就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年に渡って書いた記事が1500記事を超え(...ビジネス本120冊分!)、求人サイトの運営まで始めた、"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は、ネットで一部から言われる「公務員になるのはやめとけ」という助言の真偽について解説していきます。
冒頭で、僕が考える「結局のところ公務員はやめとくべきなのか?」という結論を話してから、次に公務員はやめとけと言われる理由を深掘りしていきます。
公務員を視野に入れている人にとって、絶対に参考になる情報を共有していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
公務員になることを視野に入れているので、公務員になることのデメリットや就活マンの意見が気になります!
実際に公務員になった人の口コミを含めて調査したから、ぜひ参考にしてね!
- 【結論】公務員はやめておくべきか?
- 公務員はやめとけと言われる理由【8選】
- 公務員への就職を後悔した人のリアルな口コミ
- 公務員として就職するメリット
- 公務員に向いている人の特徴【3選】
- 公務員をおすすめできない人の特徴【3選】
- 公務員を目指す上で後悔しないためのポイント
- 【補足】公務員には種類がある
- 「公務員 やめとけ」と調べる人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
【結論】公務員はやめておくべきか?
次章からは、「公務員はやめとけと言われる理由」や「公務員への就職を後悔した人の口コミ」などを紹介していきます。
その前に「結局のところ公務員はやめておくべきか?」の問いに回答しますね。
この問いに対する僕の結論は以下のとおりです。
【公務員に対する僕の考え】
公務員は業務量に対して給料が低い、年功序列の文化に不満を感じることがあるなど、実体験を踏まえて「やめとけ」と意見する人も多くいる。
一方で、倒産やリストラの心配がない環境で長期的に働ける、業務上のプレッシャーが少ないといったメリットも確実に存在する。
つまり、当たり前だけどメリットとデメリットの両方がある。
そして、よい面・悪い面の両方を踏まえてメリットのほうが大きいと判断するかどうか?は、個々人の考え方や価値観によって結論が変わってくる。
僕が考える向いている人の特徴は以下のとおり。
- リストラの心配がない環境で腰を据えて働きたい人
- 単調な作業が苦痛ではなくむしろ好きな人
- 人事異動の機会をポジティブに捉えられる人
反対に、向いていない人の特徴は以下のとおり。
- 年齢などではなく実力や成果で評価を受けたい人
- 保守的ではなく変化や改革を求めたくなる人
- 裁量を持って主体的に行動することを好む人
相性があるので、万人に対して「公務員はやめとけ」と言い切ることはできない。
だからこそ、上記のような情報をできる限り多く集めておき、その上で自分自身との相性を冷静に判断することが重要といえる。
公務員に限らず、どんな職種にもメリットとデメリットの両方が存在します。
よって大事なのは、「それらを踏まえて自分に向いているかどうか?」を考えることなんですよね。
次章からは、その判断材料になり得る情報を順に詳しく紹介していきます。
「やめとけという声がある=自分にも確実に向いていない」とは言えないので、情報を集めた上でぜひ総合的に判断を下してみてくださいね!
冷静に考えると、万人に向いている仕事も向いていない仕事もないはずですよね。
ネガティブな情報は気になりやすいし拡散もされやすいんだよね。なかには極端な意見も少なくないし、フラットな視点で情報を集めて相性を判断するようにしよう!
公務員はやめとけと言われる理由【8選】
では続いて、本題である「公務員はやめとけと言われる理由」を共有しますね。
公務員のデメリットとしてよく語られる内容を8つピックアップしたので、ぜひ順に確認していきましょう。
【公務員はやめとけと言われる理由】
- 業務量に対して給料が低いと感じることがあるから
- 年功序列の文化に不満を感じることがあるから
- 希望を考慮されずに人事異動させられることがあるから
- 休日出勤しないといけない場面があるから
- 定型業務が多くつまらないと感じるから
- 上昇意欲の強い社員が少なく刺激を受けにくいから
- 新卒の場合は就活スケジュールが忙しくなりやすいから
- 採用時に学歴を重視される文化が一定残っているから
理由① 業務量に対して給料が低いと感じることがあるから
「業務量に対して給料が低い」と不満を感じる公務員の人は一定数います。
とくに若手社員は給料が高くなく、自身の業務量に対して適切な報酬をもらえていないと感じる人が多くいるようですね。
大前提、業務量や給料の多さは勤務先や所属部署などによっても変わります。
ただ、公務員の方の口コミを見ていると、「業務量の多さと給料が見合っていない」と感じている人は一定数いるようでした。
これは、公務員以外の民間企業でも見られる口コミではあります。
とはいえ公務員でも同じ悩みや不安を感じる可能性があるので、公務員を志望するか迷っている人は懸念点の1つとして知っておくとよいでしょう。
理由② 年功序列の文化に不満を感じることがあるから
よくある理由として、年功序列文化への不満もあげられます。
公務員は、勤続年数や年齢によって役職や賃金が上がっていく年功序列制度が採用されているんですよね。
極端な話、大きな成果をあげた若手社員よりも、ただ職場にいるだけの年配の社員のほうが数倍の給料をもらっているという事態が起こるわけです。
この例の場合、若手社員が不満を抱くのはごく当たり前の話ですよね。
公務員が年功序列であることは、就職前からみんなが知っていることだと思います。
ただ、その環境で自分がいかに不満を感じるかどうかは、実際に働いてみないとわからないという人も少なくありません。
ゆえに、就職後に同様の理由で不満を感じる人は多数存在するわけです。
1つ目の「業務量と給料の関係」にも関わってくる話ですが、公務員志望の人は年功序列の環境であることを確実に押さえておきましょう。
理由③ 希望を考慮されずに人事異動させられることがあるから
公務員は、定期的に人事異動を命じられることが一般的です。
異動するたびに人間関係を構築する必要があったり、新たな業務内容を覚える必要があったりと、人によっては不満を感じる要因になりやすいんですよね。
単に人事異動があるだけではなく、希望を考慮されにくいことも知っておくべきかと。
まったく希望を考慮されないわけではないにしても、基本的には組織の都合で配属先や異動が決まることが多いようですね。
どの程度の異動の可能性があるかは、所属先によっても大きく変わります。
公務員を目指そうか迷っている人は、このあたりの情報も事前に集めた上でキャリアの方向性を考えておくといいですよ。
理由④ 休日出勤しないといけない場面があるから
あまり語られませんが、公務員は休日出勤を求められるケースもあります。
職種や所属部署によって異なる部分は大きいですが、業務の状況によって土日などに出勤しないといけない可能性もゼロではないんですよね。
もちろん、休日出勤した場合は振替休日があることが通常です。
ただ、「公務員=完全土日祝休み」と捉えて志望していると、休日出勤を求められたときに不満を感じる可能性があるかと。
あくまでイレギュラーな話ではありますが、想定される事態として休日出勤の可能性も事前に知っておくとよいでしょう。
理由⑤ 定型業務が多くつまらないと感じるから
定型業務ばかりであることにつまらなさを感じる人も多くいます。
これはイメージにもあるかもしれませんが、公務員の仕事はやり方や進め方などが決まったルーチンワークであることが多いんですよね。
例として、市役所などを利用した場面を想像するとイメージしやすいかと。
国の制度などに則った対応が求められるので、ルールなどに沿った事務作業になりがちな点は仕方がないことかもしれません。
一方で、事務作業に自分の介在価値を感じられず不満を抱く人も一定数います。
国や社会を支える重要な仕事であることは間違いないですが、業務内容が悩みの種となる可能性についても事前に考えておくとよいでしょう。
理由⑥ 上昇意欲の強い社員が少なく刺激を受けにくいから
公務員として働いていると、周囲の社員に対して不満を感じる人もいます。
前述のとおり公務員は年功序列の環境であり、ゆえに業務で大きな成果を出さなくとも給料や役職が上がっていきやすい職場です。
だからこそ、成長や成果へのモチベーションが高い社員はあまり多くないんですよね。
自分の成果が評価や報酬に反映されにくい環境には、上昇意欲の強い人よりも保守的な人が集まりやすいことは想像しやすいかと思います。
補足すると、「上昇意欲が高いこと=いいこと」と言ってるわけではないですよ。
傾向として公務員には保守的な人が集まりやすいので、その点も事前に把握した上で自分との相性を判断することを大事にしてください。
理由⑦ 新卒の場合は就活スケジュールが忙しくなりやすいから
新卒の場合、就活が忙しくなりやすいこともあげられますね。
国家公務員の総合職は4月〜7月、国家公務員の一般職は6月〜9月、地方公務員は4月〜8月頃が選考スケジュールになります。
これらは、民間企業の就活がピークを迎える時期と被っているんですよね。
よって公務員試験の対策と並行して民間企業も受ける場合は、とくにスケジュールが忙しくなりやすいです。
とはいえ、公務員試験に落ちてから民間企業を受けるのでは時間も限られるので、同時に対策を進める人が多いんですよね。
どちらかだけでも大変なのに、試験勉強と就活を同時に対策することがいかに簡単ではないかは容易に想像できるかと。
公務員志望の人は、上記のスケジュール感も確実に意識しておいてくださいね。
理由⑧ 採用時に学歴を重視される文化が一定残っているから
公務員の採用時には、学歴を重視される文化が残っていると言われています。
「学歴フィルターがある」と公表されているわけではないですが、採用者を見ると高偏差値の大学出身者ばかりというケースは少なくありません。
とくに、国家公務員の人気職種は高倍率になりやすい印象がありますね。
高偏差値の大学出身者には優秀な人も多いので、採用活動の結果として学歴フィルターがあるように見えているだけともいえるかもしれません。
これも補足しておくと、高学歴の人しか採用される可能性がないわけでもないですよ。
学歴に自信がなくとも採用される可能性はあるので、本気で興味を持っているポジションがあればぜひ積極的に応募することを僕はおすすめします。
年功序列の文化やルーチンワークなどに不満を感じそうな人は、公務員とは相性がよくないと言えそうですね。
その2つはとくに顕著な特徴といえそうだね。加えて人事異動の頻度や保守的な人が多くなりやすいことなども、相性を判断する上では参考にしておくといいよ!
公務員への就職を後悔した人のリアルな口コミ
次にこの章では、公務員への就職を後悔した人のリアルな口コミを紹介します。
あくまで「公務員に対してネガティブな感覚を持っている人の声」なので、やや偏った視点からの見方ともいえるかもしれません。
ただ、公務員に対する理解を深める上では参考になる部分もあるかと。
公務員8ヶ月続けたけどマジで得るもん無かったしストレスだけが蓄積されたので3日で辞めればよかったと後悔してる
— 進撃の20卒 (@RTA203) 2021年8月14日
いまのとこ公務員やめてよかったな、と思うことしかない たぶん転職後悔することこの先もない気がする
— いよかん (@IyokanWolfgang) 2023年7月22日
仕事辞めて2週間が経つけど、本当にやめてよかったな。地方公務員だったけど、残業代つかない。おじさんのセクハラがえぐい。本当にえぐい。3年ごとに仕事が一新する。まともな人がいない。基本的にお客さんが上から目線。(生保のCWにならなかっただけマシだけど🙄)本当に辞めてよかったぁ
— まる☺︎🦖4m (@maruiii_ii) 2020年10月13日
8年前「公務員は安定している」と信じて地方公務員になったが、サビ残はあるし上司の給料を聞いて絶望することも多かった。優秀な先輩ほど仕事と人生に悩んでいて、常に漠然とした不安があった。30歳目前で意を決してリクルートに転職し、1年で独立できた。勇気を出して公務員をやめて本当によかった
— PS carrer│公務員から大手企業へ│公務員の民間転職を実現するメディア (@pscarrer) 2024年1月28日
以前に公務員として働いていて、すでに退職した方の声が多く見られました。
「公務員を辞めたことを後悔していない」といった声を投稿している方が多くいるとわかりますね。
具体的に不満を感じた理由としては、残業代がつかないこと・3年ごとに仕事が一新することなどが書かれていました。
職場による部分も大きいですが、ハラスメントなどもあったとのこと。
これらは公務員に対してネガティブなバイアスもかかっているかもしれませんが、1つの意見としてぜひ参考にしてみてくださいね。
実際に公務員として働いて不満を感じた人の意見はやはりリアリティがありますね…!
公務員として就職するメリット
続いては、公務員として就職するメリットを共有していきます。
ここまでは公務員に対するネガティブな見方を紹介していきましたが、逆に求職者にとってポジティブな部分も存在するんですよね。
自分との相性を判断する際には、この両面を知っておくことが必須ですよ。
総合的に情報を集めてメリットのほうが大きいと感じたら相性がよいといえるので、視野を広げるためにもぜひチェックしてみてください!
【公務員として就職するメリット】
- 倒産の心配がない安定した環境で長期的に働ける
- 業務上のプレッシャーが少ない
- 仕事を通じて地域や社会に貢献できる
- 人生設計やキャリアプランを考えやすい
メリット① 倒産の心配がない安定した環境で長期的に働ける
まずあげられるのは、長期的にも安定性が非常に高いことです。
公務員は民間企業のように倒産するリスクがないので、リストラなどを心配することなく安定的に働けます。
一度就職してしまえば、自ら退職しない限りは安定して生活できるわけですね。
単に給料が保証されているだけでなく、年功序列制度によって年次が高くなっていくと昇給や昇格なども期待できるかと。
職場に何を求めるかは人によって異なりますが、何より安定性を重視する人にとっては公務員はかなり魅力的な選択肢といえるでしょう。
メリット② 業務上のプレッシャーが少ない
公務員の仕事では、大きなプレッシャーがかかることは少ないです。
数字などのノルマが課されるわけでもなく、基本的にはやるべき仕事を真面目にこなすことが求められるんですよね。
もちろん、正確性や誠実性は求められると思います。
ただ、やり方や進め方はある程度ルール化されていますし、ノルマなどがある民間企業と比べるとプレッシャーは少ないといえるんですよね。
プレッシャーがかかることで本来以上の力を発揮できたり、自己成長につながったりとポジティブな影響もあるとは思います。
一方で、心理的な負担を感じやすいという人も当然いるかと。
どちらがよい・悪いではなく、プレッシャーが少なめな環境のほうが力を発揮しやすい人は、公務員との相性がよいといえそうですね。
メリット③ 仕事を通じて地域や社会に貢献できる
公務員は、国や地方自治体などの運営を支える仕事です。
たとえば市役所で働く場合を想像しても、引越しに伴う住所変更や税金などの手続きをおこなう際には公務員の方の存在が欠かせないですよね。
つまり公務員として働くと、地域や社会を支えていることを実感しやすいです。
地域の人と交流する機会も生まれやすいですし、自分の仕事によって世の中に貢献していることを実感しやすいわけですね。
もちろん貢献を実感しにくい仕事でも、世の中には欠かせない存在です。
ただ、仕事選びの観点では貢献を実感しやすいとやりがいも感じやすい側面はあるので、公務員のメリットの1つとして知っておくとよいでしょう。
メリット④ 人生設計やキャリアプランを考えやすい
最後4つ目は、人生設計やキャリアプランを考えやすいことです。
前述した「やめとけと言われる理由」のなかで、公務員は人事異動の機会が多くあることを紹介しました。
こうした異動はあるものの、公務員は先のイメージを考えやすいんですよね。
転勤を伴う異動がないとわかっていれば将来的に住む場所を決めやすいですし、安定した収入があればライフプランも考えやすいかと。
収入を計算すれば、結婚やマイホームなどの計画も立てやすくなるかと思います。
公務員として働き続ける前提ではありますが、仕事との相性がよい人であれば人生全体のイメージも考えながら生活しやすいはずですよ!
やはり安定的に収入を得られること、業務上のプレッシャーが少ない傾向にあることは公務員ならではの魅力といえそうですね。
ゆえに人生設計も考えやすいし、相性のよい人には確実によい選択肢となり得るね!
公務員に向いている人の特徴【3選】
次にこの章では、公務員に向いている人の特徴を紹介しますね。
ここまでの内容を踏まえて、公務員のメリット・デメリットについて理解を深めてもらえたかと思います。
ただ、その上で自分との相性の判断に迷っている人もいるかと。
ここでは僕が考える公務員と相性がよい人の特徴をまとめたので、ぜひ参考までに目を通してみてください!
【公務員に向いている人の特徴】
- リストラの心配がない環境で腰を据えて働きたい人
- 単調な作業が苦痛ではなくむしろ好きな人
- 人事異動の機会をポジティブに捉えられる人
特徴① リストラの心配がない環境で腰を据えて働きたい人
やはり、リストラの心配がない環境で安定的に働きたい人は相性がよいですね。
安定性の優れた環境を求める気持ちは誰しもあると思いますが、その傾向が強い人にとっては公務員ほど適した環境はないともいえるかと。
大手企業も安定度は高いですが、将来が確実に保証された会社は存在しません。
コロナウイルスなどの外部要因で一気に状況が変わる可能性はありますし、その点で国や地域に関わる公務員は安定が保証されているんですよね。
仕事や職場を選ぶ上で何よりも安定性を重視したいという人は、1つの選択肢として公務員も検討してみてはいかがでしょうか。
特徴② 単調な作業が苦痛ではなくむしろ好きな人
単調作業に対して苦痛を感じず、むしろ好意的な印象を抱く人にもおすすめです。
あえて言葉を選ばずに伝えると、とくに地方公務員の仕事は裏方の事務作業ともいえるような業務を担当することが多いです。
これらの仕事は、社会を支える重要な仕事であることは間違いありません。
一方で、単調な作業が続きやすいゆえに、ルーチンワークなどに苦痛を感じやすい人とは相性が悪い可能性が高いんですよね。
ただ逆に、地道な作業をコツコツこなすことが好きな人とは相性がよいかと。
公務員の適性を考えるときには、繰り返しの単調作業を求められたときにどのように感じるか?を想像することもぜひ実践してみてください。
特徴③ 人事異動の機会をポジティブに捉えられる人
公務員は、3年ごとに人事異動を命じられるケースが多いです。
自分が希望した以外の部署に異動となるケースもありますし、異動すると新たな人間関係を構築する必要も生じてきます。
よって、これらの事象に嫌悪感を抱く人だとストレスになりやすいんですよね。
対して、新たな人間関係や仕事内容などにうれしさを感じる人など、異動の機会をポジティブに捉えられる人とは相性がよいです。
人事異動の多さは、公務員として働く上で確実に考慮しておくべき事柄です。
公務員を志望すべきか迷っている人は、1つの判断材料として人事異動の多い環境で働くことを想像しておくとよいでしょう。
安定性を求める人はもちろん、単調作業や人事異動などにポジティブな印象を抱く人とも公務員は相性がよい可能性が高いんですね!
公務員をおすすめできない人の特徴【3選】
続いて本章では、公務員をおすすめできない人の特徴を紹介しますね。
相性を判断する上では、前章とは逆の視点の意見も参考になる部分があると思います。
僕なりに公務員と相性がよくなさそうな人の特徴をまとめたので、1つの意見としてぜひ参考にしてみてください。
【公務員をおすすめできない人の特徴】
- 年齢などではなく実力や成果で評価を受けたい人
- 保守的ではなく変化や改革を求めたくなる人
- 裁量を持って主体的に行動することを好む人
特徴① 年齢などではなく実力や成果で評価を受けたい人
公務員は、年功序列が色濃く残っている環境です。
そのため年功序列の環境に対してよい印象がなく、反対に実力や成果によって評価を受けたい思いがある人にはおすすめできません。
よくある話として、自分より仕事をしていないように見えるのに、年長者というだけで自分の数倍の給料をもらっているといったケースは多々あります。
また、組織全体に年功序列の考え方が染み付いているゆえに、若手社員に大きな裁量が与えられにくいといった傾向もあるかもしれません。
実力主義の環境に魅力を感じる人は、公務員との相性を冷製に判断してくださいね。
特徴② 保守的ではなく変化や改革を求めたくなる人
公務員の仕事では、変化や改革よりも安定性を求められやすいです。
民間企業のように革新的なアイデアで事業を前に進めることなどを目的にしていないので、業務環境的に保守的な文化となりやすいんですよね。
よって「自分の考えによって職場を前に進めたい」「若手の自分が入社することで組織に新しい風を吹かせたい」といった考えを持つ人とは相性が微妙かと。
こうした姿勢や考えは、もちろん悪いことではありません。
ただ、民間企業と公務員ではやはり前者のほうが相性がよいといえるので、この点も考慮して志望先を考えることを僕はおすすめします。
特徴③ 裁量を持って主体的に行動することを好む人
公務員の仕事では、自分の考えによって物事を前に進めることなどよりも、決まった業務の遂行を求められることが通常です。
よって、裁量を与えられて業務をこなすといったケースは少ないんですよね。
ベンチャー志望の人など、なかには若手のうちから大きな裁量を与えられて経験を積める環境に惹かれる人もいると思います。
こうした人にとっては、公務員は相性がよい環境とはいえないわけですね。
若手のうちからバリバリ活躍したい人、自分の主体性によって成果を出して評価を受けたい人などはやはりベンチャーと相性がよいかと。
公務員との相性を判断する際には、上記も1つの指標にしておくとよいでしょう。
年功序列よりも実力主義の環境に魅力を感じる人、年齢を問わず大きな裁量を与えられたい思いがある人は公務員との相性は微妙なんですね。
良し悪しではなくあくまで相性の話だから、ミスマッチを防ぐためにも自分の場合はどうか?を冷静に考えてみるといいよ!
公務員を目指す上で後悔しないためのポイント
次にこの章では、公務員を目指す上で後悔しないためのポイントを紹介します。
公務員を目指す決断をする前に実践すると後悔防止につながる内容をまとめたので、ぜひ参考までにチェックしてみてください!
【公務員を目指す上で後悔しないためのポイント】
- メリットとデメリットを踏まえて自分との相性を考えておく
- 民間企業で自分の希望が叶えられないか?も検討しておく
- 希望職種や職場の雰囲気を可能な限り確認しておく
ポイント① メリットとデメリットを踏まえて自分との相性を考えておく
まずは、公務員と自分との相性をじっくりと考えてみてください。
前述したように、「公務員はやめとけ」といったネガティブな声は多くあります。
ただ、公務員に限らずどんな職業でも悪い部分はあるものなんですよね。
自分にとって完璧な環境を求めるとしたら、究極的には自ら起業して環境ごと作るしか現実的には難しいかもしれません。
よって希望職種を考える際には、自分が気になる仕事のメリット・デメリットを踏まえて自分が魅力を感じるか?を判断することが大事です。
その上でメリットのほうが大きいと感じたら、候補の1つになり得るかと。
とくに公務員を志望するなら、民間企業との比較をしておくと後悔を防げるはずです。
前述の内容を踏まえて、自分にとって公務員はよい選択肢であるか?を時間をかけて考えておきましょう。
ポイント② 民間企業で自分の希望が叶えられないか?も検討しておく
選択肢の1つとして、民間企業への就職もアリか?はぜひ検討してみてください。
何を求めて公務員を志望するかは人それぞれですが、その内容によっては民間企業でも希望を考えられる可能性があるからです。
たとえば、安定性を求めて公務員を志望するとしたら、民間企業のなかにも安定度の優れた自分に合う会社は存在するかもしれません。
もし候補が見つかれば、公務員と比較してより最善の選択ができるかと。
この作業を怠ると、公務員として働き始めて何かしら不満を感じたときに後悔する恐れもあるんですよね。
民間企業も候補として検討すると、確実に視野が広がります。
そして、視野を広げた上で最終的な決断を下したほうが納得度の高い選択をしやすいので、後悔を減らす意味でも時間をかける価値はあるはずですよ!
ポイント③ 希望職種や職場の雰囲気を可能な限り確認しておく
公務員を志望すると決めた場合、希望職種などの情報は極力集めておきましょう。
たとえば、地元の県庁を希望すると決めたとしたら、実際に県庁に足を運んでみて内部の雰囲気を確かめておくのがおすすめです。
やはり現地に出向くと、ネットではわからない情報も得やすいんですよね。
解像度高く理解することで、本当に自分に合っているかを判断しやすくなります。
とくに自分の志望先は美化しがちなので、悪い情報には目をそむけていて、就職後に違和感を持つといったケースは珍しくありません。
その点、現地で確認すると意外な違和感に気がつけることもあるかと。
手間がかかるので妥協する人も多いですが、自分自身の後悔を防ぐためにも時間を惜しまずに行動に移すことを僕はおすすめしますね!
公務員に限定しないで、民間企業の選択肢も検討しておくのは大切そうですね。
就職先に求める内容によっては民間企業でも叶えられる可能性があるからね。両方検討した上での選択ならより納得度も高まるはずだし、実践してきっと後悔はないよ!
【補足】公務員には種類がある
この章では、補足として公務員の種類について紹介していきますね。
そもそも公務員とは、国や地方自治体などの公共サービスを担当する職員のこと。
具体的には国会議員、各省庁の職員、裁判官、自衛官、教員、警察官、消防士などの職業が公務員に該当します。
そして公務員は、国家公務員と地方公務員に大別できるんですよね。
以下ではこの2種類の概要をまとめたので、順に見ていきましょう。
種類① 国家公務員
国家公務員は、国家機関に所属して日本全体を支えるような仕事を担います。
立法・司法・行政という政府の根幹を支える国の機関に所属して、政策の企画立案や予算整備といった業務を担当する仕事ですね。
その名のとおり、国全体に影響するスケールの大きな仕事を担うことが特徴です。
働き方の観点では、地方公務員と比べると転勤の機会が多く、職種によっては海外にある日本の機関に転勤となる可能性もありますね。
種類② 地方公務員
地方公務員は、都道府県や市区町村の自治体を支えるような仕事です。
県庁や市役所などの機関に所属して、より地域の人々の生活に近い部分で公共サービスを提供するような役割ですね。
国家公務員と比べると仕事のスケールは小さくなりますが、地域の方などと接する機会が多く、自分の介在価値や貢献度を実感しやすいかと。
人事異動はあるものの、転勤を伴う異動は少ないことも地方公務員の特徴です。
自分がどちらの種類を志望するかは明確になっている人が多いと思うけど、公務員を志望するなら職業の全体感まで把握しておくことは大切だと思うよ。
「公務員 やめとけ」と調べる人からよくある質問
最後に本章では、「公務員 やめとけ」と調べる人からよくある質問に回答します。
似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!
【「公務員 やめとけ」と調べる人からよくある質問】
- 「公務員を辞めてよかった」と感じる理由には何がある?
- 「新卒で公務員はやめとけ」と言われるのはどうして?
- 「地方公務員はやめとけ」と言われる理由は?
- 「県庁の職員はやめとけ」と言われる理由は?
質問① 「公務員を辞めてよかった」と感じる理由には何がある?
実際に公務員をやめた人の声を参考にすると、無駄な残業が減ったこと、成長実感を得られるようになったことなどをよく耳にしますね。
公務員として働く人のなかには、残業代が適切に支払われないことや無駄と感じるような残業にストレスを感じている人が少なくありません。
また、保守的な環境ゆえに成長しにくいと悩む人も一定いる印象です。
転職先にもよりますが、これらは転職によって改善できる可能性があるんですよね。
もちろん他にも個々人によってさまざまな理由が想定されますが、1つの例としてぜひ参考にしてみてください。
質問② 「新卒で公務員はやめとけ」と言われるのはどうして?
主張している人の考えによって異なるという前提で答えると、民間企業の内部を知らないまま働くことになるからなどの理由が考えられるかと。
ほかにも、新卒カードを失うこともあるかもしれません。
公務員はある意味で特殊な環境ですが、最初から公務員として就職すると民間企業の内部がどんなものか知らない状態で働くことになります。
すると、公務員・民間企業の特徴を解像度高く理解しにくいんですよね。
新卒時には経験がない分野でもポテンシャル採用してもらえる可能性がありますが、社会人として一定年数が経つとこうした可能性は少なくなります。
よって新卒カードを失ってしまうことも、1つのデメリットと言えそうですね。
質問③ 「地方公務員はやめとけ」と言われる理由は?
年功序列などの文化が根強いからかもしれません。
前述した「公務員はやめとけと言われる理由」で伝えたように、公務員は業務量に対して給料が低い、年功序列の文化に不満を感じることなどの懸念があります。
所属先によってこうした環境は異なりますが、地方公務員として働くとこれらのデメリットを感じることが多々あるのかもしれません。
ただ、実際どうか?は勤務先によって当然大きく異なります。
ネットの情報を参考にすることも大事ですが、もし希望先が決まっているなら現地に足を運ぶなどしてリアルな情報を得ることも僕はおすすめしたいですね。
質問④ 「県庁の職員はやめとけ」と言われる理由は?
基本的には、前述した「公務員はやめとけと言われる理由」と同様かと。
成果主義ではなく年功序列の文化が色濃い、業務量の多さや複雑さに対して給料が安いと感じるなどといった理由ですね。
繰り返しになりますが、これ以上の情報を得るためには自分が希望する県庁のリアルな情報を集めるに越したことはありません。
ネットから得られる情報には限界があるので、ぜひ現地に足を運んでみるといいですよ。
ネット上では「やめとけ」といった意見は目立ちやすいですが、これらを盲信しすぎないで冷静に情報を受け取ることも大切そうですね。
まさにそのとおりだよ。ネガティブな声は注目されやすいものだし、これらは参考にしつつもそれ以外の情報も集めて総合的に判断することが重要だね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
公務員はやめとけと言われる理由や実際に退職した人の口コミ、向いている人・向いていない人の特徴などを網羅的に共有しました。
年功序列や人事異動が多いことなど、公務員に対する否定的な意見は多くあります。
一方で、倒産やリストラの心配がない環境で安定的に働ける、ライフプランを考えやすいなどのメリットも当然あるんですよね。
よって大事なのは、よい面・悪い面を踏まえて自分との相性を判断することです。
なかには公務員との相性がよい人も確実にいるはずなので、一般的な意見ではなく自分の場合どうか?をじっくり考えてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 公務員を含めてすべての仕事にメリット・デメリットがあるので、これらの情報を集めた上で自分に向いているか?を考えることが大事である。
- 年功序列やルーチンワークなどへの不満から公務員はやめとけと言われることがある。
- 安定的に収入を得られる、業務上のプレッシャーが少ないなどのメリットもある。
- 公務員は長期的に安定して働ける環境に惹かれる人、単調作業を好む人などと相性がよい。
- 実力主義の環境を求める人、年齢を問わず大きな裁量を与えられたい人とは相性が微妙である。