今回の記事では、ゲーム会社のランキングを年収/売上別にランキング形式で共有します!
(ゲーム会社の探し方や具体的な職種、就職・転職する際のポイントも合わせて解説するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
皆さんの中には、ゲーム会社に就職したいと思っている人もいるでしょう。
ゲームが好きな人にとって、まだ世の中にないゲームを提供する側に回れるとしたら最高ですよね!
この記事では、ゲーム会社の売上/年収ランキングや働きやすい大手ゲーム会社ランキングを一挙に紹介します。
現状知っているゲーム会社以外にも非常に多くの企業があることが分かると思うので、ぜひ就活準備の参考にしてくださいね!
ゲームは大好きですが、パッと思い浮かぶゲーム会社と言うと数社ぐらいですね…。
実際、そういう就活生がほとんどだと思うよ。たとえ好きな分野だとしても、業界研究は絶対に必要。売上や年収は普段あまり意識することがないから、これから知識を増やしていこう!
- 【結論】ゲーム会社の売上・年収ランキング一覧
- ゲーム会社の売上ランキング【1位〜20位】
- ゲーム会社の平均売上
- ゲーム会社の売上ランキング
- 1位:任天堂(1兆6,953億円)
- 2位:ソニー・インタラクティブエンタテイメント(1兆937億円)
- 3位:バンダイナムコホールディングス(8,892億円)
- 4位:サイバーエージェント(6,664億円)
- 5位:スクウェア・エニックス・ホールディングス(3,652億円)
- 6位:セガサミーホールディング(3,209億円)
- 7位:コナミホールディングス(2,995億円)
- 8位:ネクソン(2,744億円)
- 9位:ディー・エヌ・エー(1,308億円)
- 10位:ミクシィ(1,180億円)
- 11位:カプコン(1,100億円)
- 12位:ガンホー・オンライン・エンターテイメント(1,046億円)
- 13位:グリー(749億円)
- 14位:コーエーテクモホールディングス(727億円)
- 15位:コロプラ(371億円)
- 16位:デジタルハーツホールディングス(291億円)
- 17位:アカツキ(262億円)
- 18位:マーベラス(257億円)
- 19位:Klab(238億円)
- 20位:アエリア(215億円)
- ゲーム会社の年収ランキング【1位〜20位】
- ゲーム会社の平均年収
- ゲーム会社の年収ランキング
- 1位:スクウェア・エニックス・ホールディングス(1,427万円)
- 2位:バンダイナムコホールディングス(1,205万円)
- 3位:任天堂(988万円)
- 4位:ディー・エヌ・エー(850万円)
- 5位:カルタホールディングス(843万円)
- 6位:グリー(819万円)
- 7位:セガサミーホールディングス(805万円)
- 8位:サイバーエージェント(771万円)
- 9位:LINE(770万円)
- 10位:ソニー・インタラクティブエンタテイメント(768万円)
- 11位:コナミホールディングス(744万円)
- 12位:ミクシィ(711万円)
- 13位:コーエーテクモホールディングス(700万円)
- 13位:アエリア(700万円)
- 15位:CRI・ミドルウェア(693万円)
- 16位:フィールズ(679万円)
- 17位:ブロードメディア(677万円)
- 18位:デジタルハーツホールディングス(674万円)
- 19位:モブキャストホールディングス(675万円)
- 20位:イマジニア(666万円)
- 【考察】働きやすい大手ゲーム会社ランキング【1位〜10位】
- そもそもゲーム会社・ゲーム業界とは?
- ゲーム会社に勤める場合の職種一覧
- ゲーム会社の探し方
- ゲーム会社に就職・転職する際のポイント5選
- ゲーム会社に関してその他よくある質問
- 本記事の要点まとめ
【結論】ゲーム会社の売上・年収ランキング一覧
まずは、ゲーム会社の売上・年収ランキングをざっと見てみましょう!
売上ランキングTOP20
順位 | 企業名 | 売上高 |
1 | 任天堂 | 1兆6,953億円 |
2 | ソニー・インタラクティブエンタテイメント | 1兆937億円 |
3 | バンダイナムコホールディングス | 8,892億円 |
4 | サイバーエージェント | 6,664億円 |
5 | スクウェア・エニックス・ホールディングス | 3,652億円 |
6 | セガサミーホールディング | 3,209億円 |
7 | コナミホールディングス | 2,995億円 |
8 | ネクソン | 2,744億円 |
9 | ディー・エヌ・エー | 1,308億円 |
10 | ミクシィ | 1,180億円 |
11 | カプコン | 1,100億円 |
12 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 1,046億円 |
13 | グリー | 749億円 |
14 | コーエーテクモホールディングス | 727億円 |
15 | コロプラ | 371億円 |
16 | デジタルハーツホールディングス | 291億円 |
17 | アカツキ | 262億円 |
18 | マーベラス | 257億円 |
19 | Klab | 238億円 |
20 | アエリア | 215億円 |
(2022年10月時点の最新データより)
年収ランキングTOP20
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1 | スクウェア・エニックス・ホールディングス | 1,427万円 |
2 | バンダイナムコホールディングス | 1,205万円 |
3 | 任天堂 | 988万円 |
4 | ディー・エヌ・エー | 850万円 |
5 | カルタホールディングス | 843万円 |
6 | グリー | 819万円 |
7 | セガサミーホールディングス | 805万円 |
8 | サイバーエージェント | 771万円 |
9 | LINE | 770万円 |
10 | ソニー・インタラクティブエンタテイメント | 768万円 |
11 | コナミホールディングス | 744万円 |
12 | ミクシィ | 711万円 |
13 | コーエーテクモホールディングス | 700万円 |
13 | アエリア | 700万円 |
15 | CRI・ミドルウェア | 693万円 |
16 | フィールズ | 679万円 |
17 | ブロードメディア | 677万円 |
18 | デジタルハーツホールディングス | 674万円 |
19 | モブキャストホールディングス | 675万円 |
20 | イマジニア | 666万円 |
(2022年10月時点の最新データより)
勢いのある業界だけに、上位の企業は売上も平均年収も高いですね!
ハードメーカーはソフトが売れると一部が自社の売上になるから、売上高が高くなりやすい。全業種の平均年収が433万円ということを踏まえると、ハードメーカー以外も全体的に年収水準は高めだね。
ゲーム会社の売上ランキング【1位〜20位】
まずは、ゲーム会社の「売上高」に注目した場合のランキングを共有しますね。
今やゲームは市場規模が国内で2兆円以上、世界で20兆円を超える巨大産業です。
売上高が1兆円規模に達する企業も登場するなど、ゲーム人気に後押しされて非常に勢いのある業界と言えます。
売上高が高い順に、ゲーム会社の特徴や主力商品を見ていきましょう!
ゲーム会社の平均売上
ゲーム会社のうち上位20社の平均売上は3,190億円です。
大規模な売上高を誇る企業の代名詞として「100億円企業」という言い方がありますが、上位20社の平均値でもざっとこの30倍以上。
ゲーム業界の勢いと急成長ぶりが表れていると思います。
最近だと、ストリーミング形式のクラウドゲームに注力する企業が増えていますね。
クラウドゲームに移行することで定額制の課金方式がより一般的になるので、ゲーム会社の売上高はますます堅調で安定したものになっていくと予想できます。
日本は出遅れていますが、eスポーツが世界的なブームになりつつあるので、各社はいっそう世界に照準を合わせてビジネスを展開していくでしょう。
業界全体として非常に大きな成長が見込める、将来性のある仕事ですね!
ゲーム会社の売上ランキング
ゲーム会社の売上TOP20社を挙げていきます。
非常に有名な企業ばかりなので、よく知っているゲームタイトルも出てくるはず。
企業としての売上という切り口から、ゲーム会社を分析する上で役立ててください!
- 任天堂(1兆6,953億円)
- ソニー・インタラクティブエンタテイメント(1兆937億円)
- バンダイナムコホールディングス(8,892億円)
- サイバーエージェント(6,664億円)
- スクウェア・エニックス・ホールディングス(3,652億円)
- セガサミーホールディング(3,209億円)
- コナミホールディングス(2,995億円)
- ネクソン(2,744億円)
- ディー・エヌ・エー(1,308億円)
- ミクシィ(1,180億円)
- カプコン(1,100億円)
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント(1,046億円)
- グリー(749億円)
- コーエーテクモホールディングス(727億円)
- コロプラ(371億円)
- デジタルハーツホールディングス(291億円)
- アカツキ(262億円)
- マーベラス(257億円)
- Klab(238億円)
- アエリア(215億円)
1位:任天堂(1兆6,953億円)
言わずと知れた、ゲーム業界を長年牽引し続けている企業です。
Nintendo Switchなどのハードウェアをはじめ、ポケモンシリーズやマリオシリーズといった世界的に知られる人気コンテンツを持っているのが強み。
「あつまれ どうぶつの森」は、新たなゲームファンを取り込んだシリーズとして話題になりましたね。
日本を代表するゲーム会社として、今後も注目が集まり続けるでしょう。
2位:ソニー・インタラクティブエンタテイメント(1兆937億円)
ソニーグループの中でも、ゲーム分野に特化している企業です。
ハードウェアではPlayStation、ソフトウェアではグランツーリスモやゴッド・オブ・ウォーシリーズなどが有名ですね。
母体であるソニーの連結決算は9兆円近くに達しており、日本を代表する企業グループの1つとなっています。
ハードウェアの安定的な人気は今後も続くと思われるので、将来有望な企業と言えるでしょう。
3位:バンダイナムコホールディングス(8,892億円)
古くからゲームファンに親しまれてきた企業の1つ。
「太鼓の達人」シリーズは、幅広い年代に親しまれているゲームですね。
テイルズオブシリーズや鉄拳シリーズなど、ロングセラーのゲームも数多くあります。
総合エンタメ企業だからこそ可能な知的財産を武器に、ゲーム業界の中でも独自のポジションを確保している企業です。
4位:サイバーエージェント(6,664億円)
「ウマ娘 プリティダービー」の大ヒットによって、ゲーム業界で一躍注目されることとなった企業です。
ITメガベンチャーとして知られていますが、「21世紀を代表する会社を創る」という理念に基づき現在も新事業への挑戦を続けています。
これまでにない新しいゲーム企画に携わってみたい人にとって、魅力的な企業と言えるでしょう。
5位:スクウェア・エニックス・ホールディングス(3,652億円)
ゲーム業界の中でもヒット作を連発してきた企業として非常に有名ですね。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジー、聖剣伝説、キングダム ハーツシリーズなど、ゲーム好きなら誰もが知るタイトルが続々。
ゲームファンの知名度が極めて高い企業のため就職・転職希望者も多く、選考の競争率が激化するのは必至。
人気ゲームの開発に携わりたい!という人におすすめの企業です。
6位:セガサミーホールディング(3,209億円)
アーケードゲームで最古参とされる企業です。
ショッピングモールなどのゲームコーナーにある「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」や「頭文字D」は、どちらも同社の製品です。
他にも「ぷよぷよ」や「龍が如く」などがとくに有名ですね。
歴史のあるゲーム会社で働きたい人にとって、非常に魅力的な企業と言えるでしょう。
7位:コナミホールディングス(2,995億円)
家庭用ゲーム機からスマホゲームまで、時代の変遷とともに多くの人気ゲームを手がけている企業。
桃太郎電鉄や実況パワフルプロ野球など、世代を超えて愛されるゲームを多数輩出しています。
新たな話題作を手がけてみたい人、世代を超えて親しまれるゲーム開発に携わりたい人におすすめの企業です。
8位:ネクソン(2,744億円)
PCやモバイル向けオンラインゲームで多くのファンを獲得してきた企業です。
メイプルストーリーやマビノギ、アラド戦記など、スマホゲームをプレイしたことがある人も多いはず。
オンラインゲーム配信サービスに参入したのは2000年代に入ってからなので、ゲーム会社の中では比較的新しい企業ですね。
スマホゲーム開発に興味がある人、オンラインゲームの歴史を築いてきた企業で働きたい人に適した企業です。
9位:ディー・エヌ・エー(1,308億円)
球団を所有するほどの大企業となったディー・エヌ・エーですが、もともと事業の軸はスマホ向けゲームの開発・配信です。
怪盗ロワイヤルや逆転オセロニアなど、ゲームにあまり詳しくない人でも知っているほど有名なスマホゲームを開発しています。
事業にスピード感のある企業なので、アイデアをバシバシ形にしていきたい人にとってやりがいのある仕事ができそうです。
10位:ミクシィ(1,180億円)
もともとSNSが主力事業でしたが、スマホゲームでヒット作をリリースしたことで現在では大手ゲーム会社の1つとなっています。
モンスターストライクやマーベルツムツムなど、皆さんもスマホで遊んだことがあるかもしれない有名なゲームを開発した企業です。
モンストのヒットによって、過去最高益を叩き出したことでも話題になりました。
ガチのゲーマーでなくても知っている、多くの人に親しまれるゲームの開発に関わりたい人におすすめの企業ですね。
11位:カプコン(1,100億円)
ゲームソフトの老舗企業として非常に有名なゲーム会社です。
モンスターハンターやバイオハザードシリーズ、逆転裁判といった多くの話題作・傑作とされるゲームを輩出しています。
ストリートファイターやバイオハザードが海外で映画化されるなど、グローバル規模で認知されているゲーム会社ですね。
子どもの頃からゲームに親しんできたファンとしては、ぜひとも働いてみたい企業の1つと言えるでしょう。
12位:ガンホー・オンライン・エンターテイメント(1,046億円)
創業当初はネットークション事業からスタートし、のちにオンラインゲームに参入してゲーム業界で地位を築いてきた企業です。
パズドラを開発した企業と言えば、コアなゲームファンでなくてもほぼ確実に知っているでしょう。
ソーシャルゲームの開発に携わりたい人、ヒットしたゲームを開発した企業でノウハウを学びたい人は、入社を目指してみてはいかがでしょうか?
13位:グリー(749億円)
当初はブログとSNSの機能を併せ持ったサービスが主体でしたが、のちにソーシャルゲームで成功した企業として知られています。
話題になった時期が前述のミクシィと重なっていたことや、ゲーム事業への転換を図った点などが共通しているからか、よく比較される企業です。
探険ドリランドやドラゴンコレクションなどのカードバトルRPGが有名ですね。
ソーシャルゲームの開発に興味がある人にとって、挑戦しがいのある企業と言えるでしょう。
14位:コーエーテクモホールディングス(727億円)
歴史をテーマとした独創的なゲームを開発している企業です。
もともとPCゲームの開発会社だったコーエーとテクモという2社が2009年に合併して誕生しました。
「信長の野望」「戦国無双」「真・三國無双」といったゲームが有名ですね。
2022年3月期には営業利益345億円と過去最高の業績を挙げています。
他社にはない特徴のあるゲームを世の中に送り出したい人、歴史にもゲームにも興味がある人におすすめの企業です。
15位:コロプラ(371億円)
2008年に創業し、モバイルゲームで独自の地位を築き上げてきた企業です。
社名は創業者でもある馬場社長が個人的に開発した位置ゲー「コロニーな生活」に由来しています。
ライブとゲームを融合させた「ユージェネ」や、指1本で操作可能な「白猫プロジェクト」など、ユニークなゲームを多数手がけているのが特徴。
浮き沈みの激しいモバイルゲーム市場でしっかりと利益を上げている企業です。
VRゲームの開発にも積極的に進出しているので、新しいゲームの形を追求したい人に適した企業と言えるでしょう。
16位:デジタルハーツホールディングス(291億円)
ゲームのデバッグ(バグを見つけて修正する作業)やテストプレイのサービスを提供している企業です。
ゲームソフトそのものを開発している企業ではありませんが、リリース前のゲームの不具合や間違いを見つけて修正する、非常に重要な役割を果たしています。
直近5年間で売上高は右肩上がりに伸びており、2023年の売上予想は350億円を超える見込みとのこと。
今後ますます多種多様なゲームがリリースされていくことが予想されるので、ゲーム開発を支える事業は将来性がありそうですね!
17位:アカツキ(262億円)
2010年に創業後、開発したゲームをGREEやモバゲーに提供して注目を集めてきた企業です。
「サウザンドメモリーズ」や「シンデレラナイン」などのゲームが有名ですね。
現在では30ヶ国に拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。
Web3特化ファンドの設立を発表するなど、今後の動向にも注目が集まっているアカツキ。
ゲーム業界の将来を見据えて働いていきたい人は、入社を目指してみてはいかがでしょうか?
18位:マーベラス(257億円)
オンラインゲームをはじめ、映像や音楽、舞台といったエンターテイメントを総合的に手がけている企業。
「牧場物語」や「ルーンファクトリー」などのシリーズが有名ですね。
業績が非常に安定していて、過去5年間で売上高・営業利益ともに堅調にキープしています。
競争の激しいオンラインゲーム市場で安定的な売上・利益を確保できるのは本当にすごいことですよ!
最近ではNFTカードを使ったカードゲームにも参入するなど、活躍の場を広げています。
エンタメ全般に興味がある人にとって、非常に魅力的な企業と言えるでしょう。
19位:Klab(238億円)
スマホゲームを中核に、ソーシャルゲームの開発・運営や受託開発を行っている企業です。
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」や「ラピスリライツ」など、人気ゲームの開発を手がけています。
ゲーム以外にも、アニメ・コミックなどのメディアミックスも展開していて、幅広いファン層を獲得しているのが特徴。
ゲーム開発のためのツールやサーバーインフラなどの事業も手がけており、技術力の高さが業界内でも高く評価されています。
ゲームだけでなくアニメにも興味がある人、ゲーム開発を支える技術に携わってみたい人におすすめの企業です。
20位:アエリア(215億円)
オンラインゲームを運営する企業です。
20社以上の子会社を持ち、次世代声優育成ゲーム「CUE!」、「イケメン戦国 時をかける恋」などを開発・運営しています。
手軽にサーキットトレーニングが実践できるフィットネスゲームのように、コアなゲームファンでなくても親しみやすいゲームを開発しているのが特徴ですね。
スマホゲームの開発に携わりたい人、多くの人に楽しんでもらえるゲームを開発したい人は、挑戦しがいのある企業だと思いますよ!
知っているゲームがいくつも出てきて、就活なのにゲームの話をしているのが不思議な感覚でした…!
ゲームだけじゃなく意外な事業を手がけている企業もあるよね。売上高ももちろん重要だけど、事業内容や企業として目指している方向性もしっかりとチェックしておこう!
ゲーム会社の年収ランキング【1位〜20位】
次に、ゲーム会社の年収に注目した場合のTOP20社を紹介しますね。
結論から言うと、ゲーム業界は企業によって年収にかなり幅があります。
社員の平均年収が非常に高い企業もあれば、全業種の平均年収に近い企業までさまざまです。
よって、就職先として検討するなら現状の平均年収は必ず把握しておきたいところ。
もちろん年収だけで応募先を判断するべきではありませんが、重要な判断基準の1つとしてぜひ知っておいてください!
ゲーム会社の平均年収
ゲーム会社全体の平均年収は551万円です。
ただし、職種や役職によって年収に開きがありますね。
役職別に見た場合の平均年収は次の通り。
- 役員・管理職:800万円
- プロデューサー:683万円
- ディレクター:615万円
- エンジニア:566万円
- アーティスト:560万円
- ゲームデザイナー:548万円
- サウンドクリエーター:540万円
- テクニカルアーティスト:522万円
- 品質管理・品質保証:457万円
引用:一般社団法人コンピュータエンターテイメント協会「CESAゲーム開発者の就業とキャリア形成2019」
全業種の平均年収が433万円なので、全体として給与水準が高いことが分かりますね。
ディレクター以上は平均年収600万円以上と、責任の重いポジションに就くと年収も上がっていく傾向があります。
これはあくまでもゲーム業界全体での話なので、企業ごとに見た場合の平均年収はしっかりチェックしておきましょう!
ゲーム会社の年収ランキング
ゲーム会社の年収TOP20社は次の通り。
売上高のランキングとはまた違った傾向があることが分かると思いますよ!
- スクウェア・エニックス・ホールディングス(1,427万円)
- バンダイナムコホールディングス(1,205万円)
- 任天堂(988万円)
- ディー・エヌ・エー(850万円)
- カルタホールディングス(843万円)
- グリー(819万円)
- セガサミーホールディングス(805万円)
- サイバーエージェント(771万円)
- LINE(770万円)
- ソニー・インタラクティブエンタテイメント(768万円)
- コナミホールディングス(744万円)
- ミクシィ(711万円)
- コーエーテクモホールディングス(700万円)
- アエリア(700万円)(同率13位)
- CRI・ミドルウェア(693万円)
- フィールズ(679万円)
- ブロードメディア(677万円)
- デジタルハーツホールディングス(674万円)
- モブキャストホールディングス(675万円)
- イマジニア(666万円)
1位:スクウェア・エニックス・ホールディングス(1,427万円)
ゲーム業界の中でも社員の平均年収が高いことで知られる企業です。
企業ホームページによれば、初任給は専門・高専・短大卒で27万円以上、大卒で28万円以上、大学院卒で29万円以上とのこと。
他業種と比べると、初任給の時点で高めに設定されていることが分かりますね。
退職金制度や確定拠出年金制度が用意されているなど、福利厚生も非常に充実しているのが特徴です。
2位:バンダイナムコホールディングス(1,205万円)
ゲーム業界で2番目に平均年収が高いのはバンダイナムコです。
リクナビ2023の掲載情報によると、総合職の初任給は29万円、大学院卒の場合は30万円とのこと。
さらに通勤手当や時間外手当は別途支給されるので、1年目から給与水準が高いことが確認できます。
また、財形貯蓄や積立年金、財形住宅融資といった将来に備えるための福利厚生も充実。
待遇の手厚さは「さすが大手企業」と思える水準ですね。
3位:任天堂(988万円)
業界最大手の任天堂は、やはり平均年収も高いですね。
企業ホームページによると、初任給は高専・短大・専門卒で211,500円、大卒で233,000円、修士卒で243,000円、博士卒で258,000円とのこと。
上記以外に通勤手当や住宅支援が別途支給されるほか、財形貯蓄や退職金といった各種制度も用意されています。
賞与も年2回しっかり出ているので、他業種の大手企業にも全く見劣りしない待遇と言えますね。
4位:ディー・エヌ・エー(850万円)
新卒採用の条件に「寄り道者も歓迎」と記載しているのが特徴的なディー・エヌ・エー。
さまざまな事情からストレートで卒業しなかった人にも、広く門が開かれていることが分かります。
企業ホームページに掲載されている職種ごとの初任給は次の通り。
- エンジニア職:基準年俸500〜1,000万円
- エンジニア(AIスペシャリスト):基準年俸600〜1,000万円
- ビジネス職:基準年俸500万円〜
- デザイナー職:基準年俸420万円〜
職種によっては1,000万円に届く可能性もある!と明確に示されていますね。
リモートワーク手当など独自の福利厚生も充実しているので、仕事に集中できる環境を手に入れることができますよ!
5位:カルタホールディングス(843万円)
サイバーエージェントの子会社から独立し、現在は電通グループ傘下のゲーム会社。
2022年1月に社名がVOYAGE GAMESからCARTA GAMESに変更されました。
町づくりゲーム「ポケットタウン」が有名ですね。
マイナビ2023の掲載情報によれば、総合職の初任給が34万円とのこと。
さらに残業手当や在宅勤務手当、通勤手当などが加算されることに加え、昇給は年2回という手厚い待遇です。
6位:グリー(819万円)
「インターネットを通じて、世界をより良くする」というミッションを掲げているグリー。
企業ホームページによると、初任給は学部卒が年額420万円、院卒が年額450万円で、賞与は別途支給とのこと。
ドリンク補助や社内マッサージなど、入社後すぐに活用できそうな福利厚生が用意されているのも嬉しいポイントです。
成長支援制度も充実しているので、スキルアップを図って着実に年収を上げていけそうですね!
7位:セガサミーホールディングス(805万円)
業界でも大手となるセガサミーの平均年収は805万円。
全業種の平均年収と比べて倍近い年収と考えると、高収入と考えて間違いないでしょう。
企業ホームページによると、初任給は短大・専門・高専卒で21万円、大卒で23.5万円、大学院卒で24.8万円。
確定拠出型年金や財形貯蓄、退職金など、大手企業ならではの充実した待遇が整っています。
8位:サイバーエージェント(771万円)
2022年夏に新卒初任給の大幅な引き上げを発表したサイバーエージェント。
企業ホームページによれば、初任給は年俸504万円とのこと。
職住近接を推奨していることでも知られており、オフィス最寄駅から2駅圏内に住むと月3万円、勤続5年以上の社員にはどこに住んでいても月5万円の家賃補助が支給されます。
退職金制度も明確で、30歳から積立を開始して勤続10年以上から受け取れる仕組みになっています。
若いうちから待遇が手厚い企業で働きたい人におすすめのゲーム会社です。
9位:LINE(770万円)
LINEの給与体系は年俸制で、職種によって初任給が異なります。
企業ホームページによると、新卒の年俸は企画職・セールス職が408万円、デザイン職が480万円、技術職が528万円です。
LINEならではのユニークな制度として、LINE Pay Card Benefit Planが挙げられます。
LINE Pay で年間144,000円分が付与される仕組みで、自己啓発や健康維持増進などに役立てられるというもの。
LINEのサービスをフル活用して、オンオフともに充実した日々を送れそうですね!
10位:ソニー・インタラクティブエンタテイメント(768万円)
SIEではジョブグレード制を導入しており、年功ではなく各社員の役割や実績に応じて年俸を見直しています。
つまり、能力を発揮してしっかりと貢献できる社員は年俸も増えていくということ。
企業ホームページによれば、新卒の年俸は大卒で415万円、院卒で465万円とのこと。
社員食堂やカフェスペース、ソニーグループの確定拠出年金制度など、大手グループ企業だからこそ可能な手厚い待遇が魅力です。
11位:コナミホールディングス(744万円)
コナミグループは7社で構成されていますが、待遇や各種制度は各社共通です。
リクナビ2023の掲載情報によれば、初任給は短大・高専卒で22万円、大卒で24万円、修士卒で25.3万円、博士卒で26.1万円とのこと。
制作職に関しては「制作インセンティブ」も支給されるので、実力次第ではさらに高い給与を得ることも可能。
検定試験受検費用補助や英会話教室利用割引といった制度が充実していて、スキルアップにも積極的に取り組める環境が整っています。
12位:ミクシィ(711万円)
モンストが大ヒットしたミクシィは、社員の平均年収も数あるゲーム会社の中で第17位と存在感を放っています。
企業ホームページによれば、初任給は30万円〜。
確定拠出年金の拠出金などを含む「ライフプラン手当」が含まれていて、社員の将来をしっかり考えてくれている企業だと分かりますね。
また、オフィスまで3キロ圏内に住むと月3万円の住宅手当が支給される制度や、無料ドリンクバー、社内カフェ・ランチ代を半額補助してもらえる制度など、福利厚生も非常に充実していますよ!
13位:コーエーテクモホールディングス(700万円)
2022年4月に新卒初任給を23%引き上げたコーエーテクモ。
プレスリリースによれば、大卒初任給は29万円と大手ゲーム会社と比べても非常に高い水準となっています。
初任給に時間外手当は含まれていないので、残業代が別途支給されると大卒初任給としては相当高い水準になりますね。
また、社員食堂や寮が完備されているほか、奨学金返済サポート制度があるのも大きな特徴。
給与面も重視して入社先を選びたい人にとって、有力な選択肢となるでしょう。
13位:アエリア(700万円)
単独での従業員数は11名と少数ながら、グループ全体では500名以上の社員数を擁するアエリア。
初任給や賞与に関するデータは公表されていませんが、ゲーム業界の中でも数々の大手企業と肩を並べる給与水準だと分かりますね。
ちなみに、子会社の1つサイバードの初任給は、企業ホームページによれば223,000円。
残業代が別途支給されるほか、賞与が年2回あることを踏まえると待遇が充実していると推測できます。
15位:CRI・ミドルウェア(693万円)
ゲーム会社をはじめ、さまざまな企業に音声・映像ミドルウェアを提供しているCRI・ミドルウェア。
ゲームが進化していくとこうした技術の必要性はますます高まっていくと予想されるので、非常に将来性のある事業ですね。
リクナビ2023の掲載情報によると、初任給は短大・専門・高専卒が221,000円、大卒が238,000円、大学院卒が249,000円とのこと。
年2回の賞与のほか、業績によっては決算賞与も支給されます。
ゲームを技術面から支えていきたい人にとって、活躍しがいのある企業と言えるでしょう。
16位:フィールズ(679万円)
パチンコ機の開発が主力事業の会社ですが、「ベルセルク」など有名なスマホゲームの開発にも関わっています。
企業ホームページによると、初任給は275,000円とのこと。
「最高の余暇を」という企業理念通り、社員にもスポーツや食事、娯楽施設の優待サービスを福利厚生として提供しています。
オンオフともに充実させたい人におすすめの企業です。
17位:ブロードメディア(677万円)
クラウドゲームサービス「Gクラスタ」を開発・運営している企業です。
クラウドゲーム市場は急速に拡大しており、Newzooの予測では2024年に世界で65億ドルもの市場になるとしています。
ゲーム業界の中でも、非常に将来性のある事業と言えるでしょう。
企業ホームページによれば、ブロードメディアの初任給は、大卒で215,000円、大学院卒で225,000円。
このほか時間外手当や在宅手当、通勤手当が別途支給されるので、大手企業並みの待遇ですね。
今後の発展が楽しみな分野で活躍してみたい人は、応募を検討してみてはいかがでしょうか?
18位:デジタルハーツホールディングス(674万円)
デバッグ・テスト業務に特化しているデジタルハーツも、ゲーム業界の平均的な年収と比べて高い傾向があります。
初任給は公表されていないものの、外国人スタッフが300人以上在籍しているというグローバルな環境で働けるのは大きな魅力ですね。
また、アルバイトのテスターから正社員へと登用されるケースも少なくないようです。
今やゲームのプレイヤーは世界中にいるので、翻訳者など語学力のある人材も積極採用している模様。
グローバル感覚を活かしてゲーム業界に貢献したい!という人にとって、挑戦しがいのある環境と言えるでしょう。
19位:モブキャストホールディングス(675万円)
「転生したらスライムだった件〜魔国連邦創世記〜」や「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」などのゲーム開発に関わっている企業。
初任給に関するデータは公表されていませんが、人気ゲームの開発に携われることはゲーム好きとしては非常に魅力的ですね。
料理家・栗原はるみさんプロデュースのキッチン雑貨ショップも運営するなど、ゲームの枠を超えて精力的に事業展開を進めています。
ゲーム開発はもちろんのこと、エンターテイメント全般に興味がある人にとって魅力的な企業ですね!
20位:イマジニア(666万円)
すみっコぐらしやハローキティなど、人気キャラクターを起用したスマホゲームを提供しているイマジニア。
1986年の創業時よりパッケージゲームの開発も継続しており、Nintendo Switchでは「Fit Boxing」などのエクササイズ系ゲームやペット育成シミュレーションゲームを精力的に提供しています。
企業ホームページによると、初任給は年俸406万円。
さらに業績によって年度末に業績賞与も支給されます。
歴史ある会社でゲーム開発に携わってみたい人におすすめの企業です。
ゲーム業界の中でもTOP20となると、社員の平均年収が高いですね!
同じゲーム業界でも、入社する企業によって年収に差が開くことも十分に考えられるということ。企業研究を十分に行って、入社後の待遇についてしっかりと調べておこう!
【考察】働きやすい大手ゲーム会社ランキング【1位〜10位】
ここからは、「働きやすさ」を基準に僕が独自に分析した大手ゲーム会社のランキングを紹介します。
主に年収・残業時間・休日から働きやすさを判断していますので、ぜひ会社選びの参考にしてくださいね!
- 任天堂
- カルタホールディングス
- バンダイナムコホールディングス
- ソニー・インタラクティブエンタテイメント
- セガサミーホールディングス
- ミクシィ
- CRI・ミドルウェア
- アエリア
- スクウェア・エニックス・ホールディングス
- サイバーエージェント
1位:任天堂
- 平均年収:988万円
- 残業時間:月20時間
- 年間休日:125日
業界最大手の任天堂は、働きやすさの面でもトップと判断しました。
会社全体としてワークライフバランスの実現に力を入れており、残業が多いイメージの強いゲーム業界でも月20時間の残業時間に留めています。
また、女性の育児休業取得率100%を実現しているだけでなく、2026年までに男性の育児休業取得率50%以上を目指しているとのこと。
子どもが小学校3年までは1日2時間までの時短勤務が可能など、将来を見据えて長く働ける環境が整っている企業です。
2位:カルタホールディングス
- 平均年収:843万円
- 残業時間:月20時間
- 年間休日:123日
残業時間・年間休日数ともに業界内でトップクラスの水準を実現しているカルタホールディングス。
口コミサイトOpenworkでも「有給休暇が取りやすい」という声が複数挙がっています。
22時にはPCが自動的にオフになるなど、会社全体として過度な残業を推奨しない方針だと分かります。
また、フルフレックス制のためライフスタイルに合った働き方を実現しやすいのも大きなポイント。
ストレスなく働けそうな環境という点で、業界2位としました!
3位:バンダイナムコホールディングス
- 平均年収:1,205万円
- 残業時間:月30時間
- 年間休日:125日
第3位は総合エンタメ企業バンダイナムコホールディングス。
年収が業界トップクラスというだけでなく、社員の家族やグループ各社の社員との交流を目的としたイベントを定期的に開催するなど、非常に社員思いの会社だと分かります。
子供が誕生した場合は出産・子育て支援金が支給され、第3子以降のお祝い金はなんと300万円。
このほかにも結婚休暇/配偶者出産休暇や、家族のために使えるライフサポート休暇など、仕事とプライベートをしっかりと両立できる仕組みが整っている企業です。
4位:ソニー・インタラクティブエンタテイメント
- 平均年収:768万円
- 残業時間:月20時間
- 年間休日:123日
通常のフレックスタイム制のほかに、月の労働時間を調整できる「月間フレックス」という独自の制度を持つソニー・インタラクティブエンタテイメント。
日本を代表する企業の1つであるソニーグループだけに、社員の働きやすさにも非常に配慮していることが窺えます。
複数の口コミサイトで「ワークライフバランスは概ね良好」といった投稿が見られるので、職場環境が良いのはほぼ間違いないと言えそうです。
時短勤務やテレワークにももちろん対応済みですので、ライフスタイルに合った働き方ができるでしょう。
5位:セガサミーホールディングス
- 平均年収:805万円
- 残業時間:月23時間
- 年間休日:130時間
売上・年収ともに上位にランクインしていたセガサミーホールディングスは、働きやすさの面でも非常に優れた企業だと思います。
1時間単位で取得可能な有給休暇のほか、年3日まで社員自身が「感動体験」をインプットするための「感動体験休暇」を付与。
さらに、グループ全体で副業を認める「JOB+」という制度を設けており、副業の経験を本業に活かしてキャリアをいっそう充実させることも可能。
企業内保育所も設けるなど、社員の働きやすさと人生の充実度をしっかりと考えてくれている企業です。
6位:ミクシィ
- 平均年収:711万円
- 残業時間:月20時間
- 年間休日:123時間
ミクシィを6位としたのは、残業時間や年間休日といった労働条件が良いほか、多様な働き方に対応していることが主な理由です。
独自の「マーブルワークスタイル」は、フルリモートとフレックスタイムを組み合わせて働けるだけでなく、日本全国どこでも居住可能な制度。
コロナ禍に伴って全社的にリモートワークを導入した結果、社員の声を取り入れて築かれてきた制度です。
こうした制度がトップダウンで決まってしまうのではなく、社員の声にしっかりと耳を傾けてくれるのは非常に重要なポイント。
社員がそれぞれの価値観を大切にしながら働ける企業だと思います。
7位:CRI・ミドルウェア
- 平均年収:693万円
- 残業時間:月20時間
- 年間休日:126日
エンジニアの採用を新卒を中心に行い、じっくりと育成しているのが特徴のCRI・ミドルウェア。
女性社員の育児休業取得率が100%であるだけでなく、男性の取得率も75%と非常に高く、産休・育休からの復帰率は100%。
産休・育休制度は設けていても、残念ながらあまり活用されていない企業が少なくない中、名実ともに「子育てがしやすい企業」と言えます。
社員がアイデアを発表できる「チャレンジ奨励制度」を設けるなど、仕事のやりがいもしっかりと考慮してくれている企業です。
8位:アエリア
- 平均年収:700万円
- 残業時間:月20時間
- 年間休日:123日
口コミサイトで「有給休暇が取得しやすい」「社内の雰囲気が良い」といった投稿が複数見られるアエリア。
配属部署によっては仕事量が多いケースもあるようですが、全体として過度な残業にならないようしっかりと配慮している企業のようです。
男女を問わず実力さえあればきちんと評価してもらえる社風なので、ゲーム業界で活躍したい女性にとって非常に良い環境と言えるでしょう。
ノー残業デーを設けるなど残業時間をできるだけ減らす動きも見られることから、長く腰を据えて働ける企業だと思います。
9位:スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 平均年収:1,427万円
- 残業時間:50時間
- 年間休日:120日
社員の平均年収が業界トップのスクウェア・エニックス・ホールディングス。
何と言っても、業界内でダントツの年収がランクインの決め手ですね。
2020年12月より在宅勤務制度を導入し、約80%の社員が活用。
毎週水曜日を「19時終業デー」とするなど、ワークライフバランスを実現するための取り組みも行っています。
20代のうちから実力を発揮して、業界トップクラスの給与を得たい人におすすめの企業です。
10位:サイバーエージェント
- 平均年収:771万円
- 残業時間:月31時間
- 年間休日:120日
ゲーム業界だけでなく、メディア業界や広告業界でも存在感を放つサイバーエージェント。
新卒初任給を42万円としたことが大きな話題になりましたね。
とくにエンジニアを中心に、年功序列ではなく能力主義・ジョブ型雇用が主流になっているのが世界の潮流。
新卒だからといって給与水準を低く設定しないという経営方針は、今後のゲーム業界全体に大きな影響を与えていくのではないかと思います。
口コミサイトでは「自分の裁量でタスクを決められる」「自分のペースで働ける」といった声が多数。
しっかりと評価してもらうことができ、のびのびと働ける環境が整っている企業です。
社員の待遇改善に力を入れているゲーム会社が非常に多いのですね!
優秀な人材を確保できるかどうかによって、企業の将来が大きく左右されることも十分あり得るからね。社員の働きやすさに配慮している企業は、将来の事業展開をしっかりと見据えている企業だと思うよ!
そもそもゲーム会社・ゲーム業界とは?
ゲーム会社の業績・平均年収・働きやすさについてランキング形式で紹介してきました。
ここで、そもそもゲーム会社・ゲーム業界とはどんな業界なのか、今一度整理しておきますね。
パブリッシャーとデベロッパーの違い
ゲーム業界には、大きく分けて「パブリッシャー」と呼ばれる企業と「デベロッパー」と呼ばれる企業があります。
パブリッシャーとは、ゲームを販売している企業のことです。
パッケージゲームだけでなく、オンラインゲームを運営している企業もパブリッシャーに含まれますね。
スクウェア・エニックスやバンダイナムコ、セガサミー、コナミ、カプコンなどがパブリッシャー企業として挙げられます。
これに対して、デベロッパーはゲームの開発に特化している企業のことです。
たとえば、前出のスクウェア・エニックスは「ドラゴンクエスト」などの有名なゲームを販売していますが、開発そのものは社外のデベロッパーが担っています。
モノリスソフトやノーティドッグ、サイバーコネクトツーなどが代表的なデベロッパー企業です。
事業領域の違い
開発・販売するゲームのジャンルによってゲーム業界を分類することもできますね。
主な事業領域としては、家庭用ゲーム・スマホゲーム・ゲーム関連サービスが挙げられます。
家庭用ゲームとは、PlayStationやSwitchといったハードウェアで遊ぶゲームのこと。
ハードメーカーとゲームデベロッパー、ゲームパブリッシャーがそれぞれハードウェア・ソフトウェアを開発・販売している事業領域ですね。
スマホゲームはここ10年ほどで急拡大してきた市場で、今や家庭用ゲームを脅かすほどゲーム業界での存在感を強めています。
比較的新しい企業が多く、ディー・エヌ・エーやミクシィ、サイバーエージェントなどがスマホゲーム業界の代表的な企業として知られていますね。
ゲーム関連サービスとは、ゲームから波及した事業全般を指します。
たとえば、ポケモンはもともとゲームキャラクターでしたが、人気を博したことでアニメや映画化されてきたことは皆さんもよくご存知でしょう。
こうした動きはメディアミックスと呼ばれていて、ゲームの知名度向上に非常に重要な役割を果たしています。
他にもゲーム情報サイトの運営や、既存のゲームタイトルを作り直して販売するリビルドといった事業もゲーム関連サービスの一種です。
このように、ゲーム業界と一口に言っても幅広い事業領域があります。
自分がどの事業領域で活躍したいのか、しっかりと業界研究を深めた上で見極めていきましょう!
今まで「ゲーム業界」で一括りにしていたので、パブリッシャーとデベロッパーに分けて業界研究をしてみようと思いました!
ゲームが好きな人でも、自分があまり詳しくないジャンルだと企業名を知らないこともあるからね。すでに知っているゲーム会社だけじゃなく、他にどんな企業があるのか調べてみると新しい発見があるかも!
ゲーム会社に勤める場合の職種一覧
実際にゲーム会社で働く場合、どんな職種があるのかも必ず知っておきたいポイントの1つ。
大手ゲーム会社になると総合職として募集するケースも多いものの、入社後に経験を積む中で配属先が分かれていくのが一般的です。
将来的に自分が携わりたい職種を明確にしておく意味でも、ゲーム会社の職種について整理しておきましょう!
- ゲームディレクター
- ゲームプランナー
- ゲームプロデューサー
- シナリオライター
- ゲームデザイナー
- エンジニア
- サウンドクリエイター
職種① ゲームディレクター
ゲームが企画されて完成するまでの現場をまとめる「現場監督」の役割を果たします。
現場のリーダー的な立場をイメージすると分かりやすいですね。
プロジェクトに割り当てられた予算の管理やスタッフの管理、スケジュール管理といった仕事がメインです。
ゲーム開発の現場では花形とされるポジションなので、「いつかはゲームディレクターに」という目標を持って働いている人も少なくありません。
職種② ゲームプランナー
主にゲームの企画を手がける職種です。
ゲームの企画書や仕様書など、ゲームの基本構成に当たる部分を考えます。
企画段階でゲームのシナリオやアイテムを決めていくには、そもそもゲームの世界観が定まっていないと厳しい。
その意味でも、ゲームが成功するかどうか、人気を博するかどうかを大きく左右する重要なポジションです。
世の中に新しいゲームが誕生する瞬間に立ち会える仕事と言えるでしょう。
職種③ ゲームプロデューサー
プロジェクト全体を統括する立場の人のことです。
ゲームディレクターが現場監督なら、ゲームプロデューサーは全体の総指揮が主な仕事。
プロジェクトの予算や人事、進行を統括するほか、ゲームの採算性に関する責任も負います。
一般的には、ゲームディレクターとして経験を積んだ人がゲームプロデューサーへとステップアップしていくケースが多く見られますね。
職種④ シナリオライター
ゲームの筋立てを考え、ストーリーとして展開するための台本を作成する仕事です。
ゲームはプレイヤーの操作によってストーリーが分岐していくので、分岐点やエンディングへと繋がる伏線を考えるのも重要な役割。
キャラクターの動きや台詞がプレイヤーを惹きつけるものになるかどうかは、シナリオライターの腕にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
ゲーム内で表示されるテキストデータなども、原案は全てシナリオライターが書き上げるのが一般的です。
職種⑤ ゲームデザイナー
ゲームの企画趣旨や世界観に合ったキャラクター・アイテム・背景などをデザインする仕事です。
ゲーム内で表示されるメニュー画面などもゲームデザイナーが手がけるため、ゲーム全体の世界観を損なわないデザインセンスが求められます。
ゲームには「動き」があるので、静止画としてではなく動きを想定したデザインにすることが重要。
企画趣旨を把握する理解力、デザインセンス、構築したいゲーム全体をイメージしながらデザインするバランス感覚などが求められる仕事です。
職種⑥ エンジニア
ゲーム開発を専門とするエンジニアのことです。
画面上の描画やスクロールなどの動作、ストーリー分岐、キャラクターの演出などをプログラミングを駆使して実装していきます。
ゲームのリリースに間に合うように開発を進めるには、デバッグ(不具合の特定と修正)まで見越してスケジュールを組んでおくことが重要。
とくにオンラインゲームの場合、リリース後も不具合の修正やメンテナンス作業は続きます。
ゲーム開発を支える屋台骨とも呼べる職種ですね。
職種⑦ サウンドクリエイター
ゲームの世界観に合った楽曲や効果音を制作する職種。
プレイ中に流れる楽曲を制作するのはもちろんのこと、キャラクターの足音のような細部に至るまであらゆる効果音を担当します。
ゲームのイメージに合わない楽曲や効果音が流れてしまうと、プレイヤーの没入感を削ぐ原因になりかねません。
ゲームの世界にどっぷりと浸ってもらうためにも、サウンドクリエイターは1つ1つの音の演出にこだわり抜いて仕事をしているのですね!
ゲームの企画から完成までを想像すると、壮大なプロジェクトですよね…。
そうだね。1つのゲームが完成するまでには、ものすごく大勢の人が関わっている。それだけ多くのポジションがあるとも言えるので、自分がどの職種を目指したいのか考えておこう!
ゲーム会社の探し方
ランキングで紹介したゲーム会社は、ゲーム業界の中でもほんの一握りのトップクラスに当たる企業。
実際には、ここでピックアップした以外にも非常に多くのゲーム会社があります。
そこで、エントリー候補のゲーム会社を探すポイントをまとめました。
闇雲に探してしまうと効率が悪いので、次の方法を参考にゲーム会社を探していきましょう!
- スカウトサイトに登録してスカウトを得る
- 就活エージェントから紹介を受ける
- 大手求人サイトで求人を検索する
- ゲーム業界特化の求人サイトで検索する
- 好きなゲーム会社の採用ページから直接応募する
探し方① スカウトサイトに登録してスカウトを得る
最初におすすめしたいゲーム会社の探し方が、スカウトサイトを活用する方法。
なぜこの方法をおすすめするかと言うと、シンプルに効率が超絶良いからです。
スカウトサイトとは、就活生が登録したプロフィールを企業が見て、興味がある就活生をスカウトする仕組みのサービス。
注目して欲しいのが、就活生がやるべきことは「プロフィールの登録」だけで良いという点ですね。
複数のスカウトサイトに登録しておけば、多くの企業の目に留まる確率も高まります。
なので、僕が就活をしていた時には全てのスカウトサイトにプロフィールを登録していました。
求人を探さなくても企業からスカウトが届いてしまう、いわば「逆求人サイト」なので、非常に効率よく就活を進められます。
では、どのスカウトサイトに登録すれば良いのか?
僕はこれまであらゆる就活サービスを研究し尽くしてきましたが、必ず登録しておいて欲しいスカウトサイトは「Offerbox(オファーボックス)」と「キミスカ
」ですね。
どちらも大手で実績が豊富というだけでなく、就活生からの評判も非常に良いからです。
もちろんゲーム会社からスカウトが届く可能性も十分にあるので、気になっているゲーム会社からスカウトを受信したらすかさず返信しましょう。
企業側としてもプロフィールに興味を持ってスカウトを送信しているので、選考がスムーズに進む可能性大ですよ!
探し方② 就活エージェントから紹介を受ける
スカウトサイトと併せて活用して欲しいのが就活エージェント。
前述の通りゲーム会社と言っても、事業領域から企業規模まで本当にさまざまです。
自分の強みをどう活かせるのか、どうアピールしたらゲーム会社の採用担当者に刺さるのか、自力で完璧に対策を講じるのは相当難易度が高いでしょう。
その点、就活エージェントに登録しておけば、面談を通して客観的に強みを分析してくれるし、応募時にはESの添削などもしてもらえます。
僕も就活生の時には複数の就活エージェントを利用しましたが、自分でも気づいていなかった強みや長所を指摘してくれるので、非常に心強かったのを覚えています。
一点注意して欲しいこととして、就活エージェントは担当者の質によって利用価値が大きく変わります。
登録してみたら、担当者がいまいち噛み合わない…、ということもあり得ます。
よって、就活エージェントを活用するなら1つだけじゃなく、必ず複数のサービスを併用していくのがおすすめですね。
僕はこれまで50以上の就活エージェントを研究してきましたが、もし僕が今就活生なら「キャリアチケット」と「
ミーツカンパニー就活エージェント」を併用します。
どちらも大手サービスで信頼性が高いですし、オンライン面談に対応しているので全国の就活生が活用できますよ!
▼キャリアチケットは特に利用者の評判が良いのでおすすめ!
このほかにも、僕が考える「おすすめの就活エージェントランキング1〜16位」をまとめておいたので、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
自分に合った就活エージェントを見つけて、ゲーム会社に紹介してもらえる可能性があるルートを複数確保しておきましょう!
探し方③ 大手求人サイトで求人を検索する
ゲーム会社を志望する就活生も、他の業種に応募する就活生と同様に大手求人サイトの活用はマストです。
大手求人サイトというのは、「マイナビ」や「リクナビ」といったサービスですね。
なぜなら、どの業界も大手企業ほど知名度の高い大手求人サイトで人材を募集する傾向があるから。
(大手求人サイトは求人情報の掲載料が高額なので、資金が潤沢な大手が活用しやすいのです!)
ただし、求人を検索する時にはしっかりと条件を絞って検索しましょう。
と言うのも、大手求人サイトには膨大な数の求人が掲載されています。
何万社もある中からゲーム会社を探し当てるのは大変なので、「業種」を絞ることが大切。
上の図はマイナビの求人検索画面ですが、「ソフトウェア・通信」の中に「ゲームソフト」というカテゴリがあります。
業種の大分類には「ゲーム関連」のように書かれていないことが多いので注意してくださいね!
ちなみにリクナビの場合は「IT・ソフトウェア・情報処理」の中に「ゲームソフト」のカテゴリがあります。
こうやってカテゴリを絞って検索することで、効率よくゲーム会社を探せますよ!
探し方④ ゲーム業界特化の求人サイトで検索する
ゲーム業界への就職を本気で目指すなら、業界特化型の求人サイトにも登録しておくべし!
「そんな求人サイトある?」と思うかもしれませんが…、あるのです!
【ゲーム業界特化型の求人サイト】
- ファミキャリ!:「ファミ通」のKADOKAWA Game Linkageが運営するゲーム業界の求人サイト
- ラクジョブ:ゲーム・アニメ・マンガに特化した求人サイト
- RecGame(リクガメ):ゲーム業界に特化した新卒オファー型サービス
- シリコンスタジオエージェント:ゲーム業界に特化した人材紹介サービス
ちなみに、この中だとリクガメ以外は新卒に限らず中途採用者も対象のサービスです。
ただし、新卒が利用してはいけないというルールはないので、ゲーム会社との接点を増やしたい人は積極的に活用しましょう!
探し方⑤ 好きなゲーム会社の採用ページから直接応募する
入社を希望するゲーム会社が明確に決まっているのなら、企業ウェブサイトの採用ページから直接応募するのもあり。
なぜこの方法をおすすめするかと言うと、企業にとって「自社ホームページから直接応募してくれた人」は印象に残りやすいからです。
大半の就活生は、大手求人サイトなどを通じて企業にエントリーします。
そのほうが就活生にとって企業探しの効率が良いし、応募情報があらかじめ登録してあれば改めて入力する手間も省けるからです。
そんな中、あえて企業の採用ページから直接応募して来るということは、「わざわざその企業を選んで応募した人」のはず。
他のゲーム会社じゃなく、「この企業に応募したい」という明確な意思がなければ採用ページに辿り着くことはまずありませんからね。
応募者全体で見ても、企業の採用ページから直接応募する人は少数派でしょう。
求人サイト経由で応募してきた就活生と比べて、割合的に見てもインパクトがあると考えられます。
もちろん、「うちの採用ページから直接応募してくれたのか!ありがとう!即採用!」というわけにはいきませんが、志望度の高さを伝えるには有効な方法ですね。
このゲーム会社で働きたい!という思いがある人は、ぜひ企業の採用ページをチェックしてみてください。
ゲーム会社を探す方法にも、いろいろなやり方があるのですね!
その通り。探し方が複数あることを知っておくことで、希望条件に近い企業が見つかる確率が高まるはず。ここで紹介した5つの方法をフル活用して、ゲーム会社を探してみよう!
ゲーム会社に就職・転職する際のポイント5選
ゲーム会社に就職・転職するとしたら、どのような点を意識しておく必要があるのでしょうか。
次に挙げる5つのポイントを押さえて、ゲーム会社から内定を獲得できる確率を高めましょう!
- 自身の長所とそれが合う職種の関連付けを行う
- なぜゲーム業界を志望するのか明確化しておく
- 志望企業に対して競合他社の中でもその会社でないといけない理由を明確化しておく
- 自身のゲーム遍歴やゲーム愛をまとめておく
- 強靭な体力をアピールできると良い
ポイント① 自身の長所とそれが合う職種の関連付けを行う
ゲーム会社にはさまざまな職種があるので、まずは希望する職種と自分の長所の関連付けを行いましょう。
なぜこのプロセスが必要かと言うと、ゲーム会社にとって「その人を採用する決め手」が欲しいからです。
たとえば、「ゲームの企画に携わりたい」と思っているとしましょう。
企画をやってみたい理由が「新しいゲームを提案して形にしたいから」というのは、あくまでも自分の視点から見た場合の「やってみたいこと」ですよね。
ゲーム会社としては「あなたにゲームの企画を任せるとどんなメリットがあるの?」「それによってうちの会社にどんな成果がもたらされるの?」という点を知りたいのです。
とはいえ、ゲーム会社で実際に働いたことがなければ、ゲームの企画で過去に挙げた実績を自分の長所として伝えることはできません。
そこで、ゲームの企画にも転用できる可能性の高い経験や強みをエピソードと共に伝える必要がある。
採用担当者が「たしかにそういう経験があるなら、ゲームの企画職としても活躍できそうだ」とイメージすることができれば、採用される確率は高まるでしょう。
自分の長所や強みを客観的に把握するには、自己分析が欠かせません。
自己分析をできるだけ無駄なく、効率的に進めるための「オリジナル自己分析シート」とその使い方をまとめておいたので、こちらを参考に長所と職種の関連付けを進めましょう!
ポイント② なぜゲーム業界を志望するのか明確化しておく
自分がなぜゲーム業界を志望するのか、志望理由を明確化しておくことも非常に重要。
志望理由を聞かれたら「ゲームがめちゃくちゃ好きだから!」と答えたくなると思いますが、それはゲーム業界を志望する就活生なら誰もが同じでしょう。
ゲーム会社で社員として働くということは、ビジネスとしてゲームに関わっていくということ。
1人のプレイヤーとして、ゲーム会社が供給するコンテンツを消費する立場ではなくなるということです。
よって、「ゲームが好きだから」というプレイヤー目線の志望動機からさらに踏み込んで、「ゲームビジネスに携わりたい理由」を突き詰めましょう!
言い換えると、「ゲーム業界じゃないといけない理由」を絞り込んでいくと良いですよ。
たとえば、ゲーム業界じゃなく別のエンタメ業界では駄目でしょうか?
駄目だとしたら、なぜ他の業界よりもゲーム業界のほうが良いのか?
ここを深掘りしておくことで、説得力のある「業界志望理由」が築かれていくはずです。
ポイント③ 志望企業に対して競合他社の中でもその会社でないといけない理由を明確化しておく
さらに、志望企業を絞り込んだ上で「なぜその会社でないといけないのか?」を明確化していきましょう。
ゲーム業界には何百社という企業がありますが、その中でなぜ「この企業に就職したい」と思うのか。
ここを明確に伝えられるかどうかで、選考通過率が大きく変わってくると思ってください。
よくある失敗例が、「貴社の〇〇というゲームに魅力を感じるから」という志望理由。
たしかに商品に対して思い入れがあることは重要ですが、それは企業にとってみれば過去の実績です。
企業が期待を寄せているのは「これからの活躍」なので、企業理念や事業方針、世の中に提供したい価値といった本質的な部分から志望理由を考えておくことが非常に重要。
そして、志望理由を考えたら「この志望理由は競合他社にも当てはまるものではないか?」を必ずチェックしましょう。
もし競合他社でも使えそうな志望理由だったら、「その会社ではないといけない理由」をより深く追求する必要があります。
企業研究をとことん突き詰めて、「たしかにうちの会社だからこそできることだ」と思ってもらえる志望理由を考えてくださいね!
企業研究のやり方については次の記事で詳しく解説しているので、こちらも必ず読んでおいてくださいね!
ポイント④ 自身のゲーム遍歴やゲーム愛をまとめておく
自分がこれまでゲームをプレイしてきた遍歴や、ゲームに対する愛・情熱を言語化しておくことも欠かせないポイントですね。
ゲーム会社の採用選考なので、応募してくる人は全員が無類のゲーム好きだと思ってください。
「日頃よくゲームで遊んでいます」というレベルでは、とても太刀打ちできないぐらいの猛者が集まってきます。
その中でも「ここまでゲーム愛がある人はなかなかいない!」と思ってもらえれば、採用担当者の印象に残る確率が高い。
とはいえ、これまでにプレイしてきたゲームを振り返るのはなかなか大変な作業のはずです。
過去にプレイしてきたゲームを一覧にまとめて、自分はどんな傾向のゲームを好むのか、なぜそのジャンルのゲームが好きなのかを客観的に分析してみましょう。
ゲーム遍歴やゲーム愛は志望動機とも深く関わっているので、「自分にとってゲームとは何か?」を伝えられることはめちゃくちゃ重要。
もし面接で聞かれた際には思わず食い気味に答えてしまうぐらい、ゲームに対する愛と情熱を熱く語れるようにしておきましょう!
ポイント⑤ 強靭な体力をアピールできると良い
意外と重要なポイントとして、体力面をアピールする方法も考えておくと良いですよ。
ゲーム業界はハードワークになることも多いので、強靱な体力がないとついていけません。
とくにリリース直前など、深夜まで続く勤務で体力的にへばってしまうようだと、そもそもゲーム会社で働き続けるのが難しくなってしまうこともあり得る。
たとえば、スポーツの経験や実績がある人は強いですね。
過酷なトレーニングに耐え抜いてきた経験があれば、多少ハードワークになっても乗り切れる人だと思ってもらえるでしょう。
ガッツリとスポーツに取り組んだ経験がなくても、「ほとんど風邪を引かない」「マラソン大会ではいつも上位だった」といったことも、体力をアピールする材料になります。
最近は働き方改革で無茶な長時間勤務を強いる企業も減ってきているものの、リリース前など繁忙期にはハードワークになることへの覚悟は必要。
体力自慢だけで選考を通過できるほど甘い世界ではありませんが、少なくとも「強靱な体力がある」ことは強みになります。
ポイント④までを確実に実行した上で、さらに体力をアピールできるようなら+αの要素として用意しておくと良いでしょう。
選考が始まってからじゃなく、応募前の準備がとても重要ってことですね。
まさしくその通り。ESを書かなきゃいけないからと慌てて志望動機を考えているようだと、志望動機の浅さをすぐに見抜かれてしまうよ。無類のゲーム好きが集まる中で、キラリと光る強みをアピールできるように入念に準備しよう!
ゲーム会社に関してその他よくある質問
ゲーム会社やゲーム業界について、就活生からよく聞かれる質問をまとめました。
気になっている点を解消して、「ゲーム会社で働きたい」という思いをより確固としたものにしていきましょう!
- ゲーム業界の将来性・成長性はいかがでしょうか?
- ゲーム業界への就職はやめとけと言われる理由は何ですか?
- 世界規模で見た場合のゲーム会社の売上ランキングを教えてください
- ゲーム会社に未経験から就職するのは難しいですか?
- ゲーム会社への就職はまずはアルバイトから始めるべきですか?
- ゲーム会社でインターンを実施している企業はありますか?
質問① ゲーム業界の将来性・成長性はいかがでしょうか?
ゲーム業界は伸びていると聞いたことがありますが、将来性や成長性は実際どうなんでしょうか?
ゲーム業界は現状順調に伸びているだけでなく、今後も成長が見込まれる将来性のある業界です。
引用:日経クロストレンド
上のグラフから分かる通り、国内のゲーム市場は2兆円規模に達していて、とくにオンラインゲームの伸びが際立っています。
また、日本以外にも東アジアやヨーロッパ、北米といった各国でゲームがプレイされている現状から、今後もゲームの需要は伸び続けていく可能性が高いでしょう。
今後はVRゲームやメタバースへの展開も見込まれる業界ですので、就職先としても非常におすすめですね。
質問② ゲーム業界への就職はやめとけと言われる理由は何ですか?
ゲーム業界に就職したいと親に話したら、絶対やめとけと言われました。どうしてゲーム業界への就職はネガティブなイメージを持たれるのでしょうか?
主な理由としては、上の世代ほどゲームに馴染みがないことと、激務のイメージが強いことが挙げられます。
50代より上の世代は子供時代にゲームで遊んだ経験がなく、ゲーム自体が身近な存在ではありません。
なので、ゲーム業界に対して偏ったイメージを持っている人も少なからずいるのが実情です。
あと、ゲーム開発・制作がいかに大変な仕事かという実態を知っている人は、「激務だからやめたほうが無難」と言うことがあります。
たしかに仕事量は非常に多いので、入社する企業の労働条件や就業環境をしっかりと見極めておくことが大事です。
要するに、「やめとけ」と言われたとしてもそう気にすることはなく、「ゲーム会社で働きたい!」という思いを貫いた者勝ちだと思います。
一方で、「ゲームが好きだから」というだけの志望理由で簡単に入社できるほど甘い業界ではないのも事実。
目指すからには、なぜゲーム業界で働きたいのか、志望理由や入社後に取り組みたいことを明確にしておきましょう!
質問③ 世界規模で見た場合のゲーム会社の売上ランキングを教えてください
世界規模で見ると、ゲーム会社の売上ランキングはどうなっているのでしょうか?日本でトップクラスのゲーム会社と比較しておきたいです。
世界規模で見ると、ゲームのプラットフォームを自社で開発している企業が強いですね。
2021年時点で世界トップは中国企業のテンセント。
ちなみに、ソニーグループ全体で見ると売上高は世界第2位、任天堂は世界第8位です。
引用:statista「Banner Year for Gaming Led by Tencent」
ゲームはもはやグローバルビジネスなので、国内のゲーム会社だけじゃなく海外に目を向けてみるのも良いかもしれません。
一方で、日本のゲームコンテンツは世界的に高く評価されているので、日本発のヒットゲームの開発を目指すのも夢がありますね!
質問④ ゲーム会社に未経験から就職するのは難しいですか?
ゲーム会社に就職したいと話したら、友達から「経験者じゃないと厳しくない?」と言われてしまいました。未経験から就職するのは難しいでしょうか?
結論から言うと、未経験から就職することは十分可能です。
エンジニアなど技術職の場合は、プログラミング自体が完全な未経験では務まりませんが、ゲーム業界で携われる仕事はエンジニアだけじゃない。
むしろ、ゴリゴリのゲームマニアよりも新鮮な感覚を持っている人のほうが好まれるケースもあるようです。
ゲーム市場が拡大していくということは、今後ますますライトユーザー向けのゲームも増えていくはず。
就職する時点で経験者しか採用しないような業界ではないので安心してください。
質問⑤ ゲーム会社への就職はまずはアルバイトから始めるべきですか?
ゲーム会社に就職するなら、アルバイトから始めて社員に登用してもらうほうが現実的でしょうか?
必ずしもアルバイトから始めなくても入社できますよ。
テスターのアルバイトから社員登用、みたいなケースはたしかにあるようですが、アルバイトをしたからといって必ず社員になれるわけじゃありません。
クリエイティブ系の仕事は下積み時代があるイメージが強いので、「アルバイトから始めないと」と言う人は一定数います。
ただ、これはあくまでもイメージなので、アルバイト経験がなくても選考を通過して内定を獲得することはもちろんできます。
質問⑥ ゲーム会社でインターンを実施している企業はありますか?
ゲーム会社でインターンを実施している企業があれば、ぜひ参加したいです。そういった企業はあるのでしょうか?
もちろんあります。
インターンを実施している企業とインターン実施期間の例を挙げてみますね。
- グリー:3週間以上(エンジニア・デザイナー・ビジネス/プランナー)
- ミクシィ:2週間以上(エンジニア)
- KLab:1週間(エンジニア)
- アカツキ:オンライン開催3日間+対面開催2日間(企画職)
- スクウェア・エニックス:1day(サウンド部)
長期インターンから1dayまで、開催期間は企業ごとに異なります。
長期インターンの中には採用直結型と明確に記載されているものもあるので、志望度の高い企業であれば参加しておくことをおすすめします。
とくにエンジニア志望の場合、長期インターンでスキルを認められれば早期内定を獲得できる可能性大ですね。
ぜひ積極的に挑戦してみてください!
本記事の要点まとめ
長い記事になりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!
この記事では、ゲーム会社のランキングを売上・年収・働きやすさから紹介しました。
ゲーム業界は非常に伸びている分野で、将来性も期待できる業界です。
一方で、ゲーム会社で働きたいという人はものすごく多いので、業界全体として選考の競争率が高いことは覚悟しておく必要があります。
まして、ゲーム業界の中でも大手企業や有名企業ともなれば、熾烈な競争になることは容易に想像できますよね。
ただ「ゲームが大好き」というだけじゃなく、ゲームを仕事にしたいという本気度が伝わるかどうかが勝敗を分けることになると思います。
この記事で紹介したポイントを押さえて、ゲーム会社からの内定獲得を実現してください!
では、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。
【本記事の要点】
- ゲーム会社上位20社の平均売上は3,190億円、業界全体の平均年収は551万円と、他業種と比べて勢いのある業界と言える。
- ゲーム会社の中でもとくに給与水準の高い企業では、社員の平均年収が1,000万円を超えているところも実在する。
- 業績や年収以外にも、残業時間や休日といった働きやすさの面で企業を分析しておくことが大切。
- ゲーム会社と一口に言っても、事業内容や職種によって大きく仕事内容は異なるので業界・職種研究は入念に行っておくこと。
- ゲーム会社を探す際には、複数のルートから求人情報にアクセスできるようにいろいろな探し方を知っておくことが大切。
- ゲーム会社に就職・転職するなら、応募前の事前準備が内定獲得率に直結する可能性が高い。