対に使う6サイトをピックアップして紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
4ステップのうち、ひとつでも抜けていると内容が薄く感じますね…。
さっき説明した4ステップは、質の高い志望動機を作成するための構成になっているからね。とくにホテル業界への志望動機は、業界とホテルへの志望理由をそれぞれ明確にするのが重要だよ!
ホテル業界の企業から評価される志望動機のポイント
次に、ホテル業界で評価される志望動機のポイントを解説していきます!
ポイントを押さえて作成することで、質の高い志望動機に仕上がりますよ。
【ホテル業界の企業から評価される志望動機のポイント】
- 具体的なエピソードを示す
- 「ホテル業界の中でもなぜそのホテルなのか」を明確にする
- 「入社後どんな貢献ができるのか」を伝える
ポイント① 具体的なエピソードを示す
ホテル業界の志望動機では、具体的なエピソードを示すことが重要なポイント。
エピソードを加えることで、志望理由に説得力が出ますからね!
ホテル業界を志望する理由として「人を喜ばせるのが好きだから」「接客がしたい」という内容がありがちです。
しかしそれだと、あいまいですし他の業界でも当てはまります。
重要なのは「人を喜ばせることが好き」という理由の根拠となるようなエピソードや、「接客がしたい」と考えるようになったきっかけの部分ですよ。
ポイント② 「ホテル業界の中でもなぜそのホテルなのか」を明確にする
次に大切なのが「ホテル業界の中でもなぜそのホテルなのか」を明確にすること。
ホテル業界ではたらきたい理由は伝えられても、「なぜそのホテルを志望するのか」があいまいだと、説得力がありません。
国内でもホテルは、約1万件以上もあります。
その中で、志望するホテルへの動機を伝えられないと、「他のホテルでもいいんじゃない?」と思われてしまいます。
他のホテルとちがう特徴やサービス、強みなどをしっかりとリサーチしたうえで、その点に共感したことを伝えましょう。
ポイント③ 「入社後どんな貢献ができるか」を伝える
最後のポイントは「入社後にどんな貢献ができるか」を明確にすることです。
具体的には自分が活かせるスキルや経験を伝えましょう!
そうすることで、ホテル側にあなたを採用するメリットを示せますよね。
たとえば、「接客業のアルバイトをしていた」「語学スキルがある」などです。
今までの経験やスキルを活かして、どのように貢献していきたいのかを記載できると、将来性をアピールできますよ!
【補足】インターンに参加しておくと明確な志望動機に仕上がる!
もし入社したいホテルでインターンシップの募集があれば、できるだけ参加しておくことをおすすめします。
インターンシップに参加することで、より具体的なホテルの魅力もわかりますからね。
(ホテル業界で評価される立ち振る舞いも身につけられるしね!)
また、ホテルの業務を体験することで、リアルなやりがいも感じられるでしょう。
インターンシップを通して得たことを伝えられると、熱意のある志望動機に仕上がります。
インターンシップでは、やりがいだけでなくもちろん大変なことやむずかしいこともあるはずです。
しかし、それを踏まえても入社したい!という意欲を志望動機にこめられると、面接官の心に刺さること間違いなしですよ。
志望動機を深めるためには、自己分析が必須だよ。まずはしっかりと自分自身の軸を明確化することで、必然的に説得力を高まるんだ!
ホテル業界向けの志望動機を面接で伝える時の注意点
ホテル業界の企業の面接で、志望動機を伝えるときの注意点をお伝えしていきます。
とくにホテル業界の面接では、以下の2点に気をつけましょう。
【ホテル業界の面接で志望動機を伝えるときの注意点】
- 立ち振る舞いやマナーに気をつける
- 深掘りされそうな内容を事前に把握しておく
注意点① 立ち振る舞いやマナーに気をつける
ホテル業界での仕事は、ハイレベルな接客が求められます。
そのため、服装や髪型・立ち振る舞いまで、お客様に好印象を与えられるよう徹底されているのです。
そんなホテル業界の面接では、身だしなみや立ち振る舞いもチェックされます。
清潔感のある服装や、安心感を与える話し方を意識して臨みましょう!
また、事前に面接の正しいマナーや言葉遣いも勉強しておくことをおすすめします。
注意点② 深掘りされそうな内容を事前に把握しておく
面接では、あなたの人柄や価値観をより詳しく知るために、志望動機を深掘りする質問をされます。
企業側は、より自社にマッチする人材を採用したいと考えるため、必ず何か質問されると思っておいて良いでしょう。
そのためにも、事前に志望動機の中で質問されそうな部分を把握しておくのがおすすめ!
作成した志望動機に「なぜ?」を投げかけていくことで、深掘りされるであろうポイントを見つけやすくなりますよ。
最初の例文に「なぜ?」を投げかけると、以下のようになります。
「私が貴社を志望した理由は、私が貴社を志望した理由は、大切な思い出を彩るサービスを提供したいと考えたからです。
私は小さい頃から、家族で各地のホテルによく宿泊していました。
成長するに連れ、その機会も減っていましたが、大学に入り恩返しも兼ねて、両親の結婚記念日に貴社のホテルへの旅行をプレゼントしました。
→なぜここでうちのホテルを選んだの?
予約の際に両親の結婚記念日であることを伝えていたのですが、当日は頼んでいたお祝いプレートだけではなく、ホテルからプレゼントが用意されていました。
予想以上のサービスを受けたことに、本当に驚き感動したことを覚えています。
そこから、私も自分が受けたような感動するサービスを届けたいと感じ、ホテルスタッフのアルバイトをはじめました。
→アルバイトではどんな業務を経験した?
→身につけたスキルはある?
→実際に経験して何を学んだ?
貴社のホテルには、両親へのサプライズの1年後に再び訪れたのですが、私たち家族のことを覚えてくださっていました。
少し話した程度の内容も覚えてくださっていて、大切な場所に帰ってきたかのような感覚になりました。
そんな貴社は「お客様の人生に寄り添うサービスを届ける」というビジョンを掲げていらっしゃいます。
私たち家族が行っていただいたように、私自身も貴社でお客様の大切な人生の節目を、より素敵な時間にしていきたいと考えています。
→具体的にはどんなサービスを提供したいと考えている?
→日常的にホテルを利用しているお客様にはどう対応する?
また、「人々の心を豊かにする仕事」という点においても、私の企業選びの軸と合致しているため、貴社を志望いたしました。
→どんな部分が人々の心を豊かにできる仕事だと感じた?」
深掘りされそうなポイントが多く見つかりますよね!
このように事前に深掘りされそうな部分を把握しておくと、自信を持って面接を受けられますよ!
ホテル業界の面接では、身だしなみやマナーは必ずチェックされる!社会人や人事など、立ち振る舞いについて正しく指摘してくれる人に面接対策をお願いしてみてね!
本記事のまとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
日本の就活は人柄重視の傾向がありますが、その中でもホテル業界は特に人柄を評価される世界です。
つまり、志望動機においてもあなた自身の人柄を伝えることが重要。
そのためには、しっかりとした目的のある文章でないといけません。
今回お伝えした構成や例文を参考にしてもらえれば、その点を押さえることができます。
ホテル業界を目指すみなさんにとって、少しは役に立てるかと思いますよ!
ちなみに、この記事と合わせて「【志望動機の添削方法6選】おすすめサービスや頼み方を解説! 」も読んでみてください。
志望動機を添削してもらえるサービスを紹介しています。
人気の高いホテル業界の選考で、周りと差をつける志望動機に仕上げたい人はぜひ参考にしてください。
では、最後に本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点まとめ】
- ホテル業界はそれぞれの強みがはっきりと分かれるため、志望動機でも「なぜそのホテルなのか」を伝えることが重要である。
- 「①結論」「②なぜホテル業界なのか」「③ホテル業界の中でもなぜそのホテルなのか」「④自分の企業選びの軸との一致点」の4ステップで構成すると、説得力のある内容になる。
- 面接では、他の業界よりも身だしなみやマナーに気をつける。
- 面接対策は就活サイトを通して、現役人事や社会人の先輩に行ってもらうのがおすすめ。