就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は、グループディスカッションの「タイムキーパー」に着目した記事を書いていきます!
「タイムキーパーってなにをすればいいの?」「スマホで時間をはかっていいの?」などわからない人も多いと思います。
そこで、グループディスカッションでのタイムキーパーの役割や立ち回り、評価されるポイントを共有していきますね!
ちなみに、就活を7年以上研究してきた僕としては、グループディスカッションでタイムキーパーをやるのはおすすめしません。
本記事では、おすすめしない理由についてもお伝えしていきます。
「タイムキーパーってなにをするのか知りたい」「グループディスカッションではタイムキーパーをしようと考えている」人は、ぜひ最後まで読んでください!
タイムキーパーって時間を測るイメージしかありません。
そうだよね。ただ、グループディスカッションでは、ただ時間を測るだけではNG。くわしい立ち回りを共有していくね!
- グループディスカッションでのタイムキーパーの役割
- グループディスカッションでのタイムキーパーの立ち回り
- タイムキーパーは絶対におすすめしない理由
- タイムキーパーとして評価されるためのポイント
- タイムキーパーについてよくある質問
- おわりに
グループディスカッションでのタイムキーパーの役割
グループディスカッションにおけるタイムキーパーの役割は、文字どおり「時間管理」です。
グループディスカッションは限られた時間の中で、与えられたテーマに対する結論を出す必要があります。
制限時間がないなら、時間を設定しないでグダグダ話すことができますが、そうはいかない。
そこでタイムキーパーという役割を置いて、制限時間内に結論を出せるよう時間を管理します。
時間を管理するのがタイムキーパーの役割!次の章で、くわしい「時間管理のやり方」を解説するね。
グループディスカッションでのタイムキーパーの立ち回り
では具体的にどんな立ち回りをすれば良いのか?
基本的にタイムキーパーがやるべきことは以下の3つです。
【タイムキーパーがやるべきこと】
- 話し合いの時間配分決め
- 経過時間の報告
- 時間配分の途中修正
ちなみに、そもそも「グループディスカッションを受けたくない…」という人もいますよね。
実は、有益な就活サイトを使えばグループディスカッションを避けて選考を進められることもあるんです!
グループディスカッションを避けたい人は、逆求人サイトの「キミスカ」と就活エージェントの「ミーツカンパニー就活サポート」 を使ってみてください。
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届くサイト。
いきなり個人面接からはじまることも少なくありません。
就活エージェントでは、面談をした上であなたに合う求人を紹介してもらえます。
エージェント経由だと基本的に個別で選考がすすむので、グループディスカッションを避けられるんですよね!
「グループディスカッションをできるだけ受けずに就活を進めたい…!」という人は上記の2サイトをぜひ使ってください。
やるべきこと① 話し合いの時間配分決め
まずやるべきことは、グループディスカッションの「時間配分決め」です。
グループディスカッションに初心者だと、すぐにアイデアを出し始める人がいます。
しかし、まずはじめに「話し合いの時間配分を決めること」が重要なんですよね。
よって、グループディスカッションの制限時間に合わせた時間配分をタイムキーパーが行います。
ちなみに司会が主導してくる場合があるのですが、タイムキーパーが率先して「まずは話し合いの時間配分をしましょう!」と発言してくださいね。
じゃないと、タイムキーパー役が完全に埋もれて評価されません。
【時間配分の例:制限時間が30分間の場合】
- 与えられたテーマの深堀りや具体化:5分
- アイデア出し:10分
- アイデアのまとめ:10分
- 発表準備:5分
時間配分する際のコツ
僕が意識していた時間配分のコツについて少し話すと、グループディスカッションは「テーマを与えられてそれについて結論つける」というテンプレです。
よって最初から、どのような時間配分がベストかを自分なりに設定しておいてもいいんですよ。
つまり、“時間配分のテンプレ”を用意しておくのです。
【時間配分のテンプレ】
- 与えられたテーマの深堀りや具体化:2割
- アイデア出し:3割
- アイデアのまとめ:3割
- 発表準備:2割
上記のように割合でテンプレを用意しておけば、あとは与えられた制限時間に当てはめるだけなのでカンタンです。
自分で決めすぎないこと
ちなみに時間配分において重要なのは、自分で決めすぎないことです。
グループディスカッションで評価される上位能力の中に「チームワーク」つまりは「協調性」があるので、協調性をアピールするように会話すべきです。
協調性なし:時間配分を今から決めます!
協調性あり:時間配分を決めるのはどうでしょうか?
断言することでリーダーシップは発揮できます。
しかし、リーダーシップは司会が発揮すると有効なものであって、タイムキーパーが発揮するのは有効じゃないですね。
(個人的に、グループディスカッションでは協調性を1番に見られると考えているので協調性アピールする立ち振るまいをするのがベストだと考えています)
よって「〜しませんか?」「〜はどうですか?」など、他のメンバーを尊重するような話し方を意識することが効果的ですよ。
やるべきこと② 経過時間の報告
「経過時間の報告」も、タイムキーパーの重要な役割です。
はじめに設定した時間配分どおりに話し合いが進むように、たとえば「アイデア出しの時間は残り3分です!」など経過時間の報告をしましょう。
目安としては、1分おきに報告するのは多すぎるので、1つの項目につき2回程度の報告がベストですね。
やるべきこと③ 時間配分の途中修正
「時間配分の途中修正」も、めちゃくちゃ重要です。
たとえば「アイデア出しに10分」と設定していたけど、5分で多数のアイデアが出たとします。
「残りの5分でアイデアを増やすより、ここはもうまとめてよさそうだな」と判断できる状況の場合。
タイムキーパーとして、以下のように立ち回りましょう。
【時間配分の途中修正の例】
- アイデア出しに10分と時間配分した
↓ - 5分でたくさんのアイデアが出た
↓ - 「アイデア出しの時間があと5分ありますが、アイデアもかなり出たので、次のアイデアのまとめに5分追加するのはどうでしょうか?」と時間の修正をかける
※「〜しましょう!」と断言するのではなく、あくまで「〜するのはどうでしょう?」と司会やメンバーに問うことで協調性をアピールしてくださいね!
なるほど!これらの3つの立ち回りがタイムキーパーには重要なんですね!
そうだね。ただ経過時間を報告するだけの人が多いけど、それだと落ちるよ。
タイムキーパーは絶対におすすめしない理由
冒頭でお伝えしたとおり、僕はグループディスカッションでタイムキーパーを引き受けることをおすすめしていません。
理由としては、シンプルに「タイムキーパーでアピールできる能力を企業が欲していない」からです。
タイムキーパーは経過時間を管理する役割ですが、それでアピールできる能力って「時間管理力」ですよね。
ここで経団連が2018年に発表した「企業が新卒に求める能力」の上位能力を見てみましょう。
引用:経団連「高等教育に関するアンケート結果」
時間管理能力ってないんですよね。
つまりタイムキーパーの役割を通してアピールできる能力を、企業側は新卒に求めていません。
グループディスカッションで評価される能力
一方でグループディスカッションでアピールできる能力のうち、企業が評価する上位能力は下記ですね。
つまりこれらをアピールすべきです。
【グループディスカッションでアピールすべき能力】
- 主体性
- 課題設定/解決能力
- チームワーク
- 論理的思考力
- 創造力
「司会役が評価されやすい」というのは、主体性を重視する企業が多いからです。
しかし司会は非常に難しいので、狙うは「課題設定/解決能力」と「チームワーク」「論理的思考力」の3つですね!
これら3つの能力を発揮するための方法を別記事でまとめています!
ちなみに僕が絶対におすすめする役割は「書記」ですね。
“評価される書記の立ち回り”も記事にしているので、下記の2記事は必読です。
タイムキーパーは時間の管理で精一杯になってしまうから、「課題設定/解決能力」と「チームワーク」「論理的思考力」の3つの能力をアピールしにくいんだよ。
タイムキーパーをするぐらいなら、役割なしの方が良いんですね!
タイムキーパーとして評価されるためのポイント
僕が就活生のとき、タイムキーパーの役割を“仕方なく”担ったことが何度かありました。
タイムキーパーは評価されにくいとは言うものの、“評価されるポイント”を押さえておけば全然通過することができます。
実際に僕がタイムキーパーを担った時は、これから解説するたった2つのポイントを押さえることで、すべて通過できたんですよね。
(逆にこれらを押さえないでタイムキーパーをやるとマジで通りません。)
① 進行状況によって常に時間配分を最適化する
評価されるタイムキーパーは、先ほど解説した「時間配分の途中修正」が上手です。
はじめに設定した時間配分どおりに話し合いが進むことって、実際はほとんどないんですよね。
なので、状況に合わせて話し合いの時間配分を修正することは、グループディスカッションにおいてめちゃくちゃ重要なんです。
時間配分の修正を“積極的に”行うことによって、「主体性」をアピールすることにも繋がってきます。
タイムキーパーの役割を担ったら、常に「残り時間をどう活用すべきか?」という視点をもって立ち回ってください。
この視点を持っているタイムキーパーはマジで強いです。
② 役割なしの人以上に発言する
2つ目のポイントは、「役割なしの人以上に発言すること」です。
(役割なしとは、司会・書記・タイムキーパー以外の役割を与えられていない人のこと)
タイムキーパーは時間を常に気にする必要があるので、話し合いに集中しにくい。
しかし、だからこそ、役割がない人以上に発言できれば評価されます。
「お!あのタイムキーパー、時間も完璧に管理した上で発言もできているな」と。
これが難しいがゆえにタイムキーパーをおすすめしないのですが、タイムキーパーを担ってしまったらやるしかありません。
積極的に発言しましょう。
時間配分を最適化し、かつ役割がない人以上に発言することによって評価されるんですね!
そのとおり!グループディスカッションは足切りの要素が強いから、その2つができていれば通過する可能性は高いよ。
タイムキーパーについてよくある質問
最後に、グループディスカッションのタイムキーパーに関しての質問と回答を共有していきますね!
【タイムキーパーに関してよくある質問】
- タイムキーパーをせずに「役割なし」はアリ?
- タイムキーパーはスマホ(携帯)の時計を使ってもいい?
質問① タイムキーパーをせずに「役割なし」はアリ?
タイムキーパーはおすすめしないと言いましたが、「役割なし」はぜんぜんアリだと僕は考えています!
役割がないからこそ、アイデア出しに注力できます。
ただ、より評価を高めたいのであれば、他の「役割なし」の人と差別化することが重要です。
そこで僕がおすすめしているのが、司会の人のサポートをすること!
司会って、話し合いを進めるのに手一杯になってしまうことが多いんです。
そこで役割なしの人がうまくサポートできると、ディスカッションもスムーズに進みますし、役割なしでも評価されます。
たとえば、話が脱線していたら本題に戻したり、うまく話し合いに参加できていない人に話を振るなど。
役割がなくても、上記のような行動をとることで積極性をアピールできるので実践してみてくださいね!
質問② タイムキーパーはスマホ(携帯)の時計を使ってもいい?
結論としては、スマホを使用していいのかは企業によってちがいます。
スマホを使うとネットで調べることもできるので、グループディスカッションによってはスマホの使用を禁止するものもあるんですよね。
そういった場合は、当然スマホで時間を測るのはNGなので時計を使いましょう。
スマホが禁止されていないのであれば、使用はOKです。
ただ、スマホを出して触っていると「あいつなんでスマホ触っているんだ?」と思われるリスクもある。
よって、僕としては大人しく「時計」を利用することをおすすめします!
ちなみに、最近つけている人が多い「アップルウォッチ」は使用可能です。
まぁ、年配の人事からは「いけすかないな!」と思われるかもしれませんが、そこは気にする必要はないでしょう。
ビジネスシーンで使っている人は多くいますし、デジタル表記で時間が見やすいのでアップルウォッチを使っても問題ないですよ。
タイムキーパーをするよりも「役割なし」の方がおすすめなんですね!
個人的には役割なしの方がおすすめだね。ただ、企業から役割を決められる場合もあるから、タイムキーパーの立ち回りもしっかり 覚えておこう!
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
グループディスカッションでのタイムキーパーについて、僕が持つすべての知識を詰め込みました。
ここで書いたことを実行すれば、間違いなく通過しますw
グループディスカッションを実行する企業は非常に増えており、内定獲得率を高めるためには対策が必須です。
この記事によって、あなたがグルディス無双することを心から祈っています!
頑張ってくださいね!!!
p.s. 今回の記事と合わせて、こちら ↓ も合わせて読むと良いですよー!