就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は、不動産業界のホワイト企業について解説していきます。
不動産業界は、土地や建物などの不動産を使って事業をおこなう業界。
対象が不動産だけあって1件あたりの取引金額が非常に大きいので、その分やりがいや達成感を覚えられることが魅力的な業界ですね。
ただ、できる限りホワイトな環境の企業を見つけたいところ。
そこで今回は、不動産業界ののおすすめ企業を計30社紹介していきます。
後半では、不動産業界のホワイト企業に新卒入社・転職するための対策事項も共有しますよ。
不動産業界の優良企業で働きたい人は、ぜひ最後まで読み進めてみてください!
ちなみに不動産業界の企業への就職に関して言うと、不動産業界の企業は労働条件が良い企業とすこぶる悪い企業の差が激しい業界だと言えます。
よって入社する前に、内定獲得後に社員さんにOB訪問して「本当にそこに入社すべきか」の最終判断に時間をかけるべきですし、僕なら絶対にそうします。
また就活や転職を進める中で、「やはりもう少し仕事内容が穏やかなところが良い」と価値観が変わる可能性もあるので、逆求人サイトを利用してスカウトを獲得しておくのも良い戦略ですね。
逆求人サイトを利用する場合、僕なら大手かつスカウトに種類があるキミスカを利用して、ゴールドとシルバーをピンポイントで狙います。
不動産業界を志望する人は、ぜひこうした企業探しの戦略も参考にしておいてください!
不動産業界はブラック企業が多いイメージがありますね。
確かにブラック企業もあるけど、当然ホワイト企業だってあるんだ。それを見分ける基準や入社方法を解説していくよ!
- 不動産業界のホワイト企業を見分ける5つの指標
- 不動産業界のホワイト企業ランキング|利益率編
- 不動産業界のホワイト企業ランキング|勤続年数編
- 不動産業界のホワイト企業ランキング|平均年収編
- 不動産業界のホワイト企業を探す方法|新卒向け
- 【転職者向け】不動産業界のホワイト企業に転職する方法
- 【注意】不動産業界にはブラック企業も多い
- 【補足】不動産業界の概要や向いている人の特徴
- 本記事の要点まとめ
不動産業界のホワイト企業を見分ける5つの指標
この章では、不動産業界のホワイト企業を見分けるための指標を紹介します。
不動産業界に限った話ではありませんが、働きやすい環境が整ったホワイト企業には共通する特徴がいくつかあるんですよね。
よってこれらの共通項を指標として持っておけば、優良企業を見極められます。
次章以降で紹介する不動産業界のホワイト企業も、これらの指標を利用して優良企業を抜粋しました。
あらゆる業界でホワイト企業を見分ける際に活用できるので、この機会にぜひ確認しておいてくださいね!
【不動産業界のホワイト企業を見分ける指標】
- 福利厚生が充実しているか
- 有休取得率が高いか
- 業績が安定しているか
- 平均勤続年数が長いか
- 平均年収が高いか
指標① 福利厚生が充実しているか
1つ目の指標は、福利厚生が充実しているかどうかです。
そもそも福利厚生とは、給与やボーナスといった基本的な報酬以外に、企業が従業員やその家族に対して提供するサービスのこと。
福利厚生には、大きく以下の2種類があります。
法定福利厚生は、基本的にどの会社も整備しているものです。
健康保険や厚生年金などは、募集要項を見るとどの企業でも記載されていますよね。
ホワイト企業を見分ける際に確認すべきは、法定外の福利厚生です。
住宅手当や通勤手当などは必ずしも整備する必要があるものではないので、企業によって差が生まれるわけですね。
最近では導入企業が増えてきた社員食堂や育児手当なども、社員を大切にしないブラック企業ではまず整備されていません。
多くの制度を設けるとその分費用がかかるので、社員にとってうれしい制度がある企業はホワイト度が高い証拠です。
各社が整備する福利厚生については、HPの採用情報などで確認できます。
長期的に働くとこれらの恩恵はかなり大きなものになるので、応募企業を厳選する際には福利厚生の充実度を必ずチェックしましょう。
指標② 有休取得率が高いか
2つ目の指標は、有休取得率の高さです。
社員を大切にするホワイト企業は、プライベートの充実を尊重してくれます。
そのため一般的な企業よりも有休を取得しやすい雰囲気があり、有休取得日数・取得率が優れた値になりやすいです。
では、具体的にどのくらいの実績なら取得率が高いといえるのか。
有休取得率の高さを適切に判断するために、ここでは全国の平均値を紹介します。
以下は、有給休暇の取得率平均をまとめた厚生労働省のデータです。
引用:厚生労働省「令和2年就労条件総合調査の概況」
上記をもとに判断すると、有休取得日数10日・有休取得率56%以上であることがひとつの基準となりそうですね。
平均値以上の実績を持つ会社であれば、一般的な企業よりも有休を取得しやすい雰囲気があると考えられます。
ちなみに、法律で義務付けられている有休の取得日数は年5日以上です。
取得日数の平均値が5日に近い会社はブラック度が高いので、ハズレの企業を見分ける際にも参考にするとよいでしょう。
指標③ 業績が安定しているか
3つ目は、会社の業績が安定しているかどうかです。
ホワイト度が高い企業は、業績が安定していて経営状態にも余裕があることが多いんですよね。
というのも社員にとって働きやすい環境を整備するには、多くの費用がかかるから。
経営状態が不安定な会社では、当然ながら労働環境や待遇をよくするためにお金を使うことができません。
よって長期的に労働環境が優れた会社に就職したいなら、業績についても確認しておくことが重要です。
なお、業績を確認する際に見るべきは、売上高と利益率ですね。
利益率が低い会社では余剰資金が少なくなりやすいので、社員の待遇改善のために多くのお金を使えないからです。
とくに、取扱い商品の規模が大きい不動産業界は、売上高が大きくなりやすいので利益率を確認することが必須です。
社員を大切にしてくれるホワイト企業に入るためにも、経営状態に余裕があるかどうかも欠かさずチェックしておきましょう。
指標④ 平均勤続年数が長いか
4つ目の指標は、平均勤続年数が長いかどうかです。
働きやすい環境が整ったホワイト企業は、退職しようと考える人が少ないので、離職率が低く平均勤続年数が長くなりやすいです。
福利厚生が充実していたり、有休を取得しやすかったりする環境からは、積極的に転職しようと思いませんよね。
冷静に考えると当たり前のことですが、露骨に数字に反映される部分なので、ホワイト企業を見分ける際にはよい判断材料になります。
逆にいえば、離職率が高く平均勤続年数が短い会社は、ブラックの可能性が高いので避けるべきです。
意外と妥協して決める人が多いので、ホワイト企業に入社する可能性を少しでも高めたい人はぜひチェックしておいてくださいね。
指標⑤ 平均年収が高いか
最後5つ目の指標は、平均年収の高さです。
ホワイト企業は一般的な会社よりも社員を大切にするので、事業によって生まれた利益を給与やボーナスとして社員に還元します。
また、そもそも経営状態が安定しているので、平均的な企業よりも自然と年収が高くなります。
どんな人でも、給与は多くもらえるに越したことはないですよね。
平均年収が高いかどうかは、ホワイト度を判断する上でも重要な要素なので、ブラック企業を避けるためにも必ず確認しておきましょう。
ホワイト企業の特徴・ホワイト企業に入社する方法まとめ
不動産業界のホワイト企業を見分ける指標を5つ紹介しました。
しかし、ホワイト企業に共通する特徴は上記の5つだけではありません。
そのほかの指標については「【ホワイト企業の特徴とは?】重要な15の特徴を一覧で共有!」でまとめています。
ホワイト企業に入社する可能性を少しでも高めたい方は、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
ちなみに、就活攻略論ではホワイト企業に入社するための立ち回りをまとめた記事も用意しています。
結論部分だけ共有すると、以下のとおりです。
【ホワイト企業に入社するための立ち回り】
- 逆求人サイトを利用して自分を評価しやすい企業と繋がる
- 口コミサイトでホワイト企業の条件を満たすか調べる
- ES閲覧サイトやエージェントを活用して選考突破する
- 内定獲得後に社員さんにOB訪問して最終確認する
逆求人サイトや口コミサイトなど、完全無料で使えるサービスだけを使った方法です。
非常に効率的かつ成功確度の高い方法なので、ホワイト企業に入るための具体的な対策ができていない人はぜひ参考にしてくださいね!
\就活生がホワイト企業からの内定を取るための立ち回り/
適切な対策をすれば、ホワイト企業に入社することは十分現実的だよ。大変な作業ではあるけど、戦略的に企業を厳選してほかの人と産別化を図ろうね!
不動産業界のホワイト企業ランキング|利益率編
お待たせしました!
ではここから、本題である不動産業界のホワイト企業を紹介していきます。
まずは、利益率が高い不動産業界のホワイト企業についてです。
同業界の利益率ランキングの上位10社を抽出したので、それぞれの概要やおすすめポイントについて順に確認していきましょう。
【利益率が高い不動産業界のホワイト企業ランキング】
- 中央日本土地建物グループ株式会社
- 京阪神ビルディング株式会社
- ユニゾホールディングス株式会社
- 株式会社テーオーシー
- 日本アセットマーケティング株式会社
- 平和不動産株式会社
- ダイビル株式会社
- ヒューリック株式会社
- 株式会社センチュリー21・ジャパン
- ロードスターキャピタル株式会社
引用:業界動向リサーチ「不動産業界 利益率ランキング(2020 - 2021年)」
1位:中央日本土地建物グループ株式会社
企業HP:中央日本土地建物グループ株式会社
主な勤務地:東京都、大阪府
事業内容:ビジネス・オフィスビル、住まい・暮らし、不動産ソリューション、不動産投資・資産運⽤、ゴルフ事業など
【ホワイト企業ポイント】
中央日本土地建物グループ株式会社は、東京のビジネス地におけるオフィス賃貸事業をはじめ、さまざまな不動産事業を展開する会社です。
日本土地建物株式会社と中央不動産株式会社が経営統合したことで、2020年4月に発足した持株会社ですね。
中央日本土地建物グループは、不動産業界の利益率ランキングで1位でした。
利益率は107.5%と、驚異的に高い数字となっています。
同社は、住宅手当や子供手当てなど法定外の福利厚生が充実しています。
教育制度も非常に豊富に整備されているので、長期的に不動産業界で働きたい新卒の学生にもおすすめの会社です。
2位:京阪神ビルディング株式会社
企業HP:京阪神ビルディング株式会社
主な勤務地:大阪府
事業内容:オフィスビル・データセンタービル・商業施設・物流施設・場外勝馬投票券発売所(ウインズ)などの賃貸、建物管理、賃貸施設に係る建築工事の請負など
【ホワイト企業ポイント】
京阪神ビルディング株式会社は、オフィスビルなどの賃貸事業を中心にビジネスを展開している会社です。
多彩な賃貸事業を手掛けているものの売上のバランスがよく、リスクの低減と売上の安定化を成功させている不動産会社ですね。
京阪神ビルディングの利益率は、53.6%でした。
1位と比べると約半分になっていますが、それでも圧倒的に優れた利益率です。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上となっています。
採用人数は毎年1〜3名と少なめですが、大阪で働きたい人にとっては有力な選択肢となるでしょう。
3位:ユニゾホールディングス株式会社
企業HP:ユニゾホールディングス株式会社
主な勤務地:神奈川県
事業内容:不動産事業(ビル賃貸事業)・ホテル事業など
【ホワイト企業ポイント】
ユニゾホールディングス株式会社は、不動産事業とホテル事業をおこなう同グループの持株会社です。
不動産事業では、東京都心や米国のオフィスビルなどを保有・賃貸・管理しています。
ユニゾホールディングス株式会社の利益率は、28.7%でした。
3位になってはじめて、一般的に高いとされる数値感となっています。
同社はホテル事業の店舗スタッフを募集していますが、2021年10月時点では不動産事業の採用情報を確認できませんでした。
利益率の高い優良企業であることは間違いないので、興味がある人はこまめに求人情報を確認するとよいでしょう。
4位:株式会社テーオーシー
企業HP:株式会社テーオーシー
主な勤務地:東京都
事業内容:不動産事業、スポーツクラブ・温浴施設事業、リネンサプライ&ランドリー事業、電子商取引・情報処理事業、製薬事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社テーオーシーは、総合ディベロッパーとして、首都圏を中心に不動産の企画・開発・運営を一貫しておこなう会社です。
不動産事業以外に、幅広いビジネスを展開していることも特徴的ですね。
株式会社テーオーシーの利益率は、25.6%でした。
前年より利益率が上がっていることから、成長を続けている会社だとわかります。
河口湖や湯沢などの社有施設に関する優待制度があるのも珍しいですね。
従業員数が76名の比較的小さな会社ですが、都内で働きたい人にはひとつの選択肢になるでしょう。
5位:日本アセットマーケティング株式会社
企業HP:日本アセットマーケティング株式会社
主な勤務地:東京都、大阪府、愛知県、北海道、熊本県
事業内容:テナント賃貸・不動産管理、施設の保守・メンテナンスなど
【ホワイト企業ポイント】
日本アセットマーケティング株式会社は、不動産賃貸・不動産管理事業を中心に利益を上げている会社です。
有名どころをあげると、全国のドンキホーテを保有・管理している会社ですね。
日本アセットマーケティングの利益率は、24.1%でした。
ランキングでは5位ですが、十分すぎるほど優れた利益率となっています。
同社は30代〜40代の社員が幹部として活躍しており、若い世代にも大きな裁量権を与える社風です。
商業施設の建物管理やテナント運営など、職種によって募集要項が細かく分かれているので、興味のある人は一度詳細をチェックしてみてください。
6位:平和不動産株式会社
企業HP:平和不動産株式会社
主な勤務地:東京・大阪・名古屋・福岡・札幌
事業内容:ビルディング事業、アセットマネジメント事業
【ホワイト企業ポイント】
平和不動産株式会社は、1947年に設立された歴史のある不動産会社です。
証券取引所の建物を保有・賃貸する会社として、全国的にビル賃貸事業を展開している会社ですね。
平和不動産株式会社の利益率は、20.3%でした。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上となっています。
育児・介護休業制度や育児・介護短時間勤務制度など、仕事とプライベートの両立を支援する福利厚生が充実している印象でした。
勤務地は全国を想定されているので、仕事を通じていろいろな場所に住みたい人におすすめの会社です。
7位:ダイビル株式会社
企業HP:ダイビル株式会社
主な勤務地:東京、大阪、札幌、ベトナム、オーストラリア
事業内容:不動産の所有、経営、管理および賃貸借など
【ホワイト企業ポイント】
ダイビル株式会社は、国内外で展開するオフィスビル事業を中心に利益を上げている会社です。
海外では、ベトナムとオーストラリアに事業を展開していますね。
ダイビル株式会社の利益率は、19.6%でした。
入社3年後の定着率が90%以上であることから、働きやすい環境が整った会社であるとわかります。
独身寮や住宅補助、育児・介護休業制度など、法定外の福利厚生も充実しています。
海外にも事業を展開する会社は決して多くないので、海外で働くことを魅力的に感じる人には有力な候補となるでしょう。
8位:ヒューリック株式会社
企業HP:ヒューリック株式会社
主な勤務地:東京都
事業内容:不動産の所有・賃貸・売買ならびに仲介業務など
【ホワイト企業ポイント】
ヒューリック株式会社は、不動産賃貸事業を中心に利益を上げている会社です。
都心部を中心に約260の不動産物件を保有しており、賃貸・管理をおこなっている会社ですね。
ヒューリックの利益率は、18.7%でした。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上となっています。
独身寮や特別休暇制度、住宅ローン利子補給制度など、福利厚生も非常に充実している印象でした。
実力を適切に評価してくれる会社なので、若手のうちからバリバリ働きたい人にはぴったりの環境でしょう。
9位:株式会社センチュリー21・ジャパン
企業HP:株式会社センチュリー21・ジャパン
主な勤務地:東京都、大阪府、愛知県、福岡県、北海道、宮城県、広島県
事業内容:加盟店の経営者・管理者並びに営業スタッフに対する教育・研修、各種情報システムの実施、テレビコマーシャル等の共同広告の実施など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社センチュリー21・ジャパンは、世界最大級の不動産ネットワーク「CENTURY21」を展開する日本の会社です。
不動産フランチャイズを展開する会社のなかでは、最大手の存在ですね。
センチュリー21・ジャパンの利益率は、18.4%でした。
大規模なビジネスを展開しているだけでなく、高い利益率も確保しているとわかります。
完全週休2日制で年間休日は123日、介護休暇や介護休業制度なども当たり前のように整備されていますよ。
全国転勤の可能性があるので、特定地域にこだわりがない人におすすめの会社です。
10位:ロードスターキャピタル株式会社
企業HP:ロードスターキャピタル株式会社
主な勤務地:東京都
事業内容:クラウドファンディング事業、コーポレートファンディング事業、仲介・コンサルティング事業、アセットマネジメント事業など
【ホワイト企業ポイント】
ロードスターキャピタル株式会社は、不動産とテクノロジーを融合させてさまざまな事業を展開している会社です。
日本で初めて、不動産投資に特化したクラウドファンディングをリリースした会社でもありますね。
ロードスターキャピタル株式会社の利益率は、16.0%でした
全体のランキングでは10位でしたが、それでもかなり優れた利益率となっています。
中途採用では、サーバーサイドエンジニアと不動産担保融資営業が募集されていました。
同職種に興味がある人は、応募を検討してみるとよいでしょう。
1位・2位の会社は、現実的ではないほど高い利益率でしたね…!
ほかの業界を含めても、あそこまで利益率が高い会社は珍しいよ。入社したいと思うような会社があったら、より詳細な情報を調べてみてね。
不動産業界のホワイト企業ランキング|勤続年数編
続いては、平均勤続年数が長い不動産業界のホワイト企業です。
各社の概要について詳しく解説します。
【勤続年数が長い不動産業界のホワイト企業ランキング】
- 阪急阪神ホールディングス株式会社
- ナイス株式会社
- 三重交通グループホールディングス株式会社
- 近鉄グループホールディングス株式会社
- 株式会社東京楽天地
- 株式会社誠建設工業
- 東急不動産ホールディングス株式会社
- 森ビル株式会社
- 株式会社テーオーシー
- 株式会社ミライノベート(旧:株式会社プロスペクト)
引用:業界動向リサーチ「不動産業界 勤続年数ランキング(2020 - 2021年)」
1位:阪急阪神ホールディングス株式会社
企業HP:阪急阪神ホールディングス株式会社
主な勤務地:大阪府、東京都
事業内容:グループ全体の事業戦略の策定や経営管理、経営資源の最適配分など
【ホワイト企業ポイント】
阪急阪神ホールディングス株式会社は、6つの小会社を統括する持株会社です。
不動産事業以外に、都市交通・エンタテインメントなどのさまざまな分野で事業を展開している会社ですね。
阪急阪神ホールディングスは、平均勤続年数ランキングで1位となりました。
同社の平均勤続年数は、19.2年となっています。
持株会社ながら新卒者も募集されており、就活生でも将来の幹部候補として入社できる可能性があります。
診療所や社員食堂を完備するなど福利厚生も充実しているので、ホワイト企業で働きたい人は入社を目指すとよいでしょう。
2位:ナイス株式会社
企業HP:ナイス株式会社
主な勤務地:東北・関東・東海・北陸・中部・関西・中国・四国・九州
事業内容:建築資材事業、住宅事業、建築工事事業、情報サービス事業、コンサルティング事業、ソフトウェア開発・販売事業、ケーブルテレビ事業、その他の事業
【ホワイト企業ポイント】
ナイス株式会社は、建築資材事業と住宅事業を柱として事業を展開する会社です。
不動産に限らず、住まいに関する幅広い提案ができることを強みとする会社ですね。
ナイス株式会社の平均勤続年数は、18.7年でした。
1950年に創業した東証一部上場の企業だけあって、長期に渡って働く方がほとんどであるとわかります。
同社は通勤手当(全額)や住宅手当など、基本給以外に支払われる手当が豊富です。
独身寮や借上社宅も用意されているので、毎月の家賃の負担を大きく軽減できるでしょう。
3位:三重交通グループホールディングス株式会社
企業HP:三重交通グループホールディングス株式会社
主な勤務地:三重県、愛知県
事業内容:株式所有によるグループ連結経営の立案と実行
【ホワイト企業ポイント】
三重交通グループホールディングス株式会社は、三重交通や三交不動産などが属する同グループを統括している持株会社です。
社名からもわかる運輸業のほかに、不動産業や流通業・レジャーサービス業を展開している会社ですね。
三重交通グループホールディングスの平均勤続年数は、18.5年でした。
利益が安定した大企業なので、勤務年数もかなり長くなっています。
同社では人材の募集がされていませんが、不動産関係では三交不動産・三交コミュニティにて採用活動がおこわなれています。
三重県周辺の企業を探している人は、詳細な情報を調べてみるとよいでしょう。
4位:近鉄グループホールディングス株式会社
企業HP:近鉄グループホールディングス株式会社
主な勤務地:大阪、京都、奈良、三重、愛知、東京など
事業内容:運輸事業、不動産事業、流通事業、ホテル・レジャー事業、その他の事業
【ホワイト企業ポイント】
近鉄グループホールディングス株式会社は、近畿日本鉄道や近鉄不動産などが属する近鉄グループの持株会社です。
100年以上の歴史を持つ近鉄グループを発展させるため、2015年にホールディングス化された会社ですね。
近鉄グループホールディングスの平均勤続年数は、18.1年でした。
やはり歴史が古い会社では、長期的に働く社員も多いようですね。
同グループは、カフェテリアプランや近鉄グループの各種割引適用など、珍しい福利厚生を数多く整備しています。
働きやすい環境であることは間違いないので、同社の事業内容に興味がある人は就職先の候補として検討するとよいでしょう。
5位:株式会社東京楽天地
企業HP:株式会社東京楽天地
主な勤務地:東京都
事業内容:不動産賃貸関連事業、娯楽・サービス関連事業、飲食・販売事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社東京楽天地は、不動産事業を中心に利益を上げている会社です。
楽天地ビルや第一錦糸ビルなど、都内にある複数の不動産の管理・運営をおこなっている会社ですね。
株式会社東京楽天地の平均勤続年数は、17.6年でした。
平均勤続年数ランキングで上位に入り続けていることから、働きやすい環境が整ったホワイト企業であると考えられます。
住宅手当や食事補助制度など、魅力的な福利厚生もたくさんありますよ。
勤務地は東京都内だけなので、転勤などで地方に行きたくない人にはひとつの選択肢となるでしょう。
6位:株式会社誠建設工業
企業HP:株式会社誠建設工業
主な勤務地:大阪府
事業内容:分譲住宅事業、注文住宅事業、リフォーム事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社誠建設工業は、大阪エリアを中心に分譲住宅事業や注文住宅事業を展開している会社です。
現場での技術面や工程の指揮を一括管理することで、高品質の住まいを安定的に提供している会社ですね。
誠建設工業の平均勤続年数は、16.5年でした。
前年よりも数字が伸びていることから、ホワイト度が高い企業であるとわかります。
同社の従業員数は25名と少ないものの、さらなる飛躍のために若手人材が募集されています。
経営基盤が安定しているので、大阪周辺の企業を探す人は応募を検討してみるとよいでしょう。
7位:東急不動産ホールディングス株式会社
企業HP:東急不動産ホールディングス株式会社
主な勤務地:東京都、大阪府など
事業内容:都市事業、住宅事業、管理事業、仲介事業、ウェルネス事業、ハンズ事業、次世代・関連事業
【ホワイト企業ポイント】
東急不動産ホールディングス株式会社は、東急不動産や東急ハンズなどが属する同グループの持株会社です。
主要6社(東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブル、東急ハンズ、東急住宅リース、学生情報センター)を中心に、7つの事業を展開する会社ですね。
東急不動産ホールディングスの平均勤続年数は、15.7年でした。
前年よりは平均値が減っていますが、それでもかなり長い勤続年数となっています。
ほかの持株会社と同様に、グループにおける採用活動はおこなわれていません。
気になる関連会社があれば、ぜひ募集要項をチェックしてみてください。
8位:森ビル株式会社
企業HP:森ビル株式会社
主な勤務地:東京都
事業内容:都市再開発事業、不動産賃貸・管理事業、文化・芸術・タウンマネジメント事業など
【ホワイト企業ポイント】
森ビル株式会社は、東京都に本社を構える総合ディベロッパーです。
東京を世界一の都市にするために、不動産を作るだけでなく都市開発などもおこなっている会社ですね。
森ビル株式会社の平均勤続年数は、15.5年でした。
入社3年後の定着率が90%以上であることからも、働きやすい環境が整ったホワイト企業だと推測できます。
琵琶湖や中軽井沢など、福利厚生で整備された保養所が多いことも特徴的ですね。
都心居住補助やカフェテリアプランなど、そのほかの制度も充実しているので、福利厚生が豊富な会社で働きたい人にもおすすめです。
8位:株式会社テーオーシー
企業HP:株式会社テーオーシー
主な勤務地:東京都
事業内容:不動産事業、スポーツクラブ・温浴施設事業、リネンサプライ&ランドリー事業、電子商取引・情報処理事業、製薬事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社テーオーシーは、首都圏を中心に不動産の企画・開発・運営を一貫しておこなう総合ディベロッパーです。
利益率ランキングで4位だった同社は、勤続年数ランキングでも9位に入りました。
株式会社テーオーシーの平均勤続年数は、森ビルと同じ15.5年となっています。
複数のランキングでトップ10に入るのは、ホワイト企業である証拠です。
ホワイト企業に当てはまる共通項をたくさん押さえていたほうが、労働環境が優れている可能性が高いですからね。
同社に少しでも興味がある人は、より詳細な企業情報を調べてみるとよいでしょう。
8位:株式会社ミライノベート(旧:株式会社プロスペクト)
企業HP:株式会社ミライノベート
主な勤務地:
事業内容:不動産事業、再生可能エネルギー事業、投資事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社ミライノベートは、首都圏を中心に不動産事業などを展開する会社です。
複数の小会社を通じて、マンション分譲や注文住宅・リフォームなどを手掛けている会社ですね。
株式会社ミライノベートの平均勤続年数は、15.5年でした。
テーオーシー・森ビルと同様に、不動産業界では8番目に長い数字となっています。
ただ同社のHPを見る限り、採用情報は確認できませんでした。
ミライノベートの事業内容に関心がある人は、こまめに求人情報などをチェックするとよいでしょう。
利益率ランキングよりも知名度の高い大企業が多い印象でしたね。両方のランキングに入ったテーオーシーは、労働環境がかなりよさそうです。
たしかに、複数のランキングに入る会社は働きやすい可能性が高いね。あともう1つランキングを紹介するから、ほかにもよさそうな会社がないか見てみよう!
不動産業界のホワイト企業ランキング|平均年収編
最後に紹介するのは、平均年収が高い不動産業界のホワイト企業です。
一部重複する企業もありますが、全体的な顔ぶれは前述のランキングと異なっている印象でした。
上位の10社について、概要を確認していきましょう。
【平均年収が高い不動産業界のホワイト企業ランキング】
- ヒューリック株式会社
- 日本商業開発株式会社
- 三井不動産株式会社
- 三菱地所株式会社
- 東急不動産ホールディングス株式会社
- 株式会社ランドビジネス
- 野村不動産ホールディングス株式会社
- 平和不動産株式会社
- ダイビル株式会社
- 東京建物株式会社
引用:年収ランキング「不動産企業の平均年収ランキング1位~136位【2021年最新版】」
1位:ヒューリック株式会社
企業HP:ヒューリック株式会社
主な勤務地:東京都
事業内容:不動産の所有・賃貸・売買ならびに仲介業務など
【ホワイト企業ポイント】
ヒューリック株式会社は、不動産賃貸事業を中心に利益を上げている会社です。
利益率ランキングでも8位に入っていた同社は、平均年収ランキングで1位となりました。
ヒューリック株式会社の平均年収は、1,761万円となっています。
会社員とは思えないほどの高給で、誰もが羨むような優れた収入だとわかりますね。
やはり利益率が優れている会社は、給料として社員に還元する余裕もあるのでしょう。
もちろん入社難易度は低くありませんが、高給を期待できる不動産会社で働きたい人は積極的に挑戦してみるとよいでしょう。
2位:日本商業開発株式会社
企業HP:日本商業開発株式会社
主な勤務地:大阪府、東京都、愛知県
事業内容:不動産投資事業、サブリース・賃貸借・ファンドフィー事業、企画・仲介事業など
【ホワイト企業ポイント】
日本商業開発株式会社は、大阪に本社を構える不動産会社です。
同社独自の「JINUSHIビジネス」というモデルによって、売上を拡大している会社ですね。
日本商業開発の平均年収は、1,501万円でした。
入社初年度は年収600万円、その後入社5年目までは年間100万円ずつ昇給する仕組みとなっています。
独自のビジネスモデルによって、経営状態に余裕があると予想できますね。
住宅手当や通勤手当(全額)も支給されるので、収入面で不満を感じることはまずないでしょう。
3位:三井不動産株式会社
企業HP:三井不動産株式会社
主な勤務地:東京、大阪、札幌、仙台、千葉、横浜、名古屋、京都、広島、福岡、海外
事業内容:オフィスビル、商業施設、ホテル・リゾート、すまいとくらし、ソリューションパートナー、ロジスティクス、ベンチャー共創、ライフサイエンスなど
【ホワイト企業ポイント】
三井不動産株式会社は、長年に渡り不動産業界で売上1位をキープしている会社です。
三井住友銀行・三井物産とともに、三井グループの中枢を担う企業ですね。
三井不動産の平均年収は、1,263万円でした。
1位・2位の会社には劣るものの、かなり高い収入となっています。
独身寮やカフェテリアプランがあったり、フレックスタイム制を導入していたりと、大企業だけあって基本的な福利厚生は整備されています。
入社ハードルは高いですが、不動産業界を代表するような企業で働きたい人は、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
4位:三菱地所株式会社
企業HP:三菱地所株式会社
主な勤務地:札幌、仙台、横浜、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、海外
事業内容:ビル事業、住宅事業、資産開発事業、海外事業、設計監理事業、注文住宅事業、ホテル事業、不動産サービス事業など
【ホワイト企業ポイント】
三菱地所株式会社は、国内外で事業を展開する大手の不動産会社です。
オフィスビルの開発・賃貸・管理などをはじめとして、不動産に関するさまざまな事業を手掛けている会社ですね。
三菱地所株式会社の平均年収は、1,248万円でした。
おおむね、3位の三井不動産と同程度の給与水準であるとわかります。
同社は、社宅や寮・独身社宅・転勤者用社宅・転勤帰任者用社宅など、福利厚生として豊富な住環境を用意しています。
家賃は毎月の固定費のなかでも大きな割合を占めるものなので、社宅や寮を利用できるのは非常に魅力的でしょう。
5位:東急不動産ホールディングス株式会社
企業HP:東急不動産ホールディングス株式会社
主な勤務地:東京都、大阪府など
事業内容:都市事業、住宅事業、管理事業、仲介事業、ウェルネス事業、ハンズ事業、次世代・関連事業
【ホワイト企業ポイント】
東急不動産ホールディングス株式会社は、東急不動産や東急ハンズなどが属する同グループの持株会社です。
同社は7位に入った利益率ランキングに続いて、2回目の登場となりました。
東急不動産ホールディングスの平均年収は、1,114万円となっています。
繰り返しお伝えしているように、複数の項目で上位に入るのはホワイト度が高い証拠です。
同グループ自体は採用活動をおこなっていませんが、興味のある人は関連会社の募集要項をチェックするとよいでしょう。
6位:株式会社ランドビジネス
企業HP:株式会社ランドビジネス
主な勤務地:東京都
事業内容:賃貸事業、不動産投資事業、設計建築事業、カフェ・レストラン事業、服飾事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社ランドビジネスは、賃貸事業や不動産投資事業を中心にビジネスを展開している会社です。
最近では小会社を設立し、ホテル事業やカフェ・レストラン事業なども手掛けています。
株式会社ランドビジネスの平均年収は、1,100万円でした。
1985年に設立された比較的新しい会社ですが、安定して高い収益を上げていることがわかります。
従業員数は30名以下と非常に少ないですが、時価総額は70億を超える会社です。
少数精鋭の会社で力を発揮したい人は、入社を目指してみるとよいでしょう。
7位:野村不動産ホールディングス株式会社
企業HP:野村不動産ホールディングス株式会社
主な勤務地:東京都
事業内容:住宅事業、都市開発事業、資産運用事業、仲介・CRE事業、運営管理事業、再開発事業、海外事業など
【ホワイト企業ポイント】
野村不動産ホールディングス株式会社は、野村不動産などを傘下に持つ同グループの持株会社です。
ホールディングス体制をとることで、グループ全体を戦略的にマネジメントしている会社ですね。
野村不動産ホールディングスの平均年収は、1,022万円でした。
誰もが知るような大手企業では、やはり給与水準も高くなっていますね。
ただ同グループも、持株会社である野村不動産ホールディングスでは採用活動がおこなわれていません。
野村不動産や野村不動産パートナーズなどでは人材が募集されているので、同グループに興味がある人は応募を検討するとよいでしょう。
8位:平和不動産株式会社
企業HP:平和不動産株式会社
主な勤務地:東京・大阪・名古屋・福岡・札幌
事業内容:ビルディング事業、アセットマネジメント事業
【ホワイト企業ポイント】
平和不動産株式会社は、1947年に設立された歴史のある不動産会社です。
利益率ランキングで6位だった同社は、平均年収ランキングでも8位に入りました。
平和不動産の平均年収は、979万円となっています。
8位になって年収1,000万円を下回りましたが、それでもかなりの高収入ですね。
複数のランキングに登場した同社は、ホワイト企業である可能性が高いです。
少しでも同社に興味がある人は、まずは企業研究を進めてみるとよいでしょう。
9位:ダイビル株式会社
企業HP:ダイビル株式会社
主な勤務地:東京、大阪、札幌、ベトナム、オーストラリア
事業内容:不動産の所有、経営、管理および賃貸借など
【ホワイト企業ポイント】
ダイビル株式会社は、国内外で展開するオフィスビル事業を中心に利益を上げている会社です。
同社も、利益率ランキング(7位)に続いて2回目の登場となりました。
ダイビル株式会社の平均年収は、953万円となっています。
収入面を重視する人にとっても、同社は優れた選択肢といえるでしょう。
10位:東京建物株式会社
企業HP:東京建物株式会社
主な勤務地:東京都、大阪府、愛知県、福岡県
事業内容:オフィスビル・商業施設等の開発、賃貸及び管理、マンション・戸建住宅の開発、販売、賃貸及び管理、不動産の売買・仲介及びコンサルティング・駐車場の開発運営など
【ホワイト企業ポイント】
東京建物株式会社は、ビル事業・住宅事業を主軸に収益を上げている会社です。
営業利益・事業利益の構成を見ると、約75%が上記2つの事業となっています。
東京建物株式会社の平均年収は、941万円でした。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上となっています。
住宅補助金や通勤手当(全額支給)もあるので、金銭的にはかなり余裕を持って生活できそうですね。
採用実績を見ると有名大学が多いので、ある程度学歴に自信がある人は挑戦してみるとよいでしょう。
不動産業界以外のホワイト企業とは
ここまで不動産業界に特化してホワイト企業を共有しました。
ただ、なかには不動産業界以外のホワイト企業が知りたい就活生もいますよね。
就活攻略論では、企業規模などに応じていくつかの記事でホワイト企業を紹介しています。
それぞれ基準を満たした企業を多数掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
▼離職率と残業時間が低いホワイト企業まとめ
» 【ホワイト企業ランキング375選】”必見の優良企業”を一覧でまとめてみた!
▼中小のホワイト企業まとめ
» 【ホワイトな中小企業100選】企業一覧と「見分け方」解説!
▼穴場の優良ホワイト企業まとめ
不動産を扱っているだけあって、とくにランキング上位の会社は圧倒的な高収入でした。重複していた企業もいくつかあったから、ぜひ就職先の候補として検討してみてね。
不動産業界のホワイト企業を探す方法|新卒向け
本章からは、不動産業界のホワイト企業を探す方法を共有していきます。
まずは新卒向けに対策を紹介していくので、何をすべきかあまりイメージできていない人はぜひ参考にしてください。
【不動産業界のホワイト企業を探す方法】
- ホワイト企業に特化した求人サイトを利用する
- 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
- 逆求人型サイトを利用してホワイト企業との接点を増やす
- 口コミサイトを見て企業のリアルな評判を確認する
探し方① ホワイト企業に特化した求人サイトを利用する
不動産業界のホワイト企業を探すなら、ホワイト企業に特化した求人サイトを利用するのがベストです。
多くの不動産業界の求人の中からホワイト企業を探すよりも、はじめからホワイト企業だけのサイトを利用した方が効率よく優良企業を見つけ出せます。
そこでぜひ利用してほしいのが、「ホワイト企業ナビ」です!
ホワイト企業ナビは、基準を満たした企業だけ厳選して載せているのが特徴。
具体的には、以下の3つの基準をすべて満たした企業だけを載せています!
企業には1社1社ていねいにヒアリングし、事業内容から業務について、大変な点や向いていない人なども記載しています。
求人内容がかなり濃いので、あなたに合う企業を見つけやすいですよ。
不動産業界の中でも、自分に合うホワイト企業を探したい人は、ぜひホワイト企業ナビを利用してみてください!
探し方② 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
つづいて就活生におすすめしたいのは、就活エージェントを利用することです。
就活エージェントとは、面談を元にして自分に合った求人を紹介してもらえるサービスのこと。
完全無料で使えるサービスですが、就活に関する幅広いサポートを受けられるので非常に有用なんですよね。
就活エージェントで具体的に受けられるサービスは、以下のとおりです。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
上記のサービスを提供してくれるのは、新卒の就活市場を専門に活動しているキャリアアドバイザーです。
日常的にさまざまな就活生・企業の要望に応えているので、希望条件を伝えると客観的に的確なアドバイスがもらえます。
また就活エージェントは、本記事で紹介したような不動産業界のホワイト企業ともつながっています。
よって希望を伝えれば、不動産業界の魅力的な求人も紹介してくれますよ。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
探し方③ 逆求人型サイトを利用してホワイト企業との接点を増やす
3つ目は、逆求人型サイトを利用してホワイト企業との接点を増やすことです。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録しておくと自分に興味を持った企業からスカウトが届く就活支援サービスのこと。
自分に興味がある企業からしかスカウトが届かないので、相性のよい会社と効率的に繋がれる点が魅力です。
もちろん興味を持てない企業のオファーは受けなくてもいいので、単純に企業の選択肢を増やす手段として活用することをおすすめしています。
利用経験がないとあまり信じられないかもしれませんが、意外と優良企業からのオファーも多く届くものですよ。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「キミスカ」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
探し方④ 口コミサイトを見て企業のリアルな評判を確認する
最後4つ目の探し方は、口コミサイトを見て企業の評判を確認することです。
これは新卒者だけでなく、転職希望者も実践すべき内容ですね。
というのも、企業のHPや募集要項などの情報だけでは、働きやすさや待遇などのリアルな実情を把握するのは困難だからです。
一般公開されている情報は美化されがちなので、これらの内容だけで企業について判断すると入社を後悔しかねませんよ。
そこで対策として有効なのが、口コミサイトを活用することです。
口コミサイトには、企業で実際に働いている方・過去に勤務経験がある方のリアルな声が投稿されています。
よってその内容を見れば、入社前にでも企業の内情を把握できるわけですね。
具体的に僕がおすすめしている口コミサイトは、以下のとおりです。
【おすすめの口コミサイト】
上記の口コミサイトも、すべて完全無料で使えます。
1社ずつ口コミを調べるのは大変な作業ですが、このような少しの努力が将来の自分を助けます。
ブラック企業への入社を避けるためにも、応募先を厳選する際には口コミサイトをフルに活用しましょう。
ちなみに、ここまでで紹介したような就活に役立つサイトは他にもあります。
そこで、これまで就活記事を1000以上書いてきた僕が、「いま就活生だったらこれを使う」というサービスをまとめた記事を用意しました!
おすすめ順にランキングにしているので、ぜひ上から順に利用してみてくださいね。
自分一人で就活を進める方法以外に、就活エージェントや逆求人型サイトを使う選択肢もあるんですね!
いずれも情報感度の高い就活生が利用している有益なサービスだよ。使っているかどうかで差が生まれてしまうから、まだ登録していなかった人はこの機会にぜひ!
【転職者向け】不動産業界のホワイト企業に転職する方法
続いて、転職者に向けておすすめの対策事項を紹介していきます。
結論、不動産業界のホワイト企業に転職したい方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントは、前述した就活エージェントと同様に、求人紹介や選考支援・条件交渉などをサポートしてくれるサービスのこと。
自分に合った優良企業を紹介してくれたり、企業との調整作業を代行してくれたりするので、とくに現職が忙しい方は活用しない理由がありません。
しかし、どのサービスを使うべきかわからない人が大半でしょう。
そこで本章では、とくにおすすめの転職エージェントを2社紹介します。
【不動産業界のホワイト企業に転職する方法】
- リクルートエージェントを利用する
- doda転職エージェントを利用する
おすすめ① リクルートエージェント
リクルートエージェントは、人材業界大手の株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。
転職支援実績・求人数において、No.1の実績をほこる業界最大手の転職エージェントですね。
リクルートエージェントの求人数は、2021年10月時点で30万件以上。
そのうち10万件以上は、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人です。
つまり同サービスに登録しないと、それだけで非常に多くの企業と出会える可能性を自ら失ってしまいます。
数多くの転職希望者を支援しているので、自分の現状を伝えるとキャリアアドバイザーは的確なアドバイスをくれますよ。
もっとも定番かつ間違いのないサービスなので、これから転職活動を始める人はまずはリクルートエージェントに登録するとよいでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:
おすすめ② doda転職エージェント
doda転職エージェントは、同じく人材業界大手のパーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。
約13.8万件の求人を保有しており、リクルートエージェントに次いで2番目に多くの求人を扱うサービスですね。
dodaの特徴は、転職活動に役立てられるツール類が充実していること。
会員登録(無料)すると利用できるツールにて、自分の適正年収を査定できたり、自分の強みや転職タイプを知れたりします。
もちろん専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれるので、初めて転職活動をする方でも心配する必要はありません。
2つのサービスを併用すればかなり多くの企業を網羅できるので、転職を検討している人はまずは2社に登録しておくことをおすすめします。
doda転職エージェント公式サイト:
求人数が少ないサービスでは、自分に合った企業に出会える可能性が低いよ。この2つは鉄板のエージェントだから、転職活動をするなら迷わず登録しておこうね。
【注意】不動産業界にはブラック企業も多い
最後に本章では、不動産業界のホワイト企業を探す人に向けて注意事項を共有します。
それは「不動産業界にはブラック企業も多く存在する」ということです。
不動産業界に対して、あまりよくないイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか?
たとえば外回りの不動産営業には、ネガティブなイメージがあるかもしれません。
そして実際、不動産業界には労働環境が悪い会社も多く存在します。
よって同業界に就職・転職するなら、ブラック企業を避けられるように根本的な問題点を把握しておくことが重要です。
本章では、ブラック企業が多くなりやすい理由を紹介していくので、不動産業界への就職を検討している人は必ず理解しておいてください。
【不動産業界にブラック企業が多い理由】
- ノルマを設定されていることが多いから
- 休日が不安定になりがちだから
- 古い体質の会社が多いから
ブラック企業が多い理由① ノルマを設定されていることが多いから
まず考えられる理由は、ノルマを設定されがちであることです。
これは主に不動産営業に関することですが、ノルマが課されることでブラックな体質となっている企業は少なくありません。
不動産は気軽に購入するものではないので、そう簡単には契約を勝ち取れないですからね。
ノルマがあると精神的な負担になりますし、ひどいところでは給与やボーナスにも悪い意味で露骨に反映されることがあるようです。
このような会社では、当然ながら強いストレスを感じてしまいます。
ノルマの有無は口コミサイトを使えば調査できることが多いので、不動産業界の企業を志望する際には必ずチェックしておきましょう。
ブラック企業が多い理由② 休日が不安定になりがちだから
2つ目の理由は、休日が不安定になりやすいことです。
不動産業界はお客様にサービスを提供する仕事なので、相手の都合によっては土日や祝日などにも対応しなくてはいけません。
よって労働環境が悪いブラックな不動産会社では、土日休みが少なく、場合によっては週1日休みになることもあります。
繁忙期には、休日出勤を余儀なくされることもあるようですね。
もちろん不動産業界のすべての企業に当てはまることではないですが、経営状態が悪い会社では休日も不安定になりがちです。
これも募集要項や口コミを確認すれば入社前に気がつけるので、ノルマの有無と同様に欠かさず確認しておきましょう。
ブラック企業が多い理由③ 古い体質の会社が多いから
3つ目の理由として、古い体質の会社が多いこともあげられます。
昔からある業界ゆえに、古い時代の慣習をそのままにしてしまっている会社も多くあるわけですね。
たとえば契約書類に関しても、不動産業界では今だにFAXが主流です。
IT化が遅れているだけでなく、男性を優遇したり体育会系の雰囲気があったりする会社も少なくありません。
世の中的にもモラルに厳しくなっている昨今においては信じられませんが、残念ながら古い体質が残っていることは事実です。
企業の体質についても口コミサイトを調べるのがもっとも効果的なので、実際に働いている人の意見を見て実態を把握しましょう。
取扱い商品の特徴や業界の歴史などによって、ブラック化しやすい部分があるのですね。
そのとおり。すべての企業には当てはまらないけど、ブラック企業が存在することも事実。ただ対策次第で見極められるから、この記事で紹介した内容を実践してみてね。
【補足】不動産業界の概要や向いている人の特徴
この章では、不動産業界の概要についてさくっと解説していきますね。
不動産業界のホワイト企業を探す人のなかには、同業界についてあまり理解できていない人も一定数いるはずだからです。
業界理解が浅い状態で不動産業界のホワイト企業を紹介しても、自分に合った会社を見極められません。
以下の内容を解説していくので、不動産業界について把握できていない人は参考にしてください!
【不動産業界の概要】
- 不動産業界の大まかな分類
- 不動産業界の主な仕事内容
- 不動産業界の平均年収
- 不動産業界に向いている人
不動産業界の大まかな分類
まずは、不動産業界の大まかな分類についてです。
数多くある不動産業界の企業は、大きく以下の3つに分類できます。
【不動産業界の大まかな分類】
- 開発(ディベロッパー)
土地の仕入れから企画、建物が完成するまでの一連の仕事を担当する - 流通(仲介会社)
ディベロッパーに開発された不動産の売買・賃貸契約の仲介をおこなう - 管理(管理会社)
不動産のメンテナンスやトラブル対応など、管理業務をおこなう
基本的にはディベロッパーが土地を開発し、仲介会社が契約をおこない、管理会社がメンテナンスなどを担当する構造です。
不動産業界の勤務経験がなくても、ざっくりとしたイメージはできるのではないでしょうか?
いずれかの事業を専門にビジネスを展開する企業が多いので、不動産業界のなかでも自分がどの分野に携わりたいか決めておくことは重要です。
漠然と不動産業界を志望している人は、まずは同業界のなかでも分類があることを押さえておきましょう。
不動産業界の主な仕事内容
大まかな分類を把握できたら、続いてはより具体的な仕事内容を見ていきましょう。
不動産業界の主な仕事内容は、以下のとおりです。
【不動産業界の仕事内容】
- ディベロッパー
土地情報の収集、土地の購入、マンションやアパートの建築など - 仲介会社(不動産売買)
集客(チラシ・広告など)、ローン審査・申し込み、契約書類作成など - 仲介会社(賃貸契約)
集客(物件情報の掲載)、問い合わせ対応、内見対応、契約書類作成など - 管理会社
オーナー(大家)の開拓・フォロー、入居者対応など
引越しの経験がある人は、仲介会社(賃貸契約)や管理会社については何となくイメージできるはず。
一人暮らしなどをする際、部屋の契約時に利用する会社ですね。
ディベロッパーや仲介会社(不動産売買)はイメージが難しいかもしれませんが、ここでは大まかにでも理解しておけばOKです。
選考に進むなど本格的に志望する際にはもっと深く理解する必要がありますが、一旦は上記のような仕事をすると頭に入れておきましょう。
不動産業界の平均年収
自分が働く業界を決める際には、やはり平均年収も確認しておきたいですよね。
不動産業界の平均年収は、以下のとおりです。
【不動産業界の平均年収】
- 不動産業界全体:418万円
- ディベロッパー:475万円
- 不動産金融:454万円
- ゼネコン/サブコン:445万円
- 土地活用:445万円
- 住宅(ハウスメーカー):424万円
- 設備関連/プラント:416万円
- 建設コンサルタント:411万円
引用:doda「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」
業界全体の平均年収は、418万円でした。
ほかの業界と比較すると、おおよそ真ん中くらいの給与水準となっています。
▼業界別の平均年収ランキング
業種 | 平均年収(全体) |
---|---|
メーカー | 453万円 |
金融 | 448万円 |
総合商社 | 446万円 |
IT/通信 | 444万円 |
メディカル | 426万円 |
建設/プラント/不動産 | 418万円 |
インターネット/広告/メディア | 407万円 |
専門商社 | 406万円 |
サービス | 369万円 |
小売/外食 | 353万円 |
ただ、平均年収475万円のディベロッパーなど、同じ不動産業界でもより多くの収入を得ている分野がいくつかありました。
業界内で差があるのはどの分野でも同じですが、不動産業界を志望する人は平均年収の傾向についても把握しておくとよいでしょう。
不動産業界に向いている人
では不動産業界に向いている人はどんな人なのか。
以下に当てはまる人は、不動産業界が向いているでしょう。
【不動産業界に向いている人の特徴】
- 人と接するのが好き
- コミュニケーション能力が高い
- バリバリ稼いでいきたい
- フットワークが軽い
- 学び続ける意欲がある
不動産業界では、人と接する仕事が基本です。
よって、人と接するのが好きであり、コミュニケーション力が高い人は向いているでしょう。
また、実力主義の会社が多く、給料に加えインセンティブが設定されている企業も多いです。
結果を出せば出すほど稼げるので、「どんどん稼いでいきたい!」と意欲の強い人も不動産業界はぴったりですね!
そして、不動産業界の仕事はあらゆる方面の知識が必要、かつトレンドも常に変わっていくため、学び続ける意欲が必要です。
ここまでの特徴に当てはまる人は、不動産業界が向いているでしょう。
ただ、これらの特徴だけでなく、各企業が求める人物像を把握しておくことも大事ですよ!
なるほど。不動産業界は、大きく開発・流通・管理の3つに分かれているんですね!
そのとおり。不動産業界を志望するなら、まずは基本知識として大まかな分類や仕事内容を把握しておこうね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
不動産業界のホワイト企業を見分ける指標や、3つのランキングをもとに同業界のおすすめ企業などを紹介しました。
土地や建物などを使って事業をおこなう不動産業界は、古くからある定番の分野です。
利益率や平均年収などが優れた会社も多くあるので、就職先の候補としては悪い選択肢ではありません。
ただ取扱い商品の特徴や業界の歴史により、ブラック体質な会社も多くあるのも事実。
しかし、エージェントや口コミサイトを使えば企業の実態は把握できます。
不動産業界のホワイト企業で働きたい人は、有益なサイトを最大限活用して就職・転職活動を進めましょう。
ちなみに、この記事を読み終わったら「【隠れホワイト企業219選】業界・地域・文理別に優良企業を一覧で共有! 」も読んでみてください!
業界や文理別におすすめの隠れ優良企業をまとめています。
知名度は低くてもホワイトな隠れ優良企業は穴場なので、ぜひチェックしてみてくださいね!
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 不動産業界は、土地や建物などの不動産を使って事業をおこなう業界である。
- 不動産業界の優良企業には共通する特徴があるので、ホワイト企業に入社したいなら共通項を指標にすべきである。
- 不動産業界のホワイト企業に入社したいなら、新卒者・転職希望者ともにエージェントサービスを有効活用すべきである。
- 不動産業界にはブラック体質の企業も多くあるので、口コミサイトをフルに活用して実態を見極めるべきである。