就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回はインフラ業界への就職について解説していきます。
僕はインフラ業界をホワイト業界の1つとして、前々からおすすめしています。
ですが、ネットを調べていると「インフラ業界はやめとけ」という声もある。
もちろんどの業界にもデメリットはあります。
大事なことは、その業界に就職するメリットとデメリットの両面を把握すること。
その上で自分に合うかどうかを判断することです。
そのために、この記事ではインフラ業界への就職はやめとけと言われる理由を調査していきます。
インフラ業界への就職を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ちなみに僕が今就活生でインフラ業界の企業を狙うなら、逆求人サイトに登録しておいて企業から自動的にスカウトが届く仕組みを作っておきますね。
中でもキミスカは、スカウトに種類があるのでゴールドとシルバーだけ対応すると、効率的に本気度の高い企業とだけ繋がれるのでおすすめです!
インフラ業界は安定していて、給料も良さそうなイメージがあります!
もちろん企業によるけど、実際に安定性も高いよ。それでもデメリットもあるから、一緒に確認していこう。
- インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由【6選】
- インフラ業界に就職するメリット【4選】
- 【結論】インフラ業界への就職はやめとけは本当か?
- インフラ業界への就職が向いている人の特徴
- インフラ業界の企業の探し方【おすすめの3つの手段】
- インフラ業界の企業から内定を獲得するポイント
- インフラ業界に関してよくある質問
- 本記事の要点まとめ
インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由【6選】
それでは早速、インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由を見ていきましょう。
つまりはインフラ業界への就職デメリットですが、大きく以下の6つが挙げられます。
【インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由】
- 人気の業界であるため倍率が高いから
- 年功序列で早いうちからの昇進は難しいから
- 学歴を重視する企業が多いから
- 保守的な体質な企業が多いから
- 全国転勤のある企業が多いから
- 発想力が活かせない企業が多いから
理由① 人気の業界であるため倍率が高いから
まず最初にインフラ業界はやめとけと言われる理由は、インフラ業界は人気の業界なので、求職者からの人気が非常に高く、それゆえに倍率が高くて内定が取りにくいからです。
仮に倍率が10倍を超える企業ばかり受けて、更にエントリー数が少ない場合。
1社も内定が出ないことはザラにあります。
インフラ業界は「安定した業界」というイメージが付いているがゆえに、求職者からの人気が高いため、受けたけど1社も内定が出ず「インフラ業界はやめとけ!」と言う人が一定数いるのだと予想できますよね。
理由② 年功序列で早いうちからの昇進は難しいから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由は、インフラ業界に属する企業は年功序列の企業が多いです。
なぜならインフラ業界は参入障壁が高く、昔ながらの企業が多い。
よって社員の平均年齢も高く、当然ですが、年功序列が採用されています。
IT業界のように若手がバリバリ活躍して成果が出せるインフラ業界の企業は少ない。
それゆえに早くから昇進したり、若いうちに役職が付くことが少ない点は、インフラ業界に就職するデメリットだと言えるでしょう。
僕のように、安定よりも若いうちからバリバリ昇進していきたいという人には向いていない業界だと言えます。
理由③ 学歴を重視する企業が多いから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由は、学歴を重視する企業が多いことが挙げられます。
他のサイトを見ても、この点が言及されているケースが多いですね。
またXを見ていても、インフラ業界は学歴重視だと指摘する声も見られました。
インフラ業界や銀行、商社などは学歴フィルターが露骨に働きます。
— なっちゃ(。・o・。)ノ (@diet_489) May 16, 2016
もちろんインフラ業界といえども、エントリーが集まらない企業も多い。
よって高学歴の大学出身でなくとも採用される可能性は十分にあります。
ですが、一部のインフラ業界の企業は学歴重視のところもあることは頭に入れておくと良いでしょう。
理由④ 保守的な体質な企業が多いから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由は、インフラ業界の企業は保守的な体質な企業が多いことが挙げられます。
先ほど解説したとおり、インフラ業界はとにかく参入障壁が高い。
「昔ながらの付き合い」や「積み上がった実績」が物を言う世界です。
社員の平均年齢も高い傾向にあるため、保守的な体質になるのは当然ですね。
では具体的に保守的な体質のデメリットは何か?
具体的には、昔ながらのやり方が踏襲されている、効率的な新しいやり方が採用されない、若手の意見が通りにくい...などが挙げられます。
もちろんこれも企業によって差があります。
ですが、業界の特性として、こうした企業が多いと予想できますよね。
理由⑤ 全国転勤のある企業が多いから
次にインフラ業界はやめとけと言われる理由は、全国転勤のある企業が多いからです。
インフラ業界の企業は、全国に拠点を置く企業も多くて、現場ごとに転勤や単身赴任が必要になるケースがあります。
全国転勤したくないという人や、家を買いたいという人は、企業を選び際に全国転勤の有無を確認するようにしましょう。
(ちなみに全国転勤がある会社に対して、転勤したくないことを伝えると非常に不利になります。これは人事の立場に立てば当然ですよね...!)
理由⑥ 発想力が活かせない企業が多いから
最後、インフラ業界はやめとけと言われる理由は、発想力が活かせない企業が多いことが挙げられます。
インフラ業界の仕事は、「新しいアイデア」よりも「実績のある確実性の高いやり方」が評価されることは明白。
また保守的な企業も多いので、若手のアイデアを採用するような企業は少ないでしょう。
僕のようにとにかく新しいことを発想、発案して、形にしていくことが好きな人にとっては向いていない業界だと言えます。
(発想力を活かしたい人は、IT業界など参入障壁が低くて変化が激しい業界、ベンチャー企業への就職や、大手でも将来的にマーケティングや企画に携われる可能性の高い企業への就職が良いでしょう!)
なるほど!インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由には、人気業界ゆえの倍率の高さや保守的な企業が多いことが挙げられるんですね!
そうだよ。このあたりは向き・不向きだから、自分に合うかどうかで考えることが重要だよね。
インフラ業界に就職するメリット【4選】
ここまでインフラ業界に就職するデメリットを解説してきました。
次は反対に、インフラ業界に就職するメリットを見ていきましょう。
どんな業界も「人によっての向き不向き」で決めることが鉄則です。
そのためにはメリットとデメリットの両面を見ていく必要があります。
インフラ業界に就職するメリットですが、大きく以下の4つが挙げられます。
【インフラ業界に就職するメリット】
- 業界の安定性が高い
- 待遇や福利厚生が良い傾向にある
- 業界のイメージがよく他人からの信頼が得やすい
- 社会貢献性が非常に高くやりがいに繋がる
メリット① 業界の安定性が高い
まずインフラ業界の最大のメリットは、業界の安定性だと僕は考えています。
そもそも、インフラ業界とは、ガスや電気、鉄道、航空など、日本の社会の基盤を支えるようなサービスを提供している業界。
「社会の基盤」がゆえに、需要も安定しており、参入障壁の高さから競争も激しくないので安定感があります。
(どれだけ需要が安定していても、参入障壁が低くて、新しい会社がどんどん出てきて競争が激しい業界だと安定感はなくなりますからね!)
人生において、とにかく安定性を重視する人にとっては、この業界の安定性は非常に大きなメリットになると考えて良いでしょう。
メリット② 待遇や福利厚生が良い傾向にある
次に、インフラ業界に就職するメリットが、企業によりますが、給料や残業時間の短さなどの待遇の良さ、福利厚生の充実が挙げられます。
しかし、給料や残業時間などは同じインフラ業界の中でも企業によって大きく異なります。
事実、マイナビエージェントが発表している電気・ガス・エネルギー業界の平均年収を見ると「416万円」とそこまで高くないんですよね。
ですが、大手の東京電力ホールディングス株式会社を例に挙げると、2023年の平均年収は約773万円*と非常に高い水準にあります。
*参考:求人ボックス
こうしたデータからもインフラ業界の企業ごとに格差があることは間違いないですが、業界としての需要の高さや安定性から、あまりに待遇が悪い企業も比較的少ない業界だと予想することができます。
メリット③ 業界のイメージがよく他人からの信頼が得やすい
次に、インフラ業界に就職するメリットが、業界イメージが良いため他人からの信頼を得やすい点にあると思います。
「どんな企業で働いているの?」と聞かれた時に、電力会社やガス会社は誰もが知っているのと、事業内容が分かりやすいため信頼が得やすいですよね。
社会人になると、意外にも自分がしている仕事のわかりやすさは、他人とのコミュニケーションで重要になる場面があります。(特に初対面の人と関わる時など!)
これらは自身の承認欲求にも関わってくる部分なので、業界イメージが良いことに魅力を感じる人は向いていると言えるでしょう。
メリット④ 社会貢献性が非常に高くやりがいに繋がる
最後、インフラ業界に就職するメリットが、インフラは社会の基盤を支える事業がゆえに非常に社会貢献性が高い業界です。
この「社会貢献性の高さ」を重要視するかは、本当に人によって異なります。
僕なんかは、社会貢献性が高い事業じゃないと全くやる気が起きません。
社会貢献性が低い事業で「なんでこんな商品を売らないといけないのか」と思うような物を売ることは僕はできないんですよね。
このように社会貢献性が高い事業じゃないとやる気が起きない、やりがいを持てないという人にとっては、インフラ業界の仕事は社会になくてはならないものなので分かりやすく実感できて良いと思います。
以上がインフラ業界に就職する大きなメリットでした。
もちろん、これ以外にも様々なメリットがありますが、こうした代表的なメリットに魅力を感じる人はインフラ業界が向いている可能性があります。
なるほど!インフラ業界に就職するメリットは、業界の安定性や社会貢献性の高さにあるんですね!
そうだよ。こうしたメリットと、先に紹介したデメリットを比較した上で、自分に合う業界かどうかを判断していこう。
【結論】インフラ業界への就職はやめとけは本当か?
ここまでインフラ業界はやめとけと言われる理由、つまりデメリットと、反対に就職するメリットを解説してきました。
その上で、これを読んでいる皆さんが気になるのが「じゃあ結局のところインフラ業界に就職するべきなのか?」という結論ですよね。
そこでこの章では、僕なりの結論を共有していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
【インフラ業界への就職に対する僕の結論】
- インフラ業界は全員に向いている業界とは言えない。
- 特に「発想力が強みの人」や「若いうちから出世したい人」には全く向いていない業界なので、こういう人にはインフラ業界への就職はやめとけと言える。
- 一方で、インフラ業界に向いている人もいて、それは「安定志向」「社会貢献性の高い仕事がしたい人」だと言える。
- またインフラ業界は企業によって格差がかなりあるため、可能であれば大手のインフラ系企業に就職する方が良いと僕は考えている(安定性や待遇の良さを魅力としてインフラ業界に就職する場合は特に!)
インフラ業界への就職に関しては、とにかく上記が回答になります。
まず向いてない人には向いていない業界ですね。
僕はインフラ業界について調べれば調べるほどに、「自分には向いてない」と思います。
一方で、僕の知り合いに東京電力で楽しそうに働いている人がいますが、彼は安定志向で、とにかく真面目に目の前の仕事をこなすタイプの人です。
(こういう人には非常に向いていると思いますね)
またインフラ業界は企業によって格差がかなりある業界だと言えます。
よって、安定性や待遇の良さを魅力として就職するなら、大手のインフラ系企業への就職をおすすめしますね。
ちなみに補足として、インフラ業界を僕はホワイト業界の1つと考えています。
インフラ業界の他、僕がホワイト業界だと考えているその他14の業界をまとめた記事も別で書いているので、ぜひ合わせて読んでみてください!
(かなり力を入れて書いた記事なのでおすすめです!!)
» 【ホワイト業界ランキング15選】僕が考えるホワイト業界を厳選!
なるほど!向いている人には向いている業界で、安定性や待遇の良さ・社会貢献性の高さを魅力として就職すべき業界だからこそ、それが一番叶う大手がおすすめということですね。
まさにそのとおり!誰にでも合う業界じゃないから、その点はしっかりと押さえて置く必要があるね。
インフラ業界への就職が向いている人の特徴
先の章にて、僕なりにインフラ業界への就職に対する結論をまとめました。
その上で、重要なことはインフラ業界に向いている人の特徴を更に深堀りすること。
この章でインフラ業界への就職が向いている人の特徴をまとめておきます。
- 安定志向の人
- 社会貢献性が高いことにやりがいを感じる人
- 早いうちからの出世にこだわりがない人(年功序列歓迎)
- 真面目に目の前の仕事をこなせる人
上記の特徴にすべて当てはまる人は、インフラ業界が向いていると思います。
一方で、反転させる形にはなりますが、以下がインフラ業界に向いていない人の特徴だと言えます。
(下記の特徴に複数当てはまる人は、インフラ業界は向いていないと思うのでやめておいた方が良いでしょう!)
【インフラ業界への就職が向いていない人の特徴】
- 新しいもの好きな人(飽き性な人)
- 社会貢献性にあまり興味がない人
- 早いうちから出世したいと考えている人
- 独立志向が強い人(将来起業や副業を考えている人)
- 1つの仕事を真面目にこなすのが嫌いな人
これらの特徴を自分に当てはめた上で、インフラ業界に向いているか判断しましょう。
ちなみに自己理解が甘くて、こうした特徴を見ても自分に向いているか判断できない人は、必ず自己分析をするようにしてください。
自己分析によって、自己理解を深めていないと企業選びができないだけでなく、面接で何を聞かれてもうまく答えることができません。
就活攻略論では、自己分析のやり方をマンガで解説しています。
自己分析は就活の土台だと僕はよく話していますが、本当に自己分析ができている人は就活がうまくいく。
こちらの記事を読み込んで、自己理解を深めてくださいね!
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
こうして見ると、僕は新しいもの好きで、早くから出世したいと考えるタイプなので、インフラ業界は向いていないかなと思いました。
そういう気付きが大切だよ!このように向いている業界と向いていない業界を考えることでも、自己理解を深めることができるからね。
インフラ業界の企業の探し方【おすすめの3つの手段】
ここまでの内容を読んだ上で、「自分はインフラ業界が向いている」となれば、次にやるべきはインフラ業界の企業を探すことです。
この章では、インフラ業界の企業の効率的な探し方を3つ紹介します。
王道ではありますが、やはり以下の3手段が最もおすすめです。
【インフラ業界の企業のおすすめの探し方】
- 求人サイトで検索する
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 逆求人サイトでスカウトを得る
探し方① 求人サイトで検索する
まず最初におすすめのインフラ業界の企業の探し方は「求人サイト」です。
結局のところ、マイナビやリクナビなど掲載企業数が多い求人サイトを利用することで、様々な選択肢から企業を探すことができるので便利。
ちなみに意外とみんなが知らないのが、「検索条件の絞り込み」です。
マイナビやリクナビでは、残業時間や休日など、細かい条件で求人を絞り込むことができるんですよね。
業界や職種、エリアで絞り込むのはみんなやっているのですが、こうした労働条件でしっかりと絞り込みをしている人は少ない印象があります。
求人サイトでインフラ業界の企業を探す時は、必ず自分が求める労働条件で絞り込みをするようにしましょう。
また、インフラ業界の企業の掲載はまだ少ないのですが、「ホワイト企業だけが知りたい」という人のために僕はホワイト企業ナビという求人サイトを立ち上げました。
条件を満たすホワイト企業からのスカウトも届くので、ぜひ活用してくださいね!
【余談:ホワイト企業ナビを立ち上げた経緯】
僕が就活生の時に、就職四季報で残業時間と年間休日が少ない企業に付箋を貼っていました。
その時に「ホワイト企業だけ掲載している求人サイトがあったら便利なのに」と思ったんですよね。
それがホワイト企業ナビを発想したきっかけです!
▼実際の写真(指が短いのがコンプレックスなのは内緒です...。)
ちなみに就職四季報は、会社の概要・残業時間・年間休日・平均年収・採用大学・選考フローなどが本当にうまくまとめられていて便利です。
SPIの問題集と、この就職四季報は絶対に買うべき本だと思うので、企業探し中でまだ持っていない人はぜひ活用してみてください。
探し方② 就活エージェントから紹介してもらう
次にインフラ業界の企業の探し方としておすすめなのが、就活エージェントですね。
就活エージェントとは、面談を元にして自分に合う企業の紹介から、その企業からの内定獲得までの選考支援を並走してくれる無料サービスです。
特に「自分で企業を探すのが難しい」「自己分析をしても自己理解がなかなか深まらない」「選考対策に対して不安がある」という人は、インフラ業界の企業を紹介してもらいつつ、これらを解決できるので非常におすすめです。
この就活エージェントですが、上手く活用するためには、自分に合う担当者だけに継続支援をしてもらうことがミソ。
よってどのサービスを利用するにも、担当者に対して「企業の紹介精度が高いな」「この人が言う選考対策は的を得ているな」と思える人だけ継続利用するようにしましょう。
おすすめのサービスは超大手が運営する2つ
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用。
そのうえで、良いなと思う担当者だけを厳選して継続利用します。
このサービスは全国の就活生に対応しており、かつオンライン面談も可能。
ミーツカンパニーは運営会社が超大手で信頼性が高い点もポイントです。
ちなみにマイナビやリクナビのエージェントも良いのですが、利用者数が多すぎて担当者が忙しいことが予想されるので、僕はこれらの方が良いと考えています!
また中小規模の就活エージェントだと、紹介してもらえる求人数が少なくて自分に合う求人を紹介してもらえない可能性があるので僕はおすすめしません。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
ここで紹介したサービスは、就活エージェントおすすめランキングにて、1位としたサービスです。
他のエージェントも知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね!
探し方③ 逆求人サイトでスカウトを得る
最後にインフラ業界の企業の探し方としておすすめなのが、逆求人サイトです。
逆求人サイトはプロフィールを登録することで、それを読んだ人事からスカウトが届く就活サイトのことを指します。
マイナビやリクナビは、求人を読んで就活生側がエントリーする。
一方の逆求人サイトは人事側がスカウトを送るので、就活生は1度プロフィールを登録するだけで、企業との接点を自動的に作ることができます。
1点、デメリットとしては、インフラ業界の企業からピンポイントでスカウトを狙うことができないため、あくまでインフラ業界を含む、様々な企業からのスカウトをもらう形になります。
そんな逆求人サイトですが、おすすめは大手の「キミスカ」ですね。
キミスカはスカウトが3種類にわかれているので、本気度の高い企業を見極められます。
とくに「ゴールド」と「シルバー」のスカウトのみに対応することで、効率よく自分に合う企業を探せますよ。
以上。ここで紹介したのは3つの手段でした。
その他、ホワイト企業を見つける方法をまとめた記事も書いているので、ここで紹介した手段以外にも企業探しの選択肢を増やしたい人は合わせて読んでください!
» 【ホワイト企業の見つけ方9選】優良企業を見つける方法を厳選紹介!
マイナビやリクナビなどの求人サイトで探す以外にも、就活エージェントから紹介してもらったり、逆求人サイトでスカウトを得たりと様々な手段があるんですね。
そうなんだよ。就活では何十社もエントリーする必要があるから、求人サイトだけで適当に探すのではなく、他の手段も活用することが有効だよ。
インフラ業界の企業から内定を獲得するポイント
先の章では、インフラ業界の企業の探し方を解説しました。
企業を探すことができれば、あとは「その企業からの内定獲得」が必要ですよね。
つまりは選考対策です。
選考対策はやるべきことがたくさんある印象があると思います。
ですが、結局のところ、ポイントは以下の3つを徹底すること。
【インフラ業界の企業から内定を獲得するポイント】
- 自己分析を徹底的に深めること
- 自己PRと長所・短所を明確化すること
- 志望動機の質に徹底的にこだわること
多くの就活生を見てきて、全然内定が出ない人は上記の3つが適当です。
逆に言えば、上記の3つを完璧にできている人で、内定が出ない人をほとんど見たことがありません。(その場合はエントリー企業数が少なすぎる場合が主)
エントリーシートや面接って、結局のところ「あなたはどんな人ですか?」「うちの会社で活躍することができますか?」を知りたいだけです。
それを伝えるためには、自己理解・自己PRと長所短所・志望動機が重要です。
それぞれの解説記事をここで紹介しておきます。
自分に足りていない対策がある人は、これらの記事を徹底的に読み込んで、実行してくださいね。
▼自己分析を徹底的に深めること
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
▼自己PRと長所・短所を明確化すること
» マンガで分かる自己PRの書き方【5ステップで完成!例文も共有】
» 【長所一覧表】50種の長所と面接でのアピール方法を解説!
▼志望動機の質に徹底的にこだわること
インフラ業界に関してよくある質問
この章では、ここまでで解説しきれなかった細かい解説をしていきます。
インフラ業界に関してよくある質問に回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
質問① インフラ業界の企業の平均年収は?
平均年収に関しては、調査対象によって異なるので様々なデータがあります。
調査元ごとにインフラ業界の平均年収を一覧化しますね。
電気・ガス・エネルギー:416万円
調査元:マイナビエージェント
エネルギー(電力/ガス/石油/新エネルギー):404万円
調査元:マイナビエージェント
電力業界:689万円(平成26年)
調査元:年収ラボ
こうして見ると、インフラ業界の中でも電力業界は年収が高かったりと、細かい業種ごとに平均年収は異なると予想されます。
平均年収に関しては、各企業ごとに大きく異なるので、1社ごとに企業分析をすることが有効です。
質問② インフラ業界の企業の平均残業時間は?
インフラ業界の平均残業時間ですが、厚生労働省が発表したデータによると「電気・ガス業」に限れば、15.4時間でした。
電気・ガス業:15.4時間(パートタイムを除く一般労働者)
調査元:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年度分結果確報」
ちなみに調査対象業界全体の平均は、13.9時間なので平均よりは若干多いですね。
ですが、調査元によっては日本企業の残業時間の平均は25時間とされることも多いため、毎月15時間の残業時間は比較的短いといえます。
質問③ インフラ業界の中でも特におすすめの業界は?
インフラ業界に属する業種は数多くあります。
中でも個人的におすすめなのは、電力業界ですね。
平均年収も高く、需要の安定性も抜群。
しかし、今は電気料金も上がっていて、一般消費者からの「電気代が高すぎる!」という批判も多いので、このあたりは一概には言えないところが正直なところです。
あくまで「何を重要視するか」であり、僕の場合は年収を重視するので、インフラ業界の中なら電力業界の大手にいきますかね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
インフラ業界への就職はやめとけと言われる理由が分かったと思います。
また、それと同時に「結局のところは向き不向き」だと理解できたでしょう。
ネットで見られる「◯◯はやめとけ」という意見をそのまま鵜呑みにせず、この記事で解説してきたようにメリットとデメリットの両面を見ることが大事です。
そのうえで「じゃあ自分にとってやめといた方がいいのか?」を判断することです。
このように情報を自分で深堀りして、自分で判断することが、就活に限らずあらゆる場面で重要だと僕は考えています。
これからもこの就活攻略論では、公平な目線で情報を提供していきます。
この記事が気に入ったよ!(就活マンが気に入ったよ!w)という人は、ぜひぜひ読み続けてもらえると嬉しいです。
毎日スタバに8時間以上こもって記事を書き続けているので...!笑
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- インフラ業界はやめとけとは一概には言えない。
- 特に「発想力が強みの人」や「若いうちから出世したい人」には全く向いていない業界なので、こういう人にはインフラ業界への就職はやめとけと言える。
- 一方で、インフラ業界に向いている人もいて、それは「安定志向」「社会貢献性の高い仕事がしたい人」だと言える。
- またインフラ業界は企業によって格差がかなりあるため、可能であれば大手のインフラ系企業に就職する方が良いと僕は考えている(安定性や待遇の良さを魅力としてインフラ業界に就職する場合は特に!)
- インフラ業界に向いている人の特徴は、「安定志向の人」「社会貢献性が高いことにやりがいを感じる人」「早いうちからの出世にこだわりがない人(年功序列歓迎)」「真面目に目の前の仕事をこなせる人」だと言える。
- インフラ業界に向いていない人の特徴は「新しいもの好きな人(飽き性な人)」「社会貢献性にあまり興味がない人」「早いうちから出世したいと考えている人」「独立志向が強い人(将来起業や副業を考えている人)」「1つの仕事を真面目にこなすのが嫌いな人」だと言える。